吸い出してあげなきゃ…

ダイヤ「はい？」

善子「ずら丸……癌らしいわ……」

ダイヤ「はい？ガン？日本は銃はありませんよ」

善子「癌よ！癌！！あの病気の！！」

ダイヤ「……そんな……」

…………………………………………………………………

花丸「たま………ちがで……ずら」

ルビィ「ならビオ……ルミン……ば」

花丸「でも長くないずら」

ルビィ「……は短いよ」

……………………………………………………………

善子「聞いた？」ｺｿｺｿ

ダイヤ「聞きましたわ『長くない』と」ｺｿｺｿ

善子「もうずら丸といっしょにいられる時間は限られてるのね」

花丸「しかも二ヶ月くらいずっとうんちが出ないずらよ」

ルビィ「ルビィは便秘はわからないなあ、お姉ちゃんなら知ってるかも」

花丸「朝の一発がないと気合いが入らないずら」

ルビィ「調べてみるよ」

花丸「ありがとうずら！」

ルビィ「花丸ちゃんのためなら！！ガンバるびぃ！！」

ダイヤ「聞きましたか？」

善子「もってあと二ヶ月……こんな……こんなのって………」

ダイヤ「わたくしたちには……花丸さんに何ができるのでしょうか……」

善子「…ｳｯ……ずら丸のバカ……ずっと……強がってたのね…ｳｯ……最後まで……私たちと……楽しく過ごしたかったのね…ｳｯ…」ｼｸｼｸ

ダイヤ「善子さん……」ｷﾞｭｯ

善子「うっ……うわぁぁぁぁん」ｼｸｼｸ

ダイヤ「ううっ、わたくしだって……悲しいですわ……」ｷﾞｭｳｯ

ダイヤ「わたくしたちに何か出来ることを探しましょう……花丸さんが笑顔で最期を迎えられるように」

善子「出来るだけ内密にね、バレたらずら丸が隠してきた意味がないわ」

千歌「ふむふむ……何がヒミツなの？♪」

善子「ぎゃあっ！！」

ダイヤ「ピギィッ！？」

千歌「そんなに驚かないでよ」

ﾃｺﾃｺ

花丸「みんな何してるずら？」

善子「わぁぁぁっ！！」

ダイヤ「！！」

花丸「？」

善子「行くわよ！！」ﾀﾞｯ

ダイヤ「了解ですわ！！」ﾀﾞｯ

千歌「え？待ってよぉ！！」ﾀﾞｯ



ルビィ「あ、お姉ちゃ！！……いっちゃった……便秘のこと聞こうと思ったのに」

2ヶ月出ないとかヤバくね？

～残念生教室～

ダイヤ「………………ということなのです」

千歌「……そんな………聞き間違いとかじゃ」うるうる

善子「しっかり聞いたわ…この堕天使イヤーがこんなところで役に立つとは………」

千歌「……うぅ……花丸ちゃあん……」ｼｸｼｸ

ダイヤ「だから花丸さんの残りの二ヶ月を最高のモノにプロデュースしたいのです」

善子「協力してくれる？」

千歌「もぉちろぉん！！一生忘れないような二ヶ月にしよう！！」

ダイヤ「言うと思いましたわ」ﾌﾌｯ

残念→三年

ある意味正解→残念生

誤字が神がかってて草

ダイヤ「とりあえず、花丸さんの喜びそうなものをあげていきましょう」

善子「本ね」

千歌「和菓子たくさん！」

ダイヤ「やはり食べ物でしょうか」

善子「本と食べ物ね」

ダイヤ「ではとりあえず明日は皆花丸さんが喜びそうな本や食べ物を持ち合わせましょうか」

善子「ラインのグループ作るわよ」

『ずら丸を幸せに送る会（3）』

～部室～

鞠莉「はろ～♪」

ルビィ「あ、鞠莉さん」

花丸「こんにちはずら」

ルビィ「そうだ！鞠莉さんは便秘とか経験は」

鞠莉「ベンピ！？オォウ……実を言うと私も便秘なのよ」

花丸「ほんとうずらか！！」

鞠莉「そんなときにはコレ！！」

花丸「漢方ずら」

鞠莉「カンポーの便秘薬は効くわよ！」

ルビィ「へえ、じゃあ早速薬局いこうよ！」

鞠莉「私も行くわ！」

花丸「よいしょ」ﾑｸｯ

鞠莉「レッツゴー♪」

大食い＋読書で運動しないとか悪化しそう

善子「うぅん…なかなかずら丸が気に入りそうな本が無いわね…本屋さん行こ」


━━━━━━━━━━━━━━━━━

千歌「お姉ちゃんおやつどこおいたーー？」

美渡「あんたが食べたんでしょ！！お金渡すから買ってきて！！」

千歌「やったあ！！、梨子ちゃん誘おっ♪」


━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ダイヤ「むむむ」（本は時間がかかりますしお菓子の方が良いでしょうか）
ｸﾞｸﾞｸﾞ


ルビィ（お姉ちゃんあんな深刻な顔して……イライラしてそうだし話しかけない方がいいかな……）

さくらうち梨子＜私の部屋のドアの前にゴキブリがいるから出られないわ]

[そりゃ大変だ！！じゃまた明日👋＞ちか


千歌「ひとりでいこ……」
━━━━━━━━━━━━━━━

善子「え！？Amazonのせいで閉店！？」

━━━━━━━━━━━━━━━━
～風呂場～

ﾁｬﾎﾟﾝ

ダイヤ「ブクブクブクブク」（ルビィはお菓子を持っているでしょう、しかしルビィになんと言ってお菓子を………）

ダイヤ「ブクブク」

ｼﾞｬﾊﾟｱｯ

ルビィ「お姉ちゃん！！氏んじゃうよ！！」


ダイヤ「…うむむ困りましたわ……ぶつぶつ…」


ルビィ「………変だよ……」

～次の日～

善子「ず……ずら丸……」ﾓｼﾞﾓｼﾞ

花丸「何ずら……」

善子「……はいっ////…」

『犬でも分かる旧約聖書 村下春樹著』

花丸「バカにしてるずら？」

善子「あっ、あれ？確かにお父さんの机から村上春樹の本を……」

花丸「これは村下春樹ずらよ」

善子「ひえっ、ごめんなさい」

花丸「……まあ読んだことないから読んでみるずら、ありがとう善子ちゃん」

善子「はえっ？……よ…よかったわ！感想聞かせてよねっ」ﾀﾞｯﾀﾞｯ

花丸「いっちゃったずら」

ルビィ（うーん、善子ちゃんの様子がおかしいなぁ）

善子「……」

ダダダダダダダダダダダダダ

ダイヤ「廊下を走らないでください！！って善子さん」

善子「アッダダダダイヤじゃない」

ダイヤ「わたくしもいまから渡しに行きますわ」

善子「そう、それは？」

ダイヤ「お菓子たっぷり詰め合わせセットですわ！！」

善子「そんだけあればきっと喜ぶわ！！」

ダイヤ「ええ、ではまた！！」

～二年生教室～

梨子「そういえば昨日の夜突然どうしたの千歌ちゃん」

千歌「それはね、病気の花ま」（ダイヤ「くれぐれも内密に！！」）

千歌「あっわぁぁぁああああぁぁぁ」

曜「病気の花丸ちゃん？花丸ちゃん病気なの？」

梨子「初耳だわ」

千歌「えっと……そのええと」

曜「くわしく」

梨子「くわしく」

千歌「その……その…………花丸ちゃん便秘なんだってえ☆★☆★☆★」

梨子「はい？便秘？」

千歌「そうなの！なかなかうんちがでなくて困ってるの！！！」

曜梨子「…………」

千歌（我ながら凄い発想力！！信じてくれるよね？）

曜「へぇ～そりゃおしりが逆ヨーソローだね」

梨子「私も便秘に悩んだ時期があったから花丸ちゃんにコーラックあげよう」

千歌（セェェェェフ、まさか便秘なんて信じるとは）

千歌「んじゃまたねーー」ダダダダダダダダダダダダダ

ダイヤ「だから廊下を走らないでください！！って千歌さん」

千歌「あれ、ダイヤさん、もしかしてダイヤさんも花丸ちゃんのところに？」

ダイヤ「ええそうですわ、いっしょに行きますか？」

千歌「やったぁ」

ダイヤ「千歌さんは何を持ってきたんですの？」

千歌「それが近くのコンビニが発注ミスしたらしくて山のように堅あげポテトがあるのを見たら『買ってあげなきゃ』って思っちゃって」

ダイヤ「それで堅あげポテトを五個も！！」

千歌「ダイヤさんは？」

ダイヤ「わたくしは黒澤家オリジナルお菓子詰め合わせセットですわ！！」

千歌「わあ！どら焼きほしい～～」

ダイヤ「これは花丸さんのですわ」

千歌「わかってるよ～、じゃ行こっか」

俺も今日で一週間だから結構辛いわ

千歌「は・な・ま・るちゃんっ♪」

花丸「うおっ、千歌ちゃんにダイヤさん！！何ずら？そんな大荷物で」

ダイヤ「なんとなくですわ、花丸さんの笑顔が見たい気分になったのです」

千歌「とっ、言うことではいっ！！」

ポンッ

千歌堅あげポテト×5

ダイヤどら焼き、いちご大福、ハッピーターン、じゃがりこチーズ味、ふがし、ぬれせんべい

花丸「わあ！こんなにたくさんずら」

ルビィ「！！！」
（お姉ちゃんが出したお菓子！！全部ルビィの机のなかに隠してた奴だ！！まさかお姉ちゃん………盗んだの？）

花丸「うれしいずら～」モグモグ

ダイヤ「まあ美味しそうに食べますわね」（花丸さんのこんなに幸せそうな顔をみれるのも……あとすこし……）

ダイヤ「うっ……」ﾂｰ

花丸「わあっ！どうしてないてるずら！！」

ダイヤ「ふふ、私としたことが……なんでもありませんわ、目にゴキブリが……ｸﾞｽｯ」

花丸「それは大惨事ずら」

ルビィ（お姉ちゃん取り乱してる）

千歌「喜んでくれてよかった！じゃまたね👋」

ダイヤ「ううっ」ｽﾞﾋﾞｰ

千歌「ほらほらダイヤさん行きますよ～」

ダイヤ「ウワゥゥッ」ｼｸｼｸ

ルビィ（一体何が……）

ダイヤさん可愛い……

ルビィ「ねえ花丸ちゃん、お姉ちゃんなんか変じゃ」

花丸「いやあ目にゴキブリが入ったらみんなおかしくなるずらよ」

ルビィ（信じてたの？）

キーンコーンカーンコーン

花丸「善子ちゃんがいないずらよ」

ドガララララッ

善子「ふっはぁぁぁっおくっれたぁ！」

花丸「善子ちゃん五分前には着席しておくずらよ」

善子「ん？ふっ？ああ、そうね悪かったわ」

ルビィ（うーん善子ちゃんもおかしい……？）

『ずら丸を幸せに送る会（3）』

黒澤ダイヤ＜とってもよろこんでいましたわ]

ちか＜もーダイヤさん泣かないでよー]

黒澤ダイヤ＜つい……]

堕天使ヨハネ＜しかたないわよね]

黒澤ダイヤ＜次はどうしますの？]

ちか＜あのね、ありがちだけど寄せ書きとかどうかな？みんなからメッセージをもらって]

堕天使ヨハネ＜ベタだけどいいんじゃない？👿]

黒澤ダイヤ＜賛成ですわ]

━━━━━━━━━━━━━━━━━━

千歌「ふふっ」

梨子（千歌ちゃんいつも寝てる授業なのに起きてる……）

～放課後～

善子「じゃあね！」だっ

花丸「急いでたずら」

ルビィ「いっちゃった」

ルビィ（うーんやっぱり様子がおかしいなぁ、とりあえず果南さんに聞いてみよう）

ルビィ「ごめん花丸ちゃん、先に部室行ってて」

花丸「わかったずら」
（みんな変ずらね）

～三年生教室～

ルビィ「誰もいない……千歌ちゃんも変だったし二年生の教室にいってみよう」

ﾃｺﾃｺ


～二年生教室～

ルビィ「あっ、曜ちゃん」

曜「あれ？ルビィちゃんどうしたの？」

ルビィ「うーんとその、今日千歌ちゃんがたくさん堅あげポテトを持ってきたのは」

曜「あーそうそう、なんだか痔の花丸ちゃんにあげるとか？逆効果でO門ヨーソローだよねー」

ルビィ（はい？痔？？また謎が増えちゃった）

梨子「痔じゃなくて便秘でしょう？」

曜「そうだよ梨子ちゃん！！！」

ルビィ「そのことか！！」ﾎﾟﾝｯ

曜「どしたのルビィちゃん」

ルビィ「謎が解けました！！ありがとうございました！！！」

～音楽室～

ダイヤ「拠点をここに移しましたわ」

善子「いいわよ」

千歌「じゃーーん！！色紙ですっ！！」

善子「さっき提案したばかりなのに早すぎよ」

千歌「なんか職員室で先生にきいたらいいよって」

ダイヤ「流石ですわ、さっそく書きましょう」

永遠に忘れませんわ━━黒澤ダイヤ

ネバーフォゲット━━━堕天使ヨハネ

花丸ちゃんはずーっとAQOURSのメンバーだよ！！━━━━チカ

ダイヤ「ｳｯ……また涙が」ﾎﾟﾀｯ

善子「わっ！！涙でインクが滲んでるわよ！！」

ダイヤ「すみません」ｽﾞﾋﾞｰっ

千歌「じゃあほかのみんなからももらいにいこっか！！」

善子「そうね！！」

ダイヤ「り"ょう"か"い""でずわ"」ｽﾞﾋﾞｰっ

～二年生教室～

千歌「やっほー」

曜「あ"～千歌ちゃん何してるの！！千歌ちゃんが日直サボるから私が」

ダイヤ「こんにちは」

善子「はぁい」

梨子「ダイヤさんに善子ちゃんも」

千歌「実はお願いがあるの、これ（寄せ書き）！！書いてくれない？」

曜「はあ？何これ？誰の？」

千歌「花丸ちゃんの病気が治るようにってね！！」

曜「へえ～いいよ」（便秘で寄せ書きねぇ……）

梨子（たかが便秘で）

永遠に忘れませんわ━━━黒澤ダイヤ

ネバーフォゲット━━━堕天使ヨハネ

花丸ちゃんはずーっとAQOURSのメンバーだよ！！━━━━チカ

曜（なにこれ……ダイヤさんのなんて滲んでるし…もしかして泣きながら書いたの？）

O門ヨーソロー！！━━━YOU

マミーとピルクルどっちがいい？━━━桜内梨子

千歌「ありがとう！！」

善子（は？何これふざけてるの？何がO門よ！！人の命をなんだと思ってるのよ）

善子「見損なったわ」

曜梨子「？」

ダイヤ「あ"り"がどう"ござい"ま"ずね"」ｽﾞﾋﾞｰっ

梨子（なんで泣いてるのよ）

曜ちゃん…

ダイヤ「じゃあ鞠莉さん、果南さんお願いしますわ」

果南（なにこれ）

鞠莉「オォケエイ！！」

カンポー効いた？━━━マリ

こんどパン奢るよ━━━果南

ダイヤ「うううっ……こんどなんて……こんどなんてぇぇぇ」

果南「どうしたの？」

ダイヤ「なんでもありませんわ」

千歌「ありがとう！！」

善子（カンポー？）

～次の日～

ダイヤ「みんなからの気持ちですわ」

善子「はい」

千歌「うまい棒もあるよ！！」

花丸「わぁぁぁぁ！！とってもうれしいずら！！」

ルビィ（コメントめちゃくちゃだよ……カンポーとかO門とか……みんなどうしちゃったの………）

それから一ヶ月半、ダイヤたちはよかれと思い花丸にいろいろなことをし続けた

～音楽室～

善子「余命二ヶ月！！もうすぐその時よ、でもきっと今にも氏んじゃうような……不安定な状態のはずよ」ｳﾙｳﾙ

ダイヤ「最後に一発！！一生忘れないようなことをしてあげたいですわ」

千歌「うむむ」

善子「どこか連れていってあげるのはどうかしら？」

ダイヤ「どこかとは」

千歌「あ！！私ディズニーランドいってみたい」

善子「ンドェドェズヌィールァンドォ！？！！！？」

ダイヤ「なるほど、花丸さんはいったこと無さそうですし良いかもしれませんわ」

善子「おっ、お金は？」

千歌「みんなで出し合おうよ！！」

ダイヤ「良いですわよ」

善子「えっ！」

千歌「じゃあけってーーい」

～国木田家～

ﾌﾟﾙﾙﾙﾙｯ

父「電話だぞ花丸」

花丸「はいずら」

電話「もしもし、ダイヤですわ！黒澤ダイヤですわ！黒澤ダイヤですわ」

花丸「わかったずらよ、ご用件は？」

電話「えっとその………来週の土曜日のご予定は？」

花丸「なにもないずらよ」

電話「じゃあ出掛けますわよ

花丸「え？いいずらよ」

電話「くわしくは追って説明しますわ」

ｶﾞﾁｬﾝっﾋﾟｰｯﾋﾟｰｯ

花丸「キレたずら……」

『ずら丸を幸せに送る会（3）』

黒澤ダイヤ＜誘いましたわ]

ちか＜グッジョブだよ]

堕天使ヨハネ＜さすがね]

黒澤ダイヤ＜では各自準備を怠らないように]

━━━━━━━━━━━━━━━━━

善子「お金無いわね……」



善子「お母さんごめんなさい！！お金を」

ママ「ダメよ」

善子「一生かかってでも返します！！お願いします！！」

ママ「なんで？この間あげたでしょ？しかもなんかくだらないおもちゃ買って」

善子「くだらないおもちゃとは！！」カッ

ママ「ダメなものはダメ」

善子「でもっ……お友だちの……お別れ会なの……」ｳﾙｳﾙ

ママ「…………仕方ないわね」

善子「やったわ！！」

千歌「みっとねえ！！お金かーーして♪」

美渡「はあ？この間も貸したじゃん、お金の管理ができない妹に貸したくない」

千歌「おねがぁい……」

美渡「嫌ですぅ、ダメなものはダメ」

千歌「うーんバカバカ！！」

千歌「しぃーーまねぇぇぇぇぇぇ」

━━━━━━━━━━━━━━━━━

ダイヤ「えいっ」ｶﾞﾝｯ

ﾊﾞﾘﾘｨｯ

ルビィ（お姉ちゃん！！ずっと貯めてた貯金箱を壊してる！！一体何が起きるの………）

ダイヤ「足りますわね、ふふふ」

花丸「おまたせずらっ！！」

ダイヤ「あっ、花丸さん」

花丸「ダイヤさんってあれ、善子ちゃんに千歌ちゃんも」

善子「え？聞いてない？」

花丸「聞いてないずらよ」

千歌「ちょっとダイヤさんーー」

ダイヤ「っあれっ！？おっおかしいですわね？」

善子「とぼけないでよ！」

千歌「あははまあいこうよ！！」

善子（あと一週間も持たないかもしれないというのにずら丸は……強い人ね……私も見習わなくちゃ……）

善子「さすがに凄い列ね」

ダイヤ「やっぱりシーに行ってみたいですわ」ﾎﾞｿｯ

千歌「えっ」

花丸「マルもそっちでいいずらよ」

善子（ええんかい）

千歌「じゃあシーにしよっか」



花丸「わぁぁぁぁぁ」

善子「すごいわね」

ダイヤ「恥ずかしながら私、モノレールに乗るのは始めてですの」

千歌「さあっレッツゴー！！」

千歌「わぁっすいてるよ！！いこいこ！！」

善子（あんたがはしゃいで……）

花丸「地球が！！！」

ダイヤ「地球が！！」

千歌「地球が！！」

花丸「地球がお漏らししてるずら！！！」

善子「プッ、お、お漏らしってｗｗ噴水をお漏らしって言う人始めて見たわｗｗｗ」

予算:それぞれ15,000円
チケットで－6,400円
花丸のチケットは三人で割る（善子2,100円千歌2,100円ダイヤ年上と言うことで2,200円）

善子「うおおおおおおおお」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ

千歌「いやーありがたいなあ善子ちゃんがセンターオブジアースのファストパスを取りに行ってくれるなんてねえ」

花丸「ファストパスとはなんずら？」ｸﾞﾋﾟｭﾙﾙﾙﾙﾙ
花丸（ずらっ！？こんな時にお腹が……）

ダイヤ「うふふっ、千歌さんおならしましたか？音でバレバレですわよ」

花丸（セーフずらぁ）

千歌「ええっ！？してないですよ！！」

ダイヤ「朝ご飯は何を？」

千歌「えっと……イモだった♪」

ダイヤ「じゃあ千歌さんですわ！！」

千歌（違うんだけどなあ）

ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ

善子「ごっ……ｹﾞｯﾎｹﾞｯﾎ……ごめん…ﾊｱｯ…ファストパス取れたけど…ﾊｱｯﾊｱｯ…夕方になっちゃった」ｺﾞｯﾎｺﾞｯﾎ

千歌「うわあ、汗ダラダラだよ」

花丸「はいずら」ﾀｵﾙ

善子「あ"あ"っ…ﾊｱｯﾊｱｯ……ありがとうずら丸」ｳﾙｳﾙ
善子（本当にいい子ねずら丸……こんな大事な友達が……）

ダイヤ（いけませんわ！！善子さん、まだ泣いては！！）

善子「目に汗が」

花丸「ちゃんと拭くずら～」

花丸にたくさんの食べ物を奢りつつアトラクションに乗ったダイヤ御一行は財布も心も体もすり減っていた……

花丸「スモークターキーはいくら食べても食べたりないずら」モグモグ

善子「あっ、そろそろセンターオブジアースに行けるわ！！」

花丸「！」ｸﾞｷﾞｭﾙﾙﾙﾙﾙ
（まずいずら……まさかもう便秘が治ってるずら？）

花丸「スモークターキーあげるずら！！」ﾎﾟｲｯ

ダイヤ「いただきますわ」

善子「いくわよ！！」

花丸「センターオブジアースって何ずら？」ｸﾞｷﾞｭﾙﾙﾙﾙﾙ

千歌「あの火山だよ」

善子「ドンッとね！！」

花丸「火山は……地球のおしりずらねぇ」ｸﾞﾋﾟｭﾙﾙﾙﾙﾙ（まだイケるずら？！！）

ダイヤ「はい？何をいってるんでふの？」ﾀｰｷｰﾓｸﾞﾓｸﾞ

花丸「ええと、溶岩がうんちだとしたら」ｸﾞｷﾞｭｷﾞｭ

善子「それじゃ地球はおしりだらけの化物じゃない」

花丸「あはは」（うんちに行きた過ぎて変なこといってたずら）

千歌「じゃじゃんっ！！つきましたーーここがっ！センターオブジアースだよ」

千歌「わぁ～さっすがファストパス！すいすい行けるよ～」

花丸「ほえ～さっきまでのアトラクションはあんなに並んだずら」ﾋﾟｭﾙﾙﾙﾙ
（限界かも知れないずら）

ダイヤ「これは驚きましたもう搭乗口とは」

花丸「★☆★☆★☆★☆★」ﾌﾟﾋﾟｯ

花丸「限界ずら～」ﾀﾞｯ

善子「あっずら丸！！」

係員「はい三名様～」ｶﾞﾁｬﾝ

千歌「花丸ちゃんっ！！」ｶﾞﾁｬﾝ

ダイヤ「花丸さんっ」ｶﾞﾁｬﾝ


━━━━━━━━━━━━━
花丸「ふい～やっとトイレについたずら」

ｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀ

善子「まさかずら丸」

ダイヤ「最期の時が」

千歌「こんな時に来たの？」

善子「限界って言ってたわ…」ｳﾙｳﾙ

ダイヤ「ずっと……我慢してたのですね……」ｳﾙｳﾙ

千歌「そんなぁ……花丸ちゃあん」ｳﾙｳﾙ

ｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀ

ｶﾁｬﾝ

グォォォオオオオオオオオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン

善子「ずら丸ぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ」ﾋﾞｭｵｵｵｵｵｵｵ

ダイヤ「花丸さんんんんんんんんんんんんんんんん」ｽﾞｫｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵ

千歌「花丸ちゃあああああああああああん」ﾋﾞｭｵｵｵｵｵｵｵ

━━━━━━━━━━━━━━━━━━

花丸「ふんっ」（久しぶりのうんちずら！）

善子「ずら丸はっ！？」

千歌「たぶんトイレっ！！」

ダイヤ「急ぎますわよ」

善子「救急車の準備も！！」

ﾀﾞｯﾀﾞｯ
━━━━━━━━━━━━━━━━
ｼﾞｮﾊﾞｧｧｧｧｧｧｧｧ

花丸「ふぅ、スッキリずら」

ｺﾞｫｫｫｫｫｫｫｫｫｫｫｫｫｫｫｫ

花丸「いつ見ても乾燥機は凄いずらねえ」

善子「ここね！！って凄い人だかり！！」

千歌「ディズニーの服きたひとたくさんいる……」

ダイヤ「まさかこのトイレのなかで……」

善子「ううっ……うわぁぁぁああぁぁぁぁん」ｼｸｼｸ

千歌「こんなの……」ｳﾙｳﾙ

ダイヤ「くっ……」ﾂｰｰ

善子「まだ……お別れもできてないのよ…ｳｯ…」

千歌「幸せな気持ちで……逝けたのかなぁ」ｳﾙｳﾙ

ダイヤ「そうであることを願いますわ」ﾂｰｰ

━━━━━━━━━━━━━━━━
ディズニーシー係員「うおっくっせえ！！」

ディズニーシー係員②「誰だか知らんがものすごいうんこをしてトイレが逆流したらしいぞ！！」

ディズニーシー係員「しんじらんねえ！！バキューム呼べ！！」

ブォォォォォォン

バキューム車「キキキィィィィ」

千歌「あれ、救急車？」

善子「なんか変けどそうみたいね」

ダイヤ「………帰りますわよ……私たちのやることは……終わりましたわ…」
━━━━━━━━━━━━━━━━━
花丸「善子ちゃんたちどこずら！！」

花丸「あのおすみませんずら、頭にお団子がついた三人組はいなかったずら？」

ディズニーシー係員「さっきセンターオブジアースから出てトイレの方に向かいましたよ」

花丸「ありがとうございましたずら」

（入れ違いずら～）

～次の日～

善子「はぁ………学校に行っても……ずら丸はいないのよね……ｳｯ……惜しいひとを失ったわ」

ｶﾞﾗﾗﾗﾗｯ

ルビィ「あっ、善子ちゃんおはよう」

花丸「ひどいずらよ！！善子ちゃん！！」

善子（いっけない、私ったらずら丸に会いた過ぎて幻覚まで……）

善子「おはようルビィ」

花丸「無視しないでずら！！ひどいずらよ！！勝手に帰って！！！」ﾊﾞｼﾊﾞｼ

善子「だんご叩かないでよ！！って………実体が………ひぎゃぁぁぁあああああああ」ぴょん

ダダダダダダダダダダダダダ

善子「ばっ化物！！？幽霊！？」

花丸「待つずら！！」どっどっ

善子「なんなのよぉぉ～～」

ダイヤ「廊下を走らないでください！！って善子さん」

千歌「うわあーー遅刻」ダダダダダダダダダダダダダ

ダイヤ「廊下を走らないでください！！って千歌さん」

だっ

花丸「やっと追い付いたずら……ってみんないるずら！！」ﾊｱｯﾊｱｯ

ダイヤ「はははははは花丸さん！？！！！！！！！！」

千歌「花丸ちゃんっ！！」

善子「出たわねゴースト！！」

ダイヤ「はい？便秘！？」

花丸「あれ？ルビィちゃんから聞いてないずら？」

善子「は？癌なんじゃ」

花丸「なんのことずら？マルは数ヵ月ずっと便秘に悩まされてきたずら、ところがこのまえのでぃずにーしーでうんちが出て解決したずらよ」

千歌「……」（合ってたんだ……やっぱり私天才かも……）

花丸「で！！なんで帰っちゃったずら？」ﾌﾟﾝｽｶ

善子「それは━━━━━━━━


花丸「トイレで氏んじゃって救急車で運ばれていった！？あれはバキュームカーずらよ！！」

ダイヤ「バキュームカー！！？」

千歌「いやおかしいと思ったよ！！」

善子「えっ！前にルビィと部室で話してたでしょ！！大腸癌かもしれないって」

花丸「覚えてないずらよ」

ダイヤ「なんと……私たちのこの一ヶ月は………」

善子「なんだったのよ」

千歌「……………まあっ！！花丸ちゃんはこれからもいっしょにいられるし！！」

善子「そうね」

ダイヤ「ですわ」

花丸「ずら」

千歌「一件落着だね」

～fin～


また会う日まで……

感動した