148: 2013/11/03(日) 20:10:22.53 ID:GR/hHtvE0

最初から:モバP「小早川紗枝が実は人間じゃなかった」

前回:モバP「前川みくが実はロボットだった」

佐久間まゆ(16)



P「まゆも帰ってたのか」

まゆ「はい。ちひろさんのお手伝いをしてたんです……うふふ♪」

ちひろ「まゆちゃんは器用ですしねぇ、助かりますよ」

P「そうなのか? すまないな、まゆ……」

まゆ「いいえ、まゆはPさんのためならなんだってできるんです……」

P「なんだって、か……」

まゆ「なんですかぁ?」

P(……聞いたら教えてくれるんだろうか? まゆの正体……)

149: 2013/11/03(日) 20:13:37.55 ID:GR/hHtvE0
ちひろ「……ふふ、そうそうまゆちゃん」

まゆ「はい、なんですか?」

ちひろ「……」ボソボソ…

まゆ「……! それなら……」

P「……ん、どうしたまゆ?」

まゆ「Pさん、まゆが人間じゃないって……知ったんですよね……?」

P「……あぁ、すまん。ちょっとした機会でな」

まゆ「まゆが……人間じゃなくっても。Pさんはまゆのことを見ててくれますか……?」

P「それは、当然……なんで聞くんだ?」

まゆ「だって、それなら――」


>>154
まゆの正体

154: 2013/11/03(日) 20:15:46.48 ID:qK75XPWw0
あのとき助けてもらった子猫

159: 2013/11/03(日) 20:22:28.43 ID:GR/hHtvE0
まゆ「だって、それなら……」

P「まゆ……?」

まゆ「おひざに乗れる……にゃあ……♡」

P(猫耳……だと……!?)

ちひろ「あらー、お仕事は私がかたずけておきますねー」

P「え、いやちひろさん!?」

ちひろ「プロデューサーさんはまゆちゃん連れて奥にすっこんでてくださいねー」

P「ちょっ待てよ!」

ちひろ「似てないモノマネはいいですからねー」

P「あ、はい」

まゆ「Pさぁん……Pさぁん……」カリカリ

P(掌のモチモチした感触といっしょに爪がちょっと刺さって痛い!)

161: 2013/11/03(日) 20:28:36.35 ID:GR/hHtvE0
P「……ふぅ、それでまゆ?」

まゆ「にゃ……あぁ、いけない。ちょっとクラクラしすぎて耳が出てしまったみたいですね……」ピコピコ

P(あらやだかわいい)

まゆ「うふふ、まゆは実は猫ちゃんなんですにゃ……♪」

P「なんてこった。さっき会ったばかりなのにみくのアイデンティティがクライシスだ」

まゆ「そうなんですかぁ……?」

P「うん。みくはロボだった」

まゆ「じゃあ、柔らかくないんですね……まゆは柔らかいですよぉ……?」ピコピコ

P(尻尾をゆっくり揺らしながら耳をピクピク……猫だな。うん、猫だ……)

まゆ「ほら、まゆは肉球も出せるんですよ? ほらほら……」フニフニ

P(まゆの手が猫に……あ、肉球だ。やわこい。気持ちいいなこれ、アイマスクにして寝たいな)

162: 2013/11/03(日) 20:31:19.32 ID:8qGBBefO0
ままゆは橋姫かと

163: 2013/11/03(日) 20:35:03.60 ID:GR/hHtvE0
P「でも猫か……まゆには猫っぽいイメージなかったけどなぁ。どっちかっていったら犬か――」

まゆ「犬ですかぁ……?」トローン…

P(たぬき……って言ったら怒るかなぁ……)

まゆ「Pさん……?」

P「あぁ、いや。だって猫って自由気ままなイメージがあるだろ? まゆは結構しっかりしてるしなぁ」

まゆ「……猫だって、恩義は感じますし、お返ししたいって思うんです。変ですか……?」

P「恩?」

まゆ「はい。ずっと前に……面倒を見てくれたでしょう……?」

P「前に……面倒……猫……」

まゆ「この鈴と、尻尾を見たら、わかりますかぁ……?」チリンッ

P「ハート模様のしっぽ……そっか、サクか!」

まゆ「はぁい、あなたの猫です……♪」ピコッ

164: 2013/11/03(日) 20:43:26.30 ID:GR/hHtvE0
P「でも、ケガしてたとこをちょっと見ただけだぞ? 飼ってたわけでもないのに」

まゆ「あのままだと、氏んでたんですよ? なのに助けてもらえて……とぉっても嬉しかったです……」

P「そうか……元気になったと思った次の日にはいなくなってたし。浚われたとかいろいろ考えて悲しかったんだぞ?」

まゆ「ごめんなさい……でも、そのあともいろいろあったんです。だけど一度もあなたのことは忘れませんでした……」

P「まゆ………」フニフニ

まゆ「うふふ。恩返ししたかったんです……にゃあ……♡」

P「立派になったんだなぁ。その気持ちがすっごく嬉しいよ」フニフニ

まゆ「だから、まゆにできることなら言ってくださいね……? 湯たんぽにだって、なっちゃいますから」

P(まゆたんぽ……いや、アイドルには……でも猫になってる時なら普通の猫と同じサイズか。魅力的だな……)フニフニ

まゆ「ただ、その……何も言わずにずっと肉球をふにふにされると……くすぐったいですよ……?」

P「あ、ごめん……触り心地がよくてつい……」

まゆ「うふ……気に入ってくれたのなら、嬉しいですけれど……」

165: 2013/11/03(日) 20:44:38.73 ID:JmIFdR8u0
誰かまゆたんぽの参考画像

167: 2013/11/03(日) 20:47:58.33 ID:GR/hHtvE0
P「……じゃあちょっと、猫になってもらっていいかな?」

まゆ「わかりました……にゃお♪」ポンッ

P「おぉ……普通の猫だ……」

まゆ「にゃあ……ん♡」

P「膝の上、乗りたがってたよな。乗るか?」

まゆ「……にゃあ……♥」ヒョイッ

P「おぉ、身軽だ……この身軽さと柔らかさがまゆのモデルとしての実力を裏付けてるのか……」ナデ…

まゆ「ふにゃっ……」ビクッ

P「おっと、すまん……大丈夫か?」

まゆ「にゃあ……♥」

P「そうか。ちょっと撫でてもいいかな?」

まゆ「……ゴロゴロ…にゃ…♥」

P「そっか、ありがとう……」

168: 2013/11/03(日) 20:52:00.20 ID:GR/hHtvE0
――――

――

P「……癒されるなぁ」

まゆ「にゃぁ……♡」

P「そろそろ仕事に戻るよ。ありがとう、まゆ」

まゆ「にゃ……にゃーお♪」ポンッ

P「おぉっと」

まゆ「……無理はしないでくださいねぇ? まゆは、あなたのそばにいられることが何よりの幸せなんですから……」

P「あぁ、ありがとう……」

まゆ「うふふ、人肌寂しかったら……まゆを飼ってくれてもいいですよ、Pさん……?」

P「それは遠慮するよ。まゆをケージに入れて事務所に連れて来るのは大変だしな」

まゆ「あら、残念……じゃあまゆは帰りますね?」

P「うん、お疲れ様」

172: 2013/11/03(日) 20:55:53.82 ID:GR/hHtvE0
P「あぁ、やっぱり猫っていいなぁ……癒されたわ……」

P「ちひろさん、お待たせしました」

P「……あれ? いないな。メモが……」

[ずいぶんと おたのしみ でしたね。買い出しに行きます 千川ちひろ]

P「…………」

P「……」

P「誤解されてる気もするが、ちひろさんなら一切を把握したうえでからかってる可能性のほうが高いんだよな」

P「まったくもう。これシュレッダーにかけておくか……無駄に誤解受けそうだし」

P「さーてと、じゃあ……」

 ガチャッ

P「ん、誰か帰って来たのか? あれは――>>177か」

177: 2013/11/03(日) 20:57:43.55 ID:LxNwggqh0

引用: モバP「アイドルたちが実は人間じゃなかった」