1: 2016/11/03(木) 17:23:52.44 ID:uzEiL/ve.net
とある夜…
千歌「わあっ!曜ちゃん汚れるよー!」
曜「…いいの!」ギュッ
千歌「もう風邪引くよー!」
曜「いいの!」
千歌「恥ずかしいってー!なんで泣いてるのー!」
曜「いいのー!」ギュゥッ
ーーーー
ーーー
ーー
千歌「わあっ!曜ちゃん汚れるよー!」
曜「…いいの!」ギュッ
千歌「もう風邪引くよー!」
曜「いいの!」
千歌「恥ずかしいってー!なんで泣いてるのー!」
曜「いいのー!」ギュゥッ
ーーーー
ーーー
ーー
4: 2016/11/03(木) 17:25:47.55 ID:uzEiL/ve.net
後日、浦の星女学院…
千歌・曜「ふと気づくと重なり合うよ~♪」タッタッ
曜「やった!もう失敗しなくなったね千歌ちゃん!」
千歌「うん♪やっぱり一からステップを変えて良かったね!」
ルビィ「やっぱり幼馴染ですね。息がぴったり!」
果南「これで2人は大丈夫そうだね。本番もその調子でね」
千歌・曜「はいっ!」
果南「マルとルビィも問題ないし、私と鞠莉も上手くいってるね」
鞠莉「イェース!私と果南はイッシンドータイだもの♪」
果南「あとは…」チラッ
千歌・曜「ふと気づくと重なり合うよ~♪」タッタッ
曜「やった!もう失敗しなくなったね千歌ちゃん!」
千歌「うん♪やっぱり一からステップを変えて良かったね!」
ルビィ「やっぱり幼馴染ですね。息がぴったり!」
果南「これで2人は大丈夫そうだね。本番もその調子でね」
千歌・曜「はいっ!」
果南「マルとルビィも問題ないし、私と鞠莉も上手くいってるね」
鞠莉「イェース!私と果南はイッシンドータイだもの♪」
果南「あとは…」チラッ
5: 2016/11/03(木) 17:26:46.67 ID:uzEiL/ve.net
善子・ダイヤ「一途に~未来を呼ぶ心~…」タッタッ
ドンッ
善子「ふぎゃん!」ドサッ
ダイヤ「…また失敗しましたわ」ハァ
善子「もうっ!だからヨハネが近づいたらステップを合わせるように、って言ってるでしょー!」プンプン
ダイヤ「わたくしのせいだと言いたいの!?あなたの足並みが揃ってないからぶつかるんですわ!」
善子「むきー!なにそれ!人間が堕天使に合わせるのは当然じゃないの!」
ダイヤ「はぁ?堕天使風情が人間様に意見など100年早いですわ!」
<ギャーギャー!
千歌「あの2人はなかなか上手くいかないねぇ…」
花丸「だんだん口喧嘩もレベルが低くなってるずら」
ルビィ「お姉ちゃんも善子ちゃんもダンスは抜群なんですけどね…」
ドンッ
善子「ふぎゃん!」ドサッ
ダイヤ「…また失敗しましたわ」ハァ
善子「もうっ!だからヨハネが近づいたらステップを合わせるように、って言ってるでしょー!」プンプン
ダイヤ「わたくしのせいだと言いたいの!?あなたの足並みが揃ってないからぶつかるんですわ!」
善子「むきー!なにそれ!人間が堕天使に合わせるのは当然じゃないの!」
ダイヤ「はぁ?堕天使風情が人間様に意見など100年早いですわ!」
<ギャーギャー!
千歌「あの2人はなかなか上手くいかないねぇ…」
花丸「だんだん口喧嘩もレベルが低くなってるずら」
ルビィ「お姉ちゃんも善子ちゃんもダンスは抜群なんですけどね…」
6: 2016/11/03(木) 17:27:41.04 ID:uzEiL/ve.net
果南「こらっ!いつまでやってるの2人とも!」
善子「だ、だってぇ…この金剛石会長が…」
ダイヤ「その呼び方はおやめなさいと言ったでしょう!」
善子「ねぇ、今からダンスパートのメンバーを変えましょうよ」
ダイヤ「わたくしも賛成ですわ。善子さんとやっていては永遠に上手くいきませんもの」
善子「ヨハネよ!それはこっちのセリフよ!」
果南「だーめ。もう時間がないんだから。それに今回変えたところで、また踊る機会があるかもしれないし」
果南「私が見ててあげるからさ、もう一度やってみよ!」
ダイヤ「…果南さんがそう言うなら」
善子「…わかったわよ」
善子「だ、だってぇ…この金剛石会長が…」
ダイヤ「その呼び方はおやめなさいと言ったでしょう!」
善子「ねぇ、今からダンスパートのメンバーを変えましょうよ」
ダイヤ「わたくしも賛成ですわ。善子さんとやっていては永遠に上手くいきませんもの」
善子「ヨハネよ!それはこっちのセリフよ!」
果南「だーめ。もう時間がないんだから。それに今回変えたところで、また踊る機会があるかもしれないし」
果南「私が見ててあげるからさ、もう一度やってみよ!」
ダイヤ「…果南さんがそう言うなら」
善子「…わかったわよ」
7: 2016/11/03(木) 17:28:45.78 ID:uzEiL/ve.net
善子「ここでターンして…背中を合わせる…と」クルッ
ドンッ
ダイヤ「痛いっ!ちょっと善子さん!こちらに寄りすぎですわよ!」
善子「ふふっ…その衝撃は堕天使の抑えきれないオーラよ…」キメッ
ダイヤ「おだまらっしゃい!自分の非を認めなさい!」
善子「何よさっきから!私は悪くないもん!」プンプン
果南「いい加減にしなっ!」
ゴンッ!
善子・ダイヤ「~~~~っ!?」
鞠莉「ちょっと果南!ゲンコツはダメだよ!」
果南「ご、ごめん!つい…」
4人(い、痛そう…)
ドンッ
ダイヤ「痛いっ!ちょっと善子さん!こちらに寄りすぎですわよ!」
善子「ふふっ…その衝撃は堕天使の抑えきれないオーラよ…」キメッ
ダイヤ「おだまらっしゃい!自分の非を認めなさい!」
善子「何よさっきから!私は悪くないもん!」プンプン
果南「いい加減にしなっ!」
ゴンッ!
善子・ダイヤ「~~~~っ!?」
鞠莉「ちょっと果南!ゲンコツはダメだよ!」
果南「ご、ごめん!つい…」
4人(い、痛そう…)
9: 2016/11/03(木) 17:29:45.03 ID:uzEiL/ve.net
果南「まったく…ケンカばかりしてたら一向に成功しないよ!」
善子・ダイヤ「…はい」シュン
果南「…2人は居残り!教室で課題点を話し合ってから帰ること!」
善子「えー!?」
ダイヤ「2人きりでですの!?」
果南「…いいね?」キッ
善子・ダイヤ「はい…」
善子・ダイヤ「…はい」シュン
果南「…2人は居残り!教室で課題点を話し合ってから帰ること!」
善子「えー!?」
ダイヤ「2人きりでですの!?」
果南「…いいね?」キッ
善子・ダイヤ「はい…」
10: 2016/11/03(木) 17:31:07.78 ID:uzEiL/ve.net
校門前…
千歌「ダイヤさんと善子ちゃん大丈夫かな?」
ルビィ「またケンカにならないといいんですけど」
花丸「どっちも意地っ張りなところがあるから…」
果南「千歌と曜だって克服したんだから。あの2人もきっと大丈夫だよ」
曜「…うん、そうだよね」
鞠莉「ダイヤも善子も頑張り屋だからね☆」
千歌「ダイヤさんと善子ちゃん大丈夫かな?」
ルビィ「またケンカにならないといいんですけど」
花丸「どっちも意地っ張りなところがあるから…」
果南「千歌と曜だって克服したんだから。あの2人もきっと大丈夫だよ」
曜「…うん、そうだよね」
鞠莉「ダイヤも善子も頑張り屋だからね☆」
11: 2016/11/03(木) 17:31:52.85 ID:uzEiL/ve.net
教室…
ダイヤ「ここでわたくしが一歩下がって…」スッ
善子「そしたら私が横に出るわけよね…」スッ
ダイヤ「こうしてやると問題ないのですが…いざ踊ると失敗するんですよね」
善子「ダイヤさんは年ね。一年生の私の動きについてこれないのよ」ウンウン
ダイヤ「はい?減らず口を叩くのはこの口ですか?」ムニー
善子「い、いひゃいいひゃい!ほっぺた伸びちゃうでしょー!」ビローン
ダイヤ「ここでわたくしが一歩下がって…」スッ
善子「そしたら私が横に出るわけよね…」スッ
ダイヤ「こうしてやると問題ないのですが…いざ踊ると失敗するんですよね」
善子「ダイヤさんは年ね。一年生の私の動きについてこれないのよ」ウンウン
ダイヤ「はい?減らず口を叩くのはこの口ですか?」ムニー
善子「い、いひゃいいひゃい!ほっぺた伸びちゃうでしょー!」ビローン
12: 2016/11/03(木) 17:32:45.97 ID:uzEiL/ve.net
善子「あーあ、私のパートナーがルビィか花丸なら良かったなー」
ダイヤ「…なんですって?」ピク
善子「だってスクールアイドルやってたダイヤさんより、あの2人の方が上手いんだもーん」
ダイヤ「お黙りなさい!わたくしだってあなた以外のメンバーなら、こんなに苦労してませんわ!」
ダイヤ「いえ、きっと相手がチンパンジーでもあなたよりはマシですわね」クス
善子「な、な、なっ…!なんですって~!」カァアアア
ダイヤ「…なんですって?」ピク
善子「だってスクールアイドルやってたダイヤさんより、あの2人の方が上手いんだもーん」
ダイヤ「お黙りなさい!わたくしだってあなた以外のメンバーなら、こんなに苦労してませんわ!」
ダイヤ「いえ、きっと相手がチンパンジーでもあなたよりはマシですわね」クス
善子「な、な、なっ…!なんですって~!」カァアアア
13: 2016/11/03(木) 17:33:28.30 ID:uzEiL/ve.net
善子「なによ!金剛石!高度1のポンコツ生徒会長!」
ダイヤ「ポ…ポンコツですって!?エリーチカの悪口は許しませんわ!」
善子「いやいや!ダイヤさんのことだけど!?」
ダイヤ「そ、そういうあなたはエセ堕天使ですわ!ポンコツ悪魔!」
善子「むきー!もう知らない!絶対に一緒に踊らないんだからっ!」
善子・ダイヤ「ふんっ!」プイッ
ダイヤ「ポ…ポンコツですって!?エリーチカの悪口は許しませんわ!」
善子「いやいや!ダイヤさんのことだけど!?」
ダイヤ「そ、そういうあなたはエセ堕天使ですわ!ポンコツ悪魔!」
善子「むきー!もう知らない!絶対に一緒に踊らないんだからっ!」
善子・ダイヤ「ふんっ!」プイッ
14: 2016/11/03(木) 17:34:31.54 ID:uzEiL/ve.net
津島家…
善子「うぅ~…なんであんなこと言っちゃったんだろ…」
善子「どうしてダイヤさんといるとケンカしちゃうのかしら…そんなつもりは無いのに…」
善子「誰かに相談しようかな…。でももしダイヤさんの耳に入ったら気まずいし…」
善子「そうだわ!東京にいるリリーなら大丈夫よね!」ポチッ
Prrrrr…
梨子『もしもし?よっちゃん?』
善子「リリー!助けてー!」ワーン
梨子『ええっ!?ど、どうしたの?』
善子「うぅ~…なんであんなこと言っちゃったんだろ…」
善子「どうしてダイヤさんといるとケンカしちゃうのかしら…そんなつもりは無いのに…」
善子「誰かに相談しようかな…。でももしダイヤさんの耳に入ったら気まずいし…」
善子「そうだわ!東京にいるリリーなら大丈夫よね!」ポチッ
Prrrrr…
梨子『もしもし?よっちゃん?』
善子「リリー!助けてー!」ワーン
梨子『ええっ!?ど、どうしたの?』
15: 2016/11/03(木) 17:35:45.01 ID:uzEiL/ve.net
黒澤家…
ダイヤ「ただいま帰りましたわ…」
ルビィ「おかえりお姉ちゃん!善子ちゃんとの練習はどうだった?」
ダイヤ「え?そ、それはその…」メソラシ
ルビィ(あれれ…うまくいってないのかな…?)
ダイヤ(何であんなことを言ってしまったのかしら。本心では無いのに…)
ダイヤ(こういう時は…)ポチッ
Prrrrr…
果南『はい、もしもし』
ダイヤ「果南さーん!お助けをー!」ワーン
果南『ど、どうしたのダイヤ!?』
ダイヤ「ただいま帰りましたわ…」
ルビィ「おかえりお姉ちゃん!善子ちゃんとの練習はどうだった?」
ダイヤ「え?そ、それはその…」メソラシ
ルビィ(あれれ…うまくいってないのかな…?)
ダイヤ(何であんなことを言ってしまったのかしら。本心では無いのに…)
ダイヤ(こういう時は…)ポチッ
Prrrrr…
果南『はい、もしもし』
ダイヤ「果南さーん!お助けをー!」ワーン
果南『ど、どうしたのダイヤ!?』
16: 2016/11/03(木) 17:36:33.85 ID:uzEiL/ve.net
善子の部屋…
善子「…というわけなの。なぜかダイヤさんとのダンスが上手くいかなくて…」
善子「みんなはちゃんと踊れてるから…それでちょっとイライラしちゃってヒドいことを…」
梨子「そう…だったのね…」
梨子(この前の曜ちゃんみたいな相談ね…)
善子「2人で前に出なきゃいけないところで必ずぶつかるの。もっとダイヤさんが前に行けばいいのよ…」
善子「…私なんかよりもダイヤさんの方が目立つべきなのに…」
梨子「…ん?」
善子「…というわけなの。なぜかダイヤさんとのダンスが上手くいかなくて…」
善子「みんなはちゃんと踊れてるから…それでちょっとイライラしちゃってヒドいことを…」
梨子「そう…だったのね…」
梨子(この前の曜ちゃんみたいな相談ね…)
善子「2人で前に出なきゃいけないところで必ずぶつかるの。もっとダイヤさんが前に行けばいいのよ…」
善子「…私なんかよりもダイヤさんの方が目立つべきなのに…」
梨子「…ん?」
17: 2016/11/03(木) 17:37:13.00 ID:uzEiL/ve.net
ダイヤの部屋…
ダイヤ「…というわけです。あのあと教室で口論になってしまい…」
果南『…そっか。ごめんね、2人だけで残しちゃって』
ダイヤ「いえ…わたくしが悪いんですわ。善子さんを傷つけてしまったのですから…」
ダイヤ「わたくしは、奥手な善子さんをもっと前に出してあげたいだけなんですが…」
果南「…ん?」
ダイヤ「…というわけです。あのあと教室で口論になってしまい…」
果南『…そっか。ごめんね、2人だけで残しちゃって』
ダイヤ「いえ…わたくしが悪いんですわ。善子さんを傷つけてしまったのですから…」
ダイヤ「わたくしは、奥手な善子さんをもっと前に出してあげたいだけなんですが…」
果南「…ん?」
18: 2016/11/03(木) 17:38:08.42 ID:uzEiL/ve.net
梨子『よっちゃん、もしかして遠慮してダイヤさんを前に出そうとしてるんじゃない?』
善子「…そ、そんなこと無いわよ!このヨハネが人間に気を使うなんて…」
善子「…」
善子「…あるかもしれない」
梨子『やっぱり』
善子「だ、だって!ダイヤさんは3年生だもん!私はまだ1年だし…」
善子「それに…私がスクールアイドルなんてガラじゃ無いって…今でも考えちゃうの!」
善子「ダイヤさんの方がずっとずっと可愛いし…私なんかより前に出た方がいいだろうし…」
梨子『…』
梨子『はあ…よっちゃん、そんなこと考えていたのね。これは帰ったらお仕置きしないとダメね』
善子「…そ、そんなこと無いわよ!このヨハネが人間に気を使うなんて…」
善子「…」
善子「…あるかもしれない」
梨子『やっぱり』
善子「だ、だって!ダイヤさんは3年生だもん!私はまだ1年だし…」
善子「それに…私がスクールアイドルなんてガラじゃ無いって…今でも考えちゃうの!」
善子「ダイヤさんの方がずっとずっと可愛いし…私なんかより前に出た方がいいだろうし…」
梨子『…』
梨子『はあ…よっちゃん、そんなこと考えていたのね。これは帰ったらお仕置きしないとダメね』
19: 2016/11/03(木) 17:39:07.84 ID:uzEiL/ve.net
善子「ち、ちょっと何よそれ!お仕置きって何する気よ!?」
梨子『おしりペンペンに決まってるじゃない』
善子「ひっど!そこは感動して慰めてくれるとこでしょー!」ムキー
ダイヤ『もしかしたら…ダイヤさんも似たようなことを考えていたんじゃないかな?』
善子『え…?』
ダイヤ『だから同じように動いて…それで失敗してたのかもしれないわ』
善子(ダイヤさんも…?)
梨子『おしりペンペンに決まってるじゃない』
善子「ひっど!そこは感動して慰めてくれるとこでしょー!」ムキー
ダイヤ『もしかしたら…ダイヤさんも似たようなことを考えていたんじゃないかな?』
善子『え…?』
ダイヤ『だから同じように動いて…それで失敗してたのかもしれないわ』
善子(ダイヤさんも…?)
20: 2016/11/03(木) 17:39:58.47 ID:uzEiL/ve.net
梨子『…よっちゃん、自分に自信が無くて前に出れなかったのは私も同じ』
梨子『地味な私がスクールアイドルなんて考えられなかったし…』
梨子『大勢の前でピアノを発表するなんて…想像もしていなかった』
善子「あ…そっか、もうすぐピアノの本番…」
梨子『でもね、今は怖くないの。離れていても大切なみんながいるから』
梨子『地味な私がスクールアイドルなんて考えられなかったし…』
梨子『大勢の前でピアノを発表するなんて…想像もしていなかった』
善子「あ…そっか、もうすぐピアノの本番…」
梨子『でもね、今は怖くないの。離れていても大切なみんながいるから』
21: 2016/11/03(木) 17:40:47.79 ID:uzEiL/ve.net
梨子『よっちゃん、Aqoursの中で誰が一番とかじゃない。誰かが自分より優れてるなんて関係ない』
梨子『自分にしか出来ないこと。自分がやれることを考えてみて』
梨子『きっと…それが一番ダイヤさんとよっちゃん自身のためになると思うから』
善子「リリー…」
善子「…分かった!今からちょっと行ってくる!」
梨子『え?どこに?』
善子「ダイヤさんのところ!早く行かないとバスが終わっちゃう!」
梨子『…そっか!気をつけてね、よったゃん!』
善子「リリーはあんまり同人誌ばっかり買っちゃダメよ!」
梨子(…え?うそバレてる?なんで!?)ガーン
梨子『自分にしか出来ないこと。自分がやれることを考えてみて』
梨子『きっと…それが一番ダイヤさんとよっちゃん自身のためになると思うから』
善子「リリー…」
善子「…分かった!今からちょっと行ってくる!」
梨子『え?どこに?』
善子「ダイヤさんのところ!早く行かないとバスが終わっちゃう!」
梨子『…そっか!気をつけてね、よったゃん!』
善子「リリーはあんまり同人誌ばっかり買っちゃダメよ!」
梨子(…え?うそバレてる?なんで!?)ガーン
22: 2016/11/03(木) 17:41:40.65 ID:uzEiL/ve.net
果南『ダイヤ…もしかして無意識に後ろに下がってない?』
ダイヤ「えっ…そ、そんなことは…」
ダイヤ「…」
ダイヤ「…思い当たるかもしれません。わたくし…善子さんを目立たせようとしてるのかも」
果南『やっぱり…なんでそんなこと思ってるの?』
ダイヤ「…練習してるときの善子さん、とってもイキイキしてるんです」
ダイヤ「あの子…堕天使キャラで強がったりしていますが、本当は繊細で傷付きやすいのを知っています」
ダイヤ「だから善子さんの楽しそうな姿を見てると…もっと前に出さないと…!って思ってしまうんです」
果南『…だったら本人に言えばいいのに。あんな喧嘩腰にならなくてもさ』
ダイヤ「そ、それは…!照れ臭いじゃないですか!あの子にそんなことを言うのは…」
果南(…まったくもう。めんどくさいんだから)クスッ
ダイヤ「えっ…そ、そんなことは…」
ダイヤ「…」
ダイヤ「…思い当たるかもしれません。わたくし…善子さんを目立たせようとしてるのかも」
果南『やっぱり…なんでそんなこと思ってるの?』
ダイヤ「…練習してるときの善子さん、とってもイキイキしてるんです」
ダイヤ「あの子…堕天使キャラで強がったりしていますが、本当は繊細で傷付きやすいのを知っています」
ダイヤ「だから善子さんの楽しそうな姿を見てると…もっと前に出さないと…!って思ってしまうんです」
果南『…だったら本人に言えばいいのに。あんな喧嘩腰にならなくてもさ』
ダイヤ「そ、それは…!照れ臭いじゃないですか!あの子にそんなことを言うのは…」
果南(…まったくもう。めんどくさいんだから)クスッ
24: 2016/11/03(木) 17:42:17.10 ID:uzEiL/ve.net
果南『ダイヤって意外と引っ込み思案なとこあるからなぁ。小さい頃に鞠莉に話しかける時オドオドしてたし』
ダイヤ「うっ…」
果南『でも…ダイヤがちゃんと踊り切ることができたらさ。それは善子も輝くってことじゃないかな』
ダイヤ「え…?」
果南『どっちかが身を引いたから相手が目立つなんて無いよ。ダイヤと善子、2人で1人なんだから』
果南『私は…息ピッタリな2人のダンスを見てみたいな』
ダイヤ「果南さん…」
ダイヤ「うっ…」
果南『でも…ダイヤがちゃんと踊り切ることができたらさ。それは善子も輝くってことじゃないかな』
ダイヤ「え…?」
果南『どっちかが身を引いたから相手が目立つなんて無いよ。ダイヤと善子、2人で1人なんだから』
果南『私は…息ピッタリな2人のダンスを見てみたいな』
ダイヤ「果南さん…」
25: 2016/11/03(木) 17:43:11.07 ID:uzEiL/ve.net
果南『それに…ダイヤと善子ってどこか似てるしね。きっと相性バツグンだよ!』
ダイヤ「わ、わたくしと善子さんが似てる…?あの堕天使とですか!?」
果南『なんとなくね♪お互い不器用なところがさ』
ダイヤ「不器用…そうかもしれませんわね…」
ダイヤ(善子さんも踊りながら同じように考えていたのでしょうか…)
ダイヤ「…」
ダイヤ「…わたくし、今から善子さんのところに行ってきます」
ダイヤ「おそらく不器用な彼女も…今のわたくしみたいに悩んでるはずですから」
果南『…うん、分かった!行っておいでよ!』
ダイヤ「わ、わたくしと善子さんが似てる…?あの堕天使とですか!?」
果南『なんとなくね♪お互い不器用なところがさ』
ダイヤ「不器用…そうかもしれませんわね…」
ダイヤ(善子さんも踊りながら同じように考えていたのでしょうか…)
ダイヤ「…」
ダイヤ「…わたくし、今から善子さんのところに行ってきます」
ダイヤ「おそらく不器用な彼女も…今のわたくしみたいに悩んでるはずですから」
果南『…うん、分かった!行っておいでよ!』
26: 2016/11/03(木) 17:43:52.71 ID:uzEiL/ve.net
三津郵便局バス停…
ブロロロ…
善子「早くダイヤさんの家に行かないと…」
ダイヤ「あっ…善子さん!?」
善子「ダ、ダイヤさん!どうしてここに…」
ダイヤ「それは、その…バスで善子さんの家に行こうかと…」
善子「えっ…?」
善子・ダイヤ「…」
ブロロロ…
善子「早くダイヤさんの家に行かないと…」
ダイヤ「あっ…善子さん!?」
善子「ダ、ダイヤさん!どうしてここに…」
ダイヤ「それは、その…バスで善子さんの家に行こうかと…」
善子「えっ…?」
善子・ダイヤ「…」
27: 2016/11/03(木) 17:44:42.13 ID:uzEiL/ve.net
善子「わ、私は…」
善子「練習しようと思って来たの!ダイヤさんがいつまでたっても上達しないから!」
ダイヤ「わ、わたくしもそう思ってましたわ!善子さんが足を引っ張りますからね!」
善子「そ、そっちが全然前に出ようとしないから!私が気を遣って…!」
ダイヤ「あ、あなたこそ!自分にもっと自信を持つべきですわ!」
善子・ダイヤ「はぁ…はぁ…」
善子・ダイヤ「…」
善子・ダイヤ「…ぷっ!」
善子「練習しようと思って来たの!ダイヤさんがいつまでたっても上達しないから!」
ダイヤ「わ、わたくしもそう思ってましたわ!善子さんが足を引っ張りますからね!」
善子「そ、そっちが全然前に出ようとしないから!私が気を遣って…!」
ダイヤ「あ、あなたこそ!自分にもっと自信を持つべきですわ!」
善子・ダイヤ「はぁ…はぁ…」
善子・ダイヤ「…」
善子・ダイヤ「…ぷっ!」
28: 2016/11/03(木) 17:45:11.76 ID:uzEiL/ve.net
善子・ダイヤ「あはははは…!」
善子「なんていうか…」クス
ダイヤ「似てますわね、わたくしたち…素直じゃないところが」クス
善子「2人揃って独り相撲だったみたいね」
善子「…」
善子「なんていうか…」クス
ダイヤ「似てますわね、わたくしたち…素直じゃないところが」クス
善子「2人揃って独り相撲だったみたいね」
善子「…」
29: 2016/11/03(木) 17:46:19.29 ID:uzEiL/ve.net
善子「…ダイヤさん、来てくれてありがとう」
ダイヤ「な、なんですの!突然お礼だなんて…」
善子「いーのー!」ギュッ
ダイヤ「こ、こら離れなさい!暑苦しいですわ!」
善子「ふふーんだ!離さないもーん!」ギュゥッ
ダイヤ「まったく…変な子ですわね」クス
ダイヤ(こちらこそ…ありがとうございます)
ダイヤ「な、なんですの!突然お礼だなんて…」
善子「いーのー!」ギュッ
ダイヤ「こ、こら離れなさい!暑苦しいですわ!」
善子「ふふーんだ!離さないもーん!」ギュゥッ
ダイヤ「まったく…変な子ですわね」クス
ダイヤ(こちらこそ…ありがとうございます)
30: 2016/11/03(木) 17:47:20.63 ID:uzEiL/ve.net
黒澤家…
ルビィ「~♪」
善子・ダイヤ「一途に~未来を呼ぶ心~」タッタッ…
スタッ
善子「や、やった!出来たわ!」
ダイヤ「やりましたわね、善子さん!アドリブで手を合わせてみましたが、断然こちらの方がいいですわ」
ルビィ「お姉ちゃんも善子ちゃんもすっごくかっこよかったよ!」
善子「ふふっ、当然ね!ヨハネが本気を出したらこんなもんよ!」
ダイヤ「こら!調子に乗るんじゃありません!本番までビシッと仕上げますからね?」
善子「わ、わかってるわよ~!」
ルビィ「~♪」
善子・ダイヤ「一途に~未来を呼ぶ心~」タッタッ…
スタッ
善子「や、やった!出来たわ!」
ダイヤ「やりましたわね、善子さん!アドリブで手を合わせてみましたが、断然こちらの方がいいですわ」
ルビィ「お姉ちゃんも善子ちゃんもすっごくかっこよかったよ!」
善子「ふふっ、当然ね!ヨハネが本気を出したらこんなもんよ!」
ダイヤ「こら!調子に乗るんじゃありません!本番までビシッと仕上げますからね?」
善子「わ、わかってるわよ~!」
31: 2016/11/03(木) 17:48:00.56 ID:uzEiL/ve.net
ダイヤ「…さて、もう遅いですわ。善子さん、今日はウチに泊まりなさい」
善子「え?いいの?」
ダイヤ「ええ」
ルビィ「やったー!善子ちゃん、一緒にお風呂入ろうよー!」グイッ
善子「わ、分かったわよ!引っ張らないでー!」
ルビィ「お姉ちゃんも入ろっ♪」
ダイヤ「ええ、いま行きますわ」フフ
ダイヤ(そう言えば…)
善子「え?いいの?」
ダイヤ「ええ」
ルビィ「やったー!善子ちゃん、一緒にお風呂入ろうよー!」グイッ
善子「わ、分かったわよ!引っ張らないでー!」
ルビィ「お姉ちゃんも入ろっ♪」
ダイヤ「ええ、いま行きますわ」フフ
ダイヤ(そう言えば…)
32: 2016/11/03(木) 17:49:56.34 ID:uzEiL/ve.net
ライブ前…
ーそう言えば…前に千歌さんが言っていましたわ。
ー輝くってことは、自分一人じゃ無くて他の誰かと手を取り合うことだと。
ーそれがスクールアイドルの輝き…なのかしら…?
ーええ、きっとそうですわ。…さあ、行きましょう善子さん!ラブライブに向けて…!
ーうん!Aqours…サンシャイン!
ー想いよひとつになれー
ーこの時を待っていたー
おわり
ーそう言えば…前に千歌さんが言っていましたわ。
ー輝くってことは、自分一人じゃ無くて他の誰かと手を取り合うことだと。
ーそれがスクールアイドルの輝き…なのかしら…?
ーええ、きっとそうですわ。…さあ、行きましょう善子さん!ラブライブに向けて…!
ーうん!Aqours…サンシャイン!
ー想いよひとつになれー
ーこの時を待っていたー
おわり
33: 2016/11/03(木) 17:51:26.57 ID:uzEiL/ve.net
|c||´.-`|| おわり。短くてすみませんわ。
35: 2016/11/03(木) 17:53:13.36 ID:Xp/QRWlc.net
|c||^.-^|| いいですわゾ
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