1: 2016/11/16(水) 00:17:41.59 ID:+x1LzFqp.net
その日は、練習が遅くなっちゃって、家に帰る頃にはすっかり暗くなっちゃってたんだ。
家までの帰り道はそんなに距離はないけど、田舎だし街灯も少なくて辺りは真っ暗。
なんだかちょっと怖くなっちゃって、ビクビクしながら歩いていたら・・・・・・
 

「・・・・・・フフフフフ・・・・・・」

「ピギィ!?」

 
地面から、黒い影がぬうっと盛り上がったと思ったら、その影にはニタニタ笑う顔が!!
 

「グフフフ・・・・・・ヨウジョ、ヨウジョ・・・・・・ハァハァ」

「ピギャァァァァ!?」

 
なんだかハァハァ言いながら近づいてきて、もう駄目だと思ったその時、

2: 2016/11/16(水) 00:19:13.39 ID:+x1LzFqp.net
「そこまでずら」

 
颯爽と現れたのは、寺生まれの親友、マルちゃんだ!

 
「成仏しろずら、口リコン幽霊!! 破ァ!!」

「ギャァァァァァ!!」

 
マルちゃんの両手から青白い光弾が放たれ、黒い影に直撃する!
断末魔の悲鳴とともに、黒い影は爆散した

 
「オラの親友は幼女じゃねぇずら」

「マルちゃん・・・・・・///」

 
寺生まれってスゴイ、ちょっと顔が赤くなるのを感じながらそう思った。

6: 2016/11/16(水) 00:23:26.88 ID:+x1LzFqp.net
最近、夜中になるとガリガリと窓ガラスを引っかくような音が聞こえてくるんだ。
最初は、虫がガラスに当たってるだけだろうと思って無視してたんだけど・・・・・・
あ、今のは「虫」と「無視」をかけてて・・・・・・まあとにかく、なんだか気になって。
その夜、やっぱり寝てるときにガリガリって音が聞こえてきたから、

 
(なんだろ・・・・・・? この窓の向こうは、梨子ちゃんの部屋だよね・・・・・・)

 
どうしても気になった私は、思い切って起き上がり、カーテンを開いたんだ。そうしたら、

 
ガリガリガリ

メノ^ノ。 ^リ 「レズゥ・・・・・・レズゥ・・・・・・」

「きゃ、きゃああああ!!」

 
四つんばいになった女が、私の部屋の窓ガラスをガリガリと引っかいていた!!

 
ガララッ

メノ^ノ。 ^リ 「ヴァァァァァァ」

ワサワサ

「や、や、いやあああああ!!」

 
こんな時に限って窓の鍵をかけ忘れてて、そいつは部屋に入ってきた!!

10: 2016/11/16(水) 00:27:04.70 ID:+x1LzFqp.net
もう駄目だ、諦めかけたその時、

 
「破ァ!!」

 
現れたのは、寺生まれで霊感の強いマルちゃんだ!!

 
メノ^ノ。 ^リ 「レズゥゥゥゥ・・・・・・!!」

メイ* ˘ _ ˘リ「・・・・・・・・・」

 
マルちゃんの手から放たれた光を浴びた女の姿は、なんと梨子ちゃんに変わっていった!

 
「妖怪メノノリの妖気を感じて来てみたら・・・・・・危ないところだったずら」

「メノノリはレOの気配を感じて取り付く妖怪ずら。梨子ちゃんはもう安心ずらよ」

メイ*σ _ σリ「・・・・・・んん・・・・・・? 私は一体・・・・・・」

 
寺生まれってスゴイ、初めてそう思った。

12: 2016/11/16(水) 00:29:53.30 ID:+x1LzFqp.net
私は、日課のダイビングに興じてたんだ。
海の中に差す光、美しい光景、体が浮遊する感覚。やっぱりダイビングって気持ちいい。
その時、

 
グイッ!

 
いきなり足を引っ張られる感覚を覚えて、海中を見下ろすと、

 
「・・・・・・ツカマエタ・・・・・・ツカマエタ・・・・・・」

 
長い髪の女が、もの凄い形相で私の足をつかんでいた!!

 
(う、うわっ!?)

「・・・・・・アナタモ・・・・・・コッチヘ・・・・・・イッショニ・・・・・・」ニヤッ

(い、いやだ!! 離して、助けて!!)

13: 2016/11/16(水) 00:31:57.55 ID:+x1LzFqp.net
すごい力で足はびくともせず、私が必氏でもがいていたその時、

 
「ゴボバァァァァ!!(破ァァァァァ!!)」

 
海に飛び込んできたのは、さっきまで船べりで魚釣りをしていた寺生まれのマルだ!
マルの両手から放たれた光弾が、海中の女に直撃する!

 
「ギャァァァァ!!」

 
女が消えた後、海に飛び込んだマルを助けてダイバーショップまで戻り、

 
「助かったよマル、ありがとう。なにかお礼させてよ」

「え、ほんとうずら!? じゃあ、お言葉に甘えて・・・・・・」

 

ジュー

「はい、私がとってきた海の幸スペシャルBBQ、好きなだけ食べてね」

「ひと仕事したあとのごはんは美味しいずらー♪」モグモグ

 
寺生まれって食欲もスゴイ、改めてそう思った。

15: 2016/11/16(水) 00:35:42.69 ID:+x1LzFqp.net
その日の夜、私はいつものようにリトルデーモン相手にニコ生配信を行ってたの。

 
『ヨハネちゃんかわいいよぉぉぉ』

『リトルデーモンになりゅぅぅぅぅ』

 
私を崇め讃えるコメントの数々に優越感にひたっていると、

 
『特定しますた^^』

「・・・・・・え!?」

 
不意に書き込まれたそのコメントに、どきりとなる

 
『U女学院に通う高校1年生のT.Yちゃんだよね?』

『やっと突き止めたよ、嬉しいなあ』

「な、なんで、この人・・・・・・!?」

『家も特定したから。今から行くよ^^』

 
全身から血の気が引いた。

16: 2016/11/16(水) 00:37:57.52 ID:+x1LzFqp.net
ストーカー!? どうしよう、警察!?
私が半ばパニックに陥っていると、

 
『それじゃ待っててねー、ヨハネty』

『破ァァーーー!!!』

『ぎゃああああああ!!!』

 
それっきり、あの気味の悪いコメントは書き込まれなかった

 
『電子の知識の海に彷徨う悪霊よ、成仏するずら』

『あ、善子ちゃん、初めて書き込んでみたずら!』

 
寺生まれってスゴイけど本名書き込むなよ、と思った。

17: 2016/11/16(水) 00:43:30.90 ID:+x1LzFqp.net
最近、変な夢を見るんだ。
夢の中では、私にそっくりだけど、私じゃない、そんなよくわからない奴が、私に向かってぶつぶつと呟いてるの。

 
メメ´- ント 「本能に従え」

メメ´- ント 「お前の望みはなんだ。愛しき者をその手にしたくはないか」

メメ´- ント 「我は影。影にして真なる己。お前が望めば、お前の願いを叶えよう」

「やめて・・・・・・私は・・・・・・!」

 
はっと、汗びっしょりになって目が覚める。
あいつはなんなんだろう? 本当の私? そんな・・・・・・
そしてまた、次の夜も夢に“そいつ”は出てきた

 
メメ´- ント 「今日はお前の願いを叶えよう」

メメ´- ント 「お前はこの者が憎くはないか。愛しき者を奪ったこの者が」

 
そいつが呟くと、私の前に、横たわる梨子ちゃんが現れた!

 
メメ´- ント 「願いを叶えよ。本能に従え」

メメ´- ント 「氏を思え。氏を思え。氏を思え」

 
私の手が勝手に動き、梨子ちゃんの首にかかる、そしてゆっくりと、梨子ちゃんの首を絞めていく!
やめて! 私はこんなことしたくない! こんなの、私は望んでない!!
やめてやめてやめてやだやだやだやだ・・・・・・!!

18: 2016/11/16(水) 00:46:32.84 ID:+x1LzFqp.net
ボワンッ

「そこまでずら」

 
その時、私の夢の中に現れたのは、寺生まれのマルちゃんだ!!

 
「破ァ!!」

メメ´- ント 「馬鹿な。深淵の影たるこの我が。馬鹿な・・・・・・」

パアァァ…シュゥゥ…

 
そいつは、光に包まれて消えていった
同時に、横たわる梨子ちゃんの姿も消えていた

 
「夢に干渉するのは、なかなか時間がかかったずら。オラもまだまだ修行が必要ずらね」

「あいつは、弱った心の隙間につけいる氏神ずら。危ないところだったけど、もう大丈夫」

「それじゃ、いい夢見るずらよ♪」バイバイ

「マルちゃん・・・・・・///」

 
寺生まれってちょっと惚れそうになっちゃうじゃん///、初めてそう思った。

19: 2016/11/16(水) 00:51:07.15 ID:+x1LzFqp.net
わたくしが、ひとりで海の家の留守番をしていた時のことですわ。
他の皆さんは各々用事があるらしく、その日はお客もまばらで、わたくしは割と退屈していました。
もう夕方で辺りも暗くなり、お客もいないのでそろそろ店じまいをしようかと思った時、

 
・・・・・・オギャー・・・・・・オギャー・・・・・・

 
どこからか、急に赤ちゃんの泣く声が聞こえてきて、びくりとわたくしは震えました
耳を澄ますと、なんと海の家の厨房の方から聞こえてくるではありませんか!
どこかの赤ちゃんが、迷子になって迷い込んでしまったのでしょうか?
わたくしが恐る恐る厨房を覗くと、

 
「オギャー! オギャー!」

バリバリ グチャグチャ

「・・・・・・!!?」

 
わたくしは、自分の見た光景に凍りつきました
そこには、鞠莉さんが持ってきた高級食材を、バリバリと生のまま食い散らかしている赤ん坊が!!

 
「あ・・・・・・ああ・・・・・・!!」ガタガタ

「オギャー、オギャー」クルッ

 
振り返った赤ん坊の顔は、赤ちゃんとは似ても似つかぬ大人の顔でしたわ
ニタニタと笑う、生魚の血で真っ赤になった口からは、鋭い歯が覗いていて、

 
「きゃあああああ!!」

「オギャー、オギャー」

 
この赤ん坊に食い殺される!! わたくしが恐怖で悲鳴を上げたその時、

20: 2016/11/16(水) 00:53:38.12 ID:+x1LzFqp.net
「そうはさせないずら!!」

 
水着姿のまま厨房に飛び込んできたのは、霊感の強い寺生まれのマルさんですわ!!

 
「オラのご飯を勝手に食うなずら! 破ァーーーー!!」

「オギャァァァァ!!」

 
マルさんの手から放たれた光弾が赤ん坊に当たり、赤ん坊はそのまま消えていったのですわ!

 
「大丈夫ずらか!?」

 
マルさんはその豊満な胸を揺らしながら、わたくしのもとに駆け寄ってきました

 
「あ、ありがとうございます」

「あれは、海で遭難して餓氏した悪霊の一種ずら。ひもじい思いが強くて、妖怪化したずら」ブルンッ

「は、はあ・・・・・・」チマッ

「かわいそうな妖怪だけど、オラの・・・・・・いや、鞠莉ちゃんの食材に手をつけたのは許せんずら」タユンッ

「・・・・・・・・・」チマッ

「・・・・・・ん? どうしたずら?」タユンタユン

 
・・・・・・寺生まれは、色々とスゴイ。
わたくしとマルさんの体の一部を見比べながら、改めて思いましたわ。

23: 2016/11/16(水) 00:58:59.08 ID:+x1LzFqp.net
ふと夜、部屋で目が覚めると、なんだか窓の外から変な音が聞こえてきたの。
ズルッ・・・ベチャッ・・・って、なんだか湿っぽい、引きずるような音。
私は、ちょっと寝ぼけてたのもあって、てっきりまた果南がずぶ濡れのまま来たのかと思って、

 
「もう、かなぁん、濡れたまま来たら掃除が大変だって・・・・・・」

 
そう言ってカーテンを開けたら、

 
ズルッ・・・ベチャッ・・・

ズルルッ・・・ベチャッ・・・

 
3つの黒い、大きな影が、ベランダを這いずり回って、私のいる部屋の窓に這いずってきたの!!

 
「きゃあああああっ!!」

「ヴォォ・・・・・・グゥゥ・・・・・・」

「マ゙ァァ・・・・・・ィィィ・・・・・・ゴォォ・・・・・・」

 
大きな影は、気味の悪いうめき声を上げながら部屋に迫ってきた!!

 
「オーマイガッ・・・・・・だ、誰か・・・・・・!」

 
もう駄目、モンスターに食べられちゃう!
そう思ってその場にへたりこんだ時、

24: 2016/11/16(水) 01:01:53.57 ID:+x1LzFqp.net
「破ぁい、みんな、美味しいお魚ずら」

「ほらほら、こっちに来て」

 
ベランダの外で、魚を持って黒い影を誘い出そうとしているのは、霊感の強い寺生まれのマル!!

 
「キューキュー」

「みんな、いい子ずら。ほらほら、こっちこっち」

「みんながいる場所はここじゃないずら。ほら、海にお帰り」

「クェックェッ」

「あ・・・・・・あの子たち・・・・・・!」

 
私がモンスターだと勘違いしてたのは、かつて私がAqoursのメンバーにしようとした、
アザラシのマイコォー、デイヴィッド、スティーヴだった

 
「みんな、久しぶりに鞠莉ちゃんに会いたくなって来たんずらね」

「そっか・・・・・・それなのに、私、モンスターなんかと勘違いしちゃって・・・・・・」シュン

「落ち込まなくても大丈夫ずら。鞠莉ちゃん、またあの子たちに会いに行ってほしいずら」

「OK! センキュー、マル!」

 
寺生まれってやっぱりエクセレント!!
小原家のガードマンのSPに連行されていくマルを見ながら、改めてそう思ったわ☆

26: 2016/11/16(水) 01:11:18.03 ID:+x1LzFqp.net
その日も、千歌ちゃんと次の新曲の作詞のことや、他愛ない雑談でLINEをしてたの。
気づいたら時間も遅くなってたから、そろそろ寝ようかって感じになって、その日のLINEのやりとりは終わったんだけど。

 
ピロリン♪

 
不意に、LINEの通知音が鳴って、画面を見ると・・・・・・

 
【招待されているグループ(1)】
【・ソ豁サ縺ョ繧ー繝ォ繝シ繝・】

「・・・・・・!?」

 
そこに表示されていたグループ名を見て、私はびくりとなった
グループ名は文字化けでもしているのか滅茶苦茶で、勿論私に招待される心当たりなんてない
いたずらか、それともスマホの不具合かな?
気味が悪いけど、そう考えてスマホを閉じようとすると、

 
ピロリン♪

 
勝手にLINEのトーク画面が開き、私はまたびくりとなった
表示されているグループ名は、さっきの滅茶苦茶なもの。
え!? 私はこのグループに参加なんかしてないのに!?

 
ピロリン♪

 
そしてまた通知音が鳴って、画面には・・・・・・

 
魔<・ソ谿コ縺励※繧・k谿コ縺励※繧・k谿コ縺励※繧・k蠢・★谿コ縺励※繧・k邨カ蟇セ縺ォ谿コ縺励※繧・k谿コ縺励※繧・k

 
見知らぬ人からの、滅茶苦茶なメッセージが次々に表示されていく!
私はようやくわかった。これはすごくまずいやつだ。絶対よくないやつだ。見ちゃ駄目なやつだ。
背筋が寒くなって、心臓が飛び出すくらい鳴っているのに、なぜか私は画面から目が離せない。スマホの電源を落とせない!

27: 2016/11/16(水) 01:14:38.11 ID:+x1LzFqp.net
ピロリンピロリンピロリン

 
無機質な通知音が次々に鳴り、今度は短いメッセージが次々に表示される

 
魔<お

魔<ま

魔<え

魔<を

 
見ちゃ駄目だ! 絶対最後まで見ちゃ駄目だ!!
なのに目が離せない。怖い。怖い怖い!!

 
魔<こ

魔<ろ

魔<し

 
嫌だ嫌だ怖い怖い!!
誰か助けて誰か誰か!!

 
魔<て

魔<や

マル<破あーーーー

【魔 が退会しました】


 
「・・・・・・・・・」

 
マル<初めてらいんってやってみたずら 未来ずらー

 
寺生まれってスゴイけどやっぱりスマホ使い慣れてないのかな、そう思った。

28: 2016/11/16(水) 01:20:06.83 ID:+x1LzFqp.net
練習の帰り道、寺生まれで霊感の強いマルちゃんと一緒に歩いてたんだ。
この日も、また遅くなっちゃって、もう周りは暗くなっちゃってたんだけど・・・・・・

 
・・・・・・シクシク・・・・・・

「ぅゅ!?」ビクッ

 
どこからともなく、すすり泣くような声が聞こえてきて、びっくりして立ち止まったの
そうしたら、道の脇の暗がりに、しゃがみこんで泣いている女の子が・・・・・・

 
「どど・・・・・・どうしたのかな? 迷子かな?」

「うーん・・・・・・」

 
マルちゃんはなぜか考えてるみたいだったけど、女の子が心配になった私は、
恐る恐るその子に声をかけてみたんだ。

 
「あの・・・・・・どど、どうしたの? 迷子・・・・・・?」

「・・・・・・サガシテルノ・・・・・・」

「え?」

「・・・・・・イッショニ・・・・・・」

「・・・・・・イテクレルヒト・・・・・・!」ガバッ

 
女の子が顔を上げた瞬間、心臓が止まりそうになった
なぜなら、女の子の目は白目がなく真っ黒で、血の涙を流す恐ろしい形相だったから!!

 
「ピ、ピギャァァァァ!!」

29: 2016/11/16(水) 01:22:43.44 ID:+x1LzFqp.net
私が悲鳴を上げた瞬間、

 
「大丈夫ずら」

 
声をかけたのは、寺生まれで霊感の強いマルちゃんだ

 
「破ぁ!」

 
マルちゃんの手から放たれた光を浴びた女の子は、
みるみるうちに恐ろしい形相から可愛らしい顔へと変わっていった

 
「ムムム・・・・・・貴方の、探してる人は・・・・・・」

「・・・・・・うん! きっと、こっちずら!」

 
マルちゃんは女の子の手を引いて、海の方へと向かって行く
私も、訳がわからないまま後をついていった

 
「さ、この辺りずら」

 
マルちゃんが海の方を指差すと、ぼぉっと光が集まって、そこから女の人が現れた!

 
「ママ・・・・・・ママー!」

 
あの女の子は女の人の方に駆け寄っていき、嬉しそうに抱き合った後、ふたりは光になって消えてしまった

 
「あの子は、事故で亡くなった後、同じく事故で亡くなったお母さんとはぐれて、ずっとひとりぼっちだったんずら」

「物の怪も、悪い霊ばかりじゃないずら。倒さずに済むなら、それに越したことはないずらね」

「・・・・・・さ、帰ろうか。ルビィちゃん」ニコ

 
寺生まれってスゴイ。
そして、とっても優しいんだ。
大事な親友の顔を見つめながら、改めて、そう思った。

30: 2016/11/16(水) 01:23:30.75 ID:+x1LzFqp.net
マルちゃんは今日もどこかで、寺に生まれた者の宿命として、
お祓いをしながら人助けをしているのである。

 


31: 2016/11/16(水) 01:24:49.04 ID:yNBkgHSc.net

寺生まれのKさん強すぎ

33: 2016/11/16(水) 01:27:21.78 ID:ttxGMNAd.net
乙ずら

引用: 寺生まれのマルちゃん