1: 2016/10/23(日) 21:27:09.16 ID:SHCmMe9R.net
千歌「え、そうなの…?」

鞠莉「純日本人なの」


曜「でも、2年ブゥリデースって…」

鞠莉「ああ、静岡を離れてたのは事実よ」

ルビィ「じゃあどこにいたの?」

鞠莉「秋田よ」

鞠莉「私、静岡と秋田のハーフなの」

ダイヤ「えぇ…」

果南「知らなかった…」

3: 2016/10/23(日) 21:29:19.97 ID:SHCmMe9R.net
ダイヤ「じゃあ髪は?」

鞠莉「カツラよ」カポッ

花丸「あっ、黒髪」

善子「染めてすらいないんだ…」


梨子「あのカタコトの日本語とか、ルー大柴みたいな英語は…」

鞠莉「キャラ付けよ」

鞠莉「本当は日本語ベラッベラよ」

ダイヤ「ベラッベラ」

4: 2016/10/23(日) 21:33:21.86 ID:SHCmMe9R.net
鞠莉「そもそも私英語苦手だし」

ダイヤ「ああっ!だから…」

果南「どうしたの?」

ダイヤ「この前の中間試験…鞠莉さんの成績ちょっと見ちゃったんですの」

千歌「どうだったの?」

ダイヤ「…」

ダイヤ「英語の偏差値48だった…」

梨子「…」

鞠莉「英語苦手なのよ」

ルビィ「じゃあ得意科目は?」

鞠莉「漢文」

6: 2016/10/23(日) 21:36:52.14 ID:SHCmMe9R.net
鞠莉「そういうわけで、私これから普通に日本人として過ごすから」

鞠莉「よろしく」

ルビィ「よろしくー」

千歌「そっかぁ…」


曜「…」

曜「あの、実は私もみんなに言いたいことがあるの」

ダイヤ「曜さんも?」

11: 2016/10/23(日) 21:39:14.85 ID:SHCmMe9R.net
曜「…実は私、カナヅチなの」

善子「えっ?」

曜「私泳げないんだ、まったく」

花丸「ほんとずら?」

曜「うん…」


梨子「でも競泳水着 着てたし…」

曜「いや、あれは着てただけ」

善子「あっ!コスプレ好き!」

曜「そうそう」

曜「アニメだと一切着てないし…泳いでる描写も皆無でしょ?」

千歌「た、確かに…ずっと曜ちゃんといるけど泳いでるの見たことない…」

梨子「えぇ…」

16: 2016/10/23(日) 21:43:02.97 ID:SHCmMe9R.net
曜「水に顔つけるのも怖いんだ」

ルビィ「筋金入りのカナヅチだね…」


梨子「で、でも…一緒にダイビングしたよね?」

曜「うん…したけどさ」

曜「…」

曜「あれ、私溺れてたんだ…」

梨子「えぇ…」

曜「氏ぬかと思った…」

曜「なんか潮の流れでいい感じになってたけど」

曜「氏ぬかと思った…」

千歌「そう…」

18: 2016/10/23(日) 21:45:39.93 ID:SHCmMe9R.net
曜「あと、もう一つある」

善子「まだあるの?」


曜「私、千歌ちゃんの幼馴染でしょ?」

千歌「うん」

ダイヤ「小さい頃から一緒って聞きましたわ」

曜「…」

曜「実は幼馴染じゃない」

梨子「ええっ!?」

千歌「ええっ!?」

21: 2016/10/23(日) 21:47:47.64 ID:SHCmMe9R.net
花丸「な、なんで千歌ちゃんが驚くの…?」

千歌「だって…幼馴染、だよね…?」

曜「違う」

曜「幼馴染」

曜「ではない」

果南「どういうこと…?」

曜「実は私が千歌ちゃんと出会ったのは中学の時」

曜「正直一目惚れしたんだよ」

曜「で、どうしても近づきたかった…」

23: 2016/10/23(日) 21:49:28.86 ID:SHCmMe9R.net
鞠莉「それがどうして幼馴染ってことになったのよ」

曜「…」

曜「千歌ちゃんを洗脳した…」

千歌「えぇ…」

曜「千歌ちゃんの家に侵入して毎晩毎晩囁いたんだよ」

曜「渡辺曜は幼馴染、渡辺曜は幼馴染、渡辺曜は幼馴染…ってね」

千歌「えぇ…」

ルビィ「それで洗脳される千歌ちゃんもどうなの?」

27: 2016/10/23(日) 21:53:14.24 ID:SHCmMe9R.net
果南「なるほど…だから千歌と私は幼馴染だけど曜ちゃんと私は幼馴染感なかったのね」

曜「そうそう」

曜「まぁそんな感じだけど、これからもよろしくね、千歌ちゃん」

千歌「えぇ…」

梨子「…」

梨子「あの、実は私も告白したいことがあるんだけど」

鞠莉「梨子も?」

29: 2016/10/23(日) 21:55:16.56 ID:SHCmMe9R.net
梨子「実は私…」

梨子「レOなの…」

ダイヤ「…」

千歌「うん…」

善子「知ってる…」

曜「…」

梨子「…」

梨子「あっ、いや、百合百合~とか 女の子同士でキャッキャウフフ~とかじゃなくて」

梨子「ガチガチのレOなの」

千歌「うん…」

梨子「…」

35: 2016/10/23(日) 21:58:58.26 ID:SHCmMe9R.net
梨子「レO…なの」

花丸「うん…」

ルビィ「…」

果南「…」

果南「あの、私もちょっとあるんだけど いいかな」

曜「果南ちゃんも?」

36: 2016/10/23(日) 22:02:30.87 ID:SHCmMe9R.net
果南「私、カナヅチなんだ」

鞠莉「えぇ…」

ダイヤ「えぇ…」

千歌「えぇ…」

曜「そのくだり私がもうやったんだけど」

果南「でもカナヅチなのは本当なの」

ルビィ「ダイビング…してたよね?」

果南「あれは溺れてた」

花丸「えぇ…」

40: 2016/10/23(日) 22:05:44.89 ID:SHCmMe9R.net
果南「潮の流れがいい感じになってて」

果南「なんか泳いでる感じになってたけどね」

千歌「内浦の海は一体どうなってるの?」

果南「本当は海とか浮き輪ないと怖くて入れない」


善子「というかスイマー2トップが2人とも沈んだんだけど…」

果南「ごめん…」

果南「あと、うちダイビングショップってことになってるけどそれも嘘」

果南「本当は魚屋」

曜「そう…」

42: 2016/10/23(日) 22:10:25.80 ID:SHCmMe9R.net
果南「まぁ、そんな感じだから よろしく」

千歌「うん…」


ルビィ「…」

ルビィ「ねぇ、ルビィも一言いい?」

千歌「いいけど…」

ルビィ「…」チラッ

ダイヤ「!」

ダイヤ「だ、ダメよ!!」

ルビィ「ごめん、ダイヤ…」

ルビィ「私、もうみんなに嘘なんてつけないんだよ」

ダイヤ「…」ギリッ

千歌「えっ、なになに」

曜「超気になる」

43: 2016/10/23(日) 22:11:58.66 ID:SHCmMe9R.net
ルビィ「…」

ルビィ「私の名前は黒澤ダイヤなの」

千歌「えっ…?」

ダイヤ「そして私の名前は黒澤ルビィ…」

ルビィ「本当は私、18歳の高校3年生なんだよ」

梨子「どういうこと…」

花丸「逆ってことずら…?」

ルビィ「…」

46: 2016/10/23(日) 22:14:17.41 ID:SHCmMe9R.net
果南「…まさか」

曜「ルビィちゃんとダイヤさんは生まれたときから入れ替わっていた…?」

千歌「そっか!髪の色とかで…ルビィちゃんが跡取りになったら問題があったとか?」

梨子「じゃあ、本来の黒澤家の長女はルビィちゃんだった…?」


ダイヤ「…」

ルビィ「…」

ルビィ「ルビィ、実はサイボーグなの…」

千歌「えぇ…」

梨子「えぇ…」

曜「えぇ…」

53: 2016/10/23(日) 22:19:34.91 ID:SHCmMe9R.net
ルビィ「黒澤家が開発してた漁業用ロボットを改造して作られた国家殲滅用決戦兵器なの」

千歌「えぇ…」

善子「なんで漁業用ロボットをそんな魔改造しちゃったの…?」

ダイヤ「すいません、魔が差して…」

鞠莉「あんたがやったんかい」

ダイヤ「小さい頃から引っ込み思案だった私はいっつも漁業用ロボットが話し相手でしたわ」

ダイヤ「でも漁業用ロボットは喋らない…」

ダイヤ「だから心を与え、肉の体を与えようと思いましたの」

千歌「なんでそんなこと思っちゃったの…?」

54: 2016/10/23(日) 22:23:34.39 ID:SHCmMe9R.net
ルビィ「そして出来たのが決戦兵器RUBY…そう、黒澤ルビィだよ」

梨子「えぇ…」

曜「なんで決戦しちゃったの…」

ルビィ「剣を握らなければ おまえを守れない 剣を握ったままでは おまえを抱き締められない」

果南「ど、どうした」

ダイヤ「まぁ、そんな感じでルビィには私の戸籍を与えて、私は適当なのをでっち上げたんですわ」

ルビィ「こんな姉妹ですけど、今後ともよろしく」

千歌「あ、はい…」

58: 2016/10/23(日) 22:30:47.06 ID:SHCmMe9R.net
善子「…」

善子「…そろそろ私の番ね」

千歌「うん…まだあるんだ」

曜「正直、あの話の後だと全部霞む気がするけど…」

ルビィ「なんかごめん…」

ダイヤ「すいません…」

善子「…」

鞠莉「でも善子のことだから…ねぇ」

果南「うん…普段からあれだし…」

59: 2016/10/23(日) 22:32:49.61 ID:SHCmMe9R.net
善子「…」

善子「私、堕天使ヨハネなのよ…」

曜「あぁ…」

花丸「またいつもの…?」

善子「そう言うのじゃなくて本当のヨハネなの…」

梨子「いや、いいからそう言うの…」

善子「本当にヨハネなのよっ…!」

ヨハネ「…」

果南「わかった、わかったから…」


ヨハネ「…」

果南「えっ、誰このおじさん…」

61: 2016/10/23(日) 22:35:41.01 ID:SHCmMe9R.net
ヨハネ「ヨハネです」

善子「ヨハネさんよ…」

千歌「えっ、なにそのヒゲもじゃもじゃの外国人…」

ヨハネ「ヨハネです」

善子「本人曰く、堕天使ヨハネらしいの…」

ヨハネ「堕天使ヨハネです」

ダイヤ「えぇ…」

曜「小汚い堕天使だなぁ…」


果南「その人は…あの、どういう…」

善子「わからないわ…」

善子「気づいたらいっつも背後に立ってるの…」

花丸「えぇ…」

64: 2016/10/23(日) 22:39:39.72 ID:SHCmMe9R.net
善子「最初は私の頭がおかしくなったと思ったわ」

善子「朝起きたら部屋の隅にこのおじさんが体育座りして『ヨハネです』って言ってるんだもん」

千歌「ちょっとしたホラーだね」

梨子「かなりホラーよ」

善子「そしてずーっと私のつきまとってくるのよ…毎日毎日」

善子「ヨハネですヨハネですヨハネです…って言いながら」

善子「気が狂いそうになったわ」

善子「それからよ 家に引きこもるようになったのは…」

ルビィ「ああ…だから…」

66: 2016/10/23(日) 22:43:57.61 ID:SHCmMe9R.net
善子「でも、ある日気づいた」


善子「あのヨハネおじさんが消えたのよ」

善子「私は喜んで外出しようとしたわ」

善子「久し振りのお出掛けだから目一杯おしゃれしてやろうと思って鏡を見たの」

善子「でも…」


善子「鏡に映ってたのはヨハネだったわ」

善子「…私は堕天使ヨハネになってたの」

花丸「えぇ…」


善子「あまりのショックにそのまま意識を失って…」

善子「気づいたときは元に戻ってた」

善子「…横にはニタニタ笑うヨハネがいたけど」

ヨハネ「…」ニタニタ

果南「えぇ…」

68: 2016/10/23(日) 22:48:10.22 ID:SHCmMe9R.net
善子「そんなわけで私は度々堕天使ヨハネになっちゃうかもしれないけど…」

善子「そのときはよろしくね」

ヨハネ「よろしく」

千歌「えぇ…」

花丸「…」

花丸「マルも話していいずら?」

曜「どうぞ」

72: 2016/10/23(日) 22:57:35.76 ID:SHCmMe9R.net
花丸「マルのうちの寺にいるお坊さんは全員ホ〇ってことは知ってるずらよね」

曜「えぇ…」

梨子「知らない…」

ルビィ「なにそのお寺…」

花丸「うちは全国的にも有数の駆け込みホ〇寺ずら」

花丸「行き場に困ったホ〇が駆け込んで来て、そこで一生を過ごすずら」

鞠莉「ゴキブリホイホイ的な」

75: 2016/10/23(日) 23:03:48.99 ID:SHCmMe9R.net
花丸「で、ホ〇は全員地下室に収容されているんだけど」

花丸「最近ホ〇が増え過ぎてもう収容できるスペースが足りなくなってきたずら」

花丸「そこでじっちゃんがホ〇を地上の納屋に収容しようとしたんだけど…」

花丸「手違いで沢山のホ〇が脱走したずら」

千歌「えぇ…」

花丸「しかも、その時にお寺で保管していた大切なお札が盗まれちゃったずら」

曜「お札…」

花丸「そう、特別な力を持ったお札ずら」

77: 2016/10/23(日) 23:08:11.38 ID:SHCmMe9R.net
善子「どういうお札なの…?」

花丸「…」

花丸「盗まれたお札は3枚」

花丸「透明になるお札」

花丸「瞬間移動するお札」

花丸「そして…相手の体を乗っ取るお札」

ルビィ「!」

鞠莉「体を…」

果南「乗っ取る…」

ダイヤ「それってまさか…」

善子「…!」


ヨハネ「…」ニタニタ

80: 2016/10/23(日) 23:13:54.66 ID:SHCmMe9R.net
善子「ヨハネ…あなた…!」


ヨハネ「…」スゥッ…

千歌「消えたっ…!」

梨子「瞬間移動したの…!?」

曜「いやっ、透明になっただけでまだここにいるかもしれない…!」

善子「ヒィッ…」ガタガタ


ダイヤ「ルビィ!!」

ルビィ「戦闘モード 移行 殲滅シマス」ジャキンッ

梨子「かかってきなさいよ…」

梨子「目には目を、歯に歯を、ホ〇にはレOよ…!」

千歌「…」

84: 2016/10/23(日) 23:21:46.13 ID:SHCmMe9R.net
ルビィ「敵が感知できないよ…!」

ダイヤ「こ、このままじゃ全員ホ〇に乗っ取られる…!」


千歌「…」

千歌「…チカも、みんなに言わなきゃいけない秘密があるんだ」

梨子「千歌ちゃんっ…!?」

曜「こんな時に一体何を…!」

千歌「…」

千歌「チカね…」

千歌「実は…」


千歌「生えてるんだ」

89: 2016/10/23(日) 23:25:24.41 ID:SHCmMe9R.net
曜「!!」

梨子「!!」

千歌「ごめん…説明してる暇はない…」

千歌「今すぐ奴を撃退しないと…」

ダイヤ「…」


果南「でもどうやって…!」

千歌「簡単だよ!」

千歌「梨子ちゃん!ケツ出して!!」

梨子「ええっ…ど、どうして!?」///

ルビィ「そうか!千歌ちゃんが梨子ちゃんのケツを掘っていたらケツを掘られたいヨハネが現れる…!」

ルビィ「そこを叩くんだね!」

曜「!」

鞠莉「千歌っち…やはり天才ね…」

92: 2016/10/23(日) 23:28:37.96 ID:SHCmMe9R.net
曜「…千歌ちゃん!」

曜「私のケツも使って!」プリン

ルビィ「ルビィのケツも!」プリン

善子「わ、私も…///」プリン

花丸「マルのケツも!」プリン

ダイヤ「もちろん私のもですわ!」プリン

果南「みんなばっかりいいカッコさせないよー」プリン

鞠莉「私もお願い!」プリン

ヨハネ「ワシも!」プリン


千歌「みんな…!」

千歌「掘るよ…!私、みんなのケツ 掘るよ!!」

94: 2016/10/23(日) 23:35:17.85 ID:SHCmMe9R.net
こうして無事ヨハネは拘束され事件は収束した。

そして秘密どころかケツの穴まで見せ合ったAqoursの結束はより強いものとなったとさ。


完ケツ

96: 2016/10/23(日) 23:36:14.06 ID:A98gGO3D.net

引用: 鞠莉「実は私 アメリカ人の血なんて流れてないの」