前回:【喫茶『アイドル』】電脳歌姫小町
212: 2014/03/02(日) 16:10:09.68 ID:imBkkAbg0
店主「なんか随分久しぶりな気がするわね。ごきげんよう」
店主「この間の大雪が嘘みたいに、最近は暖かい日も多くなってきたわね。もう冬も終わりかな」
店主「冬が明ければ春になる……色々と入れ替わりの時期ね。まあ、入れ替わる気なんか更々なさそうな子もいるけれど」
――18th person 『普通とは一体』
春香「こんにちはー」カランカラン
店主「いらっしゃい、春香ちゃん」
春香「アップルティー下さい」
店主「はい、アップルティー一つ。随分久しぶりね、忙しかったの?」
春香「もう大変でしたよー、二日連続で大規模ライブだったんです。あ、今回はCGプロとのコラボだったんですよ」
店主「そういえば、そんな話を聞いたわね。新気鋭事務所とはいえ、そこそこ売れてきてるからねえ、CGプロ。765プロと並んで見劣りしないレベルって、相当高いわよ」
春香「むしろ私が圧倒されそうで……」
店主「いやいや、春香ちゃんは存在が既に圧倒的よ。トップアイドルの名は伊達じゃないわ」
春香「そうですかね?」
店主「うん。往年のトップアイドル、日高舞も目じゃないわ」
春香「え、えぇええ! そこまでですか!?」
店主「勝てる。春香ちゃんなら多分勝てる」
春香「本当ですかぁ……?」
店主「まあそれはともかく、CGプロって結構な人数いるじゃない? ライブって何人くらいが出たの?」
春香「出演人数ですか? えっと、全員で34人で、CGプロからは11人です」
店主「まあ、妥当な人数ね」
春香「絶対新人じゃないですよぅ……絶対に長期間下積みとかしてきた実力でしたもん」
店主「はは、足元掬われないようにしないと危ないかもねえ、春香ちゃんたちも」
春香「ま、まだトップアイドルの座は譲りませんよ! 私!」
店主「その意気ね」
カランカラン
店主「この間の大雪が嘘みたいに、最近は暖かい日も多くなってきたわね。もう冬も終わりかな」
店主「冬が明ければ春になる……色々と入れ替わりの時期ね。まあ、入れ替わる気なんか更々なさそうな子もいるけれど」
――18th person 『普通とは一体』
春香「こんにちはー」カランカラン
店主「いらっしゃい、春香ちゃん」
春香「アップルティー下さい」
店主「はい、アップルティー一つ。随分久しぶりね、忙しかったの?」
春香「もう大変でしたよー、二日連続で大規模ライブだったんです。あ、今回はCGプロとのコラボだったんですよ」
店主「そういえば、そんな話を聞いたわね。新気鋭事務所とはいえ、そこそこ売れてきてるからねえ、CGプロ。765プロと並んで見劣りしないレベルって、相当高いわよ」
春香「むしろ私が圧倒されそうで……」
店主「いやいや、春香ちゃんは存在が既に圧倒的よ。トップアイドルの名は伊達じゃないわ」
春香「そうですかね?」
店主「うん。往年のトップアイドル、日高舞も目じゃないわ」
春香「え、えぇええ! そこまでですか!?」
店主「勝てる。春香ちゃんなら多分勝てる」
春香「本当ですかぁ……?」
店主「まあそれはともかく、CGプロって結構な人数いるじゃない? ライブって何人くらいが出たの?」
春香「出演人数ですか? えっと、全員で34人で、CGプロからは11人です」
店主「まあ、妥当な人数ね」
春香「絶対新人じゃないですよぅ……絶対に長期間下積みとかしてきた実力でしたもん」
店主「はは、足元掬われないようにしないと危ないかもねえ、春香ちゃんたちも」
春香「ま、まだトップアイドルの座は譲りませんよ! 私!」
店主「その意気ね」
カランカラン
213: 2014/03/02(日) 16:21:05.78 ID:imBkkAbg0
卯月「こんにちはー」
店主「はいいらっしゃい。あら、卯月ちゃん」
春香「あ、卯月ちゃん」
卯月「春香さん、こんにちは」
店主「おー、両事務所の誇るトップが」
卯月「そんな、トップなんて」アセアセ
店主「CD買ったわよ。『S(mile)ING!』」
卯月「ホントですか? ありがとうございます!」
春香「あ、CDラックに置いてあるんですね。そうだ、流しませんか?」
店主「良いね、CD貸して」
春香「はい」ヒョイッ
~♪
卯月「なんか、自分の曲が流れてるの聞くのってちょっと恥ずかしいですね……」
春香「ああ、分かる分かる。段々慣れてくるよ」
店主「卯月ちゃん、注文は?」
卯月「あ、アップルティーお願いします」
店主「はい、アップルティー一つ」
春香「被った!」
卯月「え、だ、駄目でした?」
春香「いや、駄目じゃないけど……うーん、やっぱり奇をてらってメロンティーの方が良かったか……」
店主「春香ちゃんは一体何を目指してるの?」
春香「雑誌の紹介プロフィールに「普通」って書かれないようなアイドルですかね」
卯月「」ピクッ
店主「トップアイドルになってまで……」
店主「はいいらっしゃい。あら、卯月ちゃん」
春香「あ、卯月ちゃん」
卯月「春香さん、こんにちは」
店主「おー、両事務所の誇るトップが」
卯月「そんな、トップなんて」アセアセ
店主「CD買ったわよ。『S(mile)ING!』」
卯月「ホントですか? ありがとうございます!」
春香「あ、CDラックに置いてあるんですね。そうだ、流しませんか?」
店主「良いね、CD貸して」
春香「はい」ヒョイッ
~♪
卯月「なんか、自分の曲が流れてるの聞くのってちょっと恥ずかしいですね……」
春香「ああ、分かる分かる。段々慣れてくるよ」
店主「卯月ちゃん、注文は?」
卯月「あ、アップルティーお願いします」
店主「はい、アップルティー一つ」
春香「被った!」
卯月「え、だ、駄目でした?」
春香「いや、駄目じゃないけど……うーん、やっぱり奇をてらってメロンティーの方が良かったか……」
店主「春香ちゃんは一体何を目指してるの?」
春香「雑誌の紹介プロフィールに「普通」って書かれないようなアイドルですかね」
卯月「」ピクッ
店主「トップアイドルになってまで……」
215: 2014/03/02(日) 16:34:45.51 ID:imBkkAbg0
春香「だって、未だに雑誌で『普通の女の子』みたいな紹介されるんですよ?」
店主「まあ、親しみやすさという点では……ね?」
春香「もっとこう……例えば千早ちゃんは『ディーヴァ・オブ・アルカディア』って記事に書かれたりしてたのに……」
店主「それはそれで仰々しすぎると思うけどね?」
春香「どうしたら良いですかね?」
店主「下手に手を加えても春香ちゃんの魅力を頃しかねないし……あ、そうだ」
春香「?」
店主「雪歩ちゃんのお茶みたいに、趣味をアピールしてみるとかはどう? 確か公式プロフィールにも趣味書いてたで――」カチカチ
『趣味:友達と長電話』
店主「…………」
春香「…………」
店主「……長電話か、どうアピールしようか」
春香「友達と長電話、って言ってる時点でアピールポイント無いと思うんですけどね」
店主「……そういえば、卯月ちゃんも趣味が長電話だったわよね?」
卯月「はい……お二人の話を聞いてて若干危機感が出てきました」
春香「えぇ! う、卯月ちゃんは十分魅力的だよ!」
店主(そのセリフ、そっくりそのまま春香ちゃんに返してやりたい)
卯月「でも、私も「普通」とか「無個性」とか言われてて」
春香「うっ……私も「リボン外したら一般人」とかネットで言われてた……」
店主「…………」カチカチ
『765プロの天海春香って可愛くね? PART866』
『39:名無しにかわりましてPがお送りします
正直天海春香ってリボン外したら一般人じゃね?』
『41:名無しにかわりましてPがお送りします
ってことはそこら辺の女の子にリボンつけたらはるるんになるのか』
『42:名無しにかわりましてPがお送りします
ちょっとリボン買ってくる』
店主(レベル高すぎて追いつけないんだけど、春香ちゃんのファン)
店主「ん? これは……」
『島村卯月とかいうアイドル PART29』
店主「まあ、親しみやすさという点では……ね?」
春香「もっとこう……例えば千早ちゃんは『ディーヴァ・オブ・アルカディア』って記事に書かれたりしてたのに……」
店主「それはそれで仰々しすぎると思うけどね?」
春香「どうしたら良いですかね?」
店主「下手に手を加えても春香ちゃんの魅力を頃しかねないし……あ、そうだ」
春香「?」
店主「雪歩ちゃんのお茶みたいに、趣味をアピールしてみるとかはどう? 確か公式プロフィールにも趣味書いてたで――」カチカチ
『趣味:友達と長電話』
店主「…………」
春香「…………」
店主「……長電話か、どうアピールしようか」
春香「友達と長電話、って言ってる時点でアピールポイント無いと思うんですけどね」
店主「……そういえば、卯月ちゃんも趣味が長電話だったわよね?」
卯月「はい……お二人の話を聞いてて若干危機感が出てきました」
春香「えぇ! う、卯月ちゃんは十分魅力的だよ!」
店主(そのセリフ、そっくりそのまま春香ちゃんに返してやりたい)
卯月「でも、私も「普通」とか「無個性」とか言われてて」
春香「うっ……私も「リボン外したら一般人」とかネットで言われてた……」
店主「…………」カチカチ
『765プロの天海春香って可愛くね? PART866』
『39:名無しにかわりましてPがお送りします
正直天海春香ってリボン外したら一般人じゃね?』
『41:名無しにかわりましてPがお送りします
ってことはそこら辺の女の子にリボンつけたらはるるんになるのか』
『42:名無しにかわりましてPがお送りします
ちょっとリボン買ってくる』
店主(レベル高すぎて追いつけないんだけど、春香ちゃんのファン)
店主「ん? これは……」
『島村卯月とかいうアイドル PART29』
216: 2014/03/02(日) 16:49:57.59 ID:imBkkAbg0
『4:名無しにかわりましてファッションセンターがお送りします
卯月ちゃんの最大の魅力はあのお尻だと思うんだ。お尻アイドル代表の四条貴音にも並ぶかそれ以上だね』
『5:名無しにかわりましてファッションセンターがお送りします
異議なし』
『6:名無しにかわりましてファッションセンターがお送りします
うづきんはおしりん、それ一番言われてるから』
店主(卯月ちゃんは卯月ちゃんでコアなファンが……コア? これコアってレベルで良いの?)
卯月「どうしたら無個性とか言われなくなるんでしょうかね」
春香「一緒に考えてみようよ! 私たち似てるところ多いから、一緒に考えたら一緒に解決できるよ!」
店主(確かにこの二人、似てるところ多いわね。趣味とか、あと……)
店主(二人が気にしてる「普通」ってところだけど、それもまたアイドルとしての魅力の一つなのよね)
店主(まあ、面白そうだから口は挟まずちょっと聞いてようかな)
春香「うーん、突然キャラ変えたりとかは駄目だし……」
卯月「うーん……」
店主「はい、アップルティーお待たせ」
春香「あ、ありがとうございます」
卯月「ありがとうございます」
春香「美味しい……」ズッ
卯月「美味しいです」ズズッ
店主「それは良かった」
春香「うーん……いっそ無個性とか言われるのを逆手に取ってそっくりさんを集めて分裂系アイドルとか」
卯月「語感が怖いですそれ!」
春香「卯月ちゃん何か思いつかない?」
卯月「えと……なにか長電話以外の趣味をアピールしてみるとか」
春香「あ、私お菓子作りできる! パティシエ系アイドル! どうかな?」
卯月「うーん、どうでしょう?」
春香「ステージでメレンゲ作りながら歌って踊るアイドル!」
店主(春香ちゃんだと転んでぶちまけるまでがワンセットに思えるわ)
卯月「それは流石に……」
春香「じゃあ卯月ちゃんは? 長電話以外の趣味」
卯月「そうですね――」
――――――――――――
――――――
―――
卯月ちゃんの最大の魅力はあのお尻だと思うんだ。お尻アイドル代表の四条貴音にも並ぶかそれ以上だね』
『5:名無しにかわりましてファッションセンターがお送りします
異議なし』
『6:名無しにかわりましてファッションセンターがお送りします
うづきんはおしりん、それ一番言われてるから』
店主(卯月ちゃんは卯月ちゃんでコアなファンが……コア? これコアってレベルで良いの?)
卯月「どうしたら無個性とか言われなくなるんでしょうかね」
春香「一緒に考えてみようよ! 私たち似てるところ多いから、一緒に考えたら一緒に解決できるよ!」
店主(確かにこの二人、似てるところ多いわね。趣味とか、あと……)
店主(二人が気にしてる「普通」ってところだけど、それもまたアイドルとしての魅力の一つなのよね)
店主(まあ、面白そうだから口は挟まずちょっと聞いてようかな)
春香「うーん、突然キャラ変えたりとかは駄目だし……」
卯月「うーん……」
店主「はい、アップルティーお待たせ」
春香「あ、ありがとうございます」
卯月「ありがとうございます」
春香「美味しい……」ズッ
卯月「美味しいです」ズズッ
店主「それは良かった」
春香「うーん……いっそ無個性とか言われるのを逆手に取ってそっくりさんを集めて分裂系アイドルとか」
卯月「語感が怖いですそれ!」
春香「卯月ちゃん何か思いつかない?」
卯月「えと……なにか長電話以外の趣味をアピールしてみるとか」
春香「あ、私お菓子作りできる! パティシエ系アイドル! どうかな?」
卯月「うーん、どうでしょう?」
春香「ステージでメレンゲ作りながら歌って踊るアイドル!」
店主(春香ちゃんだと転んでぶちまけるまでがワンセットに思えるわ)
卯月「それは流石に……」
春香「じゃあ卯月ちゃんは? 長電話以外の趣味」
卯月「そうですね――」
――――――――――――
――――――
―――
217: 2014/03/02(日) 17:06:45.65 ID:imBkkAbg0
店主(この脱線の仕方は、途中で口を挟んだほうが良かったかもしれないわ)
春香「フハハハハ、我が名はハルシュタイン! 全ての星は私が掌握するのよ、崇めひれ伏し奉りなさい!」
卯月「そこまでよハルシュタイン! このウヅキングが貴女の野望を打ち砕いてみせます!」
店主「ストップ、そういうのはもっと向いてる子がいるから。環ちゃんとか光ちゃんとか」
春香「駄目ですかね?」
卯月「やっぱり駄目ですか」
店主「春香ちゃんは個性派を意識しすぎておかしい方向に猛ダッシュしてるから、引き返してきて」
春香「ふふふ……きっと最終的に私は、リボンが本体の寄生生物とか言う設定になるんですね……」
店主「うわ卑屈。そこまで悩む程かな? 普通って」
春香「なんか、普通って言われる度に、自分が替えの効く品物みたいに感じちゃって」
卯月「替えの効く品物……消耗品、みたいな感じですか?」
春香「私が突然居なくなっても、私によく似た誰かが代わりを出来るんじゃないかな、なんて思っちゃったり」
店主「ふむ……それは違うわね」
春香「え?」
店主「まず一つ言っておくと、「普通」っていうのはアイドルとしては最強の武器なのよ?」
卯月「へ?」
春香「武器ですか?」
店主「うーん、たとえばの話だけど、ファンの視点から見て、「自分と同じ学校の同じクラスに居ても不思議じゃない普通の女の子」が」
店主「「TVで活躍する有名なアイドル」だっていうのは、それだけで魅力なのよ」
春香「?」
卯月「どういうことですか?」
店主「簡単な話よ。手が絶対届かないような「高嶺の花」よりも、手が届きそうでちょっと届かない「普通の女の子」の方が追いかけたくなるって話」
店主「身近に感じられる存在であればあるほど、アイドルっていう非日常性のある姿は魅力的に映るの。いわゆるギャップってやつね」
春香「つまりそれが、普通が武器ってことですか?」
店主「そういうこと」
卯月「なんだか、普通って一体なんなのか分からなくなってきました……」
店主「私も混乱してきたわ。普通がゲシュタルト崩壊よ」
春香「フハハハハ、我が名はハルシュタイン! 全ての星は私が掌握するのよ、崇めひれ伏し奉りなさい!」
卯月「そこまでよハルシュタイン! このウヅキングが貴女の野望を打ち砕いてみせます!」
店主「ストップ、そういうのはもっと向いてる子がいるから。環ちゃんとか光ちゃんとか」
春香「駄目ですかね?」
卯月「やっぱり駄目ですか」
店主「春香ちゃんは個性派を意識しすぎておかしい方向に猛ダッシュしてるから、引き返してきて」
春香「ふふふ……きっと最終的に私は、リボンが本体の寄生生物とか言う設定になるんですね……」
店主「うわ卑屈。そこまで悩む程かな? 普通って」
春香「なんか、普通って言われる度に、自分が替えの効く品物みたいに感じちゃって」
卯月「替えの効く品物……消耗品、みたいな感じですか?」
春香「私が突然居なくなっても、私によく似た誰かが代わりを出来るんじゃないかな、なんて思っちゃったり」
店主「ふむ……それは違うわね」
春香「え?」
店主「まず一つ言っておくと、「普通」っていうのはアイドルとしては最強の武器なのよ?」
卯月「へ?」
春香「武器ですか?」
店主「うーん、たとえばの話だけど、ファンの視点から見て、「自分と同じ学校の同じクラスに居ても不思議じゃない普通の女の子」が」
店主「「TVで活躍する有名なアイドル」だっていうのは、それだけで魅力なのよ」
春香「?」
卯月「どういうことですか?」
店主「簡単な話よ。手が絶対届かないような「高嶺の花」よりも、手が届きそうでちょっと届かない「普通の女の子」の方が追いかけたくなるって話」
店主「身近に感じられる存在であればあるほど、アイドルっていう非日常性のある姿は魅力的に映るの。いわゆるギャップってやつね」
春香「つまりそれが、普通が武器ってことですか?」
店主「そういうこと」
卯月「なんだか、普通って一体なんなのか分からなくなってきました……」
店主「私も混乱してきたわ。普通がゲシュタルト崩壊よ」
218: 2014/03/02(日) 17:28:52.89 ID:imBkkAbg0
店主「それともう一つ」
春香「もう一つ?」
店主「替えが効くくらいならトップアイドルになれるほどファンは付かないから無駄な心配はしない。替えが効くならほかの子に流れてるわ」
卯月「そ、そうですよ! 春香さんは皆の憧れるトップアイドルなんです!」
春香「憧れ……へへ、そういえば、可奈ちゃんにも言われたなあ、そんなこと」
店主「トップアイドルになる実力は、誰にでも真似できるものじゃないわ。才能だとか個性だとかそれ以前に、そこに行き着くまでの努力が春香ちゃんにはあるもの」
春香「そう、ですか……そうですよね。こんなんじゃ、誰かにトップアイドルの座を奪われちゃいますね」
春香「吹っ切れました! これからは、身近に感じられるトップアイドルを目指して頑張ります!」
店主「そうそう、その調子」
卯月「……春香さんって、やっぱりトップアイドルですね」
春香「へ?」
卯月「私も頑張ります! そして、春香さんを越えて、そのままトップアイドルに!」
春香「それは困るよ! 私はまだ渡さないからね! トップアイドルの座!」
店主「敵は卯月ちゃんだけじゃないわよ? 他の事務所より先に、自分の所の後輩に追い抜かれないようにね」
春香「うっ……ら、ライバルの数がなんですか! 私は負けませんよー!」
店主「どうかな? 皆トップアイドルの素質はあると思うし、なにより765プロには有能なプロデューサーさんが居るしねえ」
卯月「私のプロデューサーも仕事熱心で凄腕ですよ!」
店主「ほら、CGプロの子も手強そうよ」
春香「う、だ、大丈夫です。は、春香は大丈夫です……」
春香「目指せトップアイドル! なんなら皆まとめてトップアイドルです!」
店主「多すぎるわ」
卯月「皆まとめてトップアイドル……」
店主「CGプロだけでトップアイドルが100人越えるわよ、トップの意味が分からなくなってくるわ」
店主「まあ、みんな頑張ればトップアイドルになる素質は十分あるから。頑張って」
卯月「頑張ります!」
店主「途中で諦めないようにね。私みたいになるわよ」
春香「え?」
卯月「え?」
店主「あっ」
春香「もう一つ?」
店主「替えが効くくらいならトップアイドルになれるほどファンは付かないから無駄な心配はしない。替えが効くならほかの子に流れてるわ」
卯月「そ、そうですよ! 春香さんは皆の憧れるトップアイドルなんです!」
春香「憧れ……へへ、そういえば、可奈ちゃんにも言われたなあ、そんなこと」
店主「トップアイドルになる実力は、誰にでも真似できるものじゃないわ。才能だとか個性だとかそれ以前に、そこに行き着くまでの努力が春香ちゃんにはあるもの」
春香「そう、ですか……そうですよね。こんなんじゃ、誰かにトップアイドルの座を奪われちゃいますね」
春香「吹っ切れました! これからは、身近に感じられるトップアイドルを目指して頑張ります!」
店主「そうそう、その調子」
卯月「……春香さんって、やっぱりトップアイドルですね」
春香「へ?」
卯月「私も頑張ります! そして、春香さんを越えて、そのままトップアイドルに!」
春香「それは困るよ! 私はまだ渡さないからね! トップアイドルの座!」
店主「敵は卯月ちゃんだけじゃないわよ? 他の事務所より先に、自分の所の後輩に追い抜かれないようにね」
春香「うっ……ら、ライバルの数がなんですか! 私は負けませんよー!」
店主「どうかな? 皆トップアイドルの素質はあると思うし、なにより765プロには有能なプロデューサーさんが居るしねえ」
卯月「私のプロデューサーも仕事熱心で凄腕ですよ!」
店主「ほら、CGプロの子も手強そうよ」
春香「う、だ、大丈夫です。は、春香は大丈夫です……」
春香「目指せトップアイドル! なんなら皆まとめてトップアイドルです!」
店主「多すぎるわ」
卯月「皆まとめてトップアイドル……」
店主「CGプロだけでトップアイドルが100人越えるわよ、トップの意味が分からなくなってくるわ」
店主「まあ、みんな頑張ればトップアイドルになる素質は十分あるから。頑張って」
卯月「頑張ります!」
店主「途中で諦めないようにね。私みたいになるわよ」
春香「え?」
卯月「え?」
店主「あっ」
219: 2014/03/02(日) 17:37:52.43 ID:imBkkAbg0
店主「うっかり口を滑らせたわ。あのあと丁度いいタイミングで二人に仕事の電話が入らなかったらやばかったわね」
店主「それにしても春香ちゃんがあそこまで無個性だなんだっことて気にしてたなんて意外だったわ。普段はアイドル然として王者の風格すら漂わせてるのに」
店主「卯月ちゃんはこれからの成長が楽しみだわ。春香ちゃんを王者とするなら、彼女はいつ下剋上を起こすかわからないポテンシャルを秘めてると思うし」
店主「ところで……最近CGプロの子がよく出入りしてサインもくれるんだけど、そろそろ飾る場所がなくなってきたわ……どうしよう」
店主「……贅沢な悩みね」
Next→『グリーン・グラス同盟』
店主「それにしても春香ちゃんがあそこまで無個性だなんだっことて気にしてたなんて意外だったわ。普段はアイドル然として王者の風格すら漂わせてるのに」
店主「卯月ちゃんはこれからの成長が楽しみだわ。春香ちゃんを王者とするなら、彼女はいつ下剋上を起こすかわからないポテンシャルを秘めてると思うし」
店主「ところで……最近CGプロの子がよく出入りしてサインもくれるんだけど、そろそろ飾る場所がなくなってきたわ……どうしよう」
店主「……贅沢な悩みね」
Next→『グリーン・グラス同盟』
220: 2014/03/02(日) 17:40:00.63 ID:imBkkAbg0
SS速報の復旧に興奮しすぎてちょっと雑になったかもしれません、すいません。
一応あと二話の予定ですが、最終話は例のごとくオリジナル設定多めの話になります。
それでは次回。
一応あと二話の予定ですが、最終話は例のごとくオリジナル設定多めの話になります。
それでは次回。
221: 2014/03/02(日) 17:41:44.00 ID:ZYbz3WG9o
乙乙、glassなのかgrassなのか…
224: 2014/03/02(日) 18:38:08.88 ID:imBkkAbg0
カ口リーが逃げちゃう!
コメントは節度を持った内容でお願いします、 荒らし行為や過度な暴言、NG避けを行った場合はBAN 悪質な場合はIPホストの開示、さらにプロバイダに通報する事もあります