518:◆TLyYpvBiuw 2014/08/06(水) 23:41:40.90 ID:fOtlCmTdo
519: 2014/08/06(水) 23:44:04.52 ID:fOtlCmTdo
おおおおおぉぉぉおぉ↓……
提督「なんだなんだ、暗い気分になるな」
長門「今日は一日おとなしくしておくために暗いBGMを流してもらっている」
文月「おおぉおぉおぉぉおおおぉおおぉおおぉぉぉ↓……」
朝潮「おぉぉぉおおおぉおぉぉおおぉおぉおおお↓……」
提督「すぐに辞めさせろ!」
長門「このビッグセブン長門、不謹慎なことはさせん!明るい話題は禁止だ」
提督「そういう話はもう前々回でやっただろ」
長門「なにぃ!?でも今日は……」
提督「この世界は現実より2日進んでいるんだよ」
長門「そんな馬鹿な!」
提督「本当だ、我々から見て右下にある時計を見ろ」
長門「どれだ?」
提督「右下だよ、丸いヤツ」
長門「……あーアレか、あれ時計だったのか」
520: 2014/08/06(水) 23:45:08.07 ID:fOtlCmTdo
ところで美しすぎる罪深き重巡熊野は金剛たちとお茶会をしていた。
熊野「まあ素敵ですこと」
金剛「やっぱりテートクはワタシのことよーくわかってるデース!」
陸奥「あらあら、ラブラブねぇ」
金剛「でもテートクはそれ以上何もしてこないんデスよー」
妙高「少しニブイところがありますからね」
熊野「気長に待つしかありませんわ」
そんな彼女たちを遠くから見ているある駆逐艦がいた……。
521: 2014/08/06(水) 23:45:59.94 ID:fOtlCmTdo
お茶会も終わり、熊野は部屋でくつろいでいた。
コンコン
熊野「はーい、どうぞ」
ガチャ
暁「こんにちは、熊野さん」
熊野「あら、あなたは……」
暁「暁です。実は熊野さんにお願いがあって……」
熊野「あら、なにかしら」
暁「あのお茶会に私も入れて欲しいんです!」
熊野「えぇ?」
暁「私もみなさんみたいな一人前のレディーを目指してるんです」
熊野「わたくしが?レディー?」
暁「はい!」
熊野「そうよねぇ、そうですわよねぇー」ニヤニヤ
熊野は(まんまと乗せられて)お茶会のメンバーに相談した!
522: 2014/08/06(水) 23:47:13.95 ID:fOtlCmTdo
金剛「もちろん、OKデース!」
陸奥「新しいメンバーならいつでも歓迎よ」
妙高「可愛らしい新人さんですね」
金剛(ワタシがレディーだなんて、暁は正直ネ)ニヤニヤ
陸奥(まあ私はレディーさ?っていうのが溢れ出てるから)ニマニマ
妙高(レディーだなんて、照れてしまいますね)ニコニコ
どいつもこいつも同じ穴の狢であった。
そしてお茶会当日……。
523: 2014/08/06(水) 23:48:27.89 ID:fOtlCmTdo
暁「はじめまして、ごきげんようなのです」
金剛「よろしくネー!」
陸奥「新しい子が増えて嬉しいわ」
妙高「素敵なお茶会にしましょうね」
熊野「さぁ、どうぞ」
コポコポ コトン
金剛「シィット!お菓子を持ってくるのを忘れてしまったネー!」
陸奥「あらあら、困ったわね」
妙高「まあお菓子無しでも楽しめますよ」
金剛「これぞ、ザ!ワースト!ポッシボゥ!シンク!」
熊野「そんなに言うことかしら……」
暁「何て言ったのかしら……熱っ!?」
ガチャン
妙高「あら」
暁は熱い紅茶の入ったカップを落としてこぼしてしまった。
524: 2014/08/06(水) 23:50:40.27 ID:fOtlCmTdo
暁「はわわわごめんなさい!今拭きますから……」
しかし慌てた暁はテーブルに手をおき体重をかけてしまった!
背が低い暁は地面に足が届かない!
テーブルは当然大きく傾き、対面の陸奥を襲う!
陸奥「べっ!?」
金剛のティーセットも宙を舞う!
金剛「オーマイガッ!」
妙高「熱っ!」
ドンガラガチャーン
暁と横にいた熊野はテーブルに押しつぶされた。
熊野「とぉおおおお!?」
暁「あああ……うう」
お茶会は一瞬で台無しとなってしまった……。
熊野「なんかもう、いっぱいですわ……」
金剛「テートクにもらったティーセットがぁー!」
妙高「服にシミがついてしまいました……」
陸奥「アゴが……」
暁「ご、ごめんなさい……」
熊野「いえ、わたくしが淹れた紅茶が熱すぎるのが悪かったのですわ。みなさん、然るべき補償はこの熊野が致します」
暁「で、でも……」
金剛「そ、その必要はないデス……」
妙高「このくらいなら自分でどうにかできますから」
陸奥「戦艦は頑丈なのよ?心配いらないわ」
しかし、その日はもう解散になった。
525: 2014/08/06(水) 23:51:36.47 ID:fOtlCmTdo
ところ変わって熊野の部屋
暁「本当にごめんなさい。熊野さんに恥をかかせたみたいで…」
熊野「恥なんて、そんな大層なお茶会ではございませんわ。でも、次があるかどうか……」
暁「私のせいで……」
熊野「ですから言いましたでしょう?あれはわたくしの淹れた紅茶が熱すぎたの」
暁「でも私が……」
熊野「違いますわ」
暁「違わない……違わないわよ!!」
ダッ
熊野「暁!?」
暁は部屋を飛び出した。
部屋の床に小さな水滴の跡が残っていたのを熊野は見逃さなかった。
熊野「な、涙……」
526: 2014/08/06(水) 23:52:58.83 ID:fOtlCmTdo
金剛は部屋でワンワン泣いていた。
金剛「まさにザ!ワースト!ポッシボゥ!シンク!どうしてぇ!?どうしてなのデスかー!?」
そこに金剛の携帯が鳴る。
金剛「ハロー♪……なんですって!?」
暁が何が何でも償いをする気らしいという熊野からの連絡であった
同じ電話が陸奥と妙高にもかかっていた
熊野『いつもの場所で落ち合いましょう』
金剛「ラージャーデース!」
いつもお茶会をしていた場所に四人は集まった
妙高「彼女は飛び出して行ったのですね?」
陸奥「ここに来る前にちょっと聞き込みをしてみたけど、誰も暁を見てないらしいわ」
金剛「これぞまさしくザ!ワースト!ポッシボゥ!シンク!」
熊野「ふざけてらっしゃるの?」
金剛「でも本当のことですよネ……」
熊野「今、響に電話をかけてもらっています」
527: 2014/08/06(水) 23:54:20.58 ID:fOtlCmTdo
響「うん、うん、熊野さんに変わるよ」
熊野「はい、熊野ですわ」
暁『私は帰らないわ』
熊野「なんですって?」
金剛「何て言ってるデス?スピーカーフォンに変えるデース!」
熊野「ああ、はい」
暁『みなさんに償いが出来るようになるまで帰らない!』
金剛「償いなんて必要ありまセン!」
妙高「そうですよ!」
陸奥「そうやって言ったじゃない」
暁『でもお茶会は開けなくなったじゃない!』
妙高「それは新しいのを買えば済む話です!」
暁『提督にもらったんでしょ!?どうしようもないじゃない!』
金剛「くっ……」
熊野「……今どこにいらっしゃるの?」
暁『教えられないわ!』
陸奥「街にいるのね?」
暁『!?どうしてわかったの!?』
陸奥「街だそうよ」
暁『あっ!』
熊野「すぐ迎えに行きますから大人しく待ってなさい」
プツン、プープー
金剛「サンキュー響」
響「何があったかはわからないけど大事になる前に暁を連れ戻して!」
熊野「もちろんですわ」
528: 2014/08/06(水) 23:56:42.23 ID:fOtlCmTdo
街
暁「あれからだいぶ経ったけど、この様子だと街にいるのがバレたからってそうそう見つかr」
熊野「いましたわ!」
暁「見つかったぁー!ヘイタクシー!」
アイヨー
暁「ギャー……じゃなくて!郊外まで連れてって!」
運ちゃん「いいよ」
ブゥウン
金剛「タクシーに乗られましたネー!」
陸奥「どうしようかしら」
妙高「こっちもタクシー!あの車追ってくれたら二倍払います!」
運ちゃん「いいねぇ、痺れるねえ」
熊野「さあ参りますわよ!」
ブウウウン
運ちゃん「さあ、しっかりつかまってなよ!」
しかし、壮絶なカーチェイスとかはなく普通について行った。
熊野「地味ですわね」
運ちゃん「道交法は守らなきゃね~」
529: 2014/08/06(水) 23:57:24.79 ID:fOtlCmTdo
郊外
暁「運ちゃんありがとう」
運ちゃん「またのご利用を」
ブーン
熊野「いましたわね」
金剛「やっと会えましたー!」
暁「げっ!」
妙高「償いなんてしなくていいんですよ」
陸奥「そもそも逃げてちゃ償いも何も無いわよ」
暁「だって……お茶会が……」グスッ
熊野「別に永遠に出来なくなったわけじゃありませんわ」
陸奥「傷もいつかは治るものよ」
妙高「シミもちゃんと洗えば取れるんです」
金剛「セットもまたテートクに買ってもらうデース!」
熊野「この通り誰もあなたに怒ってなんかいませんわ」
暁「私の気持ちが収まらないもの」
妙高「それじゃあ、私たちの新しいティーセットを選んでもらいましょう」
陸奥「それは名案ね」
金剛「イエース!グッドアイディア!」
熊野「それは素晴らしいですわ!ね、そうしましょう!」
暁「う、うん……」
陸奥「そうと決まれば早速……」
妙高「そういえばここ何処でしょうか……」
カーカー
金剛「Oh...」
熊野「ま、たまにはこんなオチもよろしくてよ」
530: 2014/08/07(木) 00:00:13.95 ID:2qYg7ScTo
熊野たちは後日みんなでショッピングに出掛けた。
もちろん新しいティーセットを買うために。
暁はみんなのカップを選んだし、みんなは暁のものを選んだ。
金剛はこれを随分気に入り、前のカップなんかすっかり忘れているようだ。
陸奥はなぜか長門にめちゃくちゃ嫉妬されたらしい。
妙高は何かと妹たちに自慢しているらしく、いつもの姉のらしくない行動にみな困惑してるとか。
熊野はというと……
熊野「あら?このカップ、上品なわたくしにピッタリですわねぇ」
鈴谷「いいなー、私も誰かに買ってもらいたい」
三隈「うふふ、素敵ですね」
最上「もう聞き飽きたって事を除けばね」
三隈「あら、素敵な物はいつまでも素敵よ?」
熊野「そんな乙女の心がわからないなんて……最上、あなたやっぱり」
最上「違うよ!」
お後がよろしくてよ。
531: 2014/08/07(木) 00:01:53.47 ID:2qYg7ScTo
ネノヒエェーンドクマノォ!ネノクマレィディオ!
子日「さあ今日もやってまいりました、ねのくまラヂオ!」
熊野「彼女子日と私熊野がお送りいたしますわ」
子日「やっとくまのんラヂオ以外に出られたね」
熊野「全く、ようやくという感じですわね」
子日「しかも私より待遇いいし」
熊野「ま、まあ、良いではありませんか」
乙
また色々と危なっかしい時事ネタ持ってきたなwwww
危ない時事ネタに飛び込んでいくスタイル好き
熊野「佐世保鎮守府はあの話で持ちきりでしょうね」
子日「怖い事件だよ」
軽薄に聞こえるやもしれませんが、被害者のご冥福をお祈り申し上げます。
533: 2014/08/07(木) 00:02:40.18 ID:2qYg7ScTo
乙!!
ライジングドラゴンさんだけわからねぇ……ひ、飛龍?
熊野「龍驤ですわ、でも今思えば『ドラゴンライズ』にすべきでしたわね」
大和「それより私が『奈良県』なことにツッコんでくださいよ!」
ベールド「ナラ-シティ(笑)」
デイオブマウス「HAHAHAHAHAHAHA!こいつは傑作だね!」
良かった
巨人の星クリスマス回みたいなことになった不知火ちゃんはいなかったんだね
子日「くまのんの妄想だよ!きっと!」
熊野「……」
534: 2014/08/07(木) 00:03:24.84 ID:2qYg7ScTo
ベルヌーイをいじめてください(同志一同より)
熊野「な、なぜ?」
子日「これはきっとリクエストってやつだね!」
熊野「なるほど、それじゃあ思いっきり痛めつけてやりますわ!」
子日「そ、そーじゃないと思うな」
熊野「そうかしら?」
子日「そうだよぅ」
熊野「本当に?」
子日「本当に」
熊野「うそぉ?」
子日「うそじゃないよ」
ホントニーホントウソーホント…
535: 2014/08/07(木) 00:05:34.90 ID:2qYg7ScTo
~ペットショップ。あ、ペッティングってこのペットが語源らしいよ~
夕立「知りたく無かったっぽい!」
卯月「いきなりどうしたぴょん?」
夕立「いや…。なんでもないっぽい」
卯月「ふうん、そう」ペラッ
夕立「それ何読んでるっぽい?」
卯月「んー、株価」
夕立「!?」
変な艦これ劇場、次回から本気だす…から見てて。
おおおおおぉぉぉおぉ↓……
朝潮「おおおおおぉぉおおおおぉぉぉおぉおぉ↓……」
文月「ぉぉぉおおおぉぉおぉおおおぉぉぉおぉ↓……」
朝潮「あっ!もう12時過ぎてる!」
文月「イヤッッホォォォオオォオウ!」
朝潮「イエエエエエエイ!!」
536: 2014/08/07(木) 00:06:58.55 ID:Fl2Tyjfho
乙
…あれ?本編のオチは…?
…あれ?本編のオチは…?
538: 2014/08/07(木) 00:48:02.85 ID:FTWFGU0SO
乙です
毎回どんな内容になるのか予測不可能なところが好きです
毎回どんな内容になるのか予測不可能なところが好きです
539: 2014/08/07(木) 00:59:18.04 ID:yNcJU2zQO
熊野の話がまともだったことに違和感
いやこれが普通なんだろうけどさ
いやこれが普通なんだろうけどさ
540: 2014/08/07(木) 01:55:00.28 ID:tazvMIGPo
この世界は2日進んでいて12時を回ったということは長崎の日だな
541: 2014/08/07(木) 02:22:59.78 ID:RLFflgGro
『暗いBGM』がWorld of Tanksの敗北の時の音楽かと思ったわ
引用: 変な艦これ劇場



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