1: 2015/05/08(金) 21:55:42.10 ID:1bDlU9jz.net
真姫「…………にゃー」
にこ「…………ええと、無事食べさせたんだけど」
真姫「…………」
にこ「……これホントに効いてる?」
真姫「にゃ」
にこ「にゃって……ただ、真姫ちゃんがネコっぽい声だしてるだけじゃない」
にこ「―――なんかさ……やっぱりニコ、騙されてない?」
にこ「…………ええと、無事食べさせたんだけど」
真姫「…………」
にこ「……これホントに効いてる?」
真姫「にゃ」
にこ「にゃって……ただ、真姫ちゃんがネコっぽい声だしてるだけじゃない」
にこ「―――なんかさ……やっぱりニコ、騙されてない?」
3: 2015/05/08(金) 21:59:05.78 ID:1bDlU9jz.net
――――――――――――――
――――――――
―――――
希「ええ!?真姫ちゃんに嫌われているんじゃないかって?」
にこ「ええ…………なんとなくだけど」
希「うーん……そんなことないと思うけどなあ」
にこ「でも、真姫ちゃん、ニコにだけ特に素っ気なくない?」
希「まぁ、素っ気ないというか……そうやね」
――――――――
―――――
希「ええ!?真姫ちゃんに嫌われているんじゃないかって?」
にこ「ええ…………なんとなくだけど」
希「うーん……そんなことないと思うけどなあ」
にこ「でも、真姫ちゃん、ニコにだけ特に素っ気なくない?」
希「まぁ、素っ気ないというか……そうやね」
6: 2015/05/08(金) 22:01:50.74 ID:1bDlU9jz.net
にこ「でしょう?それってきっと―――」
希「なに?真姫ちゃんに好かれてないといけないん?」
にこ「そうよ。グループなんだから、その中で仲違いしているようじゃダメ」
にこ「パフォーマンスにも影響が出るわ」
希「…………なんだ、そんな理由なん」
にこ「そんな理由って!重要よ!?」
希「なに?真姫ちゃんに好かれてないといけないん?」
にこ「そうよ。グループなんだから、その中で仲違いしているようじゃダメ」
にこ「パフォーマンスにも影響が出るわ」
希「…………なんだ、そんな理由なん」
にこ「そんな理由って!重要よ!?」
8: 2015/05/08(金) 22:04:16.98 ID:1bDlU9jz.net
希「でも、まだ嫌われてるって決まったわけやないやん?」
にこ「そうね……」
希「まずは事実確認が必要やね!」
にこ「どう確認するの?相手はあの真姫ちゃんよ?」
希「うん。多分直接聞いても、別に……って言われるに違いない!」
にこ「ええ、間違いなく。素直に言ってくれるとは思えないわね」
希「なら、相手を素直にすればいいんよ……」
にこ「…………どうするのよ。まさかアルコールでも飲ませるって言うの?」
希「ううん」
にこ「そうね……」
希「まずは事実確認が必要やね!」
にこ「どう確認するの?相手はあの真姫ちゃんよ?」
希「うん。多分直接聞いても、別に……って言われるに違いない!」
にこ「ええ、間違いなく。素直に言ってくれるとは思えないわね」
希「なら、相手を素直にすればいいんよ……」
にこ「…………どうするのよ。まさかアルコールでも飲ませるって言うの?」
希「ううん」
11: 2015/05/08(金) 22:07:49.01 ID:1bDlU9jz.net
希「そんな時にはこれ!」
にこ「なによこれ。ラムネ菓子?」
希「ふふふ……ただのラムネじゃないんよ……」
希「なんと!食べた人がネコになる、パワーたっぷりのラムネなのだ!」
にこ「…………へー」
にこ「なによこれ。ラムネ菓子?」
希「ふふふ……ただのラムネじゃないんよ……」
希「なんと!食べた人がネコになる、パワーたっぷりのラムネなのだ!」
にこ「…………へー」
12: 2015/05/08(金) 22:10:14.00 ID:1bDlU9jz.net
希「あ、あれ。ニコっち信じてない?」
にこ「信じるわけないでしょ。どう見たって普通のラムネよね?」
希「……まあいいや。とりあえず渡しておくよ。はい、二つ」
にこ「え、ええ。なんで二つ?」
希「ニコっちも気が向いたらね。ネコになろうとするかなって」
にこ「いや、しないしない」
にこ「信じるわけないでしょ。どう見たって普通のラムネよね?」
希「……まあいいや。とりあえず渡しておくよ。はい、二つ」
にこ「え、ええ。なんで二つ?」
希「ニコっちも気が向いたらね。ネコになろうとするかなって」
にこ「いや、しないしない」
13: 2015/05/08(金) 22:13:18.76 ID:1bDlU9jz.net
希「詳しい説明は―――はいこれ」
にこ「なにこれ」
希「ラムネの効果と、猫の特性をね。簡単にまとめた冊子」
にこ「あんた意外とマメなのね」
希「でしょ?ウチのこと少しは見直した?」
にこ「…………」
にこ「なにこれ」
希「ラムネの効果と、猫の特性をね。簡単にまとめた冊子」
にこ「あんた意外とマメなのね」
希「でしょ?ウチのこと少しは見直した?」
にこ「…………」
14: 2015/05/08(金) 22:16:41.45 ID:1bDlU9jz.net
希「そうだ!これも渡しとくから」
にこ「ネコミミカチューシャ……」
希「雰囲気出るかなって」
にこ「なんのよ。というか、ネコになるならいらないじゃない……」
希「……とにかく、それを使えば真姫ちゃんの気持ちがわかる……かも」
にこ「全然説明になってないけど……ま、いいわ。とりあえずありがと」
希「ふふん!もっとウチに頼って良いんよ?」ドヤァ
にこ「ネコミミカチューシャ……」
希「雰囲気出るかなって」
にこ「なんのよ。というか、ネコになるならいらないじゃない……」
希「……とにかく、それを使えば真姫ちゃんの気持ちがわかる……かも」
にこ「全然説明になってないけど……ま、いいわ。とりあえずありがと」
希「ふふん!もっとウチに頼って良いんよ?」ドヤァ
16: 2015/05/08(金) 22:19:51.29 ID:1bDlU9jz.net
にこ「っと……もらったのはいいけど、ホントに効果あるの?これ」
にこ「とりあえず説明を読まないと……」
『ラムネを食べると、自分のことをネコだと思うようになるんよ』
『本能のまま、実際のネコと同じ行動をとるようになるから、気いつけてな♪』
にこ(文までえせ関西弁なのね……)
にこ(ネコにするって言っても、姿まで変えるわけじゃないのか……)
にこ(……真姫ちゃんをネコにして、どうしろって言うのよ……)
『ヒトと違ってネコは理性がないから』
『好きなものには好きって行動をとるのだ♪』
にこ「…………なるほどね」
にこ「とりあえず説明を読まないと……」
『ラムネを食べると、自分のことをネコだと思うようになるんよ』
『本能のまま、実際のネコと同じ行動をとるようになるから、気いつけてな♪』
にこ(文までえせ関西弁なのね……)
にこ(ネコにするって言っても、姿まで変えるわけじゃないのか……)
にこ(……真姫ちゃんをネコにして、どうしろって言うのよ……)
『ヒトと違ってネコは理性がないから』
『好きなものには好きって行動をとるのだ♪』
にこ「…………なるほどね」
17: 2015/05/08(金) 22:22:49.42 ID:1bDlU9jz.net
にこ(しかし、何するかわからないのは怖いわね……)
にこ(暴れだして、みんなに迷惑でもかけだしたら…………)ブー
にこ(……ん、メールね)
form 希
占いの結果、今日の放課後は誰も部室には来ないって
ウチの水晶占いは当たるんよ。もう、めっちゃ当たるよ!
にこ(ええと……迷惑にならないよう、みんなはどうにかする)
にこ(だから部室で使え、って言ってるのよね)
にこ「無駄に手の込んだことしてくれるわね…………」
にこ(暴れだして、みんなに迷惑でもかけだしたら…………)ブー
にこ(……ん、メールね)
form 希
占いの結果、今日の放課後は誰も部室には来ないって
ウチの水晶占いは当たるんよ。もう、めっちゃ当たるよ!
にこ(ええと……迷惑にならないよう、みんなはどうにかする)
にこ(だから部室で使え、って言ってるのよね)
にこ「無駄に手の込んだことしてくれるわね…………」
19: 2015/05/08(金) 22:26:46.23 ID:1bDlU9jz.net
―――――――――
―――――
―放課後・部室
真姫「なによニコちゃん。放課後に部室に呼び出して」
にこ「まあいいから。とりあえず座んなさいよ」
真姫「…………わかったわよ」
にこ「今日呼んだのは……」
真姫「……もったいぶんなくていいから。早く言って」
にこ「その前に、ラムネ菓子でも食べない?いちご味」
真姫「はぁ……?いらない」
にこ「ニコニ―のおいしーいラムネニコ☆」
真姫「可愛く言っても、いらないものはいらないわよ」
―――――
―放課後・部室
真姫「なによニコちゃん。放課後に部室に呼び出して」
にこ「まあいいから。とりあえず座んなさいよ」
真姫「…………わかったわよ」
にこ「今日呼んだのは……」
真姫「……もったいぶんなくていいから。早く言って」
にこ「その前に、ラムネ菓子でも食べない?いちご味」
真姫「はぁ……?いらない」
にこ「ニコニ―のおいしーいラムネニコ☆」
真姫「可愛く言っても、いらないものはいらないわよ」
20: 2015/05/08(金) 22:30:53.85 ID:1bDlU9jz.net
にこ「実をいうとね、このラムネ、味が変わるのよ」
真姫「へー……」
にこ「トマト味になるの」
真姫「ああそう」
にこ「………………」
真姫「いらない」
にこ「…………お願い真姫ちゃん!食べて!」
真姫「え、えええ……なんでそんなに必氏なのよ……」
にこ「深い事情があるのよ。ふかーいね……」
真姫「わ、わかったわよ!ラムネを食べればいいんでしょ?」
にこ「そう、このラムネをね―――」
真姫「へー……」
にこ「トマト味になるの」
真姫「ああそう」
にこ「………………」
真姫「いらない」
にこ「…………お願い真姫ちゃん!食べて!」
真姫「え、えええ……なんでそんなに必氏なのよ……」
にこ「深い事情があるのよ。ふかーいね……」
真姫「わ、わかったわよ!ラムネを食べればいいんでしょ?」
にこ「そう、このラムネをね―――」
22: 2015/05/08(金) 22:35:13.38 ID:1bDlU9jz.net
―――――――――
―――――
真姫「…………にゃー」
にこ「真姫ちゃん?」
真姫「……にゃ」
にこ(ホントにネコなのかなんなのか、わかんない……)
にこ(まさか―――希と一緒に、なにかたくらんではないでしょうね……)
にこ(ああ……希に相談したのが間違いだった……)
―――――
真姫「…………にゃー」
にこ「真姫ちゃん?」
真姫「……にゃ」
にこ(ホントにネコなのかなんなのか、わかんない……)
にこ(まさか―――希と一緒に、なにかたくらんではないでしょうね……)
にこ(ああ……希に相談したのが間違いだった……)
23: 2015/05/08(金) 22:40:37.43 ID:1bDlU9jz.net
にこ「とりあえずこのカチューシャ着けよう……」スポ
真姫「…………ふっー!」
にこ「な、なんか怒ってる……?」
にこ(とりあえず、様子を見ましょう……)
にこ(出来るだけ、真姫ちゃんから遠い椅子に座りなおして―――と)
真姫「…………」
真姫「…………ふっー!」
にこ「な、なんか怒ってる……?」
にこ(とりあえず、様子を見ましょう……)
にこ(出来るだけ、真姫ちゃんから遠い椅子に座りなおして―――と)
真姫「…………」
25: 2015/05/08(金) 22:43:23.41 ID:1bDlU9jz.net
真姫「………………」ガタッ
にこ「…………な、なに」
真姫「……みゃー」トコトコ
にこ(ニコの方まで、近づいてきたけど……)
真姫「…………」
にこ(目の前で止まった。さっぱりわかんない)
にこ(よく考えたら、素直になるって言っても……)
にこ(言葉喋んないんだから、結局意味が分からないじゃない!)
にこ「…………な、なに」
真姫「……みゃー」トコトコ
にこ(ニコの方まで、近づいてきたけど……)
真姫「…………」
にこ(目の前で止まった。さっぱりわかんない)
にこ(よく考えたら、素直になるって言っても……)
にこ(言葉喋んないんだから、結局意味が分からないじゃない!)
26: 2015/05/08(金) 22:48:22.94 ID:1bDlU9jz.net
にこ「な……なによ……?」
真姫「………………」
にこ(立ったまま動かないんだけど……)
にこ「おーい!真姫ちゃん?」フリフリ
にこ(目で手を追ってるみたいだけど……反応しないわね)
にこ「………………」
真姫「………………」ガシッ
にこ「……っ!いきなり手をつかんで!もうなんなのよ!」
真姫「………………」ガブッ
にこ「痛ぁっ!」
真姫「………………」
にこ(立ったまま動かないんだけど……)
にこ「おーい!真姫ちゃん?」フリフリ
にこ(目で手を追ってるみたいだけど……反応しないわね)
にこ「………………」
真姫「………………」ガシッ
にこ「……っ!いきなり手をつかんで!もうなんなのよ!」
真姫「………………」ガブッ
にこ「痛ぁっ!」
27: 2015/05/08(金) 22:50:12.21 ID:1bDlU9jz.net
にこ「ちょっとちょっと!いきなり噛みついてきてんじゃないわよ!」
真姫「………………」プイッ
にこ「………………」
にこ(噛まれるうえに、そっぽ向かれるし……)
にこ(やっぱり嫌われてるじゃない。もう一度距離を置かないと……)
にこ(まず椅子から立ち上がって―――)ガタン
にこ「ほら、ニコは噛んでもおいしくないわよー……」ソー
にこ(少しずつ離れる……!)
真姫「………………」プイッ
にこ「………………」
にこ(噛まれるうえに、そっぽ向かれるし……)
にこ(やっぱり嫌われてるじゃない。もう一度距離を置かないと……)
にこ(まず椅子から立ち上がって―――)ガタン
にこ「ほら、ニコは噛んでもおいしくないわよー……」ソー
にこ(少しずつ離れる……!)
29: 2015/05/08(金) 22:52:17.25 ID:1bDlU9jz.net
にこ「あっちへ行くのよー……」
真姫「……みゃー」トコトコ
にこ「こっち来ないでよ!」
真姫「………………」プイッ
にこ「ああもう!」
真姫「……みゃー」トコトコ
にこ「こっち来ないでよ!」
真姫「………………」プイッ
にこ「ああもう!」
30: 2015/05/08(金) 22:55:38.59 ID:1bDlU9jz.net
にこ(…………そうだ、希の冊子を見れば……)
『ネコが寄ってくる場合。それは、興味を持たれている時やね』
『かまってほしい場合が多いから、遊び相手にならないとあかんよ♪』
にこ(…………なるほど)
にこ「かまってほしいのね?」
真姫「にゃ」
にこ「ホントはほっといてほしい?」
真姫「にゃー」
にこ(どっちなのよ……)
『ネコが寄ってくる場合。それは、興味を持たれている時やね』
『かまってほしい場合が多いから、遊び相手にならないとあかんよ♪』
にこ(…………なるほど)
にこ「かまってほしいのね?」
真姫「にゃ」
にこ「ホントはほっといてほしい?」
真姫「にゃー」
にこ(どっちなのよ……)
32: 2015/05/08(金) 22:58:12.13 ID:1bDlU9jz.net
真姫「………………」ガブッ
にこ「痛いっ!」
真姫「………………」ガブガブッ
にこ「ちょっ、ちょっと!ニコの腕はエサじゃないの!」
真姫「…………みゃー」ガブガブガブッ
にこ「いっ!聞きなさいよ!」
真姫「………………」プイッ
にこ(全然素直になってない気がするんだけど……)
にこ「痛いっ!」
真姫「………………」ガブガブッ
にこ「ちょっ、ちょっと!ニコの腕はエサじゃないの!」
真姫「…………みゃー」ガブガブガブッ
にこ「いっ!聞きなさいよ!」
真姫「………………」プイッ
にこ(全然素直になってない気がするんだけど……)
34: 2015/05/08(金) 23:01:02.87 ID:1bDlU9jz.net
『そっぽを向くとき。これは、ごめんなさい。そんなに怒らないでね、という合図なんよ』
『だから厳しく怒らんといてあげてね♪』
にこ(いちいち癪にさわるわね……この音符)
にこ(……まあそっぽ向くのが、悪い意味じゃないってことは分かったわ)
真姫「………………」
にこ「悪かったわ。別に怒ってないわよ」
真姫「にゃ」
にこ「………………」
『だから厳しく怒らんといてあげてね♪』
にこ(いちいち癪にさわるわね……この音符)
にこ(……まあそっぽ向くのが、悪い意味じゃないってことは分かったわ)
真姫「………………」
にこ「悪かったわ。別に怒ってないわよ」
真姫「にゃ」
にこ「………………」
36: 2015/05/08(金) 23:04:15.23 ID:1bDlU9jz.net
にこ「いい?ニコの腕は噛まないこと!」
真姫「………………」ガブ
にこ「ぎゃっ!」
真姫「みゃぁー……」
にこ(さっきから、狙ったように噛んでくるわね……)
にこ「あんた……わざと噛んでんじゃないでしょうね!?」
真姫「………………」プイッ
にこ「………………」
真姫「………………」ガブ
にこ「ぎゃっ!」
真姫「みゃぁー……」
にこ(さっきから、狙ったように噛んでくるわね……)
にこ「あんた……わざと噛んでんじゃないでしょうね!?」
真姫「………………」プイッ
にこ「………………」
37: 2015/05/08(金) 23:07:28.24 ID:1bDlU9jz.net
『え?噛んでくるって?それは甘噛みやん』
『甘えたい気持ちの表れやね。存分に甘やかせてあげないと♪』
にこ「はぁ?これ、甘えてんの?」
真姫「ニャ」
にこ「…………」
にこ(甘噛みってレベルじゃなく、痛いんだけど!)
にこ「まあ、先輩として後輩に甘えられるって言うのも―――」
にこ「うん、悪くないわね……」
にこ(後輩、今ネコだけど)
『甘えたい気持ちの表れやね。存分に甘やかせてあげないと♪』
にこ「はぁ?これ、甘えてんの?」
真姫「ニャ」
にこ「…………」
にこ(甘噛みってレベルじゃなく、痛いんだけど!)
にこ「まあ、先輩として後輩に甘えられるって言うのも―――」
にこ「うん、悪くないわね……」
にこ(後輩、今ネコだけど)
38: 2015/05/08(金) 23:10:34.44 ID:1bDlU9jz.net
にこ(甘えられるってことは、嫌われてはいないってこと……?)
にこ「うーん…………どうなのよ……」
真姫「みゃーっ」
にこ「なに?まだ噛み足りないの?」
真姫「…………」ギュー
にこ「…………え?」
真姫「…………」グリグリ
にこ「ちょ……ちょっと!」
にこ「うーん…………どうなのよ……」
真姫「みゃーっ」
にこ「なに?まだ噛み足りないの?」
真姫「…………」ギュー
にこ「…………え?」
真姫「…………」グリグリ
にこ「ちょ……ちょっと!」
40: 2015/05/08(金) 23:14:00.17 ID:1bDlU9jz.net
にこ(立ったままぎゅーとされて……)
にこ(ニコのほっぺに真姫ちゃんの頭、グリグリ押しつけられてるんですけど……?)
にこ(地味に痛い……)
『ふーん。頭をこすり付けられてん?よかったやん!』
『心を許した人へのマーキング。気に入られてるんよ♪』
にこ(そろそろイライラしてきたわ、この文)
にこ(……とにかく、嫌われてはないのね。むしろ気に入られてる……)
にこ(そう解釈していいの……?)
にこ(ニコのほっぺに真姫ちゃんの頭、グリグリ押しつけられてるんですけど……?)
にこ(地味に痛い……)
『ふーん。頭をこすり付けられてん?よかったやん!』
『心を許した人へのマーキング。気に入られてるんよ♪』
にこ(そろそろイライラしてきたわ、この文)
にこ(……とにかく、嫌われてはないのね。むしろ気に入られてる……)
にこ(そう解釈していいの……?)
43: 2015/05/08(金) 23:18:01.80 ID:1bDlU9jz.net
真姫「……みゃー」スリスリ
にこ「…………」
にこ(今度はほっぺ同士をすり合わせてる形だけど…………)
にこ(なんかすごく恥ずかしいんですけど!)
にこ(わかってるわよ!相手はネコ!ただのネコなのよ…………)
にこ(…………あ、真姫ちゃんの髪、いい匂い……)
にこ(……じゃなくて!)
にこ「…………」
にこ(今度はほっぺ同士をすり合わせてる形だけど…………)
にこ(なんかすごく恥ずかしいんですけど!)
にこ(わかってるわよ!相手はネコ!ただのネコなのよ…………)
にこ(…………あ、真姫ちゃんの髪、いい匂い……)
にこ(……じゃなくて!)
46: 2015/05/08(金) 23:21:30.50 ID:1bDlU9jz.net
『好かれてるんやったら、スキンシップをとるのだ!』
『背中やアゴの下、耳の後ろ付け根を撫でると良いんよ♪』
にこ(…………撫でろって言ってるのよね)
にこ(……とりあえずアゴにしよ)
にこ(ネコと言えばアゴをなでなで。そう決まってるもの)
『背中やアゴの下、耳の後ろ付け根を撫でると良いんよ♪』
にこ(…………撫でろって言ってるのよね)
にこ(……とりあえずアゴにしよ)
にこ(ネコと言えばアゴをなでなで。そう決まってるもの)
47: 2015/05/08(金) 23:24:44.71 ID:1bDlU9jz.net
にこ(やっと、真姫ちゃんのこすりつけが終わったわ……)
にこ「……ヒトのアゴって……どう撫でればいいの……」
にこ「こう……?」サスッ
真姫「…………ごぉぉ……」
にこ「………………」
にこ(なんか変な声出した……)
にこ「…………」サスサスッ
真姫「……ごぉっ……ごぉぉ……」
にこ(なんかこわい……)
にこ「……ヒトのアゴって……どう撫でればいいの……」
にこ「こう……?」サスッ
真姫「…………ごぉぉ……」
にこ「………………」
にこ(なんか変な声出した……)
にこ「…………」サスサスッ
真姫「……ごぉっ……ごぉぉ……」
にこ(なんかこわい……)
49: 2015/05/08(金) 23:29:06.57 ID:1bDlU9jz.net
『上手くなでると、気持ち良くてノドを鳴らすんよ』
『ゴロゴロって感じやん♪』
にこ(あ、これノド鳴らしてるのか……)
にこ(ちょっと不気味に聞こえるけど……)
にこ(…………)
にこ(よく考えたら、ヒトってアゴの下触られても気持ちよくないわよね……)
にこ(うん……難しいことは考えないことにするわ……)
『ゴロゴロって感じやん♪』
にこ(あ、これノド鳴らしてるのか……)
にこ(ちょっと不気味に聞こえるけど……)
にこ(…………)
にこ(よく考えたら、ヒトってアゴの下触られても気持ちよくないわよね……)
にこ(うん……難しいことは考えないことにするわ……)
50: 2015/05/08(金) 23:32:40.33 ID:1bDlU9jz.net
にこ(次に耳の後ろ……)
にこ(耳ってどっちよ…………ネコミミの方?)
にこ(……つまり頭を撫でればいいの?)
にこ「どう?真姫ちゃん」ナデ
真姫「………………」
にこ「あれ、無反応じゃない……」
にこ「ほーら真姫ちゃーん」ナデナデ
真姫「…………みゃ」
にこ「うーん、なんだかいまいちみたいね」
にこ「カチューシャのせいで撫でにくいし…………」
にこ(耳ってどっちよ…………ネコミミの方?)
にこ(……つまり頭を撫でればいいの?)
にこ「どう?真姫ちゃん」ナデ
真姫「………………」
にこ「あれ、無反応じゃない……」
にこ「ほーら真姫ちゃーん」ナデナデ
真姫「…………みゃ」
にこ「うーん、なんだかいまいちみたいね」
にこ「カチューシャのせいで撫でにくいし…………」
52: 2015/05/08(金) 23:34:36.52 ID:1bDlU9jz.net
にこ(次は背中…………)
にこ「……このへん?」サスサス
真姫「…………うにゃ」
にこ(撫でてて思うんだけど、これ―――)
にこ(お互いに抱き合ってるみたいで、恥ずかしい!)
にこ(……正直今更な気もするけど)
真姫「…………にゃ」ベシッ
にこ「いたっ!いきなりなにパンチしてきてるのよ!」
真姫「…………」トトト
にこ(あ、離れてった……)
にこ「……このへん?」サスサス
真姫「…………うにゃ」
にこ(撫でてて思うんだけど、これ―――)
にこ(お互いに抱き合ってるみたいで、恥ずかしい!)
にこ(……正直今更な気もするけど)
真姫「…………にゃ」ベシッ
にこ「いたっ!いきなりなにパンチしてきてるのよ!」
真姫「…………」トトト
にこ(あ、離れてった……)
53: 2015/05/08(金) 23:38:57.71 ID:1bDlU9jz.net
にこ「…………」
にこ(あれから真姫ちゃんは、さっきまでニコが座ってた椅子に腰かけて―――)
にこ(すーすー眠りだしてるんだけど……)
にこ「はぁ……結局嫌われてはいないってことね」
にこ「……なんだか安心したら、眠くなってきた」
にこ「こっちも椅子の上で、ひと眠りさせてもらうかな……」
にこ(あれから真姫ちゃんは、さっきまでニコが座ってた椅子に腰かけて―――)
にこ(すーすー眠りだしてるんだけど……)
にこ「はぁ……結局嫌われてはいないってことね」
にこ「……なんだか安心したら、眠くなってきた」
にこ「こっちも椅子の上で、ひと眠りさせてもらうかな……」
54: 2015/05/08(金) 23:41:48.62 ID:1bDlU9jz.net
―――――――――
―――――
にこ「…………ん……んん!?」
真姫「みゃー」グイグイ
にこ「え……?机の下から頭だけだして、何してんの……」
真姫「…………」グイグイ
にこ「…………おなかをグイグイ押すんじゃあないわよ」
真姫「ごぉぉ……」グイグイ
にこ「な、なんだかよくわからいけど、気に入ってるのね……」
―――――
にこ「…………ん……んん!?」
真姫「みゃー」グイグイ
にこ「え……?机の下から頭だけだして、何してんの……」
真姫「…………」グイグイ
にこ「…………おなかをグイグイ押すんじゃあないわよ」
真姫「ごぉぉ……」グイグイ
にこ「な、なんだかよくわからいけど、気に入ってるのね……」
56: 2015/05/08(金) 23:44:02.41 ID:1bDlU9jz.net
『おなかをもみもみされたんね?甘えたいんやなぁ……』
『存分にやらせてあげて、満足させなきゃね♪』
にこ「も、もみもみ……?」
にこ「これよねきっと、もみもみって」
にこ「どの辺りがもみもみなのよ…………」
真姫「…………」グイグイ
『存分にやらせてあげて、満足させなきゃね♪』
にこ「も、もみもみ……?」
にこ「これよねきっと、もみもみって」
にこ「どの辺りがもみもみなのよ…………」
真姫「…………」グイグイ
57: 2015/05/08(金) 23:46:50.08 ID:1bDlU9jz.net
真姫「………………」ゴソゴソ
にこ(……机から出ようとして―――)
真姫「………………」ガツン
にこ(頭ぶつけてる……)
にこ(…………真姫ちゃん、ネコとしては絶対生きてけないわよ)
『身体はヒトのままだから、高いところからジャンプさせたりさせんといてね』
『ムチャクチャすることがあるから、しっかり見ててあげるのだ♪』
にこ「……真姫ちゃんの場合、特に心配だわ」
にこ(……机から出ようとして―――)
真姫「………………」ガツン
にこ(頭ぶつけてる……)
にこ(…………真姫ちゃん、ネコとしては絶対生きてけないわよ)
『身体はヒトのままだから、高いところからジャンプさせたりさせんといてね』
『ムチャクチャすることがあるから、しっかり見ててあげるのだ♪』
にこ「……真姫ちゃんの場合、特に心配だわ」
59: 2015/05/08(金) 23:49:38.32 ID:1bDlU9jz.net
真姫「…………みゃー」
にこ「お疲れさま……どれだけ机から抜け出すのに苦労してんのよ」
真姫「…………」トテトテ
にこ「……なに?また頭擦り付けてくるの?」
真姫「…………」ペロ
にこ「ひゃ!……ちょ、顔を舐めるのはダメ!」
真姫「にゃあ……」ペロペロ
にこ「やめてって……ああ、話が通じない!」
にこ「お疲れさま……どれだけ机から抜け出すのに苦労してんのよ」
真姫「…………」トテトテ
にこ「……なに?また頭擦り付けてくるの?」
真姫「…………」ペロ
にこ「ひゃ!……ちょ、顔を舐めるのはダメ!」
真姫「にゃあ……」ペロペロ
にこ「やめてって……ああ、話が通じない!」
61: 2015/05/08(金) 23:52:53.91 ID:1bDlU9jz.net
にこ「座ってると、なんかされた時逃げられないわね……」ガタッ
にこ「―――ちょっと距離をとって……」
にこ「いい!?舐めない!」
真姫「………………」プイッ
にこ「舐めない!」
真姫「にゃ」
にこ「わかってる?」
真姫「にゃ」
にこ「……適当に答えてない?」
真姫「にゃー」
にこ(二重の意味でニコのこと舐めてない?)
にこ「―――ちょっと距離をとって……」
にこ「いい!?舐めない!」
真姫「………………」プイッ
にこ「舐めない!」
真姫「にゃ」
にこ「わかってる?」
真姫「にゃ」
にこ「……適当に答えてない?」
真姫「にゃー」
にこ(二重の意味でニコのこと舐めてない?)
63: 2015/05/08(金) 23:55:14.37 ID:1bDlU9jz.net
『舐めてきてる時も甘えたいとき。ちゃんと撫でたりしてこたえてあげな、あかんよ?』
『よーしよしよし!いう勢いで、全身舐めるように撫でてな♪』
にこ「とりあえず撫でればいいんでしょ……」
にこ「ほら、撫でればいんでしょ」サスサス
真姫「ごぉぉ……」
にこ「アゴの下がいいのね、やっぱり」
真姫「………………」ガブッ
にこ「いっ……なによ、もう飽きたの!?」
真姫「にゃ」
にこ「メンドクサイはね本当に…………」
『よーしよしよし!いう勢いで、全身舐めるように撫でてな♪』
にこ「とりあえず撫でればいいんでしょ……」
にこ「ほら、撫でればいんでしょ」サスサス
真姫「ごぉぉ……」
にこ「アゴの下がいいのね、やっぱり」
真姫「………………」ガブッ
にこ「いっ……なによ、もう飽きたの!?」
真姫「にゃ」
にこ「メンドクサイはね本当に…………」
64: 2015/05/08(金) 23:58:19.39 ID:1bDlU9jz.net
にこ「今度は耳の裏?」ナデナデ
真姫「………………」ガブッ
にこ「……じゃあ背中なのね」ナデナデ
真姫「……にゃぁ」
にこ「どの辺がいいのかしら……上の方?」ナデナデ
真姫「…………」
にこ「じゃあ下の―――腰あたり?」ナデナデ
真姫「…………う゛ぁぁ」ビクッ
にこ「え……なにその声」ナデナデ
真姫「…………にゃ……う゛ぅ」ビクッ
にこ「と、とにかくこっちの方が反応あるし、いいみたいね……」ナデナデ
真姫「………………」ガブッ
にこ「……じゃあ背中なのね」ナデナデ
真姫「……にゃぁ」
にこ「どの辺がいいのかしら……上の方?」ナデナデ
真姫「…………」
にこ「じゃあ下の―――腰あたり?」ナデナデ
真姫「…………う゛ぁぁ」ビクッ
にこ「え……なにその声」ナデナデ
真姫「…………にゃ……う゛ぅ」ビクッ
にこ「と、とにかくこっちの方が反応あるし、いいみたいね……」ナデナデ
66: 2015/05/09(土) 00:02:36.68 ID:zo7IBMZG.net
真姫「……フー……フー……」
にこ「あ、あれ……なんかやばくない……?」
『あ、背中撫でる時は注意してほしいことがあるんよ!』
『腰、特に尻尾の付け根は性感帯なん。ネコちゃん興奮しちゃう』
『興奮すると鳴き声がいつもと違うから、わかりやすい♪』
にこ「あ、あれ……なんかやばくない……?」
『あ、背中撫でる時は注意してほしいことがあるんよ!』
『腰、特に尻尾の付け根は性感帯なん。ネコちゃん興奮しちゃう』
『興奮すると鳴き声がいつもと違うから、わかりやすい♪』
67: 2015/05/09(土) 00:05:46.17 ID:zo7IBMZG.net
にこ「は!?そういうのは最初に書いときなさいよ!!」
真姫「……フー……フー……」
にこ「えと、真姫ちゃん?落ち着きましょ?」
真姫「う゛あぁぁぁ!」
にこ「いやぁあああ!!」
真姫「……フー……フー……」
にこ「えと、真姫ちゃん?落ち着きましょ?」
真姫「う゛あぁぁぁ!」
にこ「いやぁあああ!!」
68: 2015/05/09(土) 00:09:01.94 ID:zo7IBMZG.net
―――――――――
―――――
にこ「痛いって……放しなさいよ……」
にこ(いきなり体を押し倒されて……)
にこ(何とか逃げようと、うつ伏せになり……)
にこ(ひざを曲げて、立ち上がろうとしたところを―――)
真姫「……フー……フー……」グイ
にこ(後ろから背中を押さえつけられました…………)
―――――
にこ「痛いって……放しなさいよ……」
にこ(いきなり体を押し倒されて……)
にこ(何とか逃げようと、うつ伏せになり……)
にこ(ひざを曲げて、立ち上がろうとしたところを―――)
真姫「……フー……フー……」グイ
にこ(後ろから背中を押さえつけられました…………)
70: 2015/05/09(土) 00:11:37.23 ID:zo7IBMZG.net
にこ「あの、今度ワッフル奢るからさ……」
真姫「…………う゛あぁ」
にこ(……だよねー)
にこ(あくまでネコだし……)
真姫「…………う゛ぅぅ」グググ
にこ「痛いって!放しなさいよ!」
真姫「…………」パッ
にこ「あ、わかってくれた?」
にこ「ネコにも、スーパーアイドルニコニーの言葉は通じるのね!」
真姫「…………う゛あぁ」
にこ(……だよねー)
にこ(あくまでネコだし……)
真姫「…………う゛ぅぅ」グググ
にこ「痛いって!放しなさいよ!」
真姫「…………」パッ
にこ「あ、わかってくれた?」
にこ「ネコにも、スーパーアイドルニコニーの言葉は通じるのね!」
73: 2015/05/09(土) 00:14:00.39 ID:zo7IBMZG.net
真姫「…………」ノシッ
にこ「え……ちょっとちょっと!重いんだけど!」
真姫「……フー……フー……」
にこ「完全にのしかかってる!?降りなさいよ!」
真姫「…………」グイ
にこ「痛い痛い!肩に体重がっ……!すっごいかかってるから!」
にこ(……うつ伏せで、立とうとしておしりを突き出したまま)
にこ(肩口押さえられて、覆いかぶされらてるって……)
にこ(ひ、非常にまずい気がするけど……!?)
にこ「え……ちょっとちょっと!重いんだけど!」
真姫「……フー……フー……」
にこ「完全にのしかかってる!?降りなさいよ!」
真姫「…………」グイ
にこ「痛い痛い!肩に体重がっ……!すっごいかかってるから!」
にこ(……うつ伏せで、立とうとしておしりを突き出したまま)
にこ(肩口押さえられて、覆いかぶされらてるって……)
にこ(ひ、非常にまずい気がするけど……!?)
74: 2015/05/09(土) 00:16:07.25 ID:zo7IBMZG.net
にこ(いやいや……この時点でアウトじゃないの……)
にこ(明らかにアウト。誰かに見られでもしたら…………)
にこ(ニコはともかく、真姫ちゃんが可哀想だわ……)
真姫「……フー……フー」
にこ(どうにか抜け出さないと……)
にこ(まずは左右に転がって……)
にこ「ふん!」
にこ(ダメ……肩が固定されてて転がれない)
にこ(明らかにアウト。誰かに見られでもしたら…………)
にこ(ニコはともかく、真姫ちゃんが可哀想だわ……)
真姫「……フー……フー」
にこ(どうにか抜け出さないと……)
にこ(まずは左右に転がって……)
にこ「ふん!」
にこ(ダメ……肩が固定されてて転がれない)
75: 2015/05/09(土) 00:19:02.00 ID:zo7IBMZG.net
真姫「……フー……フー…」グイグイ
にこ「……え!?ちょ、ちょっとちょっと真姫ちゃん!」
にこ「な、なに腰をぐいぐい押しつけてきてんのよ!?」
真姫「………………」グイグイ
にこ(かんっぜんにあれじゃないのよ!)
にこ(い、いやよこんなの!)
にこ(希!これの対処法くらい書いてあるわよね!?)
にこ「……え!?ちょ、ちょっとちょっと真姫ちゃん!」
にこ「な、なに腰をぐいぐい押しつけてきてんのよ!?」
真姫「………………」グイグイ
にこ(かんっぜんにあれじゃないのよ!)
にこ(い、いやよこんなの!)
にこ(希!これの対処法くらい書いてあるわよね!?)
76: 2015/05/09(土) 00:23:58.44 ID:zo7IBMZG.net
『のしかかられて、本能むき出しに腰を振ってくるん?それはマウンティングやね』
『興奮のほかに、優位性を示す意味もあって。されるがままにしておくと……』
にこ(…………いや、そこは音符つけなさいよ!怖いわ!)
にこ(肩押さえつけられながら、やっとの思いでページをめくったらこれって……)
にこ(ど、どうすればいいの……)
『興奮のほかに、優位性を示す意味もあって。されるがままにしておくと……』
にこ(…………いや、そこは音符つけなさいよ!怖いわ!)
にこ(肩押さえつけられながら、やっとの思いでページをめくったらこれって……)
にこ(ど、どうすればいいの……)
77: 2015/05/09(土) 00:26:25.14 ID:zo7IBMZG.net
真姫「……フー……フー…」グイグイ
にこ「や、やめて……」
真姫「…………」グイグイ
にこ「やめなさいって言ってんでしょ!」
真姫「う゛ぁぁ……」ガブ
にこ「いったぁ!首痛い!ホントやめて!」
真姫「…………」ガブガブ
にこ「首は痛いって!ごめんっごめんってば!」
にこ「や、やめて……」
真姫「…………」グイグイ
にこ「やめなさいって言ってんでしょ!」
真姫「う゛ぁぁ……」ガブ
にこ「いったぁ!首痛い!ホントやめて!」
真姫「…………」ガブガブ
にこ「首は痛いって!ごめんっごめんってば!」
79: 2015/05/09(土) 00:30:00.47 ID:zo7IBMZG.net
真姫「…………」
にこ「うぅ…………」
にこ(完全に獣じゃないのよ……)
にこ(も、もう抵抗するのはあきらめて……)
にこ(満足するまでほうっておくしか……)
真姫「……ふぅ……ふぅ……」グイグイ
にこ「…………」
にこ(やっぱやだ……早く抜け出したい……)
にこ「うぅ…………」
にこ(完全に獣じゃないのよ……)
にこ(も、もう抵抗するのはあきらめて……)
にこ(満足するまでほうっておくしか……)
真姫「……ふぅ……ふぅ……」グイグイ
にこ「…………」
にこ(やっぱやだ……早く抜け出したい……)
80: 2015/05/09(土) 00:33:22.18 ID:zo7IBMZG.net
にこ「……ふっ!ぐぅ!」
にこ(全力でも持ち上がりそうにない……)
にこ(がっちりホールドされててびくともしないわ……)
にこ(真姫ちゃん、こんなに力あったなんて)
にこ「…………」
にこ(これほど真姫ちゃんが、女の子でよかったって思ったことはないわ……)
にこ(にこのお尻に腰をこすり付けて……もし男だったら―――)
にこ(…………やめよ。ニコはアイドルだし。うん)
にこ(全力でも持ち上がりそうにない……)
にこ(がっちりホールドされててびくともしないわ……)
にこ(真姫ちゃん、こんなに力あったなんて)
にこ「…………」
にこ(これほど真姫ちゃんが、女の子でよかったって思ったことはないわ……)
にこ(にこのお尻に腰をこすり付けて……もし男だったら―――)
にこ(…………やめよ。ニコはアイドルだし。うん)
81: 2015/05/09(土) 00:36:08.39 ID:zo7IBMZG.net
にこ(ほ、他に何か書いてないの……)
『マウンティングは多くの動物に見られる行為。ゴリラもウサギもするんよ』
『ちなみにμ'sの中では凛ちゃんがよくやってる♪』
にこ(そんな情報知りたくなかった…………)
にこ(次は……?)
『マウンティングは多くの動物に見られる行為。ゴリラもウサギもするんよ』
『ちなみにμ'sの中では凛ちゃんがよくやってる♪』
にこ(そんな情報知りたくなかった…………)
にこ(次は……?)
84: 2015/05/09(土) 00:38:46.46 ID:zo7IBMZG.net
『オスネコがその……あれやん……あの最中には、首を噛んで来ることがある』
『ネックグリップって言ってな。ネコ独特の行動なん』
『メスネコはこれをさせると動けなくなるらしいんよ♪』
にこ(あの最中って……いきなりウブな感じ出して来おってからに)
にこ(というか真姫ちゃんはメスネコだし、ニコはメスネコじゃないんですけどぉ…………)
『ネックグリップって言ってな。ネコ独特の行動なん』
『メスネコはこれをさせると動けなくなるらしいんよ♪』
にこ(あの最中って……いきなりウブな感じ出して来おってからに)
にこ(というか真姫ちゃんはメスネコだし、ニコはメスネコじゃないんですけどぉ…………)
87: 2015/05/09(土) 00:41:19.31 ID:zo7IBMZG.net
真姫「……はぁ……んぅ……」グイグイ
にこ「…………」
にこ(……ねえ、そんな色っぽい声出す要素ないよね?)
真姫「………………」ペロッ
にこ「ひゃん!」
真姫「………………」ペロペロ
にこ「ひっ!首くすぐったいから!舐めるのストップ!」
真姫「……はぁ……ふぅ……」グイグイ
にこ「ついでに腰振るのもストップ……!」
にこ「…………」
にこ(……ねえ、そんな色っぽい声出す要素ないよね?)
真姫「………………」ペロッ
にこ「ひゃん!」
真姫「………………」ペロペロ
にこ「ひっ!首くすぐったいから!舐めるのストップ!」
真姫「……はぁ……ふぅ……」グイグイ
にこ「ついでに腰振るのもストップ……!」
88: 2015/05/09(土) 00:45:16.12 ID:zo7IBMZG.net
真姫「……ん……ん……」グイグイ
にこ「だ、だから、本当にやめてよ……お願いだからぁ……」
真姫「………………」グリグリ
にこ「あ、頭こすりつけるのもダメ……」
真姫「……にゃー…………」グリグリ
にこ「い、今更ね……今更可愛く鳴いてもダメなものはダメ」
真姫「……みゃーん……ん……」グリグリ
にこ(あ、真姫ちゃんのいい匂い…………)
にこ(いやいや違うでしょ……違うでしょ矢澤ニコ!)
にこ「だ、だから、本当にやめてよ……お願いだからぁ……」
真姫「………………」グリグリ
にこ「あ、頭こすりつけるのもダメ……」
真姫「……にゃー…………」グリグリ
にこ「い、今更ね……今更可愛く鳴いてもダメなものはダメ」
真姫「……みゃーん……ん……」グリグリ
にこ(あ、真姫ちゃんのいい匂い…………)
にこ(いやいや違うでしょ……違うでしょ矢澤ニコ!)
91: 2015/05/09(土) 00:47:28.73 ID:zo7IBMZG.net
真姫「……んぅ……はぁ……」グイグイ
にこ(その声やめなさいよ……しかも耳に近いから吐息がかかって……)
にこ(……というか、そもそもネコってこんな声出さなくない?)
にこ「ねえ真姫ちゃん……もしかしてだけど……」
真姫「…………」ハムッ
にこ「ふひゃ!み、耳はやめなさいよ耳は!」
真姫「…………」ガブ
にこ「ひゃ、ひゃめてって……」
にこ(その声やめなさいよ……しかも耳に近いから吐息がかかって……)
にこ(……というか、そもそもネコってこんな声出さなくない?)
にこ「ねえ真姫ちゃん……もしかしてだけど……」
真姫「…………」ハムッ
にこ「ふひゃ!み、耳はやめなさいよ耳は!」
真姫「…………」ガブ
にこ「ひゃ、ひゃめてって……」
94: 2015/05/09(土) 00:50:55.29 ID:zo7IBMZG.net
にこ(な、なんなのよ……)
真姫「……ん……ん……」ギュー
にこ「えっ!ま、まって……!」
にこ「く、苦しい……」
にこ(肩を押さえつけてた腕を、いきなりニコの胸に回してきて―――)
にこ(すっごい締め付けてきてるんだけど……)
にこ(あと真姫ちゃん、胸が思いきりニコの背中にあたってる……!)
真姫「……ん……ん……」ギュー
にこ「えっ!ま、まって……!」
にこ「く、苦しい……」
にこ(肩を押さえつけてた腕を、いきなりニコの胸に回してきて―――)
にこ(すっごい締め付けてきてるんだけど……)
にこ(あと真姫ちゃん、胸が思いきりニコの背中にあたってる……!)
95: 2015/05/09(土) 00:55:32.72 ID:zo7IBMZG.net
真姫「……ん……ニコちゃん……ニコちゃん……」グイグイ
にこ(なに普通にしゃべってんの……)
真姫「……ふぅ……ニコちゃん……」グイグイグイ
にこ(な、なんか早くなってるんですけど…………)
真姫「…………ニコちゃん……」グリグリ
にこ(また、頭こすりつけてきてる……)スンスン
にこ(まったく、生意気な匂いさせて……)
真姫「ニコちゃん…………んんぅ……」
にこ(だ、だから変な声やめなさいよ……)
にこ(なに普通にしゃべってんの……)
真姫「……ふぅ……ニコちゃん……」グイグイグイ
にこ(な、なんか早くなってるんですけど…………)
真姫「…………ニコちゃん……」グリグリ
にこ(また、頭こすりつけてきてる……)スンスン
にこ(まったく、生意気な匂いさせて……)
真姫「ニコちゃん…………んんぅ……」
にこ(だ、だから変な声やめなさいよ……)
97: 2015/05/09(土) 01:00:15.44 ID:zo7IBMZG.net
真姫「…………はぁ……はぁ……」グイグイグイ
にこ「……真姫ちゃん、腕離して……」
真姫「ダメぇ……もうちょっとだから……」グイグイグイ
にこ(…………なにがぁ!?)
真姫「……ん……んん……」グイグイグイ
にこ(無意味なのに一心不乱に腰振る真姫ちゃん)
にこ(…………なんだか悲しいわね)
にこ「……真姫ちゃん、腕離して……」
真姫「ダメぇ……もうちょっとだから……」グイグイグイ
にこ(…………なにがぁ!?)
真姫「……ん……んん……」グイグイグイ
にこ(無意味なのに一心不乱に腰振る真姫ちゃん)
にこ(…………なんだか悲しいわね)
99: 2015/05/09(土) 01:04:11.69 ID:zo7IBMZG.net
真姫「……ふぅ……んっ……」グイグイグイ
にこ「………………」
真姫「……ん……んん……」グイグイグイ
にこ(だんだん締めが強くなってきてる……)
にこ「い、痛い……腕締めすぎよ!」
真姫「…………」ガブッ
にこ「痛っ!首はホント痛いからぁ……ぐすっ……」
真姫「……ん……ふっ……」
にこ「………………」
真姫「……ん……んん……」グイグイグイ
にこ(だんだん締めが強くなってきてる……)
にこ「い、痛い……腕締めすぎよ!」
真姫「…………」ガブッ
にこ「痛っ!首はホント痛いからぁ……ぐすっ……」
真姫「……ん……ふっ……」
101: 2015/05/09(土) 01:09:30.07 ID:zo7IBMZG.net
真姫「……んん……ゃ……」グイ
にこ(腰振るのが激しくなってる……)
真姫「……ん……ぁ……」
にこ「………………」
真姫「……ん……んんっ!……」ギギュー
にこ「…………真姫ちゃん締めすぎ……ぐるじい……」
真姫「……ん……やっ……ぁ……」
にこ「…………やめ゛っ……」
真姫「……はぁ……はぁ……」
にこ(腰振るのが激しくなってる……)
真姫「……ん……ぁ……」
にこ「………………」
真姫「……ん……んんっ!……」ギギュー
にこ「…………真姫ちゃん締めすぎ……ぐるじい……」
真姫「……ん……やっ……ぁ……」
にこ「…………やめ゛っ……」
真姫「……はぁ……はぁ……」
102: 2015/05/09(土) 01:11:40.75 ID:zo7IBMZG.net
にこ(あれ……腕の力が抜けて。腰もとまって……)
にこ「けほ……けほっ……」
真姫「………………」
にこ「……真姫ちゃん?」
真姫「………………」
にこ「ちょっと!真姫ちゃん!?」
にこ「けほ……けほっ……」
真姫「………………」
にこ「……真姫ちゃん?」
真姫「………………」
にこ「ちょっと!真姫ちゃん!?」
103: 2015/05/09(土) 01:13:51.46 ID:zo7IBMZG.net
―――――――――
―――――
真姫「ごめんなさい……ヒグッ……ニコちゃんごめんなさい」
真姫「本当ごめんなさい……ぅ……グスッ……」
にこ「……別に怒ってないから顔あげて。それに泣くんじゃないわよ」
真姫「で、でも……ニコちゃんにひどいことしちゃって……」
にこ「まぁ……いいわ。特にケガもしてないし。歯型もすぐ消えるでしょ」
真姫「ごめん…………ヒグ……」
にこ「それより聞きたいんだけど。あんたホントにネコになってたの?」
真姫「……途中までは」
―――――
真姫「ごめんなさい……ヒグッ……ニコちゃんごめんなさい」
真姫「本当ごめんなさい……ぅ……グスッ……」
にこ「……別に怒ってないから顔あげて。それに泣くんじゃないわよ」
真姫「で、でも……ニコちゃんにひどいことしちゃって……」
にこ「まぁ……いいわ。特にケガもしてないし。歯型もすぐ消えるでしょ」
真姫「ごめん…………ヒグ……」
にこ「それより聞きたいんだけど。あんたホントにネコになってたの?」
真姫「……途中までは」
104: 2015/05/09(土) 01:17:01.31 ID:zo7IBMZG.net
にこ「途中っていつよ」
真姫「ニコちゃんの上にのしかかってる時……」
にこ「あ、ああ…………」
真姫「ネコの時でも意識はあったのよ。それで、途中で効果が切れて―――」
真姫「ああもうこれは、このまま誤魔化すしかないなって……」
にこ「ぜんぜん誤魔化せてなかったけど……」
真姫「…………」
にこ「むしろ色々アウトだったけど……」
真姫「ごめんなさい…………」
にこ「だ、だから許すからって。あんたも被害者みたいなもんだし」
真姫「…………ありがとう」
真姫「ニコちゃんの上にのしかかってる時……」
にこ「あ、ああ…………」
真姫「ネコの時でも意識はあったのよ。それで、途中で効果が切れて―――」
真姫「ああもうこれは、このまま誤魔化すしかないなって……」
にこ「ぜんぜん誤魔化せてなかったけど……」
真姫「…………」
にこ「むしろ色々アウトだったけど……」
真姫「ごめんなさい…………」
にこ「だ、だから許すからって。あんたも被害者みたいなもんだし」
真姫「…………ありがとう」
106: 2015/05/09(土) 01:18:55.68 ID:zo7IBMZG.net
にこ「まぁ、よかったこともあるし」
真姫「……よかったこと?」
にこ「ええ。実は真姫ちゃんに嫌われてんじゃないかって」
にこ「そう思ってたのよね」
真姫「え、私がニコちゃんを嫌って……?な、ないない!むしろ―――」
にこ「…………知ってる」
真姫「……え……あ……う、うん……」
にこ(ネコの時の行動を見る限り、どっちかというと信頼されてるわよね……)
にこ(まあ、希の冊子の説明が正しければ―――だけど)
にこ「今回はそのことを確かめられたから。それがよかったこと」
真姫「…………」
真姫「……よかったこと?」
にこ「ええ。実は真姫ちゃんに嫌われてんじゃないかって」
にこ「そう思ってたのよね」
真姫「え、私がニコちゃんを嫌って……?な、ないない!むしろ―――」
にこ「…………知ってる」
真姫「……え……あ……う、うん……」
にこ(ネコの時の行動を見る限り、どっちかというと信頼されてるわよね……)
にこ(まあ、希の冊子の説明が正しければ―――だけど)
にこ「今回はそのことを確かめられたから。それがよかったこと」
真姫「…………」
107: 2015/05/09(土) 01:20:47.99 ID:zo7IBMZG.net
にこ「……まぁ?真姫ちゃんネコの様子を見る限りだと―――」
にこ「嫌われてるどころか、むしろ好感度高そうだしぃ?」
にこ「やっぱりニコは、皆から好かれる天性のアイドルニコ☆」
真姫「そうね。本当にそう思うわ」
にこ「な、なんか調子狂うわね……まあいいわ」
にこ「これからも一緒に、頑張っていきましょ?」
真姫「ええ!」
にこ「嫌われてるどころか、むしろ好感度高そうだしぃ?」
にこ「やっぱりニコは、皆から好かれる天性のアイドルニコ☆」
真姫「そうね。本当にそう思うわ」
にこ「な、なんか調子狂うわね……まあいいわ」
にこ「これからも一緒に、頑張っていきましょ?」
真姫「ええ!」
108: 2015/05/09(土) 01:22:24.05 ID:zo7IBMZG.net
にこ「そうだ……帰りに洋菓子店にでも行かない?」
真姫「いいわよ」
にこ「今日は真姫ちゃんのおごりってことで」
真姫「え…………わ、わかったわ」
にこ「……冗談よ。まだ気にしてんの?ホントマジメね、あんた」
にこ「あとカチューシャ。いつまでつけてるのよ」
真姫「……あっ」
真姫「いいわよ」
にこ「今日は真姫ちゃんのおごりってことで」
真姫「え…………わ、わかったわ」
にこ「……冗談よ。まだ気にしてんの?ホントマジメね、あんた」
にこ「あとカチューシャ。いつまでつけてるのよ」
真姫「……あっ」
111: 2015/05/09(土) 01:28:40.13 ID:zo7IBMZG.net
にこ(元はと言えばラムネ食べさせた、ニコが原因だし……)
にこ(真姫ちゃんはラムネの効果を知ってるのか―――)
にこ(それとも知らないのか、わかんないけど)
にこ(まあ―――なんだかんだで、真姫ちゃんの好意を感じられたし)
にこ(うん、よかった……はず)
にこ(―――だけど、希……あんたが全くおとがめ無し)
にこ(それはちょっと、つまんないわよね?)
にこ「さて、諸悪の根源をどうとっちめてやろうかしら……」
にこ(真姫ちゃんはラムネの効果を知ってるのか―――)
にこ(それとも知らないのか、わかんないけど)
にこ(まあ―――なんだかんだで、真姫ちゃんの好意を感じられたし)
にこ(うん、よかった……はず)
にこ(―――だけど、希……あんたが全くおとがめ無し)
にこ(それはちょっと、つまんないわよね?)
にこ「さて、諸悪の根源をどうとっちめてやろうかしら……」
112: 2015/05/09(土) 01:31:33.90 ID:zo7IBMZG.net
――――――――――――――
――――――――
―――――
希「―――おぉ、ニコっちに真姫ちゃん!」
にこ「あ、希じゃない」
希「昼休みに部室で二人きり?それじゃあ、昨日はバッチシだったんやね!」
真姫「……ま、まあ……ね」
にこ「そうなのよ。あんたのおかげでね」
希「ニコっちに素直に褒められるなんて、ウチ感激!」
にこ「うん。それでね、お礼としてこのプチシュークリームあげるわ」
希「え!いいの?それじゃあ遠慮なく……」
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希「―――おぉ、ニコっちに真姫ちゃん!」
にこ「あ、希じゃない」
希「昼休みに部室で二人きり?それじゃあ、昨日はバッチシだったんやね!」
真姫「……ま、まあ……ね」
にこ「そうなのよ。あんたのおかげでね」
希「ニコっちに素直に褒められるなんて、ウチ感激!」
にこ「うん。それでね、お礼としてこのプチシュークリームあげるわ」
希「え!いいの?それじゃあ遠慮なく……」
113: 2015/05/09(土) 01:33:40.68 ID:zo7IBMZG.net
真姫「待って、今回は特別に……」
希「特別に……」
真姫「あ、あーん」
希「ま、真姫ちゃん?」
真姫「ほ、ほら私があーんって言ってるんだから」
希「え……ま、まさか真姫ちゃんがするとは思わなかった……」
にこ「早くしてあげなさいよ」
希「うん。あーん……」パクッ
希「特別に……」
真姫「あ、あーん」
希「ま、真姫ちゃん?」
真姫「ほ、ほら私があーんって言ってるんだから」
希「え……ま、まさか真姫ちゃんがするとは思わなかった……」
にこ「早くしてあげなさいよ」
希「うん。あーん……」パクッ
115: 2015/05/09(土) 01:35:40.12 ID:zo7IBMZG.net
にこ「どう?おいしい?」
希「うんおいしいよ」
希「…………ん?なんか真ん中に固いものが……」
にこ「えー?気のせいニコ」
真姫「気のせいね」
希「なにこれ……」ガリッ
希「ラムネ菓子みたいな…………」
にこ「ふふ……その通りよ!」
希「…………あ!まさかニコっち!」
希「うんおいしいよ」
希「…………ん?なんか真ん中に固いものが……」
にこ「えー?気のせいニコ」
真姫「気のせいね」
希「なにこれ……」ガリッ
希「ラムネ菓子みたいな…………」
にこ「ふふ……その通りよ!」
希「…………あ!まさかニコっち!」
116: 2015/05/09(土) 01:37:09.75 ID:zo7IBMZG.net
にこ「あんたもネコ、やってみたいでしょ?」
希「ウチ、そういうの似合わないから……」
真姫「あ、吐き出そうとしてる!」
にこ「そうはさせないわよ!」ガッシ
希「んん…………!」
希「ウチ、そういうの似合わないから……」
真姫「あ、吐き出そうとしてる!」
にこ「そうはさせないわよ!」ガッシ
希「んん…………!」
117: 2015/05/09(土) 01:39:13.99 ID:zo7IBMZG.net
――――――――
―――――
真姫「…………どうする、ニコちゃん」
にこ「……ほっときましょ。そのうち効果が切れるでしょ」
にこ「持ってたラムネは全部回収したし……」
真姫「……そうね。最悪、放課後になればだれか来るし……」
にこ「それにしても、マタタビ粉ってすごいわね……」
真姫「ちょっと怖いわ。床の上でよだれ垂らしながら……」
にこ「あっちにごろごろ、こっちにごろごろ……」
希「う゛ぁぁ……みゃぁああ……」ゴロゴロ
おわり
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真姫「…………どうする、ニコちゃん」
にこ「……ほっときましょ。そのうち効果が切れるでしょ」
にこ「持ってたラムネは全部回収したし……」
真姫「……そうね。最悪、放課後になればだれか来るし……」
にこ「それにしても、マタタビ粉ってすごいわね……」
真姫「ちょっと怖いわ。床の上でよだれ垂らしながら……」
にこ「あっちにごろごろ、こっちにごろごろ……」
希「う゛ぁぁ……みゃぁああ……」ゴロゴロ
おわり
118: 2015/05/09(土) 01:43:18.58 ID:cfNZsQac.net
乙
あなたは最高です
猫にマタタビやると本当にすごいよな
あなたは最高です
猫にマタタビやると本当にすごいよな
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