前回:「喫茶『アイドル』に集うアイドルたち」case7 三浦あずさ
117: 2014/01/24(金) 19:25:55.12 ID:OWVJXdnm0
店主「今の私には縁のない話だけど、職場や仕事仲間っていうのは結構大事よね」
店主「彼らもかつての961プロなら長く続かなかったでしょうけど、改心した敏腕社長が付いている今は全く心配ないわね」
店主「まあもっぱら……彼らに付いてるのは敏腕社長じゃなくて、優秀なマネージャーって話だけれど?」
――case7.5 Jupiter
冬馬「邪魔するぜ」カランカラン
北斗「チャオ」
店主「はい、いらっしゃい。あれ、今日は二人なの?」
北斗「翔太は今日ソロでTVの仕事が入ってるので、あとから来ます」
店主「成程」
冬馬「ユニットだから休みも結構被るけど、たまにこういうことがあるな」
北斗「まあ、それだけ俺達が一人ひとり売れっ子ってことさ」
店主「で、その売れっ子さん方、ご注文は?」
冬馬「クリームソーダ」
北斗「いつもそればっかだね……俺はコーヒー、ブラックで」
店主「砂糖は?」
北斗「小さじ二杯」
店主「小さじで指定されたのは初めてだわ。まあ、出来るけど」
店主「じゃあ、クリームソーダ一つにブラックコーヒー一つね」
冬馬「ここのクリームソーダはシンプルだけど美味いんだよな」
店主「ありがとう。まあ、ソーダ水とメロンシロップをチョメチョメして作ってるだけなんだけど」
冬馬「チョメチョメってなんだ、混ぜてるだけじゃないのか?」
店主「チョメチョメはチョメチョメだよ」
北斗「そういえばメロンシロップの着色料って虫が原料らしいですね」
冬馬「北斗てめぇ、今からクリームソーダ飲む奴の前でそういう話するか!?」
店主「イチゴシロップも虫だっけ」
冬馬「その話やめろ!」
店主「彼らもかつての961プロなら長く続かなかったでしょうけど、改心した敏腕社長が付いている今は全く心配ないわね」
店主「まあもっぱら……彼らに付いてるのは敏腕社長じゃなくて、優秀なマネージャーって話だけれど?」
――case7.5 Jupiter
冬馬「邪魔するぜ」カランカラン
北斗「チャオ」
店主「はい、いらっしゃい。あれ、今日は二人なの?」
北斗「翔太は今日ソロでTVの仕事が入ってるので、あとから来ます」
店主「成程」
冬馬「ユニットだから休みも結構被るけど、たまにこういうことがあるな」
北斗「まあ、それだけ俺達が一人ひとり売れっ子ってことさ」
店主「で、その売れっ子さん方、ご注文は?」
冬馬「クリームソーダ」
北斗「いつもそればっかだね……俺はコーヒー、ブラックで」
店主「砂糖は?」
北斗「小さじ二杯」
店主「小さじで指定されたのは初めてだわ。まあ、出来るけど」
店主「じゃあ、クリームソーダ一つにブラックコーヒー一つね」
冬馬「ここのクリームソーダはシンプルだけど美味いんだよな」
店主「ありがとう。まあ、ソーダ水とメロンシロップをチョメチョメして作ってるだけなんだけど」
冬馬「チョメチョメってなんだ、混ぜてるだけじゃないのか?」
店主「チョメチョメはチョメチョメだよ」
北斗「そういえばメロンシロップの着色料って虫が原料らしいですね」
冬馬「北斗てめぇ、今からクリームソーダ飲む奴の前でそういう話するか!?」
店主「イチゴシロップも虫だっけ」
冬馬「その話やめろ!」
118: 2014/01/24(金) 19:36:49.52 ID:OWVJXdnm0
店主「それにしても、毎度のことだけど北斗くんはオシャレな変装してくるね」
北斗「まあ、アイドルとして変装は不可欠ですし……でもみっともない格好をするのは、ねえ?」
店主「ははっ。プライベートでも気を抜かないのね、北斗くんは」
冬馬「プライベートでもって言うか、北斗は常に天然の女たらしだろ……」
店主「…………」
冬馬「な、なんだよ」
店主「いや、初めてうちに来たときもそうだけどさ……冬馬くんは、もう少しオシャレした方がいいと思う」
冬馬「お、大きなお世話だ!」
店主「町中で憧れのアイドルがチェックシャツ着て歩いてるの見たファンのこの気持ちも考えてやりなさいよ!」
北斗「冬馬、お姉さんの言う通りだ」
冬馬「俺そこまでダサいのか!?」
店主「いや、そこまでじゃないけど……イメージとは合わないかな」
冬馬「くそっ……マジかよ」
北斗「この間社長も「あれはないだろ」って言葉濁してたぞ」
冬馬「うわ、おっさんに言われてるってショックなんだけど」
店主「黒井社長いっつもスーツ着てるけど私服どんなんなのか想像つかないわね」
北斗「アロハシャツとか」
店主「うわぁ……」
冬馬「そこまで引くことなのか?」
北斗(着ることがあるんだろうか)
店主「黒井社長がアロハシャツか……似合わないなあ。あ、はいクリームソーダとブラックコーヒー」
冬馬「おっ、さんきゅ」
北斗「いただきます」
店主「冬に暖かい部屋で食べるアイスって美味しいよね」シャリシャリ
冬馬「そのアイス絶対クリームソーダの残りだろ」
店主「残り物は出さないのが私のモットーでね」
北斗「エコですね」
北斗「まあ、アイドルとして変装は不可欠ですし……でもみっともない格好をするのは、ねえ?」
店主「ははっ。プライベートでも気を抜かないのね、北斗くんは」
冬馬「プライベートでもって言うか、北斗は常に天然の女たらしだろ……」
店主「…………」
冬馬「な、なんだよ」
店主「いや、初めてうちに来たときもそうだけどさ……冬馬くんは、もう少しオシャレした方がいいと思う」
冬馬「お、大きなお世話だ!」
店主「町中で憧れのアイドルがチェックシャツ着て歩いてるの見たファンのこの気持ちも考えてやりなさいよ!」
北斗「冬馬、お姉さんの言う通りだ」
冬馬「俺そこまでダサいのか!?」
店主「いや、そこまでじゃないけど……イメージとは合わないかな」
冬馬「くそっ……マジかよ」
北斗「この間社長も「あれはないだろ」って言葉濁してたぞ」
冬馬「うわ、おっさんに言われてるってショックなんだけど」
店主「黒井社長いっつもスーツ着てるけど私服どんなんなのか想像つかないわね」
北斗「アロハシャツとか」
店主「うわぁ……」
冬馬「そこまで引くことなのか?」
北斗(着ることがあるんだろうか)
店主「黒井社長がアロハシャツか……似合わないなあ。あ、はいクリームソーダとブラックコーヒー」
冬馬「おっ、さんきゅ」
北斗「いただきます」
店主「冬に暖かい部屋で食べるアイスって美味しいよね」シャリシャリ
冬馬「そのアイス絶対クリームソーダの残りだろ」
店主「残り物は出さないのが私のモットーでね」
北斗「エコですね」
119: 2014/01/24(金) 19:47:24.51 ID:OWVJXdnm0
店主「ところでさ」
冬馬「?」
店主「テレビで冬馬くん見かける度に、初めて店に来た時の変装思い出して笑いそうになるんだけどどうすればいいと思う?」
冬馬「そこまでダサかったか俺!?」
北斗「良かったじゃないか冬馬、レディが君の事が頭から離れないと悩んでいるんだぞ」
店主「ポジティブすぎるわ」
冬馬「……俺どんな格好してたっけ」
店主「サングラスにマスク、バンダナを頭に被って赤チェックのシャツにジーパン。ついでにカーキのリュック」
北斗「くっ……ぷふっ」
冬馬「北斗……」
北斗「流石に、それは……くふっ……無いと思うぞ」プルプル
店主「テレビで顔見る度にこうなる私の気持ちを、な?」
冬馬「ダサくて悪かったな! くそっ、こうなったら私服を一新してやる!」
翔太「お待たせー」カランカラン
三条馬「お邪魔します」
店主「あ、いらっしゃ……ん? そちらは、どちら様?」
翔太「ジョバちゃんだよ」
店主「ジョ……なんて?」
三条馬「はじめまして。私、Jupiterマネージャーの三条馬静と申します。これ、名刺です」スッ
店主「あ、どうも」
三条馬「うちの子たちがいつもお世話になってるようで」
店主「大丈夫です、彼らなんてうちでお世話になってるほんの一部ですから」
冬馬「あの壁見れば分かるわな」
三条馬「壁? ……って、うわぁ、凄い! サインが一杯……」
北斗「765プロの所属アイドルの分は全員分あるみたいですね」
店主「876の涼くんと、なんと! 東豪寺プロ、魔王エンジェルのサインもあるのよ!」
三条馬「ぎょ、業界人でもここまで持ってる人は居ませんよ!?」
店主「この店やってて良かったわ……」
翔太「ねーねー、冬馬くん北斗くん。僕たちのサインも飾ってもらおうよ」
北斗「ん、良いね」
冬馬「765のやつらだけ目立たせる訳にはいかないもんな! よし、マスター、色紙はないのか?」
店主「もちろんここに」
冬馬「よし!」
三条馬「ん……? これは……」
冬馬「?」
店主「テレビで冬馬くん見かける度に、初めて店に来た時の変装思い出して笑いそうになるんだけどどうすればいいと思う?」
冬馬「そこまでダサかったか俺!?」
北斗「良かったじゃないか冬馬、レディが君の事が頭から離れないと悩んでいるんだぞ」
店主「ポジティブすぎるわ」
冬馬「……俺どんな格好してたっけ」
店主「サングラスにマスク、バンダナを頭に被って赤チェックのシャツにジーパン。ついでにカーキのリュック」
北斗「くっ……ぷふっ」
冬馬「北斗……」
北斗「流石に、それは……くふっ……無いと思うぞ」プルプル
店主「テレビで顔見る度にこうなる私の気持ちを、な?」
冬馬「ダサくて悪かったな! くそっ、こうなったら私服を一新してやる!」
翔太「お待たせー」カランカラン
三条馬「お邪魔します」
店主「あ、いらっしゃ……ん? そちらは、どちら様?」
翔太「ジョバちゃんだよ」
店主「ジョ……なんて?」
三条馬「はじめまして。私、Jupiterマネージャーの三条馬静と申します。これ、名刺です」スッ
店主「あ、どうも」
三条馬「うちの子たちがいつもお世話になってるようで」
店主「大丈夫です、彼らなんてうちでお世話になってるほんの一部ですから」
冬馬「あの壁見れば分かるわな」
三条馬「壁? ……って、うわぁ、凄い! サインが一杯……」
北斗「765プロの所属アイドルの分は全員分あるみたいですね」
店主「876の涼くんと、なんと! 東豪寺プロ、魔王エンジェルのサインもあるのよ!」
三条馬「ぎょ、業界人でもここまで持ってる人は居ませんよ!?」
店主「この店やってて良かったわ……」
翔太「ねーねー、冬馬くん北斗くん。僕たちのサインも飾ってもらおうよ」
北斗「ん、良いね」
冬馬「765のやつらだけ目立たせる訳にはいかないもんな! よし、マスター、色紙はないのか?」
店主「もちろんここに」
冬馬「よし!」
三条馬「ん……? これは……」
120: 2014/01/24(金) 19:55:47.30 ID:OWVJXdnm0
三条馬「この『スキップバード』って……」
店主「ああ、それは私の宝物よ。昔のアイドルのサイン」
三条馬「なんか、名前は聞いたことあるような気が……」
店主「私と年が近ければ知ってるかもね。静さんはいくつ?」
三条馬「私は26です」
店主「私は27。それなら知ってるかもねー、一時期はちょろっとだけラジオとかテレビにも出てたし」
翔太「何の話してるの?」
店主「昔のアイドルの話。まあ、翔太くんは知らなくて当然だけどね」
翔太「昔のことはあんまり知らないな―、僕」
三条馬「うーん……名前は知ってるのに、どんなアイドルか思い出せない……モヤモヤする」
店主「まあまあ、それは置いておいて。ご注文は?」
翔太「あ、僕アップルジュース」
三条馬「じゃあ私はアールグレイティーで」
店主「はい、アップルジュース一つにアールグレイティー一つね」
冬馬「北斗」
北斗「ああ、多分同じことを思ってるよ」
冬馬「だよな。あの二人……」
北斗「静さんとマスターだよね」
冬馬「ああ、あの二人……」
冬馬「なんか似てないか?」
北斗「でもあの感じだと姉妹って感じでもなさそうだし、他人の空似レベルかな」
冬馬「確かに、そっくりってワケじゃないよな。どことなく面影が似てるっていうか」
北斗「同じ作画でキャラデザインしたみたいな?」
冬馬「まあそんな……って、なんでそういう喩えなんだよ」
北斗「冬馬が一番分かりやすいやつかと」
冬馬「俺をオタクみたいに言うんじゃねえよ! 次回予告で作画監督が分かる程度だ」
北斗「人はそれを重症と呼ぶんだよ」
店主「ああ、それは私の宝物よ。昔のアイドルのサイン」
三条馬「なんか、名前は聞いたことあるような気が……」
店主「私と年が近ければ知ってるかもね。静さんはいくつ?」
三条馬「私は26です」
店主「私は27。それなら知ってるかもねー、一時期はちょろっとだけラジオとかテレビにも出てたし」
翔太「何の話してるの?」
店主「昔のアイドルの話。まあ、翔太くんは知らなくて当然だけどね」
翔太「昔のことはあんまり知らないな―、僕」
三条馬「うーん……名前は知ってるのに、どんなアイドルか思い出せない……モヤモヤする」
店主「まあまあ、それは置いておいて。ご注文は?」
翔太「あ、僕アップルジュース」
三条馬「じゃあ私はアールグレイティーで」
店主「はい、アップルジュース一つにアールグレイティー一つね」
冬馬「北斗」
北斗「ああ、多分同じことを思ってるよ」
冬馬「だよな。あの二人……」
北斗「静さんとマスターだよね」
冬馬「ああ、あの二人……」
冬馬「なんか似てないか?」
北斗「でもあの感じだと姉妹って感じでもなさそうだし、他人の空似レベルかな」
冬馬「確かに、そっくりってワケじゃないよな。どことなく面影が似てるっていうか」
北斗「同じ作画でキャラデザインしたみたいな?」
冬馬「まあそんな……って、なんでそういう喩えなんだよ」
北斗「冬馬が一番分かりやすいやつかと」
冬馬「俺をオタクみたいに言うんじゃねえよ! 次回予告で作画監督が分かる程度だ」
北斗「人はそれを重症と呼ぶんだよ」
121: 2014/01/24(金) 20:06:51.23 ID:OWVJXdnm0
店主「あ、そうだ! この間のライブ映像DVD買ったんだけど、流そうか?」
三条馬「この間の……って、四事務所合同ライブのですか?」
北斗「確か、冬馬がオリジナルユニット結成した時のだっけ」
冬馬「ああ。気分的には男一人だったぜ、あのユニット」
店主「あ、冬馬くんは真ちゃんのことちゃんと女の子認識してるんだ」
冬馬「当たり前だろ」
翔太「ところで、流すってどうするの?」
店主「こうするの」ガラガラ
翔太「スクリーンが降りてきた!?」
店主「そっちにプロジェクターがあるから、簡単に再生できるのよ」
三条馬「高機能ですね……」
店主「無駄にね。あと、静ちゃんも敬語じゃなくて良いわよ」
三条馬「静……ちゃん?」
北斗「お姉さんはそういう人ですから」
店主「因みに、うちの客で私をお姉さんって呼ぶのは北斗くんと翔太くんだけだから」
三条馬「私はなんて呼べば……」
北斗「マスター」
翔太「マスター」
冬馬「そんなことより早く見ようぜ」
翔太「そこは空気を読もうよ」
店主「はは、じゃあ流そうか」ウィーン
黒井『Ladies and Gentlemen! ようこそ、一夜限りの大祭へ』
三条馬「黒井社長のアナウンスは新鮮ね」
翔太「クロちゃん張り切ってたもんね、格の違いをーとか言ってたけど完全に遠足前の小学生だったよアレ」
北斗「喩えが的確すぎるよ」
店主「なんとなく想像できるから怖いわ」
黒井『さあ、トップバッターは我が961プロより……降臨せよ、Venus!』
美希『派手に……行くのォーッ!』
三条馬「この間の……って、四事務所合同ライブのですか?」
北斗「確か、冬馬がオリジナルユニット結成した時のだっけ」
冬馬「ああ。気分的には男一人だったぜ、あのユニット」
店主「あ、冬馬くんは真ちゃんのことちゃんと女の子認識してるんだ」
冬馬「当たり前だろ」
翔太「ところで、流すってどうするの?」
店主「こうするの」ガラガラ
翔太「スクリーンが降りてきた!?」
店主「そっちにプロジェクターがあるから、簡単に再生できるのよ」
三条馬「高機能ですね……」
店主「無駄にね。あと、静ちゃんも敬語じゃなくて良いわよ」
三条馬「静……ちゃん?」
北斗「お姉さんはそういう人ですから」
店主「因みに、うちの客で私をお姉さんって呼ぶのは北斗くんと翔太くんだけだから」
三条馬「私はなんて呼べば……」
北斗「マスター」
翔太「マスター」
冬馬「そんなことより早く見ようぜ」
翔太「そこは空気を読もうよ」
店主「はは、じゃあ流そうか」ウィーン
黒井『Ladies and Gentlemen! ようこそ、一夜限りの大祭へ』
三条馬「黒井社長のアナウンスは新鮮ね」
翔太「クロちゃん張り切ってたもんね、格の違いをーとか言ってたけど完全に遠足前の小学生だったよアレ」
北斗「喩えが的確すぎるよ」
店主「なんとなく想像できるから怖いわ」
黒井『さあ、トップバッターは我が961プロより……降臨せよ、Venus!』
美希『派手に……行くのォーッ!』
122: 2014/01/24(金) 20:25:54.22 ID:OWVJXdnm0
三条馬「Venus、竜宮小町、Dearly Stars、魔王エンジェル……そうそうたるメンバーね」
北斗「特に、一時はトップアイドルの名を蹂躙していた魔王エンジェルとコラボしたことはニュースにもなりましたからね」
冬馬「で、次が俺のオリジナルユニットか」
黒井『ここからは、今日限りのオリジナルユニットによる楽曲をお楽しみいただこう』
黒井『天ヶ瀬冬馬、菊地真、秋月涼の三名で構成される一夜限りの豪華ユニット、BOY Meets Girl!』
~♪
店主「『エージェント夜を往く』。涼くんはカバーの経験があったけど、冬馬くんはこの時が初めてだったわよね?」
冬馬「フンッ、だからって俺が遅れをとる訳がねぇぜ!」
翔太「話を聞いた時からずっと練習してたもんね」
冬馬「しょ、翔太! 言うんじゃねえよ!」
北斗「冬馬は努力家だからね」
涼『踊るわ激しく!』
冬馬『この身の限りに!』
真『燃やすわ激しく!』
翔太「ヒュー」
三条馬「あー、私舞台裏じゃなくて客席で見たかったわ、これ」
店主「私もこればかりは会場で見てみたかったわ……」
冬馬「今度俺達のライブのチケットいるか?」
店主「是非とも」
石川『続きまして次のユニット。今日を逃せば二度とはお目にかかれないであろうユニットをご覧に入れましょう』
翔太「あ、アナウンス替わったね」
店主「876プロの石川社長ね。黒井社長みたいに表に出てくることが少ないから、初めて知った人も居るんじゃないかな」
石川『水瀬伊織、星井美希、そして東豪寺麗華の三名でお送りするユニット、PLANETS!』
~♪
翔太「『オーバーマスター』。Venusの曲だね」
北斗「しかもこのユニットのために黒井社長が歌詞を書き直してるんだよね」
美希『自由が欲しいと思ってる♪』
麗華『ダメよアナタは私の……隷下♪』
伊織『カタキと見なせ 勝つためには♪』
三人『牙を立てるの♪』
三条馬「社長もマメね……」
店主「まあ、元々がVenusの為に作られた曲だから思い入れがあるのかもね」
北斗「特に、一時はトップアイドルの名を蹂躙していた魔王エンジェルとコラボしたことはニュースにもなりましたからね」
冬馬「で、次が俺のオリジナルユニットか」
黒井『ここからは、今日限りのオリジナルユニットによる楽曲をお楽しみいただこう』
黒井『天ヶ瀬冬馬、菊地真、秋月涼の三名で構成される一夜限りの豪華ユニット、BOY Meets Girl!』
~♪
店主「『エージェント夜を往く』。涼くんはカバーの経験があったけど、冬馬くんはこの時が初めてだったわよね?」
冬馬「フンッ、だからって俺が遅れをとる訳がねぇぜ!」
翔太「話を聞いた時からずっと練習してたもんね」
冬馬「しょ、翔太! 言うんじゃねえよ!」
北斗「冬馬は努力家だからね」
涼『踊るわ激しく!』
冬馬『この身の限りに!』
真『燃やすわ激しく!』
翔太「ヒュー」
三条馬「あー、私舞台裏じゃなくて客席で見たかったわ、これ」
店主「私もこればかりは会場で見てみたかったわ……」
冬馬「今度俺達のライブのチケットいるか?」
店主「是非とも」
石川『続きまして次のユニット。今日を逃せば二度とはお目にかかれないであろうユニットをご覧に入れましょう』
翔太「あ、アナウンス替わったね」
店主「876プロの石川社長ね。黒井社長みたいに表に出てくることが少ないから、初めて知った人も居るんじゃないかな」
石川『水瀬伊織、星井美希、そして東豪寺麗華の三名でお送りするユニット、PLANETS!』
~♪
翔太「『オーバーマスター』。Venusの曲だね」
北斗「しかもこのユニットのために黒井社長が歌詞を書き直してるんだよね」
美希『自由が欲しいと思ってる♪』
麗華『ダメよアナタは私の……隷下♪』
伊織『カタキと見なせ 勝つためには♪』
三人『牙を立てるの♪』
三条馬「社長もマメね……」
店主「まあ、元々がVenusの為に作られた曲だから思い入れがあるのかもね」
123: 2014/01/24(金) 20:37:07.14 ID:OWVJXdnm0
三条馬「オリジナルユニットの後は、Jupiter、765エンジェルズを挟んでまたオリジナルユニットね」
律子『はいはーい! りっちゃんですよー!』
三条馬「765のアナウンスは社長じゃなかったのよね」
冬馬「合同ライブに感極まりすぎてぎっくり腰になったって菊地から聞いたぜ」
北斗「高木社長……」
店主「張り切っちゃったのね……」
律子『お次は、ちょーっと趣向を変えて、こんなユニット! 皆さんも一緒に歌ってみてくださいね』
律子『我那覇響、朝比奈りん、高槻やよいのトリオ、フィフステールズで『キラメキラリ』!』
~♪
北斗「響ちゃんがクール路線を続けてたら出来なかったね、これは」
冬馬「あいつなんでクールキャラなんてやってたんだろうな」
店主「本人あんなんなのにね」
三条馬「社長のプロデュース黒歴史時代の話はやめてあげてください」
翔太「ミステリアスな白銀の王女、って貴音さんのことを売り込んでたしね」
冬馬「四条もまんざらではなさそうだったけどな、当時」
店主「で、765プロの伊織ちゃんに貴音ちゃんが負けるまで黒井社長の黒歴史製造は続くと」
冬馬「黒井だけにな」
北斗「でも、その後にJupiterは竜宮小町とフェスで勝利するわけで、伊織ちゃんとはなにか縁があるみたいですよ」
冬馬「スルーはやめてくれ、刺さる」
店主「魔王エンジェルと繋がりがあったり961プロと因縁があったり、876の水谷絵理と知り合いだったり、伊織ちゃんってなにかと人との関わりに縁があるみたいね」
翔太「ところでネットで僕が『男版デコちゃん』って呼ばれてるのも伊織さんのせいだと思うんだ」
三条馬「それはどっちかというと美希ちゃんのせいじゃないかしら」
律子『はいはーい! りっちゃんですよー!』
三条馬「765のアナウンスは社長じゃなかったのよね」
冬馬「合同ライブに感極まりすぎてぎっくり腰になったって菊地から聞いたぜ」
北斗「高木社長……」
店主「張り切っちゃったのね……」
律子『お次は、ちょーっと趣向を変えて、こんなユニット! 皆さんも一緒に歌ってみてくださいね』
律子『我那覇響、朝比奈りん、高槻やよいのトリオ、フィフステールズで『キラメキラリ』!』
~♪
北斗「響ちゃんがクール路線を続けてたら出来なかったね、これは」
冬馬「あいつなんでクールキャラなんてやってたんだろうな」
店主「本人あんなんなのにね」
三条馬「社長のプロデュース黒歴史時代の話はやめてあげてください」
翔太「ミステリアスな白銀の王女、って貴音さんのことを売り込んでたしね」
冬馬「四条もまんざらではなさそうだったけどな、当時」
店主「で、765プロの伊織ちゃんに貴音ちゃんが負けるまで黒井社長の黒歴史製造は続くと」
冬馬「黒井だけにな」
北斗「でも、その後にJupiterは竜宮小町とフェスで勝利するわけで、伊織ちゃんとはなにか縁があるみたいですよ」
冬馬「スルーはやめてくれ、刺さる」
店主「魔王エンジェルと繋がりがあったり961プロと因縁があったり、876の水谷絵理と知り合いだったり、伊織ちゃんってなにかと人との関わりに縁があるみたいね」
翔太「ところでネットで僕が『男版デコちゃん』って呼ばれてるのも伊織さんのせいだと思うんだ」
三条馬「それはどっちかというと美希ちゃんのせいじゃないかしら」
124: 2014/01/24(金) 20:48:08.58 ID:OWVJXdnm0
麗華『さて、次のユニットの曲は……鳥肌注意よ、サイリウムを落とさないように注意しなさい』
店主「ここで麗華ちゃんか」
翔太「あの人も伊織さんに似てるよね」
麗華『ユニット名、氷仙花。三条ともみ、水谷絵理、如月千早の三名でお送りするわ』
~♪
冬馬「このユニットは……やばかったな」
翔太「最初から最後まで鳥肌立ってしょうがなかったよ」
北斗「『蒼い鳥』……ここまで人の心を揺れさせる歌も中々無いよ」
三条馬「…………」
店主「どうかしたの、静ちゃん」
三条馬「なんかあの青い人、私と苗字被ってる気が」
店主「ごめん、全員青くてわからない」
黒井『今日限りのオリジナルユニットは、次で最後……最後に相応しいメンバーをご用意しました』
黒井『日高愛、水瀬伊織、星井美希、東豪寺麗華、そして天海春香で……legEND(レジェンド)!』
~♪
冬馬「まあ、さっきの氷仙花もこれには勝てないな……」
三条馬「皆、いい顔してるわね」
店主「まさにアイドルって感じね」
北斗「本当に」
翔太「……これってユニットのリーダーだけで構成されてるんだから、冬馬くんが居ても……」
冬馬「頃す気か! こいつらのファンに大ブーイングくらうわ!」
北斗「ノリノリで『GO MY WAY!!』歌う冬馬も見てみたいけどね」
三条馬「腹筋が鍛えられそうな組み合わせね」
店主「私弾けるけど」
冬馬「歌わねぇよ!」
店主「ここで麗華ちゃんか」
翔太「あの人も伊織さんに似てるよね」
麗華『ユニット名、氷仙花。三条ともみ、水谷絵理、如月千早の三名でお送りするわ』
~♪
冬馬「このユニットは……やばかったな」
翔太「最初から最後まで鳥肌立ってしょうがなかったよ」
北斗「『蒼い鳥』……ここまで人の心を揺れさせる歌も中々無いよ」
三条馬「…………」
店主「どうかしたの、静ちゃん」
三条馬「なんかあの青い人、私と苗字被ってる気が」
店主「ごめん、全員青くてわからない」
黒井『今日限りのオリジナルユニットは、次で最後……最後に相応しいメンバーをご用意しました』
黒井『日高愛、水瀬伊織、星井美希、東豪寺麗華、そして天海春香で……legEND(レジェンド)!』
~♪
冬馬「まあ、さっきの氷仙花もこれには勝てないな……」
三条馬「皆、いい顔してるわね」
店主「まさにアイドルって感じね」
北斗「本当に」
翔太「……これってユニットのリーダーだけで構成されてるんだから、冬馬くんが居ても……」
冬馬「頃す気か! こいつらのファンに大ブーイングくらうわ!」
北斗「ノリノリで『GO MY WAY!!』歌う冬馬も見てみたいけどね」
三条馬「腹筋が鍛えられそうな組み合わせね」
店主「私弾けるけど」
冬馬「歌わねぇよ!」
125: 2014/01/24(金) 20:54:36.21 ID:OWVJXdnm0
店主「で、最後は出演者全員で『思い出をありがとう』か」
翔太「いい最終回だったね」
冬馬「なに終わらそうとしてるんだよ」
翔太「僕もオリジナルユニットやってみたかったなあ」
店主「水瀬伊織、東豪寺麗華、御手洗翔太」
北斗「どんな組み合わせか一瞬で分かりますね」
翔太「ヤだよそんなユニット!」
三条馬「……アリね」
翔太「何が!?」
三条馬「日高愛、双海真美、伊集院北斗」
北斗「やめてください、凄く絵面が危険です」
店主「町中で見かけたら、私なら迷わず通報するわね」
冬馬「北斗……口リコンだったのか」
北斗「冬馬は何を言ってるんだい!?」
翔太「そういえば全部見てたから日も落ちちゃったね」
三条馬「あら、本当……って、ああ! 私まだ事務仕事残ってるの忘れてた!」
店主「ちょ、社会人!」
三条馬「じゃあ、お金は置いていくから、さようなら!」カランカラン
冬馬「おう、また事務所で、マネージャー」
店主「千円札置いてったけど、これは皆の分もまとめて出すってことでいいのかな」
翔太「じゃあお釣りの分でも何かを……」
北斗「こらこら」
翔太「いい最終回だったね」
冬馬「なに終わらそうとしてるんだよ」
翔太「僕もオリジナルユニットやってみたかったなあ」
店主「水瀬伊織、東豪寺麗華、御手洗翔太」
北斗「どんな組み合わせか一瞬で分かりますね」
翔太「ヤだよそんなユニット!」
三条馬「……アリね」
翔太「何が!?」
三条馬「日高愛、双海真美、伊集院北斗」
北斗「やめてください、凄く絵面が危険です」
店主「町中で見かけたら、私なら迷わず通報するわね」
冬馬「北斗……口リコンだったのか」
北斗「冬馬は何を言ってるんだい!?」
翔太「そういえば全部見てたから日も落ちちゃったね」
三条馬「あら、本当……って、ああ! 私まだ事務仕事残ってるの忘れてた!」
店主「ちょ、社会人!」
三条馬「じゃあ、お金は置いていくから、さようなら!」カランカラン
冬馬「おう、また事務所で、マネージャー」
店主「千円札置いてったけど、これは皆の分もまとめて出すってことでいいのかな」
翔太「じゃあお釣りの分でも何かを……」
北斗「こらこら」
126: 2014/01/24(金) 21:00:17.97 ID:OWVJXdnm0
店主「普段女の子たちばっかり来るからね。こうしてたまには、男の子たちと話すのも楽しいものよ」
店主「そういえばこの間、765GSっていうのをネットで見つけたのよ」
店主「765プロの皆が男の子だったら、っていういわゆる男体化ものだったけど、出来が良くて面白かったわ」
店主「まあそれはともかく、Jupiterは国内の男性アイドルで人気トップの売れっ子。そんな彼らが足を運ぶこの店の客が増えないのはなんでなんだか」
店主「そんな売れっ子を育て上げた三条馬静というマネージャー……765のプロデューサーといい、業界は化け物だらけね」
店主「961プロにもそんな凄腕マネージャーが居たなんて、実際に会うまで全く知らなかったしね」
Next Half Story→「喫茶『アイドル』に集うアイドルたち」―case8 天海春香
店主「そういえばこの間、765GSっていうのをネットで見つけたのよ」
店主「765プロの皆が男の子だったら、っていういわゆる男体化ものだったけど、出来が良くて面白かったわ」
店主「まあそれはともかく、Jupiterは国内の男性アイドルで人気トップの売れっ子。そんな彼らが足を運ぶこの店の客が増えないのはなんでなんだか」
店主「そんな売れっ子を育て上げた三条馬静というマネージャー……765のプロデューサーといい、業界は化け物だらけね」
店主「961プロにもそんな凄腕マネージャーが居たなんて、実際に会うまで全く知らなかったしね」
Next Half Story→「喫茶『アイドル』に集うアイドルたち」―case8 天海春香
127: 2014/01/24(金) 21:02:23.36 ID:OWVJXdnm0
今日の分はこれで。
明日はついに映画ですねえ、感慨深い。見るのは夕方になりそうですけど楽しみです。
とりあえず、皆relationsは読むべき。2のライバルが魔王エンジェルじゃなくてJupiterなのは何故か疑問に思ったこともあるけど、とりあえず私はどちらも好きです。
天海春香編はほのぼのいつも通りで決定しました。
明日はついに映画ですねえ、感慨深い。見るのは夕方になりそうですけど楽しみです。
とりあえず、皆relationsは読むべき。2のライバルが魔王エンジェルじゃなくてJupiterなのは何故か疑問に思ったこともあるけど、とりあえず私はどちらも好きです。
天海春香編はほのぼのいつも通りで決定しました。
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