花丸「マルは……うぅーん……マルもオムライス！！」

善子「おこ

ルビィ「じゃあオムラ

善子「お好み焼き！！」

花丸「！」ﾋﾞｸｯ

ルビィ「ﾋﾟｷﾞｯ」ﾋﾞｸｯ

善子「お好み焼きが食べたいわ！！」

花丸「お好み焼きかぁ……」

ルビィ「いいかもしれない……」

善子「でしょ？！もんじゃも！！」

花丸「じゃあいくずら！！」

ルビィ「うんっ！！ルビィもお好み焼きともんじゃにさんせい！！」

善子「いくわよ！！」ﾋﾞｼｯ

善子「三人です！」ﾋﾟﾋﾟﾝ

おばちゃん「あいよ、机でいいかい？」

善子「いいわよね？」

ルビィ「うん」

花丸「……」ｺｸｯ

おばちゃん「じゃああっちの窓際の机でね…お水は自分たちでとってね」

みんな「はーい」

善子「なににする？」

ルビィ「やきそばが入ってるやつは花丸ちゃんダメだよね？」

花丸「うん…できれば入ってない方がいいずら」

善子「じゃあこのスタンダードのとぉ……」

ルビィ「うゅ……ルビィはめんたいチーズもちもんじゃが食べたいなぁ」

花丸「マルは……ネギ塩もんじゃ！！」

善子「じゃあその三つをみんなで分けて食べるわよ？」

ルビィ「うん！」

花丸「お腹すいたずらぁ」

善子「すみませーん」

おばちゃん「はいよ」

善子「めんたいチーズもちもんじゃとネギ塩もんじゃと普通のお好み焼きください！！」

おばちゃん「はい…ほかになにかないですか？」

善子「ないです」

おばちゃん「はい、少々お待ちください」

ルビィ「ふふふ」ﾜｸﾜｸ

善子「ふん」ｼｭｰ

花丸「善子ちゃんはりきってるずらね」ﾆｺﾆｺ

善子「この間お父さんとこのお店に来たのよ♪」

花丸「それで？」

善子「お父さんにお好み焼きのひっくり返す極意を教わったの！」ﾋｮｲｯ

ルビィ「わぁ～、ルビィはいつも失敗しちゃうからおねえちゃんがやってるんだよ」

善子「堕天使に任せなさい！」

ルビィ「ルビィはもんじゃ！！もんじゃならできるもん！！」

花丸「頼もしいずら～」

ルビィ「おみずとってくるね！」

花丸「ありがとう」

善子「感謝ｯ!!」

善子「ずら丸はお好み焼きの素養はある？」

花丸「マルもひっくり返したことあるよ」

善子「ううっ、やるわね……でも見てなさい華麗なる技を！！」

ルビィ「おまたせぇ」

ｺﾝｯｺﾝｯ

善子「まだかしら」ﾜｸﾜｸ

花丸「…ｺﾞｸｯ……ｺﾞｸｯ…」

おばちゃん「はい…普通のお好み焼きです」

ｶﾀｯ

善子「ありがとうございまぁす」

おばちゃん「もんじゃはちょっと待っててね」

善子「さて……」

花丸「…」ｱﾌﾞﾗﾋﾟｭｰ

善子「あっずら丸！！」

花丸「油しいといたずらよ」

善子「あ、ありがとう」

善子(全部私に任せなさいよ！)

ルビィ「……」ﾆｸｲｶｴﾋﾞｼﾞｭﾜｰ

善子「ルビィ！！」

ルビィ「おにくたちはまかせてね」

善子(私がやるって……)

花丸「……」ｷｼﾞｷｬﾍﾞﾂﾀﾗｰ

善子「あっずら丸！！」

花丸「どんどんいくずら！」

ｼﾞｨﾜｧｧｧｧ

善子「………」

花丸「……」ﾜｸﾜｸ

ルビィ「おにくたち……そろそろ合体する？」

善子「そ、そうね」

ヒョイヒョイッ

善子「………」ﾁﾗｯ…ﾋﾟﾗﾘｯ

花丸「…………」

善子「そ……そろそろかしら？」

ルビィ「いいのかな？」

善子「じゃたひっくり返すわよ？」

花丸「うん」

善子「………」

ｸﾞｲｸﾞｲｯ…………ﾋｮｲｯ

グシャベチャア

ﾋﾞﾀﾝ！！ﾏｯﾌﾟﾀﾂ

善子「…………」

花丸「…………」

ルビィ「……」

善子(あ………)

花丸「あはは、まっぷたつにちぎれちゃったずら！！」

ルビィ「うゅ………ははは、善子ちゃん……」

善子「…ごめん」

花丸「でもほら……切る手間が省けたずら」

ルビィ「えへへ、時短だよ」

おばちゃん「はい…もんじゃです、あっはっはｗｗｗやっちゃったの？」

善子「はい……」

おばちゃん「まだまだ練習が足りなかったみたいだねｗｗこんどは頑張ってね」

善子「……………」

ルビィ「きゃべつが……めちゃくちゃに飛び散ってて……もんじゃが」

花丸「同時進行しなくてもいいんだよ、ゆっくり味わって食べるずら」

ルビィ「そろそろかなぁ？」

花丸「マルがわけるずらよ」

ｷﾞｯｷﾞｯ

花丸「はぁい」ﾋｮｲｯﾋｮｲｯ

ルビィ「ソースソース」

ﾋﾟｭﾙﾙﾙｯ

善子「……………」

みんな「いただきまーす」

ルビィ「はむっ………………ﾎﾟｷﾞｬ!!あちゅい！！」ﾊﾌｯﾊﾌｯ

花丸「ちゃんとふぅふぅして食べなきゃ熱いにきまってるずら」ﾌｩｰ

善子「………はむっ………あっ……あふっ」ﾊﾌﾊﾌ

ルビィ「善子ちゃん……元気だして……お好み焼きひっくり返すの失敗したからって誰も責めたりなんてしないよ」

花丸「そうずら…誰だって失敗はつきものだよ」

善子「……ずら丸……ルビィ……ごめんね…ぐすっ……私が……私がひっくり返したばっかりに……うっ…歪なお好み焼きを」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

ルビィ「ふぅー！ふぅー！！……ハムっ……」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

花丸「気にしないで…あつあつのお好み焼きを食べるのが一番ずら！！」ﾓｸﾞｯ

善子「そうよね！！」

ルビィ「ふゅ……ふぅー！！……」

善子「フゥ！！フゥ！！フゥ！！………あむっ」ﾓｺﾞﾓｺﾞ

ルビィ「よぉーしルビィがもんじゃがんばるよ！」

花丸「おおっ！」

善子「私のような愚かな失敗はしないことね」

ルビィ「ぃしょ！よいしょ」

ｶｯｶｯｶｯｶｯ

花丸「しっかり混ぜるずら」

善子「基本ね」

ルビィ「はい」

ﾄﾞﾛｧｧ

ｼﾞｭﾜｧｧｧｧｧｧ

ルビィ「!………」

ぎゅっぎゅっ

花丸「ドーナツずら」

ルビィ「はい」

ﾀﾗｧｧｧｧｧｧｧｧｧ

シュワァァァァァァァァァ

ｼﾞｨｨｨｨｨｨ

ルビィ「うゅうゅ……」

花丸「もういっこはマルがやっとくずら」

ｶｯｶｯｶｯｶｯ

ﾄﾞﾛォ

ｼﾞｨﾜｧｧｧｧｧｧｧｧ

善子「うふふ」ﾍﾗﾃﾞﾂﾝﾂﾝ

ルビィ「えへへ」ｺﾂﾝｺﾂﾝ

花丸「めんたいチーズもちのほうはそろそろずら？」

ルビィ「うゆう」ｶﾘｯ

ﾁﾞﾘﾁﾞﾘ

ルビィ「うんっ！」ｶﾘｶﾘ

花丸「おいしそうずら」ﾄﾞﾛｶﾞﾘｯ

善子「っしょ」ｶﾘｯ

ルビィ「ふゅぅ……おいしぃ…」ﾄﾛﾛｰﾝ

花丸「大成功ずら！」ﾊﾌｯﾊﾌｯ

善子「さすがね！」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

善子「ネギ塩のほうもいい感じよ」ｶﾘﾘｯ

花丸「おいしぃいずら！」ﾓｯﾓｯ

ルビィ「うゅ、しょうゆかけちゃお！」ﾀﾗｰ

ジィィリジィィ

善子「いいじゃない！貸して？」ﾋﾟﾄﾝ

ｼﾞｨｨｨｨｨｨ

善子「はむっ…」ﾓｷﾞｭﾓｷﾞｭ

花丸「そのまんまがいちばんずら」

善子「おいしいわよ」ﾓｯﾓｯ

…………

みんな「ごちそうさまー！！」

善子「ええと……もんじゃが450円二つとお好み焼きが600円で1500円ね」

花丸「一人500円ずら」

ルビィ「ルビィが払ってくるよ」ﾎﾟﾝｯ

善子「はい500円」ﾎﾟﾑｯ

花丸「500円ずら」ﾎﾟﾝｯ

ルビィ「はぁおいしかったね！！」

花丸「またいこうね」

善子「こんどはみんなもつれていきましょ」

ルビィ「善子ちゃんはひっくり返す修行しないとね」

善子「次こそは成功させるわ！」

花丸「たのしみずら」


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★★☆☆OWARI★★☆☆

おつ

ところでお好み焼き屋なのになんで自分で焼いてるんだ

道とん堀とか自分で焼くぞい