19: 2011/07/10(日) 22:05:27.48 ID:6t4oC2ok0
ほむら「…まどかがいない世界…」

ほむら「だいぶ慣れてきたけれど…でもやっぱり」

ほむら「わたしの心のなかの隙間は…」

ほむら「……」

ほむら「…ごめんなさい、まどか、一度だけ浮気してもいい…?」

ほむら「…一度、だけ…」
Chapter.1  
24: 2011/07/10(日) 22:21:24.26 ID:6t4oC2ok0
ほむら「……」

ほむら「…とはいったけど」

ほむら「いったい誰に浮気しようかしら…」

ほむら「…>>27に決めてもらいましょう」

ほむら「美樹さやかか巴マミか佐倉杏子か選んでほしいのだけれど」

30: 2011/07/10(日) 22:25:15.40 ID:6t4oC2ok0
ほむら「…そんなんだろうと思ったわ」

ほむら「そもそもそれじゃ浮気にならないけど」

ほむら「これで続けるべき…?」

39: 2011/07/10(日) 22:30:49.38 ID:6t4oC2ok0
ほむら「ごめんなさい、おりこマギカは読んでなくて…」

ほむら「…というかどうやって概念と絡めばいいの…」

ほむら「まぁいいわ、どうにかするからちょっと待っていて…」

42: 2011/07/10(日) 22:38:26.73 ID:6t4oC2ok0
ほむら「……」

ほむら「…いや、ちょっと待って…」

ほむら「よく考えたら浮気なんてしなくたっていいじゃない…」

ほむら「そうよ…まどかはいつでもどこにでもいるのだし」

ほむら「……」

ほむら「なんだか…悟りを開いた気分だわ…」ホムッ

44: 2011/07/10(日) 22:44:39.46 ID:6t4oC2ok0
ほむら「この木もまどか!」ペタッ

ほむら「あの川もまどか!」パシャッ

ほむら「その山もまどか!」ビシッ

ほむら「どの空もまどか!」ホムッ

ほむら「そうよ、わたしの目に映るものすべてがまどかなのだから…」

ほむら「……」

ほむら「…だめだわ…やっぱむなしい…」

47: 2011/07/10(日) 22:48:45.22 ID:6t4oC2ok0
ほむら「うわああああああああああああ」

ほむら「まーどーかー」

ほむら「まーどーかー」

ほむら「まーどーかマーギーカー」

ほむら「うわあああああああああああああ」

マミ「……」

マミ「…あ…暁美さん…?」

53: 2011/07/10(日) 22:54:27.54 ID:6t4oC2ok0
ほむら「……」

マミ「…また『まどか』って…いったい誰なのよ、それ…」

ほむら「……」

ほむら「…薄情者」

マミ「えっ、ええっ!?」

ほむら「自分の後輩のことくらい覚えておくべきじゃないの!?先輩でしょ!!」

マミ「い…いやいやそんなこと言われても…」

ほむら「もう貴女なんて知らない!」ズダダダ

マミ「…前から変な娘だとは思っていたけれど…あそこまでだったかしら…?」

58: 2011/07/10(日) 22:58:16.43 ID:6t4oC2ok0
ほむら「…はぁ、あんなこと言ったって誰もまどかのことなんか知らない」

ほむら「…当然よね、なのにわたしは…」

ほむら「……」

杏子「…んぁ、あれ?ほむらじゃねぇか」

ほむら「…あ、杏子…」

杏子「どうしたんだそんな暗い顔して…とりあえずやるよ、これ」

杏子「くうかい?」

ほむら「……」

62: 2011/07/10(日) 23:03:29.66 ID:6t4oC2ok0
―――

杏子「…なんだ…またその『まどか』ってやつか…」

杏子「いい加減そいつが誰なのか話してくれてもいいんじゃねぇのか」

ほむら「…言ったってどうせわからないわよ」

杏子「…あっそ、まぁいいさ」

杏子「おまえはたっくんと仲良くやってりゃいい」

杏子「『まどか』談義でもしながらな、ははは」

杏子「じゃあな」スタスタ

ほむら「…たっくん?」


ほむら「…そうか…たっくんか…」

66: 2011/07/10(日) 23:10:45.87 ID:6t4oC2ok0
ほむら「……」

ほむら「予想より反応が悪かったうえに良心が咎めるから自重しましょう」

ほむら「…でもあれね…最終的にほむまどにする以上どうでもいいとはいえ」

ほむら「杏子に近づくかマミに近づくか迷うわ…」

ほむら「……」

70: 2011/07/10(日) 23:15:03.58 ID:6t4oC2ok0
ほむら「…まぁ本当どうでもいいんだけど」

ほむら「とりあえず杏子のところに行きましょう」

ほむら「マミより近づき易そうだし」





まどか「…………」

73: 2011/07/10(日) 23:22:44.85 ID:6t4oC2ok0
―――

まどか「……」

まどか「…あのさぁ、さやかちゃん」

さやか「……」

さやか「…どうした、まどか」

さやか「まぁ、いいたいことは大体わかる気がするんだけど」

まどか「ほむらちゃんはさっきから独り言言ってるけどなんなの?」

さやか「さぁ、それよりあたしは杏子のピンチな気がしてるんだけど」

まどか「…やっぱり?」

さやか「うん」

まどか「何するつもりなんだろ、ほむらちゃん…」

74: 2011/07/10(日) 23:26:46.63 ID:6t4oC2ok0
さやか「…転校生、あたしの杏子に手出したら許さないんだから…!」



ほむら「…やっぱり巴マミにすべきだったかしら…」

76: 2011/07/10(日) 23:31:00.69 ID:6t4oC2ok0
ほむら「…まあ正直個人的にはどっちだっていいからまぁ」

ほむら「どっちだっていいわ」

ほむら「…あっ」

杏子「zzz…」

ほむら「…河原で大の字になって寝ている…」

ほむら「あれじゃあ襲ってくださいと言ってるようなものじゃない」

ほむら「…どうすればいいのかしら…」

ほむら「レOプ未遂とかはちょっと…あれだけど…」

77: 2011/07/10(日) 23:38:25.43 ID:6t4oC2ok0
ほむら「…犯罪者は勘弁だから一応起こしてあげましょう…」

ほむら「杏子、こんなところで寝てると氏ぬわよ」ユサユサ

杏子「……」

ほむら「起きる気配が全くないわ…」

ほむら「ほら、杏子!」グラグラ

杏子「んぁ…zzz…」

ほむら「……」

79: 2011/07/10(日) 23:41:55.69 ID:6t4oC2ok0
ほむら「…美樹さやかのパンツがここにあるとします」

杏子「」ガバッ

杏子「おい、どこだ?どこにあるんだ?さっさと教えろほむらいったいどk

ほむら「ないわよそんなもの、興味もないわ」

杏子「お前…騙しやがったな…?」

ほむら「起こしても起きないのが悪いのよ」

杏子「てんめぇえ…!」

81: 2011/07/10(日) 23:48:12.37 ID:6t4oC2ok0
杏子「…ったく、一体何の用だよ」

ほむら「ええ、面倒くさいから単刀直入にいうと」

ほむら「好きです、付き合ってください」

杏子「……」

ほむら「……」

杏子「…お前あれだろ、絶対馬鹿にしに来ただろ」

ほむら「そんなことないわ」

杏子「だって感情籠ってないじゃねぇか、さっきの台詞」

ほむら「あれよ、入れ忘れただけよ」

杏子「仮にも告白するのに感情入れ忘れるとか最低最悪だなお前…」

82: 2011/07/10(日) 23:51:57.30 ID:6t4oC2ok0
ほむら「じゃあどうすればいいのよ」

杏子「あたしに訊くなよ、アホか」

ほむら「どうすればあなたとお近づきになれるのですか」

杏子「ちょっと言い方変えても意味ないから」

ほむら「……」

ほむら「…あっ」

杏子「…あ?」

ほむら「…まだ寝起きだから眠いでしょ」

杏子「…まぁな、誰かさんに嫌な起こされ方したせいで」

ほむら「膝枕してあげる、横になりなさい」

杏子「はあ?」

84: 2011/07/10(日) 23:56:33.98 ID:6t4oC2ok0
杏子「別にそこまでしてもらわなくたって」

ほむら「わたしは自分のためにやってるのよ、早くしなさい」

杏子「そんな風に言われると余計に嫌だわ…」

ほむら「自分のためになることしかしないスタンスは貴女もそうでしょう」

ほむら「貴女と同じよ」

杏子「知るかよ…ったく!わかったわかった、寝ればいいんだろ寝れば!」

杏子「あー…寝心地悪そう…」

ほむら「…なんですって?失礼な…」

86: 2011/07/11(月) 00:01:52.95 ID:B3Viq1570
杏子「…よっこいせ」

ほむら「おっさんくさいわ」

杏子「うるせぇ」

ほむら「……」

杏子「……」

ほむら「下が砂利だから膝超痛い…」

杏子「あんたのは自業自得だろ…」

ほむら「あと重いし…」

杏子「おまえマジで何がしたいんだよ」

87: 2011/07/11(月) 00:06:13.78 ID:B3Viq1570
杏子「そんなに言うなら降りるよ」

ほむら「いいわよ、乗せておいて」

杏子「でも」

ほむら「自分のためだって」

杏子「…わかった」

ほむら「……」

杏子「……」

ほむら「……」

杏子「…なぁ」

ほむら「…?」

90: 2011/07/11(月) 00:10:35.02 ID:B3Viq1570
杏子「…なんで急にあたしに…こんな…」

ほむら「……」

杏子「……」

ほむら「…まどかが…いないからね…」

杏子「…またそれか…」

ほむら「教えてあげるわ…まどかのこと…」

杏子「……」


杏子「いや…いいよ」

94: 2011/07/11(月) 00:16:24.67 ID:B3Viq1570
ほむら「……」

杏子「あんたの頭ん中にしか住んでないならあんたはただの電波だろーけど」

杏子「でも違う…たっくんも…その『まどか』ってやつを覚えてる」

杏子「だったらそれは…あたしたちの知らない特別なだれかで」

杏子「あたしたちは知る必要のない特殊なだれかなんだろうって」

杏子「あたしはそう思う」

ほむら「……」

杏子「だったらあたしもマミも知らなくていい…あんたやたっくんだけが覚えていれば…それでいい」

杏子「あたしにはわかんないけど…それがそのまどかってやつにとっては幸せなんじゃないか?」

ほむら「杏子…」

97: 2011/07/11(月) 00:19:59.05 ID:B3Viq1570
杏子「…ずいぶんガラでもねぇこと言っちまったな…もう少し寝かせてくれ」

ほむら「…ええ、いいわよ」







まどか「…なにこれ?」

さやか「…なにあれ!」

99: 2011/07/11(月) 00:28:14.41 ID:B3Viq1570
さやか「ちょっとちょっとちょっと!あれはおかしくない!?」

まどか「どうしてわたしの愛しのほむらちゃんがあんこちゃんとくっついてるの!」

さやか「あんこじゃねえええ!!杏子だよまどか!間違えんなよ!あたしの彼女なんだから!」

まどか「さやかちゃんだってわたしの嫁のほむらちゃんを転校生とかよそよそしく呼ぶじゃん!」

さやか「…ていうか何の喧嘩だ!?これ!」

まどか「わたしに訊かないで」

さやか「いつの間にか嫁自慢になってない!?」

まどか「だからわたしに訊かないで!」

さやか「恭介とはなんだったのか」

まどか「すごく振り切ってるね、さやかちゃん…」

101: 2011/07/11(月) 00:38:42.99 ID:B3Viq1570
さやか「まぁあんなロストアンクは放っといて本題に戻そう」

まどか「そのたとえはどうなんだろ…」

さやか「あれはお互いに浮気ということでよろしいのよね?まどかさん?」

まどか「え…う…うーん…そうなるのかなぁ…」

さやか「杏子はあれは転校生に言われてしぶしぶ膝枕してあげてるんだろうけど」

さやか「問題は転校生のほうよ! いったいどういう風の吹き回し…?」

まどか「…うーん…ほむらちゃんは浮気なんてするような娘じゃないと思ってたんだけどなぁ…」

さやか「…もしかしてあれかー?転校生のやつ、さみしいんじゃないかなぁ!?」

105: 2011/07/11(月) 00:45:03.07 ID:B3Viq1570
まどか「…え?」

さやか「ていうかあたしよりまどかのほうが良く知ってるでしょ、あいつのことは」

さやか「まど神様、貴女にはたしかすべての時間軸を見通せるスーパーチートな力があったよね?」

まどか「そうなんだけどさやかちゃん、ちょっとテンションがおかしいよ」

さやか「夜だからね、ってか話を戻すけど」

さやか「言ってたよねまどか、最初の時間のほむらはすっごくダメダメな女の子だったって」

まどか「うん…」

さやか「あいつも普段強がってはいるけど本質的にはそのころと変わってないんじゃないかな」

さやか「だからまどかがいないことによるさみしさを埋めるために…」

まどか「杏子ちゃんに浮気?」

さやか「え、あ…うん」

まどか「し…信じらんない…」

111: 2011/07/11(月) 00:55:45.62 ID:B3Viq1570
まどか「…ほむらちゃんはわたしへの愛を忘れてしまったみたいだね…」

さやか「…ま…まど神様…?」

まどか「ほむらちゃんに失った愛を取り戻させてくる…」

まどか「さやかちゃんも行く?」

さやか「あー、その…えっと…」

さやか「……いや」

さやか「行ってらっしゃい、まどか」

まどか「うん、わかった…行ってきます」

さやか(杏子はたぶん…放っといても平気)

さやか(…だよね? 杏子…)

113: 2011/07/11(月) 00:59:08.54 ID:B3Viq1570
―――

まどか「神様的概念的不思議パワーで具現化しちゃったけど」

まどか「これあんまり長く持たないんだよねぇ…」

まどか「まぁいいか、急ごう」

115: 2011/07/11(月) 01:01:32.85 ID:B3Viq1570
―――

杏子「…んぁっ、すっかり寝ちゃってたな…わりぃほむら…」

ほむら「いえ、いいのよ…こっちこそありがとう、杏子」

杏子「?…お、おう…じゃあまたな、ほむら」

ほむら「…うん」

ほむら「……」

ほむら「……」


ほむら「膝めっちゃ痛い…石刺さってるし」

117: 2011/07/11(月) 01:04:00.58 ID:B3Viq1570
まどか「あっ、杏子ちゃんだ」

まどか「杏子ちゃんには見つかるとまずいから…」

まどか「これを置いてまわりみち!」




杏子「なんだこれ?林檎にさやパンが巻き付いてる…」

121: 2011/07/11(月) 01:07:43.80 ID:B3Viq1570
ほむら「……」

まどか「あっ、いた!ほむらちゃん…」

まどか「…うーん、このまま直感的に行動してもつまんないしぃ…」

まどか「たまには行動安価でもしてみようかな?」

まどか「>>124に任せちゃおう!」

129: 2011/07/11(月) 01:11:44.58 ID:B3Viq1570
まどか「…天からのメッセージ…?」

まどか「いまいちよくわかんないけどそれっぽいことをしてみよう」

まどか「物陰に隠れて…っと」

まどか「あーっ、暁美さん? 暁美ほむらさん?(ヴィクトリカみたいな声で)」

ほむら「…はっ、だ…誰…?」

まどか(あー、声変えると気付かないんだ…)

135: 2011/07/11(月) 01:17:28.56 ID:B3Viq1570
まどか「私の名前は園田真理(仮)」

まどか「落ち着いて聞いてください暁美さん」

まどか「このたび貴女には概念協会から処罰が下されることとなりました」

ほむら「…概念協会…?」

まどか「鹿目さんの所属するはるか天空の世界の連盟みたいなものです」

ほむら「まったく意味が分からないけど納得したことにするわ…」

まどか「ありがとう暁美さん、それで処罰というのは――」

まどか「……」

138: 2011/07/11(月) 01:24:30.08 ID:B3Viq1570
まどか「概念協会から派遣されたこの鹿目まどかさんに――(元の声に戻りつつ)」

まどか(さらに物陰から登場しつつ)

まどか「犯されてください」

ほむら「……っ!?」

ほむら「ま…まどか…!?」

まどか「…うん、久しぶり」

まどか「…また会えたね…」

ほむら「…本物なの…?」

まどか「もちろん…」

ほむら「まどか…まどかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」ブワッ

まどか「って…わわっ、ほむらちゃんっ!??」ドカッ

142: 2011/07/11(月) 01:28:22.98 ID:B3Viq1570
まどか「あいたた…いきなり押し倒さないでよ…」

ほむら「ごめんなさい…でもっ」

まどか「大丈夫、全部わかってるよ」

まどか「ほむらちゃんがあれからずっとわたしやこの世界のために戦ってくれてること」

まどか「それから…ほむらちゃんがさみしい思いをしてることも」

ほむら「まどか…」

まどか「そしてその埋め合わせに…」

ほむら「」ギクッ

まどか「杏子ちゃんと浮気しちゃったことも…ティヒヒ」

ほむら「ま…まどかぁ、それはぁ、その…っ」

147: 2011/07/11(月) 01:34:24.10 ID:B3Viq1570
まどか「もう、嫉妬しちゃったよわたし…」

ほむら「まどかが…?」

まどか「うん、あとさやかちゃんも」

ほむら「……」

まどか「…ねぇ、ほむらちゃん」

ほむら「……」

まどか「わたしはほむらちゃんとこうして話せなくてさみしかった」

まどか「…ほむらちゃんは?」

ほむら「…知ってるくせに…」

まどか「…えへへ、まぁね」

154: 2011/07/11(月) 01:38:43.73 ID:B3Viq1570
まどか「…わたし、ほむらちゃんたちとは違う特別な存在になっちゃったけど」

まどか「後悔なんてしてないよ」

まどか「さやかちゃんも同じ」

まどか「それと、今まで知らなかったこと…ひとつ覚えたの」

ほむら「……」

まどか「意思を伝える方法は…言葉だけじゃないんだ、って」

ほむら「……」

157: 2011/07/11(月) 01:43:06.25 ID:B3Viq1570
まどか「わたしはたくさんの魔法少女を導いてきたけど」

まどか「みんな…もう氏ぬっていうのに…例外なく幸せそうな顔してて」

まどか「表情だけで…みんなわたしにいろんな言葉を伝えてくれる」

まどか「…そのたびに思ってた」

まどか「ほむらちゃんとも…こうなれればいいな…って」

ほむら「…なれるわ」

まどか「…えっ?」

ほむら「…こっち向いて、まどか」

…ちゅっ

160: 2011/07/11(月) 01:46:39.86 ID:B3Viq1570
まどか「…ほむらちゃん…」

ほむら「……」

まどか「…えへへ…とられちゃった…はじめてだったのに」

まどか「でも…ほむらちゃんなら…」

まどか「ううん、ほむらちゃんだから…」

ほむら「まどか…」





ほむら「し…したのほうのはじめても…もらっててーいーーいーて」

まどか「」

162: 2011/07/11(月) 01:50:17.53 ID:B3Viq1570
まどか「ほ…ほむらちゃん、とりあえず落ち着いて…」

ほむら「そっ…そうね…ごめんなさい…」

まどか「もう…せっかくの雰囲気台無しだよ」

ほむら「ーーーーっ」

まどか「――本当はほむらちゃんにならもうひとつはじめてあげてもよかったんだけど…」

まどか「…やっぱりお預け(はぁと」

ほむら「ま…まどか様…そんな殺生な…」

まどか「だめったらだーめっ!あははははっ」

ほむら「ほっ…ほむぅ…」

163: 2011/07/11(月) 01:54:15.20 ID:B3Viq1570
まどか「…さてとっ、そろそろ時間だから戻らないと」

ほむら「じっ…時間って…もう行っちゃうの…?」

まどか「うん、概念である私がこの世界に干渉することそのものがすごく特殊な行為だから」

まどか「あまり長くいるとせっかくのわたしの願いも」

まどか「ほむらちゃんの今までの頑張りも…全部無駄になっちゃうから」

まどか「――でも、安心して」

まどか「わたしはいつでもほむらちゃんのそばにいる、これからもいつまでもずっと」

まどか「…また、会えるから」

165: 2011/07/11(月) 01:57:01.58 ID:B3Viq1570
ほむら「まどか…」

まどか「またそのうち会いに来るから」

まどか「ほむらちゃんがわたしを…覚えてくれている限り」

ほむら「……」




ほむら「…ええ、当然よ…いつまでだって覚えてる」

ほむら「誰にもわからなくったって…誰にも伝わらなくったって…」

ほむら「わたしは…最後まで貴女を覚えてる」

ほむら「…ずっと」

168: 2011/07/11(月) 02:02:46.72 ID:B3Viq1570
―――

さやか「おかえりー、まどか」

まどか「えへへ、おしおきするつもりだったのにできなかったよ…」

さやか「でもそれでよかったじゃん?あんたらの愛はなくなってなかったのよ」

まどか「そうだね…それなら…いっか!」




さやか「…あれ?まどか、今度はマミさんに浮気してるよ、ほむら!」

まどか「う…うそ!?そんな…ほむらちゃんってば…薄情者!」

まどか「もうチューだってしてあげないんだからっ!ほむらちゃんのバカッ!!」

さやか(…まぁ、ただマミさん家に遊びに行っただけみたいだけどね)

ティロ・フィナーレ!

171: 2011/07/11(月) 02:08:19.36 ID:B3Viq1570
これにて一件落着
今まで書いたSSの中で多分これが一番マシな終わり方だと思う

そして気付いた 必氏にストーリー練って書いたSSよりとくに何も考えないで
書くSSのほうがまともであると
もうマジでなんなんだよ…

とりあえずもう寝ます 月曜日にティロフィナーレかましたい…

引用: まどか「ほむらちゃんが浮気するなんて・・」