1: 2016/11/02(水) 21:43:56.26 ID:D3Swcm91.net
希「こっそり届けたろか…」
花陽「そうですね」
真姫「もう…にこちゃんったら…」
(^8^)めでたしめでたしちゅん!
花陽「そうですね」
真姫「もう…にこちゃんったら…」
(^8^)めでたしめでたしちゅん!
8: 2016/11/02(水) 22:23:41.56 ID:FS2Wd3UM.net
希「こっそり届けたろか……」
花陽「きっと洗濯カゴから落ちちゃったんやね」
真姫「もう……にこちゃんったら……」
希「……」
花陽「……」
真姫「……なによ」
希「届けるだけやから、うちだけでええやん?」
花陽「お供するよ、希ちゃん」ニコニコ
真姫「もしもどこかで落っことしたら、にこちゃんが恥をかくでしょ?」カミノケクルクル
希「……」グヌヌ
花陽「きっと洗濯カゴから落ちちゃったんやね」
真姫「もう……にこちゃんったら……」
希「……」
花陽「……」
真姫「……なによ」
希「届けるだけやから、うちだけでええやん?」
花陽「お供するよ、希ちゃん」ニコニコ
真姫「もしもどこかで落っことしたら、にこちゃんが恥をかくでしょ?」カミノケクルクル
希「……」グヌヌ
11: 2016/11/02(水) 22:29:57.54 ID:FS2Wd3UM.net
希「嫌やなぁ、真姫ちゃん」
希「うちはにこっちと違って、そんなドジやないよ?」
真姫「どうだか」
花陽「……」ポムポム
真姫「そこ、何を触ってるのよ」
花陽「このおパンツ、まだあったかいね」
真姫「何が言いたいのよ」
花陽「にこちゃんがさっきまではいていた……なんてことはない、かな?」
真姫「つまりにこちゃんが自分で脱ぎ捨てたってこと?キモチワルイわね」
希「……」クンカクンカ
真姫「嗅がないで!」
希「うちはにこっちと違って、そんなドジやないよ?」
真姫「どうだか」
花陽「……」ポムポム
真姫「そこ、何を触ってるのよ」
花陽「このおパンツ、まだあったかいね」
真姫「何が言いたいのよ」
花陽「にこちゃんがさっきまではいていた……なんてことはない、かな?」
真姫「つまりにこちゃんが自分で脱ぎ捨てたってこと?キモチワルイわね」
希「……」クンカクンカ
真姫「嗅がないで!」
15: 2016/11/02(水) 22:40:23.29 ID:FS2Wd3UM.net
にこの部屋の前
花陽「にこちゃーん、落とし物だよ」トントン
希「それにしても、一人につき一部屋とは、今度の別荘は豪華やね」
真姫「お礼はパパに言って。私は鍵を預かっただけだから」
希「というかうちら、何回合宿やってんやろね」
真姫「ほんとよね。本業の学業はどうなってんのかしら」
希「うち、来年は受験なんやけどなぁ。こんなに楽しくすごしていいんやろか」
カチャ
花陽「……あれ、鍵かかってない」
のぞまき「!!」
花陽「にこちゃーん、落とし物だよ」トントン
希「それにしても、一人につき一部屋とは、今度の別荘は豪華やね」
真姫「お礼はパパに言って。私は鍵を預かっただけだから」
希「というかうちら、何回合宿やってんやろね」
真姫「ほんとよね。本業の学業はどうなってんのかしら」
希「うち、来年は受験なんやけどなぁ。こんなに楽しくすごしていいんやろか」
カチャ
花陽「……あれ、鍵かかってない」
のぞまき「!!」
17: 2016/11/02(水) 22:48:26.09 ID:FS2Wd3UM.net
にこ部屋
花陽「……いないね」
希「買い出しにでも出かけたんやろか」
真姫「でも、街に行く列車の時間はとっくにすぎてるわよ」
花陽「お散歩かなぁ?この辺り山奥だから緑もきれいだし」
真姫「書き置きもなしに?」
希「……」ゴソゴソ
真姫「何してるのよ」
希「いや、にこっちの旅行バッグに何か手がかりがないかなぁと思って」フイッ
真姫「目を見ていいなさいよ」
花陽「……いないね」
希「買い出しにでも出かけたんやろか」
真姫「でも、街に行く列車の時間はとっくにすぎてるわよ」
花陽「お散歩かなぁ?この辺り山奥だから緑もきれいだし」
真姫「書き置きもなしに?」
希「……」ゴソゴソ
真姫「何してるのよ」
希「いや、にこっちの旅行バッグに何か手がかりがないかなぁと思って」フイッ
真姫「目を見ていいなさいよ」
20: 2016/11/02(水) 22:58:16.17 ID:FS2Wd3UM.net
希「」ゴソゴソ
真姫「」ゴソゴソ
花陽「」ゴソゴソ
希「……手がかりゼロ、やね」
真姫「他のみんなに聞いてみましょう」
花陽「真姫ちゃん、その前に」
希「いつからそんなにバストが成長したん?」
真姫「……そういう希も、にわかにお腹回りが太くなったようね」
希「……言ってくれるやん」
花陽「……」コソコソ
希「待った」ガシッ
花陽「ひっ」
真姫「その極端に発達したお尻は、アイドルとしてあり得ないわよ?」ニコ
真姫「」ゴソゴソ
花陽「」ゴソゴソ
希「……手がかりゼロ、やね」
真姫「他のみんなに聞いてみましょう」
花陽「真姫ちゃん、その前に」
希「いつからそんなにバストが成長したん?」
真姫「……そういう希も、にわかにお腹回りが太くなったようね」
希「……言ってくれるやん」
花陽「……」コソコソ
希「待った」ガシッ
花陽「ひっ」
真姫「その極端に発達したお尻は、アイドルとしてあり得ないわよ?」ニコ
22: 2016/11/02(水) 23:15:10.33 ID:FS2Wd3UM.net
海未「……私は穂乃果と凛を連れて、朝食前のジョギングをしていました」
真姫「ふーん、つまりにこちゃんは見てないのね」
穂乃果「もー、二人とも速すぎ!お腹すいちゃったよ!」
希「えりちは?」
絵里「私はちょっとお腹の調子が悪くて、しばらくお花を摘みに行ってたから……」
海未「夕べあんなに食べるからです」
花陽「にこちゃんのご飯、美味しかったもんね」
穂乃果「ことりちゃんは?」
カツダァ! デデン!
エェーカツデスカ?
ことり「あはははは」
海未「……だそうです」
凛「ああ、そうそう。さっきこんなもの拾ったにゃ」
希「!こ、これは……」
真姫「にこちゃんの……靴下!?」
真姫「ふーん、つまりにこちゃんは見てないのね」
穂乃果「もー、二人とも速すぎ!お腹すいちゃったよ!」
希「えりちは?」
絵里「私はちょっとお腹の調子が悪くて、しばらくお花を摘みに行ってたから……」
海未「夕べあんなに食べるからです」
花陽「にこちゃんのご飯、美味しかったもんね」
穂乃果「ことりちゃんは?」
カツダァ! デデン!
エェーカツデスカ?
ことり「あはははは」
海未「……だそうです」
凛「ああ、そうそう。さっきこんなもの拾ったにゃ」
希「!こ、これは……」
真姫「にこちゃんの……靴下!?」
23: 2016/11/02(水) 23:22:18.80 ID:FS2Wd3UM.net
花陽「り、凛ちゃん!これどこで拾ったの!?」
凛「えーと、表の山道の……ここからそんなに離れてないところかな?」
凛「普通なら汚くて拾わないけど、なんか違和感があったからつい持ってきちゃった」
海未「確かに……山奥にはそぐわない代物ですね」
絵里「私達の誰かの落とし物、と考えるのが妥当よね」
凛「ところで、どうして真姫ちゃん達はにこちゃんのだってすぐ気がついたのかにゃー?」
真姫「そ、それは……」プイ
希「洗剤の匂いやないかなぁ」プイ
凛「じーっ」
凛「えーと、表の山道の……ここからそんなに離れてないところかな?」
凛「普通なら汚くて拾わないけど、なんか違和感があったからつい持ってきちゃった」
海未「確かに……山奥にはそぐわない代物ですね」
絵里「私達の誰かの落とし物、と考えるのが妥当よね」
凛「ところで、どうして真姫ちゃん達はにこちゃんのだってすぐ気がついたのかにゃー?」
真姫「そ、それは……」プイ
希「洗剤の匂いやないかなぁ」プイ
凛「じーっ」
24: 2016/11/02(水) 23:29:56.14 ID:FS2Wd3UM.net
希「実はさっき、こんなもの拾ってな」ヒョイ
真姫「にこちゃんのパンツよ」
絵里「ちょっと、そんなもの大っぴらに見せないでよ……//」
海未「破廉恥です!//」
花陽「私達が拾った時には、まだにこちゃんの体温が残ってたの」
凛「いや、だから何でにこちゃんのだってわかるの?」
真姫「にこちゃんのパンツよ」
絵里「ちょっと、そんなもの大っぴらに見せないでよ……//」
海未「破廉恥です!//」
花陽「私達が拾った時には、まだにこちゃんの体温が残ってたの」
凛「いや、だから何でにこちゃんのだってわかるの?」
25: 2016/11/02(水) 23:38:11.85 ID:FS2Wd3UM.net
海未「意味深な遺留物……そして姿を消したにこ」
海未「事件性は無いとは思いますが、念のために辺りを捜索した方がよさそうですね」
穂乃果「携帯で連絡取った方が早いんじゃない?」
真姫「穂乃果、ちょっと自分のスマホ見てみなさい」
穂乃果「ほえ?……あ、なるほど」
真姫「そう、ここは圏外なの。山奥の短所よね」
希「凛ちゃん、まずは靴下を拾ったところに案内して」
凛「うん、わかった」
花陽「にこちゃん……何もなければいいけど」ハラハラ
絵里「大丈夫よ、案外あっさり見つかるわよ」
海未「ほら、ことりも行きますよ」ズルズル
海未「事件性は無いとは思いますが、念のために辺りを捜索した方がよさそうですね」
穂乃果「携帯で連絡取った方が早いんじゃない?」
真姫「穂乃果、ちょっと自分のスマホ見てみなさい」
穂乃果「ほえ?……あ、なるほど」
真姫「そう、ここは圏外なの。山奥の短所よね」
希「凛ちゃん、まずは靴下を拾ったところに案内して」
凛「うん、わかった」
花陽「にこちゃん……何もなければいいけど」ハラハラ
絵里「大丈夫よ、案外あっさり見つかるわよ」
海未「ほら、ことりも行きますよ」ズルズル
27: 2016/11/02(水) 23:46:42.89 ID:FS2Wd3UM.net
山道
凛「この辺だったかにゃ」
海未「ふむ……近くに別の遺留物があるかもしれませんね」
海未「おや、ところで先程の靴下は?」
凛「さっきかよちんに渡しちゃったにゃ」
花陽「……」スリスリ
希「……」クンカクンカ
真姫「ぐぬぬ……」
ホッホーホーホー ホッホーホッホー
ことり「キジバトが鳴いてるね」
穂乃果「田舎の朝、だね」
絵里「みんな!ちょっとこっち来て!」
凛「この辺だったかにゃ」
海未「ふむ……近くに別の遺留物があるかもしれませんね」
海未「おや、ところで先程の靴下は?」
凛「さっきかよちんに渡しちゃったにゃ」
花陽「……」スリスリ
希「……」クンカクンカ
真姫「ぐぬぬ……」
ホッホーホーホー ホッホーホッホー
ことり「キジバトが鳴いてるね」
穂乃果「田舎の朝、だね」
絵里「みんな!ちょっとこっち来て!」
29: 2016/11/02(水) 23:59:04.52 ID:FS2Wd3UM.net
海未「……靴下の片割れですね」
絵里「それに、ここの泥を見て」
凛「……足跡が残ってるにゃ」
絵里「海未、これは……」
海未「……思ったより事態は深刻なようですね」
花陽「……」ヒョイ
真姫「ちょっと!次はどう考えても私の番デショー!よこしなさいよ!」
希「見苦しいよ、真姫ちゃん」
ことり「あっ、ノウサギ」
穂乃果「えーっ、どこどこ!?」
うみりんえり「……」
絵里「それに、ここの泥を見て」
凛「……足跡が残ってるにゃ」
絵里「海未、これは……」
海未「……思ったより事態は深刻なようですね」
花陽「……」ヒョイ
真姫「ちょっと!次はどう考えても私の番デショー!よこしなさいよ!」
希「見苦しいよ、真姫ちゃん」
ことり「あっ、ノウサギ」
穂乃果「えーっ、どこどこ!?」
うみりんえり「……」
35: 2016/11/03(木) 06:44:49.01 ID:98y8YMu2.net
絵里「海未、この足跡から何がわかる?」
海未「この靴底、どう見ても山道を歩くには適しませんね。私達が学校にはいていくローファーのようです」
海未「サイズは……私と大差ないですね」
凛「にこちゃんの靴、ってことはないかにゃ?」
絵里「にこの靴なら、さっき玄関に残されているのを確認したわ。……それに」
海未「比べてみるまでもありません。にこには大きすぎます」
凛「つまり誰かが別荘に侵入して、にこちゃんを――」
絵里「ともかく、他にも落ちていないか探してみましょう」
穂乃果「海未ちゃん、こっちこっち!」
海未「!」
海未「この靴底、どう見ても山道を歩くには適しませんね。私達が学校にはいていくローファーのようです」
海未「サイズは……私と大差ないですね」
凛「にこちゃんの靴、ってことはないかにゃ?」
絵里「にこの靴なら、さっき玄関に残されているのを確認したわ。……それに」
海未「比べてみるまでもありません。にこには大きすぎます」
凛「つまり誰かが別荘に侵入して、にこちゃんを――」
絵里「ともかく、他にも落ちていないか探してみましょう」
穂乃果「海未ちゃん、こっちこっち!」
海未「!」
36: 2016/11/03(木) 06:50:21.39 ID:98y8YMu2.net
絵里「……にこのスカートね」
海未「つまり今、にこは下半身が……は、裸ということになりますね」
凛「……」
真姫「……なんか」
希「笑えなくなって、きたやん?」
花陽「……にこちゃん……」ナミダメ
穂乃果「ね、ねえ!これって……」
絵里「穂乃果!」
穂乃果「あ、ごめん……」
ことり「シリアスは苦手だなぁ」
海未「つまり今、にこは下半身が……は、裸ということになりますね」
凛「……」
真姫「……なんか」
希「笑えなくなって、きたやん?」
花陽「……にこちゃん……」ナミダメ
穂乃果「ね、ねえ!これって……」
絵里「穂乃果!」
穂乃果「あ、ごめん……」
ことり「シリアスは苦手だなぁ」
38: 2016/11/03(木) 07:01:39.46 ID:98y8YMu2.net
凛「あ、あそこ!また何か落ちてるよ!」
真姫「……にこちゃんの練習着ね」
絵里「ねえ、海未。この状況、何か思い出さない?」
海未「?……なんでしょう」
絵里「ほら、森に置き去りにされた兄妹、そしてパンくずの道しるべ」
海未「……なるほど、ヘンゼルとグレーテルですね」
絵里「にこはきっと、私達に居所を教えようとしてくれているのよ。着ているものを脱いでまでね」
海未「幸い、足跡もまだ続いています。もっとたどってみましょう」
希「……」スンスン
希「にこっち……」ギュ
花陽「……希ちゃん」
希「んー?」
花陽「次、貸してね」グスッ
真姫「……にこちゃんの練習着ね」
絵里「ねえ、海未。この状況、何か思い出さない?」
海未「?……なんでしょう」
絵里「ほら、森に置き去りにされた兄妹、そしてパンくずの道しるべ」
海未「……なるほど、ヘンゼルとグレーテルですね」
絵里「にこはきっと、私達に居所を教えようとしてくれているのよ。着ているものを脱いでまでね」
海未「幸い、足跡もまだ続いています。もっとたどってみましょう」
希「……」スンスン
希「にこっち……」ギュ
花陽「……希ちゃん」
希「んー?」
花陽「次、貸してね」グスッ
40: 2016/11/03(木) 07:24:32.88 ID:98y8YMu2.net
穂乃果「……」
凛「……」
海未「道はまだ続いています。しかし……」
絵里「……デッドエンドね」
希「これ……にこっちのスポーツブラやん……」
真姫「それにこのタイヤの跡……」
花陽「ひっ……ひぐっ……うっ、うあぁ……」
ことり「……」ナデナデ
凛「……」
海未「道はまだ続いています。しかし……」
絵里「……デッドエンドね」
希「これ……にこっちのスポーツブラやん……」
真姫「それにこのタイヤの跡……」
花陽「ひっ……ひぐっ……うっ、うあぁ……」
ことり「……」ナデナデ
41: 2016/11/03(木) 07:33:56.71 ID:98y8YMu2.net
海未「何か、何か手がかりがあるはずです!」
絵里「みんな、周りをよく探してみて!」
真姫「DNA鑑定で誘拐犯を追い詰めてやるわ……だから髪の毛一本でもいい」
穂乃果「車のナンバーを書いた紙……なんて都合よく落ちてないよね」
希「タイヤ跡はフェイクで、実は徒歩で逃走……なんてことはないかな」
花陽「にこちゃん……にこちゃん」ボロボロ
凛「かよちん、泣かないでよぉ……」
ことり「……」ヒョイ
ことり「これ、何かな」
絵里「みんな、周りをよく探してみて!」
真姫「DNA鑑定で誘拐犯を追い詰めてやるわ……だから髪の毛一本でもいい」
穂乃果「車のナンバーを書いた紙……なんて都合よく落ちてないよね」
希「タイヤ跡はフェイクで、実は徒歩で逃走……なんてことはないかな」
花陽「にこちゃん……にこちゃん」ボロボロ
凛「かよちん、泣かないでよぉ……」
ことり「……」ヒョイ
ことり「これ、何かな」
42: 2016/11/03(木) 07:41:05.87 ID:98y8YMu2.net
絵里「!」
絵里「こ、ことり!それ……」
希「何でこれが、こんなとこに落ちてるん?」
穂乃果「それ、何?」
絵里「あなた達は見覚えがなくて当然ね。でも私は三年間、これを嫌というほど見てきたわ」
真姫「……私も、見覚えがあるわ」
真姫「何でかはあんまり言いたくないけど」
花陽「……絵里ちゃん?」
絵里「花陽、安心して」
絵里「にこの居所が、わかったわ」
絵里「こ、ことり!それ……」
希「何でこれが、こんなとこに落ちてるん?」
穂乃果「それ、何?」
絵里「あなた達は見覚えがなくて当然ね。でも私は三年間、これを嫌というほど見てきたわ」
真姫「……私も、見覚えがあるわ」
真姫「何でかはあんまり言いたくないけど」
花陽「……絵里ちゃん?」
絵里「花陽、安心して」
絵里「にこの居所が、わかったわ」
43: 2016/11/03(木) 07:52:19.37 ID:98y8YMu2.net
さて、一方……
にこ「……」パチ
にこ「……へ」
にこ「へーくしゅい!」
にこ「うう……風邪ひいちゃったニコ」ズピーッ
にこ「やっぱ山奥で裸になったりしちゃダメニコね」ブルブル
にこ「……ここ、どこ?」キョロキョロ
「ようやく、お目覚め?」
にこ「……」パチ
にこ「……へ」
にこ「へーくしゅい!」
にこ「うう……風邪ひいちゃったニコ」ズピーッ
にこ「やっぱ山奥で裸になったりしちゃダメニコね」ブルブル
にこ「……ここ、どこ?」キョロキョロ
「ようやく、お目覚め?」
44: 2016/11/03(木) 08:04:44.65 ID:98y8YMu2.net
にこ「!」
「おはよう、矢澤にこさん」
にこ「……膝の具合はどう?」
「あんまり、よくないわね」
「思い切り暴れてくれちゃって」
にこ「……基本的にファンのことを悪く言うのは好かないんだけど」
にこ「住居侵入に誘拐、そして強制ワイセツ!これは立派な犯罪ニコよ、この変質者!」
「あら――心外ね」
「強制ワイセツも何も、あなたが勝手に脱いだんじゃない」
にこ「くっ……////」スッポンポン
「まあ、あなたの決氏のストリップも無意味だったわね。気の毒なグレーテルさん」
にこ「さーて、それはどうかな?ニコ♡」
「おはよう、矢澤にこさん」
にこ「……膝の具合はどう?」
「あんまり、よくないわね」
「思い切り暴れてくれちゃって」
にこ「……基本的にファンのことを悪く言うのは好かないんだけど」
にこ「住居侵入に誘拐、そして強制ワイセツ!これは立派な犯罪ニコよ、この変質者!」
「あら――心外ね」
「強制ワイセツも何も、あなたが勝手に脱いだんじゃない」
にこ「くっ……////」スッポンポン
「まあ、あなたの決氏のストリップも無意味だったわね。気の毒なグレーテルさん」
にこ「さーて、それはどうかな?ニコ♡」
45: 2016/11/03(木) 08:33:19.04 ID:98y8YMu2.net
にこ「にこをこんな目にあわせて、いったい何が目的ニコ?」
にこ「無事に帰らせてくれるなら、サインと握手くらいはいくらでもしてあげるニコよ。キスはNGだけど」
「いらないわ、そんなケチなもの」
「私……いえ、私達が欲しているのはね」
「矢澤にこ――あなたのすべてよ」
にこ「……ふーん、悪い気はしないニコね」
「あなたのアイドルに対するひたむきな姿勢、小悪魔属性、そして正統派美少女と言って然るべき容姿」
「どれも弱小の零細校で腐らせるのは惜しいわ」
「この数ヶ月間、私達はあなたを徹底的にマークしてきた。急速に才能を開花させたあなたをね」
「私達はね――欲しいと思った才能は、どんな手段を使ってでも手に入れるの。たとえ汚いお金に頼ってでもね」
にこ「……まるでドームが本拠地のプロ野球チームね」
にこ「そうやって、将来有望な子を独り占めにしてきたニコね。だからオトノキは廃校寸前に追い込まれた」
にこ「そうでしょ?――UTXの生徒会長さん」
UTX生徒会長「――くすくす♡」
にこ「無事に帰らせてくれるなら、サインと握手くらいはいくらでもしてあげるニコよ。キスはNGだけど」
「いらないわ、そんなケチなもの」
「私……いえ、私達が欲しているのはね」
「矢澤にこ――あなたのすべてよ」
にこ「……ふーん、悪い気はしないニコね」
「あなたのアイドルに対するひたむきな姿勢、小悪魔属性、そして正統派美少女と言って然るべき容姿」
「どれも弱小の零細校で腐らせるのは惜しいわ」
「この数ヶ月間、私達はあなたを徹底的にマークしてきた。急速に才能を開花させたあなたをね」
「私達はね――欲しいと思った才能は、どんな手段を使ってでも手に入れるの。たとえ汚いお金に頼ってでもね」
にこ「……まるでドームが本拠地のプロ野球チームね」
にこ「そうやって、将来有望な子を独り占めにしてきたニコね。だからオトノキは廃校寸前に追い込まれた」
にこ「そうでしょ?――UTXの生徒会長さん」
UTX生徒会長「――くすくす♡」
53: 2016/11/03(木) 19:11:47.93 ID:3ju0e82v.net
UTX生徒会長「目的のためには、手段を選ばない――」
UTX生徒会長「あなたも私達のそんなところに惹かれた。違う?」
にこ「……何が言いたいニコ?」
UTX生徒会長「あなた、うちに来たかったんでしょ?だけど経済的事情で断念せざるを得なかった」
にこ「!」ギクッ
UTX生徒会長「知らないとでも思った?うちの情報網を舐めてもらっちゃ困るわね」スッ
にこ「あーっ、それ!」
にこ「にこの秘密のアイドルブログ!」
UTX生徒会長「何々?
“皆さん、にこは無事に高校に進学できました!
ホントはUTXに進学したかったけど、オトノキみたいなちっちゃい学校でどこまでやれるかわかんないけど……
にこはアイドルを諦めたりしません!ファンの皆さん、これからもずっとずっと、にこにーを応援してね、ニコ♡”
……ふーん、泣かせるじゃない」
にこ「ちょっと、乙女の秘密を声に出して読まないでよぉ!」
にこ「だいたい、そんな二年も前の記事持ち出されたって!今のにこは、心も身体もオトノキの生徒なんだから――」
UTX生徒会長「そのやせ我慢が、どこまで続くかしら?」
UTX生徒会長「入ってもらって」ピッ
ツバサ「失礼します」
にこ「どわー!綺羅ツバサ!A-RISEのセンターのツバサさんだーっ!」
UTX生徒会長「あなたも私達のそんなところに惹かれた。違う?」
にこ「……何が言いたいニコ?」
UTX生徒会長「あなた、うちに来たかったんでしょ?だけど経済的事情で断念せざるを得なかった」
にこ「!」ギクッ
UTX生徒会長「知らないとでも思った?うちの情報網を舐めてもらっちゃ困るわね」スッ
にこ「あーっ、それ!」
にこ「にこの秘密のアイドルブログ!」
UTX生徒会長「何々?
“皆さん、にこは無事に高校に進学できました!
ホントはUTXに進学したかったけど、オトノキみたいなちっちゃい学校でどこまでやれるかわかんないけど……
にこはアイドルを諦めたりしません!ファンの皆さん、これからもずっとずっと、にこにーを応援してね、ニコ♡”
……ふーん、泣かせるじゃない」
にこ「ちょっと、乙女の秘密を声に出して読まないでよぉ!」
にこ「だいたい、そんな二年も前の記事持ち出されたって!今のにこは、心も身体もオトノキの生徒なんだから――」
UTX生徒会長「そのやせ我慢が、どこまで続くかしら?」
UTX生徒会長「入ってもらって」ピッ
ツバサ「失礼します」
にこ「どわー!綺羅ツバサ!A-RISEのセンターのツバサさんだーっ!」
54: 2016/11/03(木) 19:26:04.23 ID:3ju0e82v.net
英玲奈「失礼する」
あんじゅ「どうも~」
にこ「ゲェーッ!エレナさんにあんじゅさんまで!」
にこ「さっ、さささささサインください!ああでも、今のにこったらこんなカッコ!いやーん、まいっちんぐー!////」クネクネ
ツバサ「……」ハァ
ツバサ「会長。いつものことながら、あなたのやり方は強引すぎる。感心できませんね」
にこ「本当ですよぉ!この人ったら、嫌がるにこを無理やり――」
UTX生徒会長「ちょっと、あなたが勝手に脱いだんでしょうが!」
ツバサ「脱がざるを得ない状況に追い込んだんでしょう?」
UTX生徒会長「くっ……」
ツバサ「……」ファサッ
ツバサ「矢澤にこさんね。これを着て」
ツバサ「失礼ながら、サイズはこちらで測らせてもらったわ。すぐに下着も用意するから、少しの間辛抱してね」
にこ(あああああ、これ……)
にこ(夢にまで見た、UTXの制服……)キラキラ
あんじゅ「どうも~」
にこ「ゲェーッ!エレナさんにあんじゅさんまで!」
にこ「さっ、さささささサインください!ああでも、今のにこったらこんなカッコ!いやーん、まいっちんぐー!////」クネクネ
ツバサ「……」ハァ
ツバサ「会長。いつものことながら、あなたのやり方は強引すぎる。感心できませんね」
にこ「本当ですよぉ!この人ったら、嫌がるにこを無理やり――」
UTX生徒会長「ちょっと、あなたが勝手に脱いだんでしょうが!」
ツバサ「脱がざるを得ない状況に追い込んだんでしょう?」
UTX生徒会長「くっ……」
ツバサ「……」ファサッ
ツバサ「矢澤にこさんね。これを着て」
ツバサ「失礼ながら、サイズはこちらで測らせてもらったわ。すぐに下着も用意するから、少しの間辛抱してね」
にこ(あああああ、これ……)
にこ(夢にまで見た、UTXの制服……)キラキラ
55: 2016/11/03(木) 19:43:58.32 ID:3ju0e82v.net
あんじゅ「お腹すいたでしょ?うちの学食は美味しいから、いっぱい食べてね」
英玲奈「次回のライブのSチケット。非礼のお詫びにはならないが、受け取ってくれると嬉しい」
ツバサ「にこさん。UTXには、あなたを特待生として受け入れる用意があるわ」
UTX生徒会長「ここで実績を積めば、いずれは第四のA-RISEメンバー、そしてゆくゆくは大手芸能事務所入り――」
UTX生徒会長「どう?あなたにとって損な話とは思えないけど」
ツバサ「もちろん、いきなりこんな話を持ちかけられても困っちゃうわよね。だけどごめんなさい、私達には時間がないの」
ツバサ「今から一週間待つわ。いいお返事を聞かせてね」
にこ「……」ギュー
にこ「いたたた、これ夢じゃないニコ~」ジーン
英玲奈「次回のライブのSチケット。非礼のお詫びにはならないが、受け取ってくれると嬉しい」
ツバサ「にこさん。UTXには、あなたを特待生として受け入れる用意があるわ」
UTX生徒会長「ここで実績を積めば、いずれは第四のA-RISEメンバー、そしてゆくゆくは大手芸能事務所入り――」
UTX生徒会長「どう?あなたにとって損な話とは思えないけど」
ツバサ「もちろん、いきなりこんな話を持ちかけられても困っちゃうわよね。だけどごめんなさい、私達には時間がないの」
ツバサ「今から一週間待つわ。いいお返事を聞かせてね」
にこ「……」ギュー
にこ「いたたた、これ夢じゃないニコ~」ジーン
56: 2016/11/03(木) 20:05:55.05 ID:3ju0e82v.net
その頃……
海未「早くしなさい、置いていきますよ!」
穂乃果「だって、今から東京に戻るなんて急すぎるよぉ!」バタバタ
凛「うわーん、凛を見捨てないでぇ!」
真姫「だから荷物は整頓しなさいって、あれほど言ったのに」イライラ
花陽「こんなことしてたら、列車に乗り遅れちゃうよお!」ヤキモキ
希「タクシー呼べばええやん?」
絵里「……待っててね、にこ」
絵里「あなたは必ず助け出すわ!」
絵里「そして、あのにっくきUTXを叩き潰してやるんだから!」メラメラ
ことり「あ、枕忘れてた」
海未「早くしなさい、置いていきますよ!」
穂乃果「だって、今から東京に戻るなんて急すぎるよぉ!」バタバタ
凛「うわーん、凛を見捨てないでぇ!」
真姫「だから荷物は整頓しなさいって、あれほど言ったのに」イライラ
花陽「こんなことしてたら、列車に乗り遅れちゃうよお!」ヤキモキ
希「タクシー呼べばええやん?」
絵里「……待っててね、にこ」
絵里「あなたは必ず助け出すわ!」
絵里「そして、あのにっくきUTXを叩き潰してやるんだから!」メラメラ
ことり「あ、枕忘れてた」
63: 2016/11/04(金) 18:04:25.50 ID:9zs6KWgQ.net
にこ「♪~」ムグムグ
あんじゅ「どう?美味しいでしょ?」
にこ「とっても美味しいニコ♡」
にこ(ただの学食でこんな豪勢なもの食べるなんて……許せないニコ!)
あんじゅ「遠慮しないでどんどん召し上がれ♡」
英玲奈「あんじゅはもっと遠慮した方がいいと思うが?」ムニュ
あんじゅ「もーっ、またそのネタを持ち出す!というかナチュラルにお腹つままないで!」
ツバサ「……こほん」
ツバサ「食べ終わったら、ついてきて。私達のステージを紹介するわ」
にこ「楽しみニコ~♡」
UTX生徒会長(……チョロいわね)
あんじゅ「どう?美味しいでしょ?」
にこ「とっても美味しいニコ♡」
にこ(ただの学食でこんな豪勢なもの食べるなんて……許せないニコ!)
あんじゅ「遠慮しないでどんどん召し上がれ♡」
英玲奈「あんじゅはもっと遠慮した方がいいと思うが?」ムニュ
あんじゅ「もーっ、またそのネタを持ち出す!というかナチュラルにお腹つままないで!」
ツバサ「……こほん」
ツバサ「食べ終わったら、ついてきて。私達のステージを紹介するわ」
にこ「楽しみニコ~♡」
UTX生徒会長(……チョロいわね)
64: 2016/11/04(金) 18:30:12.94 ID:9zs6KWgQ.net
にこ「」ボーゼン
UTX生徒会長「どうかしら?」
にこ「大きくて豪華ニコ……」
UTX生徒会長「上がってみてもいいわよ」
にこ「ほんと!?」
ツバサ「どうぞ、遠慮なく」
にこ「♡」
トテテテテ……
クルクルクル
シュタッ
にこ「やーん♡気分はもうトップアイドル、ニコ♡」
英玲奈「それは結構だが、今は激しい運動は控えた方がいい」
にこ「?」キョトン
あんじゅ「その、まだはいてないから……丸見え//」
にこ「!!////」バッ
ツバサ「使用する機会は、これからいくらでも提供できるわ。さあ、次はスタジオに行きましょう」
UTX生徒会長「どうかしら?」
にこ「大きくて豪華ニコ……」
UTX生徒会長「上がってみてもいいわよ」
にこ「ほんと!?」
ツバサ「どうぞ、遠慮なく」
にこ「♡」
トテテテテ……
クルクルクル
シュタッ
にこ「やーん♡気分はもうトップアイドル、ニコ♡」
英玲奈「それは結構だが、今は激しい運動は控えた方がいい」
にこ「?」キョトン
あんじゅ「その、まだはいてないから……丸見え//」
にこ「!!////」バッ
ツバサ「使用する機会は、これからいくらでも提供できるわ。さあ、次はスタジオに行きましょう」
65: 2016/11/04(金) 18:45:21.68 ID:9zs6KWgQ.net
スタジオ
にこ「?」キョロキョロ
ツバサ「どうしたの?」
にこ「ここ、ピアノがないニコね」
英玲奈「ああ、うちは作曲は別働隊に任せているからね」
あんじゅ「作詞も衣装作りも自分たちで出来たらいいんだけど、スケジュールがね……」
UTX生徒会長「もうすぐしみったれた音楽室とも、雨の日は使えない屋上ともおさらば出来るわよ」
にこ「ふーん……」
にこ(そっか、UTXに移籍したら)
にこ(もう手作りの衣装を着ることも、真姫ちゃんの曲で踊ることもなくなっちゃうんだ……)
にこ「?」キョロキョロ
ツバサ「どうしたの?」
にこ「ここ、ピアノがないニコね」
英玲奈「ああ、うちは作曲は別働隊に任せているからね」
あんじゅ「作詞も衣装作りも自分たちで出来たらいいんだけど、スケジュールがね……」
UTX生徒会長「もうすぐしみったれた音楽室とも、雨の日は使えない屋上ともおさらば出来るわよ」
にこ「ふーん……」
にこ(そっか、UTXに移籍したら)
にこ(もう手作りの衣装を着ることも、真姫ちゃんの曲で踊ることもなくなっちゃうんだ……)
66: 2016/11/04(金) 19:01:19.70 ID:9zs6KWgQ.net
にこ(この世界は戦い、生きていくのはサバイバル)
にこ(だから情に流されて勝機を逃すなんて、もってのほかニコ!)
にこ(でも……)
にこ(もう海未の練習メニューをこなすのも、ポンコツな絵里をからかうのも)
にこ(凛と帰り道に買い食いするのも、週末に穂乃果と遊びに行くのも)
にこ(ことりと衣装やコスプレの話をするのも)
にこ(真姫ちゃんや希や花陽にカーディガン嗅がれるのも、トイレ覗かれるのも)
にこ(みんなみんな、おしまいになっちゃうんだ……)
ツバサ「……」
ジリリリリリ
beep-beep
にこ「!?」
UTX生徒会長「何事!?」
「し、侵入者です!」
にこ(だから情に流されて勝機を逃すなんて、もってのほかニコ!)
にこ(でも……)
にこ(もう海未の練習メニューをこなすのも、ポンコツな絵里をからかうのも)
にこ(凛と帰り道に買い食いするのも、週末に穂乃果と遊びに行くのも)
にこ(ことりと衣装やコスプレの話をするのも)
にこ(真姫ちゃんや希や花陽にカーディガン嗅がれるのも、トイレ覗かれるのも)
にこ(みんなみんな、おしまいになっちゃうんだ……)
ツバサ「……」
ジリリリリリ
beep-beep
にこ「!?」
UTX生徒会長「何事!?」
「し、侵入者です!」
67: 2016/11/04(金) 19:12:58.25 ID:9zs6KWgQ.net
ニコチャンハドコ!?
ミチヲアケナサイ!
コ、コマリマス!
ラブアローシューッ!!
ヒ、ヒデブッ!!
にこ「……あの声は!」
バターン
穂乃果「にこちゃん救助隊、参上!」
凛「誘拐犯、覚悟するにゃー!」
花陽「ふぇええん、にこちゃーん!」
希「にこっちー、うちはもう絶対に離さな……ん?」
真姫「……ちょっとにこちゃん、その格好」
にこ「あ……」タラリ
絵里「……どういうことかしら?」ゴゴゴゴゴ
海未「あなたという人は……」ゴゴゴゴゴ
にこ「ち、違うニコ違うニコ!これにはふかーいワケが」アセアセ
ミチヲアケナサイ!
コ、コマリマス!
ラブアローシューッ!!
ヒ、ヒデブッ!!
にこ「……あの声は!」
バターン
穂乃果「にこちゃん救助隊、参上!」
凛「誘拐犯、覚悟するにゃー!」
花陽「ふぇええん、にこちゃーん!」
希「にこっちー、うちはもう絶対に離さな……ん?」
真姫「……ちょっとにこちゃん、その格好」
にこ「あ……」タラリ
絵里「……どういうことかしら?」ゴゴゴゴゴ
海未「あなたという人は……」ゴゴゴゴゴ
にこ「ち、違うニコ違うニコ!これにはふかーいワケが」アセアセ
68: 2016/11/04(金) 19:35:00.12 ID:9zs6KWgQ.net
UTX生徒会長「あ、絢瀬さん!?何故ここが!?」
絵里「……」スッ
UTX生徒会長「!……そ、それ!」
絵里「さすがにこね。いい手がかりを残してくれたわ」
絵里「この悪趣味な校章、そして染み付いた下品な香水の匂い……片時も忘れたことなんてないわ!」
絵里「山中でこのボタンを拾った時、すぐにあなたの仕業だってわかったのよ!」
にこ「完璧に気配を頃してにこを誘拐したのは大したものだけど、制服で来たのは間違いだったニコね」
にこ「車に乗せられる直前、にこがただ闇雲に抵抗してたと思う?ざーんねん、それが大間違いニコ♡」
UTX生徒会長「……なるほど、道理でボタンがひとつ足りないわけだわ」
UTX生徒会長「それをむしりとるために暴れたのね」
にこ「いやー、さすがは絵里ニコ♡」
にこ「何も言わなくても、にこのことならなんでもわかってくれるんだから♡」
絵里「に、にこ!」
希「!」キッ
真姫「」ギロッ
花陽「……」ジッ
絵里「……ひぃい」
絵里「……」スッ
UTX生徒会長「!……そ、それ!」
絵里「さすがにこね。いい手がかりを残してくれたわ」
絵里「この悪趣味な校章、そして染み付いた下品な香水の匂い……片時も忘れたことなんてないわ!」
絵里「山中でこのボタンを拾った時、すぐにあなたの仕業だってわかったのよ!」
にこ「完璧に気配を頃してにこを誘拐したのは大したものだけど、制服で来たのは間違いだったニコね」
にこ「車に乗せられる直前、にこがただ闇雲に抵抗してたと思う?ざーんねん、それが大間違いニコ♡」
UTX生徒会長「……なるほど、道理でボタンがひとつ足りないわけだわ」
UTX生徒会長「それをむしりとるために暴れたのね」
にこ「いやー、さすがは絵里ニコ♡」
にこ「何も言わなくても、にこのことならなんでもわかってくれるんだから♡」
絵里「に、にこ!」
希「!」キッ
真姫「」ギロッ
花陽「……」ジッ
絵里「……ひぃい」
69: 2016/11/04(金) 19:45:27.90 ID:9zs6KWgQ.net
UTX生徒会長「それで、どうするつもり?」
UTX生徒会長「言い忘れてたけど、それ第二ボタンなのよね」
UTX生徒会長「もしもお友達以上の関係になりたいのなら、考えてあげてもいいけど?♡」
絵里「……」
ポイッ
チーンチーンチン
コロロロロ……
絵里「冗談じゃないわ、この卑怯者!」
UTX生徒会長「……ふん」
UTX生徒会長「言い忘れてたけど、それ第二ボタンなのよね」
UTX生徒会長「もしもお友達以上の関係になりたいのなら、考えてあげてもいいけど?♡」
絵里「……」
ポイッ
チーンチーンチン
コロロロロ……
絵里「冗談じゃないわ、この卑怯者!」
UTX生徒会長「……ふん」
70: 2016/11/04(金) 20:03:45.62 ID:9zs6KWgQ.net
UTX生徒会長「まあいいわ。絢瀬さんにフラれても、私には矢澤さんがいるもの」
真姫「ど、どういう意味よ!」
UTX生徒会長「知らなかった?矢澤さんはね――気持ちを押し頃してオトノキに進学したのよ?」
UTX生徒会長「彼女はね、本当はうちに来たがっていたのよ。うちに来るべき生徒だったのよ」
UTX生徒会長「だから私達が、これから彼女の希望を叶えてあげるの」
絵里「で……でたらめ言わないで!」
UTX生徒会長「何なら、彼女の昔のブログ記事を紹介してあげようかしら?
“皆さん、にこは無事に高校に進学できました――」
にこ「や、やめて!」
にこ「……にこが自分の口で説明するから」
真姫「ど、どういう意味よ!」
UTX生徒会長「知らなかった?矢澤さんはね――気持ちを押し頃してオトノキに進学したのよ?」
UTX生徒会長「彼女はね、本当はうちに来たがっていたのよ。うちに来るべき生徒だったのよ」
UTX生徒会長「だから私達が、これから彼女の希望を叶えてあげるの」
絵里「で……でたらめ言わないで!」
UTX生徒会長「何なら、彼女の昔のブログ記事を紹介してあげようかしら?
“皆さん、にこは無事に高校に進学できました――」
にこ「や、やめて!」
にこ「……にこが自分の口で説明するから」
71: 2016/11/04(金) 20:20:01.16 ID:9zs6KWgQ.net
にこ「みんな……会長さんの言ってることはホント」
にこ「にこはね……ホントはUTXに進学したかったの」
にこ「だって、にこは小さい頃からアイドルに憧れてたから。歌って踊って、日本中を笑顔にしたかったから」
にこ「UTXへの進学が、夢を叶える一番の近道だと思ったから……」
にこ「もちろん、みんなと過ごしてる時間は楽しいよ!毎日がキラキラしてて、にこはホントにハッピーだよ!?」
にこ「ただ……」
にこ「……黙ってて、ごめんね」
8人「……」
にこ「にこはね……ホントはUTXに進学したかったの」
にこ「だって、にこは小さい頃からアイドルに憧れてたから。歌って踊って、日本中を笑顔にしたかったから」
にこ「UTXへの進学が、夢を叶える一番の近道だと思ったから……」
にこ「もちろん、みんなと過ごしてる時間は楽しいよ!毎日がキラキラしてて、にこはホントにハッピーだよ!?」
にこ「ただ……」
にこ「……黙ってて、ごめんね」
8人「……」
72: 2016/11/04(金) 20:47:52.31 ID:9zs6KWgQ.net
ツバサ「……私達も、にこさんを特待生として、そして第四のA-RISEメンバーとして迎えたいと思っているわ」
花陽「ぴゃあ、A-RISEのツバサさんです!」
凛「かよちん、気づかなかったの?」
花陽「ずっとにこちゃんしか見てなかったから……」
英玲奈「女の子は誰もがアイドルになる資格がある。家庭の事情で道が閉ざされるなんて、あってほしくない」
あんじゅ「私達も、μ'sの皆さんと気持ちは同じなの」
ツバサ「夢は叶えるもの――そうよね?」
UTX生徒会長「適材適所、って言葉があるわよね」
UTX「矢澤さんは本気でアイドルになりたがっているし、私達は彼女の後押しがしたい」
UTX生徒会長「あなた達も彼女のお友達なら、ここは引くのが正解だと思うけど?」
真姫「……そうね」
真姫「私もそれが、正解だと思うわ」
花陽「ぴゃあ、A-RISEのツバサさんです!」
凛「かよちん、気づかなかったの?」
花陽「ずっとにこちゃんしか見てなかったから……」
英玲奈「女の子は誰もがアイドルになる資格がある。家庭の事情で道が閉ざされるなんて、あってほしくない」
あんじゅ「私達も、μ'sの皆さんと気持ちは同じなの」
ツバサ「夢は叶えるもの――そうよね?」
UTX生徒会長「適材適所、って言葉があるわよね」
UTX「矢澤さんは本気でアイドルになりたがっているし、私達は彼女の後押しがしたい」
UTX生徒会長「あなた達も彼女のお友達なら、ここは引くのが正解だと思うけど?」
真姫「……そうね」
真姫「私もそれが、正解だと思うわ」
73: 2016/11/04(金) 21:12:23.48 ID:9zs6KWgQ.net
花陽「真姫ちゃん?」
真姫「にこちゃんのためを思うなら、黙って見送るのが正解」
真姫「そんなこと、わかってるわよ」
真姫「それに私だって、一時はUTXへの進学を希望したもの」
真姫「にこちゃんの気持ちを一番よくわかってるのは、私よ」
真姫「だから……これは私の、身勝手なわがまま」
真姫「にこちゃん……どこにも行かないでよ」
真姫「ずっとμ'sでアイドル活動を続けなさいよ!」
真姫「私……絶対に嫌」
ポタッ
にこ「ま、真姫ちゃん……」
真姫「にこちゃんのいないμ'sなんて、絶対に嫌なんだから!」ポロポロ
真姫「にこちゃんのためを思うなら、黙って見送るのが正解」
真姫「そんなこと、わかってるわよ」
真姫「それに私だって、一時はUTXへの進学を希望したもの」
真姫「にこちゃんの気持ちを一番よくわかってるのは、私よ」
真姫「だから……これは私の、身勝手なわがまま」
真姫「にこちゃん……どこにも行かないでよ」
真姫「ずっとμ'sでアイドル活動を続けなさいよ!」
真姫「私……絶対に嫌」
ポタッ
にこ「ま、真姫ちゃん……」
真姫「にこちゃんのいないμ'sなんて、絶対に嫌なんだから!」ポロポロ
74: 2016/11/04(金) 21:25:17.49 ID:9zs6KWgQ.net
希「う、ウチだって!」
希「ウチだって三年間にこっちを見てきたんや!今更よその学校に取られるなんて、絶対にイヤや!」
希「それにμ'sは9人揃ってないとダメなんよ!にこっちだけやない、誰にもいなくなってほしくない!」
希「にこっち……残って!ずっとウチらと一緒にいて!」
花陽「にこちゃん……私ね」
花陽「にこちゃんのこと、とっても尊敬してるの」
花陽「だって私には、夢はアイドルです!……なんて宣言する勇気がないから」
花陽「にこちゃんには、アイドルになってほしいと思ってる……ううん」
花陽「にこちゃんは私にとって、もうとっくに、正真正銘のアイドルなの」
花陽「だから……μ'sはやめないで」ジワッ
花陽「いつまでも……花陽だけの、キラキラ輝くアイドルでいてください!」ボロボロ
希「ウチだって三年間にこっちを見てきたんや!今更よその学校に取られるなんて、絶対にイヤや!」
希「それにμ'sは9人揃ってないとダメなんよ!にこっちだけやない、誰にもいなくなってほしくない!」
希「にこっち……残って!ずっとウチらと一緒にいて!」
花陽「にこちゃん……私ね」
花陽「にこちゃんのこと、とっても尊敬してるの」
花陽「だって私には、夢はアイドルです!……なんて宣言する勇気がないから」
花陽「にこちゃんには、アイドルになってほしいと思ってる……ううん」
花陽「にこちゃんは私にとって、もうとっくに、正真正銘のアイドルなの」
花陽「だから……μ'sはやめないで」ジワッ
花陽「いつまでも……花陽だけの、キラキラ輝くアイドルでいてください!」ボロボロ
75: 2016/11/04(金) 21:36:52.87 ID:9zs6KWgQ.net
穂乃果「にこちゃん……UTXに行かないで!ずっと一緒にアイドルやろうよぉ!うぇえええん!」ボロボロ
凛「にこちゃん!これ以上かよちんを、みんなを悲しませたら、凛は一生許さないからね!」
海未「会長さん……あなたも本心ではこんなことは望んでいないはずです」
海未「あなた方が私達との対決を望んでいるのならば、喜んで受けてたちます」
海未「だから……にこの夢につけ込んで、私達をバラバラにするような真似はもう止めてください」
海未「私達は……ひとりでも欠けたら駄目なんです!」
ことり「にこちゃん、帰りにカフェ寄ろう?また一緒にジャンボパフェが食べたいな」
凛「にこちゃん!これ以上かよちんを、みんなを悲しませたら、凛は一生許さないからね!」
海未「会長さん……あなたも本心ではこんなことは望んでいないはずです」
海未「あなた方が私達との対決を望んでいるのならば、喜んで受けてたちます」
海未「だから……にこの夢につけ込んで、私達をバラバラにするような真似はもう止めてください」
海未「私達は……ひとりでも欠けたら駄目なんです!」
ことり「にこちゃん、帰りにカフェ寄ろう?また一緒にジャンボパフェが食べたいな」
76: 2016/11/04(金) 21:47:57.26 ID:9zs6KWgQ.net
絵里「……にこ」
絵里「なんでも一人で頑張っちゃうにこにとって、私達は頼りないかもしれないけど」
絵里「オトノキは、あまりに非力かもしれないけど」
絵里「それでも……たまには頼ってよ」
絵里「にこの夢を叶える、お手伝いをさせてよ」
絵里「にこがどう思っても、私達はもう一心同体、運命共同体の仲間なんだから……」ジワッ
にこ「絵里……みんな」
絵里「……っ」グシグシ
UTX生徒会長「……お涙頂戴の茶番はそれでおしまい?」
UTX生徒会長「悪いけど、そろそろ帰って。これから転校の手続きについて説明しないといけないんだから」
にこ「……ツバサさん、ごめんなさい」
にこ「これ……お返しします」
UTX生徒会長「……は?」
ヌギッ
絵里「なんでも一人で頑張っちゃうにこにとって、私達は頼りないかもしれないけど」
絵里「オトノキは、あまりに非力かもしれないけど」
絵里「それでも……たまには頼ってよ」
絵里「にこの夢を叶える、お手伝いをさせてよ」
絵里「にこがどう思っても、私達はもう一心同体、運命共同体の仲間なんだから……」ジワッ
にこ「絵里……みんな」
絵里「……っ」グシグシ
UTX生徒会長「……お涙頂戴の茶番はそれでおしまい?」
UTX生徒会長「悪いけど、そろそろ帰って。これから転校の手続きについて説明しないといけないんだから」
にこ「……ツバサさん、ごめんなさい」
にこ「これ……お返しします」
UTX生徒会長「……は?」
ヌギッ
77: 2016/11/04(金) 21:51:16.20 ID:9zs6KWgQ.net
ヌギッ
ヌギヌギ
絵里「ちょっ////」
海未「は、は……破廉恥です!////」
真姫「」ブバッ
ヌギッ……
にこ「……ふぅ」スッポンポン
真姫「////」ボタボタ
花陽「ひ、ひゃわわ////」
希「カメラ、カメラ……」イソイソ
ヌギヌギ
絵里「ちょっ////」
海未「は、は……破廉恥です!////」
真姫「」ブバッ
ヌギッ……
にこ「……ふぅ」スッポンポン
真姫「////」ボタボタ
花陽「ひ、ひゃわわ////」
希「カメラ、カメラ……」イソイソ
78: 2016/11/04(金) 21:56:08.82 ID:9zs6KWgQ.net
UTX生徒会長「……どういうつもり?」
にこ「悪いけど、転校の話はなかったことにしてほしいの」
UTX生徒会長「はぁ?あなた正気!?」
UTX生徒会長「アイドルになりたいんでしょ?UTXへの進学を希望してたんでしょ!?それをこんな、こんなことで――」
にこ「ガチャガチャうるさいのよ、この業突く張り!そんな心理攻撃を二度も喰らうにこにー様じゃないわよ!」
にこ「悪いけど、転校の話はなかったことにしてほしいの」
UTX生徒会長「はぁ?あなた正気!?」
UTX生徒会長「アイドルになりたいんでしょ?UTXへの進学を希望してたんでしょ!?それをこんな、こんなことで――」
にこ「ガチャガチャうるさいのよ、この業突く張り!そんな心理攻撃を二度も喰らうにこにー様じゃないわよ!」
79: 2016/11/04(金) 22:10:29.63 ID:9zs6KWgQ.net
にこ「この子達はね……」 ←全裸
にこ「スーパーアイドル・にこにー様に初めて出来た仲間で、」 ←全裸
にこ「未来のトップアイドル・にこにー様の引き立て役で、」 ←全裸
にこ「宇宙No.1アイドル・にこにー様の、一番のファンなのよ!」 ←全裸
にこ「そのファンが、やめないで、ずっと一緒にいてってお願いしてるのよ!目の前のファンを大切に出来なくて、何がアイドルよ!」 ←全裸
にこ「にこは、このにこは――」 ←全裸
にこ「永遠にμ'sのメンバーなのよ!永遠にね!」 ←全裸
真姫「」ダクダクダクダク
花陽「わ、わふわふわふ////」
希「……」カシャカシャカシャカシャカシャカシャ
ことり「少し自重しようよ」
にこ「スーパーアイドル・にこにー様に初めて出来た仲間で、」 ←全裸
にこ「未来のトップアイドル・にこにー様の引き立て役で、」 ←全裸
にこ「宇宙No.1アイドル・にこにー様の、一番のファンなのよ!」 ←全裸
にこ「そのファンが、やめないで、ずっと一緒にいてってお願いしてるのよ!目の前のファンを大切に出来なくて、何がアイドルよ!」 ←全裸
にこ「にこは、このにこは――」 ←全裸
にこ「永遠にμ'sのメンバーなのよ!永遠にね!」 ←全裸
真姫「」ダクダクダクダク
花陽「わ、わふわふわふ////」
希「……」カシャカシャカシャカシャカシャカシャ
ことり「少し自重しようよ」
80: 2016/11/04(金) 22:30:44.70 ID:9zs6KWgQ.net
UTX生徒会長「……ふ、ふん」
UTX生徒会長「要するに、井の中の蛙でいることを選んだわけね」
UTX生徒会長「所詮は零細校の弱小スクールアイドルね、ちょっとでも期待した私がバ――」
ポム
ツバサ「もうやめましょう、会長」
ツバサ「こんなやり方でオトノキに勝っても、あなただって本望ではないでしょう?」
UTX生徒会長「ぐっ……」
ツバサ「にこさん、私はあなたのその言葉が聞きたかった気がする」
スッ
ツバサ「握手して。あなたのアイドル活動に対する姿勢は、見上げたものよ」
にこ「……」ガシッ ←全裸
UTX生徒会長「要するに、井の中の蛙でいることを選んだわけね」
UTX生徒会長「所詮は零細校の弱小スクールアイドルね、ちょっとでも期待した私がバ――」
ポム
ツバサ「もうやめましょう、会長」
ツバサ「こんなやり方でオトノキに勝っても、あなただって本望ではないでしょう?」
UTX生徒会長「ぐっ……」
ツバサ「にこさん、私はあなたのその言葉が聞きたかった気がする」
スッ
ツバサ「握手して。あなたのアイドル活動に対する姿勢は、見上げたものよ」
にこ「……」ガシッ ←全裸
82: 2016/11/04(金) 22:40:42.84 ID:9zs6KWgQ.net
英玲奈「本選で会おう。そして正々堂々と戦おう」
あんじゅ「いつでも遊びに来てね~」
にこ「ありがとう!……ところで」
にこ「誰か、にこの旅行カバン、持ってきてくれた?」
海未「ああ、それなら確か穂乃果が」
穂乃果「はい、にこちゃん!」
にこ「わーっ!助かったニコ♡」
にこ「もうずーっと裸でいたから、風邪ひいちゃったニコ……あっ、あれー!?」
にこ「ない!ない!」ゴソゴソ
にこ「にこの下着が一枚もなーい!」
絵里「……穂乃果、あなたもしかして」
あんじゅ「いつでも遊びに来てね~」
にこ「ありがとう!……ところで」
にこ「誰か、にこの旅行カバン、持ってきてくれた?」
海未「ああ、それなら確か穂乃果が」
穂乃果「はい、にこちゃん!」
にこ「わーっ!助かったニコ♡」
にこ「もうずーっと裸でいたから、風邪ひいちゃったニコ……あっ、あれー!?」
にこ「ない!ない!」ゴソゴソ
にこ「にこの下着が一枚もなーい!」
絵里「……穂乃果、あなたもしかして」
83: 2016/11/04(金) 22:50:12.18 ID:9zs6KWgQ.net
穂乃果「いやー、実はその」
穂乃果「さすがにバッグを二つ持ち運ぶのは重くって」
穂乃果「困ってたら、真姫ちゃんが協力するって言ってくれたから、つい預けちゃった」テヘ
真姫「……」フイッ
花陽「……」フイッ
希「……」フイッ
にこ「もう!穂乃果のおバカー!!」
海未「猫にかつおぶし、ですね」
凛「凛はラーメンの方がありがたいにゃ~」
ことり「めでたしめでたし、ちゅん♪」
穂乃果「さすがにバッグを二つ持ち運ぶのは重くって」
穂乃果「困ってたら、真姫ちゃんが協力するって言ってくれたから、つい預けちゃった」テヘ
真姫「……」フイッ
花陽「……」フイッ
希「……」フイッ
にこ「もう!穂乃果のおバカー!!」
海未「猫にかつおぶし、ですね」
凛「凛はラーメンの方がありがたいにゃ~」
ことり「めでたしめでたし、ちゅん♪」
84: 2016/11/04(金) 22:56:49.98 ID:9zs6KWgQ.net
後日……
にこ「絵里!絵里!」ベタベタ
にこ「今日も絵里は賢くて可愛いニコ♡」
絵里「ちょっと、離れて!」
にこ「つれないニコね。にこはとっても感謝してるニコよ?」
にこ「助けに来てくれた時の絵里、とってもかっこよかったニコ!絵里はまるで王子様ニコ♡」
絵里「そ、そうかしら……」チラッ
希「……」キッ
真姫「……」ギロ
花陽「……」ジーッ
絵里(ひ、ひぃいい……)
にこ「絵里!絵里!」ベタベタ
にこ「今日も絵里は賢くて可愛いニコ♡」
絵里「ちょっと、離れて!」
にこ「つれないニコね。にこはとっても感謝してるニコよ?」
にこ「助けに来てくれた時の絵里、とってもかっこよかったニコ!絵里はまるで王子様ニコ♡」
絵里「そ、そうかしら……」チラッ
希「……」キッ
真姫「……」ギロ
花陽「……」ジーッ
絵里(ひ、ひぃいい……)
85: 2016/11/04(金) 23:18:33.38 ID:9zs6KWgQ.net
海未「もう、二人とも!そろそろ練習を始めますよ!」
海未「せっかく合宿をやり直しに来たんですよ!絵里まで不真面目になってどうするんですか!」
にこ「やーん、海未が怒った!」
にこ「でも絵里が一緒だから大丈夫!だってにこと絵里は一心同体、ニコ♡」
穂乃果「あの二人、前よりずっと仲良しになったね!」
凛「困難は絆を深めるって、本当だにゃ~」
ことり「今夜はにこちゃん特製のボルシチが食べられるかな」
希「……」コーンコーン ←金髪入りの藁人形に釘を打ち込む希
真姫「エリー、この私がエナジードリンクを用意してあげたわよ。飲んで?」
花陽「絵里ちゃん、亜里沙ちゃんがシベリアまで家出したって。助けに行ってあげて?」
絵里「ダレカタスケテェ……」
おしまい
海未「せっかく合宿をやり直しに来たんですよ!絵里まで不真面目になってどうするんですか!」
にこ「やーん、海未が怒った!」
にこ「でも絵里が一緒だから大丈夫!だってにこと絵里は一心同体、ニコ♡」
穂乃果「あの二人、前よりずっと仲良しになったね!」
凛「困難は絆を深めるって、本当だにゃ~」
ことり「今夜はにこちゃん特製のボルシチが食べられるかな」
希「……」コーンコーン ←金髪入りの藁人形に釘を打ち込む希
真姫「エリー、この私がエナジードリンクを用意してあげたわよ。飲んで?」
花陽「絵里ちゃん、亜里沙ちゃんがシベリアまで家出したって。助けに行ってあげて?」
絵里「ダレカタスケテェ……」
おしまい
86: 2016/11/04(金) 23:24:51.06 ID:9zs6KWgQ.net
なんとか休日前に完結させたぞーい。
A-RISEをSSに出すのは初めてだから、口調には苦労させられました。
あと、UTXの生徒会長推しの方々、ごめんなさい。
♡←これがポンコツスマホだと変換できないから、無駄に苦労させられました。
A-RISEをSSに出すのは初めてだから、口調には苦労させられました。
あと、UTXの生徒会長推しの方々、ごめんなさい。
♡←これがポンコツスマホだと変換できないから、無駄に苦労させられました。
87: 2016/11/04(金) 23:42:31.62 ID:Q7/De5de.net
おもろかった
88: 2016/11/04(金) 23:44:01.56 ID:F1wYEcj/.net
にこえりはいいぞ
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