1: 2016/11/06(日) 17:05:20.18 ID:bGNP1UZE.net
凛「わーい、やったにゃー」
穂乃果「喜んでくれて穂乃果も嬉しいよ!」
穂乃果「喜んでくれて穂乃果も嬉しいよ!」
4: 2016/11/06(日) 17:07:20.97 ID:bGNP1UZE.net
穂乃果「初めまして!あなたの願い事を叶えちゃう妖精こと高坂穂乃果です。よろしくね、星空凛ちゃん」
凛「なぜ凛の名前を!」
穂乃果「ほら、穂乃果は妖精だから」
凛「そっかー。妖精なら凛の名前くらい知ってて当たり前だよね。納得にゃー」
穂乃果「さぁ!叶えてあげられる願い事はたったひとつ!だからじっくり考えてね」
凛「えーっと、じゃあ早速叶えてもらおうかにゃ?」
穂乃果「うん!なんでも言っちゃって!」
凛「1つしか叶えてくれないんだよね?」
穂乃果「うん!たった1つだけだよ!」
凛「なら、叶えてもらえる願い事をあと99増やして100にしてほしいにゃー」
穂乃果「ちょっと!そういうお願いは聞けないよ!」
凛「そうなの?ちぇー、残念にゃー」
穂乃果「けど賢いね!穂乃果があなたに100点をあげるよ」
凛「わーい、100点だ!」
穂乃果「で、他にはどんな願いを叶えて欲しい?」
凛「えっ、そんな急に言われても…じゃあ」
穂乃果「じゃあ…」ゴクリ
凛「なぜ凛の名前を!」
穂乃果「ほら、穂乃果は妖精だから」
凛「そっかー。妖精なら凛の名前くらい知ってて当たり前だよね。納得にゃー」
穂乃果「さぁ!叶えてあげられる願い事はたったひとつ!だからじっくり考えてね」
凛「えーっと、じゃあ早速叶えてもらおうかにゃ?」
穂乃果「うん!なんでも言っちゃって!」
凛「1つしか叶えてくれないんだよね?」
穂乃果「うん!たった1つだけだよ!」
凛「なら、叶えてもらえる願い事をあと99増やして100にしてほしいにゃー」
穂乃果「ちょっと!そういうお願いは聞けないよ!」
凛「そうなの?ちぇー、残念にゃー」
穂乃果「けど賢いね!穂乃果があなたに100点をあげるよ」
凛「わーい、100点だ!」
穂乃果「で、他にはどんな願いを叶えて欲しい?」
凛「えっ、そんな急に言われても…じゃあ」
穂乃果「じゃあ…」ゴクリ
6: 2016/11/06(日) 17:09:46.48 ID:bGNP1UZE.net
凛「明日の英語の授業をサッカーに変えて欲しいにゃー」
穂乃果「えぇっ!そんなのでいいの?」
凛「うん。英語は体に合わないにゃー。でも、サッカーは大好きだよ!」
穂乃果「穂乃果が言うのもあれだけど、もっとじっくり考えようよ!たったひとつしかないんだよ?」
凛「じゃあ明後日の英語の授業もサッカーに変えて…」
穂乃果「凛ちゃん!もっとじっくり考えようねっ?じっくり…じっくりだよ!」
凛「そうだね。たったひとつしかないんだもん!もっと自分のためになることに使うにゃー」
穂乃果「そうだよ。もっと凛ちゃんのためになる事に使わなくちゃ」
凛「って、そもそも本当に穂乃果ちゃんは妖精なのかにゃ?」
穂乃果「えぇ!?もしかして穂乃果の事を疑ってたの!うぅ…しょっぐだよぉぉ」
凛「願いを叶えてくる妖精なんて聞いたことないもん!正直なこと言うと胡散臭いにゃー」
穂乃果「あー、やっぱり?そうだよね穂乃果胡散臭いよね。そうだよね…」
凛「えっと、夢みたいな話で実感が湧かないかなーって思っただけで」
穂乃果「えぇっ!そんなのでいいの?」
凛「うん。英語は体に合わないにゃー。でも、サッカーは大好きだよ!」
穂乃果「穂乃果が言うのもあれだけど、もっとじっくり考えようよ!たったひとつしかないんだよ?」
凛「じゃあ明後日の英語の授業もサッカーに変えて…」
穂乃果「凛ちゃん!もっとじっくり考えようねっ?じっくり…じっくりだよ!」
凛「そうだね。たったひとつしかないんだもん!もっと自分のためになることに使うにゃー」
穂乃果「そうだよ。もっと凛ちゃんのためになる事に使わなくちゃ」
凛「って、そもそも本当に穂乃果ちゃんは妖精なのかにゃ?」
穂乃果「えぇ!?もしかして穂乃果の事を疑ってたの!うぅ…しょっぐだよぉぉ」
凛「願いを叶えてくる妖精なんて聞いたことないもん!正直なこと言うと胡散臭いにゃー」
穂乃果「あー、やっぱり?そうだよね穂乃果胡散臭いよね。そうだよね…」
凛「えっと、夢みたいな話で実感が湧かないかなーって思っただけで」
7: 2016/11/06(日) 17:11:44.63 ID:bGNP1UZE.net
穂乃果「フォローなんていいんだよ。穂乃果はどーせ胡散臭い…」
凛「ほら!凛の知ってる妖精さんって小さいイメージだから大人っぽい穂乃果ちゃんがでてきてびっくりしたっていうのもあって」
穂乃果「えぇっ!穂乃果が大人っぽい!それ本当に!?」
凛「うん!凛より年上さんにみえるもん!」
穂乃果「ふっふっふ…そう?そんなに色っぽいかー、って、そんなに褒めても何も出ないよ!」
凛「色っぽいとは言ってないけど…」
穂乃果「お姉ちゃんって呼んでいいんだよ」
凛「ありがと…けど遠慮しとくよ…うん」
穂乃果「で、凛ちゃんのお願いは何かな?」
凛「あっ、そうだったね。うーん」
穂乃果「例えばお金持ちになりたいとかは?」
凛「うーん、ピンとこないにゃー。今の生活に不自由してないもん」
穂乃果「そっかー…あ、じゃあ欲しいものとかはないの?」
凛「欲しい物はたくさんあるよ!」
穂乃果「じゃあそれをプレゼントしてあげる!」
凛「ほら!凛の知ってる妖精さんって小さいイメージだから大人っぽい穂乃果ちゃんがでてきてびっくりしたっていうのもあって」
穂乃果「えぇっ!穂乃果が大人っぽい!それ本当に!?」
凛「うん!凛より年上さんにみえるもん!」
穂乃果「ふっふっふ…そう?そんなに色っぽいかー、って、そんなに褒めても何も出ないよ!」
凛「色っぽいとは言ってないけど…」
穂乃果「お姉ちゃんって呼んでいいんだよ」
凛「ありがと…けど遠慮しとくよ…うん」
穂乃果「で、凛ちゃんのお願いは何かな?」
凛「あっ、そうだったね。うーん」
穂乃果「例えばお金持ちになりたいとかは?」
凛「うーん、ピンとこないにゃー。今の生活に不自由してないもん」
穂乃果「そっかー…あ、じゃあ欲しいものとかはないの?」
凛「欲しい物はたくさんあるよ!」
穂乃果「じゃあそれをプレゼントしてあげる!」
8: 2016/11/06(日) 17:13:49.29 ID:bGNP1UZE.net
凛「ううん。けど、欲しい物はバイトして買うから平気にゃ。」
穂乃果「そっか…なら、穂乃果が時給8兆円のバイトを紹介してあげようか!」
凛「時給より条件かな?なかなかいいバイトがなくて…あっ、それも自分で探すから平気だよ」
穂乃果「そっか…そうだよね」
凛「ごめんね…どんな願いでも叶えてくれるって言われてもパッと思いつかなくて」
穂乃果「ううん。謝らないで大丈夫だよ」
凛「ありがとうにゃー」
ぐぅぅぅぅー
穂乃果「あれま、大きな音」
凛「えへへー、なんか小腹が減ってきたにゃー。そうだ!この近くに美味しいラーメン屋さんがないか調べて欲しいにゃ!」
穂乃果「えぇ!?いいの?よりによってそんなお願い事でいいの?」
凛「うん!凛はラーメンが大好きにゃー」
穂乃果「いいけど…それってスマホで調べられないかな?」
凛「あっ」
穂乃果「もうっ、凛ちゃんはおっちょこちょいさんだねー」コツン
穂乃果「そっか…なら、穂乃果が時給8兆円のバイトを紹介してあげようか!」
凛「時給より条件かな?なかなかいいバイトがなくて…あっ、それも自分で探すから平気だよ」
穂乃果「そっか…そうだよね」
凛「ごめんね…どんな願いでも叶えてくれるって言われてもパッと思いつかなくて」
穂乃果「ううん。謝らないで大丈夫だよ」
凛「ありがとうにゃー」
ぐぅぅぅぅー
穂乃果「あれま、大きな音」
凛「えへへー、なんか小腹が減ってきたにゃー。そうだ!この近くに美味しいラーメン屋さんがないか調べて欲しいにゃ!」
穂乃果「えぇ!?いいの?よりによってそんなお願い事でいいの?」
凛「うん!凛はラーメンが大好きにゃー」
穂乃果「いいけど…それってスマホで調べられないかな?」
凛「あっ」
穂乃果「もうっ、凛ちゃんはおっちょこちょいさんだねー」コツン
9: 2016/11/06(日) 17:15:40.96 ID:bGNP1UZE.net
凛「えへへー。じゃあスマホで調べるにゃー。と、その前に…ねぇ、凛以外の人のお願い事も叶えてきたんだよね?」
穂乃果「もちろん!」
凛「例えばどんなお願い事なの?参考に聞きたいにゃー」
穂乃果「そうだね。凛ちゃんと同年代の子はお金が欲しいとか、成績が上がるようにとか、あとは…」
凛「あとは?」
穂乃果「好きな人と両想いになりたいとか」
凛「ひぃぃっ!」ビクッ
穂乃果「あれ?」
凛「へ、へぇー。そ、そうなんだー。りん、すきなひといないからぜんぜん思いつかなかったにゃんだふる」
穂乃果「語尾が変わってない?もしかして…好きな子がいるの?」
凛「ぎくっ!な、なぜそれを!」
穂乃果「私が言うのもなんだけど凛ちゃんは分かりやすいねー。そっか、好きな人がいるんだ」
凛「う、うん…」
穂乃果「ねぇ、どんな人なの?」
凛「うん…それが分からないんだ」
穂乃果「えっ?分からないの?」
凛「説明するより見てもらったほうが早いよね!穂乃果ちゃん、ちょっとついてきて!」
穂乃果「う、うん…」
穂乃果「もちろん!」
凛「例えばどんなお願い事なの?参考に聞きたいにゃー」
穂乃果「そうだね。凛ちゃんと同年代の子はお金が欲しいとか、成績が上がるようにとか、あとは…」
凛「あとは?」
穂乃果「好きな人と両想いになりたいとか」
凛「ひぃぃっ!」ビクッ
穂乃果「あれ?」
凛「へ、へぇー。そ、そうなんだー。りん、すきなひといないからぜんぜん思いつかなかったにゃんだふる」
穂乃果「語尾が変わってない?もしかして…好きな子がいるの?」
凛「ぎくっ!な、なぜそれを!」
穂乃果「私が言うのもなんだけど凛ちゃんは分かりやすいねー。そっか、好きな人がいるんだ」
凛「う、うん…」
穂乃果「ねぇ、どんな人なの?」
凛「うん…それが分からないんだ」
穂乃果「えっ?分からないの?」
凛「説明するより見てもらったほうが早いよね!穂乃果ちゃん、ちょっとついてきて!」
穂乃果「う、うん…」
10: 2016/11/06(日) 17:17:54.65 ID:bGNP1UZE.net
・
・
凛「あそこにいる子なんだ…」
穂乃果「和服にエプロン姿のあの子?」
凛「うん…名前はね、コイズミカヨウちゃん」
穂乃果「コイズミカヨウちゃん…?」
凛「しっ!いいから隠れるにゃ!」がしっ
穂乃果「ぐはぁっ!」
花陽「あの、えっと。はぁ…またチラシを貰ってくれなかった。やっぱりチラシ配りに向いてないのかな?」
花陽「お、おねがいしましゅ!…うぅ、受け取ってくれなかった…しかも噛んじゃった」
穂乃果「コイズミカヨウちゃん…あれ?凛ちゃんの知らない子なんだよね?どうして名前を?」
凛「名札に書いてあったにゃ」
穂乃果「あっ、なるほど!ふーん、チラシ配りの子なんだね」
凛「ううん。最近できたおにぎり屋さんで働いてるみたい。お店のお仕事もやってんじゃないかにゃ?ちなみに、和服もお店の制服にゃー」
穂乃果「あっ、だから和服…なるほど」
凛「よく似合ってて可愛いにゃー」
・
凛「あそこにいる子なんだ…」
穂乃果「和服にエプロン姿のあの子?」
凛「うん…名前はね、コイズミカヨウちゃん」
穂乃果「コイズミカヨウちゃん…?」
凛「しっ!いいから隠れるにゃ!」がしっ
穂乃果「ぐはぁっ!」
花陽「あの、えっと。はぁ…またチラシを貰ってくれなかった。やっぱりチラシ配りに向いてないのかな?」
花陽「お、おねがいしましゅ!…うぅ、受け取ってくれなかった…しかも噛んじゃった」
穂乃果「コイズミカヨウちゃん…あれ?凛ちゃんの知らない子なんだよね?どうして名前を?」
凛「名札に書いてあったにゃ」
穂乃果「あっ、なるほど!ふーん、チラシ配りの子なんだね」
凛「ううん。最近できたおにぎり屋さんで働いてるみたい。お店のお仕事もやってんじゃないかにゃ?ちなみに、和服もお店の制服にゃー」
穂乃果「あっ、だから和服…なるほど」
凛「よく似合ってて可愛いにゃー」
11: 2016/11/06(日) 17:19:54.02 ID:bGNP1UZE.net
花陽「あ、あの!…うぅ、またスルーされちゃった…」
花陽「あ…新しくオープンしたばかりのおにぎり屋さんです!是非皆しゃん来てくださ…噛んでしまいました!うぅ」
凛「一生懸命いつも笑顔を絶やさないで頑張ってるんだよ。はぁ…なんで健気で可愛い子なんだろ」
凛「初めてチラシを受け取ったあの日…」
花陽『受け取ってくれるんですか…?あ、ありがとうごじゃいましゅ!…あれ、また噛んじゃった…うぅ、恥ずかしいよぉ…』
凛「凛はカヨウちゃんの虜なんだ…」
穂乃果「カヨウちゃん…字は火曜日のカヨウ?」
凛「ううん。小さい泉にお花に太陽の陽で、コイズミカヨウちゃんにゃ。字までちゃんとチェック済みだよ!」
穂乃果「あれ?それってもしかしてカヨちゃんじゃない?」
凛「えっ!?」
穂乃果「そのほうが語呂がよくないかなって」
凛「なるほど…コイズミカヨちゃん。かよちゃん…凛ならかよちんってあだ名をつけるにゃ」
穂乃果「おぉ!可愛いあだ名だね!」
凛「うん!はぁ…カヨちゃんの事をかよちんって呼べたらな…」
穂乃果「うん!そうだね!呼べたらいい…あれ?」
花陽「あ…新しくオープンしたばかりのおにぎり屋さんです!是非皆しゃん来てくださ…噛んでしまいました!うぅ」
凛「一生懸命いつも笑顔を絶やさないで頑張ってるんだよ。はぁ…なんで健気で可愛い子なんだろ」
凛「初めてチラシを受け取ったあの日…」
花陽『受け取ってくれるんですか…?あ、ありがとうごじゃいましゅ!…あれ、また噛んじゃった…うぅ、恥ずかしいよぉ…』
凛「凛はカヨウちゃんの虜なんだ…」
穂乃果「カヨウちゃん…字は火曜日のカヨウ?」
凛「ううん。小さい泉にお花に太陽の陽で、コイズミカヨウちゃんにゃ。字までちゃんとチェック済みだよ!」
穂乃果「あれ?それってもしかしてカヨちゃんじゃない?」
凛「えっ!?」
穂乃果「そのほうが語呂がよくないかなって」
凛「なるほど…コイズミカヨちゃん。かよちゃん…凛ならかよちんってあだ名をつけるにゃ」
穂乃果「おぉ!可愛いあだ名だね!」
凛「うん!はぁ…カヨちゃんの事をかよちんって呼べたらな…」
穂乃果「うん!そうだね!呼べたらいい…あれ?」
12: 2016/11/06(日) 17:23:25.02 ID:bGNP1UZE.net
凛「はぁ…手とか握って遊園地に行きたいにゃ」
穂乃果「ねぇ、できるんじゃない?」
凛「無理だよ…だって、凛のこと知らないし…そもそも好きになってくれるか分からないにゃ」
穂乃果「凛ちゃんの願い事は、かよちゃんと両思いになる…でいいね?」
凛「えぇっ!」
穂乃果「言ったでしょ?穂乃果は願いを叶える妖精だよ!凛ちゃんの願いならなんでも叶えてあげる」
凛「う、うん…」
穂乃果「待っててね!すぐに願いを叶えてあげる」
凛「うん…」
穂乃果「はぁぁー、ううぅー、はうぁぁぁー」
凛「待って!」
穂乃果「ありゃ?」
凛「大丈夫にゃ!その願いは自分で叶えるよ!」
穂乃果「えっ…」
凛「1番大事なのは一歩踏み出す勇気にゃ!…って、友達の希ちゃんにも言われたんだもん!」
穂乃果「凛ちゃん…」
凛「話しかけて嫌われるのが怖かったんだ…。けどもう大丈夫にゃ!どうしてかな?穂乃果ちゃんとお話しできて勇気が湧いたよ。さすが妖精さんにゃ」
穂乃果「ねぇ、できるんじゃない?」
凛「無理だよ…だって、凛のこと知らないし…そもそも好きになってくれるか分からないにゃ」
穂乃果「凛ちゃんの願い事は、かよちゃんと両思いになる…でいいね?」
凛「えぇっ!」
穂乃果「言ったでしょ?穂乃果は願いを叶える妖精だよ!凛ちゃんの願いならなんでも叶えてあげる」
凛「う、うん…」
穂乃果「待っててね!すぐに願いを叶えてあげる」
凛「うん…」
穂乃果「はぁぁー、ううぅー、はうぁぁぁー」
凛「待って!」
穂乃果「ありゃ?」
凛「大丈夫にゃ!その願いは自分で叶えるよ!」
穂乃果「えっ…」
凛「1番大事なのは一歩踏み出す勇気にゃ!…って、友達の希ちゃんにも言われたんだもん!」
穂乃果「凛ちゃん…」
凛「話しかけて嫌われるのが怖かったんだ…。けどもう大丈夫にゃ!どうしてかな?穂乃果ちゃんとお話しできて勇気が湧いたよ。さすが妖精さんにゃ」
13: 2016/11/06(日) 17:25:20.40 ID:bGNP1UZE.net
穂乃果「そっか、自分で叶える…か」」
凛「ありがとう、穂乃果ちゃん!凛、行ってくるにゃ!まずはかよちゃんとお友達になってくる!」
穂乃果「うん!当たって砕けろだよ!凛ちゃん!」
凛「うん!砕けてくるにゃ!」
穂乃果「その意気だよ!頑張って!」
凛「けど、一緒についてきてもらっていいかにゃ…?お友達と来ましたーみたいな感じでさり気なくいくにゃ!」」
穂乃果「ごめんね…穂乃果の姿は凛ちゃんにしか見えないんだ」
凛「そうなの!?」
穂乃果「うん。だからね、周りの人からは凛ちゃんは独り言を喋ってる人に見えてるよ」
凛「ふーん、そうなんだー」
穂乃果「あれ?軽い…普通の人なら恥ずかしさで暴れまわるはずなのに!」
凛「凛は気にしないにゃー」
穂乃果「ふところが大きすぎるよ!」
凛「じゃあここでみててくれないかにゃ?」
穂乃果「もちろんっ!凛ちゃん…ファイトだよ!」
凛「うん!」
凛「ありがとう、穂乃果ちゃん!凛、行ってくるにゃ!まずはかよちゃんとお友達になってくる!」
穂乃果「うん!当たって砕けろだよ!凛ちゃん!」
凛「うん!砕けてくるにゃ!」
穂乃果「その意気だよ!頑張って!」
凛「けど、一緒についてきてもらっていいかにゃ…?お友達と来ましたーみたいな感じでさり気なくいくにゃ!」」
穂乃果「ごめんね…穂乃果の姿は凛ちゃんにしか見えないんだ」
凛「そうなの!?」
穂乃果「うん。だからね、周りの人からは凛ちゃんは独り言を喋ってる人に見えてるよ」
凛「ふーん、そうなんだー」
穂乃果「あれ?軽い…普通の人なら恥ずかしさで暴れまわるはずなのに!」
凛「凛は気にしないにゃー」
穂乃果「ふところが大きすぎるよ!」
凛「じゃあここでみててくれないかにゃ?」
穂乃果「もちろんっ!凛ちゃん…ファイトだよ!」
凛「うん!」
14: 2016/11/06(日) 17:27:35.73 ID:bGNP1UZE.net
・
・
花陽「お、おねがいします!チラシを受け取って…はぅぅ。あ、あの!チラシを…」
凛「あ、あの…」
花陽「はい?…あっ、今日も来てくれたんですか?いつもありがとうございます」にこっ
凛「うぅぅ…その笑顔が相変わらず眩しいにゃ」
花陽「へっ?」
凛「もしよかったら凛にもチラシをくれませんか?」
花陽「いいですけど…昨日も一昨日も受け取ってくれましたよね?書いてあることは一緒ですよ?」
凛「し、知り合いにプレゼントする分なんだ!だから…」
花陽「なるほど!そういうことなら!はい、どうぞ」にこっ
凛「ありがとう!」
花陽「今度はお店にも足を運んでくださいね?」
凛「うん、絶対にいくにゃ!」
花陽「…にゃ?」
凛「あっ…ご、ごめんなさい。凛の癖で…」
花陽「ふふっ、とっても可愛い癖ですね?」
凛「えっ…そ、そうかにゃ?(褒められちゃった…えへへ)」
・
花陽「お、おねがいします!チラシを受け取って…はぅぅ。あ、あの!チラシを…」
凛「あ、あの…」
花陽「はい?…あっ、今日も来てくれたんですか?いつもありがとうございます」にこっ
凛「うぅぅ…その笑顔が相変わらず眩しいにゃ」
花陽「へっ?」
凛「もしよかったら凛にもチラシをくれませんか?」
花陽「いいですけど…昨日も一昨日も受け取ってくれましたよね?書いてあることは一緒ですよ?」
凛「し、知り合いにプレゼントする分なんだ!だから…」
花陽「なるほど!そういうことなら!はい、どうぞ」にこっ
凛「ありがとう!」
花陽「今度はお店にも足を運んでくださいね?」
凛「うん、絶対にいくにゃ!」
花陽「…にゃ?」
凛「あっ…ご、ごめんなさい。凛の癖で…」
花陽「ふふっ、とっても可愛い癖ですね?」
凛「えっ…そ、そうかにゃ?(褒められちゃった…えへへ)」
15: 2016/11/06(日) 17:29:59.30 ID:bGNP1UZE.net
花陽「猫ちゃんがお好きなんですね。何か飼ってらっしゃるんですか?」
凛「う、うん…。大好きなんだけどアレルギーだから飼ってないにゃ」
花陽「あっ、そうなんだ…。ごめんなさい…変なことを聞いちゃって」
凛「別にいいにゃ!って、凛のことはいいの!凛はね、かよちゃんの事が知りたいにゃ!」
花陽「へ?かよちゃん…?」
凛「ち、ちがうにゃ!個人情報を盗んだとかじゃなくてたまたま名札が目に入っただけで」
花陽「あれ?あぁ!もうこんな時間!早くお店に戻らないと!」
凛「へ?」
花陽「いつもチラシを受け取ってくれてありがとうございます。お店でもお待ちしてますね」
凛「あっ…う、うん」
花陽「お米と具はもちろん!お水、塩、海苔にまでこだわった本格派です!味は保証しますよ」にこっ
凛「うん!絶対にいくにゃ!」
花陽「では、失礼いたしました」ぺこり
凛「あっ…あの!」
花陽「早く帰らないと真姫ちゃんとことりちゃんに迷惑かけちゃうよぉー」タッタッタ…
凛「かよちゃんがいっちゃった…」
穂乃果「あー…どんまい」
凛「う、うん…。大好きなんだけどアレルギーだから飼ってないにゃ」
花陽「あっ、そうなんだ…。ごめんなさい…変なことを聞いちゃって」
凛「別にいいにゃ!って、凛のことはいいの!凛はね、かよちゃんの事が知りたいにゃ!」
花陽「へ?かよちゃん…?」
凛「ち、ちがうにゃ!個人情報を盗んだとかじゃなくてたまたま名札が目に入っただけで」
花陽「あれ?あぁ!もうこんな時間!早くお店に戻らないと!」
凛「へ?」
花陽「いつもチラシを受け取ってくれてありがとうございます。お店でもお待ちしてますね」
凛「あっ…う、うん」
花陽「お米と具はもちろん!お水、塩、海苔にまでこだわった本格派です!味は保証しますよ」にこっ
凛「うん!絶対にいくにゃ!」
花陽「では、失礼いたしました」ぺこり
凛「あっ…あの!」
花陽「早く帰らないと真姫ちゃんとことりちゃんに迷惑かけちゃうよぉー」タッタッタ…
凛「かよちゃんがいっちゃった…」
穂乃果「あー…どんまい」
16: 2016/11/06(日) 17:31:46.22 ID:bGNP1UZE.net
凛「自己紹介すらできなかった…」
穂乃果「また明日があるよ。そうでしょ?自分で叶えるって決めたんだよね?なら、どんなに時間をかけても叶えなきゃ!」
凛「穂乃果ちゃん…うん!凛、ぜーったいかよちゃんに思いを伝える!かよちんって呼んで…最終的には手を握って遊園地デートする!」
穂乃果「その意気だよ!凛ちゃん!」
凛「穂乃果ちゃんに出会えなかったら…凛は今も端っこからかよちゃんの事を見てるだけだった」
凛「そもそもかよちゃんの事をかようちゃんって呼んでたくらいにゃ」
穂乃果「あははー、読み間違いくらい誰にだってあるから」
凛「えへへ…。よし!明日はお話しして凛のことを知ってもらうにゃ!」
穂乃果「そうだね!…けど、願いごとはどうしようか?」
凛「あっ、そうだった」
穂乃果「どんな願いでも叶えてあげるよ!宇宙旅行とか、熱海に温泉旅行とかでも全然大丈夫!」
凛「あっ…じゃあ…いや、これは無理だよね?」
穂乃果「なぁに?言ってみて!」
穂乃果「また明日があるよ。そうでしょ?自分で叶えるって決めたんだよね?なら、どんなに時間をかけても叶えなきゃ!」
凛「穂乃果ちゃん…うん!凛、ぜーったいかよちゃんに思いを伝える!かよちんって呼んで…最終的には手を握って遊園地デートする!」
穂乃果「その意気だよ!凛ちゃん!」
凛「穂乃果ちゃんに出会えなかったら…凛は今も端っこからかよちゃんの事を見てるだけだった」
凛「そもそもかよちゃんの事をかようちゃんって呼んでたくらいにゃ」
穂乃果「あははー、読み間違いくらい誰にだってあるから」
凛「えへへ…。よし!明日はお話しして凛のことを知ってもらうにゃ!」
穂乃果「そうだね!…けど、願いごとはどうしようか?」
凛「あっ、そうだった」
穂乃果「どんな願いでも叶えてあげるよ!宇宙旅行とか、熱海に温泉旅行とかでも全然大丈夫!」
凛「あっ…じゃあ…いや、これは無理だよね?」
穂乃果「なぁに?言ってみて!」
17: 2016/11/06(日) 17:33:44.76 ID:bGNP1UZE.net
凛「凛ね、猫ちゃんが大好きなのに猫アレルギーだから飼えないんだ。だから…」
穂乃果「猫アレルギーを治して欲しいと…そういうことだね?」
凛「えっ、できるの?」
穂乃果「お安い御用だよ!」
凛「やった…凛の夢が叶うにゃ!やったぁ!」
穂乃果「けどね、お願い事を叶えちゃった瞬間、穂乃果の姿は見えなくなるの」
凛「そんなの悲しいにゃ…じゃあお願い事なんて言わないから凛のずっとそばにいてほしい!」
穂乃果「ありがとう…その言葉で穂乃果は充分嬉しいよ。穂乃果は願い事を叶える妖精…願い事を叶えて人を幸せにするのが穂乃果の幸せなんだよ」
穂乃果「中にはそうじゃない願いもあるけど…凛ちゃんの願い事は凛ちゃんも穂乃果もすっごく幸せになれる夢だよ!だから、叶えさせてくれないかな?」
凛「穂乃果ちゃん…うん!是非お願いします!」
穂乃果「凛ちゃん…じゃあ、凛ちゃんのお願い叶えてあげるね」
凛「うんっ!ありがとう!凛、穂乃果ちゃんのこと一生忘れないから!」
穂乃果「穂乃果も凛ちゃんのこと忘れないよ。じゃあ…いくね!」
凛「お願いします!」
穂乃果「はぁぁぁぁー」
---ポツ…ポツ
穂乃果「あれ?」
---ザザザッーーーッ!!!
穂乃果「うわぁ!すごい雨…さっきまではあんなに晴れてたのに」
凛「あっ…」
穂乃果「猫アレルギーを治して欲しいと…そういうことだね?」
凛「えっ、できるの?」
穂乃果「お安い御用だよ!」
凛「やった…凛の夢が叶うにゃ!やったぁ!」
穂乃果「けどね、お願い事を叶えちゃった瞬間、穂乃果の姿は見えなくなるの」
凛「そんなの悲しいにゃ…じゃあお願い事なんて言わないから凛のずっとそばにいてほしい!」
穂乃果「ありがとう…その言葉で穂乃果は充分嬉しいよ。穂乃果は願い事を叶える妖精…願い事を叶えて人を幸せにするのが穂乃果の幸せなんだよ」
穂乃果「中にはそうじゃない願いもあるけど…凛ちゃんの願い事は凛ちゃんも穂乃果もすっごく幸せになれる夢だよ!だから、叶えさせてくれないかな?」
凛「穂乃果ちゃん…うん!是非お願いします!」
穂乃果「凛ちゃん…じゃあ、凛ちゃんのお願い叶えてあげるね」
凛「うんっ!ありがとう!凛、穂乃果ちゃんのこと一生忘れないから!」
穂乃果「穂乃果も凛ちゃんのこと忘れないよ。じゃあ…いくね!」
凛「お願いします!」
穂乃果「はぁぁぁぁー」
---ポツ…ポツ
穂乃果「あれ?」
---ザザザッーーーッ!!!
穂乃果「うわぁ!すごい雨…さっきまではあんなに晴れてたのに」
凛「あっ…」
19: 2016/11/06(日) 17:35:39.46 ID:bGNP1UZE.net
穂乃果「凛ちゃんとのお別れは辛いけど、凛ちゃんの願い事を叶えちゃうよ!猫アレルギーよーなおー…」
凛「待って!!」
穂乃果「へ?」
凛「ごめん、穂乃果ちゃん!凛のお願い事…変えてもいいかな?」
穂乃果「いいけど…なぁに?」
凛「あのね…」
凛「待って!!」
穂乃果「へ?」
凛「ごめん、穂乃果ちゃん!凛のお願い事…変えてもいいかな?」
穂乃果「いいけど…なぁに?」
凛「あのね…」
20: 2016/11/06(日) 17:37:25.15 ID:bGNP1UZE.net
・
・
---ザーッ!!
花陽「はぁ…なんで雨なんか降っちゃうの?あんなに晴れてたのに…雨が降るなんて天気予報で言ってなかったよ」
花陽「うぅぅ…早く戻らないとお店が混む時間になっちゃう…」
---ザーッ…
花陽「濡れるの覚悟して走って戻るしかないよね…よしっ!」
「そんなことしたら風邪ひくよ」
花陽「えっ…」
---ザーッ…
花陽「あなたは…」
凛「お店まで送ってあげる」
花陽「えっ…いいんですか?」
凛「勿論にゃ!ほら、この傘すごいんだよ!どんなに強い風が吹いてもひっくり返らない高級傘だよ!頼んでもいないのにすごいの出してくれたにゃー」
花陽「だしてくれた…?」
凛「えっと…じゃなくて。あのね!凛は…」
ぐぅぅぅぅぅ
花陽「あっ…」
凛「!!」カァァァ…
花陽「お腹空いてるの…?」
凛「う、うん…。お腹減っちゃったから美味しいおにぎりが食べたいにゃー!…なんちゃって。だからついでに送ってあげる」
花陽「…えっと」
凛「だめ…かな?ううん。ダメだよね?そうだよ…凛と一緒の傘に入るなんて嫌だよね…それならせめて傘だけでも…」
花陽「…はいっ!お願いします」
凛「えっ!いいの?」
花陽「それは私のセリフだよ。本当にいいの?」
・
---ザーッ!!
花陽「はぁ…なんで雨なんか降っちゃうの?あんなに晴れてたのに…雨が降るなんて天気予報で言ってなかったよ」
花陽「うぅぅ…早く戻らないとお店が混む時間になっちゃう…」
---ザーッ…
花陽「濡れるの覚悟して走って戻るしかないよね…よしっ!」
「そんなことしたら風邪ひくよ」
花陽「えっ…」
---ザーッ…
花陽「あなたは…」
凛「お店まで送ってあげる」
花陽「えっ…いいんですか?」
凛「勿論にゃ!ほら、この傘すごいんだよ!どんなに強い風が吹いてもひっくり返らない高級傘だよ!頼んでもいないのにすごいの出してくれたにゃー」
花陽「だしてくれた…?」
凛「えっと…じゃなくて。あのね!凛は…」
ぐぅぅぅぅぅ
花陽「あっ…」
凛「!!」カァァァ…
花陽「お腹空いてるの…?」
凛「う、うん…。お腹減っちゃったから美味しいおにぎりが食べたいにゃー!…なんちゃって。だからついでに送ってあげる」
花陽「…えっと」
凛「だめ…かな?ううん。ダメだよね?そうだよ…凛と一緒の傘に入るなんて嫌だよね…それならせめて傘だけでも…」
花陽「…はいっ!お願いします」
凛「えっ!いいの?」
花陽「それは私のセリフだよ。本当にいいの?」
21: 2016/11/06(日) 17:39:31.59 ID:bGNP1UZE.net
凛「勿論にゃ!よかった…かよちゃんに断られたらどうしようって思ってたんだ」
花陽「かよちゃん?」
凛「あっ、突然名前で呼ばれたら気持ち悪いよね?けど、名札に書いてあったから見ちゃった…ごめんね」
花陽「あっ…だから」
凛「えっと…初めまして!凛の名前は星空凛。星空に凛々しいの凛って書くんだ」
花陽「う、うん…」
凛「もしよかったら…凛とお友達になってくれない…かな?」
花陽「お友達に…?」
凛「うん!お友達になってください…小泉カヨちゃん!」
花陽「えっと…ごめんなさい」
凛「…だよね」
花陽「小泉カヨとはお友達になれません」
凛「…うん、分かった。ごめんね…変なこと言って」
花陽「初めまして。」
凛「えっ…」
花陽「小さい泉にお花に太陽の陽で小泉花陽っていいます。よろしくね、凛ちゃん」
凛「あれハナヨって読むの!?」
花陽「うん。よく間違えられるんだ」
花陽「かよちゃん?」
凛「あっ、突然名前で呼ばれたら気持ち悪いよね?けど、名札に書いてあったから見ちゃった…ごめんね」
花陽「あっ…だから」
凛「えっと…初めまして!凛の名前は星空凛。星空に凛々しいの凛って書くんだ」
花陽「う、うん…」
凛「もしよかったら…凛とお友達になってくれない…かな?」
花陽「お友達に…?」
凛「うん!お友達になってください…小泉カヨちゃん!」
花陽「えっと…ごめんなさい」
凛「…だよね」
花陽「小泉カヨとはお友達になれません」
凛「…うん、分かった。ごめんね…変なこと言って」
花陽「初めまして。」
凛「えっ…」
花陽「小さい泉にお花に太陽の陽で小泉花陽っていいます。よろしくね、凛ちゃん」
凛「あれハナヨって読むの!?」
花陽「うん。よく間違えられるんだ」
22: 2016/11/06(日) 17:41:19.10 ID:bGNP1UZE.net
凛「ごめんね…凛、すごく失礼なこと…」
花陽「で?花陽とお友達になってくれますか?」
凛「…いいの?」
花陽「うんっ、よろしくね。凛ちゃん」
凛「うん…こちらこそよろしくにゃ!花陽ちゃん!」
花陽「で?花陽とお友達になってくれますか?」
凛「…いいの?」
花陽「うんっ、よろしくね。凛ちゃん」
凛「うん…こちらこそよろしくにゃ!花陽ちゃん!」
23: 2016/11/06(日) 17:43:29.34 ID:bGNP1UZE.net
・
・
穂乃果「ただいま戻りました!」
絵里「おかえり。早かったわね」
穂乃果「そうかな?これでもなかなか願い事が決まらなかったんだよ」
絵里「そう、それは大変だったわね」
穂乃果「大変だったけど勉強にもなったかな?」
絵里「勉強に…?」
穂乃果「すごいんだよ?だって傘だよ?」
絵里「傘…?」
穂乃果『えっ…傘?傘が欲しいの?』
凛『うん!こっからお店まですごく遠いんだよ!傘がないとかよちゃんが風邪引いちゃうにゃ!』
穂乃果『えっ、けど…傘なんてコンビニに…』
凛『いいから早く、時間がないにゃ!かよちゃんを追いかけないと!』
穂乃果「たった1つだけしか叶えられないのに傘を出して欲しいだよ?びっくりしちゃった」
絵里「そう…傘。ふふっ、面白い子ね」
穂乃果「うん!」
凛『穂乃果ちゃんありがとう!凛、穂乃果ちゃんからもらった傘でかよちゃんと仲良くなるにゃ!』
凛『だからまた会おうね!』
穂乃果「凛ちゃん…ファイトだよ!!」
・
穂乃果「ただいま戻りました!」
絵里「おかえり。早かったわね」
穂乃果「そうかな?これでもなかなか願い事が決まらなかったんだよ」
絵里「そう、それは大変だったわね」
穂乃果「大変だったけど勉強にもなったかな?」
絵里「勉強に…?」
穂乃果「すごいんだよ?だって傘だよ?」
絵里「傘…?」
穂乃果『えっ…傘?傘が欲しいの?』
凛『うん!こっからお店まですごく遠いんだよ!傘がないとかよちゃんが風邪引いちゃうにゃ!』
穂乃果『えっ、けど…傘なんてコンビニに…』
凛『いいから早く、時間がないにゃ!かよちゃんを追いかけないと!』
穂乃果「たった1つだけしか叶えられないのに傘を出して欲しいだよ?びっくりしちゃった」
絵里「そう…傘。ふふっ、面白い子ね」
穂乃果「うん!」
凛『穂乃果ちゃんありがとう!凛、穂乃果ちゃんからもらった傘でかよちゃんと仲良くなるにゃ!』
凛『だからまた会おうね!』
穂乃果「凛ちゃん…ファイトだよ!!」
24: 2016/11/06(日) 17:46:55.70 ID:bGNP1UZE.net
・
・
穂乃果「あれから半年が経ったけど…」
穂乃果「どうして何も願いを言わないの!」
穂乃果「海未ちゃん!」
海未「決まっているではないですか、叶えて欲しい願いがないからです」
穂乃果「嘘だね…願いがない人間なんていない!絵里ちゃんとにこちゃんだってそう言ってたもん!」
海未「知りませんよそんなこと」
穂乃果「穂乃果が海未ちゃんの成績上げてあげようか?」
海未「そもそも悪くありません」
穂乃果「弓道部の大会で優勝したくない?」
海未「ですから、それは自分の力で成し遂げるからこそ意味があるんです」
穂乃果「お金は?」
海未「いりません」
穂乃果「車は?」
海未「もっといりません。私はまだ高校2年生ですよ?そもそも免許を持っていません」
穂乃果「じゃあ好きな人と両思いになりたいとかは?」
海未「だから必要ありません!」
穂乃果「えー、うっそだー」
海未「嘘ではありません。それに…願いを叶えてしまえば穂乃果と離れて…」
穂乃果「へ?」
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穂乃果「あれから半年が経ったけど…」
穂乃果「どうして何も願いを言わないの!」
穂乃果「海未ちゃん!」
海未「決まっているではないですか、叶えて欲しい願いがないからです」
穂乃果「嘘だね…願いがない人間なんていない!絵里ちゃんとにこちゃんだってそう言ってたもん!」
海未「知りませんよそんなこと」
穂乃果「穂乃果が海未ちゃんの成績上げてあげようか?」
海未「そもそも悪くありません」
穂乃果「弓道部の大会で優勝したくない?」
海未「ですから、それは自分の力で成し遂げるからこそ意味があるんです」
穂乃果「お金は?」
海未「いりません」
穂乃果「車は?」
海未「もっといりません。私はまだ高校2年生ですよ?そもそも免許を持っていません」
穂乃果「じゃあ好きな人と両思いになりたいとかは?」
海未「だから必要ありません!」
穂乃果「えー、うっそだー」
海未「嘘ではありません。それに…願いを叶えてしまえば穂乃果と離れて…」
穂乃果「へ?」
25: 2016/11/06(日) 17:48:22.17 ID:bGNP1UZE.net
海未「とにかく黙っていてください。私以外の人間に穂乃果の姿が見えない以上、独り言が多い人間だと思われてしまいます」
穂乃果「いいじゃん!前の子は気にしないっていってくれたよ」
海未「私は気にするんです」
穂乃果「ぶぅー。けちんぼ海未ちゃん」
海未「…」
穂乃果「あっ!早速無視されてる…ひどい」
「よろしくお願いします。」
海未「はい、どうもありがとうございます」
「こちらこそ!受け取っていただきありがとうございます。是非お店にも足を運んでくださいね」
海未「はい。機会があれば必ず伺わせていただきますね」
穂乃果「えっ?なになに?」
海未「…」
穂乃果「ちょっと!無視しないでよー、穂乃果寂しいよー」
海未「だから少し黙って下さい!」
穂乃果「あれ?これを貰ったの?このチラシ…どこかで」
海未「ん…?このチラシがどうかしましたか?」
穂乃果「まさか…あの子!」
「にゃぁぁぁ!!!」
穂乃果「この声は…!」
「はぅぅ!…もうっ、凛ちゃんびっくりしたよー」
穂乃果「凛ちゃん…!」
穂乃果「いいじゃん!前の子は気にしないっていってくれたよ」
海未「私は気にするんです」
穂乃果「ぶぅー。けちんぼ海未ちゃん」
海未「…」
穂乃果「あっ!早速無視されてる…ひどい」
「よろしくお願いします。」
海未「はい、どうもありがとうございます」
「こちらこそ!受け取っていただきありがとうございます。是非お店にも足を運んでくださいね」
海未「はい。機会があれば必ず伺わせていただきますね」
穂乃果「えっ?なになに?」
海未「…」
穂乃果「ちょっと!無視しないでよー、穂乃果寂しいよー」
海未「だから少し黙って下さい!」
穂乃果「あれ?これを貰ったの?このチラシ…どこかで」
海未「ん…?このチラシがどうかしましたか?」
穂乃果「まさか…あの子!」
「にゃぁぁぁ!!!」
穂乃果「この声は…!」
「はぅぅ!…もうっ、凛ちゃんびっくりしたよー」
穂乃果「凛ちゃん…!」
26: 2016/11/06(日) 17:50:41.49 ID:bGNP1UZE.net
凛「びっくりしてる!大成功にゃー」
花陽「うぅぅ…」
穂乃果「もしかしてあの子…」
海未「穂乃果?どうかしましたか?」
穂乃果「そっか…そうなんだ」
海未「穂乃果…?」
凛「チラシ配りはもう終わり。お店に戻ろう」
花陽「うんっ。迎えに来てくれてありがとう、凛ちゃん」
凛「どういたしまして。あとね!今度の土曜日、2人で休んでいいって!」
花陽「本当に?やったぁ!」
凛「うん!だから予定通り、2人で遊園地に行くにゃー」
花陽「うん!今から楽しみだね」
凛「楽しみだにゃー」
穂乃果「2人で遊園地か。すごいよ凛ちゃん…本当に自分の力だけで叶えちゃうなんて」
海未「穂乃果…あの子達がどうかしましたか?」
穂乃果「なんでもないよ!行こう!」
海未「はい、そうですね。行きましょう」
花陽「うぅぅ…」
穂乃果「もしかしてあの子…」
海未「穂乃果?どうかしましたか?」
穂乃果「そっか…そうなんだ」
海未「穂乃果…?」
凛「チラシ配りはもう終わり。お店に戻ろう」
花陽「うんっ。迎えに来てくれてありがとう、凛ちゃん」
凛「どういたしまして。あとね!今度の土曜日、2人で休んでいいって!」
花陽「本当に?やったぁ!」
凛「うん!だから予定通り、2人で遊園地に行くにゃー」
花陽「うん!今から楽しみだね」
凛「楽しみだにゃー」
穂乃果「2人で遊園地か。すごいよ凛ちゃん…本当に自分の力だけで叶えちゃうなんて」
海未「穂乃果…あの子達がどうかしましたか?」
穂乃果「なんでもないよ!行こう!」
海未「はい、そうですね。行きましょう」
27: 2016/11/06(日) 17:52:44.64 ID:bGNP1UZE.net
凛「手繋いで戻るにゃー」
花陽「うん、いいよ」
凛「あのね、今日は忙しくなるかもってことりちゃんが」
花陽「うんっ。じゃあ頑張らないと!」
凛「うんっ!みんなで頑張るにゃー!」
おめでとう、凛ちゃん
凛「えっ…」
花陽「どうかしたの?」
凛「う、うん…今、声が…」
海未「だから話しかけないでください!独り言が多い人だと…!」
花陽「あれ?あの人誰と話してるんだろ…」
凛「えっ…独り言?」
海未「ですから、叶えて欲しい願いなんてありません!」
花陽「なんの話だろ…大丈夫かなあの人…ねぇ、凛ちゃん?」
凛「…」ゴシゴシ
花陽「えっ…泣いてるの?」
凛「…ううん!泣いてないよ!だって、凛は今すっごく幸せだもん!」
凛「だから、大好きなかよちんと手をつないで戻るよ!!ついでに土曜日は大好きなかよちんと念願の遊園地デートにゃ!そこでも手をつないじゃうよ!」
花陽「ちょっ、そんなに大きな声で言わないで!」
凛「雨が降っても平気だよ!だって凛たちには丈夫な傘があるから!だから…本当にありがとう!」
花陽「凛ちゃん、みんなに見られてるよぉ…恥ずかしい…」
凛「いいからいいから!急いで戻るにゃー」
花陽「ちょっ、そんなに早く走らないで…ダレカタスケテェェェェェ!!!」
花陽「うん、いいよ」
凛「あのね、今日は忙しくなるかもってことりちゃんが」
花陽「うんっ。じゃあ頑張らないと!」
凛「うんっ!みんなで頑張るにゃー!」
おめでとう、凛ちゃん
凛「えっ…」
花陽「どうかしたの?」
凛「う、うん…今、声が…」
海未「だから話しかけないでください!独り言が多い人だと…!」
花陽「あれ?あの人誰と話してるんだろ…」
凛「えっ…独り言?」
海未「ですから、叶えて欲しい願いなんてありません!」
花陽「なんの話だろ…大丈夫かなあの人…ねぇ、凛ちゃん?」
凛「…」ゴシゴシ
花陽「えっ…泣いてるの?」
凛「…ううん!泣いてないよ!だって、凛は今すっごく幸せだもん!」
凛「だから、大好きなかよちんと手をつないで戻るよ!!ついでに土曜日は大好きなかよちんと念願の遊園地デートにゃ!そこでも手をつないじゃうよ!」
花陽「ちょっ、そんなに大きな声で言わないで!」
凛「雨が降っても平気だよ!だって凛たちには丈夫な傘があるから!だから…本当にありがとう!」
花陽「凛ちゃん、みんなに見られてるよぉ…恥ずかしい…」
凛「いいからいいから!急いで戻るにゃー」
花陽「ちょっ、そんなに早く走らないで…ダレカタスケテェェェェェ!!!」
28: 2016/11/06(日) 17:53:44.22 ID:bGNP1UZE.net
海未「あの子達元気ですね…」
穂乃果「そうだよね。元気が1番だよ!」
海未「…おや?ずいぶん機嫌がよさそうですね。どうかしましたか?」
穂乃果「べっつにー。ほら、海未ちゃんもいくよ!」
海未「えっ…ちょっ、穂乃果っ!」
穂乃果「願いを叶えて海未ちゃんにも幸せになってもらうからね!だって、それが穂乃果の幸せなんだもん!」
おしまい
穂乃果「そうだよね。元気が1番だよ!」
海未「…おや?ずいぶん機嫌がよさそうですね。どうかしましたか?」
穂乃果「べっつにー。ほら、海未ちゃんもいくよ!」
海未「えっ…ちょっ、穂乃果っ!」
穂乃果「願いを叶えて海未ちゃんにも幸せになってもらうからね!だって、それが穂乃果の幸せなんだもん!」
おしまい
29: 2016/11/06(日) 17:54:42.23 ID:bGNP1UZE.net
以上です
ありがとうございました
ありがとうございました
30: 2016/11/06(日) 17:55:57.84 ID:1/4ONIvB.net
乙した
ほんわかほんわか
ほんわかほんわか
31: 2016/11/06(日) 18:08:31.45 ID:oe0AD3nW.net
乙
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