209: ◆6J9WcYpFe2 2015/05/27(水) 01:33:43.86 ID:n0yFMG/N0
モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」シリーズです
前回はコチラ
乙倉悠希と佐藤心投下しまーす。
GDFの設定お借りします。
書き溜めてた設定をいろいろ継ぎはぎにして一度作った設定を崩してまた作り直したから、ちょっといろいろと修正漏れがあるかもしれない。
あと、シュガハさんをうまく表現できなかったかもorz
GDFの設定お借りします。
書き溜めてた設定をいろいろ継ぎはぎにして一度作った設定を崩してまた作り直したから、ちょっといろいろと修正漏れがあるかもしれない。
あと、シュガハさんをうまく表現できなかったかもorz
210: 2015/05/27(水) 01:38:37.30 ID:n0yFMG/N0
人通りの家が立ち並ぶ道を、一人の女性が走る。
いや、正確には逃げていると言った方がいいのだろう。
その後ろには、藍色の宝石に黒い泥のような体をした生物……通称、カースが追いかけていた。
『グルァァァ!!』
「はぁとは、おいしくなんか、はぁっ、ありませぇーん☆」
既に何キロ走ったかなど、彼女の頭の中にはない。ただ、人からなるべく遠ざけるように走り続けていた。
(くそっ、なんたってこんな町中に……っ! とにかくこいつらを引きはがさねぇと……っ!)
だが目の前に新たなカースが立ちふさがり、彼女……佐藤心の足を止めようとしていた。
『ネタマシイ……ネタマシイィィィ!!』
心「うぇえ、行き止まり!?はぁと、大ピーンチ☆って、ふざけてる場合じゃねぇ! どうするはぁと?このピンチを、切り抜けるにはぁ……」
そういうと心は、まるで右手に何かを持っていて、立ちふさがったカースを叩き斬るかのようなポーズをする。すると、その右手の中から剣の柄らしき物がでてきた。
心「必殺☆はぁと、スラーッシュ☆」
その柄をしっかり握ると、その右手を横一文字に振りぬく。
右手の柄の先には刀身が現れる、刀のようにも見える刀身は、前方に立ちふさがったカースを横に薙ぎ払う。といっても本物の刀ではなく、一般的にそれは模造刀と呼ばれる代物であったが、それでも前をどかすには十分だった。
『グギャアアアア!!』
斬りつけられたカースは不意の一撃をもらい、叫びをあげた。
最も、核に傷を付けられなかったため、怯むだけではあったが、怯んでいるすきにその脇を通って通り抜けることには成功した。
だが、通り抜けた先で――
心「ぬあっ!?」
心はつまづいて転んでしまった。
心「いつつ………」
そして立ち直ろうとして振り返ると、心の周りには先ほど追いかけてきたカースが取り囲んでいた。一体は獣型。もう一体は、先ほど斬りつけた人型。
その2体が、じりじりと心へと徐々に寄ってくる。
『……グルァァァ!!』
『ネタマシイ……ネタマシイィィィ!!』
心(こりゃ、やべえな……)
獣型のカースが駆け出し、その口を大きく開け、捕食しようとしたそのとき――
「……ぅゎぁぁぁあああああああ!!」
突如、空から何かが降ってきた。そして獣型のカースを上から見事に踏みつけるように着地した。
そして上から降ってきた何かは獣型のカースを踏みつけた後、地面を転がっていった。
心「………えっ?」
やがて電柱にぶつかって止まると、その何か……いや、少女は立ち上がった。
少女「ふぅ……グラップラーさんが言う受け身というのをやってみましたがっ……何か踏んづけちゃったのかうまくいきませんでしたっ……」
そういって、あたりを見回すと、その目線の先に心を見つける。
少女「あ、第一過去人?発見ですっ!こんにちはっ!!ユウキ・オトクラって言いますっ!」
心「………」
心は起こった状況について行けない。襲われて喰われると思った次の瞬間には、上から少女が降ってきて、獣型のカースを踏みつぶした。
既に獣型のカースは核をつぶされたのか、あるいは先ほどの衝撃で消し飛んだのか、付近に散らばった泥となっていた。
そして今はその少女に挨拶されている。
だが、徐々に頭の中で整理していって、その中でようやく絞り出された。
心「………は、はろ~☆」
………絞り出された言葉がこれである。
いや、正確には逃げていると言った方がいいのだろう。
その後ろには、藍色の宝石に黒い泥のような体をした生物……通称、カースが追いかけていた。
『グルァァァ!!』
「はぁとは、おいしくなんか、はぁっ、ありませぇーん☆」
既に何キロ走ったかなど、彼女の頭の中にはない。ただ、人からなるべく遠ざけるように走り続けていた。
(くそっ、なんたってこんな町中に……っ! とにかくこいつらを引きはがさねぇと……っ!)
だが目の前に新たなカースが立ちふさがり、彼女……佐藤心の足を止めようとしていた。
『ネタマシイ……ネタマシイィィィ!!』
心「うぇえ、行き止まり!?はぁと、大ピーンチ☆って、ふざけてる場合じゃねぇ! どうするはぁと?このピンチを、切り抜けるにはぁ……」
そういうと心は、まるで右手に何かを持っていて、立ちふさがったカースを叩き斬るかのようなポーズをする。すると、その右手の中から剣の柄らしき物がでてきた。
心「必殺☆はぁと、スラーッシュ☆」
その柄をしっかり握ると、その右手を横一文字に振りぬく。
右手の柄の先には刀身が現れる、刀のようにも見える刀身は、前方に立ちふさがったカースを横に薙ぎ払う。といっても本物の刀ではなく、一般的にそれは模造刀と呼ばれる代物であったが、それでも前をどかすには十分だった。
『グギャアアアア!!』
斬りつけられたカースは不意の一撃をもらい、叫びをあげた。
最も、核に傷を付けられなかったため、怯むだけではあったが、怯んでいるすきにその脇を通って通り抜けることには成功した。
だが、通り抜けた先で――
心「ぬあっ!?」
心はつまづいて転んでしまった。
心「いつつ………」
そして立ち直ろうとして振り返ると、心の周りには先ほど追いかけてきたカースが取り囲んでいた。一体は獣型。もう一体は、先ほど斬りつけた人型。
その2体が、じりじりと心へと徐々に寄ってくる。
『……グルァァァ!!』
『ネタマシイ……ネタマシイィィィ!!』
心(こりゃ、やべえな……)
獣型のカースが駆け出し、その口を大きく開け、捕食しようとしたそのとき――
「……ぅゎぁぁぁあああああああ!!」
突如、空から何かが降ってきた。そして獣型のカースを上から見事に踏みつけるように着地した。
そして上から降ってきた何かは獣型のカースを踏みつけた後、地面を転がっていった。
心「………えっ?」
やがて電柱にぶつかって止まると、その何か……いや、少女は立ち上がった。
少女「ふぅ……グラップラーさんが言う受け身というのをやってみましたがっ……何か踏んづけちゃったのかうまくいきませんでしたっ……」
そういって、あたりを見回すと、その目線の先に心を見つける。
少女「あ、第一過去人?発見ですっ!こんにちはっ!!ユウキ・オトクラって言いますっ!」
心「………」
心は起こった状況について行けない。襲われて喰われると思った次の瞬間には、上から少女が降ってきて、獣型のカースを踏みつぶした。
既に獣型のカースは核をつぶされたのか、あるいは先ほどの衝撃で消し飛んだのか、付近に散らばった泥となっていた。
そして今はその少女に挨拶されている。
だが、徐々に頭の中で整理していって、その中でようやく絞り出された。
心「………は、はろ~☆」
………絞り出された言葉がこれである。
----------------------------------------
それは、なんでもないようなとある日のこと。
~中略~
「アイドルマスターシンデレラガールズ」を元ネタにしたシェアワールドです。
・ざっくり言えば『超能力使えたり人間じゃなかったりしたら』の参加型スレ。
211: 2015/05/27(水) 01:43:02.11 ID:n0yFMG/N0
ユウキ「あれっ、シュガーハートさんっ!?」
心「!?」
そして帰ってきた答えに、心は驚愕した。
シュガーハートは佐藤心がGDFに所属していた時に使っていたコードネームである。市街地に爆弾が落とされて壊滅した事件をきっかけに抜けたが、それを知っているということは―――
心「あんた、GDF所属か?」
ユウキ「GDF?」
ユウキは首をかしげる。
ユウキ「GDFっていうのは……なんでしょうかっ?」
心「あー、そっちの方じゃなかったか☆ じゃあ、どこの――」
『オレヲムシスンジャネェ!!』
心「っと、その話は後だ。まずはここを離れようぜ☆」
ユウキ「ええっとっ、あの人は誰なんでしょうかっ!?」
心「あれは人じゃねぇ、カースだ」
ユウキ「カースっ?」
心「知らねぇのかよっ☆」
『クソガァァァ!!』
耐えかねたカースがユウキ達に襲い掛かる。
ユウキ「はいっ、知りませんけどっ――」
ユウキは腰につけていたハンドガンらしきものを取り出し、
ユウキ「危険だっていうのはわかりましたっ!!」
銃口をカースに向け、引き金を引き絞った。
銃口から1本の青い雷光が迸る。それがカースに当たると、その体に電流が流れ、核を砕いた。
心「お、おおぉ……」
ユウキ「あ、あれっ?加減を間違えましたっ!?」
心「いや、それで大丈夫だ」
核を砕かれたカースは泥となって消滅し、悠貴と心の二人だけになった。
心「助かった。 礼を言うぜ♪」
ユウキ「いえいえっ、それほどでもっ!」
心「しかし、こんな少女がなんでそんなものを……あ、いや、話は後だ。今はこの場を離れよう☆」
心「!?」
そして帰ってきた答えに、心は驚愕した。
シュガーハートは佐藤心がGDFに所属していた時に使っていたコードネームである。市街地に爆弾が落とされて壊滅した事件をきっかけに抜けたが、それを知っているということは―――
心「あんた、GDF所属か?」
ユウキ「GDF?」
ユウキは首をかしげる。
ユウキ「GDFっていうのは……なんでしょうかっ?」
心「あー、そっちの方じゃなかったか☆ じゃあ、どこの――」
『オレヲムシスンジャネェ!!』
心「っと、その話は後だ。まずはここを離れようぜ☆」
ユウキ「ええっとっ、あの人は誰なんでしょうかっ!?」
心「あれは人じゃねぇ、カースだ」
ユウキ「カースっ?」
心「知らねぇのかよっ☆」
『クソガァァァ!!』
耐えかねたカースがユウキ達に襲い掛かる。
ユウキ「はいっ、知りませんけどっ――」
ユウキは腰につけていたハンドガンらしきものを取り出し、
ユウキ「危険だっていうのはわかりましたっ!!」
銃口をカースに向け、引き金を引き絞った。
銃口から1本の青い雷光が迸る。それがカースに当たると、その体に電流が流れ、核を砕いた。
心「お、おおぉ……」
ユウキ「あ、あれっ?加減を間違えましたっ!?」
心「いや、それで大丈夫だ」
核を砕かれたカースは泥となって消滅し、悠貴と心の二人だけになった。
心「助かった。 礼を言うぜ♪」
ユウキ「いえいえっ、それほどでもっ!」
心「しかし、こんな少女がなんでそんなものを……あ、いや、話は後だ。今はこの場を離れよう☆」
212: 2015/05/27(水) 01:44:21.74 ID:n0yFMG/N0
――とある喫茶店にて
心「やっと落ち着いて話せるぜ……よっこらせ☆」
心が席に座るのを見て悠貴も座り……
ユウキ「ええっとっ、メニューはっ……」
心「早速食べる気満々かよ☆」
ユウキ「私の友達が言ってましたっ。腹が減っては戦はできませんってっ!!」
心「いや、ちょっとは遠慮しろよ☆」
とはいえ……と、心は前置きして問う。
心「まあ、さっき助けてもらってなんだが、お前は何者だ?」
ユウキ「私ですかっ? 私はユウキ・オトクラって言いますっ!」
心「いや、名前はさっき聞いたから☆」
ユウキ「あ、そうでしたっ!」
心「それじゃあ、どこから来たんだ?」
ユウキ「ええっとっ、空から落ちてきましたっ」
心「いや、なんで空から落ちてきたんだよ☆」
ユウキ「わかりませんっ。過去にタイムスリップしたら、いきなり空でしたっ!!」
心「お、おう……って、タイムスリップ?」
ユウキ「はいっ。私はこの世界の未来からやってきましたっ!!」
心「ってことは、未来人ってやつなのか?」
ユウキ「そうなりますねっ。 詳しいことはこのカードに書かれていますっ。」
ユウキはたすきがけのバッグから、一枚のカードを取り出す。
心「なになに……」
カードには左側に写真が貼ってあり、右側にはこう書かれていた。
Name:ユウキ・オトクラ
Tribe:人型自律ロボット
CLASS:メッセンジャー
ギャラクシアンメイルサービス地球支部所属
心「やっと落ち着いて話せるぜ……よっこらせ☆」
心が席に座るのを見て悠貴も座り……
ユウキ「ええっとっ、メニューはっ……」
心「早速食べる気満々かよ☆」
ユウキ「私の友達が言ってましたっ。腹が減っては戦はできませんってっ!!」
心「いや、ちょっとは遠慮しろよ☆」
とはいえ……と、心は前置きして問う。
心「まあ、さっき助けてもらってなんだが、お前は何者だ?」
ユウキ「私ですかっ? 私はユウキ・オトクラって言いますっ!」
心「いや、名前はさっき聞いたから☆」
ユウキ「あ、そうでしたっ!」
心「それじゃあ、どこから来たんだ?」
ユウキ「ええっとっ、空から落ちてきましたっ」
心「いや、なんで空から落ちてきたんだよ☆」
ユウキ「わかりませんっ。過去にタイムスリップしたら、いきなり空でしたっ!!」
心「お、おう……って、タイムスリップ?」
ユウキ「はいっ。私はこの世界の未来からやってきましたっ!!」
心「ってことは、未来人ってやつなのか?」
ユウキ「そうなりますねっ。 詳しいことはこのカードに書かれていますっ。」
ユウキはたすきがけのバッグから、一枚のカードを取り出す。
心「なになに……」
カードには左側に写真が貼ってあり、右側にはこう書かれていた。
Name:ユウキ・オトクラ
Tribe:人型自律ロボット
CLASS:メッセンジャー
ギャラクシアンメイルサービス地球支部所属
213: 2015/05/27(水) 01:45:50.41 ID:n0yFMG/N0
心「……こんな少女がロボット?」
ユウキ「はいっ。私は手紙配達用に生み出された、自立行動型の有機ロボットですっ!」
心「……ちょっと触ってみてもいいか?」
ユウキが肯定すると、心はユウキの手を触る。
心「……ロボットにしちゃ感触もやわらかいし、温かみもあるな」
ユウキ「はいっ。なんでも優しい人間らしさを演出するためらしいですっ!」
「ユウキ・オトクラっていう名前も、人間らしさを演出するための、いわば愛称っていうものですっていってましたっ!」
……未来の技術って、すごいなと心は感心する。
ここまで精巧に人間を真似られると、もはや人間とロボットの区別がつかない。
心「それじゃあ、今までの行動も、その『っ』が多いのも、その演出っていうやつなのか?」
ユウキ「いえっ、これは何といいますかっ……」
「普通の有機ロボットは擬似的な感情を持ってはいてもっ、それはあくまでも演出なんですっ」
「たとえばさっき、座った後に早速メニューを広げようとしましたけどっ」
「普通は遠慮しますっ。お金も持っていませんしっ。」
心「そうなのか……って、てめぇ分かってて勝手に奢らせようとしてたな☆」
ユウキ「てへっ」
心「てへっ、じゃねーよ☆
まあ、ユウキの素性はわかったが、なんで未来からこんな時代に来たんだ?」
ユウキ「それは勿論っ、配達の仕事があったからですっ! えっと、この手紙ですね。」
ユウキはそういうと、バッグから青色の1枚の手紙を出した。
ユウキ「差出人はシュガーハートさん。宛先はユウキ・オトクラ……私ですねっ」
心「えっ、未来にもあたしがいるのか?」
ユウキ「えっ?」
心「えっ?」
ユウキ「えっと、シュガーハートさん、じゃないのですか?」
心「……あー、なんだ? たぶんあたしはユウキが知っているシュガーハートっていう人じゃねぇ☆」
ユウキ「ええっとっ、それじゃあ誰なんでしょうかっ?」
心「佐藤心。それがあたしの名前だぜ☆
とはいえ、佐藤は普通すぎて嫌だし、心(しん)は男の名前っぽく聞こえるから、はぁとってよんでね☆」
ユウキ「えっ、それはなんか名前かぶっちゃって――」
心「呼べっ☆」
ユウキ「は、はいっ」
ユウキ「はいっ。私は手紙配達用に生み出された、自立行動型の有機ロボットですっ!」
心「……ちょっと触ってみてもいいか?」
ユウキが肯定すると、心はユウキの手を触る。
心「……ロボットにしちゃ感触もやわらかいし、温かみもあるな」
ユウキ「はいっ。なんでも優しい人間らしさを演出するためらしいですっ!」
「ユウキ・オトクラっていう名前も、人間らしさを演出するための、いわば愛称っていうものですっていってましたっ!」
……未来の技術って、すごいなと心は感心する。
ここまで精巧に人間を真似られると、もはや人間とロボットの区別がつかない。
心「それじゃあ、今までの行動も、その『っ』が多いのも、その演出っていうやつなのか?」
ユウキ「いえっ、これは何といいますかっ……」
「普通の有機ロボットは擬似的な感情を持ってはいてもっ、それはあくまでも演出なんですっ」
「たとえばさっき、座った後に早速メニューを広げようとしましたけどっ」
「普通は遠慮しますっ。お金も持っていませんしっ。」
心「そうなのか……って、てめぇ分かってて勝手に奢らせようとしてたな☆」
ユウキ「てへっ」
心「てへっ、じゃねーよ☆
まあ、ユウキの素性はわかったが、なんで未来からこんな時代に来たんだ?」
ユウキ「それは勿論っ、配達の仕事があったからですっ! えっと、この手紙ですね。」
ユウキはそういうと、バッグから青色の1枚の手紙を出した。
ユウキ「差出人はシュガーハートさん。宛先はユウキ・オトクラ……私ですねっ」
心「えっ、未来にもあたしがいるのか?」
ユウキ「えっ?」
心「えっ?」
ユウキ「えっと、シュガーハートさん、じゃないのですか?」
心「……あー、なんだ? たぶんあたしはユウキが知っているシュガーハートっていう人じゃねぇ☆」
ユウキ「ええっとっ、それじゃあ誰なんでしょうかっ?」
心「佐藤心。それがあたしの名前だぜ☆
とはいえ、佐藤は普通すぎて嫌だし、心(しん)は男の名前っぽく聞こえるから、はぁとってよんでね☆」
ユウキ「えっ、それはなんか名前かぶっちゃって――」
心「呼べっ☆」
ユウキ「は、はいっ」
214: 2015/05/27(水) 01:47:29.29 ID:n0yFMG/N0
店員「ご注文繰り返しまーす。桃色ハピハピジュースと100%野菜ジュース。以上でよろしいでしょうか?」
心「はい。よろしくお願いします☆」
店員「かしこまりました。少々お待ちくださいませ。」
店員は注文を取ると、カウンターの奥へ行く。
心「それでさっきの手紙についてなんだが、その手紙の内容をあたしが知るってことは無理なのか?」
ユウキ「プライベートなものなので、宛先人の許しがない限りは見ちゃいけませんっ」
心「えーっとじゃあ、ユウキちゃんの許しをもらえば見てもいいのか?見せろ☆」
ユウキ「はいっ。 あっ、でも往復手紙なので汚さないでくださいねっ?」
心はユウキから手紙を受け取る。その内容を読もうとするが……
心「……読めん☆」
ユウキ「あっ、じゃあ読みますよっ?」
かなり長ったらしく書いてあったが、そこに書いてあった内容を要約するとこうだ。
・未来において、何らかの驚異が迫っているということ。
・それは未来世界の技術では対抗できないということ。
・過去の世界(つまり現在)には、強力な能力が多くあったということ。
・そこで、『ラーニング』という能力を持ったユウキを過去に送り出したこと。
・『ラーニング』の能力でもって、能力の補完をおこなって未来に戻ることが、ユウキに課せられた第一の任務であること。
心(能力持ち、か。『ラーニング』っていうことは、戦闘に直接関わる能力とは思えねぇが……。)
店員「お待たせしました。こちら桃色ハピハピジュースと100%野菜ジュースになります。」
ユウキ「ありがとうございますっ!」
店員「ごゆっくりどうぞ!」
心(……しかし、未来か。 正直、今が一番大変だと思うんだけどな。
どう転ぶかわかんねぇから、あんまり間に受けない方がいいかもしれねぇな。)
心「……2つ、質問いいか?」
ユウキ「はいっ、なんでしょうっ?」
心「まずその『ラーニング』っていうのはなんだ?」
ユウキ「そうですねっ。心さんは何か能力を持ってますかっ?」
心「……そうだな。あんまり見せびらかしたくなかったんだが……。」
心はそういって手のひらを見せると、急に手のひらから、先端がハートの形をした杖が飛び出した。
ユウキ「わっ!いきなり出てきましたっ!」
心「それだけじゃないんだぜ☆」
そういって手のひらを閉じると、出した杖が姿を消す。
心「これがあたしの能力、『アイテムボックス』だぜ☆」
心「はい。よろしくお願いします☆」
店員「かしこまりました。少々お待ちくださいませ。」
店員は注文を取ると、カウンターの奥へ行く。
心「それでさっきの手紙についてなんだが、その手紙の内容をあたしが知るってことは無理なのか?」
ユウキ「プライベートなものなので、宛先人の許しがない限りは見ちゃいけませんっ」
心「えーっとじゃあ、ユウキちゃんの許しをもらえば見てもいいのか?見せろ☆」
ユウキ「はいっ。 あっ、でも往復手紙なので汚さないでくださいねっ?」
心はユウキから手紙を受け取る。その内容を読もうとするが……
心「……読めん☆」
ユウキ「あっ、じゃあ読みますよっ?」
かなり長ったらしく書いてあったが、そこに書いてあった内容を要約するとこうだ。
・未来において、何らかの驚異が迫っているということ。
・それは未来世界の技術では対抗できないということ。
・過去の世界(つまり現在)には、強力な能力が多くあったということ。
・そこで、『ラーニング』という能力を持ったユウキを過去に送り出したこと。
・『ラーニング』の能力でもって、能力の補完をおこなって未来に戻ることが、ユウキに課せられた第一の任務であること。
心(能力持ち、か。『ラーニング』っていうことは、戦闘に直接関わる能力とは思えねぇが……。)
店員「お待たせしました。こちら桃色ハピハピジュースと100%野菜ジュースになります。」
ユウキ「ありがとうございますっ!」
店員「ごゆっくりどうぞ!」
心(……しかし、未来か。 正直、今が一番大変だと思うんだけどな。
どう転ぶかわかんねぇから、あんまり間に受けない方がいいかもしれねぇな。)
心「……2つ、質問いいか?」
ユウキ「はいっ、なんでしょうっ?」
心「まずその『ラーニング』っていうのはなんだ?」
ユウキ「そうですねっ。心さんは何か能力を持ってますかっ?」
心「……そうだな。あんまり見せびらかしたくなかったんだが……。」
心はそういって手のひらを見せると、急に手のひらから、先端がハートの形をした杖が飛び出した。
ユウキ「わっ!いきなり出てきましたっ!」
心「それだけじゃないんだぜ☆」
そういって手のひらを閉じると、出した杖が姿を消す。
心「これがあたしの能力、『アイテムボックス』だぜ☆」
215: 2015/05/27(水) 01:49:30.76 ID:n0yFMG/N0
心はGDFに所属していた。
GDFというのは『能力持ち』の力を借りずに対抗するための組織だ。
それ故に、本来は能力を持った人は所属していないはずだった。
だが、彼女は親しい友人をカースに殺され、それに復讐したくて入隊した。
しかし、入隊して兵士として活動している最中に、『アイテムボックス』の能力に目覚めてしまった。
当然、能力を隠し切ることはできず、何人かの隊員にはばれてしまった。
幸い、現場においては能力持ちだとかどうとかは関係なかった。
『アイテムボックス』という便利な能力を持った彼女は、現場の隊員には歓迎された。
それも、今となっては昔の話であるが。
ユウキ「すごいですっ!アイテムも何もなしでできるなんてっ!」
心「慣れれば、こういうこともできるぜ☆」
そういって立ち上がると、心が来ていた服が光る。そして形状が変化し、光が消えると先ほどとは違ってとてもフリフリな衣装が現れた。
ユウキ「ふっ、服が変化しましたっ!?」
心「まあ、能力で服を着替えるのは調節が難しいから、あんまりしたくねぇけどな☆」
心はそういうと、能力で元の服に着替える。
ユウキ「あっ、でもっ、今のでどういう能力か『覚えました』!」
心「えっ?」
ユウキはおもむろにおいてあった野菜ジュースが入ったコップを手に取る。そして、
ユウキ「『アイテムボックス』っ!」
ユウキがそう叫ぶと、手に持ったコップが中身の野菜ジュースごと消えた。
GDFというのは『能力持ち』の力を借りずに対抗するための組織だ。
それ故に、本来は能力を持った人は所属していないはずだった。
だが、彼女は親しい友人をカースに殺され、それに復讐したくて入隊した。
しかし、入隊して兵士として活動している最中に、『アイテムボックス』の能力に目覚めてしまった。
当然、能力を隠し切ることはできず、何人かの隊員にはばれてしまった。
幸い、現場においては能力持ちだとかどうとかは関係なかった。
『アイテムボックス』という便利な能力を持った彼女は、現場の隊員には歓迎された。
それも、今となっては昔の話であるが。
ユウキ「すごいですっ!アイテムも何もなしでできるなんてっ!」
心「慣れれば、こういうこともできるぜ☆」
そういって立ち上がると、心が来ていた服が光る。そして形状が変化し、光が消えると先ほどとは違ってとてもフリフリな衣装が現れた。
ユウキ「ふっ、服が変化しましたっ!?」
心「まあ、能力で服を着替えるのは調節が難しいから、あんまりしたくねぇけどな☆」
心はそういうと、能力で元の服に着替える。
ユウキ「あっ、でもっ、今のでどういう能力か『覚えました』!」
心「えっ?」
ユウキはおもむろにおいてあった野菜ジュースが入ったコップを手に取る。そして、
ユウキ「『アイテムボックス』っ!」
ユウキがそう叫ぶと、手に持ったコップが中身の野菜ジュースごと消えた。
216: 2015/05/27(水) 01:50:49.23 ID:n0yFMG/N0
心「なっ!?」
ユウキ「『アイテムボックス』っ!」
そして再びその能力の名前を叫ぶと、先ほど消えた野菜ジュース入りのコップが現れた。
ユウキ「私は相手の能力を『覚えられる』んですっ!」
ユウキの能力は『見た相手の能力を覚え、それを自分の能力として使える』能力であった。
その能力を覚える、あるいは使うのに何らかの制約はあるかもしれないが。
心「……すげぇな。」
この能力、どのようにも変化してしまう。
間違った使い方をすれば、ともすれば世界の脅威にもなり得る能力である。
……誰かがユウキを正しく導くよう、見守る必要があるだろう。
まったく未来の人々も、厄介なものを過去に、しかも一人で飛ばしたものだ。と心は思う。
ユウキ「?? どうしましたかっ?」
心「いや、この能力はあたしだけしか使えなかったのに、もう一人現れたって思うと……な」
ユウキ「!? ご、ごめんなさいっ!!」
心「いや、大丈夫だぜ☆ どうせ大した能力でもねーしなっ☆だが、人前でそんなの見せるのはよしておいた方がいい。悪いやつらがお前を狙ってくるぞ♪」
ユウキ「は、はいっ。わかりましたっ!」
心「ところでもう一つなんだが、このギルドカード?っていうのに乗ってる『メッセンジャー』っていうのはなんだ?」
ユウキ「それが私の職業なんですっ! 私は元々手紙を届けるロボットだったんですっ!」
心「ああ、だから手紙がどうとか言ってたのか。」
ユウキ「はいっ。それが私の職業ですのでっ!」
要は、肩書みたいなものだろうか?
にしては、ずいぶんと大事にしているような……ワーカーホリックだろうか?
心「まあ、要は未来の世界でメッセンジャーという職業で働いていたけども、『ラーニング』っていう能力を得て、そのうえでこの世界の能力が必要になったっていう訳か……ん?」
その時、心にある考えが浮かんだ。
心「……ユウキちゃん?」
ユウキ「はいっ、なんでしょうかっ?」
心「ユウキちゃんはここに来たばっかだよな? でもって、未来では手紙を配達していたと……。」
先ほども言ったが、心はGDFに所属していた。
しかし、現在はそのGDFからは脱退している。
つまり、現在の彼女は……
心「じゃあ、あたしと一緒に手紙の配達やらないか?ってか、やろう☆」
食い扶持を探していた。
ユウキ「『アイテムボックス』っ!」
そして再びその能力の名前を叫ぶと、先ほど消えた野菜ジュース入りのコップが現れた。
ユウキ「私は相手の能力を『覚えられる』んですっ!」
ユウキの能力は『見た相手の能力を覚え、それを自分の能力として使える』能力であった。
その能力を覚える、あるいは使うのに何らかの制約はあるかもしれないが。
心「……すげぇな。」
この能力、どのようにも変化してしまう。
間違った使い方をすれば、ともすれば世界の脅威にもなり得る能力である。
……誰かがユウキを正しく導くよう、見守る必要があるだろう。
まったく未来の人々も、厄介なものを過去に、しかも一人で飛ばしたものだ。と心は思う。
ユウキ「?? どうしましたかっ?」
心「いや、この能力はあたしだけしか使えなかったのに、もう一人現れたって思うと……な」
ユウキ「!? ご、ごめんなさいっ!!」
心「いや、大丈夫だぜ☆ どうせ大した能力でもねーしなっ☆だが、人前でそんなの見せるのはよしておいた方がいい。悪いやつらがお前を狙ってくるぞ♪」
ユウキ「は、はいっ。わかりましたっ!」
心「ところでもう一つなんだが、このギルドカード?っていうのに乗ってる『メッセンジャー』っていうのはなんだ?」
ユウキ「それが私の職業なんですっ! 私は元々手紙を届けるロボットだったんですっ!」
心「ああ、だから手紙がどうとか言ってたのか。」
ユウキ「はいっ。それが私の職業ですのでっ!」
要は、肩書みたいなものだろうか?
にしては、ずいぶんと大事にしているような……ワーカーホリックだろうか?
心「まあ、要は未来の世界でメッセンジャーという職業で働いていたけども、『ラーニング』っていう能力を得て、そのうえでこの世界の能力が必要になったっていう訳か……ん?」
その時、心にある考えが浮かんだ。
心「……ユウキちゃん?」
ユウキ「はいっ、なんでしょうかっ?」
心「ユウキちゃんはここに来たばっかだよな? でもって、未来では手紙を配達していたと……。」
先ほども言ったが、心はGDFに所属していた。
しかし、現在はそのGDFからは脱退している。
つまり、現在の彼女は……
心「じゃあ、あたしと一緒に手紙の配達やらないか?ってか、やろう☆」
食い扶持を探していた。
217: 2015/05/27(水) 01:54:17.47 ID:n0yFMG/N0
それから何日か経ったある日。
ユウキ「ただいま戻りましたっ!」
心「お帰り~。報酬はもらってきたか?」
ユウキ「はいっ!今日はこのぐらいですっ!」
心「どれどれ……。」
心とユウキはどんな場所でも配達できるという触れ込みで『ハートメールサービス』というのを始めた。
最初は『どんな場所でも』という触れ込みにするつもりはなかったのだが、ユウキ自身が
「私はたとえ洪水が起こって水没しそうな街であっても配達できますっ!」
と言ったので、どこでも配達できるという触れ込みにした。
心(それ以上にユウキちゃん、今日も配達するのが速いわ……。隣街への往復なのに1時間くらいしか経ってねぇ。)
ユウキにはまだ、隠された能力というものがあるのかもしれない。
ともあれ、目下心配すべき点はそんなところではなく……
心「……まあ、こんなもんか。 GDFにいたころの給料と比べちゃいけねぇわな☆」
仕事として数をこなそうとも、まったく入ってこない収入であった。
ユウキ「私の世界ではメッセンジャーはほとんど慈善事業でしたしねっ」
心「よくよく考えれば、手紙を渡すぐらいでお金になるとは思えないぜ☆」
今のところはユウキは手紙の配達に専念しているが、心は会計などをしつつ、副業でアルバイトなどをしている有様だ。
心「っと、ほいっ☆先ほど受け取った次の配達先だぜ♪」
ユウキ「うむっ、緊急連絡ですねっ!」
心「今度の配達先は能力者だ。それなりに信頼できるやつだから、頼み込んで『ラーニング』してきたらいいんじゃないか?」
ユウキ「そうですねっ、頼んでみますっ! ではっ、いってきますっ!!」
そういって、玄関のドアを開けるユウキ。
ふと、こちらにタイムスリップしてきたときに、最後に交わした言葉を思い出す。
『……もし、過去の世界が好きになったのなら、戻ってこなくてもいいんだぞ。
別にお前は野菜ジュースだけでも生きられる体だし、……戻ってもそのあとは辛いだけなのかもしれないからな。』
そしてユウキに背を向け、こうつぶやいた。
『ユウキが最後に見るのは、世界の再誕かそれとも破滅か……
いずれにしても、こんな小さな背中にこの世界の未来を任せざるを得ないとは……。』
これはどういう意味なのだろうかと、彼女は考え――
!CAUTION:DEVIANCE PLEDGE!
この思考は職業(クラス)『メッセンジャー』の行動規範を逸脱する可能性があります。
直ちに話題の切り替えを提案いたします。
ユウキ(――そうですねっ。難しいことはよくわかりませんっ!)
深く考えようとしなかった。
ユウキは今日も手紙の配達をしながら、能力者を探している。
ユウキ「ただいま戻りましたっ!」
心「お帰り~。報酬はもらってきたか?」
ユウキ「はいっ!今日はこのぐらいですっ!」
心「どれどれ……。」
心とユウキはどんな場所でも配達できるという触れ込みで『ハートメールサービス』というのを始めた。
最初は『どんな場所でも』という触れ込みにするつもりはなかったのだが、ユウキ自身が
「私はたとえ洪水が起こって水没しそうな街であっても配達できますっ!」
と言ったので、どこでも配達できるという触れ込みにした。
心(それ以上にユウキちゃん、今日も配達するのが速いわ……。隣街への往復なのに1時間くらいしか経ってねぇ。)
ユウキにはまだ、隠された能力というものがあるのかもしれない。
ともあれ、目下心配すべき点はそんなところではなく……
心「……まあ、こんなもんか。 GDFにいたころの給料と比べちゃいけねぇわな☆」
仕事として数をこなそうとも、まったく入ってこない収入であった。
ユウキ「私の世界ではメッセンジャーはほとんど慈善事業でしたしねっ」
心「よくよく考えれば、手紙を渡すぐらいでお金になるとは思えないぜ☆」
今のところはユウキは手紙の配達に専念しているが、心は会計などをしつつ、副業でアルバイトなどをしている有様だ。
心「っと、ほいっ☆先ほど受け取った次の配達先だぜ♪」
ユウキ「うむっ、緊急連絡ですねっ!」
心「今度の配達先は能力者だ。それなりに信頼できるやつだから、頼み込んで『ラーニング』してきたらいいんじゃないか?」
ユウキ「そうですねっ、頼んでみますっ! ではっ、いってきますっ!!」
そういって、玄関のドアを開けるユウキ。
ふと、こちらにタイムスリップしてきたときに、最後に交わした言葉を思い出す。
『……もし、過去の世界が好きになったのなら、戻ってこなくてもいいんだぞ。
別にお前は野菜ジュースだけでも生きられる体だし、……戻ってもそのあとは辛いだけなのかもしれないからな。』
そしてユウキに背を向け、こうつぶやいた。
『ユウキが最後に見るのは、世界の再誕かそれとも破滅か……
いずれにしても、こんな小さな背中にこの世界の未来を任せざるを得ないとは……。』
これはどういう意味なのだろうかと、彼女は考え――
!CAUTION:DEVIANCE PLEDGE!
この思考は職業(クラス)『メッセンジャー』の行動規範を逸脱する可能性があります。
直ちに話題の切り替えを提案いたします。
ユウキ(――そうですねっ。難しいことはよくわかりませんっ!)
深く考えようとしなかった。
ユウキは今日も手紙の配達をしながら、能力者を探している。
218: 2015/05/27(水) 01:56:47.31 ID:n0yFMG/N0
<おまけ>
ユウキ「そういえばはぁとさんっ、あの早着替えを私もやってみたいですっ!」
心「ん、ちょうど手紙配達用の衣装も完成したし、やってみようか♪」
そういってユウキに差し出した衣装は、赤を基調として可愛らしく仕上がっていた。
赤いキャスケット帽、襟のついた服、チェック柄のスカートからブーツまでは黒タイツ。
赤もきつい赤ではなく、橙にちょっと寄った感じの色。
露出が少なく、清楚な感じを受けながらも、元気があり可愛らしい感じに仕上がっていた。
ユウキ「わぁっ、ありがとうございますっ!早速やってみますっ!」
そういってユウキは『アイテムボックス』の中に貰った服をしまう。
ユウキ「いきますっ!『アイテムボックス』っ!!」
そういって、ユウキの服が光りだす。
ここで、本当であればさっきしまった服に変わるはずだったが……。
心「……ぉぅ☆」
ユウキ「あっ、あれっ!? ひゃあああああっ!?」
ユウキは一糸纏わぬ姿となっていた。
心「いやぁ、まさかユウキにそんな趣味があっただなんて☆」
ユウキ「そんな趣味はありませんからっ!!うむっ、緊急事態ですよっ、これはっ!!」
心「しかしまあ、まじまじとみると、本当に人間の少女みたいだな☆」
ユウキ「観察してないでっ、早く何とかしてくださーいっ!」
心「そっか♪ユウキちゃん、もう一回アイテムボックスって唱えて服を着てみ?」
ユウキ「あ、あっ、『アイテムボックス』っ!!」
今度はユウキの体の周りに光が灯り、さっき貰った服が現れた。
心「うーん、どうやらユウキちゃんのアイテムボックスは一々言わないと発動しないから、早着替えは無理だぜ☆」
ユウキ「そ、そうなのですかっ……って、なんで下着まで脱げたのでしょうっ!?」
心「さあ、それはわからないんだぜ♪」
ユウキ「そういえばはぁとさんっ、あの早着替えを私もやってみたいですっ!」
心「ん、ちょうど手紙配達用の衣装も完成したし、やってみようか♪」
そういってユウキに差し出した衣装は、赤を基調として可愛らしく仕上がっていた。
赤いキャスケット帽、襟のついた服、チェック柄のスカートからブーツまでは黒タイツ。
赤もきつい赤ではなく、橙にちょっと寄った感じの色。
露出が少なく、清楚な感じを受けながらも、元気があり可愛らしい感じに仕上がっていた。
ユウキ「わぁっ、ありがとうございますっ!早速やってみますっ!」
そういってユウキは『アイテムボックス』の中に貰った服をしまう。
ユウキ「いきますっ!『アイテムボックス』っ!!」
そういって、ユウキの服が光りだす。
ここで、本当であればさっきしまった服に変わるはずだったが……。
心「……ぉぅ☆」
ユウキ「あっ、あれっ!? ひゃあああああっ!?」
ユウキは一糸纏わぬ姿となっていた。
心「いやぁ、まさかユウキにそんな趣味があっただなんて☆」
ユウキ「そんな趣味はありませんからっ!!うむっ、緊急事態ですよっ、これはっ!!」
心「しかしまあ、まじまじとみると、本当に人間の少女みたいだな☆」
ユウキ「観察してないでっ、早く何とかしてくださーいっ!」
心「そっか♪ユウキちゃん、もう一回アイテムボックスって唱えて服を着てみ?」
ユウキ「あ、あっ、『アイテムボックス』っ!!」
今度はユウキの体の周りに光が灯り、さっき貰った服が現れた。
心「うーん、どうやらユウキちゃんのアイテムボックスは一々言わないと発動しないから、早着替えは無理だぜ☆」
ユウキ「そ、そうなのですかっ……って、なんで下着まで脱げたのでしょうっ!?」
心「さあ、それはわからないんだぜ♪」
219: 2015/05/27(水) 01:59:44.59 ID:n0yFMG/N0
ユウキ・オトクラ
職業
メッセンジャー
属性(ヒーローor悪役など)
人型自律ロボット(感情持ち)
能力
『ラーニング』
相手の能力を自分の能力として習得することが出来る。
ただし相手の能力の名前と効果について理解していなければならず、その効果を一度見たり、体感したりする必要がある。
効果は体感頼りのために、時には何か足りなかったり、間違った認識で能力を覚えることがある。
ラーニングできる数に制限はないため、実質彼女が記憶している限りには使用可能。
ただし、使用する際は能力の名前を叫ぶ必要がある。
能力を使う際には、その能力をイメージできるアイテムが必要になる場合もある。
覚えた能力を使いこなすには相応の熟練が必要となる。
一度ラーニングした能力を何らかの原因で失くしてしまった場合、二度と取り戻すことが出来ない。
●現在持っている能力
・アイテムボックス
佐藤心の能力。空間を召喚しアイテムを収納、およびアイテムを取り出すことができる。空間を召喚できる範囲は自分の体が触れられる範囲までとなる。
彼女の認識では部屋一つ分くらいは入るという認識でいる。
大きいものや、大量のものを出し入れするのには時間がかかる。
収納、取出の動作で能力名を叫ばないといけないので、早着替えなどはできない。
詳細説明
空から突然やってきた女の子。
この世界の未来のロボットと自称しており、未来の世界を救うためにやってきたと言う。
元の世界でもやっていた郵便配達をしながら、『ラーニング』で能力を覚えるべく活動をする。
戦闘時には、アイテムボックスの中にある支給された装備と『ラーニング』で覚えた能力を使う。
元々は郵便配達専用の人型自立ロボットとして開発されており、主に辺境地での手紙の配達を行っていた。
だが、そうした活動をしていくうちに『感情』というものが芽生え、それに伴って何故か『能力』も得た。
その『能力』でもって、この世界ユニークな能力を集め、自分の世界に持ち帰るのが彼女の目的。
もっとも、感情を得たはいいが、未来世界の住民は誰も彼も変人揃いであるようで……。
関連アイドル
* 佐藤 心(ハートメールサービスの事務担当。未来世界で同じ姿の人間がいる?)
職業
メッセンジャー
属性(ヒーローor悪役など)
人型自律ロボット(感情持ち)
能力
『ラーニング』
相手の能力を自分の能力として習得することが出来る。
ただし相手の能力の名前と効果について理解していなければならず、その効果を一度見たり、体感したりする必要がある。
効果は体感頼りのために、時には何か足りなかったり、間違った認識で能力を覚えることがある。
ラーニングできる数に制限はないため、実質彼女が記憶している限りには使用可能。
ただし、使用する際は能力の名前を叫ぶ必要がある。
能力を使う際には、その能力をイメージできるアイテムが必要になる場合もある。
覚えた能力を使いこなすには相応の熟練が必要となる。
一度ラーニングした能力を何らかの原因で失くしてしまった場合、二度と取り戻すことが出来ない。
●現在持っている能力
・アイテムボックス
佐藤心の能力。空間を召喚しアイテムを収納、およびアイテムを取り出すことができる。空間を召喚できる範囲は自分の体が触れられる範囲までとなる。
彼女の認識では部屋一つ分くらいは入るという認識でいる。
大きいものや、大量のものを出し入れするのには時間がかかる。
収納、取出の動作で能力名を叫ばないといけないので、早着替えなどはできない。
詳細説明
空から突然やってきた女の子。
この世界の未来のロボットと自称しており、未来の世界を救うためにやってきたと言う。
元の世界でもやっていた郵便配達をしながら、『ラーニング』で能力を覚えるべく活動をする。
戦闘時には、アイテムボックスの中にある支給された装備と『ラーニング』で覚えた能力を使う。
元々は郵便配達専用の人型自立ロボットとして開発されており、主に辺境地での手紙の配達を行っていた。
だが、そうした活動をしていくうちに『感情』というものが芽生え、それに伴って何故か『能力』も得た。
その『能力』でもって、この世界ユニークな能力を集め、自分の世界に持ち帰るのが彼女の目的。
もっとも、感情を得たはいいが、未来世界の住民は誰も彼も変人揃いであるようで……。
関連アイドル
* 佐藤 心(ハートメールサービスの事務担当。未来世界で同じ姿の人間がいる?)
220: 2015/05/27(水) 02:01:40.08 ID:n0yFMG/N0
佐藤 心
職業
元GDF隊員
属性(ヒーローor悪役など)
人間
能力
『アイテムボックス』
佐藤心の能力。空間を召喚し、物を出し入れすることが出来る。空間を出せる範囲は自身の手が届く範囲のみ。
入れるときは空間を呼び出してアイテムを入れることで収納でき、取り出すときは頭で何を出すかをイメージして取り出す。
そのため、何を入れてたかを忘れると、そのアイテムがずっと取り出せないままになる。
また、中は真空に等しいため、人間などの生物を入れるのには向かない。
詳細説明
元GDFの隊員で、パッションチームの後方支援を担当していた。
実は入隊してから能力に目覚めたが、それを隠していた。
現場の人には度々バレてはいたが、能力が便利だったため歓迎された。
その際、現場の人の協力により、能力の隠蔽工作を手伝ってもらっている。
また、彼女自身もそれなりに貢献をしている。
市街地空爆の件でGDFをやめた後は、アルバイトをしている。
その後、ユウキ・オトクラと出会い、共同でハートメールサービスを運営している。
衣装を作るのが趣味で、GDF時代には作った衣装でドレスアップして隊員を盛り上げたり、ユウキ・オトクラに衣装を作ってあげたりしている。
元GDF時代の名残か、街中でカースなどを見かけたときは、市民の安全を守ろうと敵を誘導していたりしていた。
冒頭で走って逃げていた原因はこれである。
関連アイドル
・ユウキ・オトクラ(ハートメールサービスの実務担当)
関連設定
・GDF(元隊員)
職業
元GDF隊員
属性(ヒーローor悪役など)
人間
能力
『アイテムボックス』
佐藤心の能力。空間を召喚し、物を出し入れすることが出来る。空間を出せる範囲は自身の手が届く範囲のみ。
入れるときは空間を呼び出してアイテムを入れることで収納でき、取り出すときは頭で何を出すかをイメージして取り出す。
そのため、何を入れてたかを忘れると、そのアイテムがずっと取り出せないままになる。
また、中は真空に等しいため、人間などの生物を入れるのには向かない。
詳細説明
元GDFの隊員で、パッションチームの後方支援を担当していた。
実は入隊してから能力に目覚めたが、それを隠していた。
現場の人には度々バレてはいたが、能力が便利だったため歓迎された。
その際、現場の人の協力により、能力の隠蔽工作を手伝ってもらっている。
また、彼女自身もそれなりに貢献をしている。
市街地空爆の件でGDFをやめた後は、アルバイトをしている。
その後、ユウキ・オトクラと出会い、共同でハートメールサービスを運営している。
衣装を作るのが趣味で、GDF時代には作った衣装でドレスアップして隊員を盛り上げたり、ユウキ・オトクラに衣装を作ってあげたりしている。
元GDF時代の名残か、街中でカースなどを見かけたときは、市民の安全を守ろうと敵を誘導していたりしていた。
冒頭で走って逃げていた原因はこれである。
関連アイドル
・ユウキ・オトクラ(ハートメールサービスの実務担当)
関連設定
・GDF(元隊員)
221: 2015/05/27(水) 02:13:03.23 ID:n0yFMG/N0
以上、投下終了です。こ、こんなのでどうでしょうか!?
使ってくれればありがたいかなぁって思います。
一応、未来世界とか書いてありますが、現状の延長線上でたどり着く可能性の一つって感じなので、実質別世界って言った方がいいのかも。
あと、未来の世界は何かが一周まわってファンタジー世界になっていますので、もはや別世界なのかも。(平行世界っていうのとはちょっと違うけども。)
一応、設定やおまけその2とかはあるけども、これはどこで出そうかなぁ……。
あと、キャラとしては登場してはいるけど、最近登場してなかったり、あんまり活躍できないキャラとかどこかにいないかなー
能力を授けに夢の中に現れたりっていうのも考えたりしたので(最近のをまだ読めてないからわからないけど、千枝ちゃんとかどうなってます?)
使ってくれればありがたいかなぁって思います。
一応、未来世界とか書いてありますが、現状の延長線上でたどり着く可能性の一つって感じなので、実質別世界って言った方がいいのかも。
あと、未来の世界は何かが一周まわってファンタジー世界になっていますので、もはや別世界なのかも。(平行世界っていうのとはちょっと違うけども。)
一応、設定やおまけその2とかはあるけども、これはどこで出そうかなぁ……。
あと、キャラとしては登場してはいるけど、最近登場してなかったり、あんまり活躍できないキャラとかどこかにいないかなー
能力を授けに夢の中に現れたりっていうのも考えたりしたので(最近のをまだ読めてないからわからないけど、千枝ちゃんとかどうなってます?)
222: 2015/05/27(水) 11:33:07.59 ID:On0Z5selo
乙乙。悠貴ちゃんポストガールなのか
223: 2015/05/27(水) 16:21:54.54 ID:Ze1CP4EJ0
おつです!コンゴトモヨロシク
未来世界はいくつあってもおかしくないしね、ラーニングもいろいろ楽しそう
相談事は作者用掲示板にして頂いてもよろしいのですぞー
未来世界はいくつあってもおかしくないしね、ラーニングもいろいろ楽しそう
相談事は作者用掲示板にして頂いてもよろしいのですぞー
【次回に続く・・・】
コメントは節度を持った内容でお願いします、 荒らし行為や過度な暴言、NG避けを行った場合はBAN 悪質な場合はIPホストの開示、さらにプロバイダに通報する事もあります