1: 2016/10/19(水) 14:20:14.07 ID:yS05IJVw.net
にこ「あの…」
真姫「何?忙しいんだから手短にね」
にこ「にごぉ…」
真姫(この人面倒くさい…)イラッ
アニメじゃなかったらこんな始まりだよね
真姫「何?忙しいんだから手短にね」
にこ「にごぉ…」
真姫(この人面倒くさい…)イラッ
アニメじゃなかったらこんな始まりだよね
6: 2016/10/19(水) 14:52:49.43 ID:m0b7S56+.net
凛「にこちゃん昨日のあの映画観た?」
にこ「観た観た、溶鉱炉に沈んでくシーンで泣きそうになったにこ!」
凛「凛はあの片手でリロードするシーンに憧れたにゃー」
真姫「なんの話してるの」
にこ「あ……な、なんでもないにこ。つまらない話だから……」
真姫「はぁ?」
にこ「に、に、にこは先に行ってるから、じゃあね……」ソソクサ
真姫(私、もしかして友達と思われてない?)シュン
こんな感じで
にこ「観た観た、溶鉱炉に沈んでくシーンで泣きそうになったにこ!」
凛「凛はあの片手でリロードするシーンに憧れたにゃー」
真姫「なんの話してるの」
にこ「あ……な、なんでもないにこ。つまらない話だから……」
真姫「はぁ?」
にこ「に、に、にこは先に行ってるから、じゃあね……」ソソクサ
真姫(私、もしかして友達と思われてない?)シュン
こんな感じで
7: 2016/10/19(水) 14:58:02.27 ID:m0b7S56+.net
にこ「♪~」シャンシャカシャンシャン
真姫「ちょっと」
にこ「!!」ビクッ
真姫「音漏れしてるんだけど」
にこ「あ、ご、ごめんにこぉ……」プルプル
真姫(私の好きな曲……)
真姫(もっとお話したいわ)
真姫「ちょっと」
にこ「!!」ビクッ
真姫「音漏れしてるんだけど」
にこ「あ、ご、ごめんにこぉ……」プルプル
真姫(私の好きな曲……)
真姫(もっとお話したいわ)
8: 2016/10/19(水) 15:06:36.67 ID:m0b7S56+.net
テレビ「今日の1位は、おめでとうございます!おひつじ座のあなた!」
真姫「!」
テレビ「対人関係が絶好調の1日です!身近な人のお世話をしてあげると、周囲の好感度アップ間違いなし!ラッキーアイテムは、赤色のリボン!」
真姫「ふーん」
真姫「……ツインテールにしてみようかしら」
真姫「!」
テレビ「対人関係が絶好調の1日です!身近な人のお世話をしてあげると、周囲の好感度アップ間違いなし!ラッキーアイテムは、赤色のリボン!」
真姫「ふーん」
真姫「……ツインテールにしてみようかしら」
11: 2016/10/19(水) 15:11:13.48 ID:m0b7S56+.net
真姫「お、おはようみんな」
花陽「わあ、今日の真姫ちゃんとっても可愛い!」
真姫「と、当然デッショー!真姫ちゃんはどんな髪型も似合うのよ//」
希「もしかして、にこっちリスペクト?」ニヨニヨ
真姫「はぁ!?そんなわけないでしょ!!//」
にこ「おはようにこー」フリフリ
ことり「おさげのにこちゃん、とっても可愛いよ!」
真姫「……」シュン
花陽「わあ、今日の真姫ちゃんとっても可愛い!」
真姫「と、当然デッショー!真姫ちゃんはどんな髪型も似合うのよ//」
希「もしかして、にこっちリスペクト?」ニヨニヨ
真姫「はぁ!?そんなわけないでしょ!!//」
にこ「おはようにこー」フリフリ
ことり「おさげのにこちゃん、とっても可愛いよ!」
真姫「……」シュン
12: 2016/10/19(水) 15:20:48.81 ID:m0b7S56+.net
絵里「ちょっとこの英語の成績はどうなのかしら」
にこ「にこは数学と世界史得意だから、国立なんて余裕にこ♪」
絵里「これからはアイドルもグローバル化の時代よ。にこはもっと勉強しないと」
にこ「うぅ、それを言われるときついにこ……」
真姫「私が教えてあげてもいいけど?」
にこ「あ、大丈夫です……」フイッ
真姫「……」ムー
絵里「それがいいわ、そうしてもらいなさい」
絵里「ちゃんと合格もらえるまで、ダンス練習はおあずけよ」
にこ「にごっ……」
にこ「にこは数学と世界史得意だから、国立なんて余裕にこ♪」
絵里「これからはアイドルもグローバル化の時代よ。にこはもっと勉強しないと」
にこ「うぅ、それを言われるときついにこ……」
真姫「私が教えてあげてもいいけど?」
にこ「あ、大丈夫です……」フイッ
真姫「……」ムー
絵里「それがいいわ、そうしてもらいなさい」
絵里「ちゃんと合格もらえるまで、ダンス練習はおあずけよ」
にこ「にごっ……」
19: 2016/10/19(水) 15:32:55.40 ID:MgJHOS2o.net
にこ「いい?そもそもアイドルっていうのは~」
花陽「ふむふむ…」カキカキ
真姫「……」
にこ「でも最近の流行りとしてはやっぱり~~」ペラペーラ
花陽「勉強になりますっ」
真姫「………」
にこ「当然じゃない、これでも部長なんだから!」
花陽「二人ともごめんね、ちょっとだけ席外すね」
にこ「えっ」
真姫「あ、うん」
にこ「…えっと、続けるわね」
にこ「そう、だから最近のアイドルというのは…」
真姫「……」
にこ「~であるからして…」
真姫「…………」
にこ「あの…その…」
真姫「それで?」
にこ「、」ビクッ
にこ「えっと、だから…」
にこ「や、やっぱり花陽が戻ってくるまで待ってから…」
真姫「続けて?」
にこ「っ…」
にこ(二人だと話しづらいにこ…)
真姫(もっとアイドルのお話し聴きたいのに…)
不器用なのがいい
花陽「ふむふむ…」カキカキ
真姫「……」
にこ「でも最近の流行りとしてはやっぱり~~」ペラペーラ
花陽「勉強になりますっ」
真姫「………」
にこ「当然じゃない、これでも部長なんだから!」
花陽「二人ともごめんね、ちょっとだけ席外すね」
にこ「えっ」
真姫「あ、うん」
にこ「…えっと、続けるわね」
にこ「そう、だから最近のアイドルというのは…」
真姫「……」
にこ「~であるからして…」
真姫「…………」
にこ「あの…その…」
真姫「それで?」
にこ「、」ビクッ
にこ「えっと、だから…」
にこ「や、やっぱり花陽が戻ってくるまで待ってから…」
真姫「続けて?」
にこ「っ…」
にこ(二人だと話しづらいにこ…)
真姫(もっとアイドルのお話し聴きたいのに…)
不器用なのがいい
23: 2016/10/19(水) 15:49:34.57 ID:m0b7S56+.net
真姫「はい、これ読んで」
っ『Shot Gun』
にこ「し……ショットガン?」オドオド
真姫「違うわ。シャッガン、こうよ」
にこ「し、し、ショットガン」
真姫「違うって言ってるでしょ!シャッガン!」
真姫「もう、そんな発音でラブライブに出れるの!?トップアイドルになるんでしょ!」
にこ「ひっ……ひぐっ」グスッ
っ『Shot Gun』
にこ「し……ショットガン?」オドオド
真姫「違うわ。シャッガン、こうよ」
にこ「し、し、ショットガン」
真姫「違うって言ってるでしょ!シャッガン!」
真姫「もう、そんな発音でラブライブに出れるの!?トップアイドルになるんでしょ!」
にこ「ひっ……ひぐっ」グスッ
24: 2016/10/19(水) 15:52:39.78 ID:m0b7S56+.net
ことり「そんなに怒っちゃダメだよ、真姫ちゃん」
真姫「だって……」
ことり「ほら、にこちゃん怖がってる」
にこ「……ことりがいい」
真姫「!!」ガーン
ことり「そんなこと言っちゃダーメ。にこちゃんも頑張らないと」
ことり「ね?」ニコ
にこ「うん……」
真姫「……」ズーン
真姫「だって……」
ことり「ほら、にこちゃん怖がってる」
にこ「……ことりがいい」
真姫「!!」ガーン
ことり「そんなこと言っちゃダーメ。にこちゃんも頑張らないと」
ことり「ね?」ニコ
にこ「うん……」
真姫「……」ズーン
25: 2016/10/19(水) 15:58:25.44 ID:m0b7S56+.net
放課後……
穂乃果「やばっ、雨降ってきそう」
希「あかん、うち洗濯物干しっぱなしや」
にこ「あーん、にこ傘持ってないにこぉ」
真姫「……ほ、ほらこの傘」
海未「にこ、私の傘に入ってください」
にこ「わあ、海未ありがとう!」
穂乃果「うぇえー、穂乃果も傘持ってないよう!」
ことり「ハノケチェンはこっちにどーぞ♪」
凛「かよちん、久しぶりに相合い傘するにゃー」
花陽「うんっ!」
真姫「……」
希「……」
絵里「希?大急ぎで洗濯物入れるんでしょ?」
希「あーうん。そうやったね」
穂乃果「やばっ、雨降ってきそう」
希「あかん、うち洗濯物干しっぱなしや」
にこ「あーん、にこ傘持ってないにこぉ」
真姫「……ほ、ほらこの傘」
海未「にこ、私の傘に入ってください」
にこ「わあ、海未ありがとう!」
穂乃果「うぇえー、穂乃果も傘持ってないよう!」
ことり「ハノケチェンはこっちにどーぞ♪」
凛「かよちん、久しぶりに相合い傘するにゃー」
花陽「うんっ!」
真姫「……」
希「……」
絵里「希?大急ぎで洗濯物入れるんでしょ?」
希「あーうん。そうやったね」
35: 2016/10/19(水) 17:52:09.68 ID:MgJHOS2o.net
にこ『連絡事項は以上になります』
まき『わかりました』キドク
にこ『ではおやすみなさい』
真姫「結構経つけど未だに事務的な連絡しかしてない…うーん」
真姫「しかもずっと先輩も敬語のままだし…苗字のままだし…」
真姫「花陽は絵里先輩とランチの話してるって言ってたわね…」
真姫「むー、私も普通のお話したいのにー…!」ゴロゴロ
真姫「好きな食べ物とか、好きなテレビとか…あとあと…」
真姫「でもこんなのにこ先輩に迷惑よね…」ズーン
まき『わかりました』キドク
にこ『ではおやすみなさい』
真姫「結構経つけど未だに事務的な連絡しかしてない…うーん」
真姫「しかもずっと先輩も敬語のままだし…苗字のままだし…」
真姫「花陽は絵里先輩とランチの話してるって言ってたわね…」
真姫「むー、私も普通のお話したいのにー…!」ゴロゴロ
真姫「好きな食べ物とか、好きなテレビとか…あとあと…」
真姫「でもこんなのにこ先輩に迷惑よね…」ズーン
36: 2016/10/19(水) 17:53:35.80 ID:MgJHOS2o.net
まき『はい、おやすみなさい』
真姫「仲良しになれないのかな…はぁ」ゴロゴロ
真姫「あ、既読になった。にこ先輩まだおきてるんだ…」
にこ『まきちゃん』
真姫「っ!?」ガバッ
真姫「えっ、えっ? なんなの?」
真姫「仲良しになれないのかな…はぁ」ゴロゴロ
真姫「あ、既読になった。にこ先輩まだおきてるんだ…」
にこ『まきちゃん』
真姫「っ!?」ガバッ
真姫「えっ、えっ? なんなの?」
37: 2016/10/19(水) 17:54:13.52 ID:MgJHOS2o.net
にこ『misu』
にこ『みす』
にこ『間違えました』
にこ『ごめんなさい(汗)』
まき『あの』
にこ『ごめんなさい(;_;)』
にこ『(汗)(汗)』
まき『どうして謝るんですか?』
にこ『みす』
にこ『間違えました』
にこ『ごめんなさい(汗)』
まき『あの』
にこ『ごめんなさい(;_;)』
にこ『(汗)(汗)』
まき『どうして謝るんですか?』
38: 2016/10/19(水) 17:54:59.74 ID:MgJHOS2o.net
真姫「なに、打ち間違いってこと?」
真姫「そんなに謝るようなことなのかしら…」
真姫「それって名前で呼びたくないってこと…?」シュン
真姫「…むー、それなんかやだ」
にこ『(๑´ڡ`๑)』
にこ『許して』
まき『別に気にしてませんよ』
にこ『ありがとうございまふ』
にこ『ふ→す』
まき『にこちゃん』
にこ『許してくださいごめんなさい』
真姫「そんなに謝るようなことなのかしら…」
真姫「それって名前で呼びたくないってこと…?」シュン
真姫「…むー、それなんかやだ」
にこ『(๑´ڡ`๑)』
にこ『許して』
まき『別に気にしてませんよ』
にこ『ありがとうございまふ』
にこ『ふ→す』
まき『にこちゃん』
にこ『許してくださいごめんなさい』
39: 2016/10/19(水) 17:56:13.13 ID:MgJHOS2o.net
まき『にこちゃんは寝ないんですか?』
にこ『もう寝ますごめんなさい』
まき『にこちゃんは私とは話ししたくないってことですか?』
にこ『そういう意味ではありません』
真姫「ああああやっちゃったあああ!」ゴロゴロ
真姫「しかも先輩なのに…にこちゃんって…」
真姫「明日からどうしよう…きっと怒ってるわよね……」
にこ『もう寝ますごめんなさい』
まき『にこちゃんは私とは話ししたくないってことですか?』
にこ『そういう意味ではありません』
真姫「ああああやっちゃったあああ!」ゴロゴロ
真姫「しかも先輩なのに…にこちゃんって…」
真姫「明日からどうしよう…きっと怒ってるわよね……」
40: 2016/10/19(水) 17:57:19.71 ID:MgJHOS2o.net
真姫「………」
真姫「にこちゃん…にこちゃん…ふふっ」
真姫「でもこれって仲良くなるチャンスかも…」
まき『これからにこちゃんって呼んでもいいですか?』
真姫「い、勢いで送っちゃった…!」ドキドキ
真姫「……」ドキドキ
真姫「………へんじない」
真姫「ちょっと調子に乗りすぎたかしら…」
真姫「そうよね…」
真姫「というかそんな嫌々みたいになっても別に嬉しくないし…」シュン
真姫「にこちゃん…にこちゃん…ふふっ」
真姫「でもこれって仲良くなるチャンスかも…」
まき『これからにこちゃんって呼んでもいいですか?』
真姫「い、勢いで送っちゃった…!」ドキドキ
真姫「……」ドキドキ
真姫「………へんじない」
真姫「ちょっと調子に乗りすぎたかしら…」
真姫「そうよね…」
真姫「というかそんな嫌々みたいになっても別に嬉しくないし…」シュン
41: 2016/10/19(水) 17:58:38.94 ID:MgJHOS2o.net
まき『ごめんなさい。忘れてください』
にこ『いいです』
にこ『よろしくお願いします』
まき『嫌だったら無理しなくていいですよ』
にこ『そんなことありません』
真姫「ほ、ほんとにいいのかしら…」
真姫「でもよかった…」ホッ
真姫「にこちゃん、にこちゃん、」
真姫「明日ちゃんと呼べるかなぁ…」ドキドキ
にこ『いいです』
にこ『よろしくお願いします』
まき『嫌だったら無理しなくていいですよ』
にこ『そんなことありません』
真姫「ほ、ほんとにいいのかしら…」
真姫「でもよかった…」ホッ
真姫「にこちゃん、にこちゃん、」
真姫「明日ちゃんと呼べるかなぁ…」ドキドキ
43: 2016/10/19(水) 17:59:24.02 ID:MgJHOS2o.net
まき『ありがとうございます』
にこ『私も』
にこ『真姫ちゃんってよんでもいいですか?』
真姫「っ…」ドキッ
まき『はい』
まき『わかりました。よろしくお願いします』
にこ『ありがとうございます』
真姫「…なんか友達っぽいかも」
真姫「えへへ…♪」
にこ『私も』
にこ『真姫ちゃんってよんでもいいですか?』
真姫「っ…」ドキッ
まき『はい』
まき『わかりました。よろしくお願いします』
にこ『ありがとうございます』
真姫「…なんか友達っぽいかも」
真姫「えへへ…♪」
45: 2016/10/19(水) 18:00:24.23 ID:MgJHOS2o.net
にこ『では、明日も早いのでそろそろ寝ます』
真姫「えっ…」
真姫「そうよね、もうこんな時間だもの…」シュン
にこ『ではおやすみなさい、真姫ちゃん』
まき『にこちゃんもおやすみなさい』キドク
真姫「これからもっと仲良くなれたらいいな…」
真姫(今日はよく眠れそう…♪)
真姫「えっ…」
真姫「そうよね、もうこんな時間だもの…」シュン
にこ『ではおやすみなさい、真姫ちゃん』
まき『にこちゃんもおやすみなさい』キドク
真姫「これからもっと仲良くなれたらいいな…」
真姫(今日はよく眠れそう…♪)
46: 2016/10/19(水) 18:02:08.35 ID:MgJHOS2o.net
おわり
敬語脱却はまだ遠いぞ
にこちゃん視点も書けばよかったね
敬語脱却はまだ遠いぞ
にこちゃん視点も書けばよかったね
47: 2016/10/19(水) 18:02:55.60 ID:NUWrxeLY.net
ぎこちないにこまき最高だな
54: 2016/10/19(水) 19:07:06.51 ID:QUqaVepN.net
真姫の自室
真姫「はぁ……」ベッドボフッ
真姫「星座占いなんて信じるんじゃなかったわ」
真姫「……もう、にこちゃんなんて知らない!」
真姫「凛から借りた雑誌でも読もうかしら」
真姫「……」パラパラ
真姫「あ、血液型占い……」
真姫「AB型が1位じゃない」
真姫「なになに?変化球より直球勝負が吉ですって?ふーん……」
真姫「はぁ……」ベッドボフッ
真姫「星座占いなんて信じるんじゃなかったわ」
真姫「……もう、にこちゃんなんて知らない!」
真姫「凛から借りた雑誌でも読もうかしら」
真姫「……」パラパラ
真姫「あ、血液型占い……」
真姫「AB型が1位じゃない」
真姫「なになに?変化球より直球勝負が吉ですって?ふーん……」
56: 2016/10/19(水) 19:10:46.53 ID:QUqaVepN.net
真姫「にこちゃん、おはよう」
にこ「あ、真姫ちゃん、おはよう……」オドオド
真姫「なんで露骨に目をそらすのよ」
にこ「た、たいした意味はないから」
にこ「もう行くね……」
ガシッ
にこ「!!」
グイッ
にこ「ひっ……」
にこ(ち、近……//)
真姫「にこちゃん」
真姫「私のどこが気に入らないのか、はっきり言いなさいよ」
にこ「あ、真姫ちゃん、おはよう……」オドオド
真姫「なんで露骨に目をそらすのよ」
にこ「た、たいした意味はないから」
にこ「もう行くね……」
ガシッ
にこ「!!」
グイッ
にこ「ひっ……」
にこ(ち、近……//)
真姫「にこちゃん」
真姫「私のどこが気に入らないのか、はっきり言いなさいよ」
57: 2016/10/19(水) 19:14:11.15 ID:QUqaVepN.net
真姫「」ズーン
希「おはよーさん。まだ真姫ちゃんだけか」
希「うちが一番乗りかと思ったんやけど……ん?」
真姫「」ハァ
希「なんや元気ないなぁ。どしたん?」
真姫「……にこちゃんに思いっきり泣かれそうになった……」グス
希「あららら」
希「おはよーさん。まだ真姫ちゃんだけか」
希「うちが一番乗りかと思ったんやけど……ん?」
真姫「」ハァ
希「なんや元気ないなぁ。どしたん?」
真姫「……にこちゃんに思いっきり泣かれそうになった……」グス
希「あららら」
58: 2016/10/19(水) 19:19:20.24 ID:QUqaVepN.net
希「なるほど。にこっちに怖がられてる気がするんやね」
真姫「気がするんじゃなくて、ほんとに怖がられてるのよ……」
真姫「私、そんなに愛想ないのかしら」
真姫「この先、アイドルとしてやっていけるのかしら……」ウルウル
希「まあまあ、ちょっと落ち着いてこれ飲んでみ?」
真姫「……」ゴクゴク
希「どう?元気わいてきたやろ?」
真姫「ありがとう。これ何?」
希「神田明神でくんできた、スピリチュアルウォーターや」
真姫「ただの水道水じゃない」
真姫「気がするんじゃなくて、ほんとに怖がられてるのよ……」
真姫「私、そんなに愛想ないのかしら」
真姫「この先、アイドルとしてやっていけるのかしら……」ウルウル
希「まあまあ、ちょっと落ち着いてこれ飲んでみ?」
真姫「……」ゴクゴク
希「どう?元気わいてきたやろ?」
真姫「ありがとう。これ何?」
希「神田明神でくんできた、スピリチュアルウォーターや」
真姫「ただの水道水じゃない」
59: 2016/10/19(水) 19:30:42.80 ID:QUqaVepN.net
希「にこっちは自信過剰っぽく見えるけど、実は……な子の前では臆病でヘタレなんよ」
希「3年ずっと見てきたうちが言うんやから、間違いなしや」
希「真姫ちゃんを嫌ってるなんてことは絶対にありえへんから、安心して」
真姫「うん、でも……」
希「でも?」
真姫「私だって、凛や花陽みたいに、普通にお話したいのに……」
希「時間が解決してくれるから、大丈夫」
真姫「うん……ありがとう」
希「ほな、これ」ペラッ
真姫「ナニコレ」
希「進路希望調査の用紙。にこっちが忘れてったから、代わりに届けてくれへん?」
真姫「……」ジト
希「はい、にこっちの家の住所」
希「3年ずっと見てきたうちが言うんやから、間違いなしや」
希「真姫ちゃんを嫌ってるなんてことは絶対にありえへんから、安心して」
真姫「うん、でも……」
希「でも?」
真姫「私だって、凛や花陽みたいに、普通にお話したいのに……」
希「時間が解決してくれるから、大丈夫」
真姫「うん……ありがとう」
希「ほな、これ」ペラッ
真姫「ナニコレ」
希「進路希望調査の用紙。にこっちが忘れてったから、代わりに届けてくれへん?」
真姫「……」ジト
希「はい、にこっちの家の住所」
60: 2016/10/19(水) 19:35:10.67 ID:QUqaVepN.net
矢澤家前……
真姫「時が解決してくれる、ですって?」
真姫「気まずい思いした直後に合わせるなんて!」
真姫「うー、また拒絶されたらどうしよう……」
真姫「いっそ帰っちゃおうかしら」
ニコニー、ピアノカッテ‼
タカイカラダメニコ‼
真姫「……ん?」
真姫「時が解決してくれる、ですって?」
真姫「気まずい思いした直後に合わせるなんて!」
真姫「うー、また拒絶されたらどうしよう……」
真姫「いっそ帰っちゃおうかしら」
ニコニー、ピアノカッテ‼
タカイカラダメニコ‼
真姫「……ん?」
61: 2016/10/19(水) 19:40:38.12 ID:QUqaVepN.net
こころ「にこにー、ピアノほしい!ピアノひきたい!」
にこ「一台何十万もするから、ダメ!」
こころ「やだー!こころもピアノがひきたいの!にこにーが言ってる真姫ちゃんみたいになりたい!」
ここあ「こころ、ワガママはメーよ」
にこ「だいたい、この狭い家のどこに置けばいいにこぉ……」
ピンポン
にこ「ん、お客さんかしら」
にこ「はいはーい」
ガチャ
真姫「……こんばんは、にこちゃん」
にこ「ま、真姫ちゃん……」
にこ「一台何十万もするから、ダメ!」
こころ「やだー!こころもピアノがひきたいの!にこにーが言ってる真姫ちゃんみたいになりたい!」
ここあ「こころ、ワガママはメーよ」
にこ「だいたい、この狭い家のどこに置けばいいにこぉ……」
ピンポン
にこ「ん、お客さんかしら」
にこ「はいはーい」
ガチャ
真姫「……こんばんは、にこちゃん」
にこ「ま、真姫ちゃん……」
62: 2016/10/19(水) 19:44:08.83 ID:QUqaVepN.net
真姫「これ、進路希望調査の用紙」
にこ「あ、あ、ありがとう……ございます」
真姫「……今度、うちに遊びに来て」
にこ「え」
真姫「妹さんも忘れず連れてきてね」
真姫「おやすみなさい」
バタン
にこ「」ボーゼン
ここあ「にこにー、どうしたの?」
にこ「あ、あ、ありがとう……ございます」
真姫「……今度、うちに遊びに来て」
にこ「え」
真姫「妹さんも忘れず連れてきてね」
真姫「おやすみなさい」
バタン
にこ「」ボーゼン
ここあ「にこにー、どうしたの?」
63: 2016/10/19(水) 19:48:17.50 ID:QUqaVepN.net
後日、真姫宅
にこ「うわ、大豪邸……」
ここあ「にこにー、ここおしめさまが住んでるの?」
こころ「おしめさまじゃなくて、お姫さま!ここあは子供なんだからー」
真姫「いらっしゃい」
こころ「あーっ!本物のマッキーだ!」
ここあ「にこにーがいっつも自慢してる、マッキーだ!」
真姫「ヴェエ!?////」
にこ「ちょ、こら!//」
にこ「うわ、大豪邸……」
ここあ「にこにー、ここおしめさまが住んでるの?」
こころ「おしめさまじゃなくて、お姫さま!ここあは子供なんだからー」
真姫「いらっしゃい」
こころ「あーっ!本物のマッキーだ!」
ここあ「にこにーがいっつも自慢してる、マッキーだ!」
真姫「ヴェエ!?////」
にこ「ちょ、こら!//」
65: 2016/10/19(水) 19:54:50.99 ID:QUqaVepN.net
こころ「♪~」ピンポロポロポロ
真姫「ピアノって、楽しいでしょ?」
こころ「たのしい!」
ここあ「♪~」ムグムグ
ここあ「マッキーのお菓子、おいしい!」
にこ「こら、食べながらお話しちゃダメ」コチコチ
真姫「にこちゃん、もう少しリラックスしなさいよ」
真姫「ピアノって、楽しいでしょ?」
こころ「たのしい!」
ここあ「♪~」ムグムグ
ここあ「マッキーのお菓子、おいしい!」
にこ「こら、食べながらお話しちゃダメ」コチコチ
真姫「にこちゃん、もう少しリラックスしなさいよ」
66: 2016/10/19(水) 19:57:56.02 ID:QUqaVepN.net
にこ「うう、ほんとにありがとうね」
にこ「せっかくのお休みに、招待してくれて」
真姫「お礼を言うのは私の方よ。来てくれて嬉しい」
真姫「……にこちゃんが私のこと、嫌ってなくてよかった……」
にこ「なんか言った?」
真姫「べ、別に」プイ
ここあ「にこにーは、マッキーのことが大好きなんだよ!」
こころ「おうちに帰ると、いっつもマッキーのお話してるの!」
真姫「////」ボッ
にこ「わああああああ!!////」バタバタ
にこ「せっかくのお休みに、招待してくれて」
真姫「お礼を言うのは私の方よ。来てくれて嬉しい」
真姫「……にこちゃんが私のこと、嫌ってなくてよかった……」
にこ「なんか言った?」
真姫「べ、別に」プイ
ここあ「にこにーは、マッキーのことが大好きなんだよ!」
こころ「おうちに帰ると、いっつもマッキーのお話してるの!」
真姫「////」ボッ
にこ「わああああああ!!////」バタバタ
70: 2016/10/19(水) 20:04:15.72 ID:QUqaVepN.net
にこ「もうっ!二人とも、そろそろ帰るにこよ!//」
真姫「ちょっと、待ちなさいよ」
真姫「にこちゃん達のために、特別に一曲弾いてあげるから」
こころ「マッキーのピアノ、聴きたい!」
ここあ「聴きたい!」
にこ「じゃあ、お言葉に甘えて……」
♪~
にこ(あ、これ)
にこ(にこがMDで聴いてた曲だ……)
真姫「ちょっと、待ちなさいよ」
真姫「にこちゃん達のために、特別に一曲弾いてあげるから」
こころ「マッキーのピアノ、聴きたい!」
ここあ「聴きたい!」
にこ「じゃあ、お言葉に甘えて……」
♪~
にこ(あ、これ)
にこ(にこがMDで聴いてた曲だ……)
71: 2016/10/19(水) 20:13:41.35 ID:QUqaVepN.net
真姫「……ど、どうかしら」
パチパチパチパチ
こころ「マッキー、ピアノ上手!」
にこ「さすがにこぉ……」
真姫「と、当然デッショー!これでも小学生の頃は銀賞もとったんだから!//」
ここあ「マッキー、また遊びに来ていい?」
真姫「ええ。いつでもいらっしゃい」
にこ「……真姫ちゃん、ほんとにほんとにありがとうね」
にこ「あと、なんかごめんね」
にこ「なんか真姫ちゃんに、ずっと失礼な態度とってた気がする……」
真姫「悪いと思うんだったら、一つ約束して」
真姫「耳を悪くするから、音漏れするほど大きなボリュームで聴いちゃダメ」
真姫「これからいくらでも弾いてあげるから、音は小さくしなさい」
にこ「……うん!」ニコ
パチパチパチパチ
こころ「マッキー、ピアノ上手!」
にこ「さすがにこぉ……」
真姫「と、当然デッショー!これでも小学生の頃は銀賞もとったんだから!//」
ここあ「マッキー、また遊びに来ていい?」
真姫「ええ。いつでもいらっしゃい」
にこ「……真姫ちゃん、ほんとにほんとにありがとうね」
にこ「あと、なんかごめんね」
にこ「なんか真姫ちゃんに、ずっと失礼な態度とってた気がする……」
真姫「悪いと思うんだったら、一つ約束して」
真姫「耳を悪くするから、音漏れするほど大きなボリュームで聴いちゃダメ」
真姫「これからいくらでも弾いてあげるから、音は小さくしなさい」
にこ「……うん!」ニコ
73: 2016/10/19(水) 20:26:57.74 ID:QUqaVepN.net
後日……
真姫「この間は、相談に乗ってくれてありがとう」
希「ほらね?時間が解決してくれたやろ?」
真姫「時間というより、希のおつかいが解決してくれた気がするわ」
希「せやろせやろ。ウチはスピリチュアルパワーで何でもお見通しなんよ」
真姫「調子に乗らないの」
希「……はーい」テヘ
真姫「あっ、そろそろ行かないと」
希「なんか約束?」
真姫「うちでにこちゃんと映画の上映会するの」
希「そかそか、夜が楽しみやね」ニシシシ
真姫「夜?夜はこころちゃん達といっしょにパジャマパーティーよ?」
希「……健全やなぁ」
真姫「この間は、相談に乗ってくれてありがとう」
希「ほらね?時間が解決してくれたやろ?」
真姫「時間というより、希のおつかいが解決してくれた気がするわ」
希「せやろせやろ。ウチはスピリチュアルパワーで何でもお見通しなんよ」
真姫「調子に乗らないの」
希「……はーい」テヘ
真姫「あっ、そろそろ行かないと」
希「なんか約束?」
真姫「うちでにこちゃんと映画の上映会するの」
希「そかそか、夜が楽しみやね」ニシシシ
真姫「夜?夜はこころちゃん達といっしょにパジャマパーティーよ?」
希「……健全やなぁ」
77: 2016/10/19(水) 20:40:21.04 ID:QUqaVepN.net
希「……」ホウ
希「ほらね、うまくいったやん」
希「3年間ずっと見てきたんや、これくらいスピリチュアルパワーに頼らずともお見通しなんよ」
希「……ハッピーエンドやね」
タッタッ
凛「あれ?希ちゃんだ」
希「ほらね、うまくいったやん」
希「3年間ずっと見てきたんや、これくらいスピリチュアルパワーに頼らずともお見通しなんよ」
希「……ハッピーエンドやね」
タッタッ
凛「あれ?希ちゃんだ」
78: 2016/10/19(水) 20:45:20.27 ID:QUqaVepN.net
希「凛ちゃん、自主トレ?」
凛「うん、ちょっと走りたい気分で」
希「感心感心。でも、もうじき暗くなるんよ。はよお帰り」
凛「じゃあ、希ちゃんといっしょに帰るにゃー」
希「ほな、帰りにラーメンでも食べてく?」
凛「……」ジーッ
希「ど、どしたん?そんなに見つめられたらさすがに照れるんよ」
希「もしかして、ウチの美貌にメロメロなん?困ったなぁ、百合はあかんよ」クネクネ
凛「ね、希ちゃん」
凛「……寂しいの?」
終わり
凛「うん、ちょっと走りたい気分で」
希「感心感心。でも、もうじき暗くなるんよ。はよお帰り」
凛「じゃあ、希ちゃんといっしょに帰るにゃー」
希「ほな、帰りにラーメンでも食べてく?」
凛「……」ジーッ
希「ど、どしたん?そんなに見つめられたらさすがに照れるんよ」
希「もしかして、ウチの美貌にメロメロなん?困ったなぁ、百合はあかんよ」クネクネ
凛「ね、希ちゃん」
凛「……寂しいの?」
終わり
82: 2016/10/19(水) 20:48:51.80 ID:QUqaVepN.net
近所を歩いてたらピアノの音が聴こえてきて、この話を思いつきました
なんかいろいろすまん
あとは任せた
なんかいろいろすまん
あとは任せた
84: 2016/10/19(水) 20:56:34.46 ID:dmNtAW5K.net
あらのんたんせつない
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