1: 2016/10/16(日) 13:01:29.24 ID:DmEUD+eT.net
鞠莉「少しズレた」曜「花火」
前作です読まなくても大丈夫です
前作です読まなくても大丈夫です
2: 2016/10/16(日) 13:02:36.66 ID:DmEUD+eT.net
ー曜部屋
曜『え、いきなり?』
鞠莉『ええ、sorry』
曜『うん、仕事じゃ仕方ないもんね…』
鞠莉『ホントにsorry…明後日には戻るから予定通り泊まりに来てね♪』
曜『うん!明日会えないのは残念だけど、明後日楽しみにしてるよ!』
鞠莉『じゃあgood night』
曜『うん、おやすみ』ピッ
曜(……会えないんだ)
曜(そりゃお仕事なら仕方ないけど…寂しいよ鞠莉ちゃん)
曜『え、いきなり?』
鞠莉『ええ、sorry』
曜『うん、仕事じゃ仕方ないもんね…』
鞠莉『ホントにsorry…明後日には戻るから予定通り泊まりに来てね♪』
曜『うん!明日会えないのは残念だけど、明後日楽しみにしてるよ!』
鞠莉『じゃあgood night』
曜『うん、おやすみ』ピッ
曜(……会えないんだ)
曜(そりゃお仕事なら仕方ないけど…寂しいよ鞠莉ちゃん)
4: 2016/10/16(日) 13:03:21.65 ID:DmEUD+eT.net
ー朝
千歌「おはよー!」
梨子「おはよう、千歌ちゃん…それと曜ちゃん?」
曜「…おはよーそろ」ドンヨリ
千歌「朝からこんな感じで」
梨子「どうしたの?具合悪いの?」
曜「」フルフル
千歌「あはは、実は…」
………
梨子「なんだそんな事」
曜「そんな事!?私にとっては重要なんだよ!?」
梨子「だって、明日には会えるんでしょ?しかも泊まりにいくみたいだし」
曜「同人で満足してる梨子ちゃんにはまだ早いみたいだね?」
梨子「なんですって?同人誌を舐めてるの?」
曜「紙なんか舐めてどうするの?梨子ちゃん」
梨子「はぁ?そういう意味じゃ」
千歌「まぁまぁ、二人とも落ち着いて」
千歌「おはよー!」
梨子「おはよう、千歌ちゃん…それと曜ちゃん?」
曜「…おはよーそろ」ドンヨリ
千歌「朝からこんな感じで」
梨子「どうしたの?具合悪いの?」
曜「」フルフル
千歌「あはは、実は…」
………
梨子「なんだそんな事」
曜「そんな事!?私にとっては重要なんだよ!?」
梨子「だって、明日には会えるんでしょ?しかも泊まりにいくみたいだし」
曜「同人で満足してる梨子ちゃんにはまだ早いみたいだね?」
梨子「なんですって?同人誌を舐めてるの?」
曜「紙なんか舐めてどうするの?梨子ちゃん」
梨子「はぁ?そういう意味じゃ」
千歌「まぁまぁ、二人とも落ち着いて」
5: 2016/10/16(日) 13:04:20.41 ID:DmEUD+eT.net
曜「ゴメン…言いすぎた」
梨子「ううん、私も曜ちゃんの気持は分かるのに」
花丸「それ以前にオラと同人どっちのが大切ずら?」
梨子「ちょっと、その話は!///」
曜「…いつの間に」
千歌「」
梨子「あれ?千歌ちゃん?」
曜「おーい」フリフリ
花丸「早く行かないと遅刻するずら」
梨子「ううん、私も曜ちゃんの気持は分かるのに」
花丸「それ以前にオラと同人どっちのが大切ずら?」
梨子「ちょっと、その話は!///」
曜「…いつの間に」
千歌「」
梨子「あれ?千歌ちゃん?」
曜「おーい」フリフリ
花丸「早く行かないと遅刻するずら」
6: 2016/10/16(日) 13:05:21.81 ID:DmEUD+eT.net
曜(はぁ~休み時間にメッセージ送って見たけど…返信はなし)
「…ちゃん」
曜(忙しいんだろうなぁ…)
千歌「もぅ曜ちゃん!」
曜「うわっ!?ビックリした」
千歌「ビックリした、じゃないよ!何度も呼んだのに!」
曜「ゴメン!考え事してた」
千歌「どうせ、鞠莉さんの事でしょー」
曜「うっうん…」
千歌「会いたいのは分かるけどそれよりお昼食べよ?」
曜「そうだね…梨子ちゃんは?」
千歌「約束あるからって、どっかいっちゃった」
曜「そうなんだ」
「…ちゃん」
曜(忙しいんだろうなぁ…)
千歌「もぅ曜ちゃん!」
曜「うわっ!?ビックリした」
千歌「ビックリした、じゃないよ!何度も呼んだのに!」
曜「ゴメン!考え事してた」
千歌「どうせ、鞠莉さんの事でしょー」
曜「うっうん…」
千歌「会いたいのは分かるけどそれよりお昼食べよ?」
曜「そうだね…梨子ちゃんは?」
千歌「約束あるからって、どっかいっちゃった」
曜「そうなんだ」
7: 2016/10/16(日) 13:06:26.04 ID:DmEUD+eT.net
ー放課後
曜(はぁ~疲れた…授業も身に入らなかったし…)
曜(でも明日は鞠莉ちゃんの所にお泊りだ!早く帰って準備しよう)♪♪♪♪♪♪
曜「誰だろう?…あっ!」ピッ
鞠莉『ハァイ!曜、元気にシャイニーしてるかしら?』
曜「うん、でも…」
鞠莉『でも?』
曜「ううん、何でもない」
曜(寂しくて勉強が身に入らなかったなんてカッコ悪くて言えないよ…)
鞠莉『そう?明日待ってるわね♪』
曜「うん、じゃあ明日ね!」ピッ
曜「ん?んん?なんか体が軽いぞ?」
曜「ヨーソローー!!」ダッシュ
ダイヤ「廊下を走っていいと思ってますの!!?」
曜「ゴメンなさい…」シュン
曜(はぁ~疲れた…授業も身に入らなかったし…)
曜(でも明日は鞠莉ちゃんの所にお泊りだ!早く帰って準備しよう)♪♪♪♪♪♪
曜「誰だろう?…あっ!」ピッ
鞠莉『ハァイ!曜、元気にシャイニーしてるかしら?』
曜「うん、でも…」
鞠莉『でも?』
曜「ううん、何でもない」
曜(寂しくて勉強が身に入らなかったなんてカッコ悪くて言えないよ…)
鞠莉『そう?明日待ってるわね♪』
曜「うん、じゃあ明日ね!」ピッ
曜「ん?んん?なんか体が軽いぞ?」
曜「ヨーソローー!!」ダッシュ
ダイヤ「廊下を走っていいと思ってますの!!?」
曜「ゴメンなさい…」シュン
9: 2016/10/16(日) 13:07:47.76 ID:DmEUD+eT.net
ーホテル
曜(正面から普通に入り鞠莉ちゃんの部屋の所まで行く)
曜(最近ここに来る事が多いからか、前なら一度受付に話してから行くのが)
曜(最近は顔パスである)
曜(扉の前でドアをノックすると、いつも温かく迎えてくれる愛しの鞠莉ちゃん)
鞠莉「曜!待ってたわ」ダキッ
曜「1日ぶり、鞠莉ちゃん」ギュゥ
曜(抱きしめ合って鞠莉ちゃんに会えなかった分のまりちゃん分を補給する)
鞠莉「たった1日だけど、会いたかったわ」
曜「私も、寂しかった」
鞠莉「へぇ~?寂しかったんだ?」
曜「うっ///」
鞠莉「嬉しいわ、そう言ってくれて♪」
鞠莉「立ち話もなんだし、入って」
曜(……廊下って事を忘れてた)
曜(正面から普通に入り鞠莉ちゃんの部屋の所まで行く)
曜(最近ここに来る事が多いからか、前なら一度受付に話してから行くのが)
曜(最近は顔パスである)
曜(扉の前でドアをノックすると、いつも温かく迎えてくれる愛しの鞠莉ちゃん)
鞠莉「曜!待ってたわ」ダキッ
曜「1日ぶり、鞠莉ちゃん」ギュゥ
曜(抱きしめ合って鞠莉ちゃんに会えなかった分のまりちゃん分を補給する)
鞠莉「たった1日だけど、会いたかったわ」
曜「私も、寂しかった」
鞠莉「へぇ~?寂しかったんだ?」
曜「うっ///」
鞠莉「嬉しいわ、そう言ってくれて♪」
鞠莉「立ち話もなんだし、入って」
曜(……廊下って事を忘れてた)
10: 2016/10/16(日) 13:08:47.44 ID:DmEUD+eT.net
鞠莉「見せたいものがあるの」
曜(お喋りして映画見て、夕飯を食べた後に鞠莉ちゃんに言われた)
鞠莉「ついて来て」
曜(鞠莉ちゃんに着いて部屋を出て上の階へ)
曜(そして、辿り着いた場所は)
曜(お喋りして映画見て、夕飯を食べた後に鞠莉ちゃんに言われた)
鞠莉「ついて来て」
曜(鞠莉ちゃんに着いて部屋を出て上の階へ)
曜(そして、辿り着いた場所は)
11: 2016/10/16(日) 13:10:01.55 ID:DmEUD+eT.net
ー屋上
曜「ここは?」
鞠莉「屋上よこのホテルの」
曜「見せたいものって?」
鞠莉「…」
曜(何も言わずに頭上を指差す鞠莉ちゃんにつられて上を見上げる)
曜「うわぁ!凄く綺麗」
曜(澄んだ空気のおかげか満月と満天の星空がよく見える)
鞠莉「別に星座とか詳しい訳じゃないんだけどね」
鞠莉「ここから見える星や風景が好きで曜に見せたかったのよ」
曜「ここは?」
鞠莉「屋上よこのホテルの」
曜「見せたいものって?」
鞠莉「…」
曜(何も言わずに頭上を指差す鞠莉ちゃんにつられて上を見上げる)
曜「うわぁ!凄く綺麗」
曜(澄んだ空気のおかげか満月と満天の星空がよく見える)
鞠莉「別に星座とか詳しい訳じゃないんだけどね」
鞠莉「ここから見える星や風景が好きで曜に見せたかったのよ」
12: 2016/10/16(日) 13:11:21.02 ID:DmEUD+eT.net
鞠莉「気に入っていくれたかしら?」
曜「うん!こんなに素敵な景色見せてくれてありがとう!」
曜(ここで、鞠莉ちゃんのが綺麗だよっていえたらな……)
鞠莉「それはよかったわ♪」
鞠莉「前から思っていたけど曜の髪の色って月みたいに優しいわよね」
曜「そっそうかな?」
曜(そんな事いきなり言われたらドキドキしちゃうよ)
曜「なっなら、鞠莉ちゃんは太陽だね」
曜「眩しいくらいにキレイだもん」
曜「うん!こんなに素敵な景色見せてくれてありがとう!」
曜(ここで、鞠莉ちゃんのが綺麗だよっていえたらな……)
鞠莉「それはよかったわ♪」
鞠莉「前から思っていたけど曜の髪の色って月みたいに優しいわよね」
曜「そっそうかな?」
曜(そんな事いきなり言われたらドキドキしちゃうよ)
曜「なっなら、鞠莉ちゃんは太陽だね」
曜「眩しいくらいにキレイだもん」
13: 2016/10/16(日) 13:12:34.47 ID:DmEUD+eT.net
鞠莉「なら曜も太陽だわ、私の心をいつも温かくしてくれる」
曜「なら鞠莉ちゃんは月、私の心を優しく照らしてくれる」
鞠莉「……」
曜「……」
鞠莉「私たち何を言ってるのかしらね?」
曜「本当だね」
鞠莉「さぁ戻りましょう、これ以上は冷えて風邪引くわ」
曜「うん、手」
鞠莉「ええ」
曜(外の空気はひんやりしてたけど、鞠莉ちゃんの手は凄く温かかった)
曜「なら鞠莉ちゃんは月、私の心を優しく照らしてくれる」
鞠莉「……」
曜「……」
鞠莉「私たち何を言ってるのかしらね?」
曜「本当だね」
鞠莉「さぁ戻りましょう、これ以上は冷えて風邪引くわ」
曜「うん、手」
鞠莉「ええ」
曜(外の空気はひんやりしてたけど、鞠莉ちゃんの手は凄く温かかった)
14: 2016/10/16(日) 13:13:45.12 ID:DmEUD+eT.net
ー鞠莉部屋ベッドの中
曜「さっきはありがとう」
鞠莉「いいえ、曜とはなんでも共有していたいもの」
鞠莉「ねぇ、曜?」
曜「なに?」
鞠莉「前にアルバム見せて貰ったじゃない?」
曜「うん…そういえば鞠莉ちゃんの見せて貰ってないや」
鞠莉「後で見せるわよ」
曜「約束だよ?」
鞠莉「ええ、それでねアルバムの中には曜がいて、千歌っちや果南がいて」
鞠莉「少し、羨ましかった」
曜「?」
鞠莉「私は小学生の時にこっちに来て果南とダイヤに出会った」
曜「うん」
鞠莉「でも、当たり前だけど…それより前に私がいないのが少しだけね、寂しかった」
曜「さっきはありがとう」
鞠莉「いいえ、曜とはなんでも共有していたいもの」
鞠莉「ねぇ、曜?」
曜「なに?」
鞠莉「前にアルバム見せて貰ったじゃない?」
曜「うん…そういえば鞠莉ちゃんの見せて貰ってないや」
鞠莉「後で見せるわよ」
曜「約束だよ?」
鞠莉「ええ、それでねアルバムの中には曜がいて、千歌っちや果南がいて」
鞠莉「少し、羨ましかった」
曜「?」
鞠莉「私は小学生の時にこっちに来て果南とダイヤに出会った」
曜「うん」
鞠莉「でも、当たり前だけど…それより前に私がいないのが少しだけね、寂しかった」
15: 2016/10/16(日) 13:15:04.88 ID:DmEUD+eT.net
曜(子供の頃から私にとっては幼馴染の二人がいるのは当たり前だった)
曜(一緒にい遊んではしゃいで同じ様に成長して)
曜(でも…)
鞠莉「sorry、曜いきなりこんな話しして」
曜(ベットの中だから暗くてよく表情は見えないけど)
曜(寂しそうに、笑ってる様な気がした)
曜「鞠莉ちゃん」
曜「確かに一緒にいた時間は千歌ちゃん達に比べれば全然少ないと思う」
曜「でも、これから、これから一緒に作っていきたい、他の誰でもない鞠莉ちゃんと」
鞠莉「…曜」
鞠莉「でも早く卒業してしまうわ」
鞠莉「そしたら私は外国に行く」
曜「うん」
曜(外国…それは必然的に会えない事を意味している)
曜(一日二日じゃない年単位だ)
曜(一緒にい遊んではしゃいで同じ様に成長して)
曜(でも…)
鞠莉「sorry、曜いきなりこんな話しして」
曜(ベットの中だから暗くてよく表情は見えないけど)
曜(寂しそうに、笑ってる様な気がした)
曜「鞠莉ちゃん」
曜「確かに一緒にいた時間は千歌ちゃん達に比べれば全然少ないと思う」
曜「でも、これから、これから一緒に作っていきたい、他の誰でもない鞠莉ちゃんと」
鞠莉「…曜」
鞠莉「でも早く卒業してしまうわ」
鞠莉「そしたら私は外国に行く」
曜「うん」
曜(外国…それは必然的に会えない事を意味している)
曜(一日二日じゃない年単位だ)
16: 2016/10/16(日) 13:16:15.38 ID:DmEUD+eT.net
鞠莉「会える時間はなくなるわ」
鞠莉「それでも…それでも私を好きでいてくれるのかしら?」
曜「いるよ、全く会えなくても、鞠莉ちゃんが鬱陶しがっても好きでいる」
鞠莉「ありがとう…なら私はあなたの元に必ず帰ってくるわ」
曜「来ないなら探しに行くよ、引っ張ってでもここに連れて帰ってくる」
曜「だからっんんっ!?」
鞠莉「」チュッ
鞠莉「…んっ……ありがとう曜、あなたを愛してるわ」
曜「うん、私も愛してるよ」
鞠莉「それでも…それでも私を好きでいてくれるのかしら?」
曜「いるよ、全く会えなくても、鞠莉ちゃんが鬱陶しがっても好きでいる」
鞠莉「ありがとう…なら私はあなたの元に必ず帰ってくるわ」
曜「来ないなら探しに行くよ、引っ張ってでもここに連れて帰ってくる」
曜「だからっんんっ!?」
鞠莉「」チュッ
鞠莉「…んっ……ありがとう曜、あなたを愛してるわ」
曜「うん、私も愛してるよ」
18: 2016/10/16(日) 13:17:24.54 ID:DmEUD+eT.net
ー朝
鞠莉「…」ツンツン
曜「んん?」
鞠莉「起きたかしら?」
曜「……おはよう」ふぁ~
鞠莉「good morning」
鞠莉「顔、洗ってきて、そしたら出かけましょう」
鞠莉「…」ツンツン
曜「んん?」
鞠莉「起きたかしら?」
曜「……おはよう」ふぁ~
鞠莉「good morning」
鞠莉「顔、洗ってきて、そしたら出かけましょう」
19: 2016/10/16(日) 13:19:11.94 ID:DmEUD+eT.net
曜(ホテルを後にした私たちは昼食をとった後お店を巡っていた)
曜「ねぇねぇ次はどこに行ってみる?」
鞠莉「そうねぇ…あっあのアクセサリーショップに行きましょ♪」
曜(店内は普通のアクセサリーショップだったけど)
曜「こんなお店あったんだ」
鞠莉「私も初めて知ったわ」
鞠莉「あっねぇ曜これ買いましょ」
曜「イヤリング?」
鞠莉「ええ、太陽と月の二種類」
曜「別にいいけど、どっちが太陽で月?
曜「ねぇねぇ次はどこに行ってみる?」
鞠莉「そうねぇ…あっあのアクセサリーショップに行きましょ♪」
曜(店内は普通のアクセサリーショップだったけど)
曜「こんなお店あったんだ」
鞠莉「私も初めて知ったわ」
鞠莉「あっねぇ曜これ買いましょ」
曜「イヤリング?」
鞠莉「ええ、太陽と月の二種類」
曜「別にいいけど、どっちが太陽で月?
21: 2016/10/16(日) 13:20:13.63 ID:DmEUD+eT.net
鞠莉「昨日屋上で話した事覚えてる?」
曜「もちろん」
鞠莉「どっちがじゃなくて、どっちもよ♪」
曜「なるほど、片方ずつでって事だね」
鞠莉「Yes!」
曜「もちろん」
鞠莉「どっちがじゃなくて、どっちもよ♪」
曜「なるほど、片方ずつでって事だね」
鞠莉「Yes!」
22: 2016/10/16(日) 13:21:27.92 ID:DmEUD+eT.net
鞠莉「付けてあげる」パチン
曜「じゃあわたしも付けてあげる」パチン
鞠莉「陽と月どっちも私たちだものね♪」
曜「うん、でも付け慣れてないせいか違和感あるね…」
鞠莉「その内慣れるわよ」
曜(そしていつもの様にキスして家に帰って)
鞠莉(隣に曜がいる当たり前の日常に戻っていく)
曜(でも…時間は待ってはくれない)
鞠莉(その日が来るのはあっという間だから)
曜「じゃあわたしも付けてあげる」パチン
鞠莉「陽と月どっちも私たちだものね♪」
曜「うん、でも付け慣れてないせいか違和感あるね…」
鞠莉「その内慣れるわよ」
曜(そしていつもの様にキスして家に帰って)
鞠莉(隣に曜がいる当たり前の日常に戻っていく)
曜(でも…時間は待ってはくれない)
鞠莉(その日が来るのはあっという間だから)
23: 2016/10/16(日) 13:22:52.19 ID:DmEUD+eT.net
ー理事長室
曜「ひっく…ゴメンね…泣くつもりなんて…グス」
鞠莉「ううん、ありがとう曜」
曜「おっ…ひっ…そっ卒業おめでとう」
鞠莉「ありがとう」ダキッ
曜「うっうわぁぁー行かないでよ、ずっと側にいてよ…ヒック」
鞠莉「sorry…行かなきゃいけないから…」
曜(見っともないと思った…泣いたって鞠莉ちゃんが旅立つのは変わらない)
曜(笑って送り出したかった…でもムリだった)
鞠莉「曜泣かないで、約束したでしょう?必ずと戻って来るって」
鞠莉「もし来なければどうしてくれるのだったかしら?」
曜「うっ…つ、連れて帰って…」
鞠莉「ええ」
曜「まっ鞠莉ちゃん…待ってるから」
鞠莉「ええ」
曜「行ってらっしゃい」
鞠莉「ありがとう」
曜「ひっく…ゴメンね…泣くつもりなんて…グス」
鞠莉「ううん、ありがとう曜」
曜「おっ…ひっ…そっ卒業おめでとう」
鞠莉「ありがとう」ダキッ
曜「うっうわぁぁー行かないでよ、ずっと側にいてよ…ヒック」
鞠莉「sorry…行かなきゃいけないから…」
曜(見っともないと思った…泣いたって鞠莉ちゃんが旅立つのは変わらない)
曜(笑って送り出したかった…でもムリだった)
鞠莉「曜泣かないで、約束したでしょう?必ずと戻って来るって」
鞠莉「もし来なければどうしてくれるのだったかしら?」
曜「うっ…つ、連れて帰って…」
鞠莉「ええ」
曜「まっ鞠莉ちゃん…待ってるから」
鞠莉「ええ」
曜「行ってらっしゃい」
鞠莉「ありがとう」
24: 2016/10/16(日) 13:24:58.03 ID:DmEUD+eT.net
曜(そういった彼女の眼から一筋の涙が流れたのは今でも覚えている)
曜(それから1年後私も卒業した)
曜(それからまた1年たって善子ちゃん達も卒業した)
曜(ほんの数年で何が変わる訳じゃない…あるとすれば私は定期船で仕事しながらお金を貯めていた)
曜(後、梨子ちゃんと花丸ちゃんは同棲している)
曜(そして私の彼女は)
曜(戻って来なかった)
曜(それから1年後私も卒業した)
曜(それからまた1年たって善子ちゃん達も卒業した)
曜(ほんの数年で何が変わる訳じゃない…あるとすれば私は定期船で仕事しながらお金を貯めていた)
曜(後、梨子ちゃんと花丸ちゃんは同棲している)
曜(そして私の彼女は)
曜(戻って来なかった)
26: 2016/10/16(日) 13:28:28.33 ID:DmEUD+eT.net
曜(船に乗りながら彼女が以前いたホテルを見ながら彼女の帰りをただただ待っていた…)
曜(必ず顔を見せに戻ってくる、そう思っていた)
曜(でも一月、半年、一年経っても)
曜(帰って来ない…だから)
千歌「本気なの?」
曜「うん」
梨子「今の仕事はどうするの?」
曜「…辞めるよ」
曜(父に憧れてこの仕事に就いた…けれど)
曜(私の心はもう……待てなかった)
千歌「曜ちゃんのお父さんには言ったの?」
曜「うん」
梨子「なんて言ってたの?」
曜「ちゃんと戻って来ればいいって」
梨子「そっか…」
曜「だから、連れて帰って来る」
梨子「じゃあ」
千歌「友達から」
千歌・梨子「「餞別!!」」
曜「えっ?」
曜(渡された封筒…多分お金だろう)
曜(必ず顔を見せに戻ってくる、そう思っていた)
曜(でも一月、半年、一年経っても)
曜(帰って来ない…だから)
千歌「本気なの?」
曜「うん」
梨子「今の仕事はどうするの?」
曜「…辞めるよ」
曜(父に憧れてこの仕事に就いた…けれど)
曜(私の心はもう……待てなかった)
千歌「曜ちゃんのお父さんには言ったの?」
曜「うん」
梨子「なんて言ってたの?」
曜「ちゃんと戻って来ればいいって」
梨子「そっか…」
曜「だから、連れて帰って来る」
梨子「じゃあ」
千歌「友達から」
千歌・梨子「「餞別!!」」
曜「えっ?」
曜(渡された封筒…多分お金だろう)
27: 2016/10/16(日) 13:29:51.48 ID:DmEUD+eT.net
曜「受け取れないよ!」
千歌「いいからいいから」
梨子「その代わりちゃんと戻ってきて?」
千歌「戻って来たら美味しい物でも奢ってもらうから」
梨子「うんうん、鞠莉さんはお金持ちだし同人誌沢山買って貰おう」
千歌「梨子ちゃん…花丸ちゃんに怒られるよ?」
梨子「うっ大丈夫…バレなきゃ」
梨子「なんなら千歌ちゃんの部屋に置かせて?」
千歌「やだよー」
曜「ふたりとも」
梨子「だから」
千歌「行ってらっしゃい」
千歌・梨子「帰り楽しみに待ってるから」
千歌「いいからいいから」
梨子「その代わりちゃんと戻ってきて?」
千歌「戻って来たら美味しい物でも奢ってもらうから」
梨子「うんうん、鞠莉さんはお金持ちだし同人誌沢山買って貰おう」
千歌「梨子ちゃん…花丸ちゃんに怒られるよ?」
梨子「うっ大丈夫…バレなきゃ」
梨子「なんなら千歌ちゃんの部屋に置かせて?」
千歌「やだよー」
曜「ふたりとも」
梨子「だから」
千歌「行ってらっしゃい」
千歌・梨子「帰り楽しみに待ってるから」
28: 2016/10/16(日) 13:31:32.57 ID:DmEUD+eT.net
曜(友人に見送られて私は旅立った)
曜(英語も勉強はしたけど、いざとなったら翻訳アプリでどうにかして)
曜(とりあえず、彼女のホテルの系列を辿ってイタリアに向かった)
曜(空港について辿々しい英語を使いながら)
曜(どうにか鞠莉ちゃんのホテルと同じ系列の場所を見つけた)
曜(話しを聞いてみて鞠莉ちゃんの名前は出てきたけどここにはいない事がわかった)
曜(どこにいるのかも分からなかった)
曜「簡単にはいかないか」
曜(次は隣フランスに行くことにした)
曜「カロスだヨーソロー!!」
曜(なんか叫びたくなったから叫んでみたら周りに変な目で見られた)
曜(フランスでも鞠莉ちゃんの情報は手に入らなかった)
曜(英語も勉強はしたけど、いざとなったら翻訳アプリでどうにかして)
曜(とりあえず、彼女のホテルの系列を辿ってイタリアに向かった)
曜(空港について辿々しい英語を使いながら)
曜(どうにか鞠莉ちゃんのホテルと同じ系列の場所を見つけた)
曜(話しを聞いてみて鞠莉ちゃんの名前は出てきたけどここにはいない事がわかった)
曜(どこにいるのかも分からなかった)
曜「簡単にはいかないか」
曜(次は隣フランスに行くことにした)
曜「カロスだヨーソロー!!」
曜(なんか叫びたくなったから叫んでみたら周りに変な目で見られた)
曜(フランスでも鞠莉ちゃんの情報は手に入らなかった)
31: 2016/10/16(日) 13:34:34.22 ID:DmEUD+eT.net
曜「次は何処に行こう…」
曜(安いホテルを探して借りた部屋で次の行き先を考える)
曜「ちょっと遠くに行ってみようかな?」
曜(でも所持金の都合もある…まだ大丈夫だけど)
曜「はぁ~どうしよう」
曜(鞠莉ちゃん…何処にいるのさ?両耳に付いた陽と月のイヤリング)
曜(あの日お互いに付けた日から肌身離さず身につけていた)
曜(安いホテルを探して借りた部屋で次の行き先を考える)
曜「ちょっと遠くに行ってみようかな?」
曜(でも所持金の都合もある…まだ大丈夫だけど)
曜「はぁ~どうしよう」
曜(鞠莉ちゃん…何処にいるのさ?両耳に付いた陽と月のイヤリング)
曜(あの日お互いに付けた日から肌身離さず身につけていた)
33: 2016/10/16(日) 13:36:40.53 ID:DmEUD+eT.net
曜「ううん?」
曜(いつの間にか寝てたらしい)
曜「チェックアウトまで多少時間はあるしそれまで行くとこ決めなきゃ」
曜(よしこういう時はクジで…)
曜(…………ここだ!)
曜(………………ほう?)
曜(いつの間にか寝てたらしい)
曜「チェックアウトまで多少時間はあるしそれまで行くとこ決めなきゃ」
曜(よしこういう時はクジで…)
曜(…………ここだ!)
曜(………………ほう?)
34: 2016/10/16(日) 13:38:36.60 ID:DmEUD+eT.net
ーロシア
曜「寒い…寒いよこんな所にはいないよ絶対」
曜(とりあえず安めのホテル探そ、う?)
曜(その時、目を疑った…)
曜「綺麗な人」
曜(思わず口に出てしまった…彼女と同じ金髪でも違う人である事は間違いない)
曜(1センチ低く1センチ多い…何より瞳がブルーだ)
曜「寒い…寒いよこんな所にはいないよ絶対」
曜(とりあえず安めのホテル探そ、う?)
曜(その時、目を疑った…)
曜「綺麗な人」
曜(思わず口に出てしまった…彼女と同じ金髪でも違う人である事は間違いない)
曜(1センチ低く1センチ多い…何より瞳がブルーだ)
36: 2016/10/16(日) 13:41:10.28 ID:DmEUD+eT.net
「?」
曜「」
曜(じっと見てたからだろうか、その人がこちらを見る)
「あなた、日本から来たの?」
曜「えっええ、はい」
曜(ここにきて日本語を話せる人に会えるとは思わなかった)
「そんな薄着で、寒いでしょう?私の家すぐなのよ、いらっしゃい」
曜「でっでも迷惑なんじゃ…」ぐぅ~
曜「あっ///」
「お腹も減ってるんじゃない…迷惑じゃないからいらっしゃい」
曜「」
曜(じっと見てたからだろうか、その人がこちらを見る)
「あなた、日本から来たの?」
曜「えっええ、はい」
曜(ここにきて日本語を話せる人に会えるとは思わなかった)
「そんな薄着で、寒いでしょう?私の家すぐなのよ、いらっしゃい」
曜「でっでも迷惑なんじゃ…」ぐぅ~
曜「あっ///」
「お腹も減ってるんじゃない…迷惑じゃないからいらっしゃい」
38: 2016/10/16(日) 13:43:34.85 ID:DmEUD+eT.net
曜(お姉さんに連れられて一軒家に着いた)
「ここが私の家よ、ちょっと座って待っててね」
曜「はい、すいません」
「お待たせ、とりあえず食事にしましょ」
曜「!お米だー!」
「ふふ、私の友人が作ってるのよ日本でだけどね」
「沢山食べて」
曜「いただきます!」
曜「お米とか久しぶりに食べるんですよ」
「そう、喜んでくれて何よりだわ」
「ここが私の家よ、ちょっと座って待っててね」
曜「はい、すいません」
「お待たせ、とりあえず食事にしましょ」
曜「!お米だー!」
「ふふ、私の友人が作ってるのよ日本でだけどね」
「沢山食べて」
曜「いただきます!」
曜「お米とか久しぶりに食べるんですよ」
「そう、喜んでくれて何よりだわ」
40: 2016/10/16(日) 13:46:21.29 ID:DmEUD+eT.net
「で?どうしてロシアに?旅行には見えないけど…」
曜「……」
「あっ無理には聞かないわ」
曜「いえ…そういう訳じゃないんです」
曜(恋人を探してあちこちの国を旅してきた事を話す)
「そうだったの…」
曜「ごめんなさい…重かったですよね」
「そんな事ないわ、そうねここであったのも何かの縁だし」
「ある国に私の友人がいるの、占い師をしてるのだけど会ってみない?」
曜「……」
「あっ無理には聞かないわ」
曜「いえ…そういう訳じゃないんです」
曜(恋人を探してあちこちの国を旅してきた事を話す)
「そうだったの…」
曜「ごめんなさい…重かったですよね」
「そんな事ないわ、そうねここであったのも何かの縁だし」
「ある国に私の友人がいるの、占い師をしてるのだけど会ってみない?」
41: 2016/10/16(日) 13:48:39.30 ID:DmEUD+eT.net
曜「占い師、ですか?」
「占いは信じないかしら?」
曜「いえ、そういう訳じゃ」
曜(鞠莉ちゃんに会えるなら藁にも縋りたいくらいだ)
「不安かもしれないけど実力は折り紙つきよ?後あなたと同じ日本人よ」
曜「その人を紹介して貰っていいですか?」
「もちろん、私から連絡して空港で落ち合う様にしておくわ」
曜「ありがとうございます!で、その場所は?」
「ラスベガスよ!」
曜(oh…)
「占いは信じないかしら?」
曜「いえ、そういう訳じゃ」
曜(鞠莉ちゃんに会えるなら藁にも縋りたいくらいだ)
「不安かもしれないけど実力は折り紙つきよ?後あなたと同じ日本人よ」
曜「その人を紹介して貰っていいですか?」
「もちろん、私から連絡して空港で落ち合う様にしておくわ」
曜「ありがとうございます!で、その場所は?」
「ラスベガスよ!」
曜(oh…)
45: 2016/10/16(日) 13:51:35.02 ID:DmEUD+eT.net
「それじゃあ気をつけてね」
曜「本当に泊めてもらったりありがとうございます」ぺこり
「いいのよ、会えるといいわね愛しの彼女さんに」
曜「はい!それではまた何処かで」
「ええ」
曜(そして私はラスベガスへ向かった)
曜「本当に泊めてもらったりありがとうございます」ぺこり
「いいのよ、会えるといいわね愛しの彼女さんに」
曜「はい!それではまた何処かで」
「ええ」
曜(そして私はラスベガスへ向かった)
47: 2016/10/16(日) 13:52:42.82 ID:DmEUD+eT.net
ーラスベガス
曜「待ち合わせ場所はここ、だよね?」
「あっ!おったおった、はじめまして、渡辺曜さんかな?」
曜「あっはい!」
「ウチが紹介された占い師や」
曜「よろしくお願いします」
「話は聞いてるから、こっち来て」
曜(連れて来られたのは雰囲気は出てる小部屋)
曜(机の上には水晶玉とタロットカード)
「リラックスしてな?探し人を思い浮かべてこの中からカードを選ぶんや」
曜(鞠莉ちゃん…)
曜「待ち合わせ場所はここ、だよね?」
「あっ!おったおった、はじめまして、渡辺曜さんかな?」
曜「あっはい!」
「ウチが紹介された占い師や」
曜「よろしくお願いします」
「話は聞いてるから、こっち来て」
曜(連れて来られたのは雰囲気は出てる小部屋)
曜(机の上には水晶玉とタロットカード)
「リラックスしてな?探し人を思い浮かべてこの中からカードを選ぶんや」
曜(鞠莉ちゃん…)
50: 2016/10/16(日) 13:55:29.20 ID:DmEUD+eT.net
曜「このカードで」
「ほな……」
曜「?」
「ラブレスワーーーッ!」
曜「!?」ビクッ
曜(なっなにいきなり!?)
「…海……南国」
曜「えっと、結果は?」
「ほな……」
曜「?」
「ラブレスワーーーッ!」
曜「!?」ビクッ
曜(なっなにいきなり!?)
「…海……南国」
曜「えっと、結果は?」
51: 2016/10/16(日) 13:59:38.01 ID:DmEUD+eT.net
「南の島やね、夕暮れの海岸そこで再開すると出てるんよ」
曜「南国って…」
「ハワイやね」
曜「ハワイですか…」
「もちろん信じるか信じないかは曜さん次第や」
曜「いえ、行ってみます」
「そか、気をつけてな?」
曜「ありがとうございます」ぺこり
「ええんよ…後一つ」
曜「はい?」
「友達は大切に、な」
曜「それは大丈夫です!」
「頑張るんよ」
曜「南国って…」
「ハワイやね」
曜「ハワイですか…」
「もちろん信じるか信じないかは曜さん次第や」
曜「いえ、行ってみます」
「そか、気をつけてな?」
曜「ありがとうございます」ぺこり
「ええんよ…後一つ」
曜「はい?」
「友達は大切に、な」
曜「それは大丈夫です!」
「頑張るんよ」
53: 2016/10/16(日) 14:05:04.29 ID:DmEUD+eT.net
ーハワイ
曜「暑い…暑いよ……」
曜(スマホで鞠莉ちゃんの写真を見せて歩きながらふらふらと歩く)
曜(でも一向に手掛かりはゼロ)
曜(高校の時の写真じゃダメなのかな…)
曜「陽も落ち始めてるし…」
曜(海で泳ぎたい…な」
曜「暑い…暑いよ……」
曜(スマホで鞠莉ちゃんの写真を見せて歩きながらふらふらと歩く)
曜(でも一向に手掛かりはゼロ)
曜(高校の時の写真じゃダメなのかな…)
曜「陽も落ち始めてるし…」
曜(海で泳ぎたい…な」
54: 2016/10/16(日) 14:06:20.48 ID:DmEUD+eT.net
曜(陽が海に落ちていく様子でも見ているのだろうか)
曜(茜色に染まる海岸で何を思っているのだろうか?)
曜(でも、そんな事どうでも良かった)てくてく
曜(身長も少し高くなった気もする、髪の毛で輪っかを作ってないけど)
曜(雰囲気と耳のイヤリングそれで分かる)
曜「………見つけた」
「!」
曜(茜色に染まる海岸で何を思っているのだろうか?)
曜(でも、そんな事どうでも良かった)てくてく
曜(身長も少し高くなった気もする、髪の毛で輪っかを作ってないけど)
曜(雰囲気と耳のイヤリングそれで分かる)
曜「………見つけた」
「!」
56: 2016/10/16(日) 14:08:22.03 ID:DmEUD+eT.net
曜「見つけたよ、鞠莉ちゃん」
鞠莉「曜…どうして?」
曜「約束したよね?来なければつれ戻すって」
鞠莉「ええ、約束したわね」
曜(キラリと光る両耳のイヤリング)
曜(私と同じで肌身離さず付けていてくれたんだろう)
曜「聞いてもいいかな?」
鞠莉「なんでも答えるわ」
鞠莉「曜…どうして?」
曜「約束したよね?来なければつれ戻すって」
鞠莉「ええ、約束したわね」
曜(キラリと光る両耳のイヤリング)
曜(私と同じで肌身離さず付けていてくれたんだろう)
曜「聞いてもいいかな?」
鞠莉「なんでも答えるわ」
58: 2016/10/16(日) 14:11:11.34 ID:DmEUD+eT.net
曜「どうして連絡一つくれなかったの?」
鞠莉「…船で移動してる時にね?甲板でスマホ弄ってたの」
鞠莉「そしたらスマホ落としちゃって…」
鞠莉「落とした時点でもう諦めてはいたのだけど…たまたま泳いでたサメにスマホ食べられちゃって」
曜「……サメ?」
鞠莉「サメ…事実よ」
曜(今度見つけてフカヒレにしてやる)
鞠莉「…船で移動してる時にね?甲板でスマホ弄ってたの」
鞠莉「そしたらスマホ落としちゃって…」
鞠莉「落とした時点でもう諦めてはいたのだけど…たまたま泳いでたサメにスマホ食べられちゃって」
曜「……サメ?」
鞠莉「サメ…事実よ」
曜(今度見つけてフカヒレにしてやる)
60: 2016/10/16(日) 14:14:57.21 ID:DmEUD+eT.net
曜「じゃあどうして、スマホなくても内浦に戻る事はできたんじゃ!」
鞠莉「sorry、仕事を言い訳にしたくないけど忙しかったのよ」
曜「どれだけ…どれだけ心配して、待ったと思ってるの」
曜「ほんっ、とにあいたくて」
曜「ずっと、抱きしめて欲しかった」
鞠莉「ごめんなさい、曜」ダキっ
曜「うん、グスっ…待ってたんだから」
鞠莉「お待たせ、曜、遅れたけど卒業おめでとう」
曜「もうずっと…」
鞠莉「ええ、離さないわ」
鞠莉「sorry、仕事を言い訳にしたくないけど忙しかったのよ」
曜「どれだけ…どれだけ心配して、待ったと思ってるの」
曜「ほんっ、とにあいたくて」
曜「ずっと、抱きしめて欲しかった」
鞠莉「ごめんなさい、曜」ダキっ
曜「うん、グスっ…待ってたんだから」
鞠莉「お待たせ、曜、遅れたけど卒業おめでとう」
曜「もうずっと…」
鞠莉「ええ、離さないわ」
61: 2016/10/16(日) 14:15:54.17 ID:DmEUD+eT.net
終わり
62: 2016/10/16(日) 14:16:17.76 ID:DmEUD+eT.net
・
・
・
・
・
・
・
・
『でいいんですの?』
……
『会えて良かったですわね、でも』
………
『まだ、やり残した事もあるのでしょう?』
…………
『もちろん、それでいいなら構いませんわ』
……………
『最終的には再開できたのですし』
………………
『ですが』
…………………
『探す為に長い年月をかけて』
…………………
『サメにスマホ食され、多忙が故に会えず』
…………………
『本来なら…もっと』
…………………
『幸せな時間を作れたでしょう?』
…………………
・
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『でいいんですの?』
……
『会えて良かったですわね、でも』
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『まだ、やり残した事もあるのでしょう?』
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『もちろん、それでいいなら構いませんわ』
……………
『最終的には再開できたのですし』
………………
『ですが』
…………………
『探す為に長い年月をかけて』
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『サメにスマホ食され、多忙が故に会えず』
…………………
『本来なら…もっと』
…………………
『幸せな時間を作れたでしょう?』
…………………
65: 2016/10/16(日) 14:21:16.15 ID:DmEUD+eT.net
『というか、時間流れるの早すぎですわ』
…………………
『こんなに早く歳とってわ困りますわよ』
…………………
『こっちは卒業は愚かクリスマス、お正月もまだですわよ?』
『二期もだね』
…………………
『第一まだfirstliveも終わってませんわよ?』
『ぅゅ』
……………………
『可能性なんて幾らでもありますわ』
……………………
『live落ちる可能性もね』
『やめてくださる?』
……………………
『まだまだこれからなのですわよ?』
……………………
『もっとしたい事、やりたい事があるのなら』
……………………
…………………
『こんなに早く歳とってわ困りますわよ』
…………………
『こっちは卒業は愚かクリスマス、お正月もまだですわよ?』
『二期もだね』
…………………
『第一まだfirstliveも終わってませんわよ?』
『ぅゅ』
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『可能性なんて幾らでもありますわ』
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『live落ちる可能性もね』
『やめてくださる?』
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『まだまだこれからなのですわよ?』
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『もっとしたい事、やりたい事があるのなら』
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69: 2016/10/16(日) 14:48:36.68 ID:RERyLizR.net
本当に終わりつきあってくれた方はありがとう
引用: 鞠莉「月は陽で」曜「陽は月で」
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