1: 2012/06/19(火) 23:52:24 ID:IV8DxnuM
幼「なんだよ男。ボク急いでるんだけど」
男「お前には恥じらいがないのか?」
幼「何それ、美味しいの?」
男「そんな短いスカートで、全力疾走してたら」
男「中身見えちゃうだろっ!」
男「お前には恥じらいがないのか?」
幼「何それ、美味しいの?」
男「そんな短いスカートで、全力疾走してたら」
男「中身見えちゃうだろっ!」
2: 2012/06/19(火) 23:52:51 ID:IV8DxnuM
幼「あぁ、コレ?」
男「バカ!往来でスカートをまくるな!」
幼「あははっ。大丈夫、中身はスパッツだから」
男「そう言う問題じゃねぇ!」
幼「別にボクは恥ずかしくないって」
男「幼馴染として、俺が恥ずかしいよっ!」
男「バカ!往来でスカートをまくるな!」
幼「あははっ。大丈夫、中身はスパッツだから」
男「そう言う問題じゃねぇ!」
幼「別にボクは恥ずかしくないって」
男「幼馴染として、俺が恥ずかしいよっ!」
3: 2012/06/19(火) 23:54:02 ID:IV8DxnuM
幼「ちょっと意味解んない」
幼「ホント、急いでるんで、また後でねっ」
男「おい!幼っ!」
幼「はははっ。男、ボクの格好をとやかく言いたいならっ」
幼「ボクに追いついてご覧よっ!」
男「…」
男「…くそっ」
幼「ホント、急いでるんで、また後でねっ」
男「おい!幼っ!」
幼「はははっ。男、ボクの格好をとやかく言いたいならっ」
幼「ボクに追いついてご覧よっ!」
男「…」
男「…くそっ」
4: 2012/06/19(火) 23:54:32 ID:IV8DxnuM
幼「改めて、おっはよう、男!」
男「またHRギリギリまで、朝練か?」
幼「そうだよっ」
幼「来週の練習試合に向けて、みんな気合十分だからねっ」
男「…おう、頑張れよ。精一杯応援すっから」
幼「ボクはやるよーーーーっ!」
担任「やる気があるのは良い事だが、自分の席に着け、幼」
幼「あ、あははっ。すみませんっ、先生」
男「またHRギリギリまで、朝練か?」
幼「そうだよっ」
幼「来週の練習試合に向けて、みんな気合十分だからねっ」
男「…おう、頑張れよ。精一杯応援すっから」
幼「ボクはやるよーーーーっ!」
担任「やる気があるのは良い事だが、自分の席に着け、幼」
幼「あ、あははっ。すみませんっ、先生」
5: 2012/06/19(火) 23:55:03 ID:IV8DxnuM
幼「はーい!パスパス!こっちフリーだよっ」
幼友「幼っ!」
シュッ
幼「幼友、ナイスパス!」
バサッ
女バスA「ナイスシュート、幼!」
女バスB「ちぇー。綺麗に抜かれちゃったー」
女バスC「幼、速いねー」
幼「ボク、小さいからっ、速さでカバーしなきゃねっ!」
幼友「幼っ!」
シュッ
幼「幼友、ナイスパス!」
バサッ
女バスA「ナイスシュート、幼!」
女バスB「ちぇー。綺麗に抜かれちゃったー」
女バスC「幼、速いねー」
幼「ボク、小さいからっ、速さでカバーしなきゃねっ!」
7: 2012/06/19(火) 23:55:36 ID:IV8DxnuM
女バスD「さぁ、私達も負けてられないよっ!」
キャプテン「その通り!1本取るよっ」
女バスC「はいっ!」
幼「こっちも行くよ!」
幼「この1本、絶対止めるよっ!」
キャプテン「その通り!1本取るよっ」
女バスC「はいっ!」
幼「こっちも行くよ!」
幼「この1本、絶対止めるよっ!」
8: 2012/06/19(火) 23:56:50 ID:IV8DxnuM
幼「はぁー。今日も疲れた~」
キャプテン「そうね。コート内で幼が一番走ってたもんね」
幼「熱血!集中!ひらめきっ!」
幼「背が足りない分は、そう言う…根性でカバーですっ!」
キャプテン「根性ね、フフフ」
幼「はいっ!根性ですっ!」
キャプテン「そうね。コート内で幼が一番走ってたもんね」
幼「熱血!集中!ひらめきっ!」
幼「背が足りない分は、そう言う…根性でカバーですっ!」
キャプテン「根性ね、フフフ」
幼「はいっ!根性ですっ!」
9: 2012/06/19(火) 23:57:24 ID:IV8DxnuM
監督「ウチのガードは幼で決まりだね」
キャプテン「はい、ウチのチームは全体的に速い選手が多いですけど」
キャプテン「幼の速さと、あのスタミナは強力な武器です」
監督「それにコート全体をよく見ているよね」
キャプテン「そうですね。試合の組み立て方も上手いです」
キャプテン「シューターとしてもそこそこ良いんですが…」
キャプテン「やっぱり高さが足りないですからね」
キャプテン「はい、ウチのチームは全体的に速い選手が多いですけど」
キャプテン「幼の速さと、あのスタミナは強力な武器です」
監督「それにコート全体をよく見ているよね」
キャプテン「そうですね。試合の組み立て方も上手いです」
キャプテン「シューターとしてもそこそこ良いんですが…」
キャプテン「やっぱり高さが足りないですからね」
11: 2012/06/19(火) 23:58:01 ID:IV8DxnuM
監督「うん。ポイントガードとして、スタメンで使おう」
キャプテン「はい」
キャプテン「…あと」
監督「なぁに?」
キャプテン「根性、ありますしね。ふふふ」
監督「根性ね…確かに。ふふ」
監督「来週の試合、絶対勝ちましょう!」
キャプテン「はい!」
キャプテン「はい」
キャプテン「…あと」
監督「なぁに?」
キャプテン「根性、ありますしね。ふふふ」
監督「根性ね…確かに。ふふ」
監督「来週の試合、絶対勝ちましょう!」
キャプテン「はい!」
12: 2012/06/19(火) 23:59:28 ID:IV8DxnuM
幼「幼友、帰りどこか寄って行く?」
幼友「いやぁ、私はパス。帰って眠りたいよ」
幼「そっかー。じゃあ一緒に帰ろっ」
幼友「はいはいー」
幼「ボク、先に校門の所で待ってるよっ」
幼「はいよー」
幼友「いやぁ、私はパス。帰って眠りたいよ」
幼「そっかー。じゃあ一緒に帰ろっ」
幼友「はいはいー」
幼「ボク、先に校門の所で待ってるよっ」
幼「はいよー」
13: 2012/06/20(水) 00:00:00 ID:BI3oos0c
イケメン「…やあ、幼ちゃん」
幼「あ、先輩、お疲れ様でーすっ」
イケメン「今帰り?」
幼「はいっ。先輩も今帰りですか?」
イケメン「…良ければ一緒に帰らないかい?」
幼「あ、幼友と一緒に帰る約束してるんですけど良いですか?」
幼「あ、先輩、お疲れ様でーすっ」
イケメン「今帰り?」
幼「はいっ。先輩も今帰りですか?」
イケメン「…良ければ一緒に帰らないかい?」
幼「あ、幼友と一緒に帰る約束してるんですけど良いですか?」
14: 2012/06/20(水) 00:00:33 ID:BI3oos0c
イケメン「うーん。先に2人で帰らない?」
幼「でも、約束してるんでっ。すみません先輩っ」
イケメン「そうかい。それじゃ、僕はお先に、ね」
幼「お疲れ様でしたーーっ」
幼友「幼、おまたせーって、あれ?」
幼「早かったねっ。さあ帰ろう!」
幼友「今の、男バスのキャプテンさん?」
幼「でも、約束してるんでっ。すみません先輩っ」
イケメン「そうかい。それじゃ、僕はお先に、ね」
幼「お疲れ様でしたーーっ」
幼友「幼、おまたせーって、あれ?」
幼「早かったねっ。さあ帰ろう!」
幼友「今の、男バスのキャプテンさん?」
15: 2012/06/20(水) 00:01:08 ID:BI3oos0c
幼「うん、そう。一緒に帰ろうって言われたけど」
幼「2人で帰ろうって言われたから、断ったよ」
幼友「学校一の色男からの誘いを断るなんて」
幼友「アンタ、相変わらずだねぇ」
幼「なんの事さ?意味わかんない」
幼「そんな事より、早く帰ろうっ」
幼「ボク、お腹空いちゃったよー」
幼友「はいはい、帰ろ帰ろ」
?「…」
幼「2人で帰ろうって言われたから、断ったよ」
幼友「学校一の色男からの誘いを断るなんて」
幼友「アンタ、相変わらずだねぇ」
幼「なんの事さ?意味わかんない」
幼「そんな事より、早く帰ろうっ」
幼「ボク、お腹空いちゃったよー」
幼友「はいはい、帰ろ帰ろ」
?「…」
16: 2012/06/20(水) 00:01:40 ID:BI3oos0c
幼「じゃね、幼友!また明日、朝練で会おうねっ!」
幼友「いやぁ、寝過ごしたらごめんね?」
幼「朝、起こしに来るよっ?」
幼友「ちゃんと、起きます!朝練出ます!」
幼友「アンタの起こし方は熱血すぎるから!」
幼「明日も練習頑張ろうねっ!」
幼友「お休み、幼」
幼「お休みっ、幼友!」
幼友「いやぁ、寝過ごしたらごめんね?」
幼「朝、起こしに来るよっ?」
幼友「ちゃんと、起きます!朝練出ます!」
幼友「アンタの起こし方は熱血すぎるから!」
幼「明日も練習頑張ろうねっ!」
幼友「お休み、幼」
幼「お休みっ、幼友!」
18: 2012/06/20(水) 00:02:13 ID:BI3oos0c
男「おーい、幼~」
幼「あ、男!やほー!」
男「今帰りか?」
幼「そうだよっ」
男「おばさんたち、今日も遅いんだろ?」
男「ウチで飯食って行けよ」
幼「ホント?助かるよっ」
幼「あ、男!やほー!」
男「今帰りか?」
幼「そうだよっ」
男「おばさんたち、今日も遅いんだろ?」
男「ウチで飯食って行けよ」
幼「ホント?助かるよっ」
19: 2012/06/20(水) 00:02:40 ID:BI3oos0c
男「ほら、召し上がれ!」
幼「おぉー!男の手料理っ!」
幼「いただきまーーーーすっ!」
男「元気一杯だな、幼」
幼「それがボクのとりえだからねっ!」
男「元気なのは良い事だ!遠慮しないでたくさん食べろよ」
幼「わーーい」
幼「おぉー!男の手料理っ!」
幼「いただきまーーーーすっ!」
男「元気一杯だな、幼」
幼「それがボクのとりえだからねっ!」
男「元気なのは良い事だ!遠慮しないでたくさん食べろよ」
幼「わーーい」
20: 2012/06/20(水) 00:03:20 ID:BI3oos0c
幼「…相変わらず美味しいねぇ」
モグモグモグ
男「そう言ってもらえると、嬉しいよ」
幼「もう、男、コックさんになったら?」
モグモグ
男「それほどの味では無いだろう」
幼「いやいや、ご謙遜を」
モグモグ
モグモグモグ
男「そう言ってもらえると、嬉しいよ」
幼「もう、男、コックさんになったら?」
モグモグ
男「それほどの味では無いだろう」
幼「いやいや、ご謙遜を」
モグモグ
21: 2012/06/20(水) 00:03:55 ID:BI3oos0c
男「そんな事よりな、幼」
幼「なぁに?」
モグモグ
男「ちょっと、食べながらで良いから聞いてくれ」
幼「うん」
モグモグ
男「朝の事だけどな?」
幼「朝?何かあったっけ?」
モグモグ
幼「なぁに?」
モグモグ
男「ちょっと、食べながらで良いから聞いてくれ」
幼「うん」
モグモグ
男「朝の事だけどな?」
幼「朝?何かあったっけ?」
モグモグ
22: 2012/06/20(水) 00:04:45 ID:BI3oos0c
男「あのな、幼。お前は…」
幼「男、おかわりっ!」
男「おぅ、はいはい」
幼「で?朝、何だっけ?」
男「お前、もっと自分の格好に頓着持てよ」
幼「格好?あぁ、このスパッツの事?」
幼「男、おかわりっ!」
男「おぅ、はいはい」
幼「で?朝、何だっけ?」
男「お前、もっと自分の格好に頓着持てよ」
幼「格好?あぁ、このスパッツの事?」
23: 2012/06/20(水) 00:05:50 ID:BI3oos0c
男「だから、スカートをまくるな!」
幼「別にいいじゃん、ボクは気にしないよっ」
男「幼が気にしてなくても、周囲は違うんだよっ」
幼「?」
モグモグ
男「お前はその…可愛い女の子なんだから」
幼「ぶはっ、ごほごほっ」
男「うわっ、大丈夫か、幼!?」
幼「別にいいじゃん、ボクは気にしないよっ」
男「幼が気にしてなくても、周囲は違うんだよっ」
幼「?」
モグモグ
男「お前はその…可愛い女の子なんだから」
幼「ぶはっ、ごほごほっ」
男「うわっ、大丈夫か、幼!?」
24: 2012/06/20(水) 00:06:35 ID:BI3oos0c
幼「男が急に変な事言うから、吹いちゃったじゃんか!」
男「ほら、これで顔拭けよ」
幼「ありがと、男」
男「でもな、幼」
男「あくまでも一般的な目線で見てだがな?」
幼「なんだよ、もう。男ってば」
男「幼はかなり可愛いと思うんだ」
男「ほら、これで顔拭けよ」
幼「ありがと、男」
男「でもな、幼」
男「あくまでも一般的な目線で見てだがな?」
幼「なんだよ、もう。男ってば」
男「幼はかなり可愛いと思うんだ」
25: 2012/06/20(水) 00:07:17 ID:BI3oos0c
幼「また、変な事言って!」
幼「ボクみたいな子が可愛い訳ないじゃんか」
モグモグ
男「もっと自覚しろよ。厄介な事に巻き込まれる前にさ」
幼「そんな事言っても、どうにもなんないよっ」
モグモグ
幼「ボクなんて、ガサツだし、喋り方も変だし」
モグモグ
幼「ボクみたいな子が可愛い訳ないじゃんか」
モグモグ
男「もっと自覚しろよ。厄介な事に巻き込まれる前にさ」
幼「そんな事言っても、どうにもなんないよっ」
モグモグ
幼「ボクなんて、ガサツだし、喋り方も変だし」
モグモグ
26: 2012/06/20(水) 00:08:05 ID:BI3oos0c
幼「食い意地張ってるし、女の子っぽい所一個もないし」
モグモグ
幼「元気しかとりえのない、平凡な女の子だもん」
モグモグ
男「…まぁ、そう言う所も、幼の長所だけど」
男「本当に、変なのに絡まれないように、気をつけろよ」
幼「…」
モグモグ
男「はぁ…」
モグモグ
幼「元気しかとりえのない、平凡な女の子だもん」
モグモグ
男「…まぁ、そう言う所も、幼の長所だけど」
男「本当に、変なのに絡まれないように、気をつけろよ」
幼「…」
モグモグ
男「はぁ…」
27: 2012/06/20(水) 00:08:51 ID:BI3oos0c
幼「ごちそうさまっ!」
男「はい、お粗末様」
幼「お腹ペッコペコだったから、助かったよ!」
幼「ありがとねっ、男っ」
幼「洗い物、手伝うよっ」
男「いいよいいよ。練習で疲れてるだろ?」
男「はい、お粗末様」
幼「お腹ペッコペコだったから、助かったよ!」
幼「ありがとねっ、男っ」
幼「洗い物、手伝うよっ」
男「いいよいいよ。練習で疲れてるだろ?」
28: 2012/06/20(水) 00:09:26 ID:BI3oos0c
幼「でも、悪いよ」
男「いいから、風呂にでも入って、ゆっくり休みなよ」
男「明日も朝練あるんだろ?」
幼「じゃあ、お言葉に甘えちゃうねっ」
男「あいあい」
幼「それじゃ、おやすみっ、男!」
男「おやすみ、幼」
男「いいから、風呂にでも入って、ゆっくり休みなよ」
男「明日も朝練あるんだろ?」
幼「じゃあ、お言葉に甘えちゃうねっ」
男「あいあい」
幼「それじゃ、おやすみっ、男!」
男「おやすみ、幼」
29: 2012/06/20(水) 00:10:09 ID:BI3oos0c
・
・
・
幼「それじゃ、行ってきまーっす!」
幼母「気をつけてね、幼」
幼「はいはーい!」
男「おはよう、幼」
幼「おっはよう、男!」
男「今日も制服で全力ダッシュの構えだな?」
幼「そうだよっ!」
男「はぁ…」
・
・
幼「それじゃ、行ってきまーっす!」
幼母「気をつけてね、幼」
幼「はいはーい!」
男「おはよう、幼」
幼「おっはよう、男!」
男「今日も制服で全力ダッシュの構えだな?」
幼「そうだよっ!」
男「はぁ…」
30: 2012/06/20(水) 00:10:50 ID:BI3oos0c
幼「男、朝からため息?縁起悪いよっ」
男「せめてジャージで全力ダッシュしろよ」
幼「あはは。ジャージだとあっつくってさっ」
幼「それじゃ、男も早朝ジョギング頑張ってねっ!」
男「あぁ、それじゃまた後で、教室でな!」
幼「行ってきますっ!」
男「いってらっしゃいー」
男「…」
男「…はぁ」
男「せめてジャージで全力ダッシュしろよ」
幼「あはは。ジャージだとあっつくってさっ」
幼「それじゃ、男も早朝ジョギング頑張ってねっ!」
男「あぁ、それじゃまた後で、教室でな!」
幼「行ってきますっ!」
男「いってらっしゃいー」
男「…」
男「…はぁ」
31: 2012/06/20(水) 00:11:33 ID:BI3oos0c
・
・
・
キャプテン「それじゃ、今朝の練習はここまで!」
部員一同「お疲れ様でしたっ!」
監督「あー、これから一週間後の練習試合のスタメンを発表する」
部員一同 ザワザワ
監督「いくら去年の県大会優勝チームとはいえ…」
監督「同じ高校生!やってやれない事はないっ!」
部員一同「はいっ!監督!」
・
・
キャプテン「それじゃ、今朝の練習はここまで!」
部員一同「お疲れ様でしたっ!」
監督「あー、これから一週間後の練習試合のスタメンを発表する」
部員一同 ザワザワ
監督「いくら去年の県大会優勝チームとはいえ…」
監督「同じ高校生!やってやれない事はないっ!」
部員一同「はいっ!監督!」
32: 2012/06/20(水) 00:12:07 ID:BI3oos0c
監督「それではメンバーを発表する!」
監督「まずは1番、ポイントガード…幼!」
幼「え?ボク?」
監督「そうだよ、幼」
幼「あ、あの…ボク…」
キャプテン「大丈夫、自信持って、幼!」
キャプテン「私も監督も、考えた上でのスタメンだよ」
監督「あなたなら十分やれる!」
監督「まずは1番、ポイントガード…幼!」
幼「え?ボク?」
監督「そうだよ、幼」
幼「あ、あの…ボク…」
キャプテン「大丈夫、自信持って、幼!」
キャプテン「私も監督も、考えた上でのスタメンだよ」
監督「あなたなら十分やれる!」
33: 2012/06/20(水) 00:12:45 ID:BI3oos0c
幼「で、でも…」
キャプテン「熱血!集中!ひらめきっ!」
キャプテン「足りない所は根性でカバー!でしょ?」
幼「!」
キャプテン「みんなで頑張って、絶対勝とう!」
幼「わかりましたっ!ボク、精一杯頑張りますっ!」
監督「うんうん。それじゃ、スタメン発表に戻るよ!」
監督「次に2番シューティングガード…」
キャプテン「熱血!集中!ひらめきっ!」
キャプテン「足りない所は根性でカバー!でしょ?」
幼「!」
キャプテン「みんなで頑張って、絶対勝とう!」
幼「わかりましたっ!ボク、精一杯頑張りますっ!」
監督「うんうん。それじゃ、スタメン発表に戻るよ!」
監督「次に2番シューティングガード…」
34: 2012/06/20(水) 00:13:35 ID:BI3oos0c
・
・
・
幼「改めておはよう、男っ!」
男「おはよう、幼」
男「でも、もうちょっと余裕持って教室に来いよ」
男「今日もギリギリだぞ?」
幼「えへへっ」
・
・
幼「改めておはよう、男っ!」
男「おはよう、幼」
男「でも、もうちょっと余裕持って教室に来いよ」
男「今日もギリギリだぞ?」
幼「えへへっ」
36: 2012/06/20(水) 00:14:21 ID:BI3oos0c
男「嬉しそうだな?何かあった?」
幼「ボクね、今度の試合、スタメンに選ばれたんだ!」
男「おお!おめでとう、幼!やったじゃん!」
幼「ありがとっ、男。えへへ」
男「自主練も頑張ったもんな!」
幼「試合、頑張るよっ!」
幼「ボクね、今度の試合、スタメンに選ばれたんだ!」
男「おお!おめでとう、幼!やったじゃん!」
幼「ありがとっ、男。えへへ」
男「自主練も頑張ったもんな!」
幼「試合、頑張るよっ!」
37: 2012/06/20(水) 00:15:08 ID:BI3oos0c
・
・
・
幼「はぁっ。今日の練習もハードだったねっ」
幼友「ホントにね~。まぁ天才の私には物足りないけどね!」
幼「ホント?じゃあ帰り道の公園で、一緒に自主練しようよっ!」
幼友「…ごめんなさい。天才って嘘でした。凡人の私はもう限界っす」
幼「なぁんだ、つまんないのー」
・
・
幼「はぁっ。今日の練習もハードだったねっ」
幼友「ホントにね~。まぁ天才の私には物足りないけどね!」
幼「ホント?じゃあ帰り道の公園で、一緒に自主練しようよっ!」
幼友「…ごめんなさい。天才って嘘でした。凡人の私はもう限界っす」
幼「なぁんだ、つまんないのー」
38: 2012/06/20(水) 00:15:43 ID:BI3oos0c
イケメン「やあ、幼ちゃん。奇遇だね」
幼「あ、先輩!今日も会いましたね!!」
幼友「お疲れ様です、先輩も今帰りですか?」
イケメン「そうなんだよ。一緒に帰らないかい?」
幼「いいですよっ。ね?幼友?」
幼友「え?う、うん。いいよ」
イケメン「それじゃ、帰ろうか」
幼「あ、先輩!今日も会いましたね!!」
幼友「お疲れ様です、先輩も今帰りですか?」
イケメン「そうなんだよ。一緒に帰らないかい?」
幼「いいですよっ。ね?幼友?」
幼友「え?う、うん。いいよ」
イケメン「それじゃ、帰ろうか」
39: 2012/06/20(水) 00:16:21 ID:BI3oos0c
イケメン「フフ。幼ちゃんはいつも元気だね」
幼「いやあ、それだけがボクのとりえですからっ!」
幼「褒められると嬉しいですっ!」
イケメン「フフフ。とりえは他にもあると思うけどね」
幼友(何コレ、私完全に蚊帳の外じゃん…)
幼友(てか、先輩のねっとりとした視線に気付いて、幼っ)
幼「いやあ、それだけがボクのとりえですからっ!」
幼「褒められると嬉しいですっ!」
イケメン「フフフ。とりえは他にもあると思うけどね」
幼友(何コレ、私完全に蚊帳の外じゃん…)
幼友(てか、先輩のねっとりとした視線に気付いて、幼っ)
40: 2012/06/20(水) 00:17:11 ID:BI3oos0c
・
・
・
幼「それじゃ、ボク達はこっちなんでっ」
イケメン「ハハハ。楽しかったよ、2人とも」
イケメン「それじゃ、またね」
幼「はいっ!さようならっ!」
幼友「お疲れ様でしたー」
・
・
幼「それじゃ、ボク達はこっちなんでっ」
イケメン「ハハハ。楽しかったよ、2人とも」
イケメン「それじゃ、またね」
幼「はいっ!さようならっ!」
幼友「お疲れ様でしたー」
41: 2012/06/20(水) 00:18:11 ID:BI3oos0c
・
・
・
幼友「…あのさぁ」
幼「何?」
幼友「幼、昨日も先輩に声かけられてたよね?
幼「校門前で、たまたま会ったねっ」
・
・
幼友「…あのさぁ」
幼「何?」
幼友「幼、昨日も先輩に声かけられてたよね?
幼「校門前で、たまたま会ったねっ」
42: 2012/06/20(水) 00:18:47 ID:BI3oos0c
幼友「先輩、帰り道中、幼の事だけ見てたよね?」
幼「そう?」
幼友「そうだったよ。話しも私には話しかけてこなかったし」
幼友「ていうか、ちょっと怖かったよ、イケメン先輩」
幼「幼友、ひどい事言うなぁ」
幼友「いやいや、マジでさ」
幼「そう?」
幼友「そうだったよ。話しも私には話しかけてこなかったし」
幼友「ていうか、ちょっと怖かったよ、イケメン先輩」
幼「幼友、ひどい事言うなぁ」
幼友「いやいや、マジでさ」
43: 2012/06/20(水) 00:19:20 ID:BI3oos0c
幼「人の事、悪く言っちゃダメだぞっ、幼友」
幼友「でも…」
幼「それじゃ、明日も朝練頑張ろうねっ!」
幼友「あ、うん。また明日ね」
幼友(これは…男君に相談、かなぁ)
幼友「でも…」
幼「それじゃ、明日も朝練頑張ろうねっ!」
幼友「あ、うん。また明日ね」
幼友(これは…男君に相談、かなぁ)
44: 2012/06/20(水) 00:20:03 ID:BI3oos0c
・
・
・
男「ん?話し?」
幼友「そ、ちょっと時間ちょうだい」
男「いいけど、ここじゃダメなの?」
幼友「ちょっと、誰にも聞かれたくない話しなんで」
男「あいあい。お前らの練習終わった後か?」
幼友「うん。ちょっと1年の靴箱前で待ってて欲しいんだ」
男「1年?まぁいいか。了解」
・
・
男「ん?話し?」
幼友「そ、ちょっと時間ちょうだい」
男「いいけど、ここじゃダメなの?」
幼友「ちょっと、誰にも聞かれたくない話しなんで」
男「あいあい。お前らの練習終わった後か?」
幼友「うん。ちょっと1年の靴箱前で待ってて欲しいんだ」
男「1年?まぁいいか。了解」
45: 2012/06/20(水) 00:20:43 ID:BI3oos0c
幼「あれ?幼友は?」
女バスA「すっごい速さで着替えて、出てったよ」
幼「へぇ。いつもはモタモタしてるのにっ」
女バスB「彼氏じゃない?彼氏」
幼「幼友に彼氏…ねぇ?」
幼「ボクには恋とか、わかんないやっ」
キャプテン「幼は磨けば、絶対光ると思うんだけどな」
女バスA「私も思う!幼、可愛いよね!」
女バスA「すっごい速さで着替えて、出てったよ」
幼「へぇ。いつもはモタモタしてるのにっ」
女バスB「彼氏じゃない?彼氏」
幼「幼友に彼氏…ねぇ?」
幼「ボクには恋とか、わかんないやっ」
キャプテン「幼は磨けば、絶対光ると思うんだけどな」
女バスA「私も思う!幼、可愛いよね!」
46: 2012/06/20(水) 00:22:18 ID:BI3oos0c
幼「いやぁ、ボクなんて全然可愛くないですよ」
女バスD「過度な謙遜はイヤミですぞ、幼ちゃん?」
幼「でも、本当に、そう言うの、わかんないです…」
キャプテン「もうちょっと身だしなみに気を配っても良いかもね?」
女バスB「言葉使いも、もうちょっと女の子らしくしてみれば?」
幼「男にもそんな感じの事いわれたなぁ」
キャプテン「男君?あぁ、あの1年の時、男バスに居た…」
女バスA「あぁ、あの子だよね、すっごい足の速い…」
幼「男はボクの幼馴染なんですよっ」
女バスD「過度な謙遜はイヤミですぞ、幼ちゃん?」
幼「でも、本当に、そう言うの、わかんないです…」
キャプテン「もうちょっと身だしなみに気を配っても良いかもね?」
女バスB「言葉使いも、もうちょっと女の子らしくしてみれば?」
幼「男にもそんな感じの事いわれたなぁ」
キャプテン「男君?あぁ、あの1年の時、男バスに居た…」
女バスA「あぁ、あの子だよね、すっごい足の速い…」
幼「男はボクの幼馴染なんですよっ」
47: 2012/06/20(水) 00:23:02 ID:BI3oos0c
女バスB「へぇ…幼とどっちが速いのかな?」
幼「昔は男の方が速かったけど…」
幼「1年の時、足を怪我して、走れなくなっちゃって」
幼「それで、男はバスケ辞めちゃったんですよっ」
キャプテン「そうだったんだ…足の怪我ね…」
幼「とっても残念ですけど、本人は結構あっさり辞めちゃったんだよなぁ」
幼「昔は男の方が速かったけど…」
幼「1年の時、足を怪我して、走れなくなっちゃって」
幼「それで、男はバスケ辞めちゃったんですよっ」
キャプテン「そうだったんだ…足の怪我ね…」
幼「とっても残念ですけど、本人は結構あっさり辞めちゃったんだよなぁ」
48: 2012/06/20(水) 00:23:56 ID:BI3oos0c
・
・
・
幼友「ごめん、ごめん。待った?」
男「いや、全然」
幼友「良かった、誰とも会ってない?」
男「誰か?」
・
・
幼友「ごめん、ごめん。待った?」
男「いや、全然」
幼友「良かった、誰とも会ってない?」
男「誰か?」
49: 2012/06/20(水) 00:24:31 ID:BI3oos0c
幼友「…例えば、男バスのイケメン先輩とか」
男「!」
幼友「会ってないよね?」
男「見てないな…あいつがどうかしたのか?」
幼友「男、怒ってるの?」
男「!」
幼友「会ってないよね?」
男「見てないな…あいつがどうかしたのか?」
幼友「男、怒ってるの?」
50: 2012/06/20(水) 00:25:16 ID:BI3oos0c
男「いいから、あの野郎がどうかしたのか?」
ガシッ
幼友「ちょ、痛いよ、男」
男「あ、ああ…すまん、幼友」
幼友「男、イケメン先輩と何かあったの?」
男「まぁ、前にちょっと、な」
幼友「男がバスケ辞めたのと関係ある?」
男「…」
幼友「じゃあ、幼とは関係ある?」
男「!」
ガシッ
幼友「ちょ、痛いよ、男」
男「あ、ああ…すまん、幼友」
幼友「男、イケメン先輩と何かあったの?」
男「まぁ、前にちょっと、な」
幼友「男がバスケ辞めたのと関係ある?」
男「…」
幼友「じゃあ、幼とは関係ある?」
男「!」
51: 2012/06/20(水) 00:25:56 ID:BI3oos0c
幼友「普段表情を出さない分、驚いた顔がわかりやすいね、男」
男「…幼友、あいつが何かしてるのか?」
男「話しって、その事なんだろう?」
幼友「あの、間違いかもしれないけどさ」
幼友「…一昨日と昨日、幼の帰りを待ち伏せしてたみたいで…」
男「!!!!!」
男「…詳しく聞かせてくれ」
男「…幼友、あいつが何かしてるのか?」
男「話しって、その事なんだろう?」
幼友「あの、間違いかもしれないけどさ」
幼友「…一昨日と昨日、幼の帰りを待ち伏せしてたみたいで…」
男「!!!!!」
男「…詳しく聞かせてくれ」
52: 2012/06/20(水) 00:26:38 ID:BI3oos0c
・
・
・
男「なるほど…」
幼友「ちょっと心配でさ」
男「あぁ、よく話してくれた。ありがとう、幼友」
幼友「これからは部活終わりは幼と一緒に帰るよ」
男「あぁ、頼む」
・
・
男「なるほど…」
幼友「ちょっと心配でさ」
男「あぁ、よく話してくれた。ありがとう、幼友」
幼友「これからは部活終わりは幼と一緒に帰るよ」
男「あぁ、頼む」
53: 2012/06/20(水) 00:27:23 ID:BI3oos0c
幼友「あ、幼が来た」
男「…」
幼友「!やっぱり校門で待ち伏せてたね…」
男「あの野郎…」
幼友「わ、私、邪魔してくるねっ」
男「頼む、幼友!」
男「…」
幼友「!やっぱり校門で待ち伏せてたね…」
男「あの野郎…」
幼友「わ、私、邪魔してくるねっ」
男「頼む、幼友!」
54: 2012/06/20(水) 00:28:23 ID:BI3oos0c
幼友「おーい、幼!」
幼「あれ?幼友、どうしたの?」
幼友「きょ、教室に忘れ物を取りに行ってたんだよ」
幼「そうなんだ~。先に帰っちゃったかと思ったよっ」
幼友「あ、こんばんは、イケメン先輩!」
イケメン「…やあ、幼友ちゃん」
幼「あれ?幼友、どうしたの?」
幼友「きょ、教室に忘れ物を取りに行ってたんだよ」
幼「そうなんだ~。先に帰っちゃったかと思ったよっ」
幼友「あ、こんばんは、イケメン先輩!」
イケメン「…やあ、幼友ちゃん」
55: 2012/06/20(水) 00:29:04 ID:BI3oos0c
幼「3人で一緒に帰ろうよ!」
幼友「ちょっと、幼。私、帰りに買い物に行きたいんだけどっ」
幼「え?何買うの?」
幼友「ちょっと…こっちきて」
幼「なんだよ、幼友。何を…」
幼友「ちょっと新しいブラとか買いたいからさ…」
幼「えー、今から?」
幼友「いいじゃん!お願いっ!」
幼友「ちょっと、幼。私、帰りに買い物に行きたいんだけどっ」
幼「え?何買うの?」
幼友「ちょっと…こっちきて」
幼「なんだよ、幼友。何を…」
幼友「ちょっと新しいブラとか買いたいからさ…」
幼「えー、今から?」
幼友「いいじゃん!お願いっ!」
56: 2012/06/20(水) 00:30:01 ID:BI3oos0c
幼「先輩、すみません。幼友の買い物に付き合う事になっちゃって」
イケメン「良いよ良いよ。それじゃあ、僕はここで」
幼「はいっ!お疲れ様でしたっ!」
イケメン「…幼友ちゃんも、ね?」
ギロッ
幼友「は、はいっ。すみません、先輩」
幼友(あの人、あんな目するんだ…超怖いし!)
イケメン「良いよ良いよ。それじゃあ、僕はここで」
幼「はいっ!お疲れ様でしたっ!」
イケメン「…幼友ちゃんも、ね?」
ギロッ
幼友「は、はいっ。すみません、先輩」
幼友(あの人、あんな目するんだ…超怖いし!)
57: 2012/06/20(水) 00:30:50 ID:BI3oos0c
・
・
・
幼「さぁ、いよいよ明日は練習試合だよ!」
男「あぁ、頑張れよ、幼。応援しに行くからさ」
幼「熱血!集中!ひらめき!」
幼「ボクはやるよっ!ポイントガード王に、ボクはなるっ!」
男「それだけ元気なら、明日の試合は大丈夫だな」
幼「元気だけがとりえだからねっ!」
・
・
幼「さぁ、いよいよ明日は練習試合だよ!」
男「あぁ、頑張れよ、幼。応援しに行くからさ」
幼「熱血!集中!ひらめき!」
幼「ボクはやるよっ!ポイントガード王に、ボクはなるっ!」
男「それだけ元気なら、明日の試合は大丈夫だな」
幼「元気だけがとりえだからねっ!」
58: 2012/06/20(水) 00:31:29 ID:BI3oos0c
男(幼友のおかげで、今日までは何もなかったけど)
男(あの野郎の事だ…)
男(きっと、明日の練習試合の後、どさくさにまぎれて…)
男(…今度は絶対守る!)
男(あの野郎の事だ…)
男(きっと、明日の練習試合の後、どさくさにまぎれて…)
男(…今度は絶対守る!)
59: 2012/06/20(水) 00:32:34 ID:BI3oos0c
…過去…
幼「あっ!?だ、誰?」
?「…」
幼「いっ痛いよっ!誰?」
幼「手足の縄、解いてっ!この目隠しも取ってよっ!」
?「…」
幼「誰なんだよっ!」
?「うるさいっ!黙れっ!」
ガスッ
幼「」
幼「あっ!?だ、誰?」
?「…」
幼「いっ痛いよっ!誰?」
幼「手足の縄、解いてっ!この目隠しも取ってよっ!」
?「…」
幼「誰なんだよっ!」
?「うるさいっ!黙れっ!」
ガスッ
幼「」
60: 2012/06/20(水) 00:33:27 ID:BI3oos0c
?「ククク、気絶したか。丁度良い…」
?「全く、可愛いなぁ幼ちゃんは」
?「今年の1年の中ではトップクラスだよ…」
?「無防備にスパッツ見せつけて…」
?「僕を誘ってたんだろう?」
?「今、僕の物にしてあげるよ…」
?「全く、可愛いなぁ幼ちゃんは」
?「今年の1年の中ではトップクラスだよ…」
?「無防備にスパッツ見せつけて…」
?「僕を誘ってたんだろう?」
?「今、僕の物にしてあげるよ…」
61: 2012/06/20(水) 00:34:13 ID:BI3oos0c
ガンッ!ガンッ!ドガッ!
男「幼っ!」
?「なっ?お前は!?」
男「イケメン先輩…幼に、何してるんですかっ!」
イケメン「何故ここに居る?全員ランニングを命じたはずだぞ?」
男「そんな事は関係ねぇ!幼から離れろ、変態!」
男「幼っ!」
?「なっ?お前は!?」
男「イケメン先輩…幼に、何してるんですかっ!」
イケメン「何故ここに居る?全員ランニングを命じたはずだぞ?」
男「そんな事は関係ねぇ!幼から離れろ、変態!」
62: 2012/06/20(水) 00:35:02 ID:BI3oos0c
イケメン「変態?この僕が?」
イケメン「学校一のイケメンで、成績優秀なこの僕を」
イケメン「変態だと?」
男「あぁ、変態だね、このクソ変態野郎!」
男「絶対許さねぇぞ!」
イケメン「こっちの台詞だよ!」
イケメン「学校一のイケメンで、成績優秀なこの僕を」
イケメン「変態だと?」
男「あぁ、変態だね、このクソ変態野郎!」
男「絶対許さねぇぞ!」
イケメン「こっちの台詞だよ!」
63: 2012/06/20(水) 00:35:51 ID:BI3oos0c
・
・
・
男「はあっ…はあっ…」
イケメン「ぅう…」
男「こ、金輪際、幼に、はぁ、近づくなっ!」
男「今度やったら、絶対許さないぜ!」
イケメン「…」
男「幼!幼!しっかりしろ!」
幼「」
男「保健室に連れて行かなきゃ…」
・
・
男「はあっ…はあっ…」
イケメン「ぅう…」
男「こ、金輪際、幼に、はぁ、近づくなっ!」
男「今度やったら、絶対許さないぜ!」
イケメン「…」
男「幼!幼!しっかりしろ!」
幼「」
男「保健室に連れて行かなきゃ…」
64: 2012/06/20(水) 00:36:35 ID:BI3oos0c
イケメン「…っく」
グサッ
男「あっつ…」
イケメン「ざまぁ…み、ろ…」
・
・
・
グサッ
男「あっつ…」
イケメン「ざまぁ…み、ろ…」
・
・
・
65: 2012/06/20(水) 00:37:29 ID:BI3oos0c
男(大好きなバスケ部を廃部にしたくなかったから)
男(俺は被害届を出さなかったけど…)
男(やっぱり失敗だったか…)
男(あの時は俺の足だけで済んだけど…)
男(幼は目隠しのせいで、あの時、誰に襲われたのか知らない)
男(あいつがまた幼に近付いてくるなら)
男(俺が、守る)
男(幼…)
男(俺は被害届を出さなかったけど…)
男(やっぱり失敗だったか…)
男(あの時は俺の足だけで済んだけど…)
男(幼は目隠しのせいで、あの時、誰に襲われたのか知らない)
男(あいつがまた幼に近付いてくるなら)
男(俺が、守る)
男(幼…)
66: 2012/06/20(水) 00:38:26 ID:BI3oos0c
・
・
・
審判「それでは試合開始します!」
部員一同「はいっ!」
相手部員一同「はいっ!」
男「始まったな…。幼、本当にポイントガードなんだな…」
・
・
審判「それでは試合開始します!」
部員一同「はいっ!」
相手部員一同「はいっ!」
男「始まったな…。幼、本当にポイントガードなんだな…」
67: 2012/06/20(水) 00:39:11 ID:BI3oos0c
「1番、オッケー!」
「パス!回して行こう!」
・
・
・
「ここは絶対氏守だよっ!」
「リバウンド、絶対取るっ!」
「速攻!行くよっ!」
・
・
・
「まだ4点差!追いつけるよっ!」
「パス!回して行こう!」
・
・
・
「ここは絶対氏守だよっ!」
「リバウンド、絶対取るっ!」
「速攻!行くよっ!」
・
・
・
「まだ4点差!追いつけるよっ!」
68: 2012/06/20(水) 00:39:37 ID:BI3oos0c
「ガード甘いっ!」
「うそっ!?抜かれたっ!」
「あの1番、速いっ」
・
・
・
審判「試合終了!!」
「うそっ!?抜かれたっ!」
「あの1番、速いっ」
・
・
・
審判「試合終了!!」
69: 2012/06/20(水) 00:40:40 ID:BI3oos0c
幼「やったっ!勝ったっ!」
キャプテン「さぁ、みんな。整列だよ!」
部員一同「ありがとうございましたっ」
相手部員一同「ありがとうございましたっ」
・
・
・
相手キャプテン「強くなったわね、そちらのチームは」
キャプテン「フフフ。インターハイに行くのは、ウチだからね?」
相手キャプテン「負けないわよ!」
キャプテン「さぁ、みんな。整列だよ!」
部員一同「ありがとうございましたっ」
相手部員一同「ありがとうございましたっ」
・
・
・
相手キャプテン「強くなったわね、そちらのチームは」
キャプテン「フフフ。インターハイに行くのは、ウチだからね?」
相手キャプテン「負けないわよ!」
70: 2012/06/20(水) 00:41:31 ID:BI3oos0c
男(凄かったぞ、幼。よく頑張った!)
男(…さて、と)
?「おい、お前」
男「ん?アンタ誰?」
?2「いいから付いてこいよ」
男「あぁ、そう言う事っすか」
?3「こっちだ…」
男「はいはい…」
男(…さて、と)
?「おい、お前」
男「ん?アンタ誰?」
?2「いいから付いてこいよ」
男「あぁ、そう言う事っすか」
?3「こっちだ…」
男「はいはい…」
71: 2012/06/20(水) 00:42:19 ID:BI3oos0c
監督「みんな、良く頑張った!」
監督「私、感動しちゃったよ!」
キャプテン「まぁまぁ、監督」
監督「はっ!そうだったね!」
監督「この後、祝勝会の準備をしております!」
監督「焼肉だよっ!今日は私のおごりだーーーー!」
部員一同「やったー!」
監督「シャワー浴びて、着替えたら、職員駐車場に集合ね!」
監督「私、感動しちゃったよ!」
キャプテン「まぁまぁ、監督」
監督「はっ!そうだったね!」
監督「この後、祝勝会の準備をしております!」
監督「焼肉だよっ!今日は私のおごりだーーーー!」
部員一同「やったー!」
監督「シャワー浴びて、着替えたら、職員駐車場に集合ね!」
72: 2012/06/20(水) 00:43:05 ID:BI3oos0c
幼「あれー?おっかしいなー?」
幼友「どしたの?幼」
幼「うーん。教室に携帯電話忘れたみたい」
幼友「マジで?」
幼「うん、ちょっと走って取って来るよ!」
幼友「先に駐車場行ってるからねー」
幼「はいはーい」
・
・
・
幼友「どしたの?幼」
幼「うーん。教室に携帯電話忘れたみたい」
幼友「マジで?」
幼「うん、ちょっと走って取って来るよ!」
幼友「先に駐車場行ってるからねー」
幼「はいはーい」
・
・
・
73: 2012/06/20(水) 00:43:49 ID:BI3oos0c
幼「あ、あった携帯。良かったー」
幼「って、ありゃ?充電切れてる…」
イケメン「おや、幼ちゃんじゃないか」
幼「あ、先輩!どうしたんですか、2年の教室棟で」
イケメン「ちょっと先生に頼まれ事をされてね」
イケメン「そんな事より、大活躍だったね!」
幼「いやあ、ボクだけじゃ何も出来ないですよっ」
幼「バスケットはチームプレイですからねっ!」
イケメン「ハハハ。その通りだね」
幼「って、ありゃ?充電切れてる…」
イケメン「おや、幼ちゃんじゃないか」
幼「あ、先輩!どうしたんですか、2年の教室棟で」
イケメン「ちょっと先生に頼まれ事をされてね」
イケメン「そんな事より、大活躍だったね!」
幼「いやあ、ボクだけじゃ何も出来ないですよっ」
幼「バスケットはチームプレイですからねっ!」
イケメン「ハハハ。その通りだね」
74: 2012/06/20(水) 00:44:37 ID:BI3oos0c
幼「あ、ボクそろそろ行かなきゃ!」
イケメン「あぁそうそう。女バスの監督から伝言があったんだ」
イケメン「祝勝会、体育館でやるんだって」
幼「えー?焼肉って言ってたのにー!」
イケメン「まぁまぁ。僕も体育館に用があるから、一緒に行こう」
幼「はいっ!」
・
・
・
イケメン「あぁそうそう。女バスの監督から伝言があったんだ」
イケメン「祝勝会、体育館でやるんだって」
幼「えー?焼肉って言ってたのにー!」
イケメン「まぁまぁ。僕も体育館に用があるから、一緒に行こう」
幼「はいっ!」
・
・
・
75: 2012/06/20(水) 00:45:31 ID:BI3oos0c
幼「みんなー、遅れてごめんっ!…ってあれ?」
幼「真っ暗。だーれも居ない?」
イケメン「まぁ、祝勝会なんて嘘だからね」
幼「えっ?」
イケメン「…君が悪いんだよ?」
イケメン「何度誘っても、この僕の誘いを断るなんて…」
イケメン「おかげで、ボクのプライドはズタズタだよ」
幼「真っ暗。だーれも居ない?」
イケメン「まぁ、祝勝会なんて嘘だからね」
幼「えっ?」
イケメン「…君が悪いんだよ?」
イケメン「何度誘っても、この僕の誘いを断るなんて…」
イケメン「おかげで、ボクのプライドはズタズタだよ」
76: 2012/06/20(水) 00:46:14 ID:BI3oos0c
幼「ボ、ボク…あの…」
イケメン「この僕より、あの男を選ぶんだろう?」
イケメン「それが許せない!」
幼「え?何で男の名前が出てくるの?」
幼「男はなにも関係ない…」
イケメン「あるんだよ!!!!」
バンッ!
幼「ひっ!」
イケメン「この僕より、あの男を選ぶんだろう?」
イケメン「それが許せない!」
幼「え?何で男の名前が出てくるの?」
幼「男はなにも関係ない…」
イケメン「あるんだよ!!!!」
バンッ!
幼「ひっ!」
77: 2012/06/20(水) 00:47:01 ID:BI3oos0c
イケメン「だから、君たち2人には」
イケメン「ちょーっと酷い目に合ってもらう事にしたんだ」
幼「お、男をどうしたの!?」
イケメン「こんな時でも、あいつの事を心配すんのか!」
イケメン「まぁ、今ごろ体育館裏で転がってるんじゃないかな?」
イケメン「フフフ。2度も僕をコケにしてくれたお礼だよ」
幼「…よくも男をっ」
ブンッ!
イケメン「ちょーっと酷い目に合ってもらう事にしたんだ」
幼「お、男をどうしたの!?」
イケメン「こんな時でも、あいつの事を心配すんのか!」
イケメン「まぁ、今ごろ体育館裏で転がってるんじゃないかな?」
イケメン「フフフ。2度も僕をコケにしてくれたお礼だよ」
幼「…よくも男をっ」
ブンッ!
78: 2012/06/20(水) 00:47:46 ID:BI3oos0c
イケメン「おっと、危ない」
イケメン「忘れてるかもしれないけど、僕は一応男バスのキャプテンだよ?」
イケメン「そんな攻撃当たらないよ。ハハハ」
幼「…ボクを、どうするつもり?」
イケメン「やっぱり君は可愛いねぇ」
イケメン「怯えてる顔も可愛いよ」
幼「い、いやだっ!」
イケメン「忘れてるかもしれないけど、僕は一応男バスのキャプテンだよ?」
イケメン「そんな攻撃当たらないよ。ハハハ」
幼「…ボクを、どうするつもり?」
イケメン「やっぱり君は可愛いねぇ」
イケメン「怯えてる顔も可愛いよ」
幼「い、いやだっ!」
79: 2012/06/20(水) 00:48:35 ID:BI3oos0c
幼「ボクに近付かないでっ!」
イケメン「ハハハ。観念するんだね」
イケメン「もしご自慢のスピードで、僕を振り切れても」
イケメン「体育館の周りは、僕の手下達が見張りをしてるんだ」
イケメン「どんなに叫んでも誰も助けには来ないよ!」
イケメン「楽しいねぇっ!クックック」
幼「いやっ!誰か…誰か助けてっ!」
イケメン「ハハハ。観念するんだね」
イケメン「もしご自慢のスピードで、僕を振り切れても」
イケメン「体育館の周りは、僕の手下達が見張りをしてるんだ」
イケメン「どんなに叫んでも誰も助けには来ないよ!」
イケメン「楽しいねぇっ!クックック」
幼「いやっ!誰か…誰か助けてっ!」
81: 2012/06/20(水) 00:49:39 ID:BI3oos0c
イケメン「無駄だって言ってるだろっ!」
幼「助けてっ、男っ!」
イケメン「だから無駄だって…このっ」
男「…いやぁ、それが無駄じゃなかったりするんだなぁ」
イケメン「!?お、お前!」
幼「男っ!」
男「大丈夫だ、幼。もう大丈夫だから」
幼「助けてっ、男っ!」
イケメン「だから無駄だって…このっ」
男「…いやぁ、それが無駄じゃなかったりするんだなぁ」
イケメン「!?お、お前!」
幼「男っ!」
男「大丈夫だ、幼。もう大丈夫だから」
82: 2012/06/20(水) 00:50:28 ID:BI3oos0c
イケメン「外に居た連中はどうした?どうやって入ってきた!」
男「話したらわかってくれたよ」
イケメン「なっ!?」
男「まぁ、今、全員寝転びながら、夜空を見てるけどな」
イケメン「倒したのか?」
男「そんな暴力的な事はしてないよ」
男「ちょこーっと、強めにお願いしただけだよ」
男「話したらわかってくれたよ」
イケメン「なっ!?」
男「まぁ、今、全員寝転びながら、夜空を見てるけどな」
イケメン「倒したのか?」
男「そんな暴力的な事はしてないよ」
男「ちょこーっと、強めにお願いしただけだよ」
83: 2012/06/20(水) 00:51:07 ID:BI3oos0c
幼「お、男…」
男「幼、下がってろよ」
イケメン「どうなってるんだ、あいつら…」
イケメン「10人以上居ても勝てないのかっ」
男「まぁ、そう言わないであげてよ」
男「DQN先輩達、頑張ってましたよ」
男「ただまぁ、人を倒すのに、筋力とかあんまり必要ないんだ」
男「ってのが、俺のじいちゃんの教えなんだけどね」
男「幼、下がってろよ」
イケメン「どうなってるんだ、あいつら…」
イケメン「10人以上居ても勝てないのかっ」
男「まぁ、そう言わないであげてよ」
男「DQN先輩達、頑張ってましたよ」
男「ただまぁ、人を倒すのに、筋力とかあんまり必要ないんだ」
男「ってのが、俺のじいちゃんの教えなんだけどね」
85: 2012/06/20(水) 00:51:54 ID:BI3oos0c
イケメン「くそっ」
男「ちなみに、先輩が喋ってた一部始終は」
男「このカッコイイ、スマホで録画させてもらいました」
イケメン「!」
幼「遅いよ、男っ!もっと早く来てよっ!」
男「幼、怖い思いさせてごめんな」
男「でも、このアホに、2度とこんなマネさせないようにしないとな」
幼「…来てくれてありがと、男」
男「…」
男「ちなみに、先輩が喋ってた一部始終は」
男「このカッコイイ、スマホで録画させてもらいました」
イケメン「!」
幼「遅いよ、男っ!もっと早く来てよっ!」
男「幼、怖い思いさせてごめんな」
男「でも、このアホに、2度とこんなマネさせないようにしないとな」
幼「…来てくれてありがと、男」
男「…」
86: 2012/06/20(水) 00:52:43 ID:BI3oos0c
男「さて、と」
男「アンタには前にも言ったよなぁ」
男「幼に手ぇ出したら、許さないって」
イケメン「!!」
男「あの時はまぁ、俺もちょっとやりすぎたけどさぁ」
男「最後、利き足刺されたんだし、あいこでしたよね」
イケメン「その携帯を寄こせっ!」
男「そう言う訳にゃあ、いかないじゃないですか?」
男「アンタには前にも言ったよなぁ」
男「幼に手ぇ出したら、許さないって」
イケメン「!!」
男「あの時はまぁ、俺もちょっとやりすぎたけどさぁ」
男「最後、利き足刺されたんだし、あいこでしたよね」
イケメン「その携帯を寄こせっ!」
男「そう言う訳にゃあ、いかないじゃないですか?」
87: 2012/06/20(水) 00:53:31 ID:BI3oos0c
イケメン「ククク。それじゃあ、あの時と…」
イケメン「同じ目に合ってもらおうかなっ!」
シュッ!
男「またナイフっすか。まったく、危険人物っすね、先輩」
イケメン「うるさいっ!」
男「はっ!と」
イケメン「!?」
バタッ
男「ナイフは預からせてもらいますよ、先輩」
イケメン「な、何が起きたんだ?」
イケメン「同じ目に合ってもらおうかなっ!」
シュッ!
男「またナイフっすか。まったく、危険人物っすね、先輩」
イケメン「うるさいっ!」
男「はっ!と」
イケメン「!?」
バタッ
男「ナイフは預からせてもらいますよ、先輩」
イケメン「な、何が起きたんだ?」
88: 2012/06/20(水) 00:54:09 ID:BI3oos0c
男「不思議でしょ?力の流れをコントロールしたんですよ」
男「コレ、ウチに古くから伝わる古流柔術です」
イケメン「このっ!」
ガシッ
男「ほいっと」
スッ
イケメン「ぎゃっ!」
ドタッ
男「コレ、ウチに古くから伝わる古流柔術です」
イケメン「このっ!」
ガシッ
男「ほいっと」
スッ
イケメン「ぎゃっ!」
ドタッ
89: 2012/06/20(水) 00:54:50 ID:BI3oos0c
男「高校入るまで、あんまり真剣に修業してなかったけど」
男「先輩に足刺されてから、考えたんですよ」
男「人を守る力が欲しいって」
男「この技なら、不必要な筋力も要らないですし」
男「多人数でも問題なく相手出来るし」
男「先輩のおかげで、練習する時間はたっぷりありましたしね」
男「…降参するなら、今のウチですよ?」
男「先輩に足刺されてから、考えたんですよ」
男「人を守る力が欲しいって」
男「この技なら、不必要な筋力も要らないですし」
男「多人数でも問題なく相手出来るし」
男「先輩のおかげで、練習する時間はたっぷりありましたしね」
男「…降参するなら、今のウチですよ?」
90: 2012/06/20(水) 00:55:28 ID:BI3oos0c
イケメン「…」
男「降参みたいですね」
イケメン「…こうなったら」
幼「…男…」
イケメン「!!!!」
ガバッ!
男「っ!」
イケメン「氏ねっ!」
男「!」
グサッ
男「降参みたいですね」
イケメン「…こうなったら」
幼「…男…」
イケメン「!!!!」
ガバッ!
男「っ!」
イケメン「氏ねっ!」
男「!」
グサッ
91: 2012/06/20(水) 00:56:06 ID:BI3oos0c
幼「男っ男っ!!」
イケメン「はははっ!またその女を庇ったのか!」
男「…下がってろ、幼…」
イケメン「ナイフは2本持ってたんだぜ?」
イケメン「フフフ、今度は利き足だけじゃ済まないぜ…」
イケメン「一生消えないような傷を、その顔につけてやろうか?」
イケメン「それとも一生歩けなくなりたいかな?」
イケメン「さぁっ!」
イケメン「はははっ!またその女を庇ったのか!」
男「…下がってろ、幼…」
イケメン「ナイフは2本持ってたんだぜ?」
イケメン「フフフ、今度は利き足だけじゃ済まないぜ…」
イケメン「一生消えないような傷を、その顔につけてやろうか?」
イケメン「それとも一生歩けなくなりたいかな?」
イケメン「さぁっ!」
92: 2012/06/20(水) 00:56:45 ID:BI3oos0c
担任「そこまでだ、イケメン!」
ガシッ
イケメン「!?」
監督「幼っ!大丈夫?」
イケメン「あ、あ、あ…」
担任「…お前、覚悟出来てるんだろうな?」
ガシッ
イケメン「!?」
監督「幼っ!大丈夫?」
イケメン「あ、あ、あ…」
担任「…お前、覚悟出来てるんだろうな?」
93: 2012/06/20(水) 00:57:22 ID:BI3oos0c
イケメン「こ、これは違うんです!」
担任「何が違うんだ!バカモンが!」
担任「男、大丈夫か?聞こえるか?男!」
監督「今、救急車呼びました!」
幼「男っ!しっかりして!目開けてよっ!」
担任「しっかりしろ!男!」
担任「何が違うんだ!バカモンが!」
担任「男、大丈夫か?聞こえるか?男!」
監督「今、救急車呼びました!」
幼「男っ!しっかりして!目開けてよっ!」
担任「しっかりしろ!男!」
94: 2012/06/20(水) 00:58:25 ID:BI3oos0c
・
・
・
男「…ふぁーあぁ」
男「こんなに大げさに入院なんてする事ないのになぁ…」
幼「何言ってるんだよ、男っ!」
男「あー、そんなに怒るなよぉ」
幼「そりゃ、いくらボクでも怒るよっ!」
幼「3日、目を覚まさなかったんだよ?」
幼「幼馴染として、心配するのは当たり前だろっ!」
・
・
男「…ふぁーあぁ」
男「こんなに大げさに入院なんてする事ないのになぁ…」
幼「何言ってるんだよ、男っ!」
男「あー、そんなに怒るなよぉ」
幼「そりゃ、いくらボクでも怒るよっ!」
幼「3日、目を覚まさなかったんだよ?」
幼「幼馴染として、心配するのは当たり前だろっ!」
95: 2012/06/20(水) 00:58:59 ID:BI3oos0c
幼「助けてくれたのは、とっても嬉しかったけど…」
幼「でも、無茶し過ぎだよっ!」
男「…まぁ惚れた女を庇って受けた傷だ。漢にとっては勲章だよ、勲章」
幼「惚れた女?」
男「お前の事だよ、幼」
幼「でも、無茶し過ぎだよっ!」
男「…まぁ惚れた女を庇って受けた傷だ。漢にとっては勲章だよ、勲章」
幼「惚れた女?」
男「お前の事だよ、幼」
96: 2012/06/20(水) 00:59:33 ID:BI3oos0c
幼「え?ボク?」
男「そうだよ!」
男「俺は幼の事が好きなんだよっ!」
男「そろそろ気付けよ!」
幼「え?でもボク…色気も何もないし…」
男「色気とか、そんなのは関係ないんだ」
男「そうだよ!」
男「俺は幼の事が好きなんだよっ!」
男「そろそろ気付けよ!」
幼「え?でもボク…色気も何もないし…」
男「色気とか、そんなのは関係ないんだ」
97: 2012/06/20(水) 00:59:56 ID:BI3oos0c
男「俺は一人の女の子として、幼の事が好きなんだよ」
男「幼は?俺の事、嫌いか?」
幼「ぼ、ぼく…は…」
男「集中っ!」
幼「ふぇっ?」
男「いつも幼が言ってるだろ?集中!って」
男「ぼーっとした顔した幼じゃなくてさ」
男「いつもの元気一杯、天真爛漫な、幼から答えを聞きたいんだ」
幼「…そうかっ。うんっ!」
男「幼は?俺の事、嫌いか?」
幼「ぼ、ぼく…は…」
男「集中っ!」
幼「ふぇっ?」
男「いつも幼が言ってるだろ?集中!って」
男「ぼーっとした顔した幼じゃなくてさ」
男「いつもの元気一杯、天真爛漫な、幼から答えを聞きたいんだ」
幼「…そうかっ。うんっ!」
98: 2012/06/20(水) 01:00:39 ID:BI3oos0c
幼「魂!必中!ひらめきっ!」
男「お?新しいやつか?」
幼「最上級の気合、入魂だよっ!」
男「そうか…で、返事は?」
幼「ボクも男の事が大好きだよっ!」
男「お?新しいやつか?」
幼「最上級の気合、入魂だよっ!」
男「そうか…で、返事は?」
幼「ボクも男の事が大好きだよっ!」
99: 2012/06/20(水) 01:02:22 ID:BI3oos0c
幼「この気持ちが男女の好きって事なのかは、まだわかんないけど…」
幼「でも、ずっと男と一緒に居たいって気持ちは!」
幼「絶対、本物の気持ちだからっ!」
男「おうっ!」
幼「えへへっ。こう言うの、何だか照れるねっ」
幼「大好きだよっ!男っ!」
男「俺も、幼の事が大好きだ!」
幼「でも、ずっと男と一緒に居たいって気持ちは!」
幼「絶対、本物の気持ちだからっ!」
男「おうっ!」
幼「えへへっ。こう言うの、何だか照れるねっ」
幼「大好きだよっ!男っ!」
男「俺も、幼の事が大好きだ!」
100: 2012/06/20(水) 01:03:00 ID:BI3oos0c
・
・
・
「あんちゃんたち、アッツイねぇ」
「末永くお幸せにねぇ」
「個室じゃねーんだからよぅ」
看護師「あの、病室ではもうちょっとお静かに、ね?」
おわり
・
・
「あんちゃんたち、アッツイねぇ」
「末永くお幸せにねぇ」
「個室じゃねーんだからよぅ」
看護師「あの、病室ではもうちょっとお静かに、ね?」
おわり
101: 2012/06/20(水) 01:06:19 ID:BI3oos0c
これで終わりです
次スレは
男「台風だなぁ」幼馴染「そ、そうだね」
ってタイトルで立てたいと思います
色々自分なりに良くなる様に実験しながら書いてますが
やっぱり、自分の妄想全開で書くのがいいのかな
ともあれ、読んでくれた人、どうもありがとう
では。
次スレは
男「台風だなぁ」幼馴染「そ、そうだね」
ってタイトルで立てたいと思います
色々自分なりに良くなる様に実験しながら書いてますが
やっぱり、自分の妄想全開で書くのがいいのかな
ともあれ、読んでくれた人、どうもありがとう
では。
104: 2012/06/20(水) 01:56:21 ID:4M4oZ.HQ
乙
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