1: 2017/08/28(月) 22:30:11.76
2作目です。
また書きたくなってしまいました。

前回↓
よーしこー

2: 2017/08/28(月) 22:30:34.44
曜「善子ちゃんってさ、ゲーム好きだよね?」

善子「だからヨハネ! まあ好きだけど」

曜「どんなゲームするの?」

善子「いろいろするけど、最近は音ゲーとか」

曜「音ゲー?」

善子「ええ。曲に合わせて画面をタップしたりするのよ。タイミングゲーみたいな感じね」

3: 2017/08/28(月) 22:31:45.37
曜「へー、そんなのあるんだね」

善子「結構人気よ。μ’sの曲でも遊べるし」

曜「へー!! それは凄いね!」

善子「あなたも、やっぱりμ’sが好きなの?」

曜「千歌ちゃんほどじゃないけどね」

善子「誰推しとかあるの?」

4: 2017/08/28(月) 22:32:31.28
曜「私はにこちゃんが好きかな」

善子「何か意外ね」

曜「そうかなー?」

善子「そうよ。どこがそんなにいいの?」

曜「んー、例えば、黒髪でロングヘアなとこ、かわいいよね。あっ、知ってる? にこちゃんって、髪おろすとすっごくかわいいんだよ!」

善子「それだったら、園田海未さんだって、髪色は濃いしロングヘアじゃない?」

5: 2017/08/28(月) 22:33:57.43
曜「にこちゃんの魅力はそれだけじゃなくて、なんていうかμ’sのオチ担当? みたいな感じで、憎めないんだよね~。あ、善子ちゃんと一緒だね!」

善子「私はオチ担当じゃないわよ!」

善子(っは! もしかしてこれは暗に私のこと好きって言ってる? っていうか、私も黒髪ロング・・・。それも含めて私と一緒っていうこと・・?)

曜「善子ちゃんは誰推し?」

善子「わ、私は小泉花陽さんかな・・」

6: 2017/08/28(月) 22:34:42.48
曜「へー、善子ちゃんの方こそ意外。花陽ちゃんのどこが好き?」

善子(顔立ちと髪型が曜さんに似てるとことか・・なんて言えないわよ!)「えーっと、大人しくて、清楚な感じ? そう、おしとやかなで可愛い女子って感じのとことかかな」

曜「ん~、私と全く逆のタイプだもんね花陽ちゃんは。善子ちゃんはそういう娘が好みなんだねー」

善子「あ」(そういうことじゃないのに~~!!)

曜「ねえねえ、この後ゲームセンター寄っていかない?」

7: 2017/08/28(月) 22:35:12.36
善子「今から? まあいいけど」

曜「よーしこー!!」

善子「それ止めて」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
シャンシャンシャン
善子「ふ、私の魔の手にかかれば、こんなものよ」

曜「すっごーい、フルコンボだって!!」

善子「っふ」

8: 2017/08/28(月) 22:35:40.88
曜「今度あれもやってみよ!」

曜「あ、あれも」



善子「さすがにもうお金ないわよ」

曜「私も、あんまり使っちゃうと今月まずいかも・・。あ、じゃあ最後あれでおしまいにしよ?」

9: 2017/08/28(月) 22:36:05.87
善子(プリクラ!? あそこはリア充ゾーンだから近付かないようにしてたのに)

曜「よし、スタンバイOK! 撮るよー」

機械「3・2・1 パシャ」

曜「善子ちゃん、なんか表情が堅いよー。もっと堕天して!」

善子(プリクラなんて撮ったことないんだから、しょうがないじゃない!)「その振り雑!」

機械「3・2・1 パシャ」

善子「ギラン」

曜「いいねー、その調子その調子」

曜「さて、いっぱい撮ったね。じゃあ次は落書きタイムなのだ」

10: 2017/08/28(月) 22:37:15.72
善子(よくわかんないから、ここは曜さんにお任せね)

善子「あ、なんでそんなこと書くの?」

曜「え? ダメ?」

善子「書くならちゃんとフォーリンエンジェルにしてよ~」

曜「ええー、だってこの善子ちゃん堕天使ポーズしてないじゃん。これじゃあエンジェルだよ。あ、羽も生やしてあげるね」カキカキ

善子「ちょっとー、なんで白い羽なの!?」

11: 2017/08/28(月) 22:38:09.62
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
善子「ただいまー」

善子(なんか楽しかったな。プリクラ初めて撮った・・・)

善子(「曜アンドエンジェル」///)

善子(そうだ、今日は儀式用アイテムの整理しようと思ってたんだった)

善子(でも、明日は朝からAqoursの練習あるし、早く寝ようかしら)

善子(「曜アンドエンジェル」・・・///。ヤバい・・///)

12: 2017/08/28(月) 22:39:11.85
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
善子(曜さんに会いたくて早く目が覚めちゃったから学校に来ちゃったけど、まださすがに誰もいないわよね)ガラッ

曜「あれ、善子ちゃん早いねー」

善子「!!! 曜さんこそ、なんでこんな早いの!?」

曜「水泳部の方でちょっと。でも案外早くミーティングが終わっちゃって、暇だったんだよねー」

善子(まだ集合時間まで30分以上ある・・。しばらく二人きりでいられるかしら)

13: 2017/08/28(月) 22:39:58.76
千歌「おっはよー!!!」

善子「!?」

曜「おっはよーそろー!! 千歌ちゃんも早いね!!」ダキ

千歌「二人こそ早いねー」ダキ

善子(ま、まあ二人は幼馴染で仲良いし、あのくらいするでしょ。っていうかなんで今日に限ってこんなに早いのよ)

梨子「二人ともおはよう」(朝から良いもの見たわ)ジュル

14: 2017/08/28(月) 22:40:38.99
曜「梨子ちゃんもおっはよー。相変わらず髪さらさらで綺麗ですなあ」サワサワ

梨子「ちょ、恥ずかしいからやめてよお」ジュン

善子(ま、まあ2年生どうし仲良いし、別にあれくらい・・・)

果南「お、みんな早いね」ハグ

千歌「おはよー果南ちゃん」ギュ

曜「果南ちゃん、私もー」

果南「はいはい」ギュ

15: 2017/08/28(月) 22:41:22.96
梨子 (///)ジュンジュン

善子(ま、まあ、幼馴染だし・・・)

鞠莉「ぐ~てんもるげ~ん!!」

梨子「いつも『チャオ』とかなのに。『グーテンモルゲン』の意味ちゃんと分かって使ってます?」

鞠莉「『おはよう』でしょ? どっかの誰かさんと一緒にしないで」

梨子「・・・・」

16: 2017/08/28(月) 22:42:15.76
鞠莉「うりょ」ワシ

曜「きゃあ、もお鞠莉ちゃん急にそんなことしないで///」

鞠莉「急じゃなければいいのかなあ???」

曜「もう! そしたらこっちだって!」

鞠莉「きゃあー、曜に襲われる~~♡」

梨子(ハアハア)

ちかなん「あはははは・・」

善子(な、なによ朝からいちゃついちゃって)

17: 2017/08/28(月) 22:44:40.80
ダイヤ「朝から騒々しいですわね」

鞠莉「ダイヤ! 曜が私のことを手籠めにしようとするの~」

曜「っ違/// だって鞠莉ちゃんが先に・・・」

鞠莉「ダイヤ騙されないで! この状況を見てちょうだい! 今、明らかに曜が私を襲っているところよね!?」

ダイヤ「私は曜さんを信じますわ」

鞠莉「なんでよー!」

18: 2017/08/28(月) 22:45:33.45
ダイヤ「普段の行いの差ですわ。曜さんは理由もなしにいきなりそんなことしないと、私はわかっています」

鞠莉「そんなあ」

曜「ダ、ダイヤさーん」ダキ

ダイヤ「もうなんですの朝から」ヨシヨシ

善子(ちょっ、何ナチュラルに頭撫でられてんのよ!)

梨子(これは尊い・・・)

19: 2017/08/28(月) 22:46:04.84
ルビィ「あの、おはようございます」ピョコ

曜「あ、ルビィちゃんおはよう」ナデナデ

ルビィ「えへへ///」

善子(何ナチュラルに頭撫でてんのよ!!!)

梨子(ダイヤさんに甘やかされた曜ちゃんがルビィちゃんを甘やかしてる/// レアね///)

20: 2017/08/28(月) 22:46:38.88
花丸「おはようございます。み、みんな早いずら」

曜「花丸ちゃん! 今日コンビニで新しい味ののっぽパンが発売されてたよ!」

花丸「え! ホントに!? 何味?」

曜「ふっふっふ、実は花丸ちゃんと一緒に食べようと思って買っておいたのだ! 実物がここに!!」

花丸「うわぁおいしそう!! イチゴ味?」

曜「その名も、『じゃりじゃりいちごチョコ味』! どーだぁ!!」

21: 2017/08/28(月) 22:47:38.59
花丸「ずらぁ!!」

善子「ちょっとぉ!」バン

8人「ビクッ」

善子「あっ! ちょ、ちょっとお手洗い行ってきまーす・・・なんて。はは」ガチャ

鞠莉(・・・・・・!?)

22: 2017/08/28(月) 22:48:19.56
梨子(のっぽパンは色気ないなぁ)

善子(なによ、ずら丸なんてのっぽパン中毒にでもなればいいんだわ!! 私だって・・・、イチゴもチョコも好きなのに・・・)グス

26: 2017/08/30(水) 00:19:00.48
果南「少し早いけど、みんな揃ったし、善子が戻ったら練習始めようか」

7人「はーい」



曜「善子ちゃん、遅いなあ。どうしたのかな・・・」

梨子「私、様子見てくるね」

27: 2017/08/30(水) 00:19:32.12
梨子「善子ちゃーん、大丈夫?」クンクン(お腹壊したわけでもあの日でもないわね)

善子「・・・大丈夫。すぐ行くから先に屋上行ってて」

梨子「う、うん」



果南「そろったね。じゃあまず柔軟からしようか」

28: 2017/08/30(水) 00:20:00.30
曜「善子ちゃん、一緒にや・・」

善子「ずら丸、さっさとやっちゃいましょ」

花丸「え、あ、うん」

ルビィ「じゃあルビィはおねえちゃんとするね」

曜「・・・」

千歌「あれ? 曜ちゃん余っちゃった? じゃあ梨子ちゃんと3人でやろうか」

曜「う、うん」

鞠莉「・・・・」

29: 2017/08/30(水) 00:20:35.41
果南「じゃあ今日はここまで」

花丸「つ、疲れたずら~」

ルビィ「朝からずっと練習だったもんね。もう夕方だし」

千歌「ねえ。これからみんなで松月行かない?」

ダイヤ「半熟プリン・・」

曜「さんせー!」

花丸「賛成!!!」

千歌「よし、じゃあ行こう!」

善子「私はパス」

30: 2017/08/30(水) 00:20:59.54
千歌「え、なんで~?」

善子「帰ってやりたいことがあるの」

千歌「え~何するの?」

善子「なんだっていいでしょ」

花丸「どうせ堕天使グッズの整理とかずら」

善子「どうでもいいでしょ!」

31: 2017/08/30(水) 00:21:34.23
曜「善子ちゃんも行こうよ~」

善子「行かないわよ」ツン

曜「・・・そ、そっか。また・・、今度行こうね?」

善子「・・・」

32: 2017/08/30(水) 00:22:09.56
~~~~~~~~~~~~
善子(帰って何しよう・・・)

善子(曜さん、ちょっと悲しそうだった・・。私、何してるのかしら・・・)

???「うりゃっ!」ワシ

善子「っひ」

???「これはダイヤよりもコンパクトな・・・」

善子「い、嫌・・・」ガクガク

33: 2017/08/30(水) 00:22:47.36
鞠莉「Oh~、マリーよ」

善子「な・・・、ちょっと何すんのよ!」

鞠莉「スキンシップよ。それよりどこかで話さない? お悩み中でしょう?」

善子「別に話すことなんて・・・」

鞠莉「曜がどうなってもいいの?」

善子「何言ってるのよ・・。いえ、わかったわ」

34: 2017/08/30(水) 00:23:20.44
鞠莉「じゃあどこか座れるとこ行きましょ」

善子「どうでもいいけど、さっき失礼なこと言おうとしなかった?」

鞠莉「何のことかしら?」

善子「・・・」

35: 2017/08/30(水) 00:24:33.21
鞠莉「さて、ショートソードダイレクトインサートに言うわよ」

善子「ごめん、何言ってるかわかんない」

鞠莉「曜と何があったのかしら?」

善子「別に何もないわよ」

37: 2017/08/31(木) 00:09:26.36
鞠莉「曜がどうなってもいいのかしら?」

善子「だから、何よそれ?」

鞠莉「あの子、たぶん自分が悪いと思っているわ」

善子「・・・なんで?」

鞠莉「曜はそういう子なの。『気付かないうちに何か善子に嫌われることをしたのかもしれない・・・』」

善子「曜さんとは、ホントに何もないわよ。ただ私が一人でいらいらしていただけ・・・」

38: 2017/08/31(木) 00:10:10.59
鞠莉「Why?」

善子「・・・だって、・・・だって。いえ、もういいの」

鞠莉「言わなきゃ伝わらないわ」

善子「いいの」

鞠莉「駄目よ。ちゃんと曜に言いなさい。ちかっちや果南みたいに曜とハグしたい、ダイヤたちのように頭なでなでしたりされたいって、ちゃんと言えば曜はわかってくれるわ」

善子「そんなこと思ってない///」

39: 2017/08/31(木) 00:10:38.52
鞠莉「そしてマリーみたいに曜の胸をもみたいって」

善子「それは本当に思ってない」

鞠莉「と・に・か・く、曜は今、自分を責めている。今度きちんとあなたの気持ちを伝えなさい」

善子「・・・」

鞠莉「さもないと、その善子玉、たこ焼き柄に染めてやるからね☆」

40: 2017/08/31(木) 00:11:10.21
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
善子(なんで曜さんが自分を責める必要があるのよ。悪いのは私なのに・・・)

善子(今度って、明日は日曜だし、月曜は祝日。火曜までこんな気持ちで過ごせない。でも、電話は怖い。ラインで上手く伝えられる自信もない・・・)

ブ-ブーブー

善子(電話!? まさか曜さんから?)

善子(? 千歌さんからだ。なにかしら)

善子「はい」

千歌「あ、善子ちゃん。今いい?」

41: 2017/08/31(木) 00:11:45.32
善子「ええ」

千歌「元気? 曜ちゃんが心配してたよー。何か悪いことしちゃったかなあって」

善子「な、なんでよ。曜さんは何もしてないでしょ・・」

千歌「曜ちゃん、そういうの結構気にするから・・。曜ちゃん、優しいんだよ」

善子「わかってる。優しいから、友達いなそうなわたしに声かけてくれて・・・。一緒に遊んでくれて・・・。わかってるから、もう曜さんが私に気を使ってくれる必要はないの」

千歌「・・そんなこと思ってたんだ。大丈夫だよ。曜ちゃんはホントに善子ちゃんのことが好きだから。だって、曜ちゃん、私と果南ちゃんと海に潜る約束してたのに、善子ちゃんと予定合ったからって、そっち行っちゃったんだよー。海はいつでも潜れるからって」

42: 2017/08/31(木) 00:12:19.69
善子「え?」

千歌「いっつも二人で仲良くバス乗ってさ、いちゃいちゃしてさ、幼馴染の私でさえちょっと妬いちゃうよね~」



43: 2017/08/31(木) 00:12:46.68
善子(曜さんとちゃんと会って話そう。それで謝らなきゃ)

善子(今すぐ曜さんの家に)タッタッタ

ドン

善子「きゃあ! ってあれ? 曜さん? なんでこんなところに?」

曜「あいたた。あ、善子ちゃん。ちょうど善子ちゃん家に行こうと思って・・・」

善子「なんで・・・?」

曜「謝ろうと思って」

善子「な、なんでよ! なんで曜さんが謝るの!?」

44: 2017/08/31(木) 00:13:20.81
曜「善子ちゃん、私のこと避けてるみたいだったし、気付かないうちに何かしちゃったのかもって、傷つけちゃったのかもって。私、空気読めないで騒いじゃったりするから、善子ちゃん、騒々しいの好きじゃなかったのかもって・・」

善子「そ、そんなことない!!!」

曜「練習で疲れてるのに、無理矢理ゲームセンター連れてったり・・。今日だって、善子ちゃん用事があるって言ってたのに、無理に引き留めようとしちゃって・・・。っう、う・・」

善子「だからそんなことないっっ!!!」

善子「謝らないでよ・・。悪いのは私なんだから」

曜「でも、私が・・・。私が・・・。っう、っう」グス

45: 2017/08/31(木) 00:14:02.04
善子「違うの! みんなが曜さんと・・・、その、距離が近いというか・・。物理的に・・///。それで、なんで私はみんなみたいにできないのかって、それでみんながうらやましくて、自分にいらいらして。それで曜さんに不快な思いをさせちゃったの。だから、ごめんなさい!」

曜「わ、私だって、善子ちゃんと仲よくしたいと思ってたよ! でも、善子ちゃん、私のこと苦手なのかなって・・・」

善子「そんなことないって言ってるでしょ! 私だって、千歌さんや果南さんみたいに、曜さんと・・・。その・・・ハグ・・///」カァ

曜「じゃ、じゃあ、ハ、ハグ、しよ?///」ギュ

善子「///」

46: 2017/08/31(木) 00:14:32.14
曜「善子ちゃんの方からもギュッてして?」

善子「・・・///」ギュ

曜「えへへ。ヨハネ様―」

善子「な、なによ急に!?」

曜「ヨハネ様―」

善子「『善子』! 名前で呼んでよ!!」

曜「え? だっていつも・・・」

善子「いいの! 曜さんには、名前で呼んでほしいの・・・///」

曜「うん! 善子ちゃん!」

47: 2017/08/31(木) 00:15:59.77
おしまい。
ようよしが好きなんだよーそろーなあ。

48: 2017/09/02(土) 12:45:05.89
乙ずら

引用: 友情よーしこー