408: 2013/04/24(水) 22:59:13.15 ID:VxV0RKsFO

前回:P「律子にビンタ仕返してくるまでビンタする」

雪歩「あの…おはようございますぅ…」

P「おはよう雪歩」

小鳥(ついに…きてしまった…)

小鳥(今回の企画の難所…いえ、目玉とも言うべき存在が…)

小鳥(いわゆる反撃してこなさそう系アイドル!)

小鳥(ビンタし返されるまでビンタするとは…つまりはビンタされるまでビンタし続けないといけないということ!)

小鳥(しかも今回は765プロアイドルいち、叩いたら崩れてしまいそうな雪歩ちゃん!)

小鳥(雪歩ちゃんのことはもちろん心配ですが…プロデューサーさんの心が壊れないか…音無小鳥、とても心配です!)

雪歩「あ…プロデューサー♪」トテトテ

小鳥(男性の中で唯一といってもいいくらい、信頼関係が築けているのに…プロデューサーさん…)

小鳥(雪歩ちゃんだけはやりすぎては行けませんよ!マジで!!)

624: 2013/04/25(木) 13:37:36.76 ID:1SZ/XIvZO
雪歩「プロデューサー、来週のお仕事についてもう一度聞きたいことが…」

P「…………」

パチーン!

雪歩「きゃんっ!?」ヘタリ

小鳥(あぁっ!雪歩ちゃんが膝から崩れ落ちちゃった…!)

雪歩「…………っ?……?」オロオロ

P「…………」

雪歩「あ、あの…えと…ぷ、プロデューサー…?」

雪歩「今のは…その…………」

雪歩「…ぅぅ……」ジワリ

小鳥(は、早くも涙を浮かべてますよ!大丈夫ですかこれ!?)
ぷちます!(14) (電撃コミックスEX)
625: 2013/04/25(木) 13:39:58.14 ID:1SZ/XIvZO
P「…………」

雪歩「わ、わかってます…私、プロデューサーの都合も気にせずに話しかけちゃって…」ムクッ

雪歩「今、忙しかったんですよね…?ごめんなさい…私が悪かったんですよね…」

小鳥(うぐっ…すでに辛いんですけど…プロデューサーさんは平気なんでしょうかね…)

P「…………」

パシーン!

雪歩「あうっ!?」

小鳥(うぉぃっ!すかさずですか!?)

雪歩「…ぷ…ぷろ……」

P「…………」

雪歩「………わ…私…」ヘタリ

雪歩「…え、へへ…また、なにか失礼なこと…しちゃった…でしょうか…」ポロッ

雪歩「私ったら…プロデューサーに迷惑ばかりかけて…本当に…だめ、だめ…で…」ポロポロ

雪歩「……ひっく……ひく……」ポロポロ

小鳥(ぴゃぁぁぁぁ!も、もう無理ですってプロデューサーさん!これ以上はさすがに後々問題になりますってぇ!)

628: 2013/04/25(木) 13:41:44.04 ID:1SZ/XIvZO
P「…………」

雪歩「すみません…すみません…私…こんなにだめだめですけど…ぐすっ…嫌いにならないでください…」ポロポロ

P「…………」

雪歩「頑張って悪いとこ直しますから…だから…」ポロポロ

P「…………」スッ

小鳥(ちょ、まっ……!)

パォシェーン!

雪歩「っ…!」

P「…………」

雪歩「…うぇ…うぇぇぇん…っ…!」ポロポロ

630: 2013/04/25(木) 13:55:35.33 ID:1SZ/XIvZO
雪歩「うぇぇぇん…ひっく…ぐすっ…」ポロポロ

小鳥(ガチ泣きしてるじゃないですかぁ!やめたげてよプロデューサーさん!)

P「…………」

雪歩「ごめんなさい…ぐす…許して…ください……」ポロポロ

小鳥(今ならまだ間に合うからぁ!そこでガッとやってチュッて吸ってはぁーんですよ!)

P「…………」

雪歩「プロデューサー…私…私…!プロデューサーとこんな風になるの…嫌ですぅ…!」ポロポロ

雪歩「せっかく…仲良くなれたと…思ってたのに…うぇぇぇん…!」ポロポロ

P「…………」

P「…………」


P「雪歩」

小鳥(!?)

633: 2013/04/25(木) 13:59:33.38 ID:1SZ/XIvZO
雪歩「ぷろ…でゅーさー…?」ポロポロ

P「……雪歩」

小鳥(シャベッタァァァァァァ!!)

小鳥(いやいややっぱり心が持たなかったんですよねプロデューサーさん!いいですよ!それが正解ですよ!早く雪歩ちゃんにらぶらぶちゅっちゅしてあげてください!)

P「お前…なんのためにアイドルになったんだっけ?」

雪歩「え…?」クスン

P「その性格を直したいとか言ってなかったか?」

P「だったらいつまでも泣いてるんじゃない」

ポシェーン!

雪歩「やっ…!……ぅぅ…!」ポロッ

小鳥(……………………いや…え…?)

小鳥(……一応撮りますけど)

635: 2013/04/25(木) 14:03:57.25 ID:1SZ/XIvZO
P(……やっぱり雪歩は俺がビンタをし続けてもやり返そうとする気配が全くない……)

P(しかし、この実験を始めようと思い付いたとき…こういう事態を考えなかったわけではない)

P(どうしてもビンタし返さないアイドルがいた場合…口で煽って怒らせるしかない)

P(そうじゃなきゃ一生ビンタし続けなきゃならんし…そうなったらいくら加減してるとはいえ、雪歩のぷるぷるつるつるぷにっぷになほっぺたが腫れ上がってしまう)

P(出来るだけ口で傷付けたくはないんだけどな…心の傷の方が後に残りやすいし…)

P(だから怒らせるだけ…怒らせるだけにしよう…言い過ぎて雪歩の心を壊さないように慎重に…)

P(あ、ビンタの方はもちろん続けるけど)


小鳥(って顔をプロデューサーさんがしてる!気がする!)

小鳥(だからもうちょい見守ってましょ…)

小鳥(べ、別に泣いてる雪歩ちゃんが可愛いから実はもっと続けて欲しいなんて思ってないんだからね!)

671: 2013/04/25(木) 19:07:28.92 ID:1SZ/XIvZO
P「お前は強い性格になりたくてアイドルになったんだろ?」

雪歩「は…い…」

P「今のお前を見る限り、とてもそうは思えないんだがなぁ」

雪歩「……すみません…」

P「俺に謝って」スッ

雪歩「あっ…!」ビクッ

P「どうすんだよ」

ポペン!

雪歩「うぅ!……ひぐ…!」

P「お前自信の問題だろう。お前自信が頑張らなくちゃいけないんだよ」

P「人に頼ろうとするな」

雪歩「……はい…」ポロポロ

小鳥(あれれ?プロデューサーさんの仕事はアイドルをプロデュースすることじゃないん?)

676: 2013/04/25(木) 19:20:59.24 ID:1SZ/XIvZO
P「泣くのをやめろ」

雪歩「ひっく…そんな…こと…言われても…っ」ポロポロ

雪歩「私…涙が止まらなくてぇ…ぐすっ…」ポロロポ

P「情けなくないのか雪歩」

雪歩「はいぃ…私…いつまでたってもプロデューサーに頼ってばっかりで…」ロポロロ

雪歩「自分だけではなにも出来なくて…だめだめで…ひくっ…」ポロロンポ

雪歩「だから…だから…プロデューサーにこれ以上嫌われたくないのに…涙が出てきちゃって…っ…」ポッポロポー

P「…………」

P「」チラッ

小鳥(いやこっち見られてもどうしようもありません)

683: 2013/04/25(木) 19:31:59.41 ID:1SZ/XIvZO
P「……か、かっこわるいぞ雪歩。早く泣き止め」

雪歩「そうです…プロデューサーがいないと私なんてかっこわるるんですぅ…」グスグス

P「…馬鹿だ。お前は超馬鹿だ。ボケボケのアホアイドルだ」

雪歩「わかってます…私なんて馬鹿でアホでボケボケのおっちょこちょいのちんちくりんお化けなんですぅ…」グスグス

P「…お、お前みたいなアイドルなんて踏み潰しちまうぞ!!」

雪歩「はいぃ…私なんて地べたに這いつくばって土下座して頭から牛乳でもかぶって臭くなってボロ雑巾のように踏んづけられちゃうのがお似合いなんですぅ…」グスグス

P(……雪歩ってどんな悪口言えば怒るんだよっ!)

ポペペポプ!

雪歩「ひゃあふ!……うぅぅ…」プルプル

小鳥(怒らない雪歩ちゃんも雪歩ちゃんだけど…プロデューサーさんの悪口もどうかと思います…)

雪歩「…どうせだったら叩くよりも踏んじゃってください…私ごときがプロデューサーのお手を煩わせるわけにはいきません…」グスグス

689: 2013/04/25(木) 19:46:28.32 ID:1SZ/XIvZO
P(雪歩といえば…雪歩といえば……あっ)

P「…雪歩のお茶ってすごいマズイよな」

雪歩「……っ……!」ジワッ

P「…趣味がポエムってすごい痛いよな」

雪歩「…………うぅぅぅぅ…」ジワワッ

P「…………」

小鳥(あれで怒らないのね…雪歩ちゃんには喜怒哀楽の怒は存在してるのかしら)

P「…………」


P「……真って全然可愛くないよな」

雪歩「………………」

雪歩「…………」

雪歩「はい?」

690: 2013/04/25(木) 19:47:18.60 ID:6rkDyCoZ0
あっ・・・・・・

693: 2013/04/25(木) 19:49:05.02 ID:luNZBPTy0
あれ、BGMが変わった……?

700: 2013/04/25(木) 19:58:57.83 ID:1SZ/XIvZO
P「だって全然女の子っぽくないしさ」

雪歩「…プロデューサー」

P「スタイルだって柔らかそうじゃないし筋肉質だし」

雪歩「…あの…やめてください」

P「その割にはフリフリの衣装着たがるしさ」

雪歩「……それ以上言ったら許しませんよ」

P「ほんと…真ってなんでアイドルやってんだろ?」

雪歩「……!!」

ブォン!

小鳥(振りかぶってのぉぉぉ)

雪歩「ばかぁぁぁぁぁぁぁ!!」

ポェッチーン!!

P「ぷろでゅう!!」

小鳥(渾身の張り手ぇぇぇぇ!)

雪歩「……あわわっ!?わ、私ったらなんてことを…!」

706: 2013/04/25(木) 20:03:58.32 ID:1SZ/XIvZO
P「」

雪歩「ご…ごめんなさいごめんなさい!」

小鳥「いやいいのよ雪歩ちゃん!あたしもなんかスッキリしたから!」

雪歩「は、はぇぇっ!?音無さん!?」

小鳥「ほっぺたは大丈夫なの雪歩ちゃん!」スリスリ

雪歩「ひゃっ…す、すりすりしないでくださぁ~い!」

小鳥(あっ…ごっつええカンジ…)スリスリ

711: 2013/04/25(木) 20:16:59.95 ID:1SZ/XIvZO
小鳥「やだぁ~雪歩ちゃんのほっぺたぷにっぷに~…」プルプル!

雪歩「ひゃめれくださ~いぃ…ほっぺぷるぷるしないれくださ~いぃ…」

P「……グホッ…!」

小鳥「あ、プロデューサーさん大丈夫っすかー」プルプル!

P「…頬も痛いですけど、やっぱ真や雪歩の悪口言うのも辛いっすね」

小鳥「嘘だとわかっててもイラッときましたよプロデューサーさん!ピヨピヨパンチを食らわせたいところです!」プルプル!

P「うちのアイドルに可愛くないアイドルがいるわけないですもん」

雪歩「…ぷろりゅりゅさー…いっにゃいにゃにがにゃんらか…」

P「いい加減雪歩のほっぺぷるぷるすんのやめて音無さん。雪歩喋れてない」

716: 2013/04/25(木) 20:28:23.43 ID:1SZ/XIvZO
P「……というわけなんだ…」

雪歩「…………」ポカン

雪歩「…私がプロデューサーのほっぺたを叩くまで…私のほっぺたを叩く…?」

雪歩「…………??」ポカン

雪歩「……プロデューサー、私に叩かれたかったんですか…?」

雪歩「あの…叩かれるの、痛いですよ…?叩かれるの駄目ですよプロデューサー」

雪歩「あ、でも私…プロデューサーを叩いちゃいました…」

雪歩「……ごめんなさい…私…プロデューサーに酷いことを…」シューン

P「…………俺は雪歩という天使を世界中に誇れますよ」

小鳥「わかります。あたし達みたいなのはこの子と同じ大地に立ってはいけない存在かと思います」

雪歩「ひぇぇっ…!?」

719: 2013/04/25(木) 20:40:03.21 ID:1SZ/XIvZO
P「なんだかもう雪歩に足を向けて寝られないです」

小鳥「でもなんとか雪歩ちゃんに叩いてもらってよかったですねプロデューサーさん」

P「その言い方だと俺がドMみたいじゃないですか」

小鳥「なんにせよ、雪歩ちゃんにはこれから優しくしてあげてくださいよ!お姉さんとの約束!」

P「はい…真にもそれとなくお詫びをしようと思います」

小鳥「雪歩ちゃんは六回目で反撃でした。しかしビンタではなく友達への悪口が反撃のきっかけでしたけどね。なんていい子なんざんしょ…」


ガチャ

>>725

725: 2013/04/25(木) 20:41:47.51 ID:80fMjKrW0

727: 2013/04/25(木) 20:42:29.83 ID:6rkDyCoZ0
きましたよこれ

730: 2013/04/25(木) 20:45:29.44 ID:1U8QuZ0Q0
泣いちゃうよひびきん

引用: P「アイドルにビンタ仕返してくるまでビンタする」