283: 2017/03/12(日) 21:39:27.56 ID:eUO+8fkF0


284: 2017/03/12(日) 21:40:33.18 ID:eUO+8fkF0
「今日から私、日記をつけることにしました!」

「今日一日にあった、いいこと、大変だったこと、」

「うれしかったこと、つらかったこと、」

「見たもの、聞いたこと」

「いろいろ書いていきたいです!」


「小日向美穂の日記」
アイドルマスター シンデレラガールズ シンデレラガールズ劇場(3) (電撃コミックスEX)
285: 2017/03/12(日) 21:41:42.06 ID:eUO+8fkF0
小日向美穂は日記を書くことを日課としている。
日記というより、一日の振り返りといった方がいいのかもしれない。
毎日夜九時ごろ、その日にあったことをノートに書きまとめ、普通の日記のように書いたり、あるいは箇条書きで反省したりしている。

別に誰に見せるというわけではないのだが、美穂はこれを書いてから眠りにつくのだ。

今日も同じく日記を書いている。日記の内容を見る限り、今日はバラエティーの仕事だったようだ。トークの間に関して、少し思うところがあったようで、反省が事細かく書かれている。

「……ふぅ…」

美穂が小さくため息をつき、

「……んっ」

と、大きく伸びをした。

286: 2017/03/12(日) 21:42:21.63 ID:eUO+8fkF0
再びペンを持ち続きを書こうとすると、電話が鳴った。

「ひゃぁ」

少し間の抜けた驚き方をして画面を見る。かかってきた番号を見て少し首をかしげる。

「もしもし、小日向です。あ、財前さん!?」

電話の相手は財前時子のようだ。バラエティーの収録で対面したのだろうか。

緊張しているのか、手が軽く震えている。心なしか声も震えている。

「今日はありがとうございました!……はい!……はい……はい!ありがとうございました!」

お礼をし、元気に返事をしたかと思うと落ち込み、また元気になりお礼を言って電話を切った。

さっそく電話口で話した内容をノートにまとめる。

まとめ終わり、大きく伸びをする。時刻は10時に迫ろうとしている。

翌日の予定を確認して、電気を消し、布団にもぐる。

287: 2017/03/12(日) 21:42:54.48 ID:eUO+8fkF0
すでに午後11時。美穂は眠れずにいた。

布団に潜り込み、すでに1時間が経つが、寝付けそうにないのだ。

今日は昼寝をしたが、いつもは昼寝の長さにかかわらず、すぐに寝つけるのだが、今日は違った。

そういえば、夕食後、女子会と称して五十嵐響子の部屋で紅茶を飲んだのだ。

まさかここまで効いてしまうとは思ってもみなかった。

一緒に飲んでいた蘭子とまゆ、それから響子はすでに寝ているのだろうか。


部屋の明かりがついた。美穂は戸締りを確認し、カーテンも閉めた。

また布団にもぐり、電気を消す。

暗闇の中、もぞもぞと布団の中で動く音だけがする。

288: 2017/03/12(日) 21:43:29.81 ID:eUO+8fkF0
しばらくして、また電気がついた。美穂が起きたのだ。

やはり眠れないらしい。ダメ押しとばかりに、姿見にタオルケットをかけた。

なんとなく、鏡が気になるのだろう。

また電気を消して布団にもぐるのかと思ったが、クマのぬいぐるみを持ち出してベッドに座った。

「プロデューサー君…寝れないよぉ…」

クマのぬいぐるみは『プロデューサー君』という名がつけられている。

美穂はこのプロデューサー君を強く抱きしめることで安心するのだ。

289: 2017/03/12(日) 21:44:14.45 ID:eUO+8fkF0
しばらく抱きしめても寝られないようで、ベッドの上でゴロゴロ転がる。


ゴン!


勢いあまって額が隣の壁にぶつかってしまった。

「何事!?」

隣の部屋から蘭子の声がする。

「わああ!蘭子ちゃんごめんね!起きちゃった?」

「う、ううん、私はこれからちょうど寝るとこだったの。美穂ちゃん、ひょっとして寝れないの?」

「うん、ちょっと紅茶飲みすぎちゃったみたい。蘭子ちゃんも?」

「私は、もうちょっとしたら寝れそう。」

「そっか、びっくりさせてごめんね。」

「ううん、いいの。おやすみ」

ある程度の防音が聞いた壁越しに、控えめな声でやり取りをした。

290: 2017/03/12(日) 21:44:41.83 ID:eUO+8fkF0
額を壁にぶつけたのが何かの息が音になったのか、美穂の口からあくびが出た。

プロデューサー君を抱きしめ、そのままベッドに横になる。

すると数秒もしないうちに美穂は寝息を立て始めた。

先ほどまで眼が冴えていたのはいったい何だったのだろう。

明かりのついた部屋から聞こえるのは、美穂の寝息のみとなった。


寝る前に部屋のあかりは消しておこう。

それから、布団をかけておかないと。風邪をひいてしまう。

291: 2017/03/12(日) 21:45:14.77 ID:eUO+8fkF0
短めですが、以上です。

292: 2017/03/12(日) 21:47:26.71 ID:noNcMeLvO
こわ…


引用: 世にも奇妙な346プロ