189: ◆3QM4YFmpGw 2015/05/22(金) 23:57:23.16 ID:1Zew3Ep70


モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」シリーズです


前回はコチラ


新人さんをwktk待ちながらも投下ー

190: 2015/05/22(金) 23:58:11.37 ID:1Zew3Ep70

ファイア「ファイアズムサイズ、フレアッ!」

地面に突き立てられた鎌を中心にして、地面から黒い炎が次々と立ち上る。

東郷「広範囲に広がる技か……だが遅いね」

そして、マーセナリー東郷はそれよりも速く駆け、エンジェリックファイアとの距離を詰めた。

ファイア「ファイアズムサイズ……ブーメラン!」

新たに精製した鎌を二振りマーセナリー東郷へと投げつけ、更にもう一振り手元に生み出す。

東郷「ふむ、その手数の多さは少々厄介だね」

ブーメランのように飛んでくる鎌を難なくかわし、マーセナリー東郷は一度エンジェリックファイアと距離をとった。

東郷「……本来は使わない予定だったけれど、仕方ないかな?」

マーセナリー東郷は口元を軽く歪めた。

東郷「おいで、ハナ。オリハルコン、セパ……」

カレンヴィー「ストップストーップ!」

聖來「二人とも、そんな事してる場合じゃないですよ!」

しかし、それをカレンヴィーと水木聖來の二人が遮った。

ファイア「聖來ちゃん……?」

東郷「……一体何だと言うんだい?」

少し不機嫌そうにお互い矛を収め、聖來とカレンヴィーに近寄る。

聖來「さっき、01ちゃんが言ってたの。アタリのチケットが三枚しか無いって!」

東郷「何……?」

ファイア「何ですって……!?」

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それは、なんでもないようなとある日のこと。

~中略~

「アイドルマスターシンデレラガールズ」を元ネタにしたシェアワールドです。
・ざっくり言えば『超能力使えたり人間じゃなかったりしたら』の参加型スレ。



191: 2015/05/22(金) 23:59:18.19 ID:1Zew3Ep70
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会場中央、最初に選手たちが集められた場所に、再び選手たちが集まっていた。

聖來、エンジェリックファイア、マーセナリー東郷、カレンヴィーの四人を除いて。

ナイト「ねえ、それホントなの?」

01「間違いないであります。上空へ上ってからずっと見ていましたから」

アビスナイトの問いかけにSC-01が即答する。

スカイ「ハズレを引いたのが私、ナイトさん、アースちゃん、スカルちゃん、オーフィスさん、01さん……」

カミカゼ「で、アタリがアタシとRISAと東郷……か」

ナイト(…………あれ? 九枚?)

アース「おい! どういうコトじゃ! キッチリ説明せんかい!」

ガルブ『みなさまおあつまりののち、せつめいさせていただきます』

ナチュルアースが苛立った様子でガルブに詰め寄るが、冷たくあしらわれてしまった。

アース「ぬぅ……」

ナイト(……気のせいかな。みんな気にしてないし)

乙「……主催側のミスか?」

アーニャ「……ニェート。それなら、もっと慌ただしく動きがあっても良さそうです」

ひなたん「じゃあ、ハズレのどれかが実はアタリかも知れないナリ! 熱したら赤く変色するとか……」

聖來「すいませーん! 遅くなりましたー!」

皆が口々に推理しあう中、聖來とカレンヴィー、そしてエンジェリックファイアとマーセナリー東郷が合流した。

192: 2015/05/23(土) 00:00:35.09 ID:I5SaAVfE0
ガルブ『みなさま、おあつまりですね。では、あらためてごせつめいいたします』

ガルブの言葉に、選手たちが一斉に向き直る。

ガルブ『けつろんからもうしますと、これはふぐあいやミスのたぐいではありません。よって、これよりはいしゃふっかつをさいかいします』

甲「はっ……?」

その言葉は、ひどくあっさりしたものだった。

オーフィス「ちょっと待ってよ。いくらなんでも説明不足が過ぎ……」

α「まだ探してない場所があるって事にゃ」

そこへオーフィスの言葉を遮り、番人達が次々集まってきた。

β「みんなどこかを見落としてるんだよね」

δ「誰かがまだ隠し持っているか、はたまた……」

γ「どこかに隠されてるか、どうだかな?」

Ω「まーどっちにしろ、この会場内にあるのは間違いないぜ?」

Σ「時間制限があるわけでもないし、ゆっくりじっくり探して下さいね」

θ「もちろん、他の人に先を越されない程度にですね!」

ν「えーっと……以上!」

番人達は口々に述べて、ガルブの両脇に並ぶ。

193: 2015/05/23(土) 00:01:23.44 ID:I5SaAVfE0
カミカゼ(あれ? アイツ……里奈か? いやでも引っ越したよな……)

カミカゼ「まあいい。そういうコトならアタシが最後のアタリチケット見つけ出して、九人目の番人になってやるぜ!」

両腕を打ち付けて息を巻くカミカゼは、そのまま瓦礫の奥へと姿を消していった。

東郷「九人目の番人か……面白い試みだね、ふふ」

RISA「そうね、せっかくだから楽しませてもらうわ!」

カミカゼ同様すでに復活が決まっている二人も、その言葉を受けて駆け出す。

オーフィス(ファインドで調べれば一発だけど……)

オーフィスは左腕の『ワード』をそれとなく隠しつつ、チラリとアヤに目をやる。

γ「なあ、アタイもう一回行っちゃダメか?」

ガルブ『ごしんぼうください』

こちらに関心はないようである。

オーフィス(……あの人からなるべく離れてから使おう)

オーフィスはこっそりと一団を抜け出した。

194: 2015/05/23(土) 00:02:13.77 ID:I5SaAVfE0
ナイト「こうなりゃしらみつぶしだ! ライラちゃん、あたしに続けー!」

スカル「おー、でございます」

ひなたん「うーん、何か引っかかるひなた……?」

アーニャ「番人が持っていないなら……この中に、ウラギリモノが?」

カレンヴィー「ぅえっ!? あ、ああ、あたしじゃないよ!?」

ファイア「そもそもいると思えないけれど……」

アース「そうじゃな。参加者が未だに隠し持っとってもメリットがないじゃろ」

甲「……そういや、南側の赤いビル! 不自然にタンスが散乱してたぜ!」

乙「ナイスだリーダー! まずはそこから行くぞ!」

聖來「うーん……特にアテも無いし、ヤイバーズにくっついてこうかな」

01「……もう一度上空から探索しましょう」

スカイ「あっ、わ、私も……」

こうして、選手たちは再び会場内に散り散りになっていった。

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195: 2015/05/23(土) 00:03:03.30 ID:I5SaAVfE0
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一方、とある物陰。

φ(あ……あっれえ……? おかしいなあ……?)

朋が再び”隠者”で身を隠しながら頭を抱えていた。

φ(あたし『隠れた九人目の番人』じゃなかったの? スタッフさんからはそう説明受けたんだけど……)

φ(隠れた九人目とか、普通アタリ持たせるでしょ……)

φ(01って人にも申し訳無かったなあ……てっきりあたしアタリだと思ってたもの……)

φ(…………)

φ(タイクツね。占いでもしようかしら)

パラパラとその場にタロットカードを広げ出す。

φ(何を占おう…………よし! この大会が成功するか、これでいこう)

φ(……んで、こうして……こう……)

手順に従いカードを並べていく朋。

φ(で、最後に……これ!)

最後に、裏返ったカードを一枚ひっくり返した。

φ「……げっ」

思わずそんな言葉が口を突いて出る。

現れたカードは”氏神”、それも正位置だ。

φ(……縁起でもない。やり直しやり直し!)

朋は頭をフルフルと振って、もう一度大会の行く末を占い始めた。

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196: 2015/05/23(土) 00:04:19.14 ID:I5SaAVfE0
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オーフィス「……そろそろいいかな。Ctrl、F。ファインド」

アヤからだいぶ距離をとったオーフィスは、あらためて『ワード』の機能でアタリのチケットを検索した。

アーニャ「あ、オーフィス」

カレンヴィー「座り込んでどうしたの? 疲れちゃった?」

と、そこにアーニャとカレンヴィーが通りがかる。

オーフィス「ん、ちょっとね。……あれ?」

検索の結果が表示される。

アーニャ「……もしかして、アタリの場所を?」

オーフィス「まあね。あんまり人前では使えないけど。……特にあの人の前だと」

アーニャ「あの人……?」

カレンヴィー「ねえ、それより……」

カレンヴィーが表示されたポイントを指差した。

カレンヴィー「ここってさ、さっき集まった場所じゃない?」

オーフィス「うん、会場のほぼ中央部だね」

アーニャ「では、やはり番人の誰かが二枚持っていたと……?」

オーフィス「うーん……?」

オーフィスは顎に手を当て少し考え込んで、やがて立ち上がった。

197: 2015/05/23(土) 00:05:02.45 ID:I5SaAVfE0
オーフィス「ともかく、場所は分かったから探しにいかないとね」

そして数歩歩いたところで、くるりと振り向いた。

オーフィス「ね、二人にも手伝ってもらいたいんだけど」

カレンヴィー「手伝う?」

オーフィス「うん。本当に番人の中に二枚目を持ってる人がいるとしたら、それを守ろうと番人全員と戦うことになるかも知れないから」

アーニャ「なるほど……。なら、他にも協力者が必要かも知れません。あっ」

ふと空を見上げたアーニャが、ナチュルスカイの姿を目撃する。

アーニャ「まずは、ナチュルスカイに頼みましょう」

カレンヴィー「そうだね。あたし、呼んでくる!」

背中から黒い翼を大きく広げ、カレンヴィーはナチュルスカイへ向けて飛んだ。

オーフィス「……でも」

アーニャ「どうしました?」

オーフィス「誰かが持ってるにしては、位置が微動だにしないのは気になるかな」

ごちん。

アーニャ「アー……そうですね。少しくらい動き回ってもよさそうです」

二人がモニターを覗き込んで難しい顔をしているその頃、

カレンヴィー「あぁ~~……」

スカイ「うぅ……」

カレンヴィーとナチュルスカイは運悪く正面衝突を起こし、上空から仲良くキリモミ回転で落下してきていた。

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198: 2015/05/23(土) 00:05:54.19 ID:I5SaAVfE0
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ひなたん「うーん……」

瓦礫の中を、ひなたん星人は首を捻りながら歩いていた。

ひなたん「誰かが持ってるナリ……?」

手頃な瓦礫に腰掛け、これまでの会話にヒントが無いか思い返した。

《Ω「まーどっちにしろ、この会場内にあるのは間違いないぜ?」》

《β「みんなどこかを見落としてるんだよね」》

《ガルブ『けつろんからもうしますと、これはふぐあいやミスのたぐいではありません』》

《ガルブ『チケットはこのようなふくろにはいっています』》

《ガルブ『ただし、ほんもののチケットはこのなかによんまいだけです』》

《ガルブ『かれらは、ほんせんしゅつじょうのチケットをまもるばんにんです』》

ひなたん「…………あっ!」

何かに気づいたひなたん星人は跳ね上がる。

ひなたん「繋がった……脳細胞が、トップデコポンひなっ!」

そして、最後の一枚を目指して駆け出した。

ナイト「うわっ!? あれ、ひなたんちゃん?」

スカル「大急ぎでございますねー」

その途中、アビスナイトとアビスカルの前を横切ったが、ひなたん星人当人は気づいていないようだ。

ナイト「もしかして……アタリチケットの場所が分かったのかな? 追いかけよう!」

スカル「ラジャーです」

二人はひなたん星人の後を全速力でつけていった。

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199: 2015/05/23(土) 00:07:26.86 ID:I5SaAVfE0
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会場中央。

α「……やっぱりイジワルだと思うにゃ」

不意にみくが口を開く。

ν「何が?」

α「最後のアタリチケットの場所の事にゃ。いくらなんでも難関すぎるにゃあ」

Σ「うーん……それは確かに、私もそう思うかな?」

その言葉に、慶も同調する。

γ「っつってもなあ、ちゃんとヒントっつうか……まあヒントか。それはあっただろ?」

δ「そこを見抜く術も試している、と。そういうわけですね」

φ「って、ちょっと待って!」

番人達の会話に、やってきた朋が割り込んだ。

θ「おや、九人目殿」

φ「みんな最後のアタリ知ってたの?」

呆然とした表情で問いかける。

Ω「え? ああ、直前に説明されたし」

φ「えっ……あ、あたし聞いてないんだけど……?」

β「……ガルブさん」

α「まさかの不具合かにゃ……?」

番人達がガルブを横目でジトっと見やる。

ガルブ『もうしわけありません、ともさま。どうやらでんたつミスのようですね。ではあらためて……』

そう言ってガルブが懐からチケット入りの袋を一枚取り出した、その時。

200: 2015/05/23(土) 00:08:24.56 ID:I5SaAVfE0
ひなたん「ラブリージャスティスひなたんロケットぉー!!」

一団に飛び込んできたひなたん星人がガルブの手から袋を奪い取り、勢いでそのままゴロゴロと数メートル転がった。

ν「わっ!?」

β「な、何々?」

番人達が慌てふためく。

ガルブ『…………』

ひなたん「やっぱり! 最後のチケットはガルブさんが持ってたナリ!」

スカル「ガルブが……?」

ナイト「隠し持ってた、ってこと? それ反則じゃないの!?」

遅れて到着したアビスナイトが異議を唱える。

ひなたん「隠し持ってなんかないナリ。ガルブさんがこれを持ってる事は、参加者みーんな知ってたひなた」

ナイト「え? ど、どういうこ……」

オーフィス「……もしかして、開始時に見せた!?」

アーニャ「……しかし、あれは見本では?」

そこに、ナチュルスカイとカレンヴィーを背負ったオーフィスとアーニャも加わった。

ひなたん「そう。でもガルブさんは『これは見本だ』なんて一言も言ってないナリ。つまり、これは見本じゃなくてぇっ!!」

袋を宙に放り投げ、小春日和を縦一文字に振り下ろした。

ひなたん「……本物だってコトひなっ☆」

きれいに両断された袋の口から、赤いチケットが顔を覗かせている。

ν「ひゅう……」

φ「そ、そこにあったんだ……」

ガルブ『……おみごとです、ひなたんせいじんさま』

ガルブはゆっくりとひなたん星人に歩み寄り、カンカンと鋼鉄の両手で拍手を送った。

ガルブ『はいしゃふっかつせん、さいごのひとわくは……あなたのものです』

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201: 2015/05/23(土) 00:09:24.38 ID:I5SaAVfE0
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本戦会場。

J『ついに来たぞぉー!! 敗者復活はマーセナリー・東郷、RISA、カミカゼ、ひなたん星人の四人だぁぁあーー!!』

ウォォォォォォォォォォォォ...

実況Jのアナウンスに、観客席が沸き立つ。

亜里沙『ではでは、ここで既に本戦出場が決まっている八人の選手にお話を伺いましょう』

亜里沙がウサコにマイクを持たせ、選手達に近づいた。

亜里沙『まずはノーヴル・ディアブルちゃん。お友達二人が来られなくて残念だったわね』

ディアブル『ええ。でも、お二人のぶんまでわたくしが頑張りますわ』

ウサコ『気合入ってるウサー』

亜里沙『ナチュルマリンちゃんはどうかしら?』

マリン『……最初は、ずっと帰りたかったですけど……』

ウサコ『けど?』

マリン『ここまで来ちゃいましたし……ナチュルスターを代表して、もう優勝目指しちゃいますし……』

亜里沙『うん、頑張ってね』

202: 2015/05/23(土) 00:10:08.02 ID:I5SaAVfE0
ウサコ『お次はラプターウサ。けっ』

ラプター『おいウサ公。……まあいい、誰が戻ってこようと、優勝は俺のモンだからな。誰にも渡しゃしねえ』

亜里沙『自信満々ね。次は中野有香ちゃん』

有香『押忍! 今回はカミカゼさんと戦いたくて参加したので、今から楽しみです!』

ウサコ『あ、熱いウサ……パーボ・レアルの方へ避難するウサ!』

レアル『ん、アタシの番か。まあ、管理局の看板に泥を塗るような真似だけはしないつもりだな』

亜里沙『責任重大、ね。続いて桜餡ちゃん』

桜餡『…………』

ウサコ『ウサ?』

桜餡『い、今になって緊張してきちゃって……あわわわ…………』

亜里沙『アガっちゃってるわね……次、ナチュラルラヴァースちゃん』

ナチュラル『あっ、はい』

ウサコ『勝ち進むとラビッツムーンとも戦うかも知れないけど、大丈夫ウサー?』

ナチュラル『うーん……そういえば、二人本気でぶつかったコトは無かったなあ……ちょっと楽しみかも?』

亜里沙『意外とノリノリみたいね』

ウサコ『あんなコト言ってるけど、ラビッツムーンはどうウサ?』

ラビッツ『そうですね、ナナも少し楽しみです! 何よりナナ、連覇かかってますから! 気合は充分ですよ!!』

亜里沙『おおっ、こっちも熱いわね!』

203: 2015/05/23(土) 00:11:24.92 ID:I5SaAVfE0
J『では! 早速ですがトーナメント表の発表です! コンピューター抽選に敗者復活枠をシードで組み込み……こうなります!!』

Jが大仰な仕草でモニターを示すとモニターにトーナメント表が表示された。

ラビッツムーンvsノーヴル・ディアブル
→( )vsRISA

ナチュラルラヴァースvsラプター
→( )vsマーセナリー東郷

パーボ・レアルvs桜餡
→( )vsひなたん星人

ナチュルマリンvs中野有香
→( )vsカミカゼ

オオオォォォォォ...

表示されたトーナメント表に、会場が再び沸いた。

J『このようになりましたが、亜里沙先生。注目のカードはどちらでしょう?』

亜里沙『そうね……やっぱり前回王者のラビッツムーンちゃんに、初参戦のノーヴル・ディアブルちゃんがどう立ち向かうか、かしら?』

ウサコ『ウサコはナチュルマリンと有香の魔法少女vs空手家が気になるウサ!』

J『では、早速ですが選手の皆さんは控え室へ! 休憩を挟んだ後、一回戦を行います!!』

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204: 2015/05/23(土) 00:12:04.95 ID:I5SaAVfE0
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会場の片隅。

??『……めがねが、いっぱいー……』

??『おだやかじゃないですねー』

??『もうすぐ、おおきな同士くるよー』

??『これ終わる時は、ヒーローたちいっぱい疲れてるよねー』

??『じゃあ、それまでまとー』

小さな黒い人影が、ひっそりと蠢いていた。

続く

205: 2015/05/23(土) 00:12:47.82 ID:I5SaAVfE0
イベント追加情報
・AHF、本選出場者12人決定!
・警備員仕事しろ

以上です
やっと予選書き終えたーん
学園祭三日目始まるまではこっちに専念しますう

206: 2015/05/23(土) 00:28:47.27 ID:8IarMM/o0
乙ー
ついにガチンコ対決が始まるんですね!いったい誰が優勝するのやら
そしてヤバい、眼鏡を守らなきゃ



【次回に続く・・・】




引用: モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part12