卯月「ちひろさん...あの人60万円払いましたけど馬鹿ですね
100万円払えば必ずもらえるのに...」

ちひろ「いえいえ私たちの方としてはその方が都合がいいです」

卯月「どういうことですか？収益的にも40万円の損では？」

ちひろ「いやあそこでSSRをもらえなかったらあの人は必ずまた引きます
そうすれば次は必ず100万を払う
そうすれば収益は160万です」

卯月「引く可能性もありますよ」

ちひろ「確かにそうですね
しかし多くのPは最初から100万円というのはきついのではないのでしょうか
そう考えれば大量にあの方のような中途半端な額を注ぐ人もいます
そしてそこで取る人もいれば取らない人もいる
そして取らない人は必ず前よりも多くの金額を出す
それが積み重なればSSR1枚分で100万円以上の収益を上げることができます」

卯月「しかしもう一つ不安があるのですが...」

ちひろ「なんですか？」

卯月「確かにこの勢いでいけば相当な額を稼げるでしょう
しかし多くのPがSSRを持てばそのカード一枚一枚の価値は下がります
これに関しては？」

ちひろ「蒼いですね卯月さん」

ちひろ「SSRよりもランクの高いカードを作るのですよ」

卯月「というと？」

ちひろ「だからそのままです
SSRよりも出にくい高いランクを作るのですよ」

卯月「ではいかにしてSSRとの差別化を図るのでしょうか
これ以上そのような要素はないと思うんですけど」

ちひろ「動かせばいい話です」

卯月「動かすとはGIFアニメみたいにですか？」

ちひろ「あー確かにおっOいぷるんぷるん機能は予定してますけど
それだけじゃないですね」

卯月「まさか...」

ちひろ「そうですよ完全なるアニメーションです」

卯月「いやまたまたご冗談を
ハリーポッターじゃあるまいし」

ちひろ「できますよ」

卯月「無理です！あれほどの量のカードの全てにアニメーションなんて不可能です！
それに絵師に氏人なんて出たら我らが346帝国は...」

ちひろ「だから私はこの特別ガチャを考え出したのです
多くの薄給で働く優れた絵師たちを大量に雇用するためにね」

ちひろ「知っていますか？卯月さん
多くのアニメーターは驚くような薄給で働いており
優れたアニメを作っているアニメーターもその例外ではありません」

卯月「そんなに簡単に私たちに転がるでしょうか？」

ちひろ「安心してください
私たちには金があります
それさえあればこちらのものです
彼らの今までの給料の何十倍もの給料を保証します」

ちひろ「これで作戦の第一段階は終わりです」

卯月「これでやっと...！？まだ何かあるのですか？」

ちひろ「はい第二段階では私たちの上位にまだ居続けてるバンナムの
ラブライブやプリパラの運営の権限を
私たちに持ってきます」

卯月「それではラブライバーの反発が...！」

ちひろ「もちろんそこまで公にはしません
名目上は今まで通りです
しかし彼らの金を絞りとらない甘い運営を
私たちのようにするくらいの権限は持たせます」

ちひろ「そして第三段階です」

ちひろ「第三段階ではバンナムを乗っ取ります」

ちひろ「ラブライブやプリパラを乗っ取り
それで大量に稼げば権力も相当なものになります」

ちひろ「そして次の社長は私になるということですよ」

卯月「あなたは一体...一体何が目的なんですか...」

ちひろ「なぁに簡単なことですよ
全てのアイドルと呼ばれるものを統率する帝国を作るのですよ」

ちひろ「アイドルが夢を売り
多くのものがそれを買う...
しかしそれをまとめ上げる事務所や会社は複数あれば不用意な争いが起きるだけです
だからそれを全て統率する一つの組織を帝国を作る...
それが目的です」

-ちひろ帝国の完成は近い-

完

はい

ちっひ帝国とか…喜んで統治されるわ