1: 2014/11/04(火) 23:21:01.70 ID:6WLER/ej.net
花陽兄「いらっしゃい。どうぞ、上がって」

居間

凛「こたつは暖かいにゃぁ」

花陽「お兄ちゃん。家にいたんだね」

花陽兄「今日は花陽のお友達が遊びに来るって聞いてたから」

花陽兄「挨拶しとかないとって思って」

穂乃果「花陽ちゃんのお兄さん、初めてみたなー」

にこ「どことなく雰囲気が花陽に似てるわね」

花陽兄「そうかな?」

真姫「眼鏡ってところが花陽らしいわ」

3: 2014/11/04(火) 23:26:34.25 ID:6WLER/ej.net
穂乃果「初めまして!高坂穂乃果っていいます!花陽ちゃんがお世話になってます!」

花陽兄「元気だね。お世話になってるのはこっちの方だよ」

海未「初めまして、そ、園田海未と申します。い、妹さんとご一緒にスクールアイドルをしています」

花陽兄「こちらこそ、初めまして。なんで緊張してるのかな?」

ことり「えっと、南ことりっていいます♪お兄さん。これ、お菓子を焼いてきたのでよかったらどうぞ」

花陽兄「ありがとう!家族で是非、いただくね」

にこ「にっこにっこにー♪同じくスクールアイドルやってまーす♪矢澤にこっていいまーす♪よろしくにこっ」

花陽兄「えらくテンションに落差のある子だね。ちょっとびっくりしたよ」

5: 2014/11/04(火) 23:33:46.36 ID:6WLER/ej.net
真姫「花陽と同じ、一年生の西木野真姫です」

花陽兄「花陽と同い年なんだね。よろしくね」

絵里「絢瀬絵里です。3年生です。よろしくお願いします」

花陽兄「三年生ってことは花陽より2年も先輩なんだねー」

希「ウチもエリチと同じ!三年生の東條希や!」

花陽兄「関西の方かな?よろしくね」

凛「凛は!かよちんの大親友の星空凛にゃー!」

花陽兄「あはは、君は知ってるよ。自己紹介ありがとう」

小泉花陽「え、えっと……スクールアイドルμ'sの小泉花陽です!」

花陽兄「どうして、花陽が挨拶したのかな?」

7: 2014/11/04(火) 23:38:11.45 ID:6WLER/ej.net
花陽兄「こういう機会に是非聞きたいことがあるんだけどいいかな」

海未「なんでしょう?」

花陽兄「部活での妹はどういう感じかなってね」

花陽「もう、お兄ちゃん」

花陽兄「部活での花陽の事、是非聞きたいな」

穂乃果「花陽ちゃんはおにぎりをすごく美味しそうに食べるんだよ!」

花陽兄「踊りとかよりもそっちの印象が強かったのかな?」

凛「かよちんはとっても可愛いにゃぁ!」

花陽兄「ありがとう。兄として妹が褒められるのは嬉しいよ」

希「カードが言ってる。かよちんはμ'sにとって掛け替えの無いメンバーなんや♪」

花陽兄「嬉しいけど、君からその言葉を聞きたかったかな」

8: 2014/11/04(火) 23:43:54.38 ID:6WLER/ej.net
海未「さ、最近は特に踊りのキレもよくなりましたね」

花陽兄「そういうのが聞きたかった!だけど、やっぱり緊張してる?」

絵里「そうねぇ。報告することもないかな」

花陽兄「普通に部活動の様子を言ってくれればいいんだよ?」

にこ「にこはー♪毎日の練習が辛いって思う時もあるけど、それでも!にこの事を待ってるみんなのためにも」

にこ「スマイルをお届けするためにがんばってるにこ♪」

花陽兄「大変だけど頑張って偉いね。だけど、君のことじゃなくて花陽のことをお兄さんは聞きたいんだよ?」

11: 2014/11/04(火) 23:50:24.70 ID:6WLER/ej.net
花陽「もう!お兄ちゃんってば!恥ずかしいからそのくらいにして!」

穂乃果「つ、強気の花陽ちゃんだ」

花陽兄「ごめん、ごめん。つい」

花陽「お兄ちゃんはあっちいってって」

花陽兄「はいはい」ヨッコラセ

穂乃果「花陽ちゃんのお兄さんていつも家にいるの?」

全員「……」

ことり「……穂乃果ちゃん?」

12: 2014/11/04(火) 23:56:31.06 ID:6WLER/ej.net
花陽兄「僕は学生だから、夕方には家にいるかな」

穂乃果「学生って、大学生ですか!?憧れる!」

ことり「」ホッ

海未「穂乃果、あまり、失礼な事を聞くのは良してください」

穂乃果「失礼?」

穂乃果「大学生ってことはサークルとか!何かしてるんですか!?」

花陽兄「……」

花陽兄「してないよ」ニコッ

全員「……」

13: 2014/11/05(水) 00:02:58.44 ID:M+2atBdg.net
穂乃果「そうなんですかー。大学生っててっきりみんなサークルに入って遊んでるもんだと思ってたよ」ショボーン

花陽兄「……そ、そうかな?」

花陽「お兄ちゃんはそういうの苦手だから」

ことり「は、花陽ちゃんのお兄さんってとってもカッコイイから♪彼女さんとか」

花陽兄「いないよ」

全員「……」

ことり「へ、へー……い、いがい、かも」

花陽兄「そうかな?ありがとう」

16: 2014/11/05(水) 00:08:37.58 ID:M+2atBdg.net
花陽兄「そ、それじゃぁ、僕は部屋に戻るね」

穂乃果「え、もうちょっと話聞きたいなぁ」

花陽兄「え……」

凛「凛も久しぶりにかよちんのお兄さんとお話したいにゃー!」

花陽兄「えぇ……」

ことり(お兄さんすごく困ってる……)

絵里(は、花陽!)

花陽「ダレカタスケテェ……」

絵里(だ、だめね……)

21: 2014/11/05(水) 00:20:23.81 ID:M+2atBdg.net
花陽兄「……お話って言っても何を話せばいいのかな」

凛「かよちんの昔話にゃー!」

花陽兄「えへへ、えっと、そうだねー。花陽は昔からアイドルが大好きでね」

花陽兄「そこのこたつの上で踊ったり」

花陽「お兄ちゃん!」

花陽兄「してたかもしれないね」

凛「?」

穂乃果「花陽ちゃんのお兄さんもアイドルは好きですか?」

花陽兄「う~ん。興味はあまりなかったんだけど」

花陽兄「花陽が本格的にアイドル活動をするようになってから」

花陽兄「少し興味が湧いてきたかな」

23: 2014/11/05(水) 00:24:48.75 ID:M+2atBdg.net
花陽「え?そうなの?」

花陽兄「そうなのって、兄として妹がどういうことしてるのかは気になるじゃないか」

絵里「妹想いなんですね」

花陽兄「もちろん。昔から気の弱い子だったから特に心配でね」

にこ「だから、彼女なんて作ってる暇はないと」

花陽兄「そうだね。ちょっとさっきと雰囲気が違うね」

穂乃果「ご安心ください!お兄さん!花陽ちゃんはもう立派なアイドルです!」

穂乃果「だから!お兄さんは彼女さんと」ガタッ

花陽兄「ありがとう。穂乃果ちゃん、座ろうか」

24: 2014/11/05(水) 00:28:38.37 ID:M+2atBdg.net
花陽「お兄ちゃんには彼女なんてできないよ」

真姫(兄にはすごく強気ね)

花陽兄「そうかな?あはは、参ったなぁ」

凛「大丈夫!凛たちがフォローするにゃ!」

花陽兄「嬉しいなぁ。だけど、すごく虚しい言葉だね」

穂乃果「μ'sはお兄さんの恋愛を応援します!」ガタッ

花陽兄「花陽のお友達総動員で動かなくても大丈夫だよ!あと、座ろうか穂乃果ちゃん」

25: 2014/11/05(水) 00:33:31.94 ID:M+2atBdg.net
花陽兄「僕のことは言いとして、君たちは?どうなのかな」

花陽兄「特に、花陽のことなんだけどね」

希「ウチらは女子校やからそういうのはないかなー」

凛「でも、花陽ちゃんはすごくモテるにゃー」

花陽兄「……凛ちゃん、その話詳しく聞かせてもらえないかな」

花陽「ライブで盛り上がるってこと!」

花陽兄「ライブで盛り上がるってことなんだね」

穂乃果「私達はアイドル活動でいっぱいだからね!」

にこ「にこはー!にこのファンみ~んな大好きだよ♪」

花陽兄「うん、そうだね。みんな大好きだね、にこちゃんは」

27: 2014/11/05(水) 00:41:08.02 ID:M+2atBdg.net
海未「か、彼氏なんて!!そんな破廉恥です!」

花陽兄「びっくりしたなー。突然、声上げるからお兄さんびっくりしたよ」

凛「凛も大学生はすごく憧れるにゃー!」

花陽兄「切るね。流れを凄い勢いで切るね。凛ちゃんは切り込み隊長かな?」

絵里「大学生活ってどういう感じですか?」

希「そうやねー。ウチらはもう三年生やし、そういうこと聞いておきたいね」

穂乃果(そっか……そうだよね。二人とも、もうすぐ卒業だもんね)

28: 2014/11/05(水) 00:44:32.11 ID:M+2atBdg.net
花陽兄「えーと、まぁ基本的には」

花陽「お兄ちゃんに聞いても仕方ないです」

花陽兄「仕方ないね」

海未「わ、私は……今はまだ、μ'sがありますから……恋愛というのは」

花陽兄「ありがとう、君の意思はわかったよ。だけど、話がずれてるよ海未ちゃん」

穂乃果「おなかすいたなー」

花陽「みかんがあるのでみんなで食べましょう」

31: 2014/11/05(水) 00:51:27.14 ID:M+2atBdg.net
ことり「甘くて美味しいね~」

花陽兄(なんだろう。すごく疲れる……少しだけ花陽の話を聞こうと思ってただけなのに)

花陽兄「さて、僕はこれで」

凛「お兄さんも食べるにゃー」

花陽兄「ありがとう。いただくよ凛ちゃん」

花陽兄「」モグモグ

32: 2014/11/05(水) 00:55:17.30 ID:M+2atBdg.net
花陽「お兄ちゃん、いつまでいるの」

花陽兄「うん、僕もいつまでいればいいのか凄く知りたいんだけど」

絵里「ハラショー!このみかん!甘くて凄く美味しいわ!」

花陽兄「よかったら、いくつか持って帰る?ダンボールにいっぱい入ってるから」

花陽兄「袋に詰めて」

絵里「いいんですか?」

花陽兄「うん、僕達だけじゃ食べきれないと思ってたところだし」

にこ「あま~い!このみかん!にこの超好みかも~!にこっ」

花陽兄「うん、にこちゃんもよかったらどうぞ」

34: 2014/11/05(水) 00:59:39.15 ID:M+2atBdg.net
帰り

花陽「お兄ちゃん。今度からは挨拶くらいにしてよ!」

花陽兄「わかったよ。今度からはそうするよ。良い教訓になったね」

穂乃果「お邪魔しました~!お兄さん!応援してますよ!」キラキラ

花陽兄「ありがとう穂乃果ちゃん。眩しい視線が心をえぐるよ」

海未「あの、お邪魔しました」シュン

花陽兄「ごめんね。ずっと緊張してたね。男の子は苦手だったかな」

絵里「お邪魔しました!みかん!ありがとう御座います!」

花陽兄「いえいえ!よろこんでもらえて嬉しいよ!」

希「お邪魔しましたー!かよちん!また、あしたね!」

花陽「うん♪」

35: 2014/11/05(水) 01:03:24.69 ID:M+2atBdg.net
真姫「お邪魔しました」

ことり「おじゃましました~♪」

にこ「お邪魔しましたぁ♪お兄さん!にことμ'sの応援よろしくにこ!」

花陽兄「すごいね君、ぶれたの一回だけだったね」

凛「かよちんと!かよちんのお兄さん!またあしたねー!」

花陽兄「はい、凛ちゃん。今日もありがとう」

バイバーイ

37: 2014/11/05(水) 01:06:48.57 ID:M+2atBdg.net
花陽兄「ふぅ、さむいね」

花陽「うん」

花陽兄「今日は楽しかったよ。花陽の話もいっぱい聞け」

花陽「お兄ちゃん、寒いよ」

花陽兄「そうだね。中に入ろうか」

花陽「お母さん達そろそろ、かえってくるね」

花陽兄「夕飯は何かな~」


おわり

38: 2014/11/05(水) 01:08:52.28 ID:sZeVezE3.net
何もないだと?

39: 2014/11/05(水) 01:10:06.71 ID:qGX6Acoq.net
安心してる自分ともやもやしてる自分がいる、なんだこれ。

引用: 凛「かよちんのお家にお邪魔するにゃ!」