1: 2015/04/10(金) 20:25:20.97 ID:G1Zq3D09.net
海未ママ「きぃちゃん、きぃちゃん」ハァハァ

穂乃果ママ「あんっ、お、お互い結婚して子供も大きくなってるんだから、あっ......もうこういうのは!」ビクッ

海未ママ「...ふふっ、そんな事言うわりには随分気持ち良さそう、ですね?」ニヤッ

穂乃果ママ「っ////」カァァ

5: 2015/04/10(金) 20:28:33.22 ID:G1Zq3D09.net
海未ママ「最近、昔の事をよく思い出すのです」

穂乃果ママ「......え?」

海未ママ「音ノ木坂での思い出を...あなたと二人で過ごした、あの煌めくような日々の事を」

穂乃果ママ「や、やめてよそんな事、本当に年寄りみたいじゃない」

海未ママ「そして、人気のない生徒会室での、あなたとの初めてのレOセッ」穂乃果ママ「やめんかい」ドスッ

海未ママ「ぐふっ、この切れのあるツッコミ...やはりきぃちゃんは何も変わりませんね」
穂乃果ママ「あなたも悪い意味で変わってないわね」

穂乃果ママ「...変わらないものなんて無いわ、見てよこのお腹、もうそろそろおばさんもいいとこね」

海未ママ「どれどれ」穂乃果ママ「ぎゃー!!舐めるなーっ!!」ドスッ

7: 2015/04/10(金) 20:32:58.91 ID:G1Zq3D09.net
海未ママ「...くすっ、何も変わりませんよ、きぃちゃんは何時までも私の大好きなきぃちゃんです」サスサス

穂乃果ママ「......そんなこと」

海未ママ「あの時と同じ、汗の味です」ハァハァ
穂乃果ママ「あんたはそろそろ変わった方がいいと思うわ」

海未ママ「酷いです...家では良き妻、良き母として振る舞っているのに...」オヨヨ

穂乃果ママ「......」

穂乃果ママ「浮気する奴の何が良い奥さんなのよ、しかも女と」

海未ママ「...そう、ですね」

穂乃果ママ「もう、止めましょうこんな関係は...何時までもこんな事を続けてたら私達だけじゃなくて、子供たちまで......んっ!!」

海未ママ「...んっ、ちゅっ...」

穂乃果ママ「ぷはっ! ちょ、やめて!やめなさ...っ!! ......やぁっ」ビクンッ

10: 2015/04/10(金) 20:37:44.58 ID:G1Zq3D09.net
「くすぐったいですか?」

「あなたは昔から...んっ、こうされるのが好きでしたよね♪」

「ほら、楽にして...全てを私に委ねて...」

「かわいい、かわいいです」

「...大好きです、きぃちゃん...」

13: 2015/04/10(金) 20:43:27.43 ID:G1Zq3D09.net
穂乃果ママ「......」

海未ママ「....お茶、淹れますね」ニコッ

穂乃果ママ「...ん、お願い」

海未ママ「......」トポポッ

穂乃果ママ「あー...」

穂乃果ママ「...くっ、また流されて...しちゃった」ズーン

海未ママ「シちゃいましたね♪////」ポッ
穂乃果ママ「うるさい色情魔」

穂乃果ママ「はあああ...もう、ある程度歳をいったらこういう感じにはならないと思ってたのに!」

海未ママ「こういう感じ、とは?」

穂乃果ママ「...えっと、ほら、その、そういう...///」モジモジ

海未ママ「ああ、絶頂という事ですか?」
穂乃果ママ「やめて!なんかその言い方ますます嫌らしいからぁ!////」

海未ママ「それはほら、私のテクニックです、テクニック!」クイックイッ
穂乃果ママ「その指の動きもやめてよっ!///」

海未ママ「ふふっ、昔みたいに名前で呼んで甘えてくれても良いんですよ?きぃちゃん♪」クスッ
穂乃果ママ「園田ァ!!」海未ママ「その呼び方はやめてくださいっ!!」

19: 2015/04/10(金) 20:48:56.65 ID:G1Zq3D09.net
穂乃果ママ「......」ズズッ

穂乃果ママ「...お茶美味しい」

海未ママ「ふふっ、良かったです」

穂乃果ママ「あなたの唯一の特技だものね」
海未ママ「きぃちゃんの中の私の評価、どれだけ低いんですか?」

穂乃果ママ「...なんか、こうしてると...」

海未ママ「学生の頃を思い出す、ですか?」

穂乃果ママ「うん、そうよ。そう...」

穂乃果ママ「あなたと同じ、私も、何時だって昔の事を懐かしんで......」


穂乃果ママ「後悔、しているわ」

海未ママ「......」

23: 2015/04/10(金) 20:57:18.09 ID:G1Zq3D09.net
穂乃果ママ「聞いていい?」

海未ママ「......なんでしょうか?」

穂乃果ママ「...私の事、まだ好きなの?」

海未ママ「好きじゃなかったらこんな事しませんよ」

穂乃果ママ「っ!」

穂乃果ママ「......だったら...」


穂乃果ママ「だ っ た ら! ど う し て 私 を 捨 て た の っ !?」

26: 2015/04/10(金) 21:05:40.24 ID:G1Zq3D09.net
海未ママ「......」

穂乃果ママ「あなたが!あなたがぁ!先に私を置いて結婚して!!」

穂乃果ママ「ずっと、ずっと一緒にいたのに、あなたと一緒なら最後まで一緒に生きていけると思ってたのに...どうして急に...」


穂乃果ママ「...私の...何が悪かったのよぉ...」グスッ


海未ママ「...あなたは、何も悪くないです」ナデナデ

海未ママ「きぃちゃん、あなたは何も悪くないんですよ」ギュッ...


海未ママ「全て、私が悪いんです...家の事とか、周囲の期待とか」

海未ママ「不安に耐えきれなかった...私が」


海未ママ「あなたを信じきれなかった、私の弱さが...あなたを苦しめてしまった」

27: 2015/04/10(金) 21:11:37.30 ID:G1Zq3D09.net
穂乃果ママ「っ......ぐすっ......うぇ......」ポロポロ

海未ママ(そして今も...私の欲望が、あなたをこんなにも傷つけているのに...)

海未ママ(止められない、私の弱さをどうか許して...)


海未ママ「......ごめんなさい、きぃちゃん...本当に、ごめんなさい......」ポロポロ

28: 2015/04/10(金) 21:13:10.08 ID:G1Zq3D09.net
「さぁ!ここは新天地!今日からバリバリと働くわよ!!」

「はい、きぃちゃん!私は専業主婦として頑張ってお昼寝しますね!」

「働けー!!女同士で専業主婦もあるか!!」ドスッ

「ぐふぅ!や、やめてください!お腹の中の子供が......!」サスサス

「いないわよそんなの!!」 「!?」ガーン!!

「ったくもう、ちゃんとしてよ本当に!二人で駆け落ちなんかしちゃったんだから...路頭に迷ったらどうすんのよー」

「ふふっ......」

「なに?ニヤニヤして」

「ねぇ、きぃちゃん」

「ん?」


「幸せに、なりましょうね?」

「......当たり前、でしょ?」

29: 2015/04/10(金) 21:14:55.50 ID:G1Zq3D09.net
「......さん」

穂乃果ママ「......んあ」

「おかあさん!」ユサユサ

穂乃果ママ「っ!」ビクッ

穂乃果「もー!なにやってんの店番しながら寝ちゃって!」

穂乃果ママ「あ......ごめん」

32: 2015/04/10(金) 21:28:27.62 ID:G1Zq3D09.net
穂乃果「お客さんいないから良かったもののー!んもー!」プンスカ!!

穂乃果ママ「......」


穂乃果ママ(...なんて、都合の良い、夢を)


穂乃果「お母さん」

穂乃果ママ「え?なに?」

穂乃果「どうして、泣いてるの?」

穂乃果ママ「え!? あ、あらやだ...ゴミが入ったのかしら?」ゴシゴシ

穂乃果「...お母さん、なんか、最近変だよ?」

穂乃果ママ「......」

穂乃果ママ「穂乃果」

穂乃果「ん?なに? わわっ!」ギュゥ


穂乃果ママ「...大好きよ、穂乃果」ギュゥ

33: 2015/04/10(金) 21:36:14.93 ID:G1Zq3D09.net
穂乃果「ふぇ?な、なに急に!?///」

穂乃果ママ「なんでもなーい♪」スリスリ

穂乃果「変なお母さん! ...えへへ♪」スリスリ


穂乃果ママ(今、私は幸せだ)

穂乃果ママ(優しい旦那と可愛い娘2人)

穂乃果ママ(きっと、彼女も同じ筈で)

穂乃果ママ(それでもふとした時に、考えてしまうのだ)

穂乃果ママ(もっと違う未来があったんじゃないかと、あの子と一緒に生きる道が、何処かに用意されていたんじゃないかと...)

穂乃果ママ(そんなどうしようもない未練が...過去への執着が)

穂乃果ママ(今、私を緩やかな破滅に追いやっているように思う)

穂乃果ママ(だって今こうしている時だって、次の彼女との逢瀬を、恋い焦がれてしまうくらいなのだから......)

40: 2015/04/10(金) 21:48:42.50 ID:G1Zq3D09.net
穂乃果ママ「穂乃果ー」

穂乃果「なぁに?」


穂乃果ママ「あんた、海未ちゃんの事、好き?」

穂乃果「......」


穂乃果「//////」ボフッ

穂乃果ママ「」


穂乃果「な、なななななんでそんな事聞くのかな!?///」アセアセ

穂乃果ママ(うはー、血は争えないというか、蛙の子は蛙というか...)


穂乃果ママ「...後悔はしないようにしなさいよ、ほんとに」ナデナデ

穂乃果「???」キョトン

44: 2015/04/10(金) 22:10:34.38 ID:G1Zq3D09.net
海未ママ「うとうと...」

海未「あの、師匠、終わりましたが...」

海未ママ「......はわっ! は、はい結構です、素晴らしかったですよ海未さん!」ワタワタ

海未「はい師匠! 早朝からお稽古をつけていただき、ありがとうございました!」ペコリ

海未ママ「...ふふっ」

海未「? どうしました?」

海未ママ「あ、いえ...なんでもありません。お疲れ様でした、海未さん」ニコッ

45: 2015/04/10(金) 22:33:25.23 ID:G1Zq3D09.net
海未「...あ、お母さま、申しわけないのですが、今晩練習後出かけるので帰りが遅くなるかもしれません」

海未ママ「あら、そうなのですか?お夕飯はどうします?」

海未「えっと、できたら外で頂きたいのですが...」モジモジ

海未ママ「ええ、勿論良いですよ♪」ニコッ

海未「! あ、ありがとうございます♪」パァァ♪

海未ママ(...我が娘ながら、押し倒したくなるくらいの可愛さですね///)キュンキュン

海未ママ「...時に海未さん、その外食はどなたと?」

海未「あ、えっと穂乃果と二人きりです」

海未ママ「......」ンゴゴゴゴゴ...

海未「......お母さま?」


海未ママ「...避妊はしっかりするのですよ、最近は女同士でもあいぴーえす細胞なるものが...」

海未「...は?」キョトン

48: 2015/04/10(金) 22:50:15.07 ID:G1Zq3D09.net
穂乃果ママ「よしっ、今日も店じまいっと...」ガララッ

穂乃果ママ「ん~、最近肩凝り酷いなぁ~」トントン

穂乃果ママ「本格的にマッサージの導入を考えてみようかしら?」

海未ママ「おや、ちょうど良いとこにこんな物が...」ブブブブブブ!!

穂乃果ママ「どこから入ってきた」ゲシッ
海未ママ「あぁっ!秘蔵のマッサージ器がーっ!!」ガーン!!


穂乃果ママ「あーなーたねー!いい加減にしなさいよ!?本気で家庭を崩壊させる気!?」グリグリ

海未ママ「あっ!あっ!あっ!!///」ビクビクッ
穂乃果ママ「変な声を出すなぁっ!!」ゲシッ

49: 2015/04/10(金) 22:59:48.49 ID:G1Zq3D09.net
穂乃果ママ「それで......今日はなんの用?」

海未ママ「よくぞ聞いてくれました!あの人ったら酷いんですよ!?」

海未ママ「私のお風呂上がりに用意していたぷりんを食べてしまって!!もうあんな人知りません!!」

穂乃果ママ「子供かっ!!」ガーン!!

海未ママ「そんなわけでぷち家出です!あの人が謝りにくるまでここにいますよ!!」プンスカ

穂乃果ママ「......」ピポパ プルルル


穂乃果ママ「...あ、もしもし園田さんのお宅ですか?お宅の奥さんが夜分に押し掛けてきてるのでお引き取りお願いします」

海未ママ「」

穂乃果ママ「か・え・れ☆」ニッコリ☆

海未ママ「後生ですからそんな冷たいことを言わないでください!ほら、マッサージ器もありますから♪」ブブブブブブ!!

穂乃果ママ「押し付けるなぁっ!!////さっさとしまいなさいよそれ!!もし旦那に見られたら......」


穂乃果パパ「......」ジー

穂乃果ママ「」

50: 2015/04/10(金) 23:02:30.93 ID:G1Zq3D09.net
海未ママ「あら、お久しぶりです。ごきげんよう旦那さま♪」ブブブブブブ!!

穂乃果ママ(挨拶とかいいから!!早くそれしまってぇ!!)アセアセ

海未ママ(ちゅーしてくれたらしまいます!)
穂乃果ママ(あ"あ"あ"あ"あぁぁぁあ"っ!!!!)

穂乃果パパ「......」ジー

穂乃果ママ「あ、あの!あなた!これは違うの、そのあのね...!」ダラダラ

穂乃果パパ「......」ウーン

穂乃果パパ「( ω)b」グッ!

穂乃果ママ「」

穂乃果パパ「......」ウンウン

スタスタスタ...

穂乃果ママ「......何がっ!?」ガーン!!

海未ママ「きぃちゃん!旦那さまのお許しが出ましたよ!!」キラキラ☆

穂乃果ママ「あれ違う!絶対わかってないやつだかr...って、だから押し付けるなぁぁっ!!///」ブブブブブブ!!

海未ママ「さぁ!さっそくきぃちゃんのお部屋でこのマッサージ器の性能をじっくりねっとり試しましょう♪」ルンルン

穂乃果ママ「......だ、だれか助けてぇぇーーー!!!」ズリズリズリ...



おしまい

58: 2015/04/10(金) 23:29:44.15 ID:YYtOpcVc.net

引用: 穂乃果ママ「......もう、いい加減にしてよ」