57: 2012/02/21(火) 23:13:07.51 ID:T1+sk+BuO
櫻子「私……海賊王になりたい」
58: 2012/02/21(火) 23:14:00.32 ID:T1+sk+BuO
向日葵「……はぁ?」
櫻子「海賊王に私はなるっ!!」ドンッ
59: 2012/02/21(火) 23:15:23.20 ID:T1+sk+BuO
向日葵「……そんな下らないことを言っていないで、さっさと進路調査書を書いてしまいなさいよ……」ハァ…
櫻子「あぁん?今のは聞き捨てならないな……『下らない』ってどういうことだよ、おい」
向日葵「だから、海賊王になるとかふざけてないで、さっさと進路調査書を……」
櫻子「海賊王になるって夢のどこが下らないって言うんだよ!?」
62: 2012/02/21(火) 23:17:11.71 ID:T1+sk+BuO
向日葵「……あなた、さっき先生にそれを提出して書き直しになった時、何て書いていましたっけ?」
櫻子「宇宙刑事!」
向日葵「……その前は?」
櫻子「神!」
向日葵「神から宇宙刑事って、落差ハンパないですわねっ!?」
63: 2012/02/21(火) 23:18:10.24 ID:T1+sk+BuO
向日葵「とにかくっ!あなたがそうやって真面目に将来について考えてないから、こうやって居残りさせられてるんでしょう!?」
櫻子「うぅ……いつも真面目に考えてるのに……先生も向日葵もダメダメダメダメって……」ウルウル
向日葵「真面目に考えたけっかが宇宙刑事や海賊王でしたの!?」
櫻子「なれないってわけではないじゃん!」
向日葵「可能性は限りなく0ですわよ!」
64: 2012/02/21(火) 23:19:10.43 ID:T1+sk+BuO
櫻子「あ、そうだ……向日葵はなんて書いたのさ?海軍の総大将?」
向日葵「んなわけないでしょ!……私は普通に高校進学して……しょ、将来は教育系の仕事に就きたいって書きましたわっ!」アセアセ
櫻子「ふーん……ねぇ、向日葵」
向日葵「なんですの?」
櫻子「海賊って中卒でもなれるかな?」
向日葵「知りませんわよ……」ハァー
櫻子「あっ、宇宙刑事はさすがに中卒は無理かぁ……」
65: 2012/02/21(火) 23:20:41.38 ID:T1+sk+BuO
櫻子「じゃあ、向日葵は悪魔の実の能力者で……」
向日葵「いきなり話題転換しすぎですわよ」
櫻子「向日葵は……ムネムネの実のおっOいにんげゴバボッ!」ドスッ
向日葵「何がおっOい人間ですのよ……!」ゴゴゴ
櫻子「の、能力は……身体の好きなところからおっOいを生やすことができrあべしっ」ゴスッ
向日葵「いい加減止めないと殴りますわよ……!」ゴゴゴ
櫻子「も、もう殴られてる……ぐふっ」バタンッ
66: 2012/02/21(火) 23:22:14.70 ID:T1+sk+BuO
櫻子「あーあ、いい夢だとおもったんだけどなー、海賊王」
向日葵「あなたの発想は、あまりにもリアリティがなさすぎなんですわ……」
櫻子「まず、こんな多感な時期の中学生に将来のことを聞くのがそもそもの間違いなんだよ!」
向日葵「あなた、精神年齢は幼稚園児並じゃありませんの」
櫻子「んなワケあるかーっ!私だって中学生なりの悩みとか色々あるし!」
向日葵「え、櫻子に悩みがあるだなんて、初耳でしたわ」
櫻子「当然だろ!例えば……た、例えばぁ……」アセアセ
向日葵「悩み事を見つけだすのが悩みになってるじゃありませんの」
67: 2012/02/21(火) 23:23:08.58 ID:T1+sk+BuO
櫻子「あああ、海賊王がダメなら何がいいんだよぉ……!」
向日葵「少しでも真面目に考えてたら、やり直しなんか受けませんわよ普通」
櫻子「うーん……」
櫻子「もう、最終手段しか残されてないのか……」
向日葵「まだアイデアはあったんですわね」
櫻子「最終手段とはすなわち!『向日葵んとこに嫁ぐ』ということ!」
68: 2012/02/21(火) 23:24:54.35 ID:T1+sk+BuO
向日葵「は、はぁっ!?ななななんで私があなたを養わなきゃいけませんのよ!!///」
櫻子「だって、海賊王も宇宙刑事もダメなら……向日葵んとこにお世話になるくらいしか……」
向日葵「もっとあるでしょうが!」
櫻子「例えば?」
向日葵「例えば!?……えーっと……」
69: 2012/02/21(火) 23:26:05.19 ID:T1+sk+BuO
向日葵「そうですわ!櫻子は楓と一緒に遊んだりするのが好きでしょう?だから、保母さんとかどうかしら?」
櫻子「保母さん……ねぇ」
向日葵「あなたなら、きっと楽しく仕事ができますわよ!」
櫻子「まぁ……海賊王に比べたら見劣りはするがな」
向日葵「そんな馬鹿げたのと比較しないでくださいな……」
71: 2012/02/21(火) 23:26:54.99 ID:T1+sk+BuO
櫻子「そういや、さっき向日葵も『教育系の仕事』とか言ってたけど、保母さんとかを目指してるの?」
向日葵「いえ、保母さんというより私は学校の先生になりたいなって思って……」
櫻子「そっか……なら、私は保母さんはいいや」
向日葵「なんでですの?私はあなたにピッタリな仕事だと思ったんですけど……」
櫻子「だって、向日葵と一緒にできないんじゃ、楽しくないもん」
72: 2012/02/21(火) 23:27:59.45 ID:T1+sk+BuO
向日葵「な……なな……!///」カァー
櫻子「あ、そうだ!向日葵はパティシエになりなよ!そしたら、私は毎日お菓子食べ放題だし!」
向日葵「……///」
櫻子「よし、決まった!私は……」カキカキ
『向日葵と一緒にお菓子屋さん』
73: 2012/02/21(火) 23:29:22.32 ID:T1+sk+BuO
櫻子「これなら先生も文句言うまい!!」ドヤァ
向日葵「わ、私には文句ありますわよっ!///」
櫻子「なんだよー、やっぱり海賊王の手下がよかった?」
向日葵「違いますわっ!な、なんで私まであなたの進路に巻き込みますのよっ!?///」
櫻子「だって、嫁ぐのも海賊王も宇宙刑事もダメで、向日葵と私が一緒にできることって……これくらいじゃね?」
向日葵「……じゃあ、せめて私の名前は消しなさいよ……///」
櫻子「ざんねーん!もうボールペンで書いちゃったから、消せませーん!」
74: 2012/02/21(火) 23:30:38.52 ID:T1+sk+BuO
…………………
向日葵「……で、どうでしたの?」
櫻子「苦笑いしてたけど、まぁオッケーだろうって」
向日葵「はぁ……もう書き直しさせてはくれないんですのね……///」
櫻子「そのかわり、店を持つならきちんと進学して経営を勉強しないとな!だって……うへぇ、勉強嫌いなのにぃ……」
75: 2012/02/21(火) 23:31:38.58 ID:T1+sk+BuO
向日葵「当たり前ですわ、やっぱり大学くらいは出ていないと」
櫻子「そんな面倒な仕事は、向日葵が全部やってくれるだろ!」
向日葵「……残念、私はあくまで『パティシエ』ですから、経営などは店を出すと決めた櫻子に任せますわ」クスッ
櫻子「えぇー!?」
76: 2012/02/21(火) 23:33:14.20 ID:T1+sk+BuO
櫻子「ところでさ、私は第一希望のとこだけ書いて出したんだけど、向日葵は第二希望のところに何か書いた?」
向日葵「えっ、私は……///」
櫻子「なんだよ……顔赤らめて、気になるじゃん」
向日葵「ひ、秘密ですわっ!///」
櫻子「なんだよー!教えろよーっ!」ワーワー
向日葵「嫌ったら嫌っ!///」ギャーギャー
『第二希望:パティシエ』
おしまい!
77: 2012/02/21(火) 23:35:43.26 ID:T1+sk+BuO
ひまさくが開くケーキ屋さんなら毎日通えるよ
支援激しく乙ですた
京綾、ひまさくのデュエットソング制作決定記念
結京綾ちとが好きな私は、綾ちとでデュエットしてほしい云々
ではでは
支援激しく乙ですた
京綾、ひまさくのデュエットソング制作決定記念
結京綾ちとが好きな私は、綾ちとでデュエットしてほしい云々
ではでは
引用: 京子「今日も二人で帰りたい」
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