1: 2016/11/15(火) 23:35:07.51 ID:CsniQtJA.net
ー街ー

梨子「ふぅ、こっちで同人誌買うのは本当に勇気いるなぁ…」

梨子「アニメショップの店員さんに顔覚えられそうで怖いし…」

梨子(E:メガネ・ウィッグ・帽子)「まさかそのせいで変装して買いに行くハメになるとは…」

梨子「メイクもだいぶ変えてるからそう簡単にはバレないはず…」

梨子「ま、大漁だったし 帰ってゆっくり楽しもうっと…」


ビリッ バサバサバサッ


梨子「わぁっ!?袋が破れちゃった!!」

梨子「な、中身が… ///」ガサガサ

3: 2016/11/15(火) 23:37:08.19 ID:CsniQtJA.net
梨子(ちょっとエOチなやつとかもあるのに…///)

梨子(い、急いでカバンに仕舞わないと…)ガサガサ

曜「大丈夫ですか…?はい これ」

梨子「あ、すいませ…」

梨子(って ウワアアアアアアア!!曜ちゃんだぁァァァ!!)


曜「紙袋破れちゃったんですね…カバンに入りますか?」

梨子(裏声)「ハイ…大丈夫デス…」

梨子(わ、私だとはまだバレてないみたい…よかった…)

曜「あっ…この本…///」

梨子(見ないでぇぇェェ!!///)

8: 2016/11/15(火) 23:40:29.68 ID:CsniQtJA.net
曜「こ、こういうの好きなんですか…?」

曜「なんていうか、その…百合っていうか…///」

曜(あ…R-18って書いてある…/// 大学生なのかな…)

梨子「え、い、いや…別にそんなことは…」

梨子「これは友達に頼まれた奴なんで…」

曜「あ、そうですか」シュンッ

曜「…ですよね」

曜「女の子同士なんて…ちょっと気持ち悪いですよね…」

梨子「いや、全然気持ち悪くないですッッ!!!」ガシッ

曜「」ビクッ

梨子(あっ…反射的に…)

10: 2016/11/15(火) 23:43:32.15 ID:CsniQtJA.net
曜「あ…」

曜「ありがとうございます…私ちょっとそのことで悩んでて…」

梨子「そ、そうなんですか」

梨子「百合は素晴らしいと思いますよ…ええ、最高です」

曜「そ、そんなに…」

曜「…あの!」

梨子「は、はい」

曜「初対面の方にこんなことを頼むなんて失礼かもしれないんですけど…」

曜「お姉さんは見たところ経験豊富そうなので、少し私の相談に乗ってもらえないでしょうか?」

梨子「えぇっ!?相談…?」

曜「はい…友達には話せないことで…」

15: 2016/11/15(火) 23:46:06.42 ID:CsniQtJA.net
梨子(と、友達に話せないこと…? なんだろう…)

梨子(…いやいや、どちらにせよ変装したまま相談になんて乗れない!)

梨子「ご、ごめんなさい…それは…」

曜「あ、ですよね…ごめんなさい…」シュンッ

梨子(ああ…そんな顔しないで…)

曜「すいませんでした…いきなりこんな変なこと言いだして…」

梨子「い、いえ…」

18: 2016/11/15(火) 23:49:36.21 ID:CsniQtJA.net
曜「本当に苦しくて、誰かに聞いてもらいたかっただけなんです…」

曜「初対面の方にそんな相談するなんて…ちょっと気が動転してました…」

曜「はぁ…そりゃそうだよね…」

曜「お姉さんが良い人そうだったので…つい…」

曜「すいません、それでは失礼しま…」

ガシッ

曜「えっ…」

梨子「…わかりました」

梨子「あっちの喫茶店で少し話しましょう」

曜「あ…ありがとうございます!!」パァァ

梨子(あー、もう!!ほっとけるわけないじゃない!こんなの!!)

22: 2016/11/15(火) 23:52:49.08 ID:CsniQtJA.net
-喫茶店-

梨子「…ブレンド2つ」

ウェイトレス「かしこまりました」

曜「…」


梨子「…さて、話を聞くよ」

曜「はい!」

曜「あ、えっと…その前にお名前お聞きしていいですか?」

梨子「名前?ああ…そっか」

梨子「私は りk…じゃなかった」

梨子「え~っと…梨香子!…梨香子って呼んで!」

曜「梨香子さん、ですか」

曜「私の名前は渡辺曜です 曜って呼んでください」

25: 2016/11/15(火) 23:56:28.04 ID:CsniQtJA.net
曜「それで…悩みっていうのは友達のことなんですけど」

梨子「うん」

曜「私には千歌ちゃんっていう幼馴染がいて、いつも一緒に遊んでたんです」

曜「今まではずっとお互い一番の親友だって思ってたんですが…」

曜「うちの高校に転校生が来て以来、千歌ちゃんがその子にべったりになったんです」

梨子(!)

27: 2016/11/15(火) 23:58:32.74 ID:CsniQtJA.net
曜「その転校生…梨子ちゃんって言うんですけど、この子ももちろんすごくいい子だから余計に複雑で…」

梨子「…」

曜「千歌ちゃんと梨子ちゃんが2人で仲良くしてるのを見るたびになんだか辛くなって、ちょっと泣きそうになっちゃって」

曜「それで気づいたんです」

曜「ああ、私 千歌ちゃんに恋してたんだなって」

曜「最初は女の子に恋するなんておかしいと思ったんですけど、自分の気持ちには嘘つけませんね…」

梨子「…ふぅん」

28: 2016/11/16(水) 00:00:12.23 ID:IYhXesS3.net
曜「…多分、梨子ちゃんも千歌ちゃんのこと好きなんだと思います」

曜「梨子ちゃんが千歌ちゃんを見る目は、私が千歌ちゃんを見る目と同じだから…」

梨子「…なるほどね(バレてたんだ)」

曜「私、どうしたらいいんだろう…」

梨子「…」

梨子「どうするの何も、千歌さんにアプローチすればいいんじゃないの?」

曜「で、でも、それだと梨子ちゃんから千歌ちゃんをうばうことになるし…」

梨子「奪うも何も千歌さんと梨子さんは付き合ってないでしょ」

曜「だけど…そんなことしたら梨子ちゃんは絶対悲しむ…」

梨子「…」

32: 2016/11/16(水) 00:02:10.79 ID:IYhXesS3.net
曜「そもそも、私なんかよりも梨子ちゃんの方がよっぽど可愛いし、千歌ちゃんにはお似合いなんじゃ…」

梨子「そ、そんなことないよ!曜ちゃんだってすごく可愛いよ!」

梨子「私、曜ちゃんの顔好き!」

曜「え…あ、ありがとうございます」//

梨子「あっ…いや…うん」//

曜「…」

曜「どちらにせよ、誰かが傷つくのは見たくないんです…」

梨子「…」

34: 2016/11/16(水) 00:06:17.70 ID:IYhXesS3.net
梨子「…えっと」

梨子「要するにあなたは千歌さんと梨子さんの両方のことを気遣ってるのね」

曜「はい… 千歌ちゃんだけじゃくて、梨子ちゃんも大好きな親友ですから」

曜「梨子ちゃんって、びっくりするほど美人で、優しくて、大人っぽくて…すごいんですよ」

曜「自慢の友達です!」

梨子「…///」

曜「…なんで梨香子さんが照れてるんですか?」

梨子「いや、なんでもない…///」

35: 2016/11/16(水) 00:07:52.54 ID:IYhXesS3.net
梨子「…」

梨子「曜さんは本当に優しい子だね…」

曜「あはは、全然そんなことは…」

梨子「…優しいよ」

曜「そう言ってもらえると嬉しいです」

曜「…ふぅ、梨香子さんに話したら少し楽になりました」

曜「ありがとうございます」

梨子「いえいえ、私はなんのアイドバイスもできてないけど…」

曜「あの、できれば連絡先とか教えて貰えませんか?」

曜「たまに恋愛相談したいなーって…」

梨子「えっ…」

37: 2016/11/16(水) 00:09:33.93 ID:IYhXesS3.net
曜「あ、ダメならいいんです…」シュンッ

曜「話を聞いていただいただけでも、助かりました…」

梨子「…」

梨子「ず、ずるいよその顔は…」

梨子「わかった、いいよ…ラインね」スッ

梨子(持っててよかったサブアカウント)

曜「あ、ありがとうございます!」パァァ

梨子「…いつでも連絡していいから」

曜「はいっ!」

こうして、恋敵の恋愛相談を請け負うことになりました。

40: 2016/11/16(水) 00:11:01.07 ID:IYhXesS3.net
曜ちゃんからの連絡は毎日来ました。
恋愛相談に乗ると言った以上、適当に答えることもできず真面目に曜ちゃんにアドバイスしました。

その甲斐もあってか、千歌ちゃんと曜ちゃんの関係は前にも増して深まっていったように見えました。

でも私の中には悶々とした想いが募るばかりでした。

44: 2016/11/16(水) 00:13:01.45 ID:IYhXesS3.net
梨子「…はぁ」

梨子「そこはかとないこの罪悪感と焦燥感…」

梨子「私は一体どうすれば…」

ピロンッ

梨子「あ、ラインきた」


曜<梨香子さんのおかげで最近千歌ちゃんと前より仲良くなれた気がする!

曜<本当にありがとうございました!!


梨子「…」


梨香子<どういたしまして!

梨子「はぁ…」

46: 2016/11/16(水) 00:15:21.39 ID:IYhXesS3.net
曜<それで、こんどお礼を兼ねて梨香子さんと遊びたいなって思うんだけど…

曜<大丈夫かな?


梨子「…」

梨子「断ったらまた落ち込むんだろうなあ…」


梨香子<うん いいよ

曜<やった!

曜<じゃあ今週の日曜日、沼津の駅前で!


梨子「うぅ…」

梨子「なにやってんだ…私…」

50: 2016/11/16(水) 00:17:30.48 ID:IYhXesS3.net
-日曜日-


曜「おはよう!梨香子さん!」

梨子「うん…おはよう曜さん」

曜「待ち合わせの10分前なのにもう集合しちゃったね」

曜「えへへ、じゃあ行こっか!」ギュッ

梨子「あっ… ///」

梨子(ナチュラルに手を繋ぐんだ…)

梨子(…ああ、私が手を繋げってアドバイスしたんだった)

曜「今日の梨香子さんの服、大人っぽくて凄く素敵です!」

梨子「…ありがとう」

52: 2016/11/16(水) 00:19:24.50 ID:IYhXesS3.net
梨子「今日の予定は?」

曜「う~ん、適当にぶらぶらした後…お昼を奢らせて欲しいかな 決めてるお店があるんで」

曜「梨香子さんどこか行きたい場所ある?」

梨子「ううん、特にはないけど…」

曜「あっ、じゃああそこ行かない?」

【カラオケ】

梨子「か、カラオケ…?」

55: 2016/11/16(水) 00:21:56.46 ID:IYhXesS3.net
梨子(歌なんて歌ったら声で絶対バレちゃうよ!)

梨子「ご、ごめん 私カラオケは…」

曜「行こう!梨香子さんの歌声聞きたいです!!」グイッ

梨子「ひゃっ…」

曜「えへへ、私 歌は得意なんだよ!」

曜「行きましょー!」ピューン

梨子「あっ、ちょっ、曜ちゃん!」

59: 2016/11/16(水) 00:24:19.25 ID:IYhXesS3.net
-カラオケボックス-

曜「好き好きぷわぷわ~♪」

梨子(うぅ…なんでこんなことに…)


曜「ふぅ…どうだった?」

梨子「…うん、凄く上手かったよ」

曜「えへへ、ありがとう!」

曜「はい、じゃあ梨香子さんもどうぞっ!」

梨子「あっ…いや…私はいいよ…」

曜「え、なんで…?」

梨子「…カラオケって…その、苦手なの」

61: 2016/11/16(水) 00:25:41.57 ID:IYhXesS3.net
曜「そ、そうだったの…?」

曜「ごめん…全然気が回らなかった…」

梨子「ううん、気にしないで!」

曜「私…梨香子さんをエスコートするのに必氏で…」

曜「はは、そういうところがダメなんだよなぁ…」

梨子「ちょ、ちょっと曜さん…」

曜「千歌ちゃんといるときも空回りすることがしょっちゅうだし…」

曜「だから千歌ちゃんは梨子ちゃんの方がいいって感じるのかな…」

梨子「…」

62: 2016/11/16(水) 00:27:07.41 ID:IYhXesS3.net
梨子「そんなことないよっ!」

梨子「曜さんが相手を楽しませようってしてる気持ちはみんなに伝わってるよ」

梨子「千歌さんだってきっとわかってる!」

曜「梨香子さん…」

梨子「だから…ね?そんなに自分を卑下しないで」

曜「…ふふふ」

曜「やっぱり梨香子さんは素敵だなぁ」

曜「なんていうか、大人の余裕っていうか 包容力っていうか…」

梨子「そ、そう…? ///」

63: 2016/11/16(水) 00:29:30.64 ID:IYhXesS3.net
曜「どうやったら梨香子さんみたいな大人の魅力を身に付けられるのかな?」

梨子「う~ん…」

曜「やっぱり恋愛経験? 梨香子さん豊富でしょ?」

梨子「え"っ…? まぁ…そんなに多くは…」

曜「初めてあったときも…あの、エOチな本とか持ってたし…//」

梨子「ぐっ…//」

曜「そういうアダルティなのも日常的だったりするんですか?//」

梨子「い、いや…そんなことは…」

曜「まさかあんな本読んでて経験無しってことはないですよね?」

梨子「あー、うん ヤリまくりよ」

曜「ですよね!」

64: 2016/11/16(水) 00:30:54.72 ID:IYhXesS3.net
曜「千歌ちゃんもそういう子の方が好きなのかな…」

曜「梨子ちゃんも東京でモテモテだったろうし、恋人とかいっぱいいただろうなぁ…」

梨子「ぐ…」グサッ

曜「梨子ちゃん大人っぽいもんなぁ…」

梨子「…」

曜「…」

梨子「…」

曜「…」

梨子「…」

曜「…あの」

梨子「は、はい」

65: 2016/11/16(水) 00:33:15.17 ID:IYhXesS3.net
曜「恥ずかしながら…私は恋愛経験がありません」

梨子「う、うん…」

曜「だから…梨香子さんや…梨子ちゃんみたいな大人の魅力もありません」

梨子「…」

曜「でも、やっぱり千歌ちゃんに振り向いて欲しいし…そのために大人の魅力が欲しい」

梨子「…」

曜「これは、梨香子さんだからお願いすることなんですけど…」

梨子(まさか…)

曜「…ふぅー」

曜「わ、私が…大人の女になれるように…」


曜「手ほどき…してくれないでしょうか…///」

66: 2016/11/16(水) 00:34:06.90 ID:IYhXesS3.net
梨子「そ、それって…その…」

曜「私の初めてを…///」

梨子「わあああああああああ!!!///」

曜「だ、ダメですか…?」

梨子「そ、そういうのは本当に好きな子と…!//」

曜「好きな子と両想いになれるように大人の魅力が欲しいんです!!」

曜「梨香子さんや梨子ちゃんみたいな魅力が!!」

梨子「で、でも私じゃなくったって…」

曜「わ、私…梨香子さんのこと好きですっ!!// …千歌ちゃんの次にだけど…」

梨子「えっ…//」

曜「綺麗で優しくて大人で いっつも真摯に私の話を聞いてくれて…」

曜「私の憧れの女性なんです!!」

梨子「///」

68: 2016/11/16(水) 00:34:41.49 ID:IYhXesS3.net
曜「梨香子さんは遊びだと思ってくれて構わないから!」

曜「り、梨香子さんは私のこときらい…?//」

梨子「きらい…じゃないけど…//」

曜「じゃあ…好き?」

梨子「……好き、かな… //」

梨子(あんなに私のこと考えてるって知っちゃったらなぁ…千歌ちゃんの次にだけど)

曜「どれぐらい好き?」

梨子「えっ…に、2番目くらい…///」

曜「だったら…お願い梨香子さん!」

梨子「う…//」

70: 2016/11/16(水) 00:35:25.96 ID:IYhXesS3.net
曜「梨香子さんっ!」ズイッ

梨子「きゃっ…//」

ドテッ

曜「あっ…パンツ…//」

梨子「///」ササッ

曜「へぇ、梨香子さんって…結構可愛いの履いてるんだね…」

梨子「うう…//」

ドンッ

梨子「ひゃっ…//」

梨子(か、壁ドン…!)

曜「すごく可愛いよ…」

梨子(曜ちゃんなんか変なスイッチ入ってない!?)

71: 2016/11/16(水) 00:35:57.49 ID:IYhXesS3.net
曜「…」アゴクイッ

梨子「あっ…//」

梨子(壁ドンからの顎クイッ…!!)

曜「私の初めて…」

梨子(わ、私も初めてなんだけど!///)

曜「…」ズイッ

梨子(奪われる…もうどうにでもなれっ…!)


ズルッ バサッ

曜「…ん?」

梨子「あ…」

梨子(ウィッグが…)

74: 2016/11/16(水) 00:38:12.78 ID:IYhXesS3.net
曜「え…」

梨子「その…」

曜「梨子…ちゃん…?」

梨子「…梨子ちゃん、です」

曜「…」

梨子「…あの、違うの」

梨子「騙してたとかじゃなくて…えっと」

梨子「あのぉ…」

曜「…」

梨子「…曜ちゃん?」

曜「ヒック」

梨子「!?」

曜「うぅ…あ"あ"ぁぁ!」グスグス

梨子「ちょっ!?曜ちゃん!?」

75: 2016/11/16(水) 00:39:19.66 ID:IYhXesS3.net
曜「ヒック…うぁぁ"…!」ボロボロ

梨子「ご、ごめん…! 傷付けるつもりなんて…」

曜「りごぢゃんのばがぁっ…!」グスグス

梨子「ごめんね…ごめんね…」

曜「わだしが…どんなきもちで…!」

曜「変態っ…!エOチ!!」ボロボロ

梨子「ぐっ…///」

梨子「お、お願い…落ち着いて私の話を聞いて!」

曜「うぅ…」

梨子「…ね?」

曜「…」

曜「…うん」グスッ

76: 2016/11/16(水) 00:40:07.02 ID:IYhXesS3.net
~~~~

曜「…」ブスー

梨子「だからね、同人誌のこと知られた以上言い出せなかったの…」

曜「へー…」

梨子「本当にごめん…」

曜「…」

曜「はぁ…もういいよ」

梨子「!」

曜「あのアドバイスなんかもきちんとしてたし、悪意があったわけじゃないっていうのは信じる」

梨子「曜ちゃん…!」

78: 2016/11/16(水) 00:41:09.95 ID:IYhXesS3.net
曜「でも別に千歌ちゃんは譲る気ないよ?」

梨子「私も…そうだけど」

曜「はぁ…なんかライバルのアドバイスをずっと受けてたと思うとなんだかなぁ…」

梨子「私なんてライバルに真面目にアドバイスしてたんだよ?」

79: 2016/11/16(水) 00:42:32.35 ID:IYhXesS3.net
曜「…それにしても」

曜「梨子ちゃん 私のこと好きだったんだ…」

梨子「えっ!?」

曜「ほら、さっき私のこと2番目に好きって言ってたでしょ」

梨子「あ…//」


梨子「そんなこと言ったら曜ちゃんなんてほとんど私に告白してたじゃん!!//」

曜「う…//」

曜「いや、あれは梨子ちゃんに対してじゃなくて梨香子さんに対してだよ!!//」

梨子「一緒だよ!!」

83: 2016/11/16(水) 00:44:38.35 ID:IYhXesS3.net
曜「ま、別に私に惚れるのは構わないけど 私は千歌ちゃんしか見てないよ?」

梨子「こっちのセリフ!!」

曜「へぇ…」

ドンッ

梨子「ひゃっ…///」

曜「ほら、完全に私に惚れてるじゃん!」

梨子「ぐぅ…壁ドンはズルイよ!!」

85: 2016/11/16(水) 00:45:43.46 ID:IYhXesS3.net
梨子「…」スカートペラッ

曜「うっ///」

梨子「ほら…曜ちゃんのエOチ///」

曜「もうそれ惚れてるとか関係ないじゃん!!」

梨子「惚れてるんでしょ? 私に!」

千歌「…」

曜「うぐぐぐ~!!」ドンッドンッドンッ

梨子「むむむむむ~!」ペラッペラッペラッ

千歌「…」

曜「…」

梨子「…」

88: 2016/11/16(水) 00:47:16.49 ID:IYhXesS3.net
千歌「へぇ~…」

梨子「あの…違うんですよ千歌さん」

曜「なんでこんなところにいらっしゃるんでしょうか…」

千歌「1年生の3人とカラオケ来てたの」

千歌「さっき解散したんだけど」

梨子「あっ、そうなんですか…」

90: 2016/11/16(水) 00:48:34.24 ID:IYhXesS3.net
千歌「そんなに仲良かったんだねぇ?2人とも…」

曜「いや、これはそういうのじゃなくて…」

梨子「事故っていうか、事件っていうか…」

千歌「チカ全然知らなかったなぁ~2人の関係…」

千歌「ぐすん」

梨子「あわわわわわわわわわわ!」
曜「あわわわわわわわわわわ!」

95: 2016/11/16(水) 00:50:32.03 ID:IYhXesS3.net
千歌「梨子ちゃんと曜ちゃんってそんなに仲だったんだ…」

梨子「ぜんっぜんそんなことない!」

曜「千歌ちゃんの方が100倍好き!!」

千歌「うぅ…」グスッ

曜「千歌ちゃん!」ダキッ

梨子「千歌ちゃん!」ダキッ

曜「ほらっ、千歌ちゃんみかん食べる?あるよ!」

梨子「今から千歌ちゃんのために一曲歌うね!」

千歌「うぅ…」

96: 2016/11/16(水) 00:52:28.00 ID:IYhXesS3.net
善子「…なんだかんだであの3人って仲良しよね」コソコソ

ルビィ「ね」

花丸「千歌ちゃんで繋がる絆ずら」


終わり

98: 2016/11/16(水) 00:53:59.29 ID:IYhXesS3.net
千歌を蔑ろにしないようりこが書きたかっただけです

100: 2016/11/16(水) 00:54:10.08 ID:fKV2CYQL.net
乙乙!
今夜は気持ちよく眠れそうだ

引用: 梨子「変装して街を歩いてたら曜ちゃんに惚れられた」