1: 2016/10/28(金) 22:29:59.31 ID:+HvGhiyq.net
凛「今日もコーヒーが美味しいにゃ.....」

希「凛ちゃん、無理はあかんよ?目の下のクマがひどいよ?」

凛「希ちゃんが怖い映画を見せるから余計に寝れなくなちゃったんでしょ!!」

希「あぁ、それはごめんなぁ....じゃあ、怖いならうちが一緒に寝てあげよっか?」

凛「本当!?.....っ!やっぱりいいや....」

希「えぇ!なんで?うちじゃダメ?」

凛「夢のせいで、希ちゃんはちょっと遠慮したいにゃ」

3: 2016/10/28(金) 22:35:09.34 ID:+HvGhiyq.net
凛「もう、こうなったらとことん怖い思いをするにゃ」

希「それって、余計にひどくならない?」

凛「恐怖の達人になれば、きっと大丈夫にゃ!」

希「うーん、大丈夫かな?」

凛「希ちゃん!希ちゃんならオカルト系強いよね?なんかお願い!」

希「え~....余計に寝れなくなってもうち、知らんからね」

凛「どんとこい!超常現象!!」

4: 2016/10/28(金) 22:42:06.59 ID:+HvGhiyq.net
希「うーん...じゃあ、こんなのはどう?ちょっと前に流行ったやつだけど」

凛「何?何?」

希「サイコパス診断ってやつ、凛ちゃん知ってる?」

凛「ううん、知らないよ」

希「そっか、じゃあやってみる?」

凛「やってみる!!けどサイコパスって何?」

希「それはあとでのお楽しみってことで」

凛「え~.....」

希「まぁまぁ、とりあえずやってみよっか」

凛「うーん、わかったにゃ」

6: 2016/10/28(金) 22:51:07.02 ID:+HvGhiyq.net
希「じゃあ...うちがこれから質問してくから、凛ちゃんはそれに対して答えていってね」

凛「わかったにゃ」

希「じゃあ、始めてくよ、覚悟はいい?」

凛「ドンウォーリーにゃ」

希「じゃあ、サイコパス診断スタート!!」

7: 2016/10/28(金) 22:52:06.83 ID:+HvGhiyq.net
希「では、問題!」

凛「.......」

希「じゃあ、有名なやつからいくよ」


希「凛ちゃんはうちのマンションに遊びにきました、うちが席を外してる時に外から悲鳴が聞こえてきました」

凛「え、なにこの質問?」

希「最後まで聞いて、終わったら質問は聞くから」

凛「う、うん.....」

希「慌てて凛ちゃんはベランダに出ました、すると下で人が倒れていて、その人を襲った人と目が合いました」

希「その人は凛ちゃんを指をさして何かを言ってます、さて、その人は何をしていたでしょうか?」

10: 2016/10/28(金) 22:59:42.58 ID:+HvGhiyq.net
希(正解は凛ちゃんがいる階数を確認しているだけど、普通は見たのを黙ってろって言ってるとか脅してるとかの答えが多いんよね)

凛「うーん.....」

希「まぁ、こんなかんじの問題を答えるやつなんよ」

凛「これ怖いね、希ちゃん」

希「ん?まぁ、そうやね」

凛「その人、凛のいる階数を数えてたんでしょ?」

希「え」

凛「だから、凛のいる階数を数えてたんでしょ?凛のところに行く為に」

16: 2016/10/28(金) 23:07:23.04 ID:+HvGhiyq.net
希「せ、正解....凛ちゃんやるね」

凛「やった!正解にゃ!」

希(まぁ、たまたまだよね?それに有名な問題だし、きっとどこかで聞いたことがあるだけだよね?)

凛「希ちゃん、次の問題お願いするにゃ~」

希「あ、うん、そやね」

凛「.........」

20: 2016/10/28(金) 23:14:13.81 ID:+HvGhiyq.net
希「じゃ、次ね...凛ちゃんが真姫ちゃんの家にサプライズの為に忍び込みました、それが見つかってしまい真姫ちゃんは凛ちゃんを泥棒と勘違いして、慌ててクローゼットの中に隠れてしまいました」

凛「そういえば、前に真姫ちゃんの家に忍び込んだっけ」

希「真姫ちゃんはパニックで凛ちゃんの声には全く耳を傾けてくれません、そのクローゼットには鍵がありません、凛ちゃんはどうしますか?」

凛「凛は泥棒さんじゃないにゃ~」

希「まぁまぁ、凛ちゃんならどうする?ちなみに家は真姫ちゃん一人だけね」

凛「えっと、真姫ちゃんは凛が声をかけても凛ってわかってくれないんだよね?」

希「うん、パニックになって耳を塞いじゃってるからね」

凛「うーん......」

22: 2016/10/28(金) 23:22:07.75 ID:+HvGhiyq.net
希(さすがに二問連続正解はないはず....あったらちょっとうち自身が怖い)

凛「クローゼットから出るのを待つ」

希「え」

凛「だから~真姫ちゃんが出てくるまで待つにゃ」

希「な、なんでそう思ったの?」

凛「うーん、なんとなく?」

希「一応問題なんだから、理由を言って」

凛「え~......」

25: 2016/10/28(金) 23:29:07.48 ID:+HvGhiyq.net
凛「えっと、無理矢理開けたって真姫ちゃんパニック状態なんでしょ?」

希「そうやね」

凛「なら抵抗されて無理矢理開けるよりは待ってるほうが楽にゃ~」

希「っ!!」

凛「我慢比べなら負けないにゃ~」

希(また当たってる...偶然だよね?....家には真姫ちゃんしかいないんだから無理矢理開ければすぐに誤解は解けるのに...)

希「せ、正解や....」

凛「おぉ!やった連続正解!」

27: 2016/10/28(金) 23:33:38.95 ID:+HvGhiyq.net
希「....次ね、凛ちゃんは大量の睡眠薬を使って、海未ちゃんを眠らせようとしてます」

凛「そんなことしたら海未ちゃんに怒られるにゃ~」

希「二人はこれから一緒にディナーいく予定で、凛ちゃんはそこで睡眠薬を盛るつもりです、どのメニューに盛りますか?」

凛「ディナー、海未ちゃんマナーにうるさそうだし...ラーメンのがいいにゃ」

希「そうやね、ディナーはちょっとコース料理だったりするし、ちょっと凛ちゃんには堅苦しいかもね」

希(この問題なら、さすがに正解しないよね?)

35: 2016/10/28(金) 23:40:54.84 ID:+HvGhiyq.net
凛「うーん、海未ちゃんかぁ.....うーん」

希「..........」

希(まぁ普通なら汁物や飲み物とかに混ぜるのが普通なはずだけど...)

凛「..........」

希(さぁ、凛ちゃんは何て答える....)



凛「全部に少しずつ混ぜるにゃ~」

40: 2016/10/28(金) 23:47:01.61 ID:+HvGhiyq.net
希「っ...なんでそう思うの?」

凛「だって、海未ちゃん勘が鋭いし、こっちのが確実だにゃ」

希「確実って....」

凛「ちょっとずつなら味もおかしくならないし、ばれないはずにゃ~」

希「!!」ゾクッ

希(何、今の悪寒は....うち、凛ちゃんを怖がってる?)

凛「この手なら海未ちゃんも楽勝だよ」

希「...........」

46: 2016/10/29(土) 00:01:40.75 ID:1wp4sGhj.net
希「ね、ねぇ....凛ちゃんもうやめない?」

凛「え、なんで?」

希「いや、ほら...その、怖いやん?」

凛「....凛はあんま怖くないよ?」

希「そう.....意外やね」

凛「もぅ!希ちゃん凛を怖がり屋さんだって思いすぎにゃ!」


凛「早く、次の問題を出して」

50: 2016/10/29(土) 00:11:19.20 ID:1wp4sGhj.net
希「っ...じゃあ、続けるね?いい?」

凛「うん」


希「凛ちゃんの家に盗聴器がしかけられていました、誰の仕業でしょう?」

凛「盗聴器ってあの音を盗み聞けるやつ?」

希「そう、そう」

凛「うーん......」

希「...........」


凛「かよちんかな」

54: 2016/10/29(土) 00:17:56.90 ID:1wp4sGhj.net
希「ねぇ!なんでそう思うん?花陽ちゃんは凛ちゃんの親友じゃないの!?」

凛「の、希ちゃん?」

希「あ、ごめん....でもなんでなん?」

凛「えっと、ほら、凛とかよちんは親友だから」

希「あぁ、よく家に来るから仕掛けやすいってこと?」

凛「ううん、違うよ」

希「え?」


凛「だって凛はかよちんに愛されてるから」

57: 2016/10/29(土) 00:26:35.00 ID:1wp4sGhj.net
希「凛ちゃん?何を言って....」

凛「希ちゃんだって絵里ちゃんにやってるんでしょ?」

希「いやいや、そんなことうちはしてないよ!というかなんでエリチの名前が出てくるん!」

凛「あれぇ?凛が知ってる希ちゃんは絵里ちゃんにそれくらいは普通のはずなんだけど?」

希「凛ちゃん、さっきから何を....っ!!」


凛「かよちんかよちんかよちんかよちん....」ブツブツ

希「り、凛ちゃん?........」

凛「ふふ、ふふふ.....」

希「!!」ゾクッ

58: 2016/10/29(土) 00:36:19.24 ID:1wp4sGhj.net
凛「..........」ジリジリ

希「い、嫌っ...こっちこないで!」

凛「...........」ジリジリ

希「うぅ....エリチぃ、助けて....」

凛「..........」ピタッ

希「......?」


凛「ドッキリ大成功にゃーー!!」

希「!?」

59: 2016/10/29(土) 00:41:29.65 ID:1wp4sGhj.net
希「うち、本当に心臓が止まるかと思ったよ....」

凛「凛が怖い夢を見て悩んでいるのに、怖い夢の映画を見せるからだよ!」

希「因果応報やね....以後気をつけます、ごめんなさい...」

凛「今回仕返ししたから、もう許すよ」

凛「それより、どう?凛の演技上手だった?サイコパスみたいだった?」

希「...あんまり調子にのってるとわしわしするよ~」

凛「そ、それは勘弁にゃ!!」


希「じゃあ、そろそろうち帰るね?」

凛「うん、今日はありがとう希ちゃん」


\ダレカタスケテ―/\ダレカタスケテ―/


凛「あ、電話にゃ、ちょっと出るね、待ってて希ちゃん」

希「うん、じゃあ、外で待ってるね」

61: 2016/10/29(土) 00:43:35.71 ID:1wp4sGhj.net
希「電話、誰だったの?」

凛「かよちんだったにゃ」

希「花陽ちゃん?なんて?」

凛「えっとね、かよちんは凛のこと愛してるって言ってたにゃ!」

希「え.....」

凛「あと希ちゃんにもよろしくって言ってたにゃ、でも凛はかよちんには希ちゃんと今日お家で遊ぶって言ってなかったはずなのに...なんで知ってたんだろ?」

希「........」ブルブル

凛「あ、希ちゃんが教えてたんでしょ?だから知ってたんだね」

希「じゃ、じゃあ、ま...待たね....凛ちゃん!」ダッ

凛「あ、希ちゃん....走ってちゃったにゃ....バイバーイ!」フリフリ




花陽「凛ちゃん、大好きだよ」

62: 2016/10/29(土) 00:44:19.49 ID:1wp4sGhj.net
これでおしまいです
最後まで読んでいただきありがとうございました

64: 2016/10/29(土) 00:47:05.95 ID:TaP0mGMs.net

引用: 凛「サイコパス診断?」