1: 2016/11/04(金) 23:24:09.40 ID:ZQMTc1NA.net
曜「…///」

千歌「よーちゃん、どうしたの?」

曜「は、恥ずかしいよ///」

千歌「あっ、ごめんね…///」

曜「ううん、こっちこそ…」

曜「知ってるでしょ、私が千歌ちゃんのこと好きだって…」

千歌「うん…」

千歌(もう一ヶ月も前に曜ちゃんに告白してもらったんだから、早く返事しないと…)

9: 2016/11/04(金) 23:35:12.99 ID:ZQMTc1NA.net
~~~~~~~~~~~~
曜「千歌ちゃん!好きです、付き合って下さい!」

千歌「えっ?」

曜「びっくりしたよね…?」ハハ

曜「女の子同士だし、幼馴染みなんだけど…」

曜「それでも、ずっと前から大好きなんだ」

千歌「そう、だったんだ…」

11: 2016/11/04(金) 23:41:27.28 ID:ZQMTc1NA.net
千歌「私は、曜ちゃんのことは大好きなんだけど…」

千歌「でも付き合うとかは考えたことなくって…」

千歌「それに、女の子同士だし、その」

曜「…」ズキッ

千歌「いや違くて、女の子同士に偏見は無いんだけど」

曜「ごめんね、千歌ちゃんに嫌なこと言わせちゃって。」

千歌「…」

12: 2016/11/04(金) 23:47:54.27 ID:ZQMTc1NA.net
曜「そんな顔しないで、千歌ちゃん」

曜「期待してなかったって言うと嘘になるけど…」

曜「伝えないと、苦しくなっちゃって」グスッ

千歌「あの、ようちゃん」

曜「だから、これからも、友達でいてくれたら…」

曜「それで十分だから…」ポロポロ

千歌「もちろん、友達辞めたりなんかしないよ!」

曜「じゃあごめん、今日は練習、休むね」スッ

14: 2016/11/04(金) 23:59:46.09 ID:ZQMTc1NA.net
千歌「待って!曜ちゃん!」ガシッ

曜「ごめん、ちかちゃん。」グズッ

曜「ありがとう。友達で居てくれて。」クズッ

千歌「違うの!ちょっと考えさせてほしいの!」

曜「…」

千歌「私、曜ちゃんみたいに一生懸命考えて決めたわけじゃないから…」

千歌「曜ちゃんの真剣な気持ちに応えるために、もう少し時間をもらえないかな?」

曜「……ありがと、千歌ちゃん」グスッ

千歌「ごめんね、ようちゃん…」グスッ

千歌「私も一生懸命考えるから、もうちょっと待っててね」グスッ

曜「もう、何で千歌ちゃんが泣いてるのさ…」グスッ

曜「そんなにちかちゃんが優しいから、こんなに…」グスッ

~~~~~~~~~~~~

28: 2016/11/05(土) 09:24:39.83 ID:2nUZ1cVv.net
曜「そ、そういえば千歌ちゃん」

千歌「なーに?よーちゃん」

曜「……」

曜「街の方でイルミネーションが始まったらしくてさ」

曜「良かったら明日一緒に見に行かない?お昼は買い物してさ」

千歌「うん!私もよーちゃんとお出かけしたいなって思ってたんだ!」

千歌(曜ちゃんが大好きなのは嘘じゃない…)

千歌(でも正直、一ヶ月経ってもこの気持ちが恋なのかはわからない)

千歌(明日、どちらにしても返事をしよう…)

30: 2016/11/05(土) 09:37:58.26 ID:2nUZ1cVv.net
ーーーー翌日ーーーー

千歌(ちょっと早く来すぎちゃったな…)

曜「お待たせー千歌ちゃん、もう来てたんだ」

千歌「うん、ちょっと早過ぎちゃった」

曜「千歌ちゃん、それすっごく可愛いね」

千歌「ほんと?えへへ、嬉しいな///」

31: 2016/11/05(土) 09:49:09.16 ID:2nUZ1cVv.net
曜「じゃあ千歌ちゃん、行こっか」ギュッ

千歌(あっ、手つないで…しかも恋人つなぎだ…)

千歌(今日こそ返事を決めないとね!)ドキドキ

曜「もうお昼だし、まずはご飯行こっか」

千歌「うん!」

曜「じゃあ、こっち行こ!」

34: 2016/11/05(土) 10:01:10.12 ID:2nUZ1cVv.net
千歌「あれ、ここって…」

曜「うん!千歌ちゃんが前雑誌で見てたお店だよ」

千歌「よーちゃん、覚えててくれたんだぁ…」

曜「いつも千歌ちゃんのこと、見てるからね!」

千歌「あ、ありがとう…」ドキドキ

千歌(うぅ…何だか今日の曜ちゃん積極的過ぎるよ…)ドキドキ

36: 2016/11/05(土) 10:16:49.33 ID:2nUZ1cVv.net
曜「はい、あーん」

千歌「えぇっ!?ちょっと、恥ずかしいよ…///」

曜「一回やってみたかったの。ダメ?」

千歌「だ、ダメじゃないけど…」

曜「じゃあ、どうぞ♪」

千歌「ありがとう…」モグモグ

千歌「あっ美味しい!」

39: 2016/11/05(土) 10:30:33.48 ID:uQPDnLv9.net
曜「本当!?よかったー」

千歌「ふふ、曜ちゃんにもやってあげようか?」

曜「いいの?お願いします!」アーン

千歌「っ…」

千歌(曜ちゃん、かわいいなぁ)

千歌(目もパッチリしてて、鼻筋も通ってて、唇もこんなにプルプルで…)

千歌(ほんと、何で私なんかを…)

40: 2016/11/05(土) 10:47:06.99 ID:uQPDnLv9.net
曜「ちかちゃん、まだー?」

千歌「ご、ごめん!はい、あーん」

曜「あーん」モグモグ

曜「ちかちゃんに食べさせてもらえるともっと美味しくなるね♪」

千歌「もう!味は変わんないよ!///」

千歌「さっきから恥ずかしいことばっかり言い過ぎだよ!///」

曜「ごめんね、千歌ちゃんと一緒だとすっごく楽しくて…」

千歌「そういうのだってば!///」

41: 2016/11/05(土) 10:56:25.51 ID:uQPDnLv9.net
曜「じゃあ買い物いこっか」

千歌(もう緊張してヘトヘトだよ…)

曜「この辺にアクセサリー屋さんがあってねー」

千歌「あ、あのお店?」

千歌「わぁーこれすっごく可愛い!」トタトタ

曜「千歌ちゃん、走ったら危ないよ」

千歌「このネックレスよーちゃんに似合いそう!」

千歌「おっと!?」ドテン

42: 2016/11/05(土) 11:10:24.80 ID:uQPDnLv9.net
曜「ありゃー、大丈夫?」カガミ

千歌「ごめんごめん、ちょっとつまづいちゃって…っ!」

曜「大丈夫?ちかちゃん?」

千歌(か、顔が近いよ!///今ちょっと唇に当たりそうだったし…///)

千歌(柔らかそうだったな…学校の時とはリップも違うみたい…)

曜「ちかちゃん?」

千歌「い、いや何でもない!大丈夫だよ!」

44: 2016/11/05(土) 11:24:30.99 ID:uQPDnLv9.net
千歌「そ、それよりこれも可愛いね!」

千歌「買っちゃおうかなー」

曜「やっぱりそれだよね!?」

曜「これ千歌ちゃんに似合うだろうなって、思ってたんだ!」

千歌「…」

千歌「もしかしてよーちゃん、全部下見してたの?」

曜「あっ」ヤッチャッタ

45: 2016/11/05(土) 11:38:37.04 ID:uQPDnLv9.net
千歌「なんかやけに手際良いなーって思ってたんだよね」

曜「えへへ///」

曜「千歌ちゃんをリードしたいなって思って」

千歌「何でそんな…」

曜「一回やってみたかったんだ、こういうの」

曜「私は千歌ちゃんが、大好きだから…」

千歌「そ、そうだったね…///」

47: 2016/11/05(土) 11:46:45.94 ID:uQPDnLv9.net
曜「色々回ってたら、もうこんな時間だね」

千歌「そろそろイルミネーション見に行こっか」

曜「あ、あれだね」

千歌「わぁー、すっごく大きい!」

曜「綺麗だねぇ」

千歌「…」

千歌「今日はありがとね」

48: 2016/11/05(土) 11:54:56.72 ID:uQPDnLv9.net
曜「お礼を言うのは私の方だよ」

曜「すごく楽しい思い出をありがとう、ちかちゃん…♡」

千歌「えへへ♡」

曜「…」

曜「それでね、千歌ちゃんにお願いがあるんだ」

千歌「うん。何でも言って?」

曜「………この前の私の告白、無かったことに出来ないかな?」

千歌「えっ…?」

51: 2016/11/05(土) 12:09:22.20 ID:uQPDnLv9.net
千歌「ど、どうして!?」

曜「私はもう満足しちゃったんだ」

曜「想いを伝えた後でもこうして千歌ちゃんと居られて、たまに2人でお出かけできる」

曜「もうそれで、十分なんだ…」

曜「今日で思い出づくりも出来たしね…」ハハ

千歌「ちょっ、ちょっと待ってよ!私もよーちゃんと一緒は楽しいなって!」

千歌「これからも離れたくないなって、思ってたのに!」

52: 2016/11/05(土) 12:24:09.34 ID:uQPDnLv9.net
曜「千歌ちゃんは、優しすぎるんだよ」

千歌「え…?」

曜「千歌ちゃんはきっと、私を待たせてる罪悪感と、私への同情でそう言ってくれてるんだと思う」

曜「私と離れたくないって言ってくれたのは嬉しいけど、それはAqoursの皆に対しての気持ちと同じ」

曜「でも、私は違う。私もAqoursは大好きだけど、千歌ちゃんは特別」

千歌「…」

54: 2016/11/05(土) 12:31:20.81 ID:uQPDnLv9.net
曜「Aqoursの皆より、私の家族より、私よりも、千歌ちゃんに幸せになってほしいの」グスッ

曜「だから、私のせいで普通の恋愛を失ってほしくない」ポロポロ

曜「私に気を使って付き合うなんて、あっちゃいけないことなんだよ…」グシッ

千歌「っ…!曜ちゃんが、ちかの幸せを勝手に決めないでよ!」

千歌「曜ちゃんだって、私にとっての特別なんだから!」

曜「じゃあ、それを証明してよ!」

57: 2016/11/05(土) 12:38:40.99 ID:uQPDnLv9.net
曜「一ヶ月も返事を待たされて!」グスッ

曜「ちかちゃんは、私のことなんてそんなに意識してないみたいだし…」

千歌「………」

千歌「じゃあ曜ちゃん、目をつむってよ」

曜「えっ…?」

千歌「はやく」

曜「い、いや、そこまで無理しなくていいよ///」

千歌「無理なんかしてないよ、早く目をつむって」

曜「…///」ギュッ

58: 2016/11/05(土) 12:41:33.31 ID:uQPDnLv9.net
千歌「返事が遅くなってごめんね」

千歌「ちかにとって、よーちゃんは」

千歌「唯一のキスしたくなる相手だよ♡」チュッ

曜「…///」カアァ

千歌「これでもまだ納得できない?///」

曜「全然、そんなことないです…///」

千歌「あはは、何で敬語なのさー///」

61: 2016/11/05(土) 12:59:31.98 ID:uQPDnLv9.net
千歌「今日ずっとキスしたいなーって思ってたんだからね///」

曜「じゃ、じゃあ先に言ってよ!///」

曜「勝手に思い詰めて馬鹿みたいじゃん!」

千歌「やーい、バカ曜ちゃん。さっきすごい恥ずかしいこと言ってたよ?」

千歌「私の幸せが何より大事なんだっけ?きゃー♡」

曜「そ、それはちかちゃんもでしょ!」

曜「わ、私が唯一のキスしたくなる相手とか…///」ブツブツ

千歌「何で言い返してる方が照れてるのさ!」

62: 2016/11/05(土) 13:00:05.74 ID:uQPDnLv9.net
千歌「とにかく、今度からは思い詰める前にちゃんと言ってよね?」

曜「…」

千歌「よーちゃん?」

曜「そ、その…」ギュッ

千歌「ああ、手つなごっか///」

曜「そうじゃなくて…///」

曜「帰る前にもう一回キスしてもいい…?///」

千歌「~~♡」

千歌(曜ちゃんが、かわいい!♡)


おわり

63: 2016/11/05(土) 13:01:36.22 ID:uQPDnLv9.net
保守してくれた人、レスくれた人ありがとうございました

65: 2016/11/05(土) 13:05:21.51 ID:zhBliKmV.net

引用: 千歌「曜ちゃん、寒いねぇ」ギュッ 曜「ち、千歌ちゃん///」