1: 2016/11/27(日) 23:05:40.72 ID:wIjHrIwF.net
希「……ん?」

絵里「希ばっかりずるい!私だって触りたいの」

希「ど、どしたん?」

3: 2016/11/27(日) 23:08:41.59 ID:wIjHrIwF.net
絵里「にこって……そういうの、させてくれないのよ」

希「まぁ…?そうなんかなぁ」

絵里「ほら!希は簡単に出来ちゃうからそう思うのよ」

希「えーと、聞いていい?そもそも何が目的なん?」

絵里「目的…私はただ、あの柔らかそうなほっぺを触りたいの。触るっていっても、ただ普通にするんじゃなくて…こう、ぷにぷに」

希(急に何があったんや)

9: 2016/11/27(日) 23:12:50.94 ID:wIjHrIwF.net
絵里「ーーはぁ……」ガクッ

希(語り出したと思ったら次はため息ついて項垂れとるし…情緒不安定?)

絵里「うぅぅっ///、私だってにこと仲良くなりたい!」バタバタ

希(あぁ、これが本音やな)

絵里「みんなずるいわよ!私も……凛みたいに、にこに突っ込まれて叩かれたい!」

希「ちょぉぉい!!声、声っ!違う意味に聞こえる!」

10: 2016/11/27(日) 23:16:58.85 ID:wIjHrIwF.net
絵里「花陽みたいにスクールアイドルの指導をされたい!真姫みたいに構ってもらいたい!穂乃果みたいに…」

希「わかった、わかったから!えりちは周りが羨ましいんやね?」

絵里「………」コクン

希「でもまぁ、最初に言ってたほっぺぷにぷには簡単に出来るんやない?急に触っても不思議がるだけやと思うし」

絵里「え、ぇぇぇぇぇ!?」

希「」ビクッ

絵里「むむむむ無理よ!!///そんな、無理やり…だなんてっ」カァァ

11: 2016/11/27(日) 23:20:23.45 ID:wIjHrIwF.net
希「あー、もう!とにかくやってみたらいいやん。案外簡単にいくと思うし」

絵里「そんなぁ……希ぃ…」

希「グチグチ言わんの。はい、明日の朝に決行ね!」

絵里「うぅ…」



~翌日.下駄箱~


希「あ。にこっちおはようさん」

絵里「!お、おはよう…」

にこ「はよー。今日も一緒に来てんのね」

12: 2016/11/27(日) 23:27:31.88 ID:wIjHrIwF.net
絵里「……」ジッ


絵里(今日もにこは普段通りのツインテール。前髪がほっぺに少しかかってるくらいで、そのほとんどは外気に晒されてい…)

にこ「???」

絵里「っ!?」

絵里(そんな…!にこの首元に赤いマフラーが…なおかつ寒いせいで、口元まで引き上げられてる)

絵里(そんな…のっ…て)


にこ「えっと、なに?」

希「あー…もうええよ。ごめんなぁ」

15: 2016/11/27(日) 23:34:43.07 ID:wIjHrIwF.net
にこ「じゃあ行くわ。また部活でー」


絵里「……あっ」

希「えりち。スキンシップは強引にいくもんなんよ」

絵里「で、でも私…今までそんなのした事ないし」

希「今こそその時なんよ!いいから、お昼休みに教室訪ねてやってみ?」

絵里「!?!?せ、せめて部室でさせて…」

16: 2016/11/27(日) 23:36:34.70 ID:wIjHrIwF.net
~部室~



絵里「…よし。いま、部室でにこは1人のはず」

絵里「……」スゥハァ


ガラッ


にこ「んー?あ、絵里」

絵里「あ、あら…にこじゃない」

にこ「みんな遅いわねー」

絵里「そう、ね…」


シーン

17: 2016/11/27(日) 23:42:01.89 ID:wIjHrIwF.net
絵里(どうしよう…会話が続かないじゃない)ウルウル

絵里(っ、もうこの際ヤケよ!!)


ピトッ

にこ「ひゃっ、!!」ビクッ


モミモミ

絵里(にこの、ほっぺって…熱くて、柔らかくて、こんな感じなのね…すべすべなのはきゅうりパックの成果?)

にこ「……めた、」

絵里「へっ?」

にこ「冷たいのよーっ!!///」

20: 2016/11/27(日) 23:46:05.10 ID:wIjHrIwF.net
絵里「あ!!」

にこ「んもう、急に何なのよ!冷たくてびっくりしちゃったじゃない…」

絵里「ごめんなさい…にこ」シュン

にこ「んで?」

絵里「え?」

にこ「絵里ちゃんはぁ、なーんで急にこんなことしたのかなぁ?」 ズイッ

絵里「ーーっ////」

にこ「ん~??」

21: 2016/11/27(日) 23:49:49.84 ID:wIjHrIwF.net
絵里「そ、それは…」


絵里「にこのほっぺが……柔らかそうだった、から」モゴモゴ

にこ「ふーん。だから触っちゃったんだぁ?」

絵里「わ、悪気はないの!///本当よ!」

にこ「別にー、もうちょっとぐらいなら触らせてあげてもいいけどー?」

絵里「!?」


にこ「まっ、なーんて…」

絵里「じ、じゃあ…!」


にこえり「へっ?」

24: 2016/11/27(日) 23:55:41.53 ID:wIjHrIwF.net
にこ「え…本気?」

絵里「良いって言ったから…うぅ…///」

にこ「なによ、そんな風に言われると照れるでしょ…///もう」

絵里「あのね…。私達って、2年間も交流がなかったじゃない」

にこ「まぁ……そうね」

絵里「だから、私…にこと、仲良くなりたくて。でもどういう風に仲良くなればいかわからなかった」

絵里「その時に、凛や花陽、希のスキンシップを思いついたの…」


にこ「あーー…なるほど。いかにも不器用なアンタがしそうな事だわ」

25: 2016/11/28(月) 00:00:41.89 ID:axO8haP9.net
絵里「……気持ち悪いわよね…ごめんなさ」


にこ「いいわよ」


絵里「……にこ?」


にこ「だから、絵里が触りたいなら…触ればいいじゃない…///」

絵里「本当に!?」

にこ「にこと仲良くなりたいんでしょ!…それは、私も同じだから」

絵里「……///」

にこ「なに照れてるのよ!!ばーか!///」

27: 2016/11/28(月) 00:03:44.84 ID:axO8haP9.net
絵里「じ、じゃ…頭撫でてもいい?」

にこ「うん…いい、けど」


ポンッ

絵里「……」ナデナデ

にこ「ん…///」

絵里(あれ?にこがこんなに素直な時って、滅多にないんじゃないかしら…)

ギュッ

にこ「へっ!?///」

29: 2016/11/28(月) 00:07:43.22 ID:axO8haP9.net
にこ「ちょ、ちょっとぉ!!何してっ」

絵里「にこと仲良くなりたいから……ダメ?」

にこ「ーーっ…///」キュン

絵里「ここはソファなんてないから…私の膝の上に座って?」

にこ(なによ、調子乗っちゃって…これじゃにこが一方的に攻められてるみたいじゃない!むかつく…)

ストン


絵里「ふふっ♪言う事きいてくれて嬉しいわ」

にこ「……絵里」


チュッ

32: 2016/11/28(月) 00:11:25.79 ID:axO8haP9.net
絵里「ふぇっ…///!?!?」

にこ「あれぇ?ほっぺにちゅーは予想外だったぁ?」

絵里「……っ///」カァァ

にこ「照れちゃって、かーわいい♡まだまだウブな絵里ちゃんにはこれで十分ね」

絵里「うぅ……」

にこ「んまぁ、にこのファーストキスは永遠のものだから誰にもあげないのよ」

にこ(くくくっ…絵里ったら顔真っ赤じゃない。動かなくなったし、もう許して…)


グイッ

34: 2016/11/28(月) 00:16:10.27 ID:axO8haP9.net
にこ「…??」

絵里「……」ペロッ


にこ「っ、///待ちなさ…」

絵里「にこ…」

にこ「ひゃう…っ///」


にこ(耳元で話されたら吐息が耳にかかる…///って、それ以前に絵里は私の耳を舐めたりしてくれてんだけど!)

ペチャ


にこ「ぁ、う…///」

絵里「…っ///」

35: 2016/11/28(月) 00:19:57.33 ID:axO8haP9.net
にこ(あぁぁぁぁ!!///絵里のせいで変な声出ちゃったじゃない!!///)

絵里(にこ、なんて声出すの…?///聞いた私まで恥ずかしくなっちゃったわ…///)


シーン…


にこ(なんで…だろ…)

にこ(絵里の蒼い瞳から目が離せない……///)


絵里(このまま、こうしていられたら…なんて)

絵里(にこの紅い瞳に釘付けになる……///)

38: 2016/11/28(月) 00:24:12.88 ID:axO8haP9.net
フワッ


絵里(自分でもわからないくらい、自然に……にこのほっぺを両手で挟み込んでいた)

絵里(でもにこは何の抵抗もしない。ただ、私をじっと見つめて…)

絵里(だから私は…、)


にこ「…絵里……///」

絵里「にこ…///」


絵里(友達になる為にこれが必要なのか。何て、もうどうでも良かったの)

絵里(……ただ、この燃えるような熱い気持ちを…)

39: 2016/11/28(月) 00:28:08.85 ID:axO8haP9.net
絵里(…もう、少し……で)

絵里(この子の魅力的な唇に触れられる…///)ドキドキ



バーンッ


凛「あー!絵里ちゃんとにこちゃんがチューしてるにゃー!」

花陽「りりり凛ちゃん!?///ダメだよぉっ!こっそり見てようって…」


絵里「」

にこ「」


希「あかんわー不純行為やわー認められへんわぁ」

42: 2016/11/28(月) 00:31:23.42 ID:axO8haP9.net
絵里「不純…、って、まだ私キスしてないわよ!!」

にこ「はぁぁ!?馬鹿じゃないの!?//////」

絵里「だ、だってそうじゃ…」

にこ「あーーもう!!絵里にドキドキした私が馬鹿だったわ!」

絵里「そんな、にこぉ……」ウルウル

にこ「凛も希も、覗いて遊んでんじゃないわよ!」
希「いやー、ちょっと入るタイミング逃してもて…」

凛「絵里ちゃんとにこちゃんチューしたにゃ?したにゃ?」

にこ「うっさい!!///」

43: 2016/11/28(月) 00:35:26.15 ID:axO8haP9.net
希「じゃーうちらは、先に屋上行ってるなぁ」

凛「ばいばーい!」

花陽「ごめんねにこちゃん…私は……そういうの、イイと思うから///」


にこ「花陽!?」


ガチャッ バタン


にこ「あー…もう。災難だったわね」

絵里「……そうね」シュン

にこ「………」

44: 2016/11/28(月) 00:40:44.75 ID:axO8haP9.net
チュッ



絵里「……???」


絵里「ーーへっ////」


にこ「…ふん。そんな寂しそうな顔するんじゃないわよ///」

絵里「にこ……良かったの?スクールアイドルのファーストキスは…」

にこ「だから責任取りなさいよ!///わかった?」

絵里「……///」コクン

にこ「……っはぁ…びっくりした…」

絵里「にこ、私ね…」


絵里「卒業まで少ししか時間はないけど…最後まで、あなたとの思い出を作りたいわ」

にこ「…わ、私もよ……///だからこれからも、よろしく」

絵里「えぇ!にこ、よろしくね♡」

46: 2016/11/28(月) 00:42:35.82 ID:gUMMXJJX.net
おつ
にこえりはいいぞ

引用: 絵里「にこのほっぺをぷにぷにしたいわ」