27: 2013/11/17(日) 00:37:43.71 ID:FziztUDHo

最初から:モバP「小早川紗枝が実は人間じゃなかった」

前回:モバP「松原早耶が実は愛のキューピッドだった」

輿水幸子(14)


幸子「いつの間にって、さっきですよ? まったく、ボクが来たのに気付かないなんてプロデューサーさんはボーっとしすぎなんじゃないですか?」

P「ごめんごめん、幸子は小さくて可愛いからなぁ」

幸子「小さいって……まぁ、ボクがカワイイのは当たり前ですけどね! ふふーん!」

P「そうそう。だからつい見落としちゃうんだよ」

幸子「しょうがないですねぇ、もう。もっとちゃんとカワイイものへのセンサーを働かせないと……最高にカワイイ瞬間を見逃しても知りませんよ?」

P「おぉ、そりゃ大変だ! 気を付けるぞー」

幸子「わかればいいんですよ。ふふんっ♪」

28: 2013/11/17(日) 00:41:12.59 ID:FziztUDHo
P「でも、来たのならちひろさんも……」

幸子「ちひろさん?」

P「え? ほらそこで書類整理………してないな、うん」

幸子「何の話ですか?」

P「いや、なんでもない。たぶん買い物とかだろうから大丈夫だ……」

幸子「それならいいんですけれど……」

P「………」ジッ…

幸子「……なんですか? ボクの顔に何かついていますか? カワイさですか? それはまぁいつものことですね! ボクにカワイイがついているのか、カワイイがボクについているのかって言われるほどですから!」

P「そうだなぁ」

幸子「そうでしょうとも! ふふーん!」

P「……なぁ、幸子。実はだな」

幸子「なんですか?」

29: 2013/11/17(日) 00:44:54.86 ID:FziztUDHo
P「ちひろさんからな、とんでもないことを言われたんだ」

幸子「と、とんでもないこと? ははぁん。さてはプロデューサーさん、経費でみんなにご飯を奢ったのがばれちゃったんですね!」

P「いや、それじゃなくって」

幸子「じゃあ、この前ボクたちが個人的にファッションショーをするときの出費とか……」

P「あれはちゃんと経費ですー」

幸子「そうですか? それなら――」

P「あー、そのだな」

幸子「……まさか、まさかですけど。プロデューサーさんが、ちひろさんに……」

P「あぁ、言われたよ」

幸子「!」

P「……アイドルたちが人間じゃないって」

幸子「………え?」

P「うん。だから幸子は何かなぁって気になって……」

幸子「…………なんだ、そんなことですか。あぁビックリした」

30: 2013/11/17(日) 00:47:47.68 ID:FziztUDHo
P「俺もびっくりした」

幸子「まぁ、そうでしょうね。でも当然でしょう? ボクのカワイさと来たら人間ではありえないレベルなんですから!」

P「そうだなー」

幸子「ある意味納得したというところですか? まぁそれも仕方ないでしょう。なぜならボクのカワイさはこの宇宙を燦然と照らすカワイイの化身と――」

P「で、だ」

幸子「……なんですか?」

P「幸子、教えてくれないかな……?」

幸子「ボクの、正体ですか?」

P「うん。知りたいなーって。幸子のカワイイ正体が知りたくて仕事も手につかなくなりそうだ」

幸子「……仕方ないですね。プロデューサーさん! トクベツに! ボクのカワイイカワイイ正体を教えてあげます!」

幸子「ボクは――」


>>34
幸子の正体

34: 2013/11/17(日) 00:48:39.13 ID:+p+2DFruO
アークオルフェノク

40: 2013/11/17(日) 00:49:10.64 ID:5zR8Z8l50
アカン、幸子氏んでまう・・・

41: 2013/11/17(日) 00:50:12.99 ID:+p+2DFruO
あ、クレインオルフェノクと間違えた(てへぺろ

42: 2013/11/17(日) 00:50:53.69 ID:5BdBdaoR0
白いカラスかもしんないだろ

43: 2013/11/17(日) 00:51:28.00 ID:FziztUDHo
幸子「ボクは、オルフェノクの王様です!」

P「……なんて?」

幸子「この、カワイイボクは」

P「うん」

幸子「オルフェノクの――」

P「オル……オル?」

幸子「うーん……そうですね、簡単に言えば人間の進化種といったところでしょうか」

P「えっ」

幸子「一度氏んでしまったと思いましたが、カワイイボクがそのまま氏んでしまうのは世界の損失でしたから!」

P「うん」

幸子「生き返りました。すごくなって!」

P「そーなのかー」

幸子「そうなんです! ふふーん!」

45: 2013/11/17(日) 00:56:47.10 ID:FziztUDHo
P「幸子は実は一回氏んでたのか……」

幸子「えぇ。ちなみになんですがボクの本来の姿は――」

 ザザァ…… ヴヴ…

P「え、なにを――」




アークオルフェノク「――――」

no title



P「」

46: 2013/11/17(日) 00:58:11.31 ID:DjgMMM890
さ、幸子はカワイイな!(目をそらしつつ)

47: 2013/11/17(日) 01:00:00.88 ID:qfIffnUbo
本当どうしてクレインと間違えたんだ

48: 2013/11/17(日) 01:01:02.94 ID:FziztUDHo
アーク「どうですか、プロデューサーさん?」

P(ふぇぇぇ……身長が1.5倍ぐらいになってるよぉ……2メートル超えてるよぉ……)

アーク「プロデューサーさん?」

P「え、あぁ、うん?」

アーク「……その、これがボクの本当の姿なんですけれど」

P(幸子の声だ……なんだこれ、なんなんだろうこれ……)

アーク「……カワイイ、ですか?」

P「いやぁ、これは……」

アーク「………」

P「………」

アーク「……ぷろ、でゅーさーさん?」

P(……あれ? なんかじーっとみてたらたれ目だしちょっと可愛い気もしてきたぞ……?)

50: 2013/11/17(日) 01:04:33.03 ID:WRHj4+nl0
見つめてる間SAN値がけずれてくのか(驚愕)

51: 2013/11/17(日) 01:05:41.47 ID:FziztUDHo
アーク「………ボクは」

P「幸子」

アーク「なんですか?」

P「うん。大丈夫、可愛いよ」

アーク「嘘や慰めなんかいりません!」

P「嘘? そんなわけあるか!」

アーク「でも、さっきは――」

P「さっきはさっきだ! ちょっと身長が1.5倍ぐらいになって、軽く腕を振るわれたらそれだけでこっちが吹き飛びそうな威圧感があるが、それだけだろう!」

アーク「……プロデューサーさん」

P「いやぁ、普段の幸子とあまりにイメージがかけ離れてたから飲み込むのに時間がかかったが……可愛いじゃないか。うん!」

アーク「本当ですか……?」

P「俺はアイドルに嘘つかないぞ」

アーク「プロデューサーさん……!」シュルシュルシュルッ…

P(なんか触手出てる……なにあれこわい)

53: 2013/11/17(日) 01:09:38.71 ID:FziztUDHo
P「……さ、幸子?」

アーク「なんですか?」シュルシュルッ…

P「その触手、なんだ?」

アーク「しょく……あ、いけないっ! 危ないところでした……」

P「危ないって、なんだったんだ?」

アーク「危うく、プロデューサーさんを使徒再生しちゃうところでしたよ」

P「……そーなのかー」

アーク「そんなことしたら、プロデューサーさんがプロデューサーさんじゃなくなっちゃいますもんね!」

P(しとせいせーって何かは聞かないほうがよさそうだな、うん……)

アーク「……んんっ、じゃあ戻りますね」

 ザザァ…ヴヴ…

P(また影が揺れて……不思議な光景だなぁ……)

54: 2013/11/17(日) 01:13:33.05 ID:FziztUDHo
幸子「ふふーん! びっくりしましたか? プロデューサーさん!」

P「うん。びっくりした。正直想像の斜め上どころじゃなかったよ」

幸子「ボクのカワイさは、一分一秒今この瞬間も磨かれてますからね!」

P「そうだなー。やっぱり幸子は普段どおりが一番可愛いかもしれないなぁ」ナデナデ…

幸子「そうですか? そうでしょうとも! だってボクは一番カワイイですからね!」

P「そうそう。あっちもいいけど、普段の幸子がいいなー」ナデナデ…

幸子「ふふーん! そうですね、やっぱりボクはカワイイですもんね!」

P「今日もお仕事頑張れよー。いつも無茶させてごめんなー……」ナデナデ…

幸子「構いませんよ! ボクにとっては簡単なことですから!」

P「そーなのかー……」ナデナデ……

幸子「そうですとも!」

55: 2013/11/17(日) 01:16:34.21 ID:FziztUDHo
P(幸子はいったか……いやぁ、びっくりした……)

P(楓さんの蛇化とか、トゲトゲの拓海とか……紗枝との決闘とは別のモノを感じたもんなぁ……)

ちひろ「それでも受け止められるあたり、プロデューサーさんも人間離れしてますねぇ」

P「ちひろさん……いつから?」

ちひろ「今までも、これからも。あなたのお隣にいましたよ?」

P「なにそれこわい」

ちひろ「ふふっ、冗談です」

P「怖い冗談はやめてくださいよ……」

ちひろ「ところで、食事を経費でっていつのですか?」

P「聞いてたんじゃないですかぁ!」

56: 2013/11/17(日) 01:19:47.07 ID:FziztUDHo
――――

――

P(……まさか埋め合わせにお使いを頼まれるとは。ちひろさん、自分でも出かけられるだろうに)

P(あの穴とか使えば一発だろうし……まぁ、別にいいんだけれど……)

P(これで不問って言ってたし。まぁ、本当は最初から知ってたんじゃないか……?)


P「なんて、邪推か」

P「えーっと、ここで買い物を……」

  ドンッ  ドサドサッ

P「いたっ!? すみませ――あ、>>60!?」

60: 2013/11/17(日) 01:21:12.18 ID:qfIffnUbo

引用: モバP「アイドルたちが実は人外ばかりだった」