122: 2012/02/23(木) 20:43:09.24 ID:cMDlSjDQ0
128: 2012/02/23(木) 20:51:52.91 ID:cMDlSjDQ0
赤沢「なお、恒一君は固定です」

榊原「え、なんでそうなるのさ?!

赤沢「それじゃ、ダーツで決めるから。いくわよ~」

榊原「ちょっと待ってっ、的の面積が半分赤沢さんだよ!」

Another コンプリートBlu-ray BOX
83: 2012/02/23(木) 20:00:38.40 ID:cMDlSjDQ0
赤沢さんかわいい

132: 2012/02/23(木) 20:58:10.85 ID:cMDlSjDQ0
赤沢「はっ!!」グサッ

赤沢「どうやら、私みたいね。嫌だけど、クラスのためだからしょうがないわね」

見崎(……うそつき)

赤沢「よろしく、恒一君」

榊原「う、うん……」

137: 2012/02/23(木) 21:05:34.85 ID:cMDlSjDQ0
赤沢「せっかくだから、授業サボりましょうか」

恒一「え?!いいの?」

赤沢「私一度やってみたかったの」

見崎「」ジー

140: 2012/02/23(木) 21:12:06.58 ID:cMDlSjDQ0
榊原「まさかサボることになるなんて」トコトコ

赤沢「あら、以前もサボってたでしょ」トコトコ

榊原「そうだけど……まあ、いいか」トコトコ


見崎「」トコトコ

149: 2012/02/23(木) 21:18:30.82 ID:cMDlSjDQ0
榊原「けど、少し安心したかな」

赤沢「ん?なにが」

榊原「まだあんまり話したことない人とだったらどうしようって思ってさ」

榊原「それだったら、赤沢さんの方が嬉しい……かな」

赤沢「っ~~~~?!ば、ばか……」キュン

見崎「」ジトー

159: 2012/02/23(木) 21:26:20.61 ID:cMDlSjDQ0
赤沢「ゴホン、そういえば、恒一はこの町にはもう慣れた?」

榊原「う~ん、正直あんまりかな。学校と病院の往復だし」

赤沢「なら、私が案内しようか」

榊原「それなら、頼もうかな」ニコッ

赤沢「え、えぇ」キュンキュン

166: 2012/02/23(木) 21:34:49.70 ID:cMDlSjDQ0
赤沢「まずは公園。春になると桜並木がとても綺麗なのよ」

榊原「へぇ~」

赤沢「次は商店街。いろいろ店があるから便利よ」

榊原「へぇ~」

赤沢「そして、ここが気味の悪い人形館!」

榊原「あ、赤沢さん、ここは見崎の家だからあんまりそういうこと言っちゃ……」


見崎「」イライラ

170: 2012/02/23(木) 21:40:31.15 ID:cMDlSjDQ0
赤沢「そ、そうだったのごめんなさい。知らなくて」

榊原「次からは気をつけよう」

赤沢「ん?けど、なんでここが見崎さんの家だって知ってるの?」

榊原「それは……以前来たことがあって」

赤沢「へぇ~」イライラ

赤沢「さっさと、次行くわよ」イライラ

榊原「ま、待って」

175: 2012/02/23(木) 21:46:24.14 ID:cMDlSjDQ0
赤沢「最後はココ。夜見山名物のお城よ」

榊原「へぇ~、ってここ……ラ、ラOホテルじゃないか?!」

赤沢「そうとも言うわね。けど、綺麗でしょ」

榊原「……その質問答えづらいよ」

赤沢「……ねえ、入ってみようか」

177: 2012/02/23(木) 21:47:06.21 ID:Zpd/RB1Q0
アカザーさんやたら積極的だな

180: 2012/02/23(木) 21:49:04.23 ID:NB+e2rxq0
パンツがいない者にされた

190: 2012/02/23(木) 21:52:37.91 ID:cMDlSjDQ0
榊原「な、何言ってるの赤沢さん?!」

赤沢「だって、ご休憩って書いてあるわよ」

榊原「それは……ってこんなとこ見られたらまずいって」

赤沢「大丈夫よ。たいてい、フロントは無人だから」

榊原「そうじゃなくて!」

206: 2012/02/23(木) 22:03:22.82 ID:cMDlSjDQ0
赤沢「さあ、いきましょうか!」ムンムン

榊原「ちょっ、引っ張らないで……え?!」

見崎「」トウセンボ

赤沢(くっ、一筋縄ではいかないわね)

見崎「」トウセンボッ

赤沢「……恒一君、今日はここまでにしましょうか」

榊原「え?!」

赤沢「また明日。お別れの握手」

榊原「う、うん……」

赤沢(フェアじゃないものね……)

218: 2012/02/23(木) 22:19:41.55 ID:cMDlSjDQ0
翌日

赤沢「さあ、今日もいないもの決めるわよ」

見崎(……これ以上好きにさせない)ヒツダン

見崎『榊原君、こっちに来て欲しいの』

榊原「ここでいいの。見崎」

見崎(……風上から榊原君の匂いを送って動揺させる)パタパタ

赤沢「……はっ、この匂い?!」グラッ

赤沢(しまった、手元が!)

222: 2012/02/23(木) 22:26:02.83 ID:cMDlSjDQ0
綾野「というわけで、今日一日よろしくこういっちゃん」

榊原「よろしく、綾野さん。今日も元気だね」

綾野「まあね、今日は嫌いな数学が国語になったし」

榊原「え?!そうなの」(昨日サボったから知らなかった)

綾野「それじゃあ、この前の恩返ししてあげる!!」

228: 2012/02/23(木) 22:31:44.11 ID:cMDlSjDQ0
榊原「さすがにこれは……」

綾野「いいからいいから」

榊原(一つの椅子に二人座るなんて。確かに教科書を二人で見るためにはしょうがないけど)


赤沢「」イライラ
見崎「」イライラ

232: 2012/02/23(木) 22:36:31.29 ID:cMDlSjDQ0
綾野(こういっちゃんってカワイイな~//)

榊原(顔が近い~)

綾野(これってチャンスだよね。もう少し近づいて……)

榊原(な、なんかあたってる!!)

236: 2012/02/23(木) 22:41:56.25 ID:cMDlSjDQ0
綾野(このまま、こういっちゃんの手をふとももにもっていって、既成事実をっ!)

榊原(え~?!なんか手が誘導されてる~)

キーンコーンカーンコーン

綾野(……チッ)


赤沢「」ホッ
見崎「」ホッ

239: 2012/02/23(木) 22:47:52.21 ID:cMDlSjDQ0
放課後

綾野「こういっちゃん、演劇って興味ある?」

榊原「どうだろう。あんまり見たことないからな~」

綾野「ならさ、ちょっと見学しない」

榊原「別にかまわないよ」

綾野「よっし。なら出発~!」

244: 2012/02/23(木) 22:55:11.88 ID:cMDlSjDQ0
綾野「ここが、演劇部の部室」

榊原「へ~、衣装や小道具でいっぱいだね」

綾野「ためしにこの台本で寸劇してみようか」

榊原「うまくできるかなぁ」

247: 2012/02/23(木) 22:59:43.60 ID:cMDlSjDQ0
綾野「おお~ロミオ、あなたはどうしてロミオなの」

榊原「おお~ジュリエット……」(恥ずかしいな)

綾野「愛しいロミオ、誓いのキスをどうか」

榊原(え?!台本にはそんなこと……)

綾野「」ンー

248: 2012/02/23(木) 23:02:32.22 ID:cMDlSjDQ0
一方その頃

赤沢「……見崎さん、昨日はどうも」

見崎「……赤沢さんこそ」

赤沢「フフフフフ」バチバチ

見崎「フフフフフ」バチバチ

赤沢「……はっ?!」

見崎「どうしたの」

赤沢「恒一君の匂いが……消えた……?!」

253: 2012/02/23(木) 23:11:45.25 ID:cMDlSjDQ0
綾野(もういいや、待っても来ないならこっちから)ガバッ

榊原「まって、綾野さん!ちょっと?!」

ガラッ

赤沢「どう、見崎さん演劇部の部室は(棒)」

見崎「……素敵な所ね。私気に入ったわ(棒)」

榊原「……も、もうお終いしようか綾野さん」

綾野「そうだね。残念だけど……」(チッ)

264: 2012/02/23(木) 23:20:26.64 ID:cMDlSjDQ0
翌日

赤沢「今日のダーツいくわよ~」

赤沢(こんどこそ~!)

見崎『榊原君、ハンカチ出して』ヒツダン

榊原「これでいい?」

見崎「」ヒラヒラー

赤沢(……はっ?!またこの匂い)グラッ

赤沢「しいいいいまったあああああ!!」

271: 2012/02/23(木) 23:27:37.77 ID:cMDlSjDQ0
桜木「よろしくお願いしますね。榊原君」

榊原「よろしく」(あれ、生きてる)

赤沢「こらー!!綾野ー、昨日のあれはなにぃ!!!」

綾野「ごめん。ゆるして~!!」

275: 2012/02/23(木) 23:33:31.75 ID:cMDlSjDQ0
桜木「けど、いないものってなにすればいいんでしょう?」

榊原「深く考えなくていいよ。普通に過ごしたり、授業サボったり」

桜木「さ、サボりですか?!」

榊原「う、うん」

桜木「……わ、私やってみたいです!」

277: 2012/02/23(木) 23:40:34.70 ID:cMDlSjDQ0
授業中
中庭

桜木「う~んっ、サボりってなんだかドキドキしますね」

榊原「僕はもうなれちゃったかな」

桜木「ふふっ、だめですよ~」

280: 2012/02/23(木) 23:47:22.76 ID:cMDlSjDQ0
榊原「桜木さん、前に東京行きたいっていってたよね」

桜木「はい。修学旅行で行った時、すごく楽しくて!」

桜木「浦安の遊園地は毎日行きたいくらいなんです」

榊原「そうなんだ。じゃあ、高校は東京?」

桜木「……それが、その……うち貧乏で」

榊原「ご、ごめん」

桜木「い、いいんです。気にしないでください……」

281: 2012/02/23(木) 23:52:43.44 ID:cMDlSjDQ0
榊原「……」

桜木「……」

榊原「あのさ、僕は卒業したら東京に戻るんだ」

榊原「だから、もし機会があったら招待するよ。遊びにおいでよ」

桜木「へ?!」

榊原「も、もちろん他の皆も誘って、だから……」

桜木「……はいっ、楽しみに待ってます!」

285: 2012/02/23(木) 23:58:24.69 ID:cMDlSjDQ0
キーンコーンカーンコーン

榊原「チャイムなったけど、どうする?」

桜木「戻りましょうか。やっぱり私、サボりはむいてません」

榊原「そっか。なら、行こうか」

桜木「はい。……きゃっ?!」ツルッ

榊原「うわっ?!」ズデーン

287: 2012/02/24(金) 00:01:42.54 ID:JS0v2Msn0
一方その頃

赤沢「???!!!」

綾野「どうしたの泉美?」

赤沢「恒一きゅんの匂いが……消えた……?!」

見崎(きゅんって何……)

293: 2012/02/24(金) 00:09:52.42 ID:JS0v2Msn0
榊原「いてて、大丈……え?!」(うわ、桜木さんが僕の上に)

桜木「ご、ごめんなさい」(私、榊原君を押し倒してる~?!)

桜木(榊原君ドキドキしてる……心臓の音伝わる……)

榊原「あ、あの……」(む、胸が~)

桜木「……いいですよ」

榊原「へ?!」

298: 2012/02/24(金) 00:15:51.03 ID:JS0v2Msn0
桜木「私とろくて、ドジばかりしちゃうけど……こ、ここは自信あるんです」

桜木「だから……榊原君なら触って、構いません//」

榊原「そ、そんな、だめだってっ!」

???「あーーーーーー!!!」

302: 2012/02/24(金) 00:23:09.09 ID:JS0v2Msn0
赤沢「授業だっるー!サボっちゃおうかなー!」

綾野「鬼のように同意~」

見崎「そ、そうねー(棒)ここで駄弁りましょう(棒)」

赤沢綾野「鬼同~!」

桜木「……い、いきましょう。榊原君」

榊原「う、うん……」

桜木「……今の忘れてください」

榊原「うん……」

312: 2012/02/24(金) 00:36:51.40 ID:JS0v2Msn0
翌日

赤沢「チキチキ!いないものダーツ!」

赤沢(今日こそは~!今日こそは~!)

見崎『榊原君、リコーダー貸して』ヒツダン

榊原「これ?」

見崎「」コロコロ~

赤沢(はっ?!お宝発見)グラッ

赤沢「しまっ、パジェローーーー!!」


314: 2012/02/24(金) 00:44:59.07 ID:JS0v2Msn0
多々良「よろしく。転校生さん」

榊原「よろしく」(どうしよう、初めて話す人だ…)

赤沢「ゆ~か~り~、昨日はよくも~!」

桜木「ごめんなさい~。だから、メガネに指紋つけないで~」

328: 2012/02/24(金) 00:57:08.05 ID:JS0v2Msn0
多々良「実はね私、君に興味あったの」

榊原「え?!」

多々良「だって、都会から来たんだもの。色々、そそられるわよ」

榊原「そ、そうかな……」

赤沢見崎(まさかのダークホース?!)

334: 2012/02/24(金) 01:03:53.42 ID:JS0v2Msn0
多々良「それにね、少し退屈してたの。だからめいっぱい楽しみましょ」

榊原「お手柔らかにね」

多々良「まずは、そうね……早弁しましょ」

榊原「早弁ってあの?」

339: 2012/02/24(金) 01:08:47.28 ID:JS0v2Msn0
多々良「はい、あーん」

榊原「ちょっ、ちょっと待って。これは一体」

多々良「午前の授業中に食事するのが早弁でしょ。はい、あーん」

榊原「食べさす合う必要はないんじゃないかな…?」

多々良「い・い・か・ら」

赤沢(グヌヌ)

341: 2012/02/24(金) 01:14:57.11 ID:JS0v2Msn0
榊原「あ、あーん」パク

多々良「よくできました。次は私の番ね」

多々良「ほら、あ~ん」

榊原「け、けどあの……」

多々良「は~や~く~」

榊原「は、はいっ」

多々良「んっ、おいしっ♪」ペロン

344: 2012/02/24(金) 01:19:46.12 ID:JS0v2Msn0
放課後

赤沢「やな奴やな奴やな奴やな奴やな奴やにゃやちゅ」

綾野「泉美、噛んでる」

桜木「まったくのノーマークでしたね」

赤沢「ええ、流石は我が3年3組ね」

見崎「……誇ってどうするの」

346: 2012/02/24(金) 01:28:49.98 ID:JS0v2Msn0
多々良「さて、どうしよっか」

榊原「帰るってのは?」

多々良「却下!そうね~、図書室いってみましょ」

榊原「けど、あそこは千曳先生が」

多々良「平気。今日ね、休みなんだって。だから……ね」

350: 2012/02/24(金) 01:38:27.66 ID:JS0v2Msn0
多々良「へ~、こうなってたのね。初めて入るから新鮮」

榊原「僕はけっこう常連なんだ」

多々良「ふ~ん。そうだ、一度聞いてみたかったんだけど、いないものってどんな感じ?」

榊原「それは、今日多々良さんが体験した通りだよ」

多々良「じゃなくて。自分は透明人間みたいなものなのよ。想像……するでしょ」

榊原「えっ、それって……」

多々良「これを利用して、触りたいとか、匂い嗅ぎたいとか」

353: 2012/02/24(金) 01:45:10.44 ID:JS0v2Msn0
榊原「それは……」

多々良「私はするよ。気になる人のこと触りたいとか、もしくは……触られたいとか」ズイッ

榊原「あ、あの……多々良さん?」

多々良「今私たち透明人間なの。だから何をしても許される。でしょ」

多々良「……ほら、触って」グイッ

355: 2012/02/24(金) 01:51:57.51 ID:JS0v2Msn0
一方その頃

赤沢「」キュピーンッ

桜木「そのとき泉美ちゃんに電流はしる……!!」

綾野「まさかっ?!」

赤沢「マイスイートエインジェルの匂いが……消えた……?!」

見崎(……もはや誰?)

357: 2012/02/24(金) 01:57:47.96 ID:JS0v2Msn0
赤沢「ここが、あの女の、ハウスね」

桜木「違うよ。図書館だよ~」

綾野「とにかく、早く入ってこういっちゃんを救出しなきゃ」

ガラッ

見崎「???!!!」

362: 2012/02/24(金) 02:09:35.72 ID:JS0v2Msn0
多々良「は~い。いい子でちゅね~」

多々良「ママのおっOいでおねんねちましょうね~」

榊原「ばぶー」

綾野「これはいったい……」

桜木「あばばばばばばば」

赤沢「そ、そんな……うらやましいいいい」

見崎「……始まってしまったのね」

多々良「てへぺロ☆」

おわり


赤沢さん可愛い!で書き始めたのにどうしてこうなった

364: 2012/02/24(金) 02:11:43.99 ID:1HnbThwK0
なんてこったい

365: 2012/02/24(金) 02:12:02.13 ID:TbvofiRb0
よくやった!
できれば多々良さんでもっと続いて欲しかったが

371: 2012/02/24(金) 02:24:20.65 ID:lrYSpNaV0

赤沢さんが子供みたいに泣くところがもっと見たかった

372: 2012/02/24(金) 02:29:17.36 ID:T8foOiCk0

小椋さんの霊圧は完全に消えてたね

引用: 恒一「赤沢さんを無視したらどうなるか」