1: 2016/11/24(木) 05:55:17.91 ID:eQvFHwu8.net
千歌「待って!曜ちゃんっ…」
曜(………ないんだ。)
曜(……………私の居場所なんてもう。)
ー某駅ー
曜「……はぁ…」
曜(……あはは……何も考えずにここまできちゃったけど……どうしよかな。………あ…そうだ…)トボトボ
曜(………ないんだ。)
曜(……………私の居場所なんてもう。)
ー某駅ー
曜「……はぁ…」
曜(……あはは……何も考えずにここまできちゃったけど……どうしよかな。………あ…そうだ…)トボトボ
2: 2016/11/24(木) 05:55:51.53 ID:eQvFHwu8.net
曜(……もうすぐ、次の電車くるよね……これで全部終わりだ…。)
曜(…さよなら…お母さん、お父さん、皆……千歌ちゃん。)
「ちょっと君!何してるん!!」
ー私が線路へと飛び込もうとした時ね、1人のお姉さんが抱きしめてくれたんだ。
曜(…さよなら…お母さん、お父さん、皆……千歌ちゃん。)
「ちょっと君!何してるん!!」
ー私が線路へと飛び込もうとした時ね、1人のお姉さんが抱きしめてくれたんだ。
3: 2016/11/24(木) 05:56:23.28 ID:eQvFHwu8.net
希「何があったんか知らんけど……こんなのやめよ……ね?……」
曜「……ん………ひぐっ……」グスン
曜「………んっ………う、うあああ!!!」ポロポロ
ー多分ね……生まれて来た中で1番泣いたかも…。な~んて…よくわかんないけど、そのくらい涙が止まらなかった。
曜「……ん………ひぐっ……」グスン
曜「………んっ………う、うあああ!!!」ポロポロ
ー多分ね……生まれて来た中で1番泣いたかも…。な~んて…よくわかんないけど、そのくらい涙が止まらなかった。
4: 2016/11/24(木) 05:57:09.58 ID:eQvFHwu8.net
ガチャッ
希「はは、ちょっと散らかってるけどごめんね。」
希「お腹空いてるやろ……何かすぐ作るから待っててね!」
ー何なんだろ…何で私なんかにこんな
希「はは、ちょっと散らかってるけどごめんね。」
希「お腹空いてるやろ……何かすぐ作るから待っててね!」
ー何なんだろ…何で私なんかにこんな
5: 2016/11/24(木) 05:57:41.55 ID:eQvFHwu8.net
希「ふう、ごちそうさまぁ!もう疲れたやろ……そのまま今日は寝よっか」
希「ちなみにベッドも布団も1つだから、うちも一緒やけど許してね」
ー何で何も聞いてこないのかな……、しかし……このお姉さん、すごく良い匂いだな……なんか、今日はもう……いいや……。
希「ん……もう寝ちゃったかな………おやすみ」ぎゅっ
希「ちなみにベッドも布団も1つだから、うちも一緒やけど許してね」
ー何で何も聞いてこないのかな……、しかし……このお姉さん、すごく良い匂いだな……なんか、今日はもう……いいや……。
希「ん……もう寝ちゃったかな………おやすみ」ぎゅっ
6: 2016/11/24(木) 05:58:09.63 ID:eQvFHwu8.net
曜「………ん……ふぁ……」
曜(……あぁ、なんか凄い寝てた……何か聞こえる)
希「あら、起きたん?……おはよ!もうお昼ご飯だよ、今度は気合い入れて作るから待っててね」
曜「…えっと…………いただきます…」モグモグ
曜(……あぁ、なんか凄い寝てた……何か聞こえる)
希「あら、起きたん?……おはよ!もうお昼ご飯だよ、今度は気合い入れて作るから待っててね」
曜「…えっと…………いただきます…」モグモグ
7: 2016/11/24(木) 05:58:44.40 ID:eQvFHwu8.net
希「うんうん♡………おいしい?」
曜「…………はい……凄く。」
曜「…ごちそーさまでした」
希「うん!」
曜「……あの……何も聞かないんですか…」
希「自分から話したくなった時でいいよ………あっ」
希「じゃあ、名前だけ……教えてくれるかな?うちは希!」
曜「……私は曜、渡辺曜です。」
曜「…………はい……凄く。」
曜「…ごちそーさまでした」
希「うん!」
曜「……あの……何も聞かないんですか…」
希「自分から話したくなった時でいいよ………あっ」
希「じゃあ、名前だけ……教えてくれるかな?うちは希!」
曜「……私は曜、渡辺曜です。」
8: 2016/11/24(木) 05:59:36.20 ID:eQvFHwu8.net
希「今日はうちも仕事お休みとったから、一緒にどっかいく?」
曜「……へ?」
希「じゃあ、ここらへんの案内も兼ねてとりあえず外でてみよっか!」
ーなんか凄い強引な人だなぁ……でも、こういうのも悪くないかも…昔から私がいつも千歌ちゃんを連れ回す方だったしな…
曜「……へ?」
希「じゃあ、ここらへんの案内も兼ねてとりあえず外でてみよっか!」
ーなんか凄い強引な人だなぁ……でも、こういうのも悪くないかも…昔から私がいつも千歌ちゃんを連れ回す方だったしな…
9: 2016/11/24(木) 06:00:18.19 ID:eQvFHwu8.net
希「着いた!ここがうちのよく来るお店なんよ」
曜「あの…」
希「んん?」
曜「…その…何で私なんかにそんな…」
希「う~ん…何でやろね」
曜「……え?」
曜「あの…」
希「んん?」
曜「…その…何で私なんかにそんな…」
希「う~ん…何でやろね」
曜「……え?」
10: 2016/11/24(木) 06:00:52.36 ID:eQvFHwu8.net
希「うちもよくわからんけど、なんかほっとけなくてね」
曜「なんか…希さんに助けてもらって私も嬉しかったです」
曜「………あは、私も何いってるんだろ」
希「あはは、ほんとやね……ね、手繋ごっか」
曜「…ふぇ?」
曜「なんか…希さんに助けてもらって私も嬉しかったです」
曜「………あは、私も何いってるんだろ」
希「あはは、ほんとやね……ね、手繋ごっか」
曜「…ふぇ?」
11: 2016/11/24(木) 06:01:24.62 ID:eQvFHwu8.net
希「ほら、手!」
曜「………はい…」ぎゅっ
希「よーし、じゃ次いこっか!」ぐいっ
曜「ちょっと、希さん!?」
曜「………はい…」ぎゅっ
希「よーし、じゃ次いこっか!」ぐいっ
曜「ちょっと、希さん!?」
12: 2016/11/24(木) 06:02:01.12 ID:eQvFHwu8.net
希「結局うちが連れ回して1日終わっちゃったね、じゃあ帰ろうか」
曜「あの……私………」
希「ん?…いくらでも居てくれていいんよ」
曜「…………ありがと…」ぎゅっ
ーなんか、この人と一緒に居たら嫌な事も全部忘れられるな…
曜「あの……私………」
希「ん?…いくらでも居てくれていいんよ」
曜「…………ありがと…」ぎゅっ
ーなんか、この人と一緒に居たら嫌な事も全部忘れられるな…
13: 2016/11/24(木) 06:02:36.73 ID:eQvFHwu8.net
希「明日からはうちも仕事やけど、曜ちゃんも好きなだけここおっていいからね」
曜「…なんか…ありがとうございます」
曜「……じゃあ、何か私に出来ることあったら…」
希「えーと、そうやね…」
曜「…なんか…ありがとうございます」
曜「……じゃあ、何か私に出来ることあったら…」
希「えーと、そうやね…」
14: 2016/11/24(木) 06:04:49.14 ID:eQvFHwu8.net
曜「……ふーっ」
希「ん……曜ちゃん……おはよ」
曜「あ、おはようごさまいます!もうすぐできますからね」
ー朝ごはんを人の為に作るなんていつぶりだろ
希「え?やきそば…」
曜「得意なんです、まぁ朝ごはんっぽくはないですが…」
希「いただきます!うん、確かに美味しい」モグモグ
曜「はい!」
希「じゃ、いってくるね」ガチャッ
希「ん……曜ちゃん……おはよ」
曜「あ、おはようごさまいます!もうすぐできますからね」
ー朝ごはんを人の為に作るなんていつぶりだろ
希「え?やきそば…」
曜「得意なんです、まぁ朝ごはんっぽくはないですが…」
希「いただきます!うん、確かに美味しい」モグモグ
曜「はい!」
希「じゃ、いってくるね」ガチャッ
15: 2016/11/24(木) 06:05:25.22 ID:eQvFHwu8.net
曜(はぁ……1人になっちゃったな、どうしよ)
曜(そういえばもう家出して2日目か……皆、心配してるのかな…はぁ……何で私こんなことしちゃったんだろ)
曜(ん~…ダメだ。考えないようにしよう……とりあえず希さんが帰ってくるまで掃除でもしてよ)
曜(そういえばもう家出して2日目か……皆、心配してるのかな…はぁ……何で私こんなことしちゃったんだろ)
曜(ん~…ダメだ。考えないようにしよう……とりあえず希さんが帰ってくるまで掃除でもしてよ)
16: 2016/11/24(木) 06:06:02.20 ID:eQvFHwu8.net
曜「しかし、もともと片付いてるしなぁ……ん、この写真…」
希「ただいま!」
曜「おかえりなさい!もうご飯もできてますよ」
希「うん、これもなかなか美味しいな」モグモグ
曜「あの…飾ってあった写真立てみたんですが」
希「あー、あれかぁ」
曜「希さんて、あのμ'sの希さんだったんですね」
希「ただいま!」
曜「おかえりなさい!もうご飯もできてますよ」
希「うん、これもなかなか美味しいな」モグモグ
曜「あの…飾ってあった写真立てみたんですが」
希「あー、あれかぁ」
曜「希さんて、あのμ'sの希さんだったんですね」
17: 2016/11/24(木) 06:06:55.15 ID:eQvFHwu8.net
希「よく知ってたね」
曜「私の友達が昔から大好きで……いや、てゆーか私もやってたんですよねスクールアイドル」
希「そうなの?まぁ曜ちゃん可愛いしなぁ」
曜「はい、ですが……」
希「まぁ、色々あるよね」
曜「………。あの、希さんは今もμ'sの方達と会ったりしてるんですか?」
希「ううん、全然やね……やっぱり大人になるとな、中々時間もないしね」
なんだろ、一瞬すごい哀しそうな目してたような
曜「私の友達が昔から大好きで……いや、てゆーか私もやってたんですよねスクールアイドル」
希「そうなの?まぁ曜ちゃん可愛いしなぁ」
曜「はい、ですが……」
希「まぁ、色々あるよね」
曜「………。あの、希さんは今もμ'sの方達と会ったりしてるんですか?」
希「ううん、全然やね……やっぱり大人になるとな、中々時間もないしね」
なんだろ、一瞬すごい哀しそうな目してたような
19: 2016/11/24(木) 06:07:47.46 ID:eQvFHwu8.net
それから私は希さんと一緒に暮らすようになった、そんなある日
曜(さてと、今日は何作ろうかな!少し遠くまで買物いってみよう)
梨子「曜……ちゃん?曜ちゃん!!」
曜「………あ………っ」
梨子「こんなとこで何してるのよ!皆心配してたんだよ……千歌ちゃんも!」
曜(………千歌ちゃん…………)
梨子「とりあえず1回帰ろ?」グイッ
曜(………)
曜(さてと、今日は何作ろうかな!少し遠くまで買物いってみよう)
梨子「曜……ちゃん?曜ちゃん!!」
曜「………あ………っ」
梨子「こんなとこで何してるのよ!皆心配してたんだよ……千歌ちゃんも!」
曜(………千歌ちゃん…………)
梨子「とりあえず1回帰ろ?」グイッ
曜(………)
20: 2016/11/24(木) 06:08:35.76 ID:eQvFHwu8.net
曜「ごめんなさい…。」
千歌「………う……ひぐっ……何で」
千歌「…う………何で……いきなり居なくなったの………心配したんだよ!!」ポロポロ
曜「……ごめん。」
千歌「……もう……居なくなったり……しないでよっ……」ぎゅっ
何でかなんて……言えるわけないよ。
千歌「………う……ひぐっ……何で」
千歌「…う………何で……いきなり居なくなったの………心配したんだよ!!」ポロポロ
曜「……ごめん。」
千歌「……もう……居なくなったり……しないでよっ……」ぎゅっ
何でかなんて……言えるわけないよ。
21: 2016/11/24(木) 06:09:09.14 ID:eQvFHwu8.net
梨子「東京の友達にね、曜ちゃんの写真送ってたら見かけたって聞いてね……良かった、本当に」グスン
曜「色々ほんとにごめん。」
鞠莉「…ねぇ、あとで2人で話そっか」
曜「あ……うん。」
曜「色々ほんとにごめん。」
鞠莉「…ねぇ、あとで2人で話そっか」
曜「あ……うん。」
22: 2016/11/24(木) 06:09:41.94 ID:eQvFHwu8.net
鞠莉「見ててわかってたけど、こんなに思い詰めてたなんて……気づいてあげれなくてごめんなさい…」
曜「いや……、私が勝手にこんなことになっちゃって……」
曜「あはは…私ってば何やってるんだろ本当……皆に心配かけて、振り回してさ…」ポロポロ
鞠莉「……もう、いいのよ。そのかわり明日からはまたいつも通り頑張るわよ!」
曜「いや……、私が勝手にこんなことになっちゃって……」
曜「あはは…私ってば何やってるんだろ本当……皆に心配かけて、振り回してさ…」ポロポロ
鞠莉「……もう、いいのよ。そのかわり明日からはまたいつも通り頑張るわよ!」
23: 2016/11/24(木) 06:10:20.13 ID:eQvFHwu8.net
千歌「よーちゃんおはよっ!」
梨子「おはよ!」
曜「千歌ちゃん、梨子ちゃんおはよーそろー!」
そうだよ……私がいつも通りにしてれば…。
でも……あれから希さんには何も言わずに帰って来ちゃったし、明日ちゃんと挨拶しにいこう
梨子「おはよ!」
曜「千歌ちゃん、梨子ちゃんおはよーそろー!」
そうだよ……私がいつも通りにしてれば…。
でも……あれから希さんには何も言わずに帰って来ちゃったし、明日ちゃんと挨拶しにいこう
24: 2016/11/24(木) 06:11:06.18 ID:eQvFHwu8.net
曜(合鍵も借りてたしね、この時間なら多分いるよね……)ガチャッ
「………う………うっ………何で……」
曜(この声………希さん………泣いてる……)
曜「…ただいま…。」
希「!?」
希「……う……ひぐっ……曜ちゃん………どこいってたん……」ポロポロ
曜「……希さん……いきなり居なくなってごめんね」
希「……んっ………う………うう……曜ちゃん!」ポロポロ
多分あの日の私と同じくらい希さんずっと泣いてた……それでわかったんだ。多分この人も凄く寂しかったんだなって……私と一緒だ…。
「………う………うっ………何で……」
曜(この声………希さん………泣いてる……)
曜「…ただいま…。」
希「!?」
希「……う……ひぐっ……曜ちゃん………どこいってたん……」ポロポロ
曜「……希さん……いきなり居なくなってごめんね」
希「……んっ………う………うう……曜ちゃん!」ポロポロ
多分あの日の私と同じくらい希さんずっと泣いてた……それでわかったんだ。多分この人も凄く寂しかったんだなって……私と一緒だ…。
25: 2016/11/24(木) 06:11:53.91 ID:eQvFHwu8.net
曜「希さん……」ぎゅうっ
希「曜ちゃん……もう…ここにはこないんかな…」
私………この人をもう独りにはさせない
希「曜ちゃん……もう…ここにはこないんかな…」
私………この人をもう独りにはさせない
26: 2016/11/24(木) 06:12:48.88 ID:eQvFHwu8.net
曜「お母さんにもう電話したから……今日はここに泊まりますね」
希「何か取り乱しちゃってごめんね、うちのことは…ほんと気にせんでいいからね!」
曜「……」ぎゅっ
希「ちょ………曜ちゃん…」
そうやって無理して元気に振る舞うとこなんか…私そっくりだね……だから…たまらなく
…この人の事が愛おしい…。
それから土日は必ず希さんのとこに泊まるようになった。
希「何か取り乱しちゃってごめんね、うちのことは…ほんと気にせんでいいからね!」
曜「……」ぎゅっ
希「ちょ………曜ちゃん…」
そうやって無理して元気に振る舞うとこなんか…私そっくりだね……だから…たまらなく
…この人の事が愛おしい…。
それから土日は必ず希さんのとこに泊まるようになった。
27: 2016/11/24(木) 06:13:48.34 ID:eQvFHwu8.net
希「ねぇ、曜ちゃん…本当に無理して来なくていいんやからね、両親や友達も絶対何か言ってるんやないん……」
曜「はぁ…………私は好きでここに来てるんです。親とか友達とかそんなのは関係ないですよ」
曜「……それに、私が来なくなってまた大泣きされたら困りますからね」
希「もう!曜ちゃんだって最初泣いてたやん…」
曜「あはは、そうでしたっけ」
そうだ…友達も親もどうでもいい………今の私には、この人が全てだから。
曜「はぁ…………私は好きでここに来てるんです。親とか友達とかそんなのは関係ないですよ」
曜「……それに、私が来なくなってまた大泣きされたら困りますからね」
希「もう!曜ちゃんだって最初泣いてたやん…」
曜「あはは、そうでしたっけ」
そうだ…友達も親もどうでもいい………今の私には、この人が全てだから。
28: 2016/11/24(木) 06:14:39.26 ID:eQvFHwu8.net
ダイヤ「曜さん…貴方は一体何を考えているんですか?私達スクールアイドルは土日だって活動があるのですよ」
梨子「まあまぁ……曜ちゃんにも何か事情があるんだよね…。」
曜「…ごめんなさい。」
鞠莉「……大丈夫?」
曜「………ごめんなさい。」
千歌「曜ちゃん…何かあるんなら私に相談してよ?ね!」
曜「うん…色々ごめんね。じゃあお先に。」
梨子「まあまぁ……曜ちゃんにも何か事情があるんだよね…。」
曜「…ごめんなさい。」
鞠莉「……大丈夫?」
曜「………ごめんなさい。」
千歌「曜ちゃん…何かあるんなら私に相談してよ?ね!」
曜「うん…色々ごめんね。じゃあお先に。」
29: 2016/11/24(木) 06:15:31.40 ID:eQvFHwu8.net
梨子「曜ちゃん……。」
千歌ちゃんが居るから始めたスクールアイドルだって、もう私にとっては何の意味もないんだ…
千歌「待って曜ちゃーん!!やっぱりね……曜ちゃんの事が心配なんだ…」
やめて…
千歌「ねぇ…本当にどうしちゃったの…休みの日も殆ど連絡とれないし」
やめてよ……
千歌「私にも言えない事なのかな……ねぇ…」
曜「やめてよ!!!」
千歌ちゃんが居るから始めたスクールアイドルだって、もう私にとっては何の意味もないんだ…
千歌「待って曜ちゃーん!!やっぱりね……曜ちゃんの事が心配なんだ…」
やめて…
千歌「ねぇ…本当にどうしちゃったの…休みの日も殆ど連絡とれないし」
やめてよ……
千歌「私にも言えない事なのかな……ねぇ…」
曜「やめてよ!!!」
30: 2016/11/24(木) 06:16:51.22 ID:eQvFHwu8.net
千歌「へ?…曜……ちゃん……?」
曜「千歌ちゃんには関係ないじゃん!!」
梨子「ちょっと……曜ちゃん。言い過ぎだよ…。千歌ちゃん…」
ほら……千歌ちゃんにはもう私は必要ない。
曜「もう……嫌だ……」ポロポロ
曜「私……辞める……スクールアイドルなんてやらなければ良かった!!」ポロポロ
千歌「待って!曜ちゃん……」
もうやだよ……自分でもどうしていいかわかんないよ……。
曜「千歌ちゃんには関係ないじゃん!!」
梨子「ちょっと……曜ちゃん。言い過ぎだよ…。千歌ちゃん…」
ほら……千歌ちゃんにはもう私は必要ない。
曜「もう……嫌だ……」ポロポロ
曜「私……辞める……スクールアイドルなんてやらなければ良かった!!」ポロポロ
千歌「待って!曜ちゃん……」
もうやだよ……自分でもどうしていいかわかんないよ……。
31: 2016/11/24(木) 06:18:04.60 ID:eQvFHwu8.net
ガチャッ…
希「あ、曜ちゃん!待ってたよ……ん……どうしたん?」
曜「…………」
希「ほら、こっちおいで……曜ちゃんはうちがずっと守ってあげるからね」
曜「………うん……希…」ぎゅっ
曜「……私ね……希が…全部ほしい……だから…」
希「……うん………うちもね…曜ちゃんの、心も身体も全部欲しい……愛してるよ…」
希だけが私を必要としてくれる、私だけが希を満たしてあげられる…ここだけが私の居場所なんだ…
曜「ねぇ、希……私ね、学校を卒業したら、ずっと一緒にいるからね」
希「……それ、本当…?」
曜「うん…約束するよ!ずっとずっと愛してるからね」ぎゅっ
希「もう…こっちが恥ずかしくなるやん♡」
希「あ、曜ちゃん!待ってたよ……ん……どうしたん?」
曜「…………」
希「ほら、こっちおいで……曜ちゃんはうちがずっと守ってあげるからね」
曜「………うん……希…」ぎゅっ
曜「……私ね……希が…全部ほしい……だから…」
希「……うん………うちもね…曜ちゃんの、心も身体も全部欲しい……愛してるよ…」
希だけが私を必要としてくれる、私だけが希を満たしてあげられる…ここだけが私の居場所なんだ…
曜「ねぇ、希……私ね、学校を卒業したら、ずっと一緒にいるからね」
希「……それ、本当…?」
曜「うん…約束するよ!ずっとずっと愛してるからね」ぎゅっ
希「もう…こっちが恥ずかしくなるやん♡」
32: 2016/11/24(木) 06:19:45.67 ID:eQvFHwu8.net
果南「もうこれはダメかもね…」
千歌「……う……うっ…何で…こうなっちゃったのかな…」
鞠莉「………前からね、ずっと悩んでるのは知ってた、でも私が千歌に何か言うのもでもないし、多分皆もそう思ってたから……」
千歌「……へ?……どういう事?」
鞠莉「…………千歌………貴方は気づいてないかもしれないけど……曜はずっと貴方に必要とされてた」
千歌「…私?……わかんないよ、どういう事…」
千歌「……う……うっ…何で…こうなっちゃったのかな…」
鞠莉「………前からね、ずっと悩んでるのは知ってた、でも私が千歌に何か言うのもでもないし、多分皆もそう思ってたから……」
千歌「……へ?……どういう事?」
鞠莉「…………千歌………貴方は気づいてないかもしれないけど……曜はずっと貴方に必要とされてた」
千歌「…私?……わかんないよ、どういう事…」
33: 2016/11/24(木) 06:20:27.59 ID:eQvFHwu8.net
果南「う~ん、なんて言ったらいいかな…」
鞠莉「……ハッキリ言えば、貴方と梨子が仲良くなればなるほど曜は貴方との距離が遠くなるように感じてた、だから耐えられなかったのよ。」
千歌「……そんな…」
梨子「……私も、そんなつもりじゃ…」
鞠莉「勿論、貴方達は何も悪くない……曜だってそんな事は分かってるわ」
鞠莉「だからこそ…2人の事が大切だったからこそ……曜はずっと何も言えなかったの」
果南「うん……多分助けて欲しかったんだと思うよ…でも、何て伝えていいか分からなくてただ我慢するしかなかったんだ」
鞠莉「貴方達も曜も悪くない……助けてあげれなかったのは、……周りの私達の責任よ…」ポロポロ
鞠莉「……ハッキリ言えば、貴方と梨子が仲良くなればなるほど曜は貴方との距離が遠くなるように感じてた、だから耐えられなかったのよ。」
千歌「……そんな…」
梨子「……私も、そんなつもりじゃ…」
鞠莉「勿論、貴方達は何も悪くない……曜だってそんな事は分かってるわ」
鞠莉「だからこそ…2人の事が大切だったからこそ……曜はずっと何も言えなかったの」
果南「うん……多分助けて欲しかったんだと思うよ…でも、何て伝えていいか分からなくてただ我慢するしかなかったんだ」
鞠莉「貴方達も曜も悪くない……助けてあげれなかったのは、……周りの私達の責任よ…」ポロポロ
34: 2016/11/24(木) 06:21:31.58 ID:eQvFHwu8.net
コンコン…
千歌「ん?…あ、梨子ちゃん」
梨子「千歌ちゃん、何か私……知らないうちに曜ちゃんを傷つけてたんだよね」
千歌「梨子ちゃんのせいじゃないよ……私だよ…。昔からずっと一緒に居たはずなのに」
千歌「何で……気づいてあげられなかったのかな……。」
千歌「その癖に……心配だから相談してよなんて……無神経すぎるよね……」
千歌「……ん……ひぐっ……最低だよ………私…」ポロポロ
梨子「千歌ちゃん……」
千歌「ん?…あ、梨子ちゃん」
梨子「千歌ちゃん、何か私……知らないうちに曜ちゃんを傷つけてたんだよね」
千歌「梨子ちゃんのせいじゃないよ……私だよ…。昔からずっと一緒に居たはずなのに」
千歌「何で……気づいてあげられなかったのかな……。」
千歌「その癖に……心配だから相談してよなんて……無神経すぎるよね……」
千歌「……ん……ひぐっ……最低だよ………私…」ポロポロ
梨子「千歌ちゃん……」
35: 2016/11/24(木) 06:22:33.17 ID:eQvFHwu8.net
千歌「……曜ちゃん、いつも何してるのかな…。」
梨子「うん……あのね、その事なんだけど…」
梨子「友達がね……曜ちゃんを見かけた時に女の人と歩いてたって」
千歌「どういう事?」
梨子「さぁ……私もわからないけど……もしかしたらその人に会えば…何かわかるかも。」
千歌「でも、どうやって?……まさか…後を?」
梨子「…うん……自分でも最低な事だとは思うけど……でも、そうするしか思いつかなくって…」
千歌「…………そうだよね…曜ちゃんとまた元に戻るにはそれしかない…」
梨子「うん……あのね、その事なんだけど…」
梨子「友達がね……曜ちゃんを見かけた時に女の人と歩いてたって」
千歌「どういう事?」
梨子「さぁ……私もわからないけど……もしかしたらその人に会えば…何かわかるかも。」
千歌「でも、どうやって?……まさか…後を?」
梨子「…うん……自分でも最低な事だとは思うけど……でも、そうするしか思いつかなくって…」
千歌「…………そうだよね…曜ちゃんとまた元に戻るにはそれしかない…」
36: 2016/11/24(木) 06:23:37.53 ID:eQvFHwu8.net
ー数日後
千歌「あ……あそこの部屋にはいっていった」
梨子「…………いいのかな…こんなことして。」
千歌(………嫌われる覚悟はもうできてる………)
千歌(でも曜ちゃんは私の大事な親友なんだ…)
千歌「私達がやらなきゃ、曜ちゃんは帰ってこないんだ…行こう。」
千歌「あ……あそこの部屋にはいっていった」
梨子「…………いいのかな…こんなことして。」
千歌(………嫌われる覚悟はもうできてる………)
千歌(でも曜ちゃんは私の大事な親友なんだ…)
千歌「私達がやらなきゃ、曜ちゃんは帰ってこないんだ…行こう。」
37: 2016/11/24(木) 06:24:09.67 ID:eQvFHwu8.net
ピンポーン…
希「……ん、誰やろ」
曜「私、見てくるよ」
ガチャッ…
希「……ん、誰やろ」
曜「私、見てくるよ」
ガチャッ…
38: 2016/11/24(木) 06:24:49.29 ID:eQvFHwu8.net
曜「千歌ちゃん!?梨子ちゃん……なんでここに」
千歌「ごめん曜ちゃん……でも、どうしてもお話がしたくって」
梨子「お願い!少しだけでも私達の気持ち聞いて欲しいの!」
曜「………帰って。…………帰ってよ!!」
希(あぁ……そっか、やっぱりうちのせいで曜ちゃん……。)
千歌「ごめん曜ちゃん……でも、どうしてもお話がしたくって」
梨子「お願い!少しだけでも私達の気持ち聞いて欲しいの!」
曜「………帰って。…………帰ってよ!!」
希(あぁ……そっか、やっぱりうちのせいで曜ちゃん……。)
39: 2016/11/24(木) 06:25:34.18 ID:eQvFHwu8.net
希「こら、曜ちゃん!せっかく友達が心配して来てくれてるんやから……ほら2人共、どうぞ入って!」
曜「勝手に後をつけてくるなんて最低だよ二人共。」
千歌「うん…本当にごめん、でもね……どうしても伝えたくて」
曜「………千歌ちゃん…」
曜ちゃんの気持ちに気づいてあげれなくてごめんなさい……。
苦しんでる曜ちゃんに、いつも無神経な事ばかり言って、ごめんなさい……。
「………大切な……曜ちゃんを………沢山傷つけて………う……う………ごめんなさ………ひっ…」ポロポロ
梨子「…本当に………ごめんなさい……う……うっ…」ポロポロ
曜「………やめてよ……もう、私に居場所なんて…」
希「曜ちゃん、もうわかるやろ……この子達がどんな気持ちでここまで来たのか」
希「…なら、曜ちゃんも言う事あるんやない?」
曜「………わたしこそ…」
曜「沢山2人に心配かけて……ん……ひぐっ……なさい……」ポロポロ
曜「勝手に後をつけてくるなんて最低だよ二人共。」
千歌「うん…本当にごめん、でもね……どうしても伝えたくて」
曜「………千歌ちゃん…」
曜ちゃんの気持ちに気づいてあげれなくてごめんなさい……。
苦しんでる曜ちゃんに、いつも無神経な事ばかり言って、ごめんなさい……。
「………大切な……曜ちゃんを………沢山傷つけて………う……う………ごめんなさ………ひっ…」ポロポロ
梨子「…本当に………ごめんなさい……う……うっ…」ポロポロ
曜「………やめてよ……もう、私に居場所なんて…」
希「曜ちゃん、もうわかるやろ……この子達がどんな気持ちでここまで来たのか」
希「…なら、曜ちゃんも言う事あるんやない?」
曜「………わたしこそ…」
曜「沢山2人に心配かけて……ん……ひぐっ……なさい……」ポロポロ
41: 2016/11/24(木) 06:27:01.43 ID:eQvFHwu8.net
希「…うん……これで3人とも仲直りやね」
希「曜ちゃん、これからはちゃんとスクールアイドル頑張るんよ!ね!」
曜「ふぇ?……何でそこまで……」
希「一応スクールアイドルとしてうちのが先輩やしね、それに曜ちゃんのことは何でも分かってるよ」
千歌「へ?………あれ……そーいえばどこかで」
こうして私達3人はまた元どおりの親友に戻ったんだ
希「曜ちゃん、これからはちゃんとスクールアイドル頑張るんよ!ね!」
曜「ふぇ?……何でそこまで……」
希「一応スクールアイドルとしてうちのが先輩やしね、それに曜ちゃんのことは何でも分かってるよ」
千歌「へ?………あれ……そーいえばどこかで」
こうして私達3人はまた元どおりの親友に戻ったんだ
42: 2016/11/24(木) 06:28:02.71 ID:eQvFHwu8.net
でも、次の週……希はいつの間にか引っ越して、私の前から居なくなってた……。
勘のいい希の事だから私の状況全てを察したんだろうね、もう会わない方が私の為だって…
本当は泣き虫の寂しがりの癖にカッコつけちゃって……。
ずるいな、あはは……。
勘のいい希の事だから私の状況全てを察したんだろうね、もう会わない方が私の為だって…
本当は泣き虫の寂しがりの癖にカッコつけちゃって……。
ずるいな、あはは……。
43: 2016/11/24(木) 06:28:56.92 ID:eQvFHwu8.net
千歌「曜ちゃーん!」
梨子「曜ちゃん!」
曜「あ、千歌ちゃん、梨子ちゃん!」
千歌「この後どーする!」
曜「あはは、私はちょっとだけ用事が」
梨子「曜ちゃん!」
曜「あ、千歌ちゃん、梨子ちゃん!」
千歌「この後どーする!」
曜「あはは、私はちょっとだけ用事が」
44: 2016/11/24(木) 06:29:27.23 ID:eQvFHwu8.net
梨子「もー何言ってるの、せっかく卒業したんだし」
千歌「そうだよ~、こういう時はパァーッと何かするもんだよぉ!」
曜「パァーッとか……ごめん!また今度!じゃね!」
ちかりこ「??」
千歌「そうだよ~、こういう時はパァーッと何かするもんだよぉ!」
曜「パァーッとか……ごめん!また今度!じゃね!」
ちかりこ「??」
45: 2016/11/24(木) 06:30:24.76 ID:eQvFHwu8.net
あのね、すっごい探したよ………。
あとね、聞いてよ!私、卒業したんだよ!
えっ……そんなに見た目変わってないかな……。
とりあえず今日は泊まってくからね!
あと………久しぶりに……手、繋ごっか。
おしまい
あとね、聞いてよ!私、卒業したんだよ!
えっ……そんなに見た目変わってないかな……。
とりあえず今日は泊まってくからね!
あと………久しぶりに……手、繋ごっか。
おしまい
46: 2016/11/24(木) 06:30:49.46 ID:FFFxgAJB.net
乙
ええなあ
ええなあ
引用: 【SS】夏の海とよーそろ
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