加蓮「未央と幸子遅いなぁ……事務所で待ち合わせで合ってたよね？」

P「加蓮、ちょっと良いか？」

加蓮「ん？Pさんじゃん、どうしたの？」

P「今日ってフリーだったよな？」

加蓮「まぁ誕生日だからみんなとお出かけする予定だったけど……」

P「あーもう予定埋まってる感じか」

加蓮「うん、でもどうしたの？いきなりそんなこと聞いて」

P「いきなりライブの仕事が入ったんだ、加蓮を指名してな」

加蓮「私を？」

P「そうなんだよ、バースデーライブを是非して欲しいって」

加蓮「あー……バースデーライブかぁ、なんか素敵な響きだねぇ」

P「でも遊ぶ約束あるんだよなぁ」

加蓮「まぁでもお仕事なら仕方ないよ」

P「いいのか？」

加蓮「まぁね、せっかくアタシを指名してバースデーライブの場を作ってくれるんでしょ？」

P「そういうことだな」

加蓮「アイドルしててそんな名誉なことは無いんじゃないかな？」

P「加蓮……」

加蓮「あーぁ、せっかく幸子と未央と休み被ってたからお買い物に行く予定だったんだけどな」

P「うっ……すまん」

加蓮「あはは、いいんだよ」

P「ちゃんと他で休み作るから……」

加蓮「わかったよ」

加蓮「あ！そうだ！！」

P「ん？どうしたんだ？」

加蓮「他でちゃんと埋め合わせ……してよね？」

P「あぁ、なんでも言ってくれ」

加蓮「いま、なんでもって言ったね？覚悟しておいてよ？」

P「お？できるだけお手柔らかにな……」

加蓮「なにしてもらおっかなー♪」

その後、ライブ会場にて


スタッフ「北条さん、そろそろ準備お願いします！」

加蓮「はーい」

P「加蓮、頑張ってこいよ」

加蓮「うん、任せといて」

P「あー、あと忘れてた」

加蓮「ん？どうしたの？」

P「加蓮、誕生日おめでとう」

加蓮「っ！？」

P「これだけは先に言っとこうかなって」

加蓮「フフッ……」

P「加蓮？」

加蓮「ありがとっ、Pさん♪」

P「……おう」

加蓮「それじゃ！行ってきます！」

加蓮（危ない危ない、急に言うから泣きそうになっちゃった）

「あでやかに咲き……消えてしまう」

「蛍火～♪」

観客「わぁぁぁああああ！！！」

加蓮「今聞いて貰った曲はカバーソングの蛍火」

加蓮「薄荷歌って蛍火歌って静かな曲が連続してるけど大丈夫？」

加蓮「次の曲にいく前にトークしてってカンペが出てるからちょっとお話しよっか」

加蓮「んーなんのお話をしようかなぁ」

加蓮「そうだ、最近アタシの中で大きな変化があったっていう話をしようか」

加蓮「みんなも知ってると思うけどアタシ新しいユニットを組んだんだ」

加蓮「メンバーは同じ事務所の輿水幸子ちゃんと本田未央ちゃん」

加蓮「ほんとにたまたま話の成り行きでユニットを組むことになって」

加蓮「アタシはトライアドもあるし当然毎日忙しくなったんだ」

加蓮「そりゃそうだよね、だって単純に仕事が増えたら忙しくなるに決まってるじゃん」


加蓮「でも前にも増して充実した毎日を送ってるよ」


加蓮「ほんとに……ユニットでいつもわいわいしてると楽しくって」


加蓮「あと他のユニットを組んで忙しくなったアタシをフォローしてくれる凛や奈緒」


加蓮「二人にはしっかり体調とか管理されちゃって……大丈夫って言ってるのにね」


加蓮「アタシは良い事務所に入れたと思ってるよ、みんなには感謝してる」


加蓮「ここにはアタシしか居ないからね、こんな恥ずかしいこと……言えるんだ」

加蓮「だから、みんなもここでアタシが話した内容は内緒にしてね」

〇〇「そんなこと言われても聞いちゃったんだよねぇ……」

加蓮「！？」

〇〇「まぁボク達も加蓮さんには感謝してるんですよ？」

加蓮「え？なになに、聞いてないよ？」

〇〇「かれぇん……成長したなぁ……」

加蓮「ちょっと！？！？」

〇〇「ちょっと、奈緒？泣きすぎだって！」

加蓮「この声って嘘でしょ…？」

未央「やぁやぁかれかれ」

加蓮「未央！！」

幸子「まぁドッキリ成功ってことですね！」

加蓮「幸子も！？」

奈緒「へへっ！加蓮がそんなこと思ってるなんてなぁ」

美嘉「これはレアな加蓮を見れたね」

加蓮「奈緒に美嘉も！？」

未央「みんな！！せーの！！！」

未央、幸子、奈緒、美嘉「加蓮（さん）！　お誕生日、おめでとう！！」

観客「おめでとぉぉぉ！！！」

加蓮「みんな！！」

幸子「カワイイボクから祝ってもらえるなんて加蓮さんは幸せ者ですね！」

加蓮「…………」

奈緒「加蓮？」

美嘉「もしかして泣いちゃった？」

加蓮「みんなぁ……ありがとぉ……（ボロボロ）」

未央「わぁぁぁあ！？！？！？」

幸子「いくらうれしいからってそこまでですか！？」

奈緒「泣くな泣くな！ほらハンカチ！」

美嘉「あーぁ…なんかごめんね？」

加蓮「ううん……ほんとにうれしくって……」

奈緒「加蓮……」

美嘉「奈緒がもらい泣きしそうでーす」

奈緒「あっ、おい美嘉！！」

加蓮「フフッ……アハハ♪」

未央「かれかれ、立ち直ったかい？」

加蓮「うん、ありがと」

幸子「それではここから加蓮さんに一人一人プレゼントを渡していきたいと思います！！」

加蓮「へ？」

未央「まだまだバースデーライブはこれからだよ！！」

ここまでのお付き合いありがとうございました

改めて…北条加蓮さん、お誕生日おめでとうございます

次回はこの日の夜のお話です、６日に投稿します

それではまた次回お会いしましょう

おつ 加蓮誕生日おめでとう