1: 2012/02/04(土) 20:27:04.89 ID:z09p9pvAO
ペンデックス「」竜王の殺息

ステイル「上条当麻、逃げろ! 君では手に負えない!」

神裂「くっ」

上条「くそっ!」



上条当麻はインデックスを救おうとしていた。

しかし、インデックスの竜王の殺息の前に、上条当麻もステイルも神裂も、為す術がなかった。

上条(インデックスを……助けたい)



そして、上条当麻は祈った。

























上条(もう……ここで終わってもいい……だからありったけを!)




そのとき、上条当麻に異変が起こった。

とある魔術の禁書目録 22巻 (デジタル版ガンガンコミックス)


3: 2012/02/04(土) 20:30:01.62 ID:z09p9pvAO
直後、竜王の殺息がかき消された。

ステイル「なにが」

神裂「なにが」

いきなり竜王の殺息がかき消されたので、何事かと思ったステイル神裂は、信じられない物を見た。

4: 2012/02/04(土) 20:33:46.04 ID:z09p9pvAO









上条「これで、インデックスは助かったのか?」








インデックスを抱きかかえている男は、身長がステイルと同じくらいで、惚れ惚れするような筋肉。

そして、天まで届きそうな髪の毛が、ガンカゼのごとく四方八方に広がっいた。




5: 2012/02/04(土) 20:35:43.19 ID:z09p9pvAO
ステイル「君は……誰だ?」

ステイルは男に聞く。

男は答えた。










上条「上条当麻だけど?」

6: 2012/02/04(土) 20:37:38.13 ID:z09p9pvAO
ステイル「」

神裂「」














この時から、学園都市最強の無能力者、『上条さん』の伝説が始まるのであった。

11: 2012/02/04(土) 21:12:10.46 ID:z09p9pvAO
そのころ、窓の無いビル。



















☆「プランが……完全崩壊の危機だと……」






エイワス(この上条になら掘られても良い!)




落ち込む学園都市理事長と、危ない道に走りそうな守護天使がいた。

17: 2012/02/05(日) 00:03:39.14 ID:7C/1nQJAO
冥土返し「全く、本当に君は『幸運』だ」

上条さん「はい?」ゴゴゴゴゴ

冥土返し「君の体におきた現象は、正式な現象名は『ゴンさん現象』という現象だ」

冥土返し「その症状は、『一時的な力の代償に、全てを失う』というものだ」

上条さん「しかし、俺は無事ですよ?」ゴゴゴゴゴ

冥土返し「痛い! 首を傾げないでくれないか? 君のガンカゼのような髪の毛が刺さるんだ」

上条「あ、じゃあ縮めますね」ゴゴゴゴゴ

そういいながら上条さんはガンカゼからバフンウニになった。

冥土返し(その髪の毛縮むの!?)

18: 2012/02/05(日) 00:07:47.61 ID:7C/1nQJAO
上条さん「なんか縮むんですよ」ゴゴゴゴゴ

冥土返し「人の心を読まないでくれるかい?」

上条さん「」ゴゴゴゴゴ

冥土返し「不機嫌にならないでくれないか? 寿命が縮むよ」

上条さん「まあ、それはおいておいて、何で俺は無事なんですか?」ゴゴゴゴゴ

冥土返し「ああ、それはね……」

冥土返しは一呼吸おいて言うのだった。

19: 2012/02/05(日) 00:09:45.23 ID:7C/1nQJAO

















冥土返し「君の右手の『幻想頃し』のおかげだ」














そう宣言したのだ。

21: 2012/02/05(日) 00:12:49.74 ID:7C/1nQJAO
上条さん「?」ゴゴゴゴゴ

上条当麻さんは小首を傾げた。

冥土返し「だーかーら、君の幻想頃しがゴンさん現象の副作用を打ち消したんだ!」

上条さん「ああ!」ゴゴゴゴゴ

上条さんは納得した。














科学と魔術と上条さんが交差するとき、物語は始まる!

34: 2012/02/05(日) 09:30:58.16 ID:7C/1nQJAO
佐天「」

初春「」

モツ「」

原谷「」

介旅「」

モブA「」

モブB「」

その他通行人の皆様方「」





道行く者達は皆絶句していた。




なぜなら、彼らの視線の先には……

35: 2012/02/05(日) 09:32:24.66 ID:7C/1nQJAO
























インデックス「と、とうま! 恥ずかしいんだよ!」


















上条さん「何でだ?」ゴゴゴゴゴ

36: 2012/02/05(日) 09:34:30.15 ID:7C/1nQJAO

















世紀末覇王をそのまま具現化したウニ頭が、小さなシスターと手を繋いで歩いて居たのだ。

眼前に広がるのはシュールな光景であった。

37: 2012/02/05(日) 09:40:39.15 ID:7C/1nQJAO
上条さん「じゃあこうすればいいのか?」ゴゴゴゴゴ

インデックス「きゃあ」

インデックスは上条さんに片手で持ち上げられ、そのまま肩車の体勢になった。

上条さん「これでどうだ?」

インデックス「」

38: 2012/02/05(日) 09:42:54.82 ID:7C/1nQJAO
インデックスの顔が真っ赤になるが、鈍感な上条さんは気がつかない。

上条さんは地を響かせながら学園都市内部を歩いていた時であった。

39: 2012/02/05(日) 09:44:24.39 ID:7C/1nQJAO























御坂「勝負よ!」











上条さん「ああ、またビリビリか」ゴゴゴゴゴ








御坂美琴が現れた。

44: 2012/02/05(日) 10:32:59.99 ID:7C/1nQJAO
そのころ、窓のないビルの中。




















☆「第三位逃げてぇぇぇぇぇぇぇ!」









エイワス「か……上条さん!」ハアハア









すっかりへたれた学園都市がと、骨抜きにされた守護天使がいた。

50: 2012/02/05(日) 13:01:43.42 ID:7C/1nQJAO
上条さん「ビリビリ、少し待ってくれ」ゴゴゴゴゴ

上条さんはそういいながらインデックスをお姫様抱っこし、跳んだ。


初春「」

佐天「」

モツ「」

その他通行人「」

上条さんが跳んだ瞬間、アスファルトは砕け、上条さんとインデックスはビルの上にいた。

御坂「」


上条さん「インデックス、ここで待っててくれ」ゴゴゴゴゴ

インデックス「うん、わかったんだよ」マッカッカ


インデックスはお姫様抱っこされ、完全に赤くなっていた。

55: 2012/02/05(日) 13:36:49.00 ID:7C/1nQJAO
上条さん「よっ」ゴゴゴゴゴ

上条さんはそのままビルの上から飛び降り、見事に着陸した。


上条さん(ビリビリか……厄介な奴に絡まれたなあ)


上条さんは目の前に居る御坂を見ながら考える。

上条さん(ビリビリは第三位。この状態の俺で勝てるのか?)

上条さんは考える。

上条さん(今までビリビリは俺に手加減していただろう)

上条さん(だが、いま本当に手加減するか?)

上条さん(自分で言うのもなんだが、今の俺は弱そうには見えない)

上条さん(ここでビリビリにやられたら誰がインデックスを守るんだ?)


上条さん(考えろ! 己の限界を越える覚悟で御坂と戦うしかない!)



上条さんは覚悟を決めた。

59: 2012/02/05(日) 14:10:53.98 ID:7C/1nQJAO
一方、御坂はと言うと……



御坂(な、なにアレ!)



色々と後悔していた。

御坂(いやいやいや、なにあの世紀末覇王!)

御坂(最初私の遠近感が間違ってたと思ってた……)

御坂(やばいなあ……)

御坂(えーい、ままよ!)



御坂もまた覚悟を決めた。

60: 2012/02/05(日) 14:57:29.24 ID:7C/1nQJAO
御坂「いっけぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!」

御坂美琴が放つのは超電磁砲。

上条さん「くっ!」ゴゴゴゴゴ

上条さんは右手の幻想頃しでは防げないことを悟り











超電磁砲を掴もうとした。

61: 2012/02/05(日) 15:02:00.32 ID:7C/1nQJAO
御坂「う……嘘……」

通行人達「」

インデックス「」


その場にいた全員が唖然とする。



上条さん「ふう」ゴゴゴゴゴ



その右手にはゲームセンターのコインがあった。

上条さんは超電磁砲を掴むのに成功したのだ。


御坂(こいつ……こんなに強かった?)


御坂は完全に戦意喪失した。

そんな御坂に向かって、上条さんは一言言う。

63: 2012/02/05(日) 15:04:25.28 ID:7C/1nQJAO
上条さん「ビリビリ、お前、優しいんだな」ゴゴゴゴゴ


御坂「は?」


上条さんは涙を流しながら御坂に言う。

直後、上条さんはずれた一言を発した。





上条さん「手加減してくれたんだな」


66: 2012/02/05(日) 15:07:56.02 ID:7C/1nQJAO
御坂「」

通行人達「」

インデックス「」

上条さん「手でつかめるくらいの速度にしてくれて有り難うな」ゴゴゴゴゴ


上条さんはそういった後、跳んだ。





御坂「手加減してないのに……」




御坂は泣きかけたのだった。

68: 2012/02/05(日) 16:57:36.64 ID:7C/1nQJAO
インデックス「とうま……すごいね……」

インデックスは跳んできた上条さんを見て一言言った。

上条さん「あ、インデックス! 少し待ってくれ!」ゴゴゴゴゴ

上条さんは何かに気がついてもう一度飛び降りた。






インデックス「とうまが人間止めちゃった」




インデックスは色々とパニクってた。

70: 2012/02/05(日) 17:00:39.42 ID:7C/1nQJAO
通行人達「」

通行人達は対応に困っていた。

何せ





御坂「」エグッヒグッ




プライドをズタボロにされた第三位が泣いていたからだ。

御坂「」エグッヒグッ


通行人達は反応に困っていた。

そのときだった。


チュドーン



上条さん「」ゴゴゴゴゴ

71: 2012/02/05(日) 17:03:15.87 ID:7C/1nQJAO







上条さんが再度光臨した。






上条さん「」ゴゴゴゴゴ

通行人達「」

72: 2012/02/05(日) 17:06:57.43 ID:7C/1nQJAO
上条さんは悠々と御坂の方に近づいて言うのだった。




上条さん「はい、ビリビリ。ハンカチな」



上条さんは紳士なので泣いて居る女の子を放置しないのだ。


上条さん「それじゃあな」ゴゴゴゴゴ


上条さんは再度跳んで、インデックスの所に戻ったのだった。














御坂「」キュン

御坂はときめきを覚えた!

73: 2012/02/05(日) 17:09:28.02 ID:7C/1nQJAO
そのころ、窓のないビルでは


☆「上条さん……男前過ぎるだろう」


エイワス「」ハアハアハアハアハアハアハアハアハアハアハアハアハアハアハアハアハアハアハアハア


上条さんに感心した学園都市理事長と、なんか賢者モード一歩手前の守護天使がいた。

74: 2012/02/05(日) 17:24:16.32 ID:7C/1nQJAO
そして、近くの電柱の後ろには



??「御坂さんを泣かすなんて許せない!」



不審な影が一つ。

77: 2012/02/05(日) 18:21:59.91 ID:7C/1nQJAO
そして帰り道。


インデックス「とうまあ……恥ずかしいよ……」

上条さん「そうか?」ゴゴゴゴゴ


上条さんはインデックスを肩に乗せて寮まで帰って行ったのだった。

78: 2012/02/05(日) 19:01:19.45 ID:7C/1nQJAO
補足 各人の身長

上条 168センチメートル

インデックス 148センチメートル

ステイル 2メートル越え

小萌 135センチメートル











上条さん 215センチメートル

95: 2012/02/05(日) 22:45:17.05 ID:7C/1nQJAO
さて、ここで上条さんの日常をみてみよう。 (姫さんとアウさんはちゃんと上条さんの日常の後に出すよ♪)

96: 2012/02/05(日) 22:48:19.04 ID:7C/1nQJAO
朝4時

上条家バスルーム。

上条さん「む」ゴゴゴゴゴ

上条さんの朝は早い。

上条さん「今日も良く寝たなあ」ゴゴゴゴゴ

上条さんは自分の寝室であるバスルームから這い出る。

上条さん「さて、歯を磨くか」ゴゴゴゴゴ

上条さんは綺麗好きである。

歯磨きにはたっぷり30分かける。

97: 2012/02/05(日) 22:51:56.67 ID:7C/1nQJAO
朝四時半

上条さんは歯磨きを終え、リビングに入り、インデックスに異常が無いか確認する。

上条さん「」ゴゴゴゴゴ

上条さんはインデックスをじーっと見る。


上条さん「インデックスの心拍数、呼吸音、体温、脈拍異常なし」ゴゴゴゴゴ


上条さんは過保護である。

98: 2012/02/05(日) 23:04:29.95 ID:7C/1nQJAO
上条さんはインデックスに異常が無いことを確認すると、ジャージに着替える。




上条さん「さて、ジョギングに行くか」ゴゴゴゴゴ

上条さんはそういいながら窓から飛び出す。










インデックス(とうま……ジョギングは窓から普通は出ないんだよ……)


ここで上条さんの覇気に当てられインデックス起床。

101: 2012/02/05(日) 23:09:43.34 ID:7C/1nQJAO
朝五時

上条さん「はっ、はっ、はっ、はっ、はっ、はっ」ゴゴゴゴゴ

上条さんは学園都市のビルからビルに飛び移る。

これが上条さんのジョギングである。

毎朝一時間、学園都市をぐるりと一周するのが上条さんの日課なのだ。


通行人達「あ、上条さん「生で始めてみた「すげー筋肉「やべー」

上条さんは下界の雑音など気にせずジョギングを続けるのだった。

その間、上条さんはインデックスの朝ご飯を考える。

102: 2012/02/05(日) 23:14:43.22 ID:7C/1nQJAO
朝六時

上条さん「ただいま~」ゴゴゴゴゴ

上条さんは窓から帰ってくる。

インデックス「とうま、お帰りなんだよ」

インデックスが笑顔で上条さんにタオルを渡す。

上条さんはこの笑顔のために頑張っているのだ。

上条さん「インデックス、今日の朝飯何が良い?」ゴゴゴゴゴ

上条さんはにこりと笑ってインデックスに聞く。

インデックス「とうまが作ってくれるものなら何でも良いんだよ!」

上条さん「そうか、わかった」ゴゴゴゴゴ

こうして上条さんはご飯を作る。

103: 2012/02/05(日) 23:19:59.48 ID:7C/1nQJAO
上条さん「ミスした……」ゴゴゴゴゴ

インデックス「さすがにこれは食べきれないかも……」

上条さんとインデックスさんの目の前には30人前のビーフシチュー。

上条さんが前日に仕込んでいた牛が多すぎたため、こんな惨事になってしまったのだ。


上条さん「よし」ゴゴゴゴゴ


インデックス「どうするのかな?」

インデックスが聞くと、上条さんは言った。






上条さん「みんなで食べよう!」ゴゴゴゴゴ


そういいながら、上条さんは窓から飛び出した。

104: 2012/02/05(日) 23:27:27.70 ID:7C/1nQJAO
とあるパン屋

青ピ「」

上条さん「青ピ、今日朝食作りすぎたから来てくれ」ゴゴゴゴゴ

そういって上条さんは青ピをお姫様抱っこし、自宅まで運ぶ。



常盤台寮

御坂「」

黒子「」

上条さん「ビリビリに白井、今日朝食作りすぎたから来てくれ」ゴゴゴゴゴ

寮監「か……上条さん……」

上条さんは寮監に無許可で御坂と黒子を両手に抱きかかえ、自宅まで運ぶ。




とある高校女子寮

吹寄「」

上条さん「吹寄、今日朝食作りすぎたから来てくれ」ゴゴゴゴゴ

吹寄は抵抗する間もなく、上条さんに拉致される。



上条さんの隣の部屋

土御門「」

上条さん「土御門、今日朝食作りすぎたから来てくれ」ゴゴゴゴゴ


土御門、強制参加。

106: 2012/02/05(日) 23:29:58.88 ID:7C/1nQJAO
そして十分後

上条さん「いただきます」ゴゴゴゴゴ

インデックス&御坂&青ピ&黒子&土御門&吹寄『いただきま~す』

みんなで仲良く朝食をとることになったのだ。

107: 2012/02/05(日) 23:47:35.09 ID:7C/1nQJAO
更に二十分後。

御坂「」

黒子「」

青ピ「」

土御門「」

吹寄「」

上条さんの食卓に招かれた面々は唖然としていた。


なぜなら……









上条さん「これ味付け成功だな」ゴゴゴゴゴ

インデックス「おいしいんだよ!」



上条さんとインデックスの食欲が人智を超えていたからだ。

108: 2012/02/05(日) 23:50:02.20 ID:7C/1nQJAO
ここで、三十人前のビーフシチューの行方を記そう。

御坂&土御門&黒子&青ピ&吹寄 各一人前づつ


上条さん 十人前










インデックス 十五人前

そう、インデックスは大食漢なのだ。

114: 2012/02/06(月) 00:42:40.30 ID:ESZUNnSAO
上条さん「インデックスは良く食べるよな」ゴゴゴゴゴ

御坂&吹寄&青ピ&黒子&土御門(よく食べるっていうレベルじゃない!)

インデックス「うん! とうまみたいになりたいんだよ!」
上条さん「て……照れるなあ……」ゴゴゴゴゴ

御坂&土御門&黒子&青ピ&吹寄(インデックス! その極地を目指したら駄目ーっ!)

インデックス「とうまみたいに強くなりたいんだよ!」

上条さん「」ゴゴゴゴゴテレテレ






インデックスは上条さんに憧れたようです。

115: 2012/02/06(月) 00:53:50.97 ID:ESZUNnSAO
付録 もしインデックスがインデックスさんになったら。


上条さん「インデックス、朝だぞ」ゴゴゴゴゴ

インデックスさん「とうま、おはようなんだよ」ゴゴゴゴゴ

身長215センチメートルの少年上条さんと、身長213センチメートルのシスターインデックスさんの日常はいつも通りはじまるのだった。



続かない

118: 2012/02/06(月) 01:53:31.01 ID:ESZUNnSAO
朝八時

上条さん「みんなで楽しく朝食食べたし、インデックスと遊ぶか」ゴゴゴゴゴ

インデックス「わーい、なんだよ!」

上条さん「よし、散歩いこうか」ゴゴゴゴゴ

インデックス「うん!」

こうして、二人は散歩へと行く。

122: 2012/02/06(月) 07:36:33.75 ID:ESZUNnSAO
通行人達「」ザワザワザワザワ

道行く人々は唖然とし、モーセの十戒のごとく左右に開く。

なぜなら……







上条さん「」ゴゴゴゴゴ


インデックス「」



上条さんとインデックスが手を繋いで歩いているからだ。

上条さん「インデックス、夕飯何が良い?」ゴゴゴゴゴ

インデックス「何でも良いんだよ!」

仲睦まじい二人である。

123: 2012/02/06(月) 07:44:56.82 ID:ESZUNnSAO
朝九時

上条さんとインデックスは散歩から帰宅する。

上条さん「ふう」ゴゴゴゴゴ

上条さんは背伸びするのだった。

インデックス「とうま、少し横になるんだよ」

上条さん「了解」ゴゴゴゴゴ

上条さんはインデックスに毛布をかけてあげるのだった。

インデックス「お昼ご飯の時に起こして欲しいんだよ」

上条さん「了解だ」ゴゴゴゴゴ








インデックスは上条さんの覇気に当てられ、寝不足なのだ。

124: 2012/02/06(月) 07:51:05.72 ID:ESZUNnSAO
上条さん「さて」ゴゴゴゴゴ

上条さんはマイナー漫画が好きである。

らいかデイズ、まる生、優しい教師のしつけかた、旦那が何言ってるかかわからないけん、などなど。

絹旗最愛がB級映画を好むのと同じように、上条さんはB級漫画をこよなく愛する。

上条さん「これでも読むか」ゴゴゴゴゴ

上条さんはインデックスが寝ている間、棺担ぎのクロを読んでいた。

128: 2012/02/06(月) 10:14:56.38 ID:ESZUNnSAO
ちなみにこれらの漫画はすべて青ピが上条さん&吹寄&土御門に布教した漫画である。

吹寄に至っては、まる生に『でこ委員長』というペンネームで投稿しているのだ。

129: 2012/02/06(月) 10:34:21.92 ID:ESZUNnSAO
上条さん「クロ可愛いなぁ」ゴゴゴゴゴ

上条さん「なんかクロってインデックスっぽ……くはないな」ゴゴゴゴゴ


身長215センチメートルの男がリビングで棺担ぎのクロを読んでいる図はとてもシュールだった。

上条さん「そういえば、今回のまる生は安斎かなえ先生と小谷梓先生と美月先生が投稿漫画書いていたな」ゴゴゴゴゴ


上条さん「あ、吹寄の投稿選択カラーだ」ゴゴゴゴゴ

なんか上条さんは色々と間違った道を邁進する。

上条さん「さて、俺もそろそろ投稿するか」ゴゴゴゴゴ

上条さんはまる生にどんな実体験を投稿しようか考える。

130: 2012/02/06(月) 13:36:23.49 ID:ESZUNnSAO
上条さんの実体験その1

ある日の昼下がり。

上条さん「インデックス、今から何食べる?」ゴゴゴゴゴ

インデックス「レベル5盛りお好み焼きダークマターが良いんだよ!」

上条さん「ハハハ、インデックスは食いしん坊だなぁ」ゴゴゴゴゴ




通行人達(食いしん坊ってレベルじゃねー)


因みに、レベル5盛りお好み焼きダークマターとは、半径三十センチメートル、高さ十センチメートルの化け物お好み焼きである。

学園都市でこれを間食できたのは上条さんとインデックスだけである。

そんな微笑ましい光景に異変が起きる。



佐天「初春!」




上条さんが声の方向を見ると、花瓶みたいな女の子がトラックに轢かれそうだった。


上条さん「!」ゴゴゴゴゴ


直後

131: 2012/02/06(月) 13:38:09.62 ID:ESZUNnSAO















上条さん「その幻想をぶち[ピーーー]!」ゴゴゴゴゴ





上条さんがトラックを殴りつけ、トラックが吹き飛んだ。

133: 2012/02/06(月) 13:45:55.89 ID:ESZUNnSAO
初春「」

佐天「」

通行人達「」

インデックス「」



上条さん「大丈夫か?」ゴゴゴゴゴ

上条さんはトラックを吹き飛ばした後、笑顔で初春の手を引っ張り起こした。

初春「あ、有り難うございます」

上条さん「いえいえ、人として当たり前の事をしただけですよ」ゴゴゴゴゴ

初春(いや…まず貴方が人か否か怪しい……)

初春は冷静だった。

上条さん「それじゃあ、連れが待ってるのでまた!」ゴゴゴゴゴ


上条さんが去ろうとすると、初春は叫んだ。






初春「ちょっと待って下さい!」

134: 2012/02/06(月) 13:53:37.96 ID:ESZUNnSAO
上条さん「ん?」ゴゴゴゴゴ

上条さんは立ち止まる。

初春は自らの個性かつ本体の噂も名高い頭の花輪を投げ、上条さんの頭にはめた。

上条さん「これは?」ゴゴゴゴゴ

上条さんは初春に問う。

初春「お礼です!」

上条さん「有り難う!」ゴゴゴゴゴ

そんな光景を見て








一同(似合わねー)

まあ、当たり前の事を思った。

135: 2012/02/06(月) 13:57:37.14 ID:ESZUNnSAO
その後、初春の花輪はインデックスの手に渡ったのだった。















トラックの運転手だった浜面仕上はバイトをクビ。更にトラックと中の荷物の弁償、二億円を借金し、以後本格的にスキルアウトの道を突き進む。

136: 2012/02/06(月) 14:01:55.52 ID:ESZUNnSAO
上条さん「これを投稿したら花瓶の子に迷惑かけるからこのネタは除外っと」ゴゴゴゴゴ


上条さんは色々とずれている。

上条さん「他に使えるネタは……」ゴゴゴゴゴ


上条さんは思い出した。

137: 2012/02/06(月) 14:10:14.66 ID:ESZUNnSAO
上条さんの実体験2

上条さん「何で、こんな所に……」ゴゴゴゴゴ

上条さんの目の前には……








牛「モー」




なんか牛がいた。

138: 2012/02/06(月) 14:13:16.59 ID:ESZUNnSAO
牛「ブルフモー!」

牛は上条さんに向かって突進してきた。


上条さん「止まれっ!」ゴゴゴゴゴ









直後、牛は上条さんのパンチにより爆砕した。





上条さん「また……無意味な殺生をしてしまった」ゴゴゴゴゴ

上条さんは爆砕した牛の肉を集め、ビーフシチューにしたのであった。

139: 2012/02/06(月) 14:14:50.06 ID:ESZUNnSAO
上条さん「駄目だ……動物虐待で訴えられる」ゴゴゴゴゴ

上条さんはネタを投稿するのを諦めた。

149: 2012/02/06(月) 17:24:04.45 ID:ESZUNnSAO
余談 上条さんがインデックスを肩車するとき

上条さん「インデックス、肩車するぞ」ゴゴゴゴゴ

インデックス「う、うん」(またあれなんだよ)

インデックスを肩車しようとするとき、何故か上条さんの髪の毛はシュルシュルと音を立てながら縮む。
インデックス(どんな構造かわからないんだよ……)

上条さん「はい、肩車な」ゴゴゴゴゴ

インデックス「有り難うなんだよ」










上条さんには謎が多い。

150: 2012/02/06(月) 17:43:35.47 ID:ESZUNnSAO
朝十時

上条さん「夏休みで学校ないからインデックス、にらめっこしよう」ゴゴゴゴゴ

インデックス「望むところなんだよ」

上条さん「にーらめっこしましょう」ゴゴゴゴゴ

インデックス「あっぷっぷ」

上条さん「」ゴゴゴゴゴ マガオ

インデックス「」ジーッ ヘンナカオ

上条さん「」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ マガオ

インデックス「」ジーッ ヘンナカオ

上条さん「」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ マガオ

インデックス「」ジーッ ヘンナカオ

上条さん「」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ マガオ

インデックス「」(こ、怖いんだよ…)ジーッ ヘンナカオ









上条さん「アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

上条さんは笑って負けてしまった。

157: 2012/02/06(月) 22:21:42.45 ID:ESZUNnSAO
朝十一時

上条さん「インデックス、お昼ご飯だ」ゴゴゴゴゴ

インデックス「わーい!」


昼御飯のメニュー。








キャベツ二玉と一キロの豚肉、五個の玉ねぎを炒めた野菜炒めにご飯十合である。



インデックス「とうまのご飯は美味しいんだよ」ガツガツモグモグムシャムシャ

上条さん「そうかそうか」ゴゴゴゴゴ


量が尋常ではない。

158: 2012/02/06(月) 22:33:44.79 ID:ESZUNnSAO
正午

インデックス「食べたんだよ」ゲフー

上条さん「インデックス、ちょっとバイト行って来る」ゴゴゴゴゴ

インデックス「行ってらっしゃいなんだよ」







上条さんはバイトに行くようです!

159: 2012/02/06(月) 22:39:14.65 ID:ESZUNnSAO
賢い読者諸君は疑問に思ったであろう。


そう、上条さんたちの食費の問題だ。

上条さん家は、世紀末覇王、上条さん&小さなブラックホール、インデックスのコンビだ。

上条さんの食費が1日10000円、インデックスの食費が1日20000円。二人合わせて30000円だ。

1ヶ月900000円。こんな馬鹿げた食費を上条さんはどのように捻出しているか、その謎がいま明らかになる!

160: 2012/02/06(月) 22:42:39.12 ID:ESZUNnSAO
とある工事現場。

監督「」

作業員達「」


彼らは信じられないものを見る目つきで、目の前の存在を見ていた。









上条さん「ビルはこれで壊したんで代金よろしくお願いします」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ





上条さんは素手でビルを塵にする簡単なお仕事をしているのだ。

162: 2012/02/06(月) 22:48:07.36 ID:ESZUNnSAO
学園都市は常に新しいものを作りつづける。

それは建物だってそうだ。

古いビルは打ち崩し、新しいビルを作る。

上条さんはそこに目を着けたのだった。

学園都市で年間に壊されるビルの数は100棟。

上条さんは本来何百万もかかるそれを、一回二十万で請け負っているのだ。

上条さんがビルを塵にするまで約二分。

分給十万円の簡単で、効率よい仕事だ。





上条さん「それではまた」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ





一同『ば……化け物』


上条さんの貯金、現在五十万円也!

166: 2012/02/06(月) 22:58:43.18 ID:ESZUNnSAO
次に上条さんは路地裏に入る。

モブ「なんだてブゲラ」


なんか路地裏にいた不良が殴り倒された。


黄泉川「おお、精がでてるじゃん」


黄泉川が殴り飛ばされた少年を補導する。

黄泉川「上条はい、御駄賃じゃん」

上条さん「有り難うございます!」ゴゴゴゴゴ

上条さんの手には一万円札。

学園都市の治安も守れ、パンチ一発で一万円手に入るお仕事だ。

秒給千円である。

黄泉川「お前のおかげでみんな更正してるじゃん」

黄泉川「感謝してるじゃん」


上条さん「」ゴゴゴゴゴテレテレ










感謝の言葉、プライスレス!

174: 2012/02/06(月) 23:58:26.02 ID:ESZUNnSAO
午後一時

上条さん「」ゴゴゴゴゴ

女子達『』

上条さんはクレープ屋に並んでいた。

理由は至極簡単だった。









インデックスのおやつ、クレープ30個を買うためである。

175: 2012/02/07(火) 00:02:47.19 ID:Sc5UehCAO
上条さん(インデックス喜ぶかなあ)ゴゴゴゴゴ

上条さんは今日奮発しようて思ったのだ。

なにせ、インデックスにここのクレープを食べさせていないことを思いだしたのだ。

店員「いらっしゃいませ、何を頼みますか?」


上条さんはきっぱり言った。








上条さん「全種類一つづつ」ゴゴゴゴゴ




店員「」

女子達「」


上条さん「あ、持ち帰ります」ゴゴゴゴゴ


店内は凍りついた。

178: 2012/02/07(火) 01:19:31.34 ID:Sc5UehCAO
午後二時

インデックス「」ゲフー

上条さん「」ゴゴゴゴゴ

二人はクレープ三十人前完食したのだった。

179: 2012/02/07(火) 01:20:51.15 ID:Sc5UehCAO
というわけで今日はここまでです!

インターネット回線が修理中だから他スレ放置してるのが辛い……早く治れ~回線

181: 2012/02/07(火) 08:27:10.99 ID:Sc5UehCAO
午後三時

上条さん「」ゴゴゴゴゴ

インデックス「カナミン面白いんだよ」
上条さんは手の上に座布団を置き、その上にインデックスを座らせている。


上条さんの筋トレだ。

インデックス(とうま……すごいんだよ)


上条さんの筋肉は規格外だ。

184: 2012/02/07(火) 11:35:56.82 ID:Sc5UehCAO
午後四時

上条さん「インデックス、ちょっと強敵(ともだち)と会ってくる」ゴゴゴゴゴ

インデックス「わかったんだよ」(友達のニュアンスがおかしい気がするんだよ?)



上条さんは夏休み中、いつもこの時間帯に、強敵(ともだち)と会うのだった。

185: 2012/02/07(火) 11:39:39.09 ID:Sc5UehCAO
とある河川敷。


上条さん「来たぞ、強敵(とも)よ」ゴゴゴゴゴ

上条さんの眼前にいたのは……













削板「きたか、宿敵(とも)!」ドドドドド



学園都市第七位、削板軍覇だった。

186: 2012/02/07(火) 11:40:26.84 ID:Sc5UehCAO
というわけで、続きはまた後で~。















ついにソギー登場(笑)

192: 2012/02/07(火) 13:36:07.43 ID:Sc5UehCAO
学園都市第七位、削板軍覇。

身長は規格内であるが、筋肉が凝縮されているのが特徴的である。

上条さんは筋肉を自由気ままに成長させているが、削板は筋肉の密度、強度を高めている。

上条さんの筋肉が広範囲を薙払うミサイルだとすれば、削板の筋肉は精密なライフルだ。

互いにそれを知っているからこそ、この二人は拳で語り合い、互いを武の極致にまで高め合う親友なのだ。

198: 2012/02/07(火) 19:20:06.96 ID:Sc5UehCAO
上条さん「行くぞ、強敵!」ゴゴゴゴゴ

削板「ああ、宿敵!」ドドドドド



二人がそう言った直後だった。











ドーン




河川敷が爆発した。

200: 2012/02/07(火) 19:24:16.16 ID:Sc5UehCAO
土埃が晴れると、二人の強者が殴り合っていた。

二人中心に、風圧が凄いことになっていた。

上条さん「よっ」ゴゴゴゴゴ

削板「ふう」ドドドドド

一分程殴りあうが、二人には傷一つ無い。

何故ならば……









上条さん「いやーやっぱりお前との組み手は楽しいなあ」ゴゴゴゴゴ

削板「全くだ」ゴゴゴゴゴ



二人はじゃれあっていただけだった。

208: 2012/02/08(水) 01:21:46.76 ID:lHJir/YAO
おまけ(本編には関係なし)

インデックス「This way」



上条さん「小萌先生から補習授業のお知らせが……」ゴゴゴゴゴ


上条さん「なっ……」ゴゴゴゴゴ


身長ニメートル越えの極ふつうの高校生、上条さんはベランダに出て驚いた。


インデックスさん「Im hangry」GOGOGOGOGO

上条さん「で、でかい」


上条さんとインデックスさんがであったとき、物語は終わる!


続かない

209: 2012/02/08(水) 07:30:40.75 ID:lHJir/YAO
午後五時

上条さん「強敵よ」ゴゴゴゴゴ

削板「どうした、宿敵」ドドドドド

上条さん「今日夕飯一緒にくうか?」ゴゴゴゴゴ

削板「いいなあ、お前の作る飯は根性が入ってて良い」ドドドドド

通行人A(な……何? この二つの世紀末覇王オーラは?)

上条さん「じゃあ今からスーパー行こうぜ」ゴゴゴゴゴ

削板「荷物運びは手伝おう」ドドドドド





上条さんと削板はとっても仲良しなのだ。

210: 2012/02/08(水) 07:39:55.50 ID:lHJir/YAO
上条さん「いやー、悪いな。荷物持ちみたいなことやらせて」ゴゴゴゴゴ

削板「おう、鮪一匹ぐらい片手で運べる」ドドドドド

上条さん「なんかインデックスが鮪一匹丸で食いたいって言ってな」ゴゴゴゴゴ

削板「だから近畿大学産の養殖鮪か」ドドドドド

上条さんと削板は、それぞれビチビチ暴れる鮪を一匹づつ持っていた。

上条さん「今日はインデックス喜ぶなあ」ゴゴゴゴゴ

削板「一匹は俺とお前で分けるんだろう?」ドドドドド

上条さん「そうそう」ゴゴゴゴゴ









御坂(あんた達……会話がおかしい事に気がつきなさい……)

黒子(ですの……)

212: 2012/02/08(水) 09:18:47.51 ID:lHJir/YAO
その頃、上条さんと削板が殴り合った場所では……


初春「……」

黄泉川「犯人一目瞭然じゃん」

初春「あの二人は人間なのでしょうか?」

黄泉川「まあ、青春じゃん」

初春「青春……ですか」(上条さん×削板……ガチムチ×ガチムチ……今年の新刊はこれにしようかな)

佐天(上条さんは無能力者……わたしも頑張ればあの武の極致に……)

黄泉川は常識が麻痺し、初春は腐りきり、佐天さんは道を踏み外しそうになっていた。

214: 2012/02/08(水) 09:22:40.34 ID:lHJir/YAO
午後六時

上条さん「」ガッフォガッフォ

削板「」ガツガツ

インデックス「ガツガツモグモグムシャムシャペロッギシャグシャッ

上条さんと削板とインデックスはワイルドな食事をしていた。

217: 2012/02/08(水) 11:11:36.50 ID:lHJir/YAO
午後七時

上条さん「」ゴゴゴゴゴ

上条さんは夜の町を見回る。

黒子「協力有り難うですの」

今日は白井黒子がパートナーだ。

風紀委員などから上条さんは要請され、こうやって見回りをしているのだ。

上条さん「いやいや、人として当然のことだ」ゴゴゴゴゴ

黒子(心はきれいですの)

通行人「泥棒!」

浜面「逃げるぞ!」

半蔵「おう!」

黒子「風紀委員で「逃がさない」

黒子が名乗る前にはすでに上条さんは動いていた。

浜面「」

半蔵「」











二人は吹き飛ばされた。

黒子(むちゃくちゃですの……)

218: 2012/02/08(水) 11:13:42.87 ID:lHJir/YAO
その頃、常盤台寮では……


インデックス「短髪、神経衰弱弱すぎなんだよ」


御坂「」シクシク

上条さんが見回りの間、御坂がインデックスを預かるのだった。

220: 2012/02/08(水) 12:36:31.83 ID:lHJir/YAO
御坂「そういうあなたも、完全記憶能力あるのに間違えてるじゃない!」

御坂がそう言ったら……











インデックス「手加減してるに決まってるんだよ」


御坂「」シクシク



御坂は部屋の隅で体育座りになって号泣した。

223: 2012/02/08(水) 12:53:16.06 ID:lHJir/YAO
因みに、何でこんなんになったかと言うと……


御坂「ねえねえインデックス。あんたって本当に完全記憶能力ってあるの?」

インデックス「何を言い出すのかな?」

御坂「いや、今までわたし完全記憶能力の人見たこと無いからさ」

インデックス「ふうん」

御坂「神経衰弱やらない?」

インデックス「望むところなんだよ」ギラーン

というほのぼの会話が発端だったりする。

225: 2012/02/08(水) 12:58:44.65 ID:lHJir/YAO
ヒント 御坂さんは負けず嫌い

227: 2012/02/08(水) 14:42:25.34 ID:lHJir/YAO
御坂「決めた!」

シクシク泣いていた御坂は急に立ち上がり言った。










御坂「インデックス、完全記憶能力を私に教えて!」








インデックス「」(短髪の負けず嫌いはもはや病気なんだよ……)


御坂はインデックスの弟子になったようです。

228: 2012/02/08(水) 17:20:27.84 ID:lHJir/YAO
午後八時

上条さん「それじゃあ白井、ビリビリ、またな~」ゴゴゴゴゴ

インデックス「またねーなんだよ」

御坂「またね」

黒子「また今度ですの」

上条さんは白井黒子とともに常盤台寮に行き、インデックスを回収して、自身の家に帰る。



上条さん「インデックス、今日はどうだった?」ゴゴゴゴゴ

上条さんはインデックスに聞く。

インデックス「短髪は……負けず嫌い過ぎるんだよ……」

上条さん「?」ゴゴゴゴゴ


上条さんは知らない。














あの後御坂はインデックスに勝つまで神経衰弱をやり続け、インデックスも本気を出し、わずか九十分間に三十回神経衰弱をしたことを。

231: 2012/02/08(水) 18:50:50.51 ID:lHJir/YAO
午後九時

上条さん「はい、インデックス」ゴゴゴゴゴ

上条さんは暖かい緑茶をインデックスに渡す。

インデックス「うん、有り難うなんだよ!」

上条さん「何か見たいTVあるか?」ゴゴゴゴゴ

インデックス「うん、世界の料理全集見たいんだよ!」

上条さん「了解」ゴゴゴゴゴ









こうして、上条さんとインデックスの夜は過ぎていく。

234: 2012/02/08(水) 18:56:03.20 ID:lHJir/YAO
というわけで、『上条さんの日常』でした!

次はシリアスな『アウレスオスと吸血鬼頃しと上条さん』です!

書くの頑張ります!

246: 2012/02/08(水) 22:58:19.07 ID:lHJir/YAO
ステイル「落ち着け! 素数を数えるんだ! 1 2 3 5 7 11 13 17 19 23 29 31 37 41 43 47 53 59 61 !」

イギリス清教の魔術師であるステイルは動揺していた。


何故ならば……









上条さん「よっ、ステイル」ゴゴゴゴゴ



上条さんの右手には……









アウレオルス「」グッタリ



ステイル「なんでもうアウレオルスが倒されてるんだ?」

ステイルは混乱した。

248: 2012/02/08(水) 23:14:29.10 ID:lHJir/YAO
上条さん「何か姫神助けたらアウレオルス倒した」ゴゴゴゴゴ

インデックス「とうま無双だったんだよ」

姫神「上条さん。強い」








ステイル「で、でたらめだ」

249: 2012/02/08(水) 23:18:05.26 ID:lHJir/YAO
ここから先はステイルが上条さん、インデックス、姫神、アウレオルスから聞いた話である。

251: 2012/02/08(水) 23:58:10.37 ID:lHJir/YAO
上条さんとインデックスはハンバーガー屋で奇妙な少女と出会った。











姫神「ハンバーガー。やけ食いで。買いすぎた」


上条さん「何個?」ゴゴゴゴゴ


姫神「九十個」

上条さん「お得すぎだ馬鹿」

姫神「」ショボーン


そうして、上条さんは二十個のハンバーガーを、インデックスは七十個のハンバーガーを食べた。

252: 2012/02/09(木) 00:07:15.41 ID:SEgjmalAO
そして、黒服が十人ぐらい囲んだ瞬間……


上条さん「」ゴゴゴゴゴ








全員上条さんに吹き飛ばされた。

姫神「」

上条さん「何かきな臭いな。巫女さん、何か隠してないか?」ゴゴゴゴゴ



上条さんは勘が鋭い。

254: 2012/02/09(木) 00:12:50.44 ID:SEgjmalAO
そして三沢塾。

上条さん「なるほど、このビルの中にいるアウレオルスっていう男が、あんたを囲って実験してるわけか」ゴゴゴゴゴ

姫神「う。うん」







上条さん「インデックスは姫神と共に待機してくれ」ゴゴゴゴゴ


上条さん「すぐに終わらせる」



こうして、上条さんは出陣する。

255: 2012/02/09(木) 00:23:04.38 ID:SEgjmalAO
アウレオルス「憮然……な……なんだ……この化け物は……」ジョロジョロビチャビチャ


三沢塾の王、アウレオルスは失禁していた。

上条さん「ふん」ゴゴゴゴゴ

拳の一振りが壁を砕き、蹂躙する様はもはや暴君。

アウレオルス「ひ……ひみゃ~」ジョロジョロビチャビチャブリッグチャ


アウレオルスは確かに『黄金錬成』ち使えば最強の魔術師だ。


しかし、そんなアウレオルスでさえも、上条さんという生きる最強の前には膝を屈する。









上条さん「お前がアウレオルスか」ゴゴゴゴゴ




アウレオルス「必然、私は貴様に屈する」ジョロジョロビチャビチャブリッグチャネチョッ


上条さん「キモイ!」ゴゴゴゴゴ


アウレオルスは上条さんに氏なない程度に殴られた。

257: 2012/02/09(木) 00:30:03.65 ID:SEgjmalAO
上条さん「というわけだ」ゴゴゴゴゴ

ステイル「」(アウレオルス……可愛そうに……)


ステイルは噛ませ犬以下の扱いになってしまったアウレオルスを哀れんだ。

アウレオルス「」ジョロジョロビチャビチャブリッグチャネチョッ

ステイル(いつまで失禁しているんだ?)


その後、アウレオルスはイギリス清教に引き取られる事になった。











姫神「私。出番。これだけ?」


姫神は泣きかけた。

258: 2012/02/09(木) 00:32:57.38 ID:SEgjmalAO
その頃、窓の無いビルでは……



☆「アウレオルス……可愛そうに……」

学園都市理事長はアウレオルスに心のそこから同情した。

262: 2012/02/09(木) 00:36:38.21 ID:SEgjmalAO
☆「……エイワスがアヘ顔ダブルピース……」


☆「エイワスが男なら奴はホ〇」


☆「学園都市色々ダメポ」




学園都市理事長はどんどん自暴自棄になる。

266: 2012/02/09(木) 00:53:04.37 ID:SEgjmalAO
エイワス「私の思いを代弁した264を守護して良いか、アレイスター」

☆「学園都市馬鹿ばっかり」



こうしてアレイスターは引きこもりなり、クラナドが人生になって行くのだった。

267: 2012/02/09(木) 01:01:49.61 ID:SEgjmalAO
というわけでこれにてアウレオルス編終了。

このままシリアス路線では突っ走り続けます!

次回はついに『奴』登場!

271: 2012/02/09(木) 01:12:57.15 ID:SEgjmalAO
番外 ローマの騎士軍団


騎士1「これより我ら、反逆の徒であるアウレオルスを討つ!」

騎士達『おおおおおっ!』








上条さん「アウレオルスなら今倒したぜ」ゴゴゴゴゴ


騎士達『』


上条さん「じゃあな」ゴゴゴゴゴ

インデックス「じゃあね、なんだよ」

姫神「ばいばい」

アウレオルス「」ジョロジョロビチャビチャブリッグチャネチョッ

こうして、騎士達の出番はそげぶされた。


騎士達『アキバ行こうぜ』

騎士達は皆さん色々喪失てきな何かが漂ったのだった。

騎士達『ですな』

そんなかわいそうな方々の話

273: 2012/02/09(木) 01:18:05.10 ID:SEgjmalAO
番外 スフィンクス

アウレオルスを倒した後……


上条さん「」ゴゴゴゴゴ

インデックス「」

スフィンクス「」

上条さん「哺乳類はダメ」ゴゴゴゴゴ

インデックス「とうまの馬鹿!」

上条さん「ダメ!」ゴゴゴゴゴ

インデックス「この子を飼わないならとうま嫌い!」

上条さん「」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ














スフィンクスはこうして上条家の猫になった。

276: 2012/02/09(木) 07:40:05.61 ID:SEgjmalAO
その頃、木原家……


木原数多「おい、いつまでそれ見てるんだ?」

家の主、木原数多は呆れながらいう。

テレビから流れているのは、上条さんの今までの戦い。














一方通行「カカカカカカ、木ィ原くンよォ! 上条さンと戦ったら俺レベル6いけんじゃねェ?」ズキューン

学園都市第一位、一方通行は上条さんのビデオを見て立っていた。

277: 2012/02/09(木) 07:51:27.79 ID:SEgjmalAO
木原数多「確かに、削板軍覇に並ぶ世界最高クラスの『拳士』だからなあ。ただ、上条さんは無益な殺生はしないぜえ? どおすんだ、一方通行?」


一方通行「木原くンよォ! 前天井のアホが作った20000体のクローンが居たよなあ」

木原数多「ああ、近々廃棄予定だが?」

木原数多がそう言うと、一方通行は凄惨に、残虐的に笑って言った。









一方通行「ちょっとばかり役に立って貰おうぜェ」


物語は動き出す!

278: 2012/02/09(木) 08:20:01.17 ID:SEgjmalAO
その頃、上条さんは……

上条さん「はっ!」ゴゴゴゴゴ

インデックス「とうまの殺気で鑿が全て氏んだんだよ……」

スフィンクス「ニャア」

上条さんは鑿退治をしていた。

279: 2012/02/09(木) 10:06:54.53 ID:SEgjmalAO
その頃窓の無いビル。

☆「渚たんは漏れの嫁」

エイワス「とうまたんは漏れの嫁」





クラナドにはまった学園都市理事長と、守護天使は色々駄目なようです。

280: 2012/02/09(木) 10:18:18.16 ID:SEgjmalAO
オマケ……上条さんの家にあるコミックを一部紹介しよう。(今回は少年ジャンプ編)

ワンピース NARUTO ぬら孫 トリコ 北斗の拳 ハンターハンター レベルE アイシールド21 リボーン こち亀 ダブルアーツ ツギハギ漂流作家 影武者徳川家康 M0 地獄先生ぬ~べ~ アウターゾーン 花の慶次 ブリーチ Dr.スランプ ドラゴンボール 血界戦線 テガミバチ るろうに剣心 武装錬金 エンバーミング 遊戯王 プラモ狂四郎 変態仮面 などなど

284: 2012/02/09(木) 13:22:52.21 ID:SEgjmalAO
木原数多「おい、一方通行。言われた通りに連れてきたぞ」

一方通行「木原くン、サンキュー」

木原数多が連れてきたのは……











御坂00001「なんか怖いとミサカは吐露します」




一方通行編、スタート!

285: 2012/02/09(木) 13:34:35.78 ID:SEgjmalAO
次の日……午前二時

インデックス「生肉?」ムクッ

インデックスは漂ってくる新鮮な生肉の匂いを感知し、ゾンビなごとく起き上がった。

インデックス「馬刺だったら嬉しいんだよ」ノソノソ

インデックスは生肉のほうに釣られる。

そして、インデックスは玄関のドアを開けると……

286: 2012/02/09(木) 13:36:56.44 ID:SEgjmalAO

















インデックス「短髪の生肉なんだよ」ネムネム






御坂(?)が転がっていた。


インデックス「いただきまーす、なんだよ」ネボケマナコ

インデックスは持ち歩いていた醤油を倒れている御坂(?)にぶっかけ、かぶりつく。

287: 2012/02/09(木) 13:41:26.64 ID:SEgjmalAO
御坂(?)「って、ナチュラルに食べられるのは予想外過ぎるのですがどうすれば良いでしょうか、とミサカはオロオロしてみます」

インデックス「」ガジガジ

御坂(?)「というか、結構痛いから電撃を出します、とミサカは懇切丁寧に言います」ビリッ

インデックス「きゃっ!」


インデックスが叫んだ時だった。

288: 2012/02/09(木) 13:44:11.44 ID:SEgjmalAO













上条さん「インデックスになにするだーっ!」ゴゴゴゴゴムニャムニャ






寝ぼけた上条さんがインデックスの悲鳴を聞き、壁を殴り抜いて御坂(?)を殴る。

御坂(?)「ぶべれっ!」











御坂(?)は全治一年の怪我を負ったようです。

292: 2012/02/09(木) 16:35:32.18 ID:SEgjmalAO
朝……

インデックス「なにががあったかも」

上条さん「ああ」ゴゴゴゴゴ

上条さんとインデックスの二人は頭を抱える。

何故なら、彼ら二人の眼前に広がる光景は意味不明だったからだ。


インデックスの口周りは血だらけ、廊下には醤油の池、壁は打ち砕かれ二人は廊下に横たわっていたからだ。

インデックス「わけがわからないんだよ」

上条さん「だな」ゴゴゴゴゴ


上条さんは何故か御坂を殴りたくなり、インデックスは何故か御坂を食べたくなったのだが、二人ともそのことは口に出さなかった。

293: 2012/02/09(木) 16:38:50.68 ID:SEgjmalAO
木原数多「上条さん……恐るべきだな」

一方通行「あァ」

木原数多と一方通行は、意識不明になっている御坂00001を調べて愕然とした。

何故なら……











一方通行「上条さンの主食が人間だとは……」





一方通行と木原数多は間違った結論を出していた。

295: 2012/02/09(木) 18:48:41.57 ID:SEgjmalAO
こんな奇想天外な結論が出たのは、御坂00001の体に生々しい噛み傷があったからだ。

木原数多「上条さんは肉を砕き、人間を食べる顎を持っているはずだ」

一方通行「人間を食べる人間かァ……。上条さンを倒したらオレもレベル6になるなァ」


インデックスのせいで上条さんは濡れ衣を着せられた。

301: 2012/02/09(木) 20:31:12.35 ID:SEgjmalAO
一方通行は部屋に籠もる。

そして……
















一方通行「カキクカキケコカキキキキクケコカキコーっ! たぎる! ビンビンにたぎるぜェ! なンだァなンだァなンなンですかァ? 軍用クローンを食いちぎり、全治一年の怪我ァ? イカレテルイカレテルイカレテルゥゥゥゥゥゥゥゥっ! いィねいィね最高だァ! あいつを倒して臓物引きずり出して血を啜ればオレも最高だァ! カキクカキケコカキキキキクケコカキコーっ!」

一方通行はハイになった。






木原数多「育て方間違えた(ρ_;)」

302: 2012/02/09(木) 20:44:52.36 ID:SEgjmalAO
というわけで今日はここまでです。

明日はとある大学の入試なので試験終わるまで来れません。

上条さん&インデックス&作者(1)に何か質問があって書いてくれたらこの先の進行に関係ない範囲で答えます!

それではまた今度!

315: 2012/02/10(金) 20:31:58.52 ID:4eDNgvqAO
上条さん「なんか悪寒が……」ゴゴゴゴゴ

上条さんは『学園都市最強』に狙われてることを知らない。

インデックス「とうま! はい!」

インデックスは上条さんに生姜湯を渡した。

上条さん「インデックス、サンキュー」ゴゴゴゴゴナデナデ

インデックス「」テレテレ

なんか甘酸っぱかった。

316: 2012/02/10(金) 23:05:06.34 ID:4eDNgvqAO
木原数多「一方通行。どうやって上条さんを釣る?」クッチャクッチャ

木原数多は鯣を食べながら一方通行に話しかける。

一方通行「どォしよう?」モッチャモッチャ

一方通行は煮干しを食べながら答える。

打ち止め「とりあえず聞いたところによると、上条さんはお人好しらしいよ、ってミサカはミサカは報告したり!」ヌッチャヌッチャ

木原がようじょにした打ち止めは干し柿を食べながら言った。

一方通行「お人好しなァ」

一方通行は考えるのだった。










因みに、三人がこんな和風のおやつを食べているのは、木原数多の教育方針だ。

318: 2012/02/10(金) 23:15:39.16 ID:4eDNgvqAO
因みに、木原数多が打ち止めを養女にしたのは、以前一方通行が……










一方通行「幼女かわいいよなァ」ハァハァハァハァハァハァ






と言っていたので、一方通行を好きになってくれそうな幼女がたまたま居た故に木原数多は一方通行の嫁候補として打ち止めを養女にしたのだ。

ついでに言うと、打ち止めは一方通行にベタぼれである。

320: 2012/02/10(金) 23:35:26.08 ID:4eDNgvqAO
上条さん「」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

上条さんは考え事をしていた。

インデックス「」ギュー

スフィンクスを抱っこするインデックスを見て……





上条さん(インデックスかわいいな)ゴゴゴゴゴ


上条さんVS一方通行……迫る!

324: 2012/02/10(金) 23:54:18.72 ID:4eDNgvqAO
打ち止め「ねえねえあなた」ペッタリ

一方通行「どォした?」

打ち止めはムチャクチャなことを言った。








打ち止め「御坂00002を上条さんちに侵入させたら?」

一方通行「採用だァ」




一人の御坂のフラグが立ったようです!

328: 2012/02/11(土) 00:10:37.30 ID:IuHj1DdAO
そして夜……


御坂00002「幼女ェ」

御坂00002は悪態をつく。

御坂00002「御坂は食材ですか、とミサカは愚痴ります」

そういいながら御坂00002は上条さんちに侵入しようとすると……






「根性!」ムニャムニャ






御坂00002「ぷべら!」



寝相が悪すぎて、寝ながら学園都市を走り回っていた削板軍覇に御坂00002は吹き飛ばされた。

332: 2012/02/11(土) 07:21:18.41 ID:IuHj1DdAO
木原数多「むう……」

一方通行「あァン……」

打ち止め「うーん」

木原数多&一方通行&打ち止めは頭を抱える。

木原数多「上条さんとどうやって戦うか……」

一方通行「御坂妹達を使った陽動失敗だァ」

打ち止め「うーんってミサカはミサカは頭を抱えてみたり」

333: 2012/02/11(土) 11:12:01.90 ID:IuHj1DdAO
番外編 上条さんがAAに物申す

上条さん「」ゴゴゴゴゴ

上条さんは自らを表現したAAを眺めていた。

上条さん「こんなん……身長10メートル超えるじゃん」ゴゴゴゴゴ

上条さん「この1の表現だとまるで化け物のようだが、実際はどこにでもいる不幸な身長215センチの高校生だ」ゴゴゴゴゴ










上条さん「イメージ的には髪が四方八方に伸び、頭がガンカゼみたいになっているゴンさんをイメージしてくれ」ゴゴゴゴゴ



上条さん「俺のAAを考えてくれたみんなありがとう!」ゴゴゴゴゴ

上条さん「引き続き『上条さん』のAAは募集中だ」ゴゴゴゴゴ

上条さん「それではまた本編で!」ゴゴゴゴゴ

336: 2012/02/11(土) 14:05:28.30 ID:IuHj1DdAO
木原家……

木原数多「上条さんと戦ったら多分お前はレベル6になる。だが……どうやって上条さんを引き出すか、だ」

一方通行「だなァ」

打ち止め「ねえ、あなた」

一方通行「どォしたァ、クソガキ」

そして、打ち止めは言う。










打ち止め「ミサカたちを虐[ピーーー]るふりをして、血をばらまいたらどうかな、ってミサカは言ってみる」



一方通行「はァァァ?」
木原数多「はいいいいっ?」

一方通行と木原数多はあきれ果てる。

打ち止め「だから、東映あたりから殺陣のセットを借りて、あたかも『一方通行が御坂美琴のクローンを虐頃している』みたいにすれば良いんじゃない、ってミサカはミサカは提案してみる!」


打ち止めは馬鹿だった。

だが……








一方通行&木原数多『名案だ!』



この二人はずれていた。

339: 2012/02/11(土) 14:24:26.81 ID:IuHj1DdAO
木原数多「喜べ一方通行、東映から殺陣セットを借りてきた」


一方通行「木原くンナイス!」


打ち止め「これで完璧だね!」

御坂00003(こいつら馬鹿だ、とミサカは呆れます)


木原家は馬鹿ばっかりだった。

341: 2012/02/11(土) 14:31:25.69 ID:IuHj1DdAO
そのころ、上条さんは……









上条さん「金剛番長マジで人間離れしてるな」ゴゴゴゴゴ





インデックス(とうまも十分なんだよ……)


金剛番長にはまったようです。

342: 2012/02/11(土) 14:37:11.79 ID:IuHj1DdAO
木原数多「よし! 御坂クローン達を集めて殺陣の練習だ」

一方通行「おォォ!」

打ち止め「じゃあみんな集めるね!」









御坂00003(こいつら馬鹿だ、とミサカは絶望します)


一方通行は斜め向こうに進んだ。

343: 2012/02/11(土) 14:50:56.89 ID:IuHj1DdAO
そして、常盤台寮にて。



黒子「お姉さま、聞きました?」

御坂「何を?」



そして黒子は都市伝説を言う。







黒子「第三位のクローンが製造されて、第一位をレベル6にするために殺されている、という話ですわ」





御坂「」

御坂美琴は絶句した。

344: 2012/02/11(土) 14:54:15.58 ID:IuHj1DdAO
因みに…実際には


木原数多「おい、そこの御坂! 鶏の血の袋はもっと良いタイミングで破裂させろ!」

御坂クローン「イエッサー!」

一方通行「さァ、練習再開だァ!」

御坂クローン『おおおおおおおおっ!』(一方通行バカだ)



なんかスポ魂みたいな流れになっていた。

345: 2012/02/11(土) 17:28:55.51 ID:IuHj1DdAO
番外編 アウレオルスのその後

アウレオルス「」ジョロジョログチャビチョブリッ

ステイル「」アゼン

神裂「見ての通り……上条さんに対する恐怖で、まだ失禁しています……」

ステイル「まあ……確かにあれは恐怖だからな……」

アウレオルス「ウヘヘヘヘ……上条さんが……上条さんがくる~」ジョロジョログチャビチョブリッベチョ

ステイル「時が彼を治すのだろうか?」
神裂「わかりません……」

神裂とステイルは哀れんだ目でアウレオルスを見る。

アウレオルス「」ビチョブリッベチョグチャビチョブリッベチョグチャビチョブリッベチョグチャ

347: 2012/02/11(土) 19:45:41.47 ID:IuHj1DdAO
御坂美琴「なんですって?」

御坂美琴は燃え盛る研究所のど真ん中にいた。

芳川「ええ、廃棄寸前のクローンを一方通行と木原数多が引き取ったわ」

御坂美琴(なら……都市伝説は本物?)

御坂美琴はこの町の闇に触れた。

御坂美琴(第一位……一方通行。……止めなきゃ!)

御坂美琴はつかんでいた芳川を投げる。

芳川「ぶべろっ!」




こうして上条さんと一方通行のラインが出来上がった。

350: 2012/02/11(土) 20:02:27.44 ID:IuHj1DdAO
御坂美琴は走る。

上条さんの筋肉駆動を再現し、機動速度、筋力を上げた状態で学園都市を走り抜く。

御坂美琴「くっ! 何処なの?」

しかし、東京都の西を開拓しただけあり、学園都市は広い。

御坂はなかなか一方通行を見つけられなかった。

御坂美琴「許さない……一方通行!」

御坂美琴の怒りは頂点に達した。

351: 2012/02/11(土) 20:05:48.49 ID:IuHj1DdAO
そして……御坂美琴は達する。













血に彩られた惨劇に






御坂美琴「見つけたぞ! 一方通行!」
一方通行「あァン?
なンなンですかァ?」





第三位VS第一位。

これより開幕!

353: 2012/02/11(土) 20:08:16.35 ID:IuHj1DdAO
そのころ……

アレイスター「クラナドは……我が人生……」

エイワス「」シコシコシコシコドピュ









エイワス「上条さん


もうそろそろこの二人は駄目だ。

358: 2012/02/11(土) 20:32:47.48 ID:IuHj1DdAO
御坂美琴「くっ」

御坂美琴は膝をつく。

御坂美琴(こいつ……強い……)

御坂美琴は口の端についた血を舐めとる。

一方通行「なァるほど、第三位はこんなかンじのつよさか」

一方通行は柳のような肢体をかざすように立つ。

御坂美琴(上条さんに追いつこうと、無理矢理電気で体を動かす私についてくるなんて……こいつ何者?)

戸惑う御坂美琴に向かって、一方通行は宣言する。










一方通行「木原流拳法師範代、一方通行。来てやるぜェ」



359: 2012/02/11(土) 20:34:06.52 ID:IuHj1DdAO
そして、決着はつく。













一方通行「ベクトル当て身!」


御坂美琴「ぐふっ」


御坂美琴は二度目の敗北をした。

360: 2012/02/11(土) 20:44:20.39 ID:IuHj1DdAO
そのころ……


原谷「ソギー」

削板「ん? どうした?」

削板の友人、原谷は聞く。




原谷「ソギーは誰と本気で闘いたくない?」



それは純粋な気持ちで聞いた質問だった。

362: 2012/02/11(土) 20:49:23.72 ID:IuHj1DdAO
削板「まず一人上条さんだ」

原谷「やっぱりかあ」

削板「あいつは強い。肉体的にも精神的にもだ」

原谷「ふうん」

削板「だが、俺が闘いたくないのはもう一人いる」

原谷「誰?」

その質問に削板は重々しく答える。










削板「一方通行……学園都市第一位にして木原流拳法師範代だ」



原谷「第……一位……」

原谷はスケールの大きな話に唖然とする。

363: 2012/02/11(土) 20:54:23.33 ID:IuHj1DdAO
削板「第一位……格闘に必要な防御を能力で行い、自らのもやし肉体の弱点をカバーする。筋肉が無い分弱そうに見えるが、あの男は強い」

原谷「は……はあ」

削板「養父である木原数多から教えられた木原流拳法を身につけ、能力なしでも十分に強い」

原谷「見た目モヤシなのに……」

削板「毒入りモヤシだと思えばいいな」


なんて会話が広げられていた。

367: 2012/02/11(土) 21:23:05.51 ID:IuHj1DdAO
次の日の朝

上条さん「」ゴゴゴゴゴ

上条さんは困惑した。

何故なら……







黒子「」エグッヒグッグースカピー


白井黒子が上条さんの寝室であるバスルームで泣きながら寝ていたからだ。

368: 2012/02/11(土) 22:54:28.11 ID:IuHj1DdAO
上条さん(待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て)ゴゴゴゴゴ

上条さんは狼狽する。

上条さん(俺は白井と何もしてない俺は白井と何もしてない俺は白井と何もしてない俺は白井と何もしてない俺は白井と何もしてない俺は白井と何もしてない)ゴゴゴゴゴ

上条さんはパニクった。

上条さん(何で白井が此処に? まさか寝ぼけて越えてはいけない一線を?)ゴゴゴゴゴ

上条さんは何が何だか解らなかった。

369: 2012/02/11(土) 23:50:42.15 ID:IuHj1DdAO
黒子「」パチクリ

上条さん「」ゴゴゴゴゴ

上条さんは心臓が止まりかけた。

上条さんが焦ってその時









黒子「上条さん! お姉さまを助けて下さいですの!」

黒子は大粒の涙を流した。

374: 2012/02/12(日) 07:57:45.97 ID:0TROVVYAO
白井黒子は上条当麻の実力をよく知っている。

それは、上条当麻が風紀委員の要請に従って手伝いに来ているからだ。(上条さんの日常編参照)

だからこそ、彼女の敬愛する人物が危機に陥った時、白井黒子は上条さんに助けを求めようと思ったのだ。

375: 2012/02/12(日) 08:02:38.42 ID:0TROVVYAO
上条さん「どうした、白井?」ゴゴゴゴゴ

上条さんは冷静になり、黒子に聞く。

黒子「はい……それが……」

こうして黒子は昨日起きた事を語る。

376: 2012/02/12(日) 08:12:03.76 ID:0TROVVYAO
昨夜……

黒子「お姉さま……」ハアハアクチュクチュ

その日の夜、白井黒子は御坂美琴をオカズにしていた。

黒子「」ハアハアハアハアハアハアハアハアハアハアハアハアハアハアハアハアハアハア

なんか色々と駄目な事をしている時だった。













寮監「白井! 大変……」








寮監は大変、のあと絶句した。



黒子「」キマズーイクウキ


そして寮監は叫ぶ。




















寮監「変態だああああああああああああああああああああああああああああああっ!」

377: 2012/02/12(日) 08:19:41.23 ID:0TROVVYAO
その後十分ほど気まずい空気が流れ、寮監は口を開いた。

寮監「御坂美琴が入院した」

黒子「お姉さまが!?」

黒子は驚くと同時に『御坂美琴を強襲してイチャラブチュッチュッする』計画を瞬時に7562パターン考えついた。

しかし、その後の寮監の言葉が黒子を絶望させる。
















寮監「気絶して第七学区の病院の前に打ち捨てられていた御坂は、顔に『中学生はババァ』と言う言葉を書かれていたんだ……」










黒子「」プチン




白井はぶちぎれた。

379: 2012/02/12(日) 09:48:19.50 ID:0TROVVYAO
上条さん「それで、ビリビリは?」ゴゴゴゴゴ

黒子「はい、ダメージが大きすぎて治療中ですの」

上条さん「くっ」ゴゴゴゴゴ

上条さんは唇を噛む。

黒子「色々きな臭いですの」

上条さんは言った。

上条さん「白井、犯人が誰か調べてくれ」ゴゴゴゴゴ

黒子「合点承知ですの」


こうして黒子は動き出す。

380: 2012/02/12(日) 09:51:23.64 ID:0TROVVYAO
そのころ……

木原数多「一方通行……お前ひでぇな」

一方通行「あァン?」

木原数多「いや、倒した第三位の顔に『中学生はババァ』って油性マジックで書くなよ……」

一方通行「病院に運ンでやったからイーブンでェす」

木原数多(第三位哀れ……)

木原数多は御坂美琴に同情した。

385: 2012/02/12(日) 12:57:39.89 ID:0TROVVYAO
木原数多「ってか、お前やっぱり口リコン?」


木原数多が一方通行に聞き、一方通行が答える。














一方通行「口リコンで何が悪い!」

木原数多「」

一方通行は開き直ったようです。

386: 2012/02/12(日) 13:08:57.44 ID:0TROVVYAO
閲覧注意

















一方通行「そうさァ、口リはかわィィンだよォォォォォォっ! 未だ未成熟って事がそそるンだよォ! そうさ、そうなンだよ! オレは口リコンですゥ! 幼稚園の登園風景とか心踊りますが何かァ? ちっぱィ最高じゃねェか! あァ、堂々と恥じることなく言ってやるよ、木原くン! オレは口リコンでペOさ。学園都市口リコン第一位さ! それの何が悪ィ? 打ち止め以外の幼女は老けたらババァなンですよォ!」



木原数多「打ち止めは?」






一方通行「打ち止めは天使。異論は認めねェ」

木原数多(一応打ち止めは特別か)

木原数多は呆れるのだった。








御坂クローン達(口リコンきめぇ)

397: 2012/02/12(日) 14:57:46.34 ID:0TROVVYAO
上条さん「はっ、はっ、はっ」ゴゴゴゴゴ

その日の夜、上条さんは夜の学園都市を走っていた。

黒子からの報告により、御坂美琴を倒し、痛めつけたのが学園都市第一位『一方通行』だという事を知った上条さんは、一方通行を探し走りまわる。

上条さん(勝てるのか? こんな弱い俺が学園都市第一位なんかに)ゴゴゴゴゴ

上条さんは自らの胸の中の不安に怯える。

上条さん(勝てるのかはわからない。だが、ビリビリを傷つけたのは許さない!)ゴゴゴゴゴ

上条さんは情に厚い。

大事な友人の敵を討つ事を考えるのみだった。









上条さん(最悪、氏ぬことも覚悟だな)ゴゴゴゴゴ


上条さんは疾走する。

399: 2012/02/12(日) 14:59:16.66 ID:0TROVVYAO
その頃……


インデックス「とうま大丈夫かなあ」

黒子「あの殿方なら大丈夫ですの」

黒子はインデックスの護衛を上条さんから頼まれたので、インデックスを護衛していた。

400: 2012/02/12(日) 15:02:15.77 ID:0TROVVYAO
同時刻……

一方通行「御坂達……氏んだフリだァ」

一方通行は御坂クローン達に指示を出す。

木原&打ち止め「ま……まさか」

一方通行は邪悪に笑う。













一方通行「上条さンが来るぜェ」




最強と最強の戦いが始まろうとしていた。

402: 2012/02/12(日) 15:16:12.06 ID:0TROVVYAO
その頃……

☆「上条さんと一方通行がぶつかる……だと……」

エイワス「上条さん……」ハアハアハアハアハアハアハアハアハアハアハアハアハアハアハアハア

学園都市理事長は真面目になり、守護天使は駄目なままだった。

404: 2012/02/12(日) 18:04:22.41 ID:0TROVVYAO
上条さんは強者の気配を感じ、その方向に向かって走る。

上条さん「」ゴゴゴゴゴ

そして彼は絶句する。













御坂美琴「行っちゃ駄目! これは私の問題よ」





ボロボロになった御坂美琴が居た。

405: 2012/02/12(日) 19:31:02.88 ID:0TROVVYAO
上条さん「ビリビリ……あくまでも邪魔する考えか?」ゴゴゴゴゴ

上条さんはじっと御坂を見つめる。

御坂「ええ、私はあんたを巻き込みたくない」

上条さん「お前……」ゴゴゴゴゴ

上条さんは拳を握る。










上条さん「無理矢理推し通る、と言えば?」ゴゴゴゴゴ




御坂美琴は高らかに言う。









御坂「学園都市第三位の実力見せてあげる」






上条さん対御坂美琴、開幕!

406: 2012/02/12(日) 19:51:36.33 ID:0TROVVYAO











上条さん「くっ!」ゴゴゴゴゴ




御坂「あんた、もう諦めなさい!」


そう言いながらも、御坂は動揺する。

何故なら……









御坂(超電磁砲を14回素手で掴む……流石ね……)





御坂美琴は躊躇なく戦う。

しかし、上条さんはそれを全て防ぐ。

御坂美琴は叫ぶ。


御坂「あんた、いい加減に攻撃してきなさいよ!」


そして、上条さんは攻撃をしてこなかった。

407: 2012/02/12(日) 19:56:48.30 ID:0TROVVYAO
上条さん「」ニヤッゴゴゴゴゴ

上条さんは御坂の言葉を聞いて、不敵に笑う。

御坂「何が可笑しい!」ドンガラガッシャーン


御坂は特大の雷を落とす。


しかし上条さんは避けることなく、右手で止める。

御坂「何で……何で避けないのよ!」

御坂は泣きかけだった。

そんな御坂に上条さんは……







上条さん「バーカ」ゴゴゴゴゴ





そう言った後、にこりとしながら上条さんは言う。

408: 2012/02/12(日) 19:59:43.68 ID:0TROVVYAO













上条さん「俺は友達を殴るためにこの力を手に入れたんじゃない……」ゴゴゴゴゴ






御坂「え……」


御坂は戸惑う。

上条さんは間髪入れずに言う。









上条さん「大事な友人を守るためだ」ゴゴゴゴゴ







御坂「」ブワッ


御坂美琴は大粒の涙を流した。

413: 2012/02/12(日) 20:46:48.49 ID:0TROVVYAO
御坂「」エグッヒグッグチャ

御坂は涙と鼻水で顔面グチャグチャだった。

上条さん「じゃあ、俺は行く」ゴゴゴゴゴ

上条さんは御坂にハンカチを渡して、橋の向こうに行こうとした。








御坂「ねえ!」






御坂は叫ぶ。

上条さん「どうした?」ゴゴゴゴゴ

上条さんは振り向く。

御坂「生きて帰って来なさい!」

御坂はそう叫んだ。





上条さん「わかってるよ」ゴゴゴゴゴ


上条さんは迷う事なく進む。

416: 2012/02/12(日) 20:57:20.68 ID:0TROVVYAO
仄かに香る血の匂い。

上条さんはその匂いに従って歩く。





上条さん「」ゴゴゴゴゴ




そして上条さんは出会う。












一方通行「あィたかったぜェ、上条さンよォ!」






御坂のクローンの氏体が山となり、その上に最悪が君臨する。


上条さん「貴様っ!」ゴゴゴゴゴ



上条さんはぶちぎれた。


417: 2012/02/12(日) 21:01:46.91 ID:0TROVVYAO
一方通行「カカカカッ! 上条さンよォ! 興奮すンの早いねェ!」


一方通行はベクトル操作で氏んだふりをしている御坂クローンたちを、猟犬舞台が待機している場所に飛ばす。








一方通行「さァ、やり合おうぜェ! 上条さンくゥン!?」






上条さん「テメエェェェェェっ!」ゴゴゴゴゴ


これより、最強と最悪の戦いは始まる。

424: 2012/02/12(日) 23:08:18.75 ID:0TROVVYAO
一方通行「カキクケコカキコカカカココカケキケコカコカカケ!」

上条さん「くっ!」ゴゴゴゴゴ

上条さんは飛んできた鉄鋼10本を殴り飛ばす。

429: 2012/02/13(月) 00:10:19.36 ID:bnFX51tAO
一方通行「イィネェイィネェ最高だァ! 鉄鋼10本を殴り飛ばすだァ? 流石最強だァ! オレのアソコも勃っちゃうぜェ!」

一方通行は最高にハイになっていた。

上条さん(流石学園都市第一位……。強い!)ゴゴゴゴゴ


上条さんは落ちていた鉄骨を投げる。

一方通行「カキクケコカキコカカカココカケキケコカコ!」

一方通行は奇怪な叫び声をあげながら跳ね返す。

431: 2012/02/13(月) 00:15:01.94 ID:bnFX51tAO
上条さん(奴は最強……俺は最弱……)ゴゴゴゴゴ

上条さんは己の弱さを悔いる。

上条さん(俺にステイルや神裂、ビリビリ、削板、インデックスたちのような強さがあったら……)ゴゴゴゴゴ

上条さんは己の弱さを恥じる。

上条さん(俺は……友人一人救えないのか?)ゴゴゴゴゴ

上条さんは自己を卑下する。

432: 2012/02/13(月) 00:19:23.81 ID:bnFX51tAO
一方通行「上条さンくゥン!? なァにボケーっとしてるンですかァ?」

一方通行はベクトル操作でビルを飛ばす。












上条さん「五月蝿い」ゴゴゴゴゴ








上条さんのパンチ一撃でビルは砕ける。




一方通行「」ズギューン

一方通行は恐怖と喜びと違和感が混じった奇妙な感情を持った。

436: 2012/02/13(月) 00:28:40.51 ID:bnFX51tAO
上条さん「ふざけんな」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

一方通行「」

上条さんの殺気に一方通行は黙った。

上条さん「俺の友人を傷つけ、そのクローンを頃したテメエは許さねえ」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

上条さんは怒りを露わにする。(括弧の中はルビという設定で)











上条さん「来いよ、最強(クソヤロウ)、仲間ひとり助けられない最弱(バカヤロウ)が相手してやる」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ



一方通行は歪に笑って言う。


一方通行「イィぜ、最強(ヒーロー)。最悪(ゴミクズ)が相手してやらァ」


互いに殺気をばらまく。

437: 2012/02/13(月) 00:45:11.29 ID:bnFX51tAO
一方通行「圧縮ゥ圧縮ゥ圧縮ゥ圧縮ゥ圧縮ゥ圧縮ゥ圧縮ゥ圧縮ゥ圧縮ゥ圧縮ゥ圧縮ゥ圧縮ゥ圧縮ゥ圧縮ゥ圧縮ゥ圧縮ゥ圧縮ゥ圧縮ゥ圧縮ゥ圧縮ゥ圧縮ゥ圧縮ゥ圧縮ゥ圧縮ゥ圧縮ゥ圧縮ゥ圧縮ゥ圧縮ゥ圧縮ゥ!」


一方通行はプラズマの球を作り上げる。

一方通行「上条さンくゥン!?」

放たれる一撃は必殺必中の一撃。

上条さん「はっ!」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

上条さんはそれを右手で壊す。

一方通行「最高だァ」

一方通行は笑う。

439: 2012/02/13(月) 01:13:41.13 ID:bnFX51tAO
上条さんは一気に距離を詰める。

上条さん「はっ!」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

一方通行「ビブルチ!」

一方通行は上条さんの右手に殴られ、100メートル飛んだ。

441: 2012/02/13(月) 01:20:59.41 ID:bnFX51tAO

















上条さん(こいつ……弱い?)ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ







上条さんはきょとんとする。

451: 2012/02/13(月) 08:03:03.58 ID:bnFX51tAO
一方、殴り飛ばされた一方通行は……












一方通行(かーっ、上条さンくゥンつェなァ。殴り飛ばされたのは木原くン以来かァ)





一方通行は揺れる脳をベクトル操作で止めて考える。


一方通行(勝ちてェなァ……勝ちてェよなァ……)



一方通行は涙を流した。

勝利への強い願望。










それが一方通行に変化をもたらす。

452: 2012/02/13(月) 08:08:08.45 ID:bnFX51tAO
一方の上条さん。


上条さん「そうか!」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ



上条さんは気がついた。











上条さん(そうか、『最強』だからこそ奴は弱いんだ! 能力任せの防御だから、殴られる事に耐性がないんだ!)ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ







上条さんは一縷の希望を見いだす。


上条さん(もしかしたら、最弱の俺でも勝てるかも)ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


上条さんは前に進む勇気を得た。

453: 2012/02/13(月) 08:34:46.83 ID:bnFX51tAO
一方通行「なァっ!?」

一方通行は自らの体の変化に驚く。










一方通行(演算能力が上がった?)






一方通行は息をのむ。










一方通行(勝てる……勝てるぜェ!)






学園都市最悪は立ち上がる。

454: 2012/02/13(月) 10:59:50.22 ID:bnFX51tAO
そして、一方通行は覚醒する。












一方通行「カキクケコカキコカカカココカケキケコカコカカキケカクカキキカキクケコカキコカカカココカケキケコカコカカキケカクカキキカカキケカクカキキカカカカッカァァァァァァァァァァァァァァァっ!」







一方通行は奇声をあげならが立ち上がる。








上条さん「流石最強……あの程度のダメージは影響無しか」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

上条さんは気を引き締める。

461: 2012/02/13(月) 13:24:33.82 ID:bnFX51tAO
その頃、木原数多と打ち止め、猟犬部隊、御坂クローン達は遠くまで避難していた。

木原数多「あいつら……人間じゃねぇ」

打ち止め「ミサカも同意してみたり……」

猟犬部隊「いや、マジでぱねえ……」

御坂クローン達「というか、なんなんですか……とミサカは呆れます」



誰もが上条さんと一方通行の戦いに驚愕するのだった。

462: 2012/02/13(月) 13:28:38.60 ID:bnFX51tAO
一方通行「くらェ! 上条さンゥン!?」


一方通行はトラクターを上条さんに飛ばす。

上条さん「このっ!」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

上条さんはトラクターを掴み、砕く。

一方通行「なァるほど! てめェには物を飛ばすのは悪手だなァ!」


一方通行は歪に笑う。










一方通行「なら接近戦だァ」





一方通行は悠々と歩き、近づく。



上条さん「む」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


上条さんは歯を食いしばる。

463: 2012/02/13(月) 13:34:25.08 ID:bnFX51tAO
此処で皆さんに一つの事実を知って貰いたい。












一方通行は『幻想頃し』の存在を知っている。








当たり前だ。

恋人のように戦う事を望んだ相手。


木原データベースの中に幻想頃しについても入っている。

故に、一方通行は上条さんの右手に注意して戦う。

464: 2012/02/13(月) 13:37:13.77 ID:bnFX51tAO
一方通行「いくぜェ! 最強!」


上条さん「来い! 最強!」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


上条さんと一方通行は互いを認め合う。


故に二人には理解できた。



これで決着がつくと。








一方通行「カカカカッ!」

上条さん「はっ!」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

465: 2012/02/13(月) 14:17:23.51 ID:bnFX51tAO
一方通行は血流を逆転させる戦法をとろうとしたが……





上条さん「遅い!」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ




上条さんは背後に回る。


一方通行「速すぎるゥ!」

466: 2012/02/13(月) 14:23:05.57 ID:bnFX51tAO
そして、呆気なく決着はつく














上条さん「歯ぁ食いしばれ、最強(さいじゃく)。俺の最弱(さいきょう)はちょっと響くぞ?」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ








一方通行「糞がァ!」



斯くして決着はついた。

467: 2012/02/13(月) 14:25:17.23 ID:bnFX51tAO
一方通行はビルを突き破りながら吹き飛ばされる。

上条さんはその場に倒れ伏した。

471: 2012/02/13(月) 16:24:36.66 ID:bnFX51tAO
とある場所……


木原数多「よお、一方通行」

木原数多はその場に転がっている人物に話しかける。







一方通行「オレは……負けたのかァ?」







学園都市第一位は、無様に転がっていた。

木原数多「引き分けだ」

一方通行「カカっ! そォか……」

木原数多「お前が最後の最後に叩き込んだベクトル攻撃が利いたな」

一方通行「そォかァ」


一方通行は無邪気に笑う。


そう、一方通行は敗北する瞬間、上条さんに一撃を叩き込んだのだ。

学園都市第一位の意地であった。


一方通行「なァ……木原くン」

木原数多「どうした、一方通行?」

一方通行は半ベソで言った。










一方通行「わりィな、レベル6になれなくて……」






学園都市第一位は涙を流した。

472: 2012/02/13(月) 16:27:04.66 ID:bnFX51tAO
木原は一方通行に言う。












木原数多「気にすんじゃねぇよ、バーカ」







一方通行は無言になる。

木原数多「さ、帰るぞ。打ち止めたちと打ち上げだ」

一方通行「ははっ。最高だァ」



木原数多に一方通行は運ばれる。


一人の少年の挑戦は終わった。

473: 2012/02/13(月) 16:36:57.79 ID:bnFX51tAO
倒れ伏す上条さん。











彼は涙を流していた。

薄れゆく意識の中、彼はつい先日起きた出来事を思い出した。





それは彼が自らを最弱と定義するに至った忌まわしい事件。








幻想御手事件。




上条さんの意識は途切れ、あの忌まわしい事件を思い出す。

474: 2012/02/13(月) 16:37:39.39 ID:bnFX51tAO








次回より『幻想御手』編スタート!








476: 2012/02/13(月) 18:42:40.22 ID:bnFX51tAO








強くなりたい






それは人類が普遍的に持つ願望だ。

だが、過ぎた願望は身を滅ぼす。






例えば、ドーピング。

あれは『健康』を対価にして『強さ』を手に入れる。


これはそんなお話。

477: 2012/02/13(月) 18:47:23.12 ID:bnFX51tAO
佐天涙子はどこにでもあふれて、どこまでもありふれている無能力者だ。

彼女は一人ぼやく。







佐天「上条さんかぁ」






彼女は無能力者であるが、憧れている人物がいる。








上条さん



学園都市最強の無能力者である。

479: 2012/02/13(月) 20:39:30.19 ID:bnFX51tAO
上条さんは彼女の友人である初春を助けた。


能力など使わず、素手でだ。


あの日以来彼女の頭のなかは『上条さんを超えたい』という願望しかなかった。









あんな最強に成りたい。


佐天涙子が抱いた願いは荒唐無稽ではあったが、強い願いだった。

481: 2012/02/13(月) 21:38:20.19 ID:bnFX51tAO
そんな思いを佐天涙子が抱いているまさにその時。










御坂「幻想御手?」


黒子「はいですの」

御坂「それ……何?」


御坂は小首を傾げる。

その問いに黒子は答える。

482: 2012/02/13(月) 22:07:04.54 ID:bnFX51tAO










黒子「能力をレベルアップさせる道具ですの」







御坂「はあ? そんな便利な物が出来たの? 時代も進歩したわね」


そう御坂が感心したが、黒子はフルフルと首を横に振る。


黒子「お姉さま、幻想御手には『代償』が付き物ですの」



御坂「代償?」

御坂はまた首を傾げる。






黒子「使ったらしばらく昏睡状態になるのですの」




御坂「駄目じゃん!」



御坂は立ち上がって叫ぶ。


黒子「ええ。だから私たちも今幻想御手を規制中ですの」

御坂「はぁ。大変ね」

黒子「ですの~」



なんて会話を御坂と黒子はしていた。

483: 2012/02/13(月) 22:13:13.25 ID:bnFX51tAO
話は再び佐天涙子に戻る。

佐天涙子「強くなりたい……誰よりも強くなりたい……」

佐天涙子は並大抵の強さでは納得しなくなってしまった。

彼女の友人である『能力者最高峰』御坂美琴。

彼女の憧れの人である『無能力者最強』上条さん。

この二人を彼女は見てしまったが故に、佐天涙子は最強に成りたい、という願いを『信仰』という領域まで『昇華』してしまった。









佐天涙子「絶対に……『最強』になってやる」



佐天涙子の中に狂気が渦巻く。

484: 2012/02/13(月) 22:21:05.35 ID:bnFX51tAO
狂気には必ずそれを利用しようとする者も現れる。













脱ぎ女「あなた、最強になりたいの?」







最強になりたいと強く願い、信仰する佐天の元にも、『佐天涙子の狂気を利用しようとする悪意』が現れる。

486: 2012/02/13(月) 22:58:51.02 ID:bnFX51tAO
佐天「あなたは?」

佐天涙子は問う。


脱ぎ女「わたしは……ごめんなさい。暑いから脱ぐわね」


佐天「」


佐天の目の前の女はいきなり脱ぎはじめ、パンツとブラジャーオンリーの服装になる。

脱ぎ女「と言うわけで、私は木山春生」


痴女は胸を張る。








木山「あなたを最強に出来るわよ?」




佐天「」キュン


佐天はときめいた。

490: 2012/02/13(月) 23:24:07.72 ID:bnFX51tAO



そして10分後、木山春生はベンチに座っていた。


木山「全く、女子中学生に警戒されない喋り方は疲れるものだ」

木山は溜息をついた。

木山「そう思うだろう? 猫ちゃん?」


スフィンクス「ニヤア」

木山「ふう」





こうして種は蒔かれた。

494: 2012/02/13(月) 23:46:44.28 ID:bnFX51tAO
同時刻……












佐天さん「はは……ははははははははははははははははははははははははははは っ!」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ




木山春生は大誤算をした。

佐天涙子は空力使いの素質があったから木山は佐天涙子に幻想御手を渡した。

しかし、佐天涙子は最強を願い『考え続けた』少女だ。


能力はレベル5相当になり、上条さんを凌駕する230センチメートルの肉体を手に入れた。











佐天さん「わたしが……最強だ!」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ




佐天さんは窓から飛び出し、どこかに飛びさる。

498: 2012/02/13(月) 23:58:56.09 ID:bnFX51tAO
不良「がはっ」

不良は生命の危機を感じた。


なぜなら……













佐天さん「あはははははははは。人間って一発殴ったら内臓シェイクになるんだ」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


力を傍若無人に振る舞う『暴君』が居たからだ。

不良「てめえ……上条さんか?」


不良は『最強の無能力者』の可能性を考えた。

しかし……



佐天「ハズレ」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


不良は遠くまで飛ばされた。


佐天さん「私の『暴君暴風』(タイラントハリケーン)にかなうと思った?」


佐天さんは歪に笑う。

499: 2012/02/14(火) 00:03:13.51 ID:HD893OTAO






『暴君暴風』





佐天涙子が開花させたレベル5相当の空力使い能力。


周囲の風のベクトルとスカラーを自由自在に操る能力。

佐天涙子がこの能力を開花させることが出来たのは、『第一位はベクトル使い』という噂と、自分の友人である『電気のスカラーを操る』御坂美琴がいたからだ。

故に、簡単にベクトルとスカラーを操作するという『イメージ』が簡単に編み出せたのだ。

501: 2012/02/14(火) 00:26:01.77 ID:HD893OTAO
その頃、上条さん家。


インデックス「~」

上条さん「♪」ゴゴゴゴゴ


上条さんとインデックスはとても上機嫌だった。

何故なら……









インデックス「明明後日かおりとステイルととうまと一緒にご飯~」

上条さん「楽しみだな」ゴゴゴゴゴ

上条さんとインデックスは友達とご飯を食べるのが好きなのだ。

505: 2012/02/14(火) 07:16:39.37 ID:HD893OTAO
次の日……常盤台寮にて。

寮監「御坂、白井、お客様が応接間に来ているぞ」

御坂「わかりました」

白井「わかったのですの」

朝食を食べようとしていた白井と御坂は応接間に向かう。

そこにいたのは












初春「ミザガザン~、ジライザン~」エグッヒグッグスッエグッヒグッグスッ




御坂「」ヒキッ

黒子「」ヒキッ

御坂と黒子がどん引きするほど泣いている初春だった。

そして、彼女は言う。








初春「ザデンザンがいなぐなりまじだ~」エグッヒグッグスッエグッヒグッグスッ

御坂「はぁ?」

黒子「ええっ、ですの!」

506: 2012/02/14(火) 07:55:56.64 ID:HD893OTAO
補足 一方通行戦後の各人の身長


上条 168センチメートル
インデックス 148センチメートル
ステイル 2メートル越え
小萌 135センチメートル










上条さん 218センチメートル

507: 2012/02/14(火) 08:29:03.41 ID:HD893OTAO

路地裏

麦野「あ……あん!」


学園都市第四位、麦野沈利は襲われていた。











佐天さん「第四位の肌って白くて綺麗ですね~」ペロッゴゴゴゴゴ


麦野「はふっ!」



佐天さんは麦野をいけない道に引き込んだ。

508: 2012/02/14(火) 08:33:33.37 ID:HD893OTAO









佐天涙子は僅か1日で『上条さん並みの肉体』と、『暴君暴風』を制御した。


佐天さんは実力試しに、鮭弁を買いに彷徨いていた麦野沈利に戦いを挑み、勝ったのだ。







で、ボロボロになった麦野をみて、佐天さんは麦野を襲ったわけである。


まあ、初春のスカートを頻繁にめくる時点で既にレOの素養はあったのだが……

512: 2012/02/15(水) 16:32:49.87 ID:uQZSlA6AO


麦野「はあ、はあ、はあ」

麦野は地面に倒れ伏す。

佐天さん「それではまたいずれ、第四位さん」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

佐天さんは路地裏に麦野を捨て、更なる強者を求めて歩き出す。

514: 2012/02/15(水) 16:49:52.42 ID:uQZSlA6AO
その頃、上条さんとインデックスは……

店長「は……ハサーン」










上条さん「ここのバイキング美味しいな」ゴゴゴゴゴ



インデックス「うん、かおりとステイルも連れて行きたいね!」






バイキンゲ店の食糧在庫を殲滅していた。


店長「二人で……五十人前……アハハハハハハハハハハハハハハハ」





店長は発狂した。

516: 2012/02/15(水) 17:04:14.71 ID:uQZSlA6AO



御坂美琴は走る。

御坂「佐天さん……」

初春から佐天涙子が失踪したという報せを受け、御坂美琴と白井黒子は佐天涙子を探していた。

黒子「お姉さま!」ヒュン

御坂「黒子! どう?」

黒子「見つからないですの」

御坂「佐天さん……」



御坂美琴は天を仰ぎ、友を案じる。

517: 2012/02/15(水) 18:38:55.09 ID:uQZSlA6AO
学園都市路地裏。



浜面「ぶるぐわぁっ!」



スキルアウトの青年、浜面仕上は吹き飛ばされる。








佐天さん「脆い、人はこんなに脆いんだ~」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ





佐天さんは修羅となっていた。

521: 2012/02/15(水) 19:03:26.93 ID:uQZSlA6AO
佐天さんは空を飛べる。

暴君暴風の効果により、風に乗ることができるのだ。








佐天さん「猛者(えもの)の気配!」






佐天さんは獲物の気配を感じ、その方向に飛んだ。

その先にいたのは……








海原(偽)「御坂さんどこですかね~」






変態ストーカー義妹マニア偏執狂変質者のアステカ魔術師がいた。

524: 2012/02/15(水) 19:33:22.01 ID:uQZSlA6AO






ズドーン

海原「」(以後、海原=エツァリ)

海原は絶句した。

恐怖を具現化したような暴君がそこにいたからだ。





佐天さん「強者だ~」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ



あどけない少女の声で暴君は言う。


海原「くっ!」



海原は懐から黒曜石の槍を取り出した。




海原「食らえ!」

525: 2012/02/15(水) 19:34:45.07 ID:uQZSlA6AO













佐天さん「ふぅん!」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ






海原「あぶしっ!」

海原は魔術を使う暇さえ与えられなかった。

526: 2012/02/15(水) 19:51:16.31 ID:uQZSlA6AO
佐天さん「ウフフ、ウフフフフ。アハハハハハハハハハハハハハハハ! アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!」

佐天さんは高笑いし、宣言する。









佐天さん「私が最強だっ!」





佐天さんは最強を望む余り、壊れてしまったのだ。

527: 2012/02/15(水) 20:17:35.46 ID:uQZSlA6AO
その頃……



木山「ふう」


木山春生は一息ついていた。

今日ば誰に力を与えよう。そんなことをぼんやり思っていたら……







海原「ぐぶえっ」ガチーン


木山「くふっ」ガチーン

佐天さんに飛ばされた海原にぶつかり、木山春生……アウト。


木山春生は全治二カ月の怪我をした。

528: 2012/02/15(水) 20:58:37.08 ID:uQZSlA6AO

そして、佐天さんの笑いに一人の『最強』が反応する。






削板「根性ありそうな奴がいるな」ドドドドド





学園都市第七位、削板軍覇が佐天さんの闘気に当てられ、動き出す!

529: 2012/02/15(水) 23:07:30.95 ID:uQZSlA6AO


次の日の学園都市新聞の見出し


『恐怖!? 第二の【上条さん】?』


学園都市最強の無能力者と名高い上条当麻の『偽物』が昨今出現しているようだ。

上条さんと言えば、学園都市内部で善行(トラックにひかれそうになった花瓶を助けた。おばあさんを片手で持って横断歩道を渡った。無法者のスキルアウトを壊滅させた。地球侵略に来た宇宙人を撤退させた。など)をつんでいる人物としても著名である。

今回の一連の騒動は、主に路地裏で起こっている。

上条さん本人は事件が起きた同時刻、バイキンゲ料理店で食事を食べていた事が判明し、無実である事がわかっている。

犯人は身長ニメートル越えで、性別不明である。

三面で、この件に関する学園都市内部でのインタビューを掲載する。

530: 2012/02/15(水) 23:15:35.26 ID:uQZSlA6AO
インタビュー記事

Mさん 「あいつはそんな事する人じゃありません。早く偽物を捕まえないと……」

Kさん 「上条さんには何回も風紀委員の仕事を手伝って貰っているですの……。あの方がそんな事するわけないですの」

Uさん 「ざでんざ~ん」エグッヒグッグスッ

Aさん 「あァン? 上条さンくンとは一回手合わせしたいねェ」

Kさん 「奴に常識は通用しねえ!」

Iさん 「とうまの偽物? 見つけ次第塵にするんだよ」

本人「偽物ねぇ……興味ないや」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


以上、インタビュー記事である。

531: 2012/02/15(水) 23:35:16.47 ID:uQZSlA6AO

次の日

削板「なるほど……根性ありそうだな」ドドドドド

佐天さん「貴方もね」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


佐天さんと削板は向かい合う。

互いに睨み合い、殺気を放つ。





削板「すごいパーンチ!」ドドドドド





削板がいきなり全力の必殺技を放つ。

532: 2012/02/15(水) 23:43:18.45 ID:uQZSlA6AO
何故このような状況になったか。

それは、削板軍覇がいつも通り筋トレしているときだった。






削板「誰だ?」ドドドドド




削板は背後の威圧感を感じ、声を出す。

そこにいたのは……





佐天さん「あははっ!見つけた♪」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ




佐天さんと削板はこうしてぶつかることになった。

533: 2012/02/16(木) 00:13:57.52 ID:/+dUQSeAO


理解不能な力が佐天さんにぶち当たる。



しかし、砂埃が晴れると……







佐天さん「あははっ」ゴゴゴゴゴ




佐天さんは無傷だった。


削板「根性入った化け物だな」ドドドドド

削板は拳を握る。

534: 2012/02/16(木) 00:24:36.06 ID:/+dUQSeAO
今日はここまでです。

幻想御手の後、四巻の内容の前に、なにか短編的なものを入れたいので、要望あったら書き込んでください!

次回:上条「This way」【後編】

引用: 上条「This way」