1: 2016/11/08(火) 21:04:28.69 ID:Mqr7hkyh.net
善子「こ、これは堕天使的にと言うか人間としてまずいわ!」
善子「ん?何がまずいかって?」
善子「いいわ、教えてあげる」
善子「しっかり聞くのよリトルデーモン達」
善子「それは……」
善子「お小遣いがなくなっちゃったのお~~!!」ウワーン
善子「ん?何がまずいかって?」
善子「いいわ、教えてあげる」
善子「しっかり聞くのよリトルデーモン達」
善子「それは……」
善子「お小遣いがなくなっちゃったのお~~!!」ウワーン
2: 2016/11/08(火) 21:05:21.89 ID:Mqr7hkyh.net
花丸「んで、なんでマルに相談してくるずら」
善子「い、いいじゃない!」
花丸「マルは普段はそんなに使わないからなくなるような事ないずら」
善子「え?じゃあ少しくれるわけ?」
花丸「なんでそうなるずら」
花丸「あ、そうだ」
善子「お!何か案があるのね!!」
花丸「いや、普通にバイトすればいいんじゃないずら?」
善子「」
花丸「んで、どこに行くつもりずら?」
善子「ギクッ……いや、お手洗いに…」
花丸「話はすぐ終わるからここにいるずら」
善子「うぎぎぎ…」
花丸「でも、どうして急にお金が必要になったずら?」
善子「う……欲しい物が出来たのよ……」
花丸「欲しい物?」
善子「そう!だけどその前の日に他のを買い過ぎて」
花丸(また堕天使グッズずら……)
善子「だからどうしてもお金が欲しいの!」
花丸「いや、だからバイトするずら」
善子「バイトやだ!」
花丸「……」
善子「あ、ごめん。ほら、可愛い顔が台無しよ?ね?ね?」
善子「い、いいじゃない!」
花丸「マルは普段はそんなに使わないからなくなるような事ないずら」
善子「え?じゃあ少しくれるわけ?」
花丸「なんでそうなるずら」
花丸「あ、そうだ」
善子「お!何か案があるのね!!」
花丸「いや、普通にバイトすればいいんじゃないずら?」
善子「」
花丸「んで、どこに行くつもりずら?」
善子「ギクッ……いや、お手洗いに…」
花丸「話はすぐ終わるからここにいるずら」
善子「うぎぎぎ…」
花丸「でも、どうして急にお金が必要になったずら?」
善子「う……欲しい物が出来たのよ……」
花丸「欲しい物?」
善子「そう!だけどその前の日に他のを買い過ぎて」
花丸(また堕天使グッズずら……)
善子「だからどうしてもお金が欲しいの!」
花丸「いや、だからバイトするずら」
善子「バイトやだ!」
花丸「……」
善子「あ、ごめん。ほら、可愛い顔が台無しよ?ね?ね?」
3: 2016/11/08(火) 21:06:06.29 ID:Mqr7hkyh.net
ルビィ「えっと、それでなんでルビィなの?」
花丸「この厨二病になんかいいバイトを紹介してやって欲しいずら」
ルビィ「と言われても…ルビィもちょっとやっただけだし…」
花丸「それでもいいずら」
ルビィ「うーん…あ、お姉ちゃんに聞いてみたら?何かいい所知ってるかも」
花丸「じゃあそうしてみるずら。ありがとう、ルビィちゃん♪」
ルビィ「うん、がんばるびぃだよ善子ちゃん」
善子「……はい」ビクビク
ルビィ「?」
花丸「この厨二病になんかいいバイトを紹介してやって欲しいずら」
ルビィ「と言われても…ルビィもちょっとやっただけだし…」
花丸「それでもいいずら」
ルビィ「うーん…あ、お姉ちゃんに聞いてみたら?何かいい所知ってるかも」
花丸「じゃあそうしてみるずら。ありがとう、ルビィちゃん♪」
ルビィ「うん、がんばるびぃだよ善子ちゃん」
善子「……はい」ビクビク
ルビィ「?」
4: 2016/11/08(火) 21:06:50.33 ID:Mqr7hkyh.net
ダイヤ「アルバイトですか?」
花丸「はい、ルビィちゃんからダイヤさんなら知ってると」
ダイヤ「ふむ…」
花丸「どうずら?」
ダイヤ「正直、バイトする事は悪い事ではないのですが女子高生がバイトすると言うのは…あまり勧めにくいですわね」
ダイヤ「まあでも知らないわけではないですけど……」
花丸「本当ずら!」
ダイヤ「まあ、女性が簡単にお金を稼ぐ方法はこれですわね」
花丸「はい、ルビィちゃんからダイヤさんなら知ってると」
ダイヤ「ふむ…」
花丸「どうずら?」
ダイヤ「正直、バイトする事は悪い事ではないのですが女子高生がバイトすると言うのは…あまり勧めにくいですわね」
ダイヤ「まあでも知らないわけではないですけど……」
花丸「本当ずら!」
ダイヤ「まあ、女性が簡単にお金を稼ぐ方法はこれですわね」
6: 2016/11/08(火) 21:07:22.30 ID:Mqr7hkyh.net
善子「よく来たわねリトルデーモン」
善子「今日は何にするのかしら?」
善子「ヨハネのオススメはこの堕天使の涙よ?」
花丸「ねえ、善子ちゃん」
善子「なにかしら?リトルデーモンずら丸?」
花丸「キツイ……ずら」
善子「」
善子「てか、なんでメイド喫茶!?」
花丸「まあ、働いてるのが女の子だけだからじゃないずら?」
善子「ま、まあ…」
花丸「ダイヤさんが最初に言ったキャバよりはいいずら」
善子「確かに」
善子「で?何にするの?」
花丸「うーん、んじゃこのオムライスで」
善子「わかったわ」
花丸「ねえ善子ちゃん」
善子「何よ」
花丸「このミナリンスキーって誰ずら?」
善子「ん?ああ、午前中に来てたみたいだけど私は見てないわ?」
花丸「ふーん」
善子「今日は何にするのかしら?」
善子「ヨハネのオススメはこの堕天使の涙よ?」
花丸「ねえ、善子ちゃん」
善子「なにかしら?リトルデーモンずら丸?」
花丸「キツイ……ずら」
善子「」
善子「てか、なんでメイド喫茶!?」
花丸「まあ、働いてるのが女の子だけだからじゃないずら?」
善子「ま、まあ…」
花丸「ダイヤさんが最初に言ったキャバよりはいいずら」
善子「確かに」
善子「で?何にするの?」
花丸「うーん、んじゃこのオムライスで」
善子「わかったわ」
花丸「ねえ善子ちゃん」
善子「何よ」
花丸「このミナリンスキーって誰ずら?」
善子「ん?ああ、午前中に来てたみたいだけど私は見てないわ?」
花丸「ふーん」
7: 2016/11/08(火) 21:07:52.44 ID:Mqr7hkyh.net
花丸「じゃあ、マルはこれで帰るずら」
善子「本当に食べに来ただけね」
花丸「まあ善子ちゃんがしっかりやってるか見に来ただけずら」
善子「なんか引っかかるけど平気よ」
花丸「そっか、じゃあ頑張ってね」
善子「ええ!」
善子「本当に食べに来ただけね」
花丸「まあ善子ちゃんがしっかりやってるか見に来ただけずら」
善子「なんか引っかかるけど平気よ」
花丸「そっか、じゃあ頑張ってね」
善子「ええ!」
8: 2016/11/08(火) 21:08:29.01 ID:Mqr7hkyh.net
花丸「んで、一週間もしないうちにやめたずら?」
善子「申し訳ありません」
花丸「どちらかと言うとマルよりもお店の人に謝らないと」
善子「でもずら丸も応援してくれてたわけだし…」
花丸「まあ友達だし…当たり前ずら」
花丸「それでお金は…溜まってないよね」
善子「ダイヤさんはもういいわ!」
善子「次は果南先輩に聞くわよ!」
花丸「そっちはもっと善子ちゃんにキツイと思うずら」
善子「だから私はヨハネ!大丈夫よ!私の力を甘く見ないで!」
花丸(もう一件やめてるずら)
善子「申し訳ありません」
花丸「どちらかと言うとマルよりもお店の人に謝らないと」
善子「でもずら丸も応援してくれてたわけだし…」
花丸「まあ友達だし…当たり前ずら」
花丸「それでお金は…溜まってないよね」
善子「ダイヤさんはもういいわ!」
善子「次は果南先輩に聞くわよ!」
花丸「そっちはもっと善子ちゃんにキツイと思うずら」
善子「だから私はヨハネ!大丈夫よ!私の力を甘く見ないで!」
花丸(もう一件やめてるずら)
9: 2016/11/08(火) 21:08:51.60 ID:Mqr7hkyh.net
果南「え?アルバイトを探してる?」
善子「そう!」
果南「うちの方はなんとかなってるからなあ…」
果南「あ、じゃあ千歌の旅館の手伝いをすれば?私もよくやるし」
善子「旅館!いいわね!」
花丸「いや、だめずら」
善子「え?なんでよ」
善子「そう!」
果南「うちの方はなんとかなってるからなあ…」
果南「あ、じゃあ千歌の旅館の手伝いをすれば?私もよくやるし」
善子「旅館!いいわね!」
花丸「いや、だめずら」
善子「え?なんでよ」
11: 2016/11/08(火) 21:09:47.79 ID:Mqr7hkyh.net
花丸「善子ちゃん。この前働いてたのはどういうお店ずら」
善子「メイド喫茶?」
花丸「どういう事するお店ずら?」
善子「え?客に話す仕事?」
花丸「接客業ずら」
善子「それが何よ」
花丸「旅館だと更に礼儀正しくしないといけないし、お部屋を常に綺麗にしないと」
善子「楽勝じゃない」
花丸「……なら、頑張るずら」
善子「メイド喫茶?」
花丸「どういう事するお店ずら?」
善子「え?客に話す仕事?」
花丸「接客業ずら」
善子「それが何よ」
花丸「旅館だと更に礼儀正しくしないといけないし、お部屋を常に綺麗にしないと」
善子「楽勝じゃない」
花丸「……なら、頑張るずら」
12: 2016/11/08(火) 21:10:19.86 ID:Mqr7hkyh.net
千歌「わーい!善子ちゃんが手伝いに来てくれて助かるよー!」
善子「ふふ、この堕天使ヨハネに任せなさい」
花丸「心配ずら……」
果南「まあ、私もたまに見に行ったりするから平気でしょ」
千歌「それに私もいるし!」
花丸「じゃあ、お願いします」
善子「ふふ、この堕天使ヨハネに任せなさい」
花丸「心配ずら……」
果南「まあ、私もたまに見に行ったりするから平気でしょ」
千歌「それに私もいるし!」
花丸「じゃあ、お願いします」
13: 2016/11/08(火) 21:10:49.71 ID:Mqr7hkyh.net
それから一週間後。
花丸「千歌さん、お邪魔しますずら」
千歌「あ、花丸ちゃん!」
花丸「どうしたずら?そんなに慌てて」
千歌「それが善子ちゃんがいなくなっちゃって!」
花丸「え?」
花丸「千歌さん、お邪魔しますずら」
千歌「あ、花丸ちゃん!」
花丸「どうしたずら?そんなに慌てて」
千歌「それが善子ちゃんがいなくなっちゃって!」
花丸「え?」
14: 2016/11/08(火) 21:12:39.88 ID:Mqr7hkyh.net
花丸「な、何かあったずら?」
千歌「いやー実は、玄関に置いてあった花瓶を割っちゃったみたいで」
花丸「それでいなくなっちゃったずら?」
千歌「うん…」
花丸「……わかりました。善子ちゃんはマルが見つけてくるずら」
千歌「いやー実は、玄関に置いてあった花瓶を割っちゃったみたいで」
花丸「それでいなくなっちゃったずら?」
千歌「うん…」
花丸「……わかりました。善子ちゃんはマルが見つけてくるずら」
15: 2016/11/08(火) 21:13:28.38 ID:Mqr7hkyh.net
花丸「電話…出るかな」
花丸「……」
善子『もしもし…ずら丸?』
花丸「そうずら!善子ちゃん、何処にいるずら?」
善子『……家』
花丸「じゃあ、そこにいるずら!今から行くから!」
善子『や、やだ!来ないでよ!』
花丸「じゃあ一旦切るずら!」
善子『ず、ずら丸!』
花丸「……」
善子『もしもし…ずら丸?』
花丸「そうずら!善子ちゃん、何処にいるずら?」
善子『……家』
花丸「じゃあ、そこにいるずら!今から行くから!」
善子『や、やだ!来ないでよ!』
花丸「じゃあ一旦切るずら!」
善子『ず、ずら丸!』
16: 2016/11/08(火) 21:14:04.62 ID:Mqr7hkyh.net
花丸「沼津は遠いずらぁ……疲れたぁ」
花丸「すいません、善子ちゃんいませんかー?」
ガチャ
善子ママ「あら、花丸ちゃん」
花丸「善子ちゃんはいますか?」
善子ママ「ええ、善子なら自分の部屋にいるわよ」
花丸「すいません、お邪魔します」
善子ママ「ごゆっくり♪」
花丸「すいません、善子ちゃんいませんかー?」
ガチャ
善子ママ「あら、花丸ちゃん」
花丸「善子ちゃんはいますか?」
善子ママ「ええ、善子なら自分の部屋にいるわよ」
花丸「すいません、お邪魔します」
善子ママ「ごゆっくり♪」
17: 2016/11/08(火) 21:14:29.35 ID:Mqr7hkyh.net
花丸「善子ちゃん!」バンッ
花丸「……って、何してるずら?」
善子「逃げようとしてこけたの」
花丸「逃げようとした罰ずら」
花丸「……って、何してるずら?」
善子「逃げようとしてこけたの」
花丸「逃げようとした罰ずら」
18: 2016/11/08(火) 21:14:53.44 ID:Mqr7hkyh.net
花丸「なんで今日お仕事行かなかったの」
善子「べ、別にずら丸には関係ないし…」プイ
花丸「いいから話して」
善子「あ、あんた語尾のずら忘れてるわよ?」
花丸「いいから、話して」ズイッ
善子「はい」
善子「べ、別にずら丸には関係ないし…」プイ
花丸「いいから話して」
善子「あ、あんた語尾のずら忘れてるわよ?」
花丸「いいから、話して」ズイッ
善子「はい」
19: 2016/11/08(火) 21:15:23.55 ID:Mqr7hkyh.net
善子「バイト中に花瓶を割っちゃったのよ」
善子「千歌さんは気にしなくていいって言うけど正直、気にするわよ!」
善子「それに部屋の掃除とかも遅くて迷惑かけるし…」
花丸「ねえ善子ちゃん」
善子「…なによ」
花丸「マルはそれでいいと思うよ?」
善子「千歌さんは気にしなくていいって言うけど正直、気にするわよ!」
善子「それに部屋の掃除とかも遅くて迷惑かけるし…」
花丸「ねえ善子ちゃん」
善子「…なによ」
花丸「マルはそれでいいと思うよ?」
20: 2016/11/08(火) 21:16:41.47 ID:Mqr7hkyh.net
善子「な、なんでよ」
花丸「んじゃ、善子ちゃんはAqoursを始めた時、ちゃんと踊れた?」
善子「うっ……」
花丸「何度もつまずいたりしてマルやルビィちゃんに頭突きしてたよね?」
善子「そ、そんな事もあったわね…」
花丸「だから気にすることないよ」
善子「ずら丸…」
花丸「反省を生かせばいいずら」
善子「……うん」
花丸「んじゃ、善子ちゃんはAqoursを始めた時、ちゃんと踊れた?」
善子「うっ……」
花丸「何度もつまずいたりしてマルやルビィちゃんに頭突きしてたよね?」
善子「そ、そんな事もあったわね…」
花丸「だから気にすることないよ」
善子「ずら丸…」
花丸「反省を生かせばいいずら」
善子「……うん」
21: 2016/11/08(火) 21:18:28.81 ID:PG4iVj8U.net
花丸「ほら、千歌さんが探してたから一緒に謝りに行こうか」
善子「なんでずら丸も?」
花丸「じゃあ善子ちゃん一人で謝りに行ける?」
善子「……無理」
花丸「よし、じゃあ行くずら!」
善子「ちょっと待って。私着替えてから行くわ」
花丸「ああ、寝巻きのままだったずら」
善子「玄関で待ってなさいよ。すぐ行くから」
花丸「ずら」
バタンッ
善子「……ありがとう」
善子「なんでずら丸も?」
花丸「じゃあ善子ちゃん一人で謝りに行ける?」
善子「……無理」
花丸「よし、じゃあ行くずら!」
善子「ちょっと待って。私着替えてから行くわ」
花丸「ああ、寝巻きのままだったずら」
善子「玄関で待ってなさいよ。すぐ行くから」
花丸「ずら」
バタンッ
善子「……ありがとう」
22: 2016/11/08(火) 21:20:21.47 ID:PG4iVj8U.net
善子「申し訳ありませんでしたあああ!!」ドゲザ
千歌「いや、ほら怒ってないから顔あげて?ね?」
善子「いやまだよ!まだ謝り足りないわ!!」
花丸「いいからさっさと顔をあげるずら」
善子「さっきまでの優しさはどこに行ったのよ!」
花丸「昨日に置いてきたずら」
千歌「いや、ほら怒ってないから顔あげて?ね?」
善子「いやまだよ!まだ謝り足りないわ!!」
花丸「いいからさっさと顔をあげるずら」
善子「さっきまでの優しさはどこに行ったのよ!」
花丸「昨日に置いてきたずら」
23: 2016/11/08(火) 21:20:51.56 ID:PG4iVj8U.net
ルビィ「それで千歌さんのとこもやめちゃったの?」
善子「まあね…」
花丸「善子ちゃん、こんなんじゃお小遣いなんて無理ずら」
善子「わかってるわよ!!」
ルビィ「うーん、どうしよう…」
???「全ての話は聞きました…」
花丸「あ、あなたは!!」
善子「いや、鞠莉さんじゃん」
鞠莉「イエース!」
善子「まあね…」
花丸「善子ちゃん、こんなんじゃお小遣いなんて無理ずら」
善子「わかってるわよ!!」
ルビィ「うーん、どうしよう…」
???「全ての話は聞きました…」
花丸「あ、あなたは!!」
善子「いや、鞠莉さんじゃん」
鞠莉「イエース!」
24: 2016/11/08(火) 21:22:26.45 ID:PG4iVj8U.net
善子「んで、なんのようですか?」
鞠莉「あらぁ?そんなこと言ってていいのかしらー?」ピラッ
善子「ん?なによこの紙切れ」
鞠莉「新しく小原家がオープンしたカフェよ」
善子「んで、これが何?」
鞠莉「まだスタッフが少ないの、良ければ私のとこで働かない?」
善子「い、いいの!?」
鞠莉「ええ!歓迎よ!」
ルビィ「鞠莉さんのとこなら大丈夫そうだね!」
花丸「……」
ルビィ「花丸ちゃん?」
花丸「今度はマルも一緒に働くずら!」
善子「は?」
ルビィ「ええ!?」
鞠莉「あらぁ?そんなこと言ってていいのかしらー?」ピラッ
善子「ん?なによこの紙切れ」
鞠莉「新しく小原家がオープンしたカフェよ」
善子「んで、これが何?」
鞠莉「まだスタッフが少ないの、良ければ私のとこで働かない?」
善子「い、いいの!?」
鞠莉「ええ!歓迎よ!」
ルビィ「鞠莉さんのとこなら大丈夫そうだね!」
花丸「……」
ルビィ「花丸ちゃん?」
花丸「今度はマルも一緒に働くずら!」
善子「は?」
ルビィ「ええ!?」
25: 2016/11/08(火) 21:23:31.44 ID:PG4iVj8U.net
鞠莉「じゃあ、まず二人にはレジ打ちを覚えて貰うのと来たお客様に席まで案内とメニューを出してあげてね」
花丸「ずら!」
善子「はーい」
鞠莉「ちなみに私がここのオーナーなので聞きたいことがあったらいつでもカモーン!」
花丸「はい!鞠莉さん!」
鞠莉「はい!何かしら!」
花丸「この機械はなんずら!」
鞠莉「レジ打ち機です」
善子「だ、大丈夫かしら……」
花丸「ずら!」
善子「はーい」
鞠莉「ちなみに私がここのオーナーなので聞きたいことがあったらいつでもカモーン!」
花丸「はい!鞠莉さん!」
鞠莉「はい!何かしら!」
花丸「この機械はなんずら!」
鞠莉「レジ打ち機です」
善子「だ、大丈夫かしら……」
26: 2016/11/08(火) 21:24:45.63 ID:PG4iVj8U.net
花丸「はい!丁度頂きました。ありがとうございました!」
善子「うん、まあレジは覚えたみたいね」
善子「はあ、一時はどうなるかと思ったわ」
鞠莉「ワッツ?」
善子「うわ!?急に現れないでよ!」
鞠莉「ソーリー、でも営業中になーにを見ていたの?」
善子「別に何も見てないわよ」
鞠莉「んー?花丸ちゃんかしらあ?」
善子「ばっ!んなわけないじゃない!!」
鞠莉「隠すの下手すぎじゃない?」
善子「うん、まあレジは覚えたみたいね」
善子「はあ、一時はどうなるかと思ったわ」
鞠莉「ワッツ?」
善子「うわ!?急に現れないでよ!」
鞠莉「ソーリー、でも営業中になーにを見ていたの?」
善子「別に何も見てないわよ」
鞠莉「んー?花丸ちゃんかしらあ?」
善子「ばっ!んなわけないじゃない!!」
鞠莉「隠すの下手すぎじゃない?」
27: 2016/11/08(火) 21:28:33.32 ID:PG4iVj8U.net
鞠莉「もしかして……花丸ちゃんの事、ラヴなの?」
善子「ぶ!」
鞠莉「あれ?違うの?」
善子「そんなわけないでしょ!」
鞠莉「あれーおかしいわねぇ?」
善子「……」
善子「ぶ!」
鞠莉「あれ?違うの?」
善子「そんなわけないでしょ!」
鞠莉「あれーおかしいわねぇ?」
善子「……」
28: 2016/11/08(火) 21:30:19.53 ID:PG4iVj8U.net
花丸「ふうー!今日も疲れたずらあ!」
善子「そうね」
花丸「善子ちゃん、面倒くさそうにやってちゃダメずら」
善子「うん」
花丸「?」
善子「ねえ、明日給料日よね」
花丸「そういえば、そうだったずら!」
善子「あんた、初給料で何買うの?」
花丸「んー?前から欲しかった本ずら」
善子「まああんたの場合、本読むかもの食べてるかのどちらかだもんね」
花丸「うーん、否定出来ないのが悲しいずら」
善子「ねえ、給料貰ったら何処か出かけない?」
花丸「いいずら」
善子「OK?」
花丸「うん」
善子「か、簡単ね…」
善子「そうね」
花丸「善子ちゃん、面倒くさそうにやってちゃダメずら」
善子「うん」
花丸「?」
善子「ねえ、明日給料日よね」
花丸「そういえば、そうだったずら!」
善子「あんた、初給料で何買うの?」
花丸「んー?前から欲しかった本ずら」
善子「まああんたの場合、本読むかもの食べてるかのどちらかだもんね」
花丸「うーん、否定出来ないのが悲しいずら」
善子「ねえ、給料貰ったら何処か出かけない?」
花丸「いいずら」
善子「OK?」
花丸「うん」
善子「か、簡単ね…」
29: 2016/11/08(火) 21:31:00.24 ID:PG4iVj8U.net
鞠莉「はぁーい!皆さーんお疲れ様デース!今日は皆さんが待ちに待った給料日デース!」
善子「おぉ…お金が…」
花丸「たくさんずら……」
善子「い、いいの?こんなに?」
鞠莉「ええ。働いたんですから当然です」
善子「わぁ……あ、ありがとう」
鞠莉「これからも頑張ってね♪」
花丸「わーい!ありがとずら!」
善子「おぉ…お金が…」
花丸「たくさんずら……」
善子「い、いいの?こんなに?」
鞠莉「ええ。働いたんですから当然です」
善子「わぁ……あ、ありがとう」
鞠莉「これからも頑張ってね♪」
花丸「わーい!ありがとずら!」
30: 2016/11/08(火) 21:31:48.06 ID:PG4iVj8U.net
善子「と、言う事で」
善子「遊ぶわよー!」
花丸「と言っても何処に行くずら?」
善子「まずはお茶よ!だ、堕天使的に…」
花丸「ただそれを言いたいだけずら…」
善子「遊ぶわよー!」
花丸「と言っても何処に行くずら?」
善子「まずはお茶よ!だ、堕天使的に…」
花丸「ただそれを言いたいだけずら…」
31: 2016/11/08(火) 21:33:01.55 ID:PG4iVj8U.net
善子「ほら、何でもいいから頼みなさいよ」
花丸「え?うん、じゃあ」
善子「ふーん、そんだけでいいの?」
花丸「うん」
善子「あっそう」
花丸「え?うん、じゃあ」
善子「ふーん、そんだけでいいの?」
花丸「うん」
善子「あっそう」
32: 2016/11/08(火) 21:33:41.01 ID:PG4iVj8U.net
花丸「んー!ケーキうまいずら!」
善子「ああ、あんたケーキもあんまり食べれないのか」
花丸「なっ、マルでもケーキぐらい食べた事あるずら!」
善子「はいはい、ほらイチゴ食べちゃうわよ」
花丸「わー!ダメずらー!」
善子「ああ、あんたケーキもあんまり食べれないのか」
花丸「なっ、マルでもケーキぐらい食べた事あるずら!」
善子「はいはい、ほらイチゴ食べちゃうわよ」
花丸「わー!ダメずらー!」
33: 2016/11/08(火) 21:34:26.94 ID:PG4iVj8U.net
花丸「もー!せっかく最後に食べようと思ったのに!」
善子「悪かったわよー、ほら次行くわよ」
花丸「あれ?お会計は?」
善子「済ませたわよ?」
花丸「ま、マルのは!?」
善子「それも私が払った」
花丸「えー!?な、なんで!」
善子「別にいいのよ!」
善子「お礼だし……」ボソッ
善子「悪かったわよー、ほら次行くわよ」
花丸「あれ?お会計は?」
善子「済ませたわよ?」
花丸「ま、マルのは!?」
善子「それも私が払った」
花丸「えー!?な、なんで!」
善子「別にいいのよ!」
善子「お礼だし……」ボソッ
34: 2016/11/08(火) 21:35:13.87 ID:PG4iVj8U.net
花丸「あ!見て善子ちゃん!」
善子「ん?って、何よこのペンギン…」
花丸「えーと、ダイヤペンギンって名前みたいよ」
善子「……なるほどね」
花丸「よーし、マルがやるずら」
善子「UFOキャッチャーなんてやった事あるの?」
花丸「ルビィちゃんとやった事あるずら」
善子「へぇーじゃあ、見せて貰おうじゃない」
善子「ん?って、何よこのペンギン…」
花丸「えーと、ダイヤペンギンって名前みたいよ」
善子「……なるほどね」
花丸「よーし、マルがやるずら」
善子「UFOキャッチャーなんてやった事あるの?」
花丸「ルビィちゃんとやった事あるずら」
善子「へぇーじゃあ、見せて貰おうじゃない」
37: 2016/11/08(火) 21:38:40.71 ID:PG4iVj8U.net
花丸「じゃあやるずら」
善子「ほら、もう少し右よ」
花丸「善子ちゃん、静かにするずら!」
花丸「よし、捕まえたずら!」
花丸「あとは持ち上げるだけ……あ!」
善子「大きさ的に無理よ」
花丸「うぅ…悔しいずらぁ」
善子「ほら、もう少し右よ」
花丸「善子ちゃん、静かにするずら!」
花丸「よし、捕まえたずら!」
花丸「あとは持ち上げるだけ……あ!」
善子「大きさ的に無理よ」
花丸「うぅ…悔しいずらぁ」
38: 2016/11/08(火) 21:39:39.16 ID:PG4iVj8U.net
善子「ほら、どきなさいよ」
善子「このヨハネ様が取ってあげようじゃない!」
花丸「なかなか取れないずら」
善子「ぐぬぬ、押しても動かないなんて!」
花丸「もういいから次行こう?お金なくなっちゃうずら」
善子「ダメよ!こいつを取らないと!」
花丸「でも…」
善子「大丈夫、次は取れるわ!」
花丸「これで取れなかったら諦めよ?」
善子「……わかったわ」
善子「このヨハネ様が取ってあげようじゃない!」
花丸「なかなか取れないずら」
善子「ぐぬぬ、押しても動かないなんて!」
花丸「もういいから次行こう?お金なくなっちゃうずら」
善子「ダメよ!こいつを取らないと!」
花丸「でも…」
善子「大丈夫、次は取れるわ!」
花丸「これで取れなかったら諦めよ?」
善子「……わかったわ」
39: 2016/11/08(火) 21:40:13.63 ID:PG4iVj8U.net
善子(これがラストチャンスよヨハネ!)
善子(これを外したらずら丸はお金を入れるのを絶対に許してくれない)
善子(お願い!リトルデーモン達!私に力を!!)
善子「行くわ!」
花丸「頑張って!善子ちゃん!」
善子(これを外したらずら丸はお金を入れるのを絶対に許してくれない)
善子(お願い!リトルデーモン達!私に力を!!)
善子「行くわ!」
花丸「頑張って!善子ちゃん!」
40: 2016/11/08(火) 21:43:54.45 ID:PG4iVj8U.net
善子「まずは押してもダメ、持ち上げてもダメなら」
善子「頭にあるタブにアームを引っ掛けるしかないわ!」
花丸「でも、穴が小さいずら」
善子「大丈夫、今ならいける気がするわ!」
善子「見切った!ここだあ!」
花丸「おお!タブに引っ掛けられたずら!」
善子「やった!!」
花丸「ん?だけどアームが傾いて……」
ボトッ
善子「」
善子「頭にあるタブにアームを引っ掛けるしかないわ!」
花丸「でも、穴が小さいずら」
善子「大丈夫、今ならいける気がするわ!」
善子「見切った!ここだあ!」
花丸「おお!タブに引っ掛けられたずら!」
善子「やった!!」
花丸「ん?だけどアームが傾いて……」
ボトッ
善子「」
41: 2016/11/08(火) 21:44:17.07 ID:PG4iVj8U.net
花丸「ねえ善子ちゃん」
善子「何よ」
花丸「落ち込まなくていいよ?」
善子「別に落ち込んでないし」
花丸「じゃあこっち向くずら」
善子「やだ」
花丸「うーん……」
善子「何よ」
花丸「落ち込まなくていいよ?」
善子「別に落ち込んでないし」
花丸「じゃあこっち向くずら」
善子「やだ」
花丸「うーん……」
43: 2016/11/08(火) 21:47:28.58 ID:PG4iVj8U.net
花丸(困ったずら…あれから一言も喋らないずら…)
花丸「ん?あ、善子ちゃん」
善子「何よ」
花丸「ほら!善子ちゃんが好きそうなお店!」
善子「……」
善子「今はそういう気分じゃないから」
花丸「……いいから、行くずら」グイグイッ
善子「ちょっ!何するのよ!」
花丸「ん?あ、善子ちゃん」
善子「何よ」
花丸「ほら!善子ちゃんが好きそうなお店!」
善子「……」
善子「今はそういう気分じゃないから」
花丸「……いいから、行くずら」グイグイッ
善子「ちょっ!何するのよ!」
44: 2016/11/08(火) 21:48:26.89 ID:PG4iVj8U.net
花丸「うわぁ……」
善子「そういう反応するなら入らなければいいのに」
花丸「別に善子ちゃんで見慣れてるから平気ずら」
善子「……まあいいけど」
善子「そういう反応するなら入らなければいいのに」
花丸「別に善子ちゃんで見慣れてるから平気ずら」
善子「……まあいいけど」
45: 2016/11/08(火) 21:53:27.58 ID:PG4iVj8U.net
花丸「そういえば、善子ちゃんがバイトを始めたのは何か欲しくてだよね」
花丸「何が欲しいの?」
善子「ずら丸には関係ないし…」
花丸「……」ムスゥ…
善子「あ、いやずら丸興味ないでしょ?だ、だからさ」
花丸「マル、今日はもう帰るずら」
善子「え?」
花丸「ちょっと疲れちゃったずら」
善子「じゃ、じゃあ何処かで休みましょ!」
花丸「ううん、今日は帰るずら」
花丸「何が欲しいの?」
善子「ずら丸には関係ないし…」
花丸「……」ムスゥ…
善子「あ、いやずら丸興味ないでしょ?だ、だからさ」
花丸「マル、今日はもう帰るずら」
善子「え?」
花丸「ちょっと疲れちゃったずら」
善子「じゃ、じゃあ何処かで休みましょ!」
花丸「ううん、今日は帰るずら」
46: 2016/11/08(火) 21:54:20.04 ID:PG4iVj8U.net
鞠莉「んで、何かあったの?」
善子「何もないわ…」
鞠莉「いやいや、そんなネガティヴオーラがフルパワーじゃ何もないわけないでしょ」
善子「私がネガティヴなのはいつもの事よ」
鞠莉「練習中もずーっとぼけっとしてたし」
善子「そう……かな」
鞠莉「悩みがあるなら私が聞くけど…」
善子「別に…ないわよ」
鞠莉「……はあ、じゃあオーナーとして言わせてもらうわね」
善子「え?」
鞠莉「そんな表情をしたままお店に立って欲しくないの。特別に休ませてあげるから頭を冷やしてきなさい」
善子「な!?だ、だったら笑ってればいいんでしょ!」
鞠莉「できるの?」
善子「うっ……で、出来ない…」
鞠莉「なら決まりね」
善子「何もないわ…」
鞠莉「いやいや、そんなネガティヴオーラがフルパワーじゃ何もないわけないでしょ」
善子「私がネガティヴなのはいつもの事よ」
鞠莉「練習中もずーっとぼけっとしてたし」
善子「そう……かな」
鞠莉「悩みがあるなら私が聞くけど…」
善子「別に…ないわよ」
鞠莉「……はあ、じゃあオーナーとして言わせてもらうわね」
善子「え?」
鞠莉「そんな表情をしたままお店に立って欲しくないの。特別に休ませてあげるから頭を冷やしてきなさい」
善子「な!?だ、だったら笑ってればいいんでしょ!」
鞠莉「できるの?」
善子「うっ……で、出来ない…」
鞠莉「なら決まりね」
47: 2016/11/08(火) 21:56:42.96 ID:PG4iVj8U.net
善子「……」
善子「ルビィなら今のずら丸の様子知ってるかな」ピッ
善子「……」prr
ルビィ『はい、もしもし』
善子「あ!えっと……」
ルビィ『もしかして花丸ちゃんの事?』
善子「え!?いや…えっと…」
花丸『あれ?ルビィちゃん、誰かとお話し中ずら?』
善子「ひゃう!!」
ルビィ『あーそういう…』ハァ
善子「ルビィなら今のずら丸の様子知ってるかな」ピッ
善子「……」prr
ルビィ『はい、もしもし』
善子「あ!えっと……」
ルビィ『もしかして花丸ちゃんの事?』
善子「え!?いや…えっと…」
花丸『あれ?ルビィちゃん、誰かとお話し中ずら?』
善子「ひゃう!!」
ルビィ『あーそういう…』ハァ
48: 2016/11/08(火) 21:57:21.41 ID:PG4iVj8U.net
ルビィ『ねえ花丸ちゃん』
花丸『何ずら?』
ルビィ『最近バイトはどう?』
花丸『大変だけど鞠莉さんもいるし』
花丸『何より善子ちゃんがいるからへっちゃらずら!』
善子「ずら丸……!」
花丸『何ずら?』
ルビィ『最近バイトはどう?』
花丸『大変だけど鞠莉さんもいるし』
花丸『何より善子ちゃんがいるからへっちゃらずら!』
善子「ずら丸……!」
49: 2016/11/08(火) 21:58:30.43 ID:PG4iVj8U.net
ルビィ『そういえば花丸ちゃん、今日一回も善子ちゃんとお話してなかったよね?』
花丸『あ、あれ?そうずら?』
ルビィ『なんで?』
花丸『え、えっと……それは善子ちゃんが話しかけてこないだけで…』
ルビィ『本当にそうなの?』
花丸『……ううん、ちょっと避けてたかも…』
ルビィ『喧嘩、しちゃったの?』
花丸『違うずら。マルが一方的に無視しちゃったずら……』
善子「……」
花丸『あ、あれ?そうずら?』
ルビィ『なんで?』
花丸『え、えっと……それは善子ちゃんが話しかけてこないだけで…』
ルビィ『本当にそうなの?』
花丸『……ううん、ちょっと避けてたかも…』
ルビィ『喧嘩、しちゃったの?』
花丸『違うずら。マルが一方的に無視しちゃったずら……』
善子「……」
50: 2016/11/08(火) 21:59:33.52 ID:PG4iVj8U.net
ルビィ『そっか、じゃあ謝らないとだよね?』
花丸『うん』
ルビィ『じゃあ丁度良かった!実はこの電話の向こうは善子ちゃんなの!』
花丸『え?ええ!?』
ルビィ『というわけで!仲直り出来て良かったね、善子ちゃん』
ルビィ『……あれ?もしもし、善子ちゃん?』
花丸『うん』
ルビィ『じゃあ丁度良かった!実はこの電話の向こうは善子ちゃんなの!』
花丸『え?ええ!?』
ルビィ『というわけで!仲直り出来て良かったね、善子ちゃん』
ルビィ『……あれ?もしもし、善子ちゃん?』
52: 2016/11/08(火) 22:01:58.05 ID:PG4iVj8U.net
ルビィ「もしもし善子ちゃん?善子ちゃーん」
花丸「どうしたのルビィちゃん?」
ルビィ「あのね、善子ちゃんが返事しないんだよね」
花丸「え?どういう事ずら?」
ルビィ「通話中になってるんだけど全く返事がないんだよ」
花丸「でもさっきまでお話してたよね?」
ルビィ「うん…」
花丸「どうしたのルビィちゃん?」
ルビィ「あのね、善子ちゃんが返事しないんだよね」
花丸「え?どういう事ずら?」
ルビィ「通話中になってるんだけど全く返事がないんだよ」
花丸「でもさっきまでお話してたよね?」
ルビィ「うん…」
53: 2016/11/08(火) 22:02:45.01 ID:PG4iVj8U.net
ピンポーン。
ダイヤ「あら?誰かしら?」
ダイヤ「こんな夜遅くに…全く常識がないですわね」
ダイヤ「はい、どなたですの?」
善子「はあ、はあ!」
ダイヤ「ピギッ!?…って、よく見たら善子さん?」
善子「ず、ずら丸はどこ!」
ダイヤ「は、花丸さん?それならルビィの部屋に…」
善子「お邪魔するわよ!」
ダイヤ「ちょ!せめて靴揃えていきなさい!!」
ダイヤ「あら?誰かしら?」
ダイヤ「こんな夜遅くに…全く常識がないですわね」
ダイヤ「はい、どなたですの?」
善子「はあ、はあ!」
ダイヤ「ピギッ!?…って、よく見たら善子さん?」
善子「ず、ずら丸はどこ!」
ダイヤ「は、花丸さん?それならルビィの部屋に…」
善子「お邪魔するわよ!」
ダイヤ「ちょ!せめて靴揃えていきなさい!!」
54: 2016/11/08(火) 22:04:36.63 ID:PG4iVj8U.net
ルビィ「善子ちゃん凄い汗だよ?」
善子「当たり前でしょ、急いで来たんだから」
ルビィ「でもいなかったね」
善子「……ルビィ、あんた何か隠してるでしょ」
ルビィ「なんでそう思うの?」
善子「あんたがそんな余裕そうに喋るの初めて見たからね」
善子「当たり前でしょ、急いで来たんだから」
ルビィ「でもいなかったね」
善子「……ルビィ、あんた何か隠してるでしょ」
ルビィ「なんでそう思うの?」
善子「あんたがそんな余裕そうに喋るの初めて見たからね」
55: 2016/11/08(火) 22:08:04.05 ID:PG4iVj8U.net
善子「それに私が入って来た時、あんたは何にも慌ててなかった」ボスッ
ルビィ「あ…」
善子「何?図星なの?」
ルビィ「いや、そのベッドの中…」
善子「さっすがヨハネ様よねー!ヨハネの推理力は世界一みたいなー?」
ルビィ「あーうん、まあいいや」
善子「で、ずら丸は何処よ」
ルビィ「いや、だから善子ちゃんの下」
善子「」
善子「嘘でしょ?」ソーット
花丸「痛いずら」
善子「!?!!??」
ルビィ「ね?」
ルビィ「あ…」
善子「何?図星なの?」
ルビィ「いや、そのベッドの中…」
善子「さっすがヨハネ様よねー!ヨハネの推理力は世界一みたいなー?」
ルビィ「あーうん、まあいいや」
善子「で、ずら丸は何処よ」
ルビィ「いや、だから善子ちゃんの下」
善子「」
善子「嘘でしょ?」ソーット
花丸「痛いずら」
善子「!?!!??」
ルビィ「ね?」
56: 2016/11/08(火) 22:11:13.20 ID:PG4iVj8U.net
花丸「来たかと思ったら思いっきり踏まれたずら」
善子「申し訳ありませんでした」
ルビィ「あはは…」
花丸「でも、別にいいずら」
善子「へ?許してくれるの!?」
花丸「やだずら」
善子「な、なんで!?」
花丸「そんなに許して欲しいずら?」
善子「うんうんうん!!」
花丸「なら、善子ちゃんが欲しかった物教えて欲しいずら」
善子「な!?それは…」
花丸「じゃあ許さないずらー」
善子「わ、わかったわよ…」
ルビィ「えへへ、二人共がんばるびぃ!」
善子「申し訳ありませんでした」
ルビィ「あはは…」
花丸「でも、別にいいずら」
善子「へ?許してくれるの!?」
花丸「やだずら」
善子「な、なんで!?」
花丸「そんなに許して欲しいずら?」
善子「うんうんうん!!」
花丸「なら、善子ちゃんが欲しかった物教えて欲しいずら」
善子「な!?それは…」
花丸「じゃあ許さないずらー」
善子「わ、わかったわよ…」
ルビィ「えへへ、二人共がんばるびぃ!」
57: 2016/11/08(火) 22:13:05.69 ID:PG4iVj8U.net
花丸「善子ちゃん本当にここにあるの?」
善子「ええ、ここにあるわ」
善子「あ、あった!」
花丸「え?その縫いぐるみ?」
善子「何よ、私が縫いぐるみ買うのはおかしいってわけ?」
花丸「別にそんな事言ってないずら」
善子「このハイパージャンボ寝そべり縫いぐるみが欲しかったのよ!」
花丸「うーん?なんかその縫いぐるみ、マルに似てないずら?」
善子「き、気のせいよ」
花丸「でも、UFOキャッチャーずら」
善子「そうよ、その為の資金だったのよ!」
善子「ええ、ここにあるわ」
善子「あ、あった!」
花丸「え?その縫いぐるみ?」
善子「何よ、私が縫いぐるみ買うのはおかしいってわけ?」
花丸「別にそんな事言ってないずら」
善子「このハイパージャンボ寝そべり縫いぐるみが欲しかったのよ!」
花丸「うーん?なんかその縫いぐるみ、マルに似てないずら?」
善子「き、気のせいよ」
花丸「でも、UFOキャッチャーずら」
善子「そうよ、その為の資金だったのよ!」
58: 2016/11/08(火) 22:14:28.59 ID:PG4iVj8U.net
花丸「はあ、じゃあ」チャリーン
善子「え?な、何してるのよ!」
花丸「これが欲しいなら取ればいいずら」
善子「というか、あんたが取れるわけ」
花丸「あ、取れたずら」
善子「はああああ!?」
善子「え?な、何してるのよ!」
花丸「これが欲しいなら取ればいいずら」
善子「というか、あんたが取れるわけ」
花丸「あ、取れたずら」
善子「はああああ!?」
59: 2016/11/08(火) 22:15:52.10 ID:PG4iVj8U.net
花丸「はい、善子ちゃん♪」
善子「うっ……あ、ありがとう///」
花丸「今日は善子ちゃんとしっかりとお出かけ出来て嬉しかったずら」
善子「……この前はごめん」
花丸「別にいいよ。善子ちゃんが悪いわけじゃないし」
花丸「勝手にマルが帰っただけだからね」
善子「私も…ずら丸に何かあげたい…」
花丸「んーマルは善子ちゃんに奢って貰ったりしたからいいよ」
善子「ダメよ!私が納得しないし許さないわ!」
花丸「じゃああれがいいずら」
善子「うっ……あ、ありがとう///」
花丸「今日は善子ちゃんとしっかりとお出かけ出来て嬉しかったずら」
善子「……この前はごめん」
花丸「別にいいよ。善子ちゃんが悪いわけじゃないし」
花丸「勝手にマルが帰っただけだからね」
善子「私も…ずら丸に何かあげたい…」
花丸「んーマルは善子ちゃんに奢って貰ったりしたからいいよ」
善子「ダメよ!私が納得しないし許さないわ!」
花丸「じゃああれがいいずら」
60: 2016/11/08(火) 22:16:57.08 ID:PG4iVj8U.net
善子「また私の前に現れたわねダイヤペンギン」
花丸「じゃあ頑張るずら」
善子「ぐぬぬ!というかなんで1000円までなのよ!」
花丸「何円でもよしにしたら全部使いそうだし」
善子「いいわ!やってやるわよ!」
花丸「じゃあ頑張るずら」
善子「ぐぬぬ!というかなんで1000円までなのよ!」
花丸「何円でもよしにしたら全部使いそうだし」
善子「いいわ!やってやるわよ!」
61: 2016/11/08(火) 22:17:40.59 ID:PG4iVj8U.net
花丸「善子ちゃーん、後100円ずら」
善子「ぐぬぬ……」
花丸「頑張るずらー」
善子「あいつ無理だと思ってるわね……」
善子「くっ、頼むわよ!この100円に全てのリトルデーモンの力を!」
善子「ぐぬぬ……」
花丸「頑張るずらー」
善子「あいつ無理だと思ってるわね……」
善子「くっ、頼むわよ!この100円に全てのリトルデーモンの力を!」
63: 2016/11/08(火) 22:19:00.91 ID:PG4iVj8U.net
花丸「善子ちゃん」
善子「何よ」
花丸「ありがとう♪」
善子「ま、まあ私なら余裕よ!」
花丸「あの最後の100円でまさか取れるなんて凄いずら!」
善子「ま、まあ私堕天使だしー?ヨハネだしー?」
花丸「えへへ」
善子「何よ」
花丸「ありがとう♪」
善子「ま、まあ私なら余裕よ!」
花丸「あの最後の100円でまさか取れるなんて凄いずら!」
善子「ま、まあ私堕天使だしー?ヨハネだしー?」
花丸「えへへ」
64: 2016/11/08(火) 22:20:03.61 ID:PG4iVj8U.net
善子「ずら丸、今日はありがとうね」
花丸「マルの方こそありがとう」
善子「じゃ、じゃあ私はこれで」
花丸「善子ちゃん」
善子「な、何よ」
花丸「またお出かけしようね!」
善子「!!///」
花丸「マルの方こそありがとう」
善子「じゃ、じゃあ私はこれで」
花丸「善子ちゃん」
善子「な、何よ」
花丸「またお出かけしようね!」
善子「!!///」
65: 2016/11/08(火) 22:21:26.96 ID:PG4iVj8U.net
鞠莉「それで何もしてないの?」
善子「う、うるさいわねえ!」
鞠莉「普通はアタックするべきじゃないかしら?」
善子「いいのよ、これで」
鞠莉「そういうもの?」
善子「そういうもん」
鞠莉「あら、そうなの?じゃあ最後に」
鞠莉「後になって後悔するのは無しよ」
善子「何それ?」
鞠莉「深い意味はないわぁ?」
善子「う、うるさいわねえ!」
鞠莉「普通はアタックするべきじゃないかしら?」
善子「いいのよ、これで」
鞠莉「そういうもの?」
善子「そういうもん」
鞠莉「あら、そうなの?じゃあ最後に」
鞠莉「後になって後悔するのは無しよ」
善子「何それ?」
鞠莉「深い意味はないわぁ?」
66: 2016/11/08(火) 22:22:13.00 ID:PG4iVj8U.net
善子「後で後悔ねぇ……」
善子「何に後悔するってのよ」
善子「相手はずら丸よ?普段はぼけーっとしてていざ何かするかと思えば本を読んでるし」
善子「お昼になれば一番に完食するような奴よ?そんな奴と私が合うわけ……ない」
善子「ま、まああいつが魔道書を読めるなら認めてもいいかなーなんて」
善子「……違うか」
善子「何に後悔するってのよ」
善子「相手はずら丸よ?普段はぼけーっとしてていざ何かするかと思えば本を読んでるし」
善子「お昼になれば一番に完食するような奴よ?そんな奴と私が合うわけ……ない」
善子「ま、まああいつが魔道書を読めるなら認めてもいいかなーなんて」
善子「……違うか」
67: 2016/11/08(火) 22:22:51.19 ID:PG4iVj8U.net
花丸「ありがとうございましたー」
善子「ずら丸!」
花丸「ずら?」
善子「あ、あの!お話があります!!」
花丸「え?あ、うん」
善子「あ、あんた好きな人いるのですか!!」
花丸「ずら?」
善子「ずら丸!」
花丸「ずら?」
善子「あ、あの!お話があります!!」
花丸「え?あ、うん」
善子「あ、あんた好きな人いるのですか!!」
花丸「ずら?」
68: 2016/11/08(火) 22:23:16.76 ID:PG4iVj8U.net
花丸「えっと、とりあえず落ち着くずら」
善子「大丈夫よ!私は今最高に冷静よ!」
花丸「ヨハネちゃん落ち着くずら」
善子「ヨハネじゃなくて善子!」
花丸「だめずら」
善子「大丈夫よ!私は今最高に冷静よ!」
花丸「ヨハネちゃん落ち着くずら」
善子「ヨハネじゃなくて善子!」
花丸「だめずら」
69: 2016/11/08(火) 22:23:41.86 ID:PG4iVj8U.net
花丸「えい」ズビシッ
善子「痛!な、何すんのよ!」
花丸「少しは落ち着いたずら?」
善子「私はさっきから落ち着いてるわよ!」
花丸「じゃあ堕天使善子ちゃん」
善子「ヨハネ!!そこまで言って間違えんな!!」
花丸「良かった、元に戻ったずら」
善子「?」
善子「痛!な、何すんのよ!」
花丸「少しは落ち着いたずら?」
善子「私はさっきから落ち着いてるわよ!」
花丸「じゃあ堕天使善子ちゃん」
善子「ヨハネ!!そこまで言って間違えんな!!」
花丸「良かった、元に戻ったずら」
善子「?」
70: 2016/11/08(火) 22:25:31.56 ID:PG4iVj8U.net
花丸「それでマルに付き合ってる人がいるかだよね」
善子「え、えぇ…」
花丸「いないずら」
善子「本当!?」
花丸「うん、でも今は無理ずら」
善子「え、なんでよ!?」
花丸「スクールアイドルをしながらバイトをしてじゃ、流石に無理ずら」
善子「ま、まあ確かに」
花丸「だから」
花丸「内緒ならいいずら」
善子「え、えぇ…」
花丸「いないずら」
善子「本当!?」
花丸「うん、でも今は無理ずら」
善子「え、なんでよ!?」
花丸「スクールアイドルをしながらバイトをしてじゃ、流石に無理ずら」
善子「ま、まあ確かに」
花丸「だから」
花丸「内緒ならいいずら」
71: 2016/11/08(火) 22:26:01.16 ID:PG4iVj8U.net
鞠莉「おやあ?善子、今日はベリーハッピーな事でもあったのかしらぁ?」
善子「ベリーハッピー?当たり前じゃなあーい!私は堕天使ヨハネなのよ?ハッピーに決まってるじゃない!」
ダイヤ「まあ、頭の中は常にハッピーですわね」
曜「いや、それは言い過ぎなんじゃ?」
千歌「でも、善子ちゃんが元気で嬉しいなあー!」
梨子「そうね、最近色々悩んでたみたいだし」
果南「きっと親友の二人のおかげかな?」
ルビィ「えへへ♪」
花丸「ずらー♪」
善子「ベリーハッピー?当たり前じゃなあーい!私は堕天使ヨハネなのよ?ハッピーに決まってるじゃない!」
ダイヤ「まあ、頭の中は常にハッピーですわね」
曜「いや、それは言い過ぎなんじゃ?」
千歌「でも、善子ちゃんが元気で嬉しいなあー!」
梨子「そうね、最近色々悩んでたみたいだし」
果南「きっと親友の二人のおかげかな?」
ルビィ「えへへ♪」
花丸「ずらー♪」
72: 2016/11/08(火) 22:26:23.82 ID:PG4iVj8U.net
善子「さあ練習も終わったから帰るわよ二人共!」
善子「このヨハネ様について来なさーい!」
ルビィ「あ、善子ちゃん」
善子「ヨハネ!!」
ルビィ「ルビィ、今日はお姉ちゃんのお手伝いがあるから先に帰ってて」
善子「あら?そうなの?じゃあ先に帰るわね。行くわよずら丸!」
花丸「うん、レッツゴーずら!」
ルビィ「二人共、がんばるびぃ!だよ!」
おわりずら
善子「このヨハネ様について来なさーい!」
ルビィ「あ、善子ちゃん」
善子「ヨハネ!!」
ルビィ「ルビィ、今日はお姉ちゃんのお手伝いがあるから先に帰ってて」
善子「あら?そうなの?じゃあ先に帰るわね。行くわよずら丸!」
花丸「うん、レッツゴーずら!」
ルビィ「二人共、がんばるびぃ!だよ!」
おわりずら
73: 2016/11/08(火) 22:27:33.83 ID:dA/onFNk.net
おつかれさまずら
引用: 善子「まずい…」
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