231: 2011/08/22(月) 02:31:24.96 ID:11l2g+ZZ0
「ボク……女の子に、なりたいです……」
そう言ったルカ子の願いを叶えるために
Dメールを送る事になった
それがあんな事になるとは
誰が予想できただろうか…
236: 2011/08/22(月) 02:41:26.56 ID:11l2g+ZZ0
当日…
ルカ子の母親にDメール
の内容で少し揉めたが
メールの文も無事完成した
岡部「よし、準備万端OKだ」
あとは電話レンジを起動させ、ルカ子がコールするだけだ
岡部「いいか?起動するぞ?」
ルカ子がうなずいたのを確認した俺は
電話レンジを起動した
放電現象はすぐに発生した
ルカ子はひるんだように一歩後ずさったが、すぐに表情を引き締めてケータイの通話ボタンをーーー
クリス「あっ!ちょっと待って!」
押した。
クリス「タイマー設定間違えーーー
ルカ子の母親にDメール
の内容で少し揉めたが
メールの文も無事完成した
岡部「よし、準備万端OKだ」
あとは電話レンジを起動させ、ルカ子がコールするだけだ
岡部「いいか?起動するぞ?」
ルカ子がうなずいたのを確認した俺は
電話レンジを起動した
放電現象はすぐに発生した
ルカ子はひるんだように一歩後ずさったが、すぐに表情を引き締めてケータイの通話ボタンをーーー
クリス「あっ!ちょっと待って!」
押した。
クリス「タイマー設定間違えーーー
239: 2011/08/22(月) 02:51:13.51 ID:11l2g+ZZ0
ギュィィィィン
目眩を感じる
リーディングシュタイナーが発動したという事は世界が改変されたのだろうか
とそこで周りを見渡してみると…
岡部「ルカ子が……いない?」
何故だ…さっきまで電話レンジの前に立って居たというのに…
とそこで先ほどの世界が改変する前のクリスの台詞が頭によぎった
岡部(まさか、また俺は萌郁の時と同じ過ちを繰り返してしまったのか…?)
いや、そう決めつけるのはまだ早い
萌郁の時だって大丈夫だったじゃないか
そう焦る気持ちを抑えて
ルカ子に連絡をとってみようという事でケータイを開くと…
岡部「ルカ子の連絡先がふたつ…?」
目眩を感じる
リーディングシュタイナーが発動したという事は世界が改変されたのだろうか
とそこで周りを見渡してみると…
岡部「ルカ子が……いない?」
何故だ…さっきまで電話レンジの前に立って居たというのに…
とそこで先ほどの世界が改変する前のクリスの台詞が頭によぎった
岡部(まさか、また俺は萌郁の時と同じ過ちを繰り返してしまったのか…?)
いや、そう決めつけるのはまだ早い
萌郁の時だって大丈夫だったじゃないか
そう焦る気持ちを抑えて
ルカ子に連絡をとってみようという事でケータイを開くと…
岡部「ルカ子の連絡先がふたつ…?」
242: 2011/08/22(月) 03:01:12.15 ID:11l2g+ZZ0
おかしい、何故同一人物の連絡先がふたつ入ってる…?
岡部(これではどちらに送ればいいか分からない…クソッ!)
とそこで後ろから
不意に声をかけられた
まゆり「オカリン…?ぼーっとしてるけど大丈夫…?」
そうだ、ルカ子の事なら
まゆりに聞けば分かるだろう…!
岡部「まゆり!ルカ子が何処にいるか知らないか!?」
まゆり「わわっ、るかちゃんなら柳林神社に居ると思うけどー?急にどうしたの?オカリン?」
よかった、やっぱりあのメールぐらいで
人が消えるなんて事は無いんだ…
でもDメールの影響も気になるし、一応確認で行ってみることにしよう
岡部「そうか、助かる…ではちょっとルカ子に会いに行ってくる…!」
岡部(これではどちらに送ればいいか分からない…クソッ!)
とそこで後ろから
不意に声をかけられた
まゆり「オカリン…?ぼーっとしてるけど大丈夫…?」
そうだ、ルカ子の事なら
まゆりに聞けば分かるだろう…!
岡部「まゆり!ルカ子が何処にいるか知らないか!?」
まゆり「わわっ、るかちゃんなら柳林神社に居ると思うけどー?急にどうしたの?オカリン?」
よかった、やっぱりあのメールぐらいで
人が消えるなんて事は無いんだ…
でもDメールの影響も気になるし、一応確認で行ってみることにしよう
岡部「そうか、助かる…ではちょっとルカ子に会いに行ってくる…!」
244: 2011/08/22(月) 03:07:26.94 ID:11l2g+ZZ0
そう言うとまゆりや助手にいろいろ勘ぐりを入れられそうになったが、なんとかうまくあしらいラボからの脱出に成功した
岡部(しかしDメールの影響はこの“連絡先”だけか…)
ラボにはちゃんとダルとまゆりとクリスが居て、他に変わった事は見当たらなかった
岡部(今回の実験も失敗…という事になるのか…?うーむ…なんだかんだで扱いの難しい装置だな)
と小首を傾げていた俺には
さっきのまゆりの台詞の違和感など微塵も感じて居なかった…
岡部(しかしDメールの影響はこの“連絡先”だけか…)
ラボにはちゃんとダルとまゆりとクリスが居て、他に変わった事は見当たらなかった
岡部(今回の実験も失敗…という事になるのか…?うーむ…なんだかんだで扱いの難しい装置だな)
と小首を傾げていた俺には
さっきのまゆりの台詞の違和感など微塵も感じて居なかった…
249: 2011/08/22(月) 03:18:29.18 ID:11l2g+ZZ0
柳林神社
岡部「しかしここはいつ来ても閑散としているな……」
こんなんで大丈夫なのか、柳林神社
と境内を歩いていると
神社の前で掃除をしているルカ子の姿が目に入った
岡部(よかった…何処も変わりはなさそうだ)
と内心ほっとした心を抑え
俺はルカ子に声をかけた
岡部「おーい!ルカ子よー!」
ルカ子「あっ…岡…凶真さん、こんにちは」
うむ、何処にも変わりはない
いつも通りのルカ子である。
岡部「しかしここはいつ来ても閑散としているな……」
こんなんで大丈夫なのか、柳林神社
と境内を歩いていると
神社の前で掃除をしているルカ子の姿が目に入った
岡部(よかった…何処も変わりはなさそうだ)
と内心ほっとした心を抑え
俺はルカ子に声をかけた
岡部「おーい!ルカ子よー!」
ルカ子「あっ…岡…凶真さん、こんにちは」
うむ、何処にも変わりはない
いつも通りのルカ子である。
251: 2011/08/22(月) 03:27:06.09 ID:11l2g+ZZ0
と安堵している俺を尻目に
ルカ子は言葉を続ける
ルカ子「どうして凶真さんはここに…?」
岡部「いやなに…お前の顔が見たくてな…?」
ルカ子「えっ…?え…えっ…///それって一体ど…どういう事でしょうか…?///」
事実を言っただけなのに
なんでルカ子は赤くなっているのだろうか?
まあいい、ここは鳳凰院凶真として
ビシッと決めなくては
岡部「フゥーハハハ!弟子の事をいつでも思うのは師匠の役目だからな!」
そう告げるとルカ子は「そ…そうですよね…」となぜか少し落ち込んで見えた
はて?と首を傾げていると
ルカ子「あっ…立ち話もなんですし…中でお茶でもどうですか…?」
と勧められたので
岡部「いいだろう…ついでに修行も少し付き合おうではないか!」
好意は受け取ることにした
ルカ子は言葉を続ける
ルカ子「どうして凶真さんはここに…?」
岡部「いやなに…お前の顔が見たくてな…?」
ルカ子「えっ…?え…えっ…///それって一体ど…どういう事でしょうか…?///」
事実を言っただけなのに
なんでルカ子は赤くなっているのだろうか?
まあいい、ここは鳳凰院凶真として
ビシッと決めなくては
岡部「フゥーハハハ!弟子の事をいつでも思うのは師匠の役目だからな!」
そう告げるとルカ子は「そ…そうですよね…」となぜか少し落ち込んで見えた
はて?と首を傾げていると
ルカ子「あっ…立ち話もなんですし…中でお茶でもどうですか…?」
と勧められたので
岡部「いいだろう…ついでに修行も少し付き合おうではないか!」
好意は受け取ることにした
254: 2011/08/22(月) 03:35:15.90 ID:11l2g+ZZ0
という事で俺とルカ子は
敷地内にある家へと向かって行った
ガラガラガラ
ルカ子「お父さん、姉さん、掃き掃除終わりました、岡部さんがいらっしゃったので居間を借りさせてもらいます」
とルカ子が控えめながらもよく通る声で
家の中に呼びかけるとルカ子の父親の返事が返ってきた
ルカ子「じゃあ先に岡…凶真さんから中へどうぞ」
岡部「うむ、感謝する…」
ん…?ちょっと待った…?
今ルカ子はなんて言った…?
岡部「姉さん……!?」
敷地内にある家へと向かって行った
ガラガラガラ
ルカ子「お父さん、姉さん、掃き掃除終わりました、岡部さんがいらっしゃったので居間を借りさせてもらいます」
とルカ子が控えめながらもよく通る声で
家の中に呼びかけるとルカ子の父親の返事が返ってきた
ルカ子「じゃあ先に岡…凶真さんから中へどうぞ」
岡部「うむ、感謝する…」
ん…?ちょっと待った…?
今ルカ子はなんて言った…?
岡部「姉さん……!?」
256: 2011/08/22(月) 03:40:16.93 ID:11l2g+ZZ0
おかしい、今までルカ子に姉などいなかったはずだ…!
岡部「なぁ…ルカ子よ…?今姉さんと言ったか…?」
ルカ子「え…あっ…はい、今日は姉も家に居るので…呼んできましょうか?」
これはもしかしたらDメールの影響かもしれないから確認するべきだろう
岡部「じゃあ、頼む」
ルカ子「分かりました…じゃあ凶真さんは居間で待っててください」
という訳で俺は居間で
ルカ子の姉を待つことにした
岡部「なぁ…ルカ子よ…?今姉さんと言ったか…?」
ルカ子「え…あっ…はい、今日は姉も家に居るので…呼んできましょうか?」
これはもしかしたらDメールの影響かもしれないから確認するべきだろう
岡部「じゃあ、頼む」
ルカ子「分かりました…じゃあ凶真さんは居間で待っててください」
という訳で俺は居間で
ルカ子の姉を待つことにした
259: 2011/08/22(月) 03:50:44.45 ID:11l2g+ZZ0
数分後…
居間の襖が開き、先ほどの巫女服から
着替えたのだろう
私服姿のルカ子がもじもじしながら立っていた
岡部「おお、ルカ子よ…姉はどうしたのだ?」
そう俺が問いかけると
ルカ子は次のように発言した
ルカ子「あの…岡部さん…私はルカ子姉ですが……」
What?くぁwせdrftgyふじこ?
居間の襖が開き、先ほどの巫女服から
着替えたのだろう
私服姿のルカ子がもじもじしながら立っていた
岡部「おお、ルカ子よ…姉はどうしたのだ?」
そう俺が問いかけると
ルカ子は次のように発言した
ルカ子「あの…岡部さん…私はルカ子姉ですが……」
What?くぁwせdrftgyふじこ?
267: 2011/08/22(月) 04:01:35.69 ID:jS+LSWY+0
落ち着け…KOOLになるんだ鳳凰院凶真よ
まずはもう一度確認してみるんだ…
岡部(・・・ちらっ)
ルカ子?「うぅ……///」モジモジ
OK、何処にも異常はない
何処からどう見ても(特に胸の辺り)
正真正銘の男だ
ふぅ…この鳳凰院凶真にドッキリを仕掛けるとは弟子も成長したな…
だがまだ甘いぞフゥーハハハ!
と内心笑っていると
ルカ子「岡…凶真さん、姉さんお茶が入りましたよ」
もう一人のルカ子が入ってきた
何を言ってるのか分からないが、俺にも分からない
岡部(助けて)
まずはもう一度確認してみるんだ…
岡部(・・・ちらっ)
ルカ子?「うぅ……///」モジモジ
OK、何処にも異常はない
何処からどう見ても(特に胸の辺り)
正真正銘の男だ
ふぅ…この鳳凰院凶真にドッキリを仕掛けるとは弟子も成長したな…
だがまだ甘いぞフゥーハハハ!
と内心笑っていると
ルカ子「岡…凶真さん、姉さんお茶が入りましたよ」
もう一人のルカ子が入ってきた
何を言ってるのか分からないが、俺にも分からない
岡部(助けて)
270: 2011/08/22(月) 04:14:56.79 ID:11l2g+ZZ0
という訳で先ほどまで境内で話してたと思われる巫女ルカ子と
姉と名乗った私服ルカ子と一緒にお茶を飲むという奇妙な出来事が起きているんだけど何か質問ある?
……割と本気で募集したい
ルカ子?「きょ…今日は岡部さんから会いに来てくれるなんて…う…嬉しいです…」
ルカ子「……姉さんじゃなくて僕に会いに来たのに……」
ルカ子?「そ…そんな…そんな事ないですよね…?岡部さん……?」
岡部「…ん?あぁ…」
今俺の頭の中はパニックでそれどころではなかった
そのあとも結局あのDメールがどのような影響を考えるので頭が一杯で
ずっとうわの空のまま帰宅となってしまった
岡部(とりあえず…情報を集めなくては…)
そうと決まれば明日から行動だ
岡部(今日は疲れたからラボに泊まろう…)
姉と名乗った私服ルカ子と一緒にお茶を飲むという奇妙な出来事が起きているんだけど何か質問ある?
……割と本気で募集したい
ルカ子?「きょ…今日は岡部さんから会いに来てくれるなんて…う…嬉しいです…」
ルカ子「……姉さんじゃなくて僕に会いに来たのに……」
ルカ子?「そ…そんな…そんな事ないですよね…?岡部さん……?」
岡部「…ん?あぁ…」
今俺の頭の中はパニックでそれどころではなかった
そのあとも結局あのDメールがどのような影響を考えるので頭が一杯で
ずっとうわの空のまま帰宅となってしまった
岡部(とりあえず…情報を集めなくては…)
そうと決まれば明日から行動だ
岡部(今日は疲れたからラボに泊まろう…)
272: 2011/08/22(月) 04:33:40.43 ID:11l2g+ZZ0
ダル「オカリンとるか氏の馴れ初め?」
岡部「あぁ…お前なら知っていると思ってな…教えてくれないか?」
ダル「なにオカリンもう痴呆症な訳?」
岡部「そうそう…最近物忘れが激しくてねぇ…って何をやらせるんだ!」
ダル「うはっ、見事なノリつっこみ頂きました」
岡部「それで話す気はあるのか?ないのか?」
ダル「ちょっ…オカリン話すから落ち着くお!」
そこからダルに聞いた話は
大体元の世界と同じシナリオだった
ただ違う点があるとすれば
俺が助けたのはルカ子とルカ子姉の双子で
ルカ子姉の方には魔除けの指輪(税込1280円)を買ったという事だけだった
にわか信じがたいが
やはりルカ子姉は女のようだ
というか初対面の女の子に指輪を
プレゼントするなんてこの世界の俺はどんだけアグレッシブだったんだ…
岡部「あぁ…お前なら知っていると思ってな…教えてくれないか?」
ダル「なにオカリンもう痴呆症な訳?」
岡部「そうそう…最近物忘れが激しくてねぇ…って何をやらせるんだ!」
ダル「うはっ、見事なノリつっこみ頂きました」
岡部「それで話す気はあるのか?ないのか?」
ダル「ちょっ…オカリン話すから落ち着くお!」
そこからダルに聞いた話は
大体元の世界と同じシナリオだった
ただ違う点があるとすれば
俺が助けたのはルカ子とルカ子姉の双子で
ルカ子姉の方には魔除けの指輪(税込1280円)を買ったという事だけだった
にわか信じがたいが
やはりルカ子姉は女のようだ
というか初対面の女の子に指輪を
プレゼントするなんてこの世界の俺はどんだけアグレッシブだったんだ…
273: 2011/08/22(月) 04:42:50.94 ID:11l2g+ZZ0
次に助手にある事を聞いてみる
岡部「クリスティーナよ…前回の実験の時タイマー設定はどれ程間違えたのだ?」
クリス「クリスティーナ言うな!……って前回の実験ってDメールの事?実験なんてした?」
岡部「何をいってるん…」
とここで俺は、はっと気付いた
岡部(そうか…世界が改変されたからクリスは覚えていないのか…)
クリス「おーい岡部?どうした?」
岡部「いや、何でもないぞ、助手よ!」
クリス「? 変な岡部」
これでは原因を探るのは無理そうだな…
さてどうしたものか……
岡部「クリスティーナよ…前回の実験の時タイマー設定はどれ程間違えたのだ?」
クリス「クリスティーナ言うな!……って前回の実験ってDメールの事?実験なんてした?」
岡部「何をいってるん…」
とここで俺は、はっと気付いた
岡部(そうか…世界が改変されたからクリスは覚えていないのか…)
クリス「おーい岡部?どうした?」
岡部「いや、何でもないぞ、助手よ!」
クリス「? 変な岡部」
これでは原因を探るのは無理そうだな…
さてどうしたものか……
333: 2011/08/22(月) 11:30:04.39 ID:11l2g+ZZ0
>>273の続きから
まあ…手詰まりならば仕方がない
別にルカ子がふたりになったところで問題はない
とりあえず様子見で
しばらく柳林神社に出入りしよう
と考える俺であった
という事でその日からラボで解散した後柳林神社に向かう事にした
岡部「しかし…よもやルカ子が二人に増えるとはな…」
あのDメールで一体
どうしたら双子になる要素があるのだろう?
岡部「野菜を食べると双子って出来やすいのか?」
今度暇なときにでも
調べてみるかと考え事をしていたら
いつのまにか柳林神社の前に
到着していた
まあ…手詰まりならば仕方がない
別にルカ子がふたりになったところで問題はない
とりあえず様子見で
しばらく柳林神社に出入りしよう
と考える俺であった
という事でその日からラボで解散した後柳林神社に向かう事にした
岡部「しかし…よもやルカ子が二人に増えるとはな…」
あのDメールで一体
どうしたら双子になる要素があるのだろう?
岡部「野菜を食べると双子って出来やすいのか?」
今度暇なときにでも
調べてみるかと考え事をしていたら
いつのまにか柳林神社の前に
到着していた
334: 2011/08/22(月) 11:46:38.40 ID:11l2g+ZZ0
今日は掃き掃除をしていないのか
境内には人っ子一人居なかった
なので少し迷惑かな?と思ったが
家の方まで行って一言かけてから帰る事にした
岡部「おーい!ルカ子よ!いるかー?」
と俺が声をかけると
家の中からドタバタとした音がなり
やがてルカ子が出てきた
ルカ子「お…岡部さん…!?どうしてここに…?」
しまった、特に理由を考えていなかった
境内には人っ子一人居なかった
なので少し迷惑かな?と思ったが
家の方まで行って一言かけてから帰る事にした
岡部「おーい!ルカ子よ!いるかー?」
と俺が声をかけると
家の中からドタバタとした音がなり
やがてルカ子が出てきた
ルカ子「お…岡部さん…!?どうしてここに…?」
しまった、特に理由を考えていなかった
335: 2011/08/22(月) 11:47:22.12 ID:11l2g+ZZ0
仕方ないとりあえず修行の稽古をつけにきたという事にしよう
岡部「ルカ子!今すぐに妖刀・五月雨を持ってくるのだ…修行をするぞ…!」
ルカ子「えっ…でも…あれはルカくんのですし…」
ルカくん…?と一瞬戸惑ったが
岡部(そっか、こっちは姉の方だったのか)
となると、いよいよ来た理由が全く思い浮かばなくなる
どうしたものかと考え込んでいると
不意にルカ子(姉)の方から声をかけてきた
ルカ子(姉)「岡部さん…この後って用事とかありますか…?」
岡部「いや…この後は普通に帰宅する予定だったが?」
ルカ子(姉)「でしたら…少し一緒にお出かけしませんか…?」
岡部「ルカ子!今すぐに妖刀・五月雨を持ってくるのだ…修行をするぞ…!」
ルカ子「えっ…でも…あれはルカくんのですし…」
ルカくん…?と一瞬戸惑ったが
岡部(そっか、こっちは姉の方だったのか)
となると、いよいよ来た理由が全く思い浮かばなくなる
どうしたものかと考え込んでいると
不意にルカ子(姉)の方から声をかけてきた
ルカ子(姉)「岡部さん…この後って用事とかありますか…?」
岡部「いや…この後は普通に帰宅する予定だったが?」
ルカ子(姉)「でしたら…少し一緒にお出かけしませんか…?」
338: 2011/08/22(月) 12:04:11.69 ID:11l2g+ZZ0
岡部(なんでだ…なんでこんな状況になっている?)
結局、先ほどのルカ子(姉)の提案を断る理由も無く、一緒に出かける事になったのだが
ルカ子(姉)「あの…岡部さん、手を繋いでもいいですか?」
岡部「えっ…いやそれは…」
ルカ子(姉)「そう…ですよね…ごめんなさい」
くっ…そんな顔されたら
断れないではないか…
岡部「あぁ!いや嘘だ!いいぞ、手ぐらいいつだって繋いでやる!」
と俺が言うとルカ子は顔を輝かせて
控えめがちに手を繋いできた
岡部(これって…いわゆるデートってやつではないか?)
落ち着け、ただ一緒に出かけてるだけだ
やましい気持ちなど微塵も…
ルカ子(姉)「あっ…岡部さんみてくださいあの人形…可愛いなぁ…」
くっ…あの微笑みはずるい…
だが男だ…いや女か…
ルカ子「あっ…岡部さん、って姉さんも…」
結局、先ほどのルカ子(姉)の提案を断る理由も無く、一緒に出かける事になったのだが
ルカ子(姉)「あの…岡部さん、手を繋いでもいいですか?」
岡部「えっ…いやそれは…」
ルカ子(姉)「そう…ですよね…ごめんなさい」
くっ…そんな顔されたら
断れないではないか…
岡部「あぁ!いや嘘だ!いいぞ、手ぐらいいつだって繋いでやる!」
と俺が言うとルカ子は顔を輝かせて
控えめがちに手を繋いできた
岡部(これって…いわゆるデートってやつではないか?)
落ち着け、ただ一緒に出かけてるだけだ
やましい気持ちなど微塵も…
ルカ子(姉)「あっ…岡部さんみてくださいあの人形…可愛いなぁ…」
くっ…あの微笑みはずるい…
だが男だ…いや女か…
ルカ子「あっ…岡部さん、って姉さんも…」
340: 2011/08/22(月) 12:21:23.58 ID:11l2g+ZZ0
岡部「おお、ルカ子ではないか!どうしたのだ?こんな所で」
ルカ子「ちょっと買いたいものがあって…それよりも姉さん…」
と何故かルカ子はジト目になって
姉の方を見つめていた
対する姉の方はそんな視線を受けて申し訳なさそうにしていた
どうしたものか…
とりあえずここは気遣いをみせて
離れるべきだろう
岡部「どうしたルカ子よ?二人で話があるなら俺は離れていようか?」
ルカ子「あっ…いえ、大丈夫です、岡…凶真さんはここに居てください」
気遣い失敗
岡部「それでルカ子は帰る所か?」
ルカ子「あっ…はい」
岡部「じゃあ柳林神社まで送っていってやろう、もう時間も遅いことだしな」
ルカ子「ちょっと買いたいものがあって…それよりも姉さん…」
と何故かルカ子はジト目になって
姉の方を見つめていた
対する姉の方はそんな視線を受けて申し訳なさそうにしていた
どうしたものか…
とりあえずここは気遣いをみせて
離れるべきだろう
岡部「どうしたルカ子よ?二人で話があるなら俺は離れていようか?」
ルカ子「あっ…いえ、大丈夫です、岡…凶真さんはここに居てください」
気遣い失敗
岡部「それでルカ子は帰る所か?」
ルカ子「あっ…はい」
岡部「じゃあ柳林神社まで送っていってやろう、もう時間も遅いことだしな」
343: 2011/08/22(月) 12:40:30.15 ID:11l2g+ZZ0
ルカ子「えっ…いいんですか?」
岡部「弟子の安全は師匠が保証してやるものだからな」
ルカ子「はいっ…ありがとうございます…!」
そうはにかむルカ子
可愛い…だが男だ
間違いなく男だ
と嬉しそうなルカ子とは対象に
ルカ子(姉)は残念そうな顔をしていた
岡部「じゃあ行くか…」
ルカ子「姉さん…抜け駆けは無しって言ったじゃないですか…」ボソッ
ルカ子(姉)「そうだけど…でも…」ボソッ
何か話している様だが
内緒話に聞き耳を立てるほど
俺も野暮じゃない
そうこうしてるうちに
柳林神社に到着し
その日は解散となった
岡部「弟子の安全は師匠が保証してやるものだからな」
ルカ子「はいっ…ありがとうございます…!」
そうはにかむルカ子
可愛い…だが男だ
間違いなく男だ
と嬉しそうなルカ子とは対象に
ルカ子(姉)は残念そうな顔をしていた
岡部「じゃあ行くか…」
ルカ子「姉さん…抜け駆けは無しって言ったじゃないですか…」ボソッ
ルカ子(姉)「そうだけど…でも…」ボソッ
何か話している様だが
内緒話に聞き耳を立てるほど
俺も野暮じゃない
そうこうしてるうちに
柳林神社に到着し
その日は解散となった
355: 2011/08/22(月) 13:37:45.51 ID:11l2g+ZZ0
その後も毎日柳林神社に通い
ルカ子が二人いる世界にようやく
違和感も薄れかけていたある日の事
クリス「ようやく完成した…」
ついに電話レンジの改良も終わり
タイムリープマシンが完成した
パァン!
のちにあんな悲劇を起こすとは知らずに…
そのときの俺は浮き足立っていた
ルカ子が二人いる世界にようやく
違和感も薄れかけていたある日の事
クリス「ようやく完成した…」
ついに電話レンジの改良も終わり
タイムリープマシンが完成した
パァン!
のちにあんな悲劇を起こすとは知らずに…
そのときの俺は浮き足立っていた
357: 2011/08/22(月) 13:52:22.37 ID:11l2g+ZZ0
結局、まゆりを助けるためには今まで世界線を変動させたすべてのDメールを打ち消していかないといけない事が分かって
その結果フェイリスの父親を間接的だが頃してしまった事により、俺は精神的に疲れていた
次はルカ子のDメールを打ち消さなければならないのか…
岡部(気が重い…)
でもこんな所で弱音を吐いてる訳にはいかない
もう既に俺はフェイリスの気持ちを踏みにじってしまったのだから…
とりあえずなにはともあれ柳林神社に向かってみるしかない
そして俺は何日ぶりに…いや正確には1日しか経っていないんだろうが、柳林神社の地を踏んだ
その結果フェイリスの父親を間接的だが頃してしまった事により、俺は精神的に疲れていた
次はルカ子のDメールを打ち消さなければならないのか…
岡部(気が重い…)
でもこんな所で弱音を吐いてる訳にはいかない
もう既に俺はフェイリスの気持ちを踏みにじってしまったのだから…
とりあえずなにはともあれ柳林神社に向かってみるしかない
そして俺は何日ぶりに…いや正確には1日しか経っていないんだろうが、柳林神社の地を踏んだ
359: 2011/08/22(月) 14:03:07.29 ID:11l2g+ZZ0
森閑とした境内に足を踏み入れ社殿の横にある社務所のインターホンを連打すると
ルカ子「はい、どちらさま……あ、岡部さん」
ルカ子が出てきてくれた
こっちのルカ子は……男の方だろうか?
岡部「ルカ子、お前の父上に聞いてくれ。IBN5100という古いパソコンが、ここに奉納されているはずなんだ」
半ばすがる思いで聞いてみる
もしあるのならばわざわざDメールを打ち消さなくていいからだ
ーーーもう誰も傷つけたくない
だがその願いは届く事はなく
結局IBN5100は柳林神社にはなかった
ルカ子「はい、どちらさま……あ、岡部さん」
ルカ子が出てきてくれた
こっちのルカ子は……男の方だろうか?
岡部「ルカ子、お前の父上に聞いてくれ。IBN5100という古いパソコンが、ここに奉納されているはずなんだ」
半ばすがる思いで聞いてみる
もしあるのならばわざわざDメールを打ち消さなくていいからだ
ーーーもう誰も傷つけたくない
だがその願いは届く事はなく
結局IBN5100は柳林神社にはなかった
361: 2011/08/22(月) 14:17:07.27 ID:11l2g+ZZ0
その後タイムリープして
クリスに助言を貰った俺は
再び柳林神社を訪れていた
ルカ子?「あ、岡部さん……」
ルカ子は境内を掃除していた
こっちのルカ子は…女の方か?
しかし困った
本人を目の前にしたら、なかなか事実を告げる踏ん切りがつかない
ルカ子(姉)「……どうか…しましたか?」
とりあえず正直に話そう
岡部「実は、お前は、本当は……男だったのだ」
……。
…………。
………………。
全部説明したが泣かれて逃げられてしまった。
そりゃ、そうだよな……
クリスに助言を貰った俺は
再び柳林神社を訪れていた
ルカ子?「あ、岡部さん……」
ルカ子は境内を掃除していた
こっちのルカ子は…女の方か?
しかし困った
本人を目の前にしたら、なかなか事実を告げる踏ん切りがつかない
ルカ子(姉)「……どうか…しましたか?」
とりあえず正直に話そう
岡部「実は、お前は、本当は……男だったのだ」
……。
…………。
………………。
全部説明したが泣かれて逃げられてしまった。
そりゃ、そうだよな……
363: 2011/08/22(月) 14:26:47.79 ID:11l2g+ZZ0
その後再びクリスに相談して
ルカ子の事を考えていたら結局一睡も出来なかった
翌日
まゆり「オカリンー?あっ、いたー」
岡部「早いな。まだ8時だぞ」
まゆり「オカリンに怒りにきたんだよー、あのね、オカリンにはガッカリなのです」
岡部「なんの話だ?」
まゆり「しらばっくれてもダメだもん。オカリンってば、るかちゃんを泣かせたでしょー?」
岡部「な、なぜそれを……」
まゆり「るかちゃんに相談されたんだよ。」
と珍しくその後もまゆりに怒られていると
とうの本人からメールがきた
ルカ子の事を考えていたら結局一睡も出来なかった
翌日
まゆり「オカリンー?あっ、いたー」
岡部「早いな。まだ8時だぞ」
まゆり「オカリンに怒りにきたんだよー、あのね、オカリンにはガッカリなのです」
岡部「なんの話だ?」
まゆり「しらばっくれてもダメだもん。オカリンってば、るかちゃんを泣かせたでしょー?」
岡部「な、なぜそれを……」
まゆり「るかちゃんに相談されたんだよ。」
と珍しくその後もまゆりに怒られていると
とうの本人からメールがきた
364: 2011/08/22(月) 14:32:55.71 ID:11l2g+ZZ0
From ルカ子
岡部さんへ
大事なお話があります。
これからうちの神社まで
来てもらえませんか?
待ってます。ずっと、待
ってますから。
岡部(大事な話ってなんだ?)
岡部「よし……」
まゆり「どこ行くのー?まゆしぃの話はね、まだ終わってないよ……」
岡部「ルカ子に会いに行ってくる」
岡部さんへ
大事なお話があります。
これからうちの神社まで
来てもらえませんか?
待ってます。ずっと、待
ってますから。
岡部(大事な話ってなんだ?)
岡部「よし……」
まゆり「どこ行くのー?まゆしぃの話はね、まだ終わってないよ……」
岡部「ルカ子に会いに行ってくる」
368: 2011/08/22(月) 14:46:11.88 ID:11l2g+ZZ0
岡部「ええと、大事な話、というのは、ニャンだしょうかニャ?」
あの後ついて来そうになったまゆりをなんとかあやし、小走りでやってきた俺はルカ子にできる限り優しい言葉遣いを心がけた
何故かフェイリスっぽくなってしまったが
ルカ子「……あの、岡部さんが……昨日、言ったこと……信じ……ます……」
岡部「そ、そうか!」
よかった、泣かせてしまった時はどうなるかと思ったけどこれなら大丈夫そうだ
ルカ子「その代わりに……」
代わり?交換条件ということか?
ルカ子「こ、恋人にっ、なってください……!」
岡部「」
その後のことはよく覚えていない
ただ気付いたらタイムリープマシンで遠くへ飛んでいた。
そうだ、遠くだ。
あの後ついて来そうになったまゆりをなんとかあやし、小走りでやってきた俺はルカ子にできる限り優しい言葉遣いを心がけた
何故かフェイリスっぽくなってしまったが
ルカ子「……あの、岡部さんが……昨日、言ったこと……信じ……ます……」
岡部「そ、そうか!」
よかった、泣かせてしまった時はどうなるかと思ったけどこれなら大丈夫そうだ
ルカ子「その代わりに……」
代わり?交換条件ということか?
ルカ子「こ、恋人にっ、なってください……!」
岡部「」
その後のことはよく覚えていない
ただ気付いたらタイムリープマシンで遠くへ飛んでいた。
そうだ、遠くだ。
371: 2011/08/22(月) 15:02:32.47 ID:11l2g+ZZ0
だが結局ルカ子からの提案は変わらなかった、現実は非情である。
それどころか恋人期間の日付が伸びるという悪化の一途を辿っていた。
もうこれは逃れられない運命なのだろう…
ルカ子は男。男だ。男だ男だ男だ。
男男男男男男男男男男男男男男男……。
忘れるな、この思い。
この思いを忘れるさえしなければーーー
岡部「……いいだろう」
ルカ子(姉)「え……っ?」
岡部「お前と、付き合おう。」
ルカ子(姉)「あ……」ポロポロ
岡部「な、なぜ泣く!?」
ルカ子(姉)「う……ぐすっ……その、う、嬉しくて……」
ルカ子「………」
それどころか恋人期間の日付が伸びるという悪化の一途を辿っていた。
もうこれは逃れられない運命なのだろう…
ルカ子は男。男だ。男だ男だ男だ。
男男男男男男男男男男男男男男男……。
忘れるな、この思い。
この思いを忘れるさえしなければーーー
岡部「……いいだろう」
ルカ子(姉)「え……っ?」
岡部「お前と、付き合おう。」
ルカ子(姉)「あ……」ポロポロ
岡部「な、なぜ泣く!?」
ルカ子(姉)「う……ぐすっ……その、う、嬉しくて……」
ルカ子「………」
376: 2011/08/22(月) 15:22:22.78 ID:11l2g+ZZ0
その翌日俺らはデートする事になった
と言ってもあての無い散歩の様なものだったが
ルカ子(姉)「あの……岡部さん」
岡部「なんだ?」
ルカ子(姉)「……覚えて、いますか?ボクと岡部さんが、初めて出会ったときのこと」
岡部「ーーーああ」
と言っても俺の頭の中の出会いの記憶とは違う様だが……
ルカ子(姉)「あの時指輪を買って貰った時凄くびっくりしましたけど…でも、そのとき“お前らはそれぞれ別の人間だ、どちらか片方だけいれば充分なんてふざけるな”っていう言葉は…すごく、嬉しかったんです」
そんなことを言ったのか、この世界の俺よ
羞恥心というものはなかったのか?
ルカ子(姉)「それから岡部さんの言いつけ通り…ちゃんと女らしく勤めてみようと思いまして」
ただでさえ女らしいルカ子に女らしくとは
なんという自殺行為だこの世界の俺
その日はその後結局言葉数少なく
すぐに柳林神社についてしまい
解散となった
と言ってもあての無い散歩の様なものだったが
ルカ子(姉)「あの……岡部さん」
岡部「なんだ?」
ルカ子(姉)「……覚えて、いますか?ボクと岡部さんが、初めて出会ったときのこと」
岡部「ーーーああ」
と言っても俺の頭の中の出会いの記憶とは違う様だが……
ルカ子(姉)「あの時指輪を買って貰った時凄くびっくりしましたけど…でも、そのとき“お前らはそれぞれ別の人間だ、どちらか片方だけいれば充分なんてふざけるな”っていう言葉は…すごく、嬉しかったんです」
そんなことを言ったのか、この世界の俺よ
羞恥心というものはなかったのか?
ルカ子(姉)「それから岡部さんの言いつけ通り…ちゃんと女らしく勤めてみようと思いまして」
ただでさえ女らしいルカ子に女らしくとは
なんという自殺行為だこの世界の俺
その日はその後結局言葉数少なく
すぐに柳林神社についてしまい
解散となった
384: 2011/08/22(月) 16:45:23.45 ID:11l2g+ZZ0
翌日の朝。
今日もデートの約束をした俺は
ルカ子を迎えに、神社へと向かった。
そういえば男だった頃のルカ子の記憶はあるのだろうか?確かめてみる必要がありそうだ。
ルカ子(姉)「おはようございます、今日は…その、どこへ?」
岡部「それより、ルカ子お前には、男だった頃の記憶が残っていないか?」
ルカ子(姉)「えっ……」
ルカ子は一瞬キョトンとして、それから
悲しそうに話した。
ルカ子(姉)「お…覚えてません…」
岡部「そうか…」
と俺が少しがっかりすると
それを感じ取ったのかルカ子は
ルカ子(姉)「ごめんなさい…今日のデート……中止に、しましょう……」
といって頭を下げ社務所へ入っていってしまった。
しまった、失敗したと思ってももう遅い
ーーーまた傷つけてしまった
今日もデートの約束をした俺は
ルカ子を迎えに、神社へと向かった。
そういえば男だった頃のルカ子の記憶はあるのだろうか?確かめてみる必要がありそうだ。
ルカ子(姉)「おはようございます、今日は…その、どこへ?」
岡部「それより、ルカ子お前には、男だった頃の記憶が残っていないか?」
ルカ子(姉)「えっ……」
ルカ子は一瞬キョトンとして、それから
悲しそうに話した。
ルカ子(姉)「お…覚えてません…」
岡部「そうか…」
と俺が少しがっかりすると
それを感じ取ったのかルカ子は
ルカ子(姉)「ごめんなさい…今日のデート……中止に、しましょう……」
といって頭を下げ社務所へ入っていってしまった。
しまった、失敗したと思ってももう遅い
ーーーまた傷つけてしまった
386: 2011/08/22(月) 17:02:54.69 ID:11l2g+ZZ0
最終日
2人きりのデートは傷つけてしまう
という事でコミマに行き
まゆりやダルに頼る事にした
でもそれは明らかに失敗だった
結局会話すらまともに出来なくて
神社に到着してしまった。
ルカ子(姉)「ううっ…ぐすっ…」
目の前で女の子が泣いている。
男として放っておける事態じゃないのに。
今の俺には、かける言葉もなく、ただ立ち尽くすだけだ
2人きりのデートは傷つけてしまう
という事でコミマに行き
まゆりやダルに頼る事にした
でもそれは明らかに失敗だった
結局会話すらまともに出来なくて
神社に到着してしまった。
ルカ子(姉)「ううっ…ぐすっ…」
目の前で女の子が泣いている。
男として放っておける事態じゃないのに。
今の俺には、かける言葉もなく、ただ立ち尽くすだけだ
389: 2011/08/22(月) 17:04:04.14 ID:11l2g+ZZ0
それなのにルカ子は
ルカ子(姉)「ありがとうございました…ボク…岡部さんを…好きになれて…よかったです」
そういってポケベルの番号が書いてあるメモ用紙を握らせてきた。
あいつは約束を守ったのだ
でもーーーでも、ダメだ。
こんな終わり方は、ダメだーーー
そう思いタイムリープを決意し、神社から出た所でーーー
ルカ子「岡部さん」
ルカ子に声をかけられた
392: 2011/08/22(月) 17:18:30.34 ID:11l2g+ZZ0
さっきの話の続きなんだろうか?
と思ったがどうやらこっちは男のルカ子らしい
ここ4日はずっとルカ子(姉)と居たから
随分と久しぶりに話した様な気がする
ルカ子「昨日、岡部さんはボクの姉に聞きましたよね。『男だったときの記憶が残っているか』って」
岡部「ん?ああ……」
確かに聞いた
ルカ子「その記憶は全部ボクが、覚えて……いるんです」
と思ったがどうやらこっちは男のルカ子らしい
ここ4日はずっとルカ子(姉)と居たから
随分と久しぶりに話した様な気がする
ルカ子「昨日、岡部さんはボクの姉に聞きましたよね。『男だったときの記憶が残っているか』って」
岡部「ん?ああ……」
確かに聞いた
ルカ子「その記憶は全部ボクが、覚えて……いるんです」
394: 2011/08/22(月) 17:25:04.38 ID:11l2g+ZZ0
岡部「そうだったのか……」
ルカ子「はい……それで…多分姉は全く覚えていないと思います」
そうか……
という事は3日目のデートは
俺の不必要な勘繰りで傷つけてしまったんだな……
一気に後悔の念に襲われる
ルカ子「それを話した上で、岡部さんに頼みたいことがあります」
岡部「……なんだ?」
ルカ子「姉をボクと重ねないで見てあげてください…」
ルカ子「はい……それで…多分姉は全く覚えていないと思います」
そうか……
という事は3日目のデートは
俺の不必要な勘繰りで傷つけてしまったんだな……
一気に後悔の念に襲われる
ルカ子「それを話した上で、岡部さんに頼みたいことがあります」
岡部「……なんだ?」
ルカ子「姉をボクと重ねないで見てあげてください…」
395: 2011/08/22(月) 17:31:03.90 ID:11l2g+ZZ0
岡部「………っ!」
そうだ…いつからか俺はルカ子(姉)を自分の世界線に当てはめ元は男なんだと思い込み
一歩引いた位置から見てしまっていた
ルカ子(姉)はルカ子(姉)という一人の人間なのに…
これで決心はついた
岡部「ありがとう…ルカ子よ…おかげで自分が何をすべきかわかった」
こうしてはいられない
もう一度やり直すんだ…
そう思いラボまで戻った俺は
タイムリープマシンを起動した。
おわり
そうだ…いつからか俺はルカ子(姉)を自分の世界線に当てはめ元は男なんだと思い込み
一歩引いた位置から見てしまっていた
ルカ子(姉)はルカ子(姉)という一人の人間なのに…
これで決心はついた
岡部「ありがとう…ルカ子よ…おかげで自分が何をすべきかわかった」
こうしてはいられない
もう一度やり直すんだ…
そう思いラボまで戻った俺は
タイムリープマシンを起動した。
おわり
275: 2011/08/22(月) 04:50:25.29 ID:11l2g+ZZ0
あと口調に違和感や
先ほどの様に設定に矛盾があったら
指摘していただけると幸いです
ではおやすみです
先ほどの様に設定に矛盾があったら
指摘していただけると幸いです
ではおやすみです
295: 2011/08/22(月) 05:59:04.24 ID:AUDFciw80
寝たか
370: 2011/08/22(月) 14:49:45.33 ID:Z2yODpRZP
オカリンとルカ子が恋人の世界か
しかしダーリンのばかぁをはめなかっただけでどうしてルカ子と恋人になったのか謎すぎる
しかしダーリンのばかぁをはめなかっただけでどうしてルカ子と恋人になったのか謎すぎる
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