80: 2013/11/03(日) 18:09:10.08 ID:GR/hHtvE0

最初から:モバP「小早川紗枝が実は人間じゃなかった」

前回:モバP「安部菜々が本当にウサミン星人だった」

緒方智絵里(16)



ちひろ「智絵里ちゃんが帰ってくる頃でしょう?」

P「あぁ、そうですね……迎えにいってきます」

ちひろ「はいはい、じゃあ私は事務作業してますねー。邪魔になってはいけませんし♪」

P「……ちひろさん?」

ちひろ「うふふ、冗談です。でも迎えにはいってあげてくださいね? 確か送りは別の子と一緒でしたけど帰りはまだですから」

P「そうですね……ちなみに、聞いておきたいんですが」

ちひろ「はいはい、なんですか?」

P「智絵里も人間じゃないんですよね?」

ちひろ「はい、そうですよー」

P「……『何』なのかって聞いても大丈夫ですか?」

ちひろ「えぇ、かまいませんよ? たしか智絵里ちゃんは――」


>>85
智絵里の正体

85: 2013/11/03(日) 18:11:10.84 ID:YB8D9P3v0
四葉のクローバーの精霊

88: 2013/11/03(日) 18:16:10.58 ID:GR/hHtvE0
P「精霊?」

ちひろ「ええ。幸せを運ぶ四葉のクローバーのですね♪」

P「……じゃあ、真の姿があるってわけでもないんでしょうか」

ちひろ「さあどうなんでしょう。本人に聞いてみては?」

P「そうですね……じゃあ、いってきます」

ちひろ「はい、いってらっしゃい♪」

 ガチャッ  パタン


P(智絵里がクローバーの精か……あぁ、でもなんとなく納得したな)

P(本人に確認とるか……どうしようか……)

90: 2013/11/03(日) 18:22:19.71 ID:JmIFdR8u0
>>85
可愛すぎワロタwwwww

91: 2013/11/03(日) 18:23:16.40 ID:GR/hHtvE0
スタッフ「お疲れ様でしたー」

智絵里「ありがとうございました……」


P「……」フリフリ

智絵里「あっ……プロデューサーさん……」

P「お疲れ様、智絵里。うまくいったみたいだな」

智絵里「はい……がんばりました」

P「えらいなぁ、智絵里は」

智絵里「えへへ……♪」

P「……あー、とりあえず帰ろうか。あと、ドリンク」

智絵里「あっ、ありがとうございます」

92: 2013/11/03(日) 18:28:45.78 ID:GR/hHtvE0
P(……でもまぁ、急に『智絵里って実は人間じゃないんだってな! あははー!』とか言ったら智絵里も驚くだろうなぁ)

P(別に業務に支障が出るわけでもなし、聞いてないことにしても――)

智絵里「……そうだ、プロデューサーさん」

P「うん? どうしたんだ、智絵里」

智絵里「この前、ロケで綺麗な高原にいったんですけれど……」

P「あぁ、確か旅番組だったか……どうだった?」

智絵里「すっごく、素敵でした……それで、そこで……」ゴソゴソ

P「……?」

智絵里「素敵さのおすそ分けができたらなって、四葉のクローバーを探してきたんですけれど……」

P「四葉の……クローバー……」

94: 2013/11/03(日) 18:37:18.86 ID:GR/hHtvE0
P(智絵里は四葉のクローバーの精霊だったよな……?)

P(俺にクローバーを渡すのは……自分の身を削るのと同じことなんじゃ……!?)

智絵里「すっごく明るくて、今度はみんなで……プロデューサーさんもいっしょにいけたら……」

P「ちっ、ちえり!」ギュッ

智絵里「え、あ、はいっ……」

P「お前……」

智絵里「あ、あのっ、手を……はずかしい、です……」

P「これをもらったら消えたりしないよな!?」

智絵里「……えっ?」

P「だって智絵里はクローバーの精なんだろ? 自分を渡したりしたらまずいんじゃないのか!?」

智絵里「ど、どこでそれを……あ、あうう、そのっ、それは……」

P「ダメだぞ智絵里! お前は幸せにならなきゃいけない子なんだ!」

智絵里「は、はずかしいです……はなしてください……」

P「あっ」

95: 2013/11/03(日) 18:43:57.17 ID:GR/hHtvE0
P「……はい」

智絵里「……ちひろさん、ですか?」

P「うん。ごめんな……」

智絵里「いいんです。ないしょにしてて、ごめんなさい……」

P「智絵里が謝ることじゃないよ。それに……よく考えなくても前から何度もクローバーはもらってたよなぁ……」

智絵里「……は、はずかしいです」

P「いやいや、大切にしてるよ? 持ってるだけでツいてる気もするし……」

智絵里「それは……その……」

P「……?」

智絵里「わ、わたしが念を込めてるので……悪いことも、少しなら遠ざけれたり……」

P「そうなの!?」

智絵里「す、すこしだけですけど……えへへ……」

P「すごいやちえりん! いい子いい子してやろう!」

智絵里「あ、あぅ……ありがとうございます……」

98: 2013/11/03(日) 18:52:11.32 ID:GR/hHtvE0
P「……ん? つまり今までもらったクローバーも智絵里の一部なのか?」

智絵里「えっと、わたしの一部というか……わたしが一部というか……」

P「ふむふむ」

智絵里「幸せの四葉のクローバー……いろんな人が探してくれます、けど。同じぐらい踏まれてるんです」

P「……?」

智絵里「わたしは、どのクローバーでもなくって……幸せになりたいって気持ちに応えるためにいるので……」

P「……なるほど、よくわからないけど智絵里はみんなを幸せにしてるってことか! えらいなぁ!」

智絵里「そ、それほどでも」

P「だけど大丈夫なのか? そういうことしてたら智絵里の幸せは……」

智絵里「昔は、いっぱいがんばらなきゃダメで……わたしは、その次でした」

智絵里「でも、今は……みんなが、ファンの人たちが、プロデューサーさんがいるから……わたし、幸せです……」

P「ち、ちえっ、ちえり……」

智絵里「……プロデューサーさん?」

P「ちえりいいい!!! うおぉぉおおちえりいいいい!!!!」

智絵里「!?」

101: 2013/11/03(日) 18:58:32.43 ID:GR/hHtvE0
P「すまん取り乱した」

智絵里「めっ、です」コツン

P「はい」

智絵里「だから……だいじょうぶ、です。わたし、前よりずっと……幸せで、他の人も幸せにできるって、感じられるから……」

P「……そうか、智絵里はえらいなぁ……」

智絵里「えへへ……だから、受け取ってくれますか……?」

P「うん。大切にするよ! これまでのクローバーも合わせて智絵里本人だと思って愛でるさ!」

智絵里「それは……照れちゃいます……」

P「まずは朝昼晩と撫でるところからかな……よーしよし……」ナデナデ

智絵里「あ、あのっ……」

P「智絵里(にもらったクローバー)はいいにおいがするなぁ!」クンクン

智絵里「あ、あぁ………」

P「大事にするからなー。よーしよし……んー、やっぱり……」

智絵里「だ、だめですっ……!」ザシュゥッ!

P「ぎゃあああああ!!」

102: 2013/11/03(日) 19:04:07.73 ID:GR/hHtvE0
P「……氏ぬかと思った」

智絵里「ご、ごめんなさい……」

P「智絵里チョップはパンチ力だったな。びっくりした」

智絵里「でも、恥ずかしいのでダメです……よ?」

P「うん、以降気を付ける……そんなに、嫌だったのか?」

智絵里「……その、脱いだ服とか、靴とかを嗅がれてるみたいで……」

P「………それは、うん。ごめんな」

智絵里「……またしたら、めっ、しちゃいますよ?」

P「気を付けるよ。だけど大事にするからな」

智絵里「はい……ありがとうございます……えへへ……♪」

103: 2013/11/03(日) 19:07:46.82 ID:GR/hHtvE0
P(ついテンションがおかしくなった。これはきっと智絵里の幸せオーラに当てられたんだろうなぁ)

P(さてと……智絵里は無事女子寮に送り届けたし……事務所に戻るか?)

P(でも少し早いか。ちょっと買い物でも……)


P「……ん? あれは>>108か?」

108: 2013/11/03(日) 19:12:32.43 ID:sFSn1GhI0

引用: モバP「アイドルたちが実は人間じゃなかった」