ルビィ「おねえちゃん……このあいだマ◯コの知らない世界でほとんど作り物だっていってたよ……大丈夫だよ」

ダイヤ「ルビィは見てないのですか！？あの！！手を！！」ｶﾞｸｶﾞｸ

ルビィ「だから作り物だって……」

ダイヤ「そんなこと言っていたら祟られますわ！！」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

ルビィ「もぉ……」

テレビ「これは大学生の映画サークルが山奥に撮影に……」

ダイヤ「っ…………」ｺﾞｸﾝ

テレビ「ｶﾞｶﾞｯ………ﾋﾟｰ……オゴッ……ﾕﾙｻﾅｲ……」

ダイヤ「ああああああああ」ｶﾞｸｯ

母「だからうるさいっていってるでしょ！！」

ﾋﾟｯ

テレビ「林おさむ！！」

ルビィ「あぁあ……」

ダイヤ「あ………あ……」ｶﾞｸｶﾞｸ

次の日……

善子「ふふん………はぁっ！！」ばっ

花丸「どうしたずら」

ルビィ「おててに星書いてるの…かわいいね」

善子「そんなんじゃないわよ！！」ｶｯ

花丸「じゃあ何ずら、まーた堕天使ずら？」ｱｷﾚﾀﾖ

善子「あんたたち昨日の『衝撃！本当にあった心霊映像ベスト66！～エクソシストは今～』見てないの？」

ルビィ「途中まで見てたんだけどね…おねえちゃんが騒ぐからおかあさんに林おさむのなんとかに変えられちゃって……」

花丸「マルは寝てたずら」

善子(寝るの早いわね……)

善子「それは残念ね…一位の映像はすごかったわよ♪なんかこう……バッ！！」

ルビィ「ピギッ！？」ﾋﾞｸｯ

花丸「で、その★は何ずら……」

善子「これは途中でやってた実録悪魔祓いでやってたのよ」

ルビィ「見てないよぉ」

善子「日本エクソシスト協会会長のフライデイ＝十三(ｼﾞｭｳｿﾞｳ)さんのゴボウ星よ♪これがあれば悪魔はいちころよ」

ルビィ「善子ちゃんは悪魔じゃないの？」

善子「堕天使よ」

花丸「さっさと手洗うずらよ…」

善子「………そうね」

部室……

千歌「ははは、以外だね～」

ルビィ「おねえちゃんは祟られるって……」

曜「マ◯コの知らない世界でしょ？あの回見たよー」

ルビィ「安いらしいね…心霊映像って以外と」

善子「でも本物もあるらしいじゃない？」

花丸「マルはおじいちゃんにおふだをもらってるから大丈夫ずら」

梨子「花丸ちゃんは信じてるの？」

花丸「どちらとも言えないずらねぇ」

善子「このゴボウ星の効力を試したいわね……」

花丸「また書いたずら？……」

ルビィ「あるのかな？ゴボウに力は…」

善子「そうだわ！」

善子「心霊スポットにいくわよ！！」

ルビィ「がんばれ！」ﾌｧｲﾄ

善子「なんでよ！？ルビィ！いっしょにいくわよ！！」

千歌「わー、ほんとに祟られちゃうよ？」

善子「このゴボウ星があれば勝てるわ、それにこの私を誰だと」

ルビィ「おねえちゃんに怒られちゃうよ……」

善子「私のおうちにお泊まりするとでも言いなさい」

ルビィ「うゆゆぅ……」

花丸「ルビィちゃんがんばって！マルのおふだ貸すずらよ」

鞠莉「へぇ……」ﾆﾀｧ

果南「………何してるの？部室の前で盗み聞きなんて趣味悪いよ」

鞠莉「ふふん♪」

果南「ダイヤはもうちょっとかかるって」

鞠莉「🆗‼」

ｶﾞﾗﾗﾗｯ

鞠莉「ハァイ♪」

果南「遅れてごめんね」

千歌「おっ、鞠莉ちゃん果南ちゃん」

曜「ヨーソロー」

善子「マリーは昨日の『衝撃！本当にあった心霊映像ベスト66！～エクソシストは今～』見たの？」

鞠莉「もぉちろんよとってもスケェアリィ♪」

善子「なにかこの辺で恐ろしい心霊スポット知らない？」

鞠莉「オォ…それなら…小原が所有する山の上にオールドな洋館があるの、そこはどう？」

善子「いいじゃない♪」

鞠莉「オチムシャがたくさんいるらしいわ♪昔住んでた女の子が自頃したとか？あと一家心中があったらしいわ」

果南(盛りすぎだよ)

善子「ふふふ……力を試す良い機会ね」

花丸「ゴボウが効くとは思えないずら」

善子「ルビィ！！」

ルビィ「うゆぅ……」

善子「今夜……決行よ」

ルビィ「はやいね……」

千歌「今夜かぁ～今日はおねえちゃん手伝わなきゃいけないんだ……行きたかったなぁ」

善子「心配しないで、カメラに幽霊を納めてくるわ」

曜「それを番組に投稿だね」

ルビィ「今日は善子ちゃんのおうちにお泊まりだよ」

ダイヤ「そうですかお土産を忘れないでくださいね」ひよこ

ルビィ「う……うん」

ルビィ(嘘ついちゃった……ごめんねおねえちゃん……)

ルビィ「じゃあ…おねえちゃんは明日学校で」

ダイヤ「ええ、また明日ですわ」

ルビィ「いってきまーす」

善子「早かったわね」

ルビィ「ちゃんと準備してきたよ」

ルビィ(花丸ちゃんのおふだに…おててにごぼう)

善子「さあいくわよ！！」

ルビィ「がんばルビィ！！」ﾌﾝｯ

善子「とりあえず…マリーの山までバスね」

ルビィ「うん」

🚌「ブーッガシャン」

ｶｯｶｯｶ

🚌「ブーッ……ハッシャシマス」

善子「大丈夫なの？ゴボウ星とずら丸のおふだだけで」

ルビィ「善子ちゃんは何持ってきたの？」

善子「銀の十字架と…ニンニクと塩ね…あとカメラよ」

ルビィ(何しに来たの……)

ルビィ「あっ…おねえちゃんにひよこもらったからたべよっか」

善子「腹ごしらえは大事よね」

ﾊﾞﾘﾊﾞﾘｯ

ルビィ「ごめんね…おねえちゃん」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

善子「いただくわ♪」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

善子「次ね」ﾎﾟﾁｯ

🚌「ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ、ツギ、トマリマス」

ルビィ「………」

ルビィ(作り物……だよね……)

🚌「プーッ」

善子「ここよ」

ルビィ「うん」

ﾃｯﾃｯﾃｯﾃ

「「ハァイ♪」」

ルビィ「ピキャ！？」ｶﾞｯ

善子「わあっ！？」ﾋﾞｸｯ

鞠莉「そんなに驚かないでよ♪はいこれ」

善子「あ……」

鞠莉「鍵よ♪それでこの山の施設は全部開けられるわ」

ルビィ「ありがとう…」

鞠莉「じゃっ、シャイニな夜を♪」

善子「ええ…明日は楽しみにしててね」

ｻﾞｯｻﾞｯ

善子「えー…こんばんは…ただいま我々は」

ルビィ「沼津のある山にきています」

ｻﾞｯｻﾞｯ

善子「それでは…山奥の洋館をめざして歩いていきます」

ルビィ「良いカメラだね」

善子「お父さんに借りちゃったわ♪」

ｻﾞｯｻﾞｯｻﾞｯｻﾞｯ

善子「おっ…見えてきました、洋館です」

ルビィ「あのようかんでは昔鬼武者が自頃して心中したらしいです」

善子「めっちゃくちゃじゃない！？」

ｷﾞｨ～

善子「雰囲気あるわね～」

ｿﾞｿﾞｯ

ルビィ「寒気がするよ…」

ルビィ「うゆゆぅ……やっぱり帰っても」

善子「大丈夫よ♪……さあ進むわよ」

ﾃｯﾃｯﾃｯﾃ

ｷﾞｨ

善子「広い部屋ねぇ……」

ルビィ「ピギッ！？……これ……」

善子「………髪の毛？……」

ルビィ「鬼武者のじゃ」

善子「落武者よ！！……」

善子「……はあっ！！」ゴボウバッ！！

ルビィ「…………」

善子「次行くわよ」

ルビィ「そうだ♪記念撮影は？」

善子「あ……忘れてた…はいいくわよ？」

ルビィ「ふふ」ニコッ

ﾊﾟｼｬ

善子「こんなにところで良い笑顔……」

ルビィ「えへへ……みせてみせて」

善子「今みるわよ」

ルビィ「………」

善子「………」

ルビィ「このおじさﾓｺﾞｯﾓｺﾞｯ

善子「何も………写ってないわよ……」

ルビィ「…………」

ルビィ（まずいよ……たしかに侍みたいなおじさんが後ろからじっとルビィたちを見てたよ……写真で）

善子「次………いくわよ 」

鬼武者役「心霊写真成功、どうぞ」

通信機「ﾋﾟﾋﾟｰ……ｶﾞｼｬ……OK👌次に移ってね♪どうぞ」

鬼武者役「了解」

………………………

鞠莉「ふふふ、驚いてるかしら？」

鞠莉「次行くわよ♪」

ルビィ「ねぇ…やっぱり帰ろうよ……」

善子「………そ…そうね……鬼武者なんてどうでも良くなっちゃった……帰るわよ……」

ﾃｯﾃｯﾃｯﾃ

ガッガッ

善子「………」ｸﾞｲｸﾞｲ

ガッガッ

ルビィ「なにしてるの？」

善子「あ……開かない……」

ルビィ「え……」

ｶﾞﾝｶﾞﾝ

善子「開いてよ！！」ﾄﾞﾝｯ

善子「開いてっ！！」ｺﾞﾝｯ

ルビィ「じゃあもしかして……」

善子「閉じ込められたのね……」

ルビィ「うゆゆぅ……鬼武者の祟りなのぉ……」

善子「他に出口があるかもしれないわ……進むわよ……」

ルビィ「うん」ﾋｮｺｯ

善子「………」ｻｻｯ

ﾃｹﾃｹﾃｹﾃｹ

ｶﾞﾀｯ

善子「えあっ！！」

ルビィ「ピギッ！？」

ｶﾞｼｯ

ルビィ「つめたっ」

ルビィ「手が！？」

善子「ぎゃああああ」

ルビィ「ピギィィ！！離してぇ！！」

✋

善子「逃げるわよぉ！！」

ルビィ「わぁぁぁぁぁ」

ﾄﾞﾀﾄﾞﾀ

鞠莉「………上手くいったわね？……どうぞ」

鬼武者役「成功ですしっかり冷たい手で、どうぞ」

鞠莉「最後の仕上げよ」

鬼武者役「了解」

ルビィ「うゆぅ……ここまできたら……ﾊｱｯﾊｱｯ」

善子「出口を探さないと……」

ｻﾞｯｻﾞｯ

ルビィ「！？」

善子「！？」

ｻﾞｯｻﾞｯ

ルビィ「近づいてる……」

善子「振り向いちゃだめよ……いくわよ」

ルビィ「うん……」

鬼武者役「アア………マッテ………ユルシテ………」

善子「ぎゃあああああああああああ」

ルビィ「ぴぎゃあああああああああ」

善子「むがぁ！！」ｺﾞﾝ!!

ﾊﾟﾘｨﾝｯ

善子「割れたわ！！ここから！！」

ｸﾞｲｯ

ルビィ「うんっ！！」

鞠莉「あーあ、窓割って出ていっちゃったわ」

鬼武者「ユルサレナイ……」

鞠莉「どうしたの？こんな廃墟の窓割ったくらいで私は怒らないわよ？」

鬼武者「オマエ……」

鬼武者役のスズキ「あっ鞠莉さーんお疲れさまでーす」

鞠莉「ワアッツ！？」

鬼武者役のスズキ「あれ？誰と………」

鬼武者「ユルサナイ」

鞠莉「…………オォ…ジーザス……」ﾊﾞﾀﾝ

スズキ「ごっ…………」ﾊﾞﾀｯ

次の日……

善子「………」

ルビィ「……」

千歌「どうだった？例の館は？」

ルビィ「もう二度といきません」ﾍｺｰ

善子「許してください、もう二度といきません」ﾍｺｰ

曜「ほんとにでたのぉ！？」

ルビィ「写真がありましゅ」

ﾊﾟｯ

梨子「これは………」

曜「うーん」

曜「偽物っぽくない？」

梨子「この人ホテルオハラで見たわ」

千歌「ええ」

ルビィ「そんな」

善子「嘘ぉ！？」

果南「そういえば昨日鞠莉が何かよからぬことを考えてるような感じだったね」

ルビィ「そういえば……」

善子「あの洋館もマリーが……」

花丸「マルのおふだは役にたったずら？」

ｶﾞﾗﾗﾗｯ

ダイヤ「遅れましたわ……」

果南「ダイヤ」

善子「そういえばマリーは？」

ルビィ「このことを聞きたいな」

ダイヤ「このこと？」ﾋﾟｸｯ

果南「今日はおやすみだったね」

ダイヤ「このこととは」

千歌「昨日善子ちゃんとルビィちゃんで心霊スポットにいったんだって！」

ルビィ善子「あっ」

ダイヤ「え？昨日は善子さんの家にお泊まりでは」

千歌「いっけね」ﾃﾍｯ

ダイヤ「……………」ﾌﾙﾌﾙﾌﾙ

ルビィ「あ……おね」

善子「……これは……その」

ルビィと善子ちゃんはそのあとおねえちゃんにこってり叱られました……

鞠莉「オォ……ノォ！！………オチムシャｧ………」zzzz

ママ「昨日からうなされてて……」

パパ「スズキもオチムシャとか言ってうなされてるらしいな」

鞠莉「ノォォォォォォォォォォォォォコナイデぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」ｶﾞﾊﾞｯ

鬼武者「オハヨウ」

鞠莉「ぎゃあああああああああああ」

～fin～


また会う日まで……

乙だよ