善子「…｣ﾓｸﾞﾓｸﾞ

ギャルA「でさー、あいつマジウケるわーｗｗｗｗ」

善子「」ビクッ

善子(人が入ってきた…静かにしとこ)

ギャルB「ヤバいよねー」

ギャルC「堕天使ってなんなのｗｗｗｗｗｗｗｗ」

善子「！」

ギャルC「厨二病って奴？本当にいるんだねああいう人ｗｗｗｗ」

善子(わ、私のことだ…)ﾌﾙﾌﾙ

善子(絶対にバレないようにしないと…)

ギャルA「自己紹介であんな事故起こしたら私絶対もう学校通えないわｗｗｗ」

ギャルB「すごいよねあのメンタルはｗｗｗｗｗｗ」

ギャルC「我が名はｗｗｗｗ堕天使ヨハネｗｗｗｗｗ」

善子(…)

ギャルA「あと頭のお団子ｗｗｗｗ」

ギャルB「なにあれｗｗｗｗ」

善子「…｣ｼﾞﾜｧ

ギャルA「あとあの変なグッズ」

ギャルB「超キモいよね なんか変な占い器具とか持ってきてるしｗｗ」

善子「…うぅ｣ｳﾙｳﾙ

善子(もう…やだ…)ｸﾞｽｯ

ギャル「ギャハハハハハハハｗｗｗｗｗｗｗ」

善子(お弁当食べたら…帰ろ…)

善子(どっかで時間潰して、お母さんにはバレないように…それは無理か)

ギャル「ウケるーｗｗｗｗｗｗｗ」

善子(はぁ…私の高校生活…もうおしまいね…)

善子(なんで私っていつもこうなんだろう…)

ギャルA「あいつ名前も超ダサいよねｗｗｗｗｗｗｗ」

ギャルB「よしこてｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ」

善子(…)

ギャルC「ヨハネもセンスおかしいしｗｗｗｗ」

善子(もう…やめてよ…)ｳﾙｳﾙ

ギャルA「あー、マジ笑ったわｗｗ」

善子(厨二病さえなければもうちょっとまともな生活できたのかな…？)

ギャルB「なんか津島ムカついてきたｗ」

ギャルC「鞄にゴミ突っ込んどこうよｗｗ」

善子(…いじめ、か)

善子(理解してくれる友達が1人でもいてくれたら…ちょっとは楽しかったのかな…)ｸﾞｽｯ

ギャルA「いいねー それ面白そうｗｗｗｗｗ」

善子(3年間…ひとりぼっちは辛いなぁ…)

　
　

「いい加減にするずら！！！」


善子(…！)

善子(この声は…)

花丸「善子ちゃんの何が気に入らないずら！！」

花丸「あんなにいい子で…可愛いのに！」

花丸「確かにちょっと変なところもあるけど…みんなは善子ちゃんのこと全然わかってないずら！」

善子(ずら丸…)

ギャルA「なにあんた…」

ギャルB「うわー、そういうの超萎えるわー」

ギャルC「つーか「ずら」ってw」

ギャルA「国木田さん、空気読めないって言われない？津島と同じタイプだわｗ」

善子(…)

花丸「マルの悪口はいいけど、善子ちゃんの悪口はやめろずら！！」

花丸「ズラァ！！｣ﾎﾞｺﾞｯ

ギャルA「おげっ｣ﾄﾞｶﾞｼｬｰﾝ

ギャルB「な、殴った」

ギャルA「いっつつ…キモ…なにこいつ」

善子(…ほんと、バカね)

ギャルB「はー、マジ萎え…」

花丸「早くどっか行けずら！！ここはうんこする場所ずら！！」

ギャルC「いこーよ もう」

ギャルA「津島に嫌がらせしてストレス発散しよーｗｗｗｗｗｗ」

花丸「いい加減にして！！｣ﾎﾞｺﾞｯﾎﾞｺﾞｯﾎﾞｺﾞｯ

ギャルA「あっ、がっ、お"っ｣ﾒｷｮｯ

善子(自分で敵増やすようなマネして…)

ギャルB「国木田さんもちょっとは空気読むこと覚えたほうがいいよ？そういうのホントうざいから」

花丸「うるさい！！｣ｷﾝﾆｸﾊﾞｽﾀｰ

ギャルB「あがっ｣ﾄﾞｺﾞｰﾝ ﾒｷﾒｷｯ

善子(私も大概だけど、あいつは救えないわ…)

花丸「ズラァ！ズラァ！ズラァ！｣ｶﾍﾞﾆｱﾀﾏｦﾅﾝﾄﾞﾓﾀﾀｷﾂｹﾙ

ギャルB「あっ、がっ、か、あ、あ、ぎ｣ﾒｷｮｯﾒｷｮｯﾒｷｮｯﾒｷｮｯﾒｷｮｯ

ギャルA「くそっ…覚えてろ！｣ﾀﾀﾀｯ

ギャルC「早くこい！」

ギャルB「a｣ｽﾞﾙｽﾞﾙ


花丸「はぁ…はぁ…行ったずら」

ルビィ「は、花丸ちゃん…」

善子(ん…この声は黒澤さん？)

花丸「ごめんねルビィちゃん…やり過ぎちゃった」

花丸「ルビィちゃんに迷惑かけちゃうかも」

ルビィ「ううん…大丈夫、ルビィも なにも言えなくてごめんね…」

ルビィ「次はルビィも一緒に言い返すから！」

善子(…バカ2号ってところかしら)

花丸「…ありがとう」

ルビィ「津島さんがいい子だってルビィも知ってるもん！」

善子(…)

善子(ほんと意味わかんないわね…この2人は…)

花丸「…そろそろ戻ろっか」

ルビィ「うん…あ、先に行っててくれる？」

花丸「あ、そっかうんこだっけ？じゃあ 教室で待ってるずら｣ﾃｸﾃｸ

ルビィ「はーい」


善子「…」


ルビィ「…｣ｺﾝｺﾝｯ

善子｢｣ﾋﾞｸｯ

ルビィ「えへへ、津島さん だよね？」

善子「！｣ｶﾞﾀｯ

＞花丸「ズラァ！ズラァ！ズラァ！｣ｶﾍﾞﾆｱﾀﾏｦﾅﾝﾄﾞﾓﾀﾀｷﾂｹﾙ

すでに丸ちゃんのキャラじゃなくて草

花丸ちゃんが桐生さんみたいな喧嘩するな

善子(な、なんでバレて…！)

ルビィ「あっ、返事はしなくていいよ？」

ルビィ「さっき見たとき、教室に居なかったのは津島さんだけだったから」

ルビィ「わざわざ他学年の階のトイレに来る人もいないだろうし…だとしたらこの個室に入ってるの可能性があるのは津島さんだけ！」

善子「…」

ルビィ「あっ…もし違ってたらごめんなさい…///」

善子(…すごい勇気ね、この子)

ルビィ「えっと、津島さん クラスに居辛いって思うなら ルビィたちと一緒に居ない？」

善子「…！」

ルビィ「津島さんのこともっと知りたいし…お弁当も一緒に食べたい…」

ルビィ「あっ、もし教室が嫌なら生徒会室でもいいよ！」

ルビィ「たぶんお姉ちゃんにお願いしたら場所貸してくれるから」

ルビィ「ルビィのお姉ちゃんってね、生徒会長だから 悪い奴らが来ても追い返してくれるよ！すごいんだよ！」

ルビィ「小学生のころ ルビィを虐めてた子が居たんだけど、お姉ちゃんに相談したらその子 もともと居ないことになってたの！」

ルビィ「不思議だね！」

善子「…」

ルビィ「あっ、それとね！」

ルビィ「ルビィと花丸ちゃんはね、今 千歌さんって先輩からスクールアイドルに誘われてるんだ！」

ルビィ「もし興味があるなら…津島さんとも一緒にできたら楽しいなって…」

善子「…」

ルビィ「津島さんの、悪魔っぽいキャラ すごくかっこいいと思ったし…｣ﾓｼﾞﾓｼﾞ

善子(…悪魔じゃなくて堕天使だし)

ルビィ「…ごめんね、うんこしてるところに長々と」

ルビィ「花丸ちゃんはもちろん、ルビィも善子ちゃんともっと仲良くなりたいって思ってるから…」

ルビィ「もし、嫌じゃなかったら…ルビィと花丸ちゃんをリトルデーモンにして欲しいなぁ なんて…えへへ」

善子「…」

ルビィ「じゃあルビィもう行くね！」

ルビィ「またねー！｣ﾃﾃﾃｯ

善子「…はぁ」

善子「…ほんと、バカね」

善子「なにがリトルデーモンよ…」

善子「まったく…早くお弁当食べなきゃいけないのに…無駄話聞かされて…

善子「…｣ﾓｸﾞﾓｸﾞ

善子「…｣ﾓｸﾞ

善子「…」

善子「しょっぱい…｣ｸﾞｽｯ

ーーー

ｸﾗｽﾒｲﾄ「善子ちゃん！この前のライブ見たよー！めちゃくちゃ可愛かった！」

善子「善子じゃなくてヨハネ！」

ｸﾗｽﾒｲﾄ「サインちょうだいサイン！」

善子「仕方ないわねぇ…｣ｶｷｶｷ


ギャルA「な、なんなのよ…津島の奴…」

ギャルC「調子に乗っちゃって…」

ギャルC「…でも実際、あいつ結構可愛いのよね…」

ギャルA「え」

ギャルC「私実はブロマイド持ってるんだ…///｣ｽｯ

ギャルA「…」

ギャルA「実は私も…///｣ｽｯ

ギャルC「あとヨハネ様のリコーダー、毎日舐めてる…///」

ギャルA「私も…///」

ギャルC「あ、あの…ヨハネ様」

善子「…なに？(げっ、ギャルだ…)」

ギャルC「よ、よければでいいんですけど…」

ギャルA「私たちをリトルデーモンとして側に置いて下さい///｣ﾍﾟｺｯ

ギャルC「おねがいします///｣ﾍﾟｺｯ

善子「なっ…」


善子「…」


善子「ふふふふふ…」

善子「残念だったわね、私の両脇を固めるアークデーモンはすでに決まってるの…」

ギャルA「そ、そんなぁ…」

善子「ふふふ、せいぜい精進なさい」


善子「花丸！！ルビィ！！部室行くわよ！」

花丸「ごめんずら、今からうんこしてくるずら」

ルビィ「ルビィもうんこ」

善子「ちょっと…締まらないリトルデーモンたちね！！」

善子「うっ｣ｷﾞｭﾙﾙﾙﾙﾙ

善子「わ、私もうんこ…」

拝啓、お母さん

今まで学校になじめなかった私ですが、高校では沢山の友人に恵まれました。

一緒に部活をしたりお弁当を食べるだけじゃなくて、一緒にうんこをする仲間もできました。

みんなで笑って、歌って、踊って、うんこして。

善子は今、とても幸せです。


終わり

こういう臭い話好き

僕はカレー