399:◆cKpnvJgP32 2017/07/25(火) 20:46:09.27 ID:NsMtQntxo
モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」シリーズです
前回はコチラ
皆さん! 7月25日!!(挨拶)
いつものやつやります!
……ちょっと感想が溜まってますが
しばらく! 今しばらく!
今年もまたちょっと攻めた内容になってます
それでは行きます
いつものやつやります!
……ちょっと感想が溜まってますが
しばらく! 今しばらく!
今年もまたちょっと攻めた内容になってます
それでは行きます
400: 2017/07/25(火) 20:46:38.92 ID:NsMtQntxo
藍子「ピィさんっ」
藍子「おはようございます、ピィさん」
藍子「朝ですよー、起きてくださーい」
――あぁ、藍子の声が聞こえる。
――とても穏やかで、優しい声だ。
――今日も幸せな気持ちで一日が始まる。
――毎朝こうやって起こしてもらう事にも慣れてきたが、
――やはり何度聞いても藍子の声は落ち着く。
――……即ち、眠気が加速するのだ。
ピィ「ぐぅ……」
藍子「おはようございます、ピィさん」
藍子「朝ですよー、起きてくださーい」
――あぁ、藍子の声が聞こえる。
――とても穏やかで、優しい声だ。
――今日も幸せな気持ちで一日が始まる。
――毎朝こうやって起こしてもらう事にも慣れてきたが、
――やはり何度聞いても藍子の声は落ち着く。
――……即ち、眠気が加速するのだ。
ピィ「ぐぅ……」
----------------------------------------
それは、なんでもないようなとある日のこと。
それは、なんでもないようなとある日のこと。
~中略~
「アイドルマスターシンデレラガールズ」を元ネタにしたシェアワールドです。
・ざっくり言えば『超能力使えたり人間じゃなかったりしたら』の参加型スレ。
401: 2017/07/25(火) 20:47:08.57 ID:NsMtQntxo
藍子「もう、朝ごはんが冷めちゃいますよ、ピィさんっ」
ピィ「んぁ……」
――ゆさゆさと体を揺すられるが、むしろ逆効果だ。
――そんなに軽い力では揺り籠に揺られるがごとし。ぐぅ……。
藍子「えいっ、こちょこちょ~♪」
ピィ「んへはははっ」
――起きた。
――くすぐり攻撃は卑怯だ。
藍子「早く着替えてきてくださいね」
ピィ「あーい……」
――こ。
――……いや、何でもない。
ピィ「んぁ……」
――ゆさゆさと体を揺すられるが、むしろ逆効果だ。
――そんなに軽い力では揺り籠に揺られるがごとし。ぐぅ……。
藍子「えいっ、こちょこちょ~♪」
ピィ「んへはははっ」
――起きた。
――くすぐり攻撃は卑怯だ。
藍子「早く着替えてきてくださいね」
ピィ「あーい……」
――こ。
――……いや、何でもない。
402: 2017/07/25(火) 20:47:38.12 ID:NsMtQntxo
――今日の朝食はトーストにベーコンエッグ、レタス、トマト。
――そしてコーヒー。
――うん、良い朝食だ。
――いかにも朝食って朝食だ。
――何より藍子の手作りっていうのが良い。
――毎朝これを食べられるのだから、本当に俺は幸せだと思う。
ピィ「いただきます」
藍子「いただきます」
――もぐ……。
ピィ「美味ぇ(美味ぇ)」
藍子「ふふっ、ありがとうございます」
――そしてコーヒー。
――うん、良い朝食だ。
――いかにも朝食って朝食だ。
――何より藍子の手作りっていうのが良い。
――毎朝これを食べられるのだから、本当に俺は幸せだと思う。
ピィ「いただきます」
藍子「いただきます」
――もぐ……。
ピィ「美味ぇ(美味ぇ)」
藍子「ふふっ、ありがとうございます」
403: 2017/07/25(火) 20:48:08.79 ID:NsMtQntxo
ピィ「さて……、そろそろ出るか」
藍子「はいっ」
――朝食を終え、一息つくと出勤の時間だ。
――もはや『第二の我が家』といった感じなので、あまり”出勤”というイメージはないが、
――藍子と共に『プロダクション』へと向かう。
――俺はピィ。
――Pだ。
――プロデューサーだ。
――『プロダクション』のプロデューサーだ。
――みんな忘れてるかもしれないが、そこそこ偉い。 (※そもそも◆cKpnvJgP32がいつも忘れてる)
――描写されてないだけで、結構な量の仕事をこなしている。 (※多分)
――責任のある立場だ。 (※なんですよこいつ)
――だけど朝はのんびり向かう。
――別に重役出勤とかではない。
――――毎朝藍子と一緒に歩いていくこの時間を大切にしたいんだ。
藍子「はいっ」
――朝食を終え、一息つくと出勤の時間だ。
――もはや『第二の我が家』といった感じなので、あまり”出勤”というイメージはないが、
――藍子と共に『プロダクション』へと向かう。
――俺はピィ。
――Pだ。
――プロデューサーだ。
――『プロダクション』のプロデューサーだ。
――みんな忘れてるかもしれないが、そこそこ偉い。 (※そもそも◆cKpnvJgP32がいつも忘れてる)
――描写されてないだけで、結構な量の仕事をこなしている。 (※多分)
――責任のある立場だ。 (※なんですよこいつ)
――だけど朝はのんびり向かう。
――別に重役出勤とかではない。
――――毎朝藍子と一緒に歩いていくこの時間を大切にしたいんだ。
404: 2017/07/25(火) 20:48:42.06 ID:NsMtQntxo
ピィ(……というか、そもそも『プロダクション』には明確な出勤時間とか無いし)
ピィ(逆に、明確な退勤時間も無い)
ピィ(だから、夜遅くまで残ることも多いんだが)
ピィ(……)
ピィ(ひょっとして、うちの企業、ブラックなのん……?)
藍子「どうしたんですかピィさん? なんだか難しい顔をしてますけど……」
ピィ「いや、なんでもない……」
――本当は帰りも一緒がいいのだが。
――流石にあまり遅くなると、先に藍子を帰すことも多い。
――ただ、藍子一人だと多少不安……。
未央『ミツボシ』
周子『八つ橋』
沙理奈『セクシー』
――めちゃくちゃ安心だった。
――彼女たちのおかげで心置きなく居残りできます。ちくしょう。
ピィ(逆に、明確な退勤時間も無い)
ピィ(だから、夜遅くまで残ることも多いんだが)
ピィ(……)
ピィ(ひょっとして、うちの企業、ブラックなのん……?)
藍子「どうしたんですかピィさん? なんだか難しい顔をしてますけど……」
ピィ「いや、なんでもない……」
――本当は帰りも一緒がいいのだが。
――流石にあまり遅くなると、先に藍子を帰すことも多い。
――ただ、藍子一人だと多少不安……。
未央『ミツボシ』
周子『八つ橋』
沙理奈『セクシー』
――めちゃくちゃ安心だった。
――彼女たちのおかげで心置きなく居残りできます。ちくしょう。
405: 2017/07/25(火) 20:49:14.27 ID:NsMtQntxo
――そうこうしているうちに『プロダクション』に到着。
茜「あっ! お二人とも!! おはようございますっ!!!!」
ピィ「あぁ、おはよう」
藍子「おはようございますっ、茜ちゃん」
――……朝一の茜ちゃんの食い気味な挨拶にも慣れた。
未央「おっはよ~。いやー今日もお二人はお熱いですなぁ」
藍子「も、もうっ、未央ちゃん!」
ピィ「お前なぁ……」
――藍子と一緒になってからというもの、
――未央はこうやって毎朝からかってくる。
――悪い気はしないが、こっちにはまだ慣れない。
茜「あっ! お二人とも!! おはようございますっ!!!!」
ピィ「あぁ、おはよう」
藍子「おはようございますっ、茜ちゃん」
――……朝一の茜ちゃんの食い気味な挨拶にも慣れた。
未央「おっはよ~。いやー今日もお二人はお熱いですなぁ」
藍子「も、もうっ、未央ちゃん!」
ピィ「お前なぁ……」
――藍子と一緒になってからというもの、
――未央はこうやって毎朝からかってくる。
――悪い気はしないが、こっちにはまだ慣れない。
406: 2017/07/25(火) 20:49:47.78 ID:NsMtQntxo
ピィ「さて、と……」
――自分のデスクに着き、まずは今日の仕事を確認する。
――確か、そんなに量は無かったはずだ。
――『藍子と一緒に帰れるな』というようなことを考えながら、PCを立ち上げた。
――『プロダクション』の面子のスケジュール管理。
――他組織へのアポイント。
――諸々の雑務。
――と、こんなものか。
藍子「はい、どうぞ」
ピィ「ん、ありがとう」
―― 一通り確認が済んだところで、藍子がお茶を汲んできてくれた。
――自分のデスクに着き、まずは今日の仕事を確認する。
――確か、そんなに量は無かったはずだ。
――『藍子と一緒に帰れるな』というようなことを考えながら、PCを立ち上げた。
――『プロダクション』の面子のスケジュール管理。
――他組織へのアポイント。
――諸々の雑務。
――と、こんなものか。
藍子「はい、どうぞ」
ピィ「ん、ありがとう」
―― 一通り確認が済んだところで、藍子がお茶を汲んできてくれた。
407: 2017/07/25(火) 20:50:24.60 ID:NsMtQntxo
ピィ「今日は早めに上がれそうだよ」
藍子「じゃあ! 一緒に帰れますねっ」
ピィ「あぁ」
藍子「ふふっ♪」
――藍子は嬉しそうに微笑んで、その場を後にした。
――去り際に「やった♪」という小さな呟きが聞こえてきた。
――可愛い、天使か。
ピィ「そのためにも、さっさと終わらせないとな」
――藍子の入れてくれたお茶を一口啜り、早速作業に取り掛かる。
――よーし、ピィちゃん張り切っちゃうぞー。
周子(めっちゃウキウキしてる)
沙理奈(ラブラブねぇ)
未央「……」(黙ってうんうんと頷く)
藍子「じゃあ! 一緒に帰れますねっ」
ピィ「あぁ」
藍子「ふふっ♪」
――藍子は嬉しそうに微笑んで、その場を後にした。
――去り際に「やった♪」という小さな呟きが聞こえてきた。
――可愛い、天使か。
ピィ「そのためにも、さっさと終わらせないとな」
――藍子の入れてくれたお茶を一口啜り、早速作業に取り掛かる。
――よーし、ピィちゃん張り切っちゃうぞー。
周子(めっちゃウキウキしてる)
沙理奈(ラブラブねぇ)
未央「……」(黙ってうんうんと頷く)
408: 2017/07/25(火) 20:50:56.92 ID:NsMtQntxo
――
―――
――――数時間後。
ピィ「終わっったー」
――これにて本日の業務終了!
――お疲れ様でした、自分。
――なんか一瞬で終わったような気がするけど、数時間経ってるのだ。
――とにかく、終わったものは終わったのだ。
――相変わらず描写はされないのだ。 (※ごめんなさい)
――ダイジェストでお送りしますのだ。
――まぁ、そんなことより……。
―――
――――数時間後。
ピィ「終わっったー」
――これにて本日の業務終了!
――お疲れ様でした、自分。
――なんか一瞬で終わったような気がするけど、数時間経ってるのだ。
――とにかく、終わったものは終わったのだ。
――相変わらず描写はされないのだ。 (※ごめんなさい)
――ダイジェストでお送りしますのだ。
――まぁ、そんなことより……。
409: 2017/07/25(火) 20:51:33.20 ID:NsMtQntxo
ピィ「よし、藍子。帰ろうか」
藍子「はいっ、こっちももう少しで終わります」
ピィ「おうっ」
――藍子は藍子でちゃんと仕事がある。
――今日みたいに、俺の仕事が先に終わることは珍しい。
――なので、こうやって”待つ”という経験は稀だ。
――凄いソワソワするんだな、と思う。
――藍子もいつもこんな気持ちなんだろうか。
――……もっと仕事を早く終わらせられるようになろう。
――ちなみに、藍子がどういう仕事をしているのかという描写は(以下略)。
藍子「はいっ、こっちももう少しで終わります」
ピィ「おうっ」
――藍子は藍子でちゃんと仕事がある。
――今日みたいに、俺の仕事が先に終わることは珍しい。
――なので、こうやって”待つ”という経験は稀だ。
――凄いソワソワするんだな、と思う。
――藍子もいつもこんな気持ちなんだろうか。
――……もっと仕事を早く終わらせられるようになろう。
――ちなみに、藍子がどういう仕事をしているのかという描写は(以下略)。
410: 2017/07/25(火) 20:52:03.45 ID:NsMtQntxo
ピィ「それじゃ」
藍子「お先に失礼します」
――藍子を待って、二人で退勤する。
――残った面子を労いながら『プロダクション』を後にした。
――……の、前に。
ピィ「悪い、先に入り口のところで待っててくれ」
藍子「? わかりました」
――少しだけ、やることが残っている。
ピィ「ちひろさん」
ちひろ「はい」
――ちひろさんのところへ向かい、彼女に声を掛ける。
――それを合図に、ちひろさんは返事をしながらドリンクを差し出し、
――俺は黙ってお金を払った。
――言葉はいらなかった。
――大人の友情が、そこにはあった。
藍子「お先に失礼します」
――藍子を待って、二人で退勤する。
――残った面子を労いながら『プロダクション』を後にした。
――……の、前に。
ピィ「悪い、先に入り口のところで待っててくれ」
藍子「? わかりました」
――少しだけ、やることが残っている。
ピィ「ちひろさん」
ちひろ「はい」
――ちひろさんのところへ向かい、彼女に声を掛ける。
――それを合図に、ちひろさんは返事をしながらドリンクを差し出し、
――俺は黙ってお金を払った。
――言葉はいらなかった。
――大人の友情が、そこにはあった。
411: 2017/07/25(火) 20:52:30.33 ID:NsMtQntxo
――藍子と一緒の帰り道を、ゆっくりと歩く。
――今日は早く上がれてよかったね、と他愛もない雑談をしながら。
――夕飯の献立はどうしようか、と今晩の買い物をして。
――いつもとは違う道で帰ってみよう、と少し遠回りしてみたり。
――急がず、焦らず、のんびりと。
――藍子と共に過ごす、なんでもないような時間を、大切にしたい。
――穏やかで、静かで、小さな幸せ。
――こうやって、少しづつ、少しづつ、集めていこうと思う。
――今日は早く上がれてよかったね、と他愛もない雑談をしながら。
――夕飯の献立はどうしようか、と今晩の買い物をして。
――いつもとは違う道で帰ってみよう、と少し遠回りしてみたり。
――急がず、焦らず、のんびりと。
――藍子と共に過ごす、なんでもないような時間を、大切にしたい。
――穏やかで、静かで、小さな幸せ。
――こうやって、少しづつ、少しづつ、集めていこうと思う。
412: 2017/07/25(火) 20:53:00.47 ID:NsMtQntxo
――帰宅後。
――俺達は……。
―― 一緒に夕飯を作り。
―― 一緒に軽めの晩酌をしたり。
―― 一緒にテレビを見ながら、談笑し。
―― 一緒にお風呂に入り。 (※!!)
―― 一緒に髪を乾かして。
―― 一緒に歯を磨き。
―― 一緒にベッドに入り。
―― 一緒に……。
――俺達は……。
―― 一緒に夕飯を作り。
―― 一緒に軽めの晩酌をしたり。
―― 一緒にテレビを見ながら、談笑し。
―― 一緒にお風呂に入り。 (※!!)
―― 一緒に髪を乾かして。
―― 一緒に歯を磨き。
―― 一緒にベッドに入り。
―― 一緒に……。
413: 2017/07/25(火) 20:53:27.79 ID:NsMtQntxo
ピィ「藍子……」
藍子「あっ……」
――布団の中で、藍子を抱きしめる。
――柔らかい感触と、藍子の体温が伝わってくる。
――優しく香るシャンプーの匂い。
――小さく漏れる艶っぽい吐息。
――うっすらと上気した桜色の頬。
――ほのかに潤んだ瞳。
――藍子の全てが愛おしかった。
――俺のものだ。
――俺だけのものだ、と。
――そう思うと、俺は間違いなく世界一の幸せ者だった。
藍子「はい……」
――藍子はその一言で、俺を受け入れた。
――枕元にはちひろさんから買ったドリンクが用意してある。
――今夜も長くなりそうだ。
藍子「あっ……」
――布団の中で、藍子を抱きしめる。
――柔らかい感触と、藍子の体温が伝わってくる。
――優しく香るシャンプーの匂い。
――小さく漏れる艶っぽい吐息。
――うっすらと上気した桜色の頬。
――ほのかに潤んだ瞳。
――藍子の全てが愛おしかった。
――俺のものだ。
――俺だけのものだ、と。
――そう思うと、俺は間違いなく世界一の幸せ者だった。
藍子「はい……」
――藍子はその一言で、俺を受け入れた。
――枕元にはちひろさんから買ったドリンクが用意してある。
――今夜も長くなりそうだ。
414: 2017/07/25(火) 20:54:33.17 ID:NsMtQntxo
以上です
時系列が前後しますが、新婚くらいの時期をイメージしてます
時系列が前後しますが、新婚くらいの時期をイメージしてます
415: 2017/07/25(火) 21:10:54.17 ID:NsMtQntxo
重要なことを忘れてました
誕生日おめでとう、藍子!
誕生日おめでとう、藍子!
417: 2017/07/26(水) 14:52:17.35 ID:GvFBfSYK0
おつでしてー
毎年愛が溢れてて微笑ましいですぜ…こういう幸せ家族になっていく過程をシェアワで見ると平和って大事だなぁと改めて思わされるのであった
プロダクションは何年もこういう感じが続くんだなぁという安心感もありますしな
毎年愛が溢れてて微笑ましいですぜ…こういう幸せ家族になっていく過程をシェアワで見ると平和って大事だなぁと改めて思わされるのであった
プロダクションは何年もこういう感じが続くんだなぁという安心感もありますしな
【次回に続く・・・】
コメントは節度を持った内容でお願いします、 荒らし行為や過度な暴言、NG避けを行った場合はBAN 悪質な場合はIPホストの開示、さらにプロバイダに通報する事もあります