1: 2016/11/27(日) 22:43:40.57 ID:WGiEUESx.net
鞠莉「…………オゥ！SoCuteね！」
千歌「でしょ！？カワイイよねー」
鞠莉「東京では、こんなカワイイ動物を飼育しているのね」
千歌「そーなの！実はこれμ'sがいたころの動画なんだよ」
鞠莉「μ'sがいたころの？」
千歌「うん。このアルパカ、当時人気でね。学校のアピールポイントの一つだったんだって」
千歌「それでね――マリちゃんにお願いがあるんだけどぉ…………」
鞠莉「イイと思う！」
千歌「へっ？まだチカ、何も言ってないよ？」
鞠莉「私たちの浦の星もアピールできるよう、なにか飼育したいんでしょう？」
千歌「そうそう！さすが、マリちゃん！話が早い！」
鞠莉「オーケー！小屋から何から、サクッと準備するから！
千歌「でしょ！？カワイイよねー」
鞠莉「東京では、こんなカワイイ動物を飼育しているのね」
千歌「そーなの！実はこれμ'sがいたころの動画なんだよ」
鞠莉「μ'sがいたころの？」
千歌「うん。このアルパカ、当時人気でね。学校のアピールポイントの一つだったんだって」
千歌「それでね――マリちゃんにお願いがあるんだけどぉ…………」
鞠莉「イイと思う！」
千歌「へっ？まだチカ、何も言ってないよ？」
鞠莉「私たちの浦の星もアピールできるよう、なにか飼育したいんでしょう？」
千歌「そうそう！さすが、マリちゃん！話が早い！」
鞠莉「オーケー！小屋から何から、サクッと準備するから！
2: 2016/11/27(日) 22:45:33.48 ID:WGiEUESx.net
ダイヤ「なんなの！？なんなんですの！？」
ダイヤ「わたくしをほったて小屋に閉じ込めて、どういうつもり！？」ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬ
ダイヤ「ちょっと、マリさあああん！？」ﾄﾞﾝﾄﾞﾝ
鞠莉「できた」
千歌「できた……じゃないよ！？」
ダイヤ「わたくしをほったて小屋に閉じ込めて、どういうつもり！？」ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬ
ダイヤ「ちょっと、マリさあああん！？」ﾄﾞﾝﾄﾞﾝ
鞠莉「できた」
千歌「できた……じゃないよ！？」
5: 2016/11/27(日) 22:47:47.42 ID:mwLMRvUu.net
|c||^.- ^|| 鞠莉さんと千歌さんのペットになりますわぁ
6: 2016/11/27(日) 22:47:48.55 ID:WGiEUESx.net
鞠莉「……ええ？ちゃんと用意したよ？」
鞠莉「ほら、この小屋は施錠もできるし。それでね、脱走防止のために高めの塀にしたの！」
千歌「でも中身ダイヤさんじゃん！ダイヤさん閉じ込めちゃダメでしょ！」
千歌「なんで、ダイヤさん入れちゃったの？」
鞠莉「いい感じのが、いい感じにいたから」
千歌「全然いい感じじゃないよ！？」
鞠莉「うーん…………確かに。よく見たらチカっちの言うとおりね」
千歌「よく見なくても、わかるよね？」
鞠莉「うん」
鞠莉「ほら、この小屋は施錠もできるし。それでね、脱走防止のために高めの塀にしたの！」
千歌「でも中身ダイヤさんじゃん！ダイヤさん閉じ込めちゃダメでしょ！」
千歌「なんで、ダイヤさん入れちゃったの？」
鞠莉「いい感じのが、いい感じにいたから」
千歌「全然いい感じじゃないよ！？」
鞠莉「うーん…………確かに。よく見たらチカっちの言うとおりね」
千歌「よく見なくても、わかるよね？」
鞠莉「うん」
7: 2016/11/27(日) 22:49:17.53 ID:WGiEUESx.net
鞠莉「ダイヤは、アルパカほどかわいくない」
千歌「そこじゃな――」
ダイヤ「そうですわ……どうせ私はかわいくないですもの……」
千歌「ダイヤさんも真に受けてすねないで！」
鞠莉「まかせてチカっち！とびきりカワイイの、用意する！」
千歌「そこじゃな――」
ダイヤ「そうですわ……どうせ私はかわいくないですもの……」
千歌「ダイヤさんも真に受けてすねないで！」
鞠莉「まかせてチカっち！とびきりカワイイの、用意する！」
8: 2016/11/27(日) 22:51:03.59 ID:WGiEUESx.net
ルビィ「ぴぎぃ…………」
鞠莉「とびきりなヤツ」
千歌「ルビィちゃんじゃん！」
鞠莉「とびきりなヤツ」
千歌「ルビィちゃんじゃん！」
9: 2016/11/27(日) 22:52:59.77 ID:WGiEUESx.net
鞠莉「どうでしょう？」
千歌「ダメだよ！」
鞠莉「えーダメ？ルビィはとってもかわいいと思うよ？」
千歌「カワイイけど、そうじゃなくてー…………」
鞠莉「ちがうの？」
千歌「ちがうよ！？」
鞠莉「うーん…………となると――ごめん、さっきの動画もう一度見せて？」
千歌「えっ？いいけど…………」
鞠莉「…………なるほど」
鞠莉「わかったわ！今度こそチカっちの希望に沿うのを、連れてくるから！」
千歌「ダメだよ！」
鞠莉「えーダメ？ルビィはとってもかわいいと思うよ？」
千歌「カワイイけど、そうじゃなくてー…………」
鞠莉「ちがうの？」
千歌「ちがうよ！？」
鞠莉「うーん…………となると――ごめん、さっきの動画もう一度見せて？」
千歌「えっ？いいけど…………」
鞠莉「…………なるほど」
鞠莉「わかったわ！今度こそチカっちの希望に沿うのを、連れてくるから！」
10: 2016/11/27(日) 22:55:19.55 ID:WGiEUESx.net
曜「………………」
曜「ふ……ふえええぇぇ」
鞠莉「よし」
千歌「ぜんっぜん、よしじゃないよ！？」
曜「ふ……ふえええぇぇ」
鞠莉「よし」
千歌「ぜんっぜん、よしじゃないよ！？」
11: 2016/11/27(日) 22:58:58.78 ID:WGiEUESx.net
鞠莉「ええ？このフォルム、カンペキでしょう？」
千歌「確かに、このキグルミ……もふもふで、本物のアルパカっぽいけど――」
鞠莉「そして、かわいい鳴き声！」
曜「ふ……ふぇええ」
千歌「まあ、かわいいかもしれないけど…………」
曜「ふえええええぇ！ふええええぇ！！」
千歌「えっ、なんで曜ちゃん、急にノリノリになってるの……」
千歌「確かに、このキグルミ……もふもふで、本物のアルパカっぽいけど――」
鞠莉「そして、かわいい鳴き声！」
曜「ふ……ふぇええ」
千歌「まあ、かわいいかもしれないけど…………」
曜「ふえええええぇ！ふええええぇ！！」
千歌「えっ、なんで曜ちゃん、急にノリノリになってるの……」
12: 2016/11/27(日) 23:01:12.07 ID:WGiEUESx.net
鞠莉「ダメ？」
千歌「ダメに決まってるよ！」
鞠莉「……チカっちはなかなか、理想が高いのね」
千歌「理想が高いとかじゃないと思います…………」
鞠莉「だけど――私だって、負けてられないわ！」
鞠莉「待っててチカっち！独自にオトノキの飼育小屋について調査してくるから！」
千歌「ダメに決まってるよ！」
鞠莉「……チカっちはなかなか、理想が高いのね」
千歌「理想が高いとかじゃないと思います…………」
鞠莉「だけど――私だって、負けてられないわ！」
鞠莉「待っててチカっち！独自にオトノキの飼育小屋について調査してくるから！」
13: 2016/11/27(日) 23:03:56.84 ID:WGiEUESx.net
果南「…………これ、なんの遊び？」
花丸「ずらぁ…………」
鞠莉「うん」
千歌「うん、でもないよ！なんでしてやった、みたいな顔なの！？」
花丸「ずらぁ…………」
鞠莉「うん」
千歌「うん、でもないよ！なんでしてやった、みたいな顔なの！？」
14: 2016/11/27(日) 23:06:15.95 ID:WGiEUESx.net
鞠莉「あのね……マリーの独自の調査の結果、なんと――」
鞠莉「アルパカは二匹いた！」
千歌「動画見たら、一発でわかると思いますけど……」
鞠莉「というわけで、つがいを用意してみました」
鞠莉「小屋も手直しして、オトノキオリジナルに近づけたわ！」
鞠莉「どう？グッド？」
千歌「のーぐっどだよ！」
鞠莉「おおぅ！？おかしいね……？」
千歌「おかしくないです」
鞠莉「アルパカは二匹いた！」
千歌「動画見たら、一発でわかると思いますけど……」
鞠莉「というわけで、つがいを用意してみました」
鞠莉「小屋も手直しして、オトノキオリジナルに近づけたわ！」
鞠莉「どう？グッド？」
千歌「のーぐっどだよ！」
鞠莉「おおぅ！？おかしいね……？」
千歌「おかしくないです」
16: 2016/11/27(日) 23:09:13.25 ID:WGiEUESx.net
鞠莉「んー…………あっ！わかったわ！子どもね！？」
鞠莉「オトノキのアルパカは、子どもを産んだって！」
鞠莉「大丈夫！今はいないけど、春の繁殖シーズンになれば、きっと――ね？」ﾁﾗｯ
果南「えっ…………」
花丸「なに言ってるずら…………」
千歌「ちがうちがう！子どもとかじゃなくて、ヒトがダメなの！」
千歌「ヒトを飼育しちゃダメでしょ！」
鞠莉「…………ああっ！わかったわ。次こそしっくりくるの、連れてくるから！」
鞠莉「オトノキのアルパカは、子どもを産んだって！」
鞠莉「大丈夫！今はいないけど、春の繁殖シーズンになれば、きっと――ね？」ﾁﾗｯ
果南「えっ…………」
花丸「なに言ってるずら…………」
千歌「ちがうちがう！子どもとかじゃなくて、ヒトがダメなの！」
千歌「ヒトを飼育しちゃダメでしょ！」
鞠莉「…………ああっ！わかったわ。次こそしっくりくるの、連れてくるから！」
17: 2016/11/27(日) 23:12:16.86 ID:WGiEUESx.net
善子「くくくくっ……我がゲヘナへようこそ！」
梨子「なにこれ…………」
鞠莉「うむ」
千歌「だからぁ…………」
梨子「なにこれ…………」
鞠莉「うむ」
千歌「だからぁ…………」
18: 2016/11/27(日) 23:14:53.36 ID:WGiEUESx.net
鞠莉「お望み通りヒトじゃないのを用意したよ」
千歌「ヒトだよ！どっからどう見てもヒトだよ！」
鞠莉「ちがうよ？ヒトじゃないわ。見てて」
鞠莉「堕天使ヨハネ、あなたはヒトですか？」
善子「ちがうわ！私は堕天使！堕天使ヨハネよ！」
鞠莉「となりにいるのは、ヒトですか？」
善子「ちがうわ！リトルデーモン、リリーよ！」
鞠莉「ほら」
千歌「…………」
千歌「ヒトだよ！どっからどう見てもヒトだよ！」
鞠莉「ちがうよ？ヒトじゃないわ。見てて」
鞠莉「堕天使ヨハネ、あなたはヒトですか？」
善子「ちがうわ！私は堕天使！堕天使ヨハネよ！」
鞠莉「となりにいるのは、ヒトですか？」
善子「ちがうわ！リトルデーモン、リリーよ！」
鞠莉「ほら」
千歌「…………」
19: 2016/11/27(日) 23:16:06.16 ID:WGiEUESx.net
鞠莉「これでいい感じ？」
千歌「まったくだよ！あのね、ヒトも堕天使も、リトルデーモンもダメ！」
千歌「というか、生徒を飼育小屋に入れるのはおかしいでしょ！」
鞠莉「…………生徒を……おかしい…………ああっ！」
鞠莉「そういうことね……わかったわ！」
千歌「まったくだよ！あのね、ヒトも堕天使も、リトルデーモンもダメ！」
千歌「というか、生徒を飼育小屋に入れるのはおかしいでしょ！」
鞠莉「…………生徒を……おかしい…………ああっ！」
鞠莉「そういうことね……わかったわ！」
20: 2016/11/27(日) 23:17:54.86 ID:WGiEUESx.net
鞠莉「YES！」
千歌「なんで、マリちゃんが入ってるの……」
鞠莉「私は生徒である前に、理事長！」
鞠莉「つまり、生徒ではないのです！」
千歌「生徒だよ！」
千歌「なんで、マリちゃんが入ってるの……」
鞠莉「私は生徒である前に、理事長！」
鞠莉「つまり、生徒ではないのです！」
千歌「生徒だよ！」
21: 2016/11/27(日) 23:20:59.65 ID:WGiEUESx.net
鞠莉「よく考えてみて？まず私は――――」
千歌「あっ、電話だ――」
千歌「うん…………ああっ！もう練習の時間！？」
千歌「ごめんごめん……うん、すぐ行く！」ﾋﾟｯ
千歌「ごめんマリちゃん、練習に行かなくちゃ！」ﾀﾀｯ
千歌「あっ、電話だ――」
千歌「うん…………ああっ！もう練習の時間！？」
千歌「ごめんごめん……うん、すぐ行く！」ﾋﾟｯ
千歌「ごめんマリちゃん、練習に行かなくちゃ！」ﾀﾀｯ
22: 2016/11/27(日) 23:22:22.02 ID:WGiEUESx.net
鞠莉「………………」
鞠莉「ボーとっしてる場合じゃないわ！私も行かなきゃ！」
鞠莉「………………」ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬ
鞠莉「あれ？ウソでしょ…………」ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬ
鞠莉「………………」
鞠莉「チカっち！？チカっちカムバァーック！！」ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬ
鞠莉「ボーとっしてる場合じゃないわ！私も行かなきゃ！」
鞠莉「………………」ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬ
鞠莉「あれ？ウソでしょ…………」ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬ
鞠莉「………………」
鞠莉「チカっち！？チカっちカムバァーック！！」ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬ
23: 2016/11/27(日) 23:24:57.01 ID:WGiEUESx.net
おわり
26: 2016/11/27(日) 23:33:40.64 ID:81lHoBsY.net
乙っち
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