130: 2011/09/06(火) 02:44:11.81 ID:vrTQjfGp0
一夏(あ……!)
箒(なっ……!?)
ちゅ
箒「~~~~~ッ!!?////」
一夏「うわわっ、ご、ごめん!」
箒『ば、馬鹿者声が大きい!』
一夏『う……すまん』
箒『……』
一夏『……あの』
箒『今の件の話なら、映画が終わってからゆっくり聞かせて貰う』
一夏『……はい』
箒(なっ……!?)
ちゅ
箒「~~~~~ッ!!?////」
一夏「うわわっ、ご、ごめん!」
箒『ば、馬鹿者声が大きい!』
一夏『う……すまん』
箒『……』
一夏『……あの』
箒『今の件の話なら、映画が終わってからゆっくり聞かせて貰う』
一夏『……はい』
136: 2011/09/06(火) 02:50:32.86 ID:vrTQjfGp0
箒(~~~ッッ////まずいまずいぞ非常にまずい。ここが屋外であったらとても耐えられん)
一夏(箒、やっぱり怒ってるよな…)
箒(顔が熱い…一夏の唇の感触が、まだ……)
一夏(うあー俺って奴は何をやってるんだ! ほっぺにでもアウトだよいきなりキスなんて!)
箒(一夏との、一夏からの……キス…)
一夏(……でも、柔らかかったな。箒の唇)
箒(一夏は、いったいどういうつもりで……)
一夏(箒……)
箒(一夏……)
一夏(箒、やっぱり怒ってるよな…)
箒(顔が熱い…一夏の唇の感触が、まだ……)
一夏(うあー俺って奴は何をやってるんだ! ほっぺにでもアウトだよいきなりキスなんて!)
箒(一夏との、一夏からの……キス…)
一夏(……でも、柔らかかったな。箒の唇)
箒(一夏は、いったいどういうつもりで……)
一夏(箒……)
箒(一夏……)
314: 2011/09/06(火) 18:58:22.54 ID:vrTQjfGp0
-上映後
一夏「……終わったな」
箒「……ああ」
一夏「……行こうぜ」
箒「……ああ」
一夏(さっきから箒が同じ返事しかしてこない……。やっぱり怒ってんのかな……)
箒(一夏とキス一夏からのキス初めてのキス一夏の唇一夏のキス一夏……)ふらっ
一夏「箒!?」
箒「……きゅぅ」ばたっ
一夏「箒ーっ!?」
一夏「……終わったな」
箒「……ああ」
一夏「……行こうぜ」
箒「……ああ」
一夏(さっきから箒が同じ返事しかしてこない……。やっぱり怒ってんのかな……)
箒(一夏とキス一夏からのキス初めてのキス一夏の唇一夏のキス一夏……)ふらっ
一夏「箒!?」
箒「……きゅぅ」ばたっ
一夏「箒ーっ!?」
316: 2011/09/06(火) 19:08:47.52 ID:vrTQjfGp0
………
……
…
箒「……う」
箒(……ここは?)
一夏「お、起きたか箒」
箒「……一夏?」
箒(なんだ…? なんだかやけに一夏が近いような…)
箒「~~ッッ!!」
一夏「うわっ急に起きるなよまだ安静にしてなきゃ…」
箒「…う、く」
……
…
箒「……う」
箒(……ここは?)
一夏「お、起きたか箒」
箒「……一夏?」
箒(なんだ…? なんだかやけに一夏が近いような…)
箒「~~ッッ!!」
一夏「うわっ急に起きるなよまだ安静にしてなきゃ…」
箒「…う、く」
319: 2011/09/06(火) 19:14:35.09 ID:vrTQjfGp0
一夏「ほら、まだ寝てろって」ぽふっ
箒(馬鹿なっ、一夏の膝枕だと!?)
箒「し、しかしだな。…重いだろ?」
一夏「重くないよ、大丈夫」ナデナデ
箒「ふあぁ……///」
箒(一夏の膝枕で、一夏に頭を撫でられるとは……。なんという至福……)
一夏「……」
箒「ふわ~…………時に一夏」
一夏「ん?」
箒「ここはどこだ?」
一夏「ああ、映画館を出て少し歩いた公園のベンチだよ」
箒(馬鹿なっ、一夏の膝枕だと!?)
箒「し、しかしだな。…重いだろ?」
一夏「重くないよ、大丈夫」ナデナデ
箒「ふあぁ……///」
箒(一夏の膝枕で、一夏に頭を撫でられるとは……。なんという至福……)
一夏「……」
箒「ふわ~…………時に一夏」
一夏「ん?」
箒「ここはどこだ?」
一夏「ああ、映画館を出て少し歩いた公園のベンチだよ」
340: 2011/09/06(火) 20:31:22.86 ID:vrTQjfGp0
箒「……そうか、手間をかけたな」
一夏「いいって。それに、もともと来るつもりだったし」
箒「? どういうことだ?」
一夏「少し待ってればわかるよ。後のお楽しみだ」
箒「む、そうか。では聞くまい」
一夏「……」
箒「……」
一夏「……」
箒「……一夏」
一夏「…ん?」
箒「映画館での、その、……キス、は……?」
一夏「いいって。それに、もともと来るつもりだったし」
箒「? どういうことだ?」
一夏「少し待ってればわかるよ。後のお楽しみだ」
箒「む、そうか。では聞くまい」
一夏「……」
箒「……」
一夏「……」
箒「……一夏」
一夏「…ん?」
箒「映画館での、その、……キス、は……?」
343: 2011/09/06(火) 20:38:44.82 ID:vrTQjfGp0
一夏「……うん」
箒「何だったのだ?」
一夏「えっと、だな」
箒「……」
一夏「映画に見入ってる箒を見てたら、何だか変な気持ちになって……」
箒「…変な、気持ち…?」
一夏「その、……綺麗になったな、って思って…」
箒「ななななななっ!? …え、あ、う、……私はどう反応すれば良いのだ……///」
一夏「あ……ごめん」
箒「……こほん。話を戻せ、一夏」
一夏「あ、ああ…。…で、じっと見てたら、その、キス、……したくなって」
箒「何だったのだ?」
一夏「えっと、だな」
箒「……」
一夏「映画に見入ってる箒を見てたら、何だか変な気持ちになって……」
箒「…変な、気持ち…?」
一夏「その、……綺麗になったな、って思って…」
箒「ななななななっ!? …え、あ、う、……私はどう反応すれば良いのだ……///」
一夏「あ……ごめん」
箒「……こほん。話を戻せ、一夏」
一夏「あ、ああ…。…で、じっと見てたら、その、キス、……したくなって」
349: 2011/09/06(火) 20:53:56.42 ID:vrTQjfGp0
あいさ
352: 2011/09/06(火) 21:02:18.70 ID:vrTQjfGp0
箒「…な、何だその直結は!? 色々と課程を飛んでないか!?」
一夏「すっ、すまん!」
箒「……まったく、…少しでも期待した私が馬鹿だった」
一夏「ん? ごめんよく聞こえなかった」
箒「何でもないわ馬鹿者!」
一夏「うぅ、ごめん」
箒「……初めてだったのだぞ」
一夏「え?」
箒「ファーストキスだったのだと言ったのだ!」
一夏「そ、そうだったのか!? すまん!」
箒「どういう意味だ失礼だぞ!」
一夏「すっ、すまん!」
箒「……まったく、…少しでも期待した私が馬鹿だった」
一夏「ん? ごめんよく聞こえなかった」
箒「何でもないわ馬鹿者!」
一夏「うぅ、ごめん」
箒「……初めてだったのだぞ」
一夏「え?」
箒「ファーストキスだったのだと言ったのだ!」
一夏「そ、そうだったのか!? すまん!」
箒「どういう意味だ失礼だぞ!」
354: 2011/09/06(火) 21:06:48.41 ID:vrTQjfGp0
一夏「いやだって箒くらい可愛ければそういう機会はいくらでも……」
箒「えっ……///」
一夏「あっ……///」
箒「……」
一夏「……」
箒「……本当か?」
一夏「ん?」
箒「私は、一夏から見て可愛いか…?」
一夏「う、うん。…可愛いよ、…凄く」
箒「……そっ、そうか…///」
一夏「……箒も、本当か?」
箒「…何がだ?」
一夏「初めて、だったのか……?」
箒「えっ……///」
一夏「あっ……///」
箒「……」
一夏「……」
箒「……本当か?」
一夏「ん?」
箒「私は、一夏から見て可愛いか…?」
一夏「う、うん。…可愛いよ、…凄く」
箒「……そっ、そうか…///」
一夏「……箒も、本当か?」
箒「…何がだ?」
一夏「初めて、だったのか……?」
420: 2011/09/07(水) 00:41:19.32 ID:lqMmuRkv0
IDチェック支援
438: 2011/09/07(水) 01:18:18.58 ID:lqMmuRkv0
おったった
623: 2011/09/07(水) 18:55:31.45 ID:lqMmuRkv0
うーっす
624: 2011/09/07(水) 18:58:57.94 ID:lqMmuRkv0
えっと、>>354からかな
また飯の支度の合間に書いてきます
また飯の支度の合間に書いてきます
626: 2011/09/07(水) 19:04:10.50 ID:lqMmuRkv0
箒「だからそうだと言ってるだろ!」
一夏「そ、そうか。すまん」
箒「まったく……」
一夏「はは……」
箒「……」
一夏「……」
箒「…おい」
一夏「ん?」
箒「『ん?』ではないわ! なにをニヤニヤしている!」
一夏「ごっ、ごめん! なんつーか、その、…嬉しくなっちまって」
箒「なっ……///」
一夏「そ、そうか。すまん」
箒「まったく……」
一夏「はは……」
箒「……」
一夏「……」
箒「…おい」
一夏「ん?」
箒「『ん?』ではないわ! なにをニヤニヤしている!」
一夏「ごっ、ごめん! なんつーか、その、…嬉しくなっちまって」
箒「なっ……///」
665: 2011/09/07(水) 21:20:15.15 ID:lqMmuRkv0
これ、まだ同じ布団に入ってるんだよな……ゴクリ
680: 2011/09/07(水) 21:37:52.76 ID:lqMmuRkv0
一夏てめぇ起きてんだろ
722: 2011/09/07(水) 22:42:43.67 ID:lqMmuRkv0
一夏「あっ……」
箒「……ど、どういう意味だ?///」
一夏「え、と…だな」
ヒュ~…
箒「え…」
一夏「あ…」
ドォン
箒「花…火?」
一夏「ああ。……さっき言ってた『ここに来るつもりだった』ってのはこれさ」
箒「つまり、映画からの花火というプランだったわけか」
一夏「ん、そういう事」
箒「……そうか」
箒「……ど、どういう意味だ?///」
一夏「え、と…だな」
ヒュ~…
箒「え…」
一夏「あ…」
ドォン
箒「花…火?」
一夏「ああ。……さっき言ってた『ここに来るつもりだった』ってのはこれさ」
箒「つまり、映画からの花火というプランだったわけか」
一夏「ん、そういう事」
箒「……そうか」
724: 2011/09/07(水) 22:49:45.96 ID:lqMmuRkv0
ヒュ~… ドォン
一夏「……箒」
箒「何だ?」
一夏「さっきの質問の答えも含めて、話したい事があるんだ」
箒「……うむ」
一夏「聞いてくれ、……俺」
ヒュ~… ドォン
一夏「俺は、箒の事が……好きだ」
箒「…………ッッ!!」
箒「……ほん、とう…なのか……?」
一夏「…………多分」
箒「多分!? 多分ってどういう事だ!?」
一夏「……箒」
箒「何だ?」
一夏「さっきの質問の答えも含めて、話したい事があるんだ」
箒「……うむ」
一夏「聞いてくれ、……俺」
ヒュ~… ドォン
一夏「俺は、箒の事が……好きだ」
箒「…………ッッ!!」
箒「……ほん、とう…なのか……?」
一夏「…………多分」
箒「多分!? 多分ってどういう事だ!?」
729: 2011/09/07(水) 23:15:25.28 ID:lqMmuRkv0
自主保守
733: 2011/09/07(水) 23:25:46.01 ID:lqMmuRkv0
一夏「自分でもよくわからないんだ。こんな気持ち、初めてで。ただ……」
箒「……ただ?」
一夏「最近、気づけば箒の事を目で追ってる。部屋にいるときも、箒の事ばかり考えてる。箒と話してると、何だか不思議と嬉しくて、箒の事を想うと、胸の辺りがあったかく……っておい、箒!」
箒「……ふぁ///」しゅ~
一夏「大丈夫か!? 顔が茹だったみたいに赤いぞ!?」
箒「……らいりょうふ///」しゅ~
一夏「いや、全然大丈夫そうに見えないんだが…」
箒「う、うるひゃい! …う、ごほん! うるさい! 誰のせいだ!」
一夏「え、俺のせい!?」
箒「そうだとも! 全く恥ずかしいやら照れるやらで顔が熱いぞ」
一夏「ご、ごめん」
箒「でも……嬉しいぞ、一夏」
箒「……ただ?」
一夏「最近、気づけば箒の事を目で追ってる。部屋にいるときも、箒の事ばかり考えてる。箒と話してると、何だか不思議と嬉しくて、箒の事を想うと、胸の辺りがあったかく……っておい、箒!」
箒「……ふぁ///」しゅ~
一夏「大丈夫か!? 顔が茹だったみたいに赤いぞ!?」
箒「……らいりょうふ///」しゅ~
一夏「いや、全然大丈夫そうに見えないんだが…」
箒「う、うるひゃい! …う、ごほん! うるさい! 誰のせいだ!」
一夏「え、俺のせい!?」
箒「そうだとも! 全く恥ずかしいやら照れるやらで顔が熱いぞ」
一夏「ご、ごめん」
箒「でも……嬉しいぞ、一夏」
735: 2011/09/07(水) 23:32:43.58 ID:lqMmuRkv0
一夏「箒……」
箒「私も、同じだから」
一夏「それって……箒!」
箒「待て!……最後まで言わせてくれ。……一夏」
一夏「あ、…うん」
箒「私も、お前が好きだ。この世界の誰よりも、何よりも、愛している」
一夏「ほ、箒……ありがとう。俺も、凄く嬉しいよ。おかしくなりそうだ」
箒「ふふっ、私もだ」
一夏「……箒。俺、まだ最後まで言ってなかった」
箒「ん?」
一夏「俺と、恋人になってください」
箒「! ……はい!」
箒「私も、同じだから」
一夏「それって……箒!」
箒「待て!……最後まで言わせてくれ。……一夏」
一夏「あ、…うん」
箒「私も、お前が好きだ。この世界の誰よりも、何よりも、愛している」
一夏「ほ、箒……ありがとう。俺も、凄く嬉しいよ。おかしくなりそうだ」
箒「ふふっ、私もだ」
一夏「……箒。俺、まだ最後まで言ってなかった」
箒「ん?」
一夏「俺と、恋人になってください」
箒「! ……はい!」
737: 2011/09/07(水) 23:36:49.56 ID:lqMmuRkv0
……
…
ヒュ~… ドォン
一夏「……」
箒「……一夏」
一夏「なんだ、箒」
箒「少し、目を閉じてくれないか?」
一夏「? なんで?」
箒「いいから、早くするのだ」
一夏「……わかった」
箒「……閉じたか?」
一夏「ああ」
箒「……」
一夏「……」
…
ヒュ~… ドォン
一夏「……」
箒「……一夏」
一夏「なんだ、箒」
箒「少し、目を閉じてくれないか?」
一夏「? なんで?」
箒「いいから、早くするのだ」
一夏「……わかった」
箒「……閉じたか?」
一夏「ああ」
箒「……」
一夏「……」
739: 2011/09/07(水) 23:43:18.06 ID:lqMmuRkv0
箒「……」
一夏「…なぁ、ほうんむっ!?」
ヒュ~…
ドォン
箒「……ふぅ///」
一夏「ほ、箒…///」
箒「ふふっ///」
ヒュ~…
箒「恋人同士というのは、3つのキスをするのだそうだ」
一夏「3つの?」
箒「そう、3つのキスだ。男から女へのキス」
一夏「さっきの、映画館でのキスの事か」
箒「ああ、そうなるな//。そして、女から男へのキス」
一夏「さ、さっきのか…/// 」
一夏「…なぁ、ほうんむっ!?」
ヒュ~…
ドォン
箒「……ふぅ///」
一夏「ほ、箒…///」
箒「ふふっ///」
ヒュ~…
箒「恋人同士というのは、3つのキスをするのだそうだ」
一夏「3つの?」
箒「そう、3つのキスだ。男から女へのキス」
一夏「さっきの、映画館でのキスの事か」
箒「ああ、そうなるな//。そして、女から男へのキス」
一夏「さ、さっきのか…/// 」
741: 2011/09/07(水) 23:48:25.48 ID:lqMmuRkv0
ドォン
箒「ああ、そうだ//」
一夏「それで、3つ目は?」
箒「……双方から双方への、キスだ」
一夏「え、それって……」
箒「…一夏……」
ヒュ~…
一夏「……ほ、箒…」
箒「……」
一夏「……」
ドォン
箒「……これで、正真証明の恋人同士だな。一夏」
一夏「ああ、そうだな。よろしく、箒」
箒「こちらこそよろしく頼むぞ、一夏」
箒「ああ、そうだ//」
一夏「それで、3つ目は?」
箒「……双方から双方への、キスだ」
一夏「え、それって……」
箒「…一夏……」
ヒュ~…
一夏「……ほ、箒…」
箒「……」
一夏「……」
ドォン
箒「……これで、正真証明の恋人同士だな。一夏」
一夏「ああ、そうだな。よろしく、箒」
箒「こちらこそよろしく頼むぞ、一夏」
746: 2011/09/07(水) 23:54:49.56 ID:lqMmuRkv0
………
……
…
箒「花火、綺麗だったな」
一夏「二人ともあんま花火の方見てなかったけどな」
箒「う、うるさいばか///」
一夏「ははは」
箒「……家に帰るのに、これほど後ろ髪引かれる思いを抱くのは初めてだ」
一夏「あ、そうだ箒、言い忘れてた」
箒「ん?」
一夏「この後、俺の家に来て欲しい」
箒「なっ、なななななななっ!? だ、ダメだ一夏!」
一夏「ええっ!? なんで!?」
……
…
箒「花火、綺麗だったな」
一夏「二人ともあんま花火の方見てなかったけどな」
箒「う、うるさいばか///」
一夏「ははは」
箒「……家に帰るのに、これほど後ろ髪引かれる思いを抱くのは初めてだ」
一夏「あ、そうだ箒、言い忘れてた」
箒「ん?」
一夏「この後、俺の家に来て欲しい」
箒「なっ、なななななななっ!? だ、ダメだ一夏!」
一夏「ええっ!? なんで!?」
750: 2011/09/08(木) 00:00:56.49 ID:zZ1U1W010
箒「恋人同士になったその日に初夜などと! い、嫌というわけではないが、私達はまだ学生なのだし」
一夏「! ち、違うよ箒! そういうんじゃなくて!」
箒「…え、違うのか…?」
一夏「実は、今日のデートプラン立てるのに千冬ねえもかなり協力してくれたんだ」
一夏(束さんはソッコー飽きて寝てたからな)
箒「千冬さんが?」
一夏「そう。だから二人でお礼と報告に行きたいんだ」
箒「そういう事か。わかった、お前の家に行こう」
一夏「! ち、違うよ箒! そういうんじゃなくて!」
箒「…え、違うのか…?」
一夏「実は、今日のデートプラン立てるのに千冬ねえもかなり協力してくれたんだ」
一夏(束さんはソッコー飽きて寝てたからな)
箒「千冬さんが?」
一夏「そう。だから二人でお礼と報告に行きたいんだ」
箒「そういう事か。わかった、お前の家に行こう」
752: 2011/09/08(木) 00:07:01.04 ID:zZ1U1W010
-織斑家
一夏「ただいま、千冬ねえ」
千冬「おお、一夏。どうだった?」
箒「……お、おじゃまします」
千冬「篠ノ之……。そうか、うまくいったか」
一夏「ああ、晴れて恋人同士だぜ」
箒「よ、よろしくお願いします」
千冬「うむ、こちらこそ愚弟を……いや、待て」
箒「!?」
千冬「少しそこで待っていろ」
タッタッタッ…
一夏「何だ? 千冬ねえどうしたんだろう」
箒「何かを、取りに行ったようだが…」
一夏「ただいま、千冬ねえ」
千冬「おお、一夏。どうだった?」
箒「……お、おじゃまします」
千冬「篠ノ之……。そうか、うまくいったか」
一夏「ああ、晴れて恋人同士だぜ」
箒「よ、よろしくお願いします」
千冬「うむ、こちらこそ愚弟を……いや、待て」
箒「!?」
千冬「少しそこで待っていろ」
タッタッタッ…
一夏「何だ? 千冬ねえどうしたんだろう」
箒「何かを、取りに行ったようだが…」
754: 2011/09/08(木) 00:11:06.66 ID:zZ1U1W010
……
…
千冬「すまん、少し待たせたな」
箒「い、いえ…」
箒(千冬さん、目が赤い…)
一夏「あれ、千冬ねえなんか目が」
千冬「…………」
一夏「な、なんでもない」
千冬「ふん。……これを取りに行っていたのだ。篠ノ之、お前にやろう」
箒「私に?…ありがとうございます」
箒(ガラスの、指輪……?)
箒「あの、これは…?」
…
千冬「すまん、少し待たせたな」
箒「い、いえ…」
箒(千冬さん、目が赤い…)
一夏「あれ、千冬ねえなんか目が」
千冬「…………」
一夏「な、なんでもない」
千冬「ふん。……これを取りに行っていたのだ。篠ノ之、お前にやろう」
箒「私に?…ありがとうございます」
箒(ガラスの、指輪……?)
箒「あの、これは…?」
758: 2011/09/08(木) 00:17:30.28 ID:zZ1U1W010
千冬「昔、縁日でな。一夏が買ってくれたものだ」
箒「一夏が…?」
一夏(お、覚えてないぞ…)
千冬(覚えていないのが丸わかりだ、愚弟め)
千冬「それをくれる時に一夏が言ったのだ。『僕、将来お姉ちゃんと結婚する。だからこれあげる』とな。……言ってみればそれは、一夏の嫁の証のようなものだ」
箒「……千冬さん」
千冬「それの持ち主は、もう私ではない。お前だ、篠ノ之」
箒「……はい」
千冬「一夏を、よろしく頼む」
箒「……はい!」
箒「一夏が…?」
一夏(お、覚えてないぞ…)
千冬(覚えていないのが丸わかりだ、愚弟め)
千冬「それをくれる時に一夏が言ったのだ。『僕、将来お姉ちゃんと結婚する。だからこれあげる』とな。……言ってみればそれは、一夏の嫁の証のようなものだ」
箒「……千冬さん」
千冬「それの持ち主は、もう私ではない。お前だ、篠ノ之」
箒「……はい」
千冬「一夏を、よろしく頼む」
箒「……はい!」
762: 2011/09/08(木) 00:26:39.86 ID:zZ1U1W010
………
……
…
束「そんなに泣くんなら、なんでデートのお膳立てまでしたりしたのさ」
千冬「わたっし、が、一夏を好ぎでも、っく、一夏は、篠ノ之が、好ぎっ、だがらぁ…」
束「ちーちゃんはホントに、……いい子だね」ぎゅ
千冬「うっ、く、う、うう、……うぅぅうぅぅあぁぁぁっ!」
束「どうせ、姉弟で恋人になるのは無理ーとか言って、我慢してたんでしょ?」
千冬「うっく、…うん、っく、う、うえぇ…」
束「しょーがないなー。ちーちゃん、うんとお泣き。束さんの胸でよければいくらでも貸すから」
千冬「…うん、っく、あり、がとう、っく、う、うぅうぇええぇぇん!」
束(いっくん……幸せにならないと、許さないからね)
……
…
束「そんなに泣くんなら、なんでデートのお膳立てまでしたりしたのさ」
千冬「わたっし、が、一夏を好ぎでも、っく、一夏は、篠ノ之が、好ぎっ、だがらぁ…」
束「ちーちゃんはホントに、……いい子だね」ぎゅ
千冬「うっ、く、う、うう、……うぅぅうぅぅあぁぁぁっ!」
束「どうせ、姉弟で恋人になるのは無理ーとか言って、我慢してたんでしょ?」
千冬「うっく、…うん、っく、う、うえぇ…」
束「しょーがないなー。ちーちゃん、うんとお泣き。束さんの胸でよければいくらでも貸すから」
千冬「…うん、っく、あり、がとう、っく、う、うぅうぇええぇぇん!」
束(いっくん……幸せにならないと、許さないからね)
774: 2011/09/08(木) 00:54:17.18 ID:zZ1U1W010
-X年後
シャル「おめでとう、一夏!」
セシリア「おめでとうございます、一夏さん!」
鈴「まさか箒に勝ち抜かれるとは思ってなかったわー」
ラウラ「私の嫁に嫁が出来る……これはどういう状況なのだ……?」
一夏「皆、ありがとうな」
千冬「おい愚弟なにをしている早く来い」
一夏「あ、千冬ねえごめん、すぐ行くよ! じゃ、皆後でな」
……
…
神父「汝らは自らが伴侶と決めたその者を、一生をかけて愛すると誓いますか?」
一夏「誓います」
箒「…誓います」
神父「では、誓いのキスを」
シャル「おめでとう、一夏!」
セシリア「おめでとうございます、一夏さん!」
鈴「まさか箒に勝ち抜かれるとは思ってなかったわー」
ラウラ「私の嫁に嫁が出来る……これはどういう状況なのだ……?」
一夏「皆、ありがとうな」
千冬「おい愚弟なにをしている早く来い」
一夏「あ、千冬ねえごめん、すぐ行くよ! じゃ、皆後でな」
……
…
神父「汝らは自らが伴侶と決めたその者を、一生をかけて愛すると誓いますか?」
一夏「誓います」
箒「…誓います」
神父「では、誓いのキスを」
779: 2011/09/08(木) 01:01:04.72 ID:zZ1U1W010
一夏「箒、愛してる。これからも、ずっと」
箒「私もだ、一夏。氏が二人を分かつまで……いや、もしも分かたれても、永遠に」
一夏「……箒」
箒「……一夏」
カラーン カラーン カラーン
……
…
鈴「あーあ、ついにゴールインされちゃったー」
セシリア「悔しいですけど、現実は認めて、お祝いするしかありませんわ」
ラウラ「……どういう状況なのだ……?」
シャル「あれ、皆はもう諦めちゃうんだ?」
箒「私もだ、一夏。氏が二人を分かつまで……いや、もしも分かたれても、永遠に」
一夏「……箒」
箒「……一夏」
カラーン カラーン カラーン
……
…
鈴「あーあ、ついにゴールインされちゃったー」
セシリア「悔しいですけど、現実は認めて、お祝いするしかありませんわ」
ラウラ「……どういう状況なのだ……?」
シャル「あれ、皆はもう諦めちゃうんだ?」
787: 2011/09/08(木) 01:08:56.50 ID:zZ1U1W010
一同「えっ」
シャル「僕は愛人でも二号でも諦めないよ」
シャル(先にデキた方が本当の勝者だもんね!)
箒「シャルロット、考えてる事がまるわかりだぞ」
一同「箒(さん)!」
セシリア「この度は本当におめでとうございます!」
箒「ありがとう、セシリア」
鈴「敗因は料理のレパートリーかしらね? まあおめでと」
箒「はは、ありがとう、鈴」
ラウラ「うーむ、わからん……」
箒「ラウラ……は、何だか自分の世界に没頭しているな」
シャル「僕は愛人でも二号でも諦めないよ」
シャル(先にデキた方が本当の勝者だもんね!)
箒「シャルロット、考えてる事がまるわかりだぞ」
一同「箒(さん)!」
セシリア「この度は本当におめでとうございます!」
箒「ありがとう、セシリア」
鈴「敗因は料理のレパートリーかしらね? まあおめでと」
箒「はは、ありがとう、鈴」
ラウラ「うーむ、わからん……」
箒「ラウラ……は、何だか自分の世界に没頭しているな」
791: 2011/09/08(木) 01:14:42.10 ID:zZ1U1W010
シャル「おめでとう、箒」
箒「ああ、ありがとう、シャルロット」
シャル「ねえ、今の、どういう意味かな?」
箒「ふふ、大方、先にデキた方の勝ちだとか考えてただろう?」
シャル「うっ……。まあね、正解だよ」
箒「だが、残念だったな」
シャル「え…?」
箒「その勝負でも、私の勝ちだ」
一同「え、えぇぇえぇぇーっ!!?」
一夏「おーい箒ー、そろそろ行くぞー」
箒「ではな、新郎が待っている」
箒「ああ、ありがとう、シャルロット」
シャル「ねえ、今の、どういう意味かな?」
箒「ふふ、大方、先にデキた方の勝ちだとか考えてただろう?」
シャル「うっ……。まあね、正解だよ」
箒「だが、残念だったな」
シャル「え…?」
箒「その勝負でも、私の勝ちだ」
一同「え、えぇぇえぇぇーっ!!?」
一夏「おーい箒ー、そろそろ行くぞー」
箒「ではな、新郎が待っている」
795: 2011/09/08(木) 01:17:54.05 ID:zZ1U1W010
一夏「なに話してたんだ?」
箒「いやなに、お祝いにお礼を返していただけさ」
一夏「そうか、それじゃ、いこうか、ハネムーン」
箒「あぁ、行こう」
一夏「箒」
箒「一夏」
二人「いつまでもずっと、一緒だぞ」
ちゅっ
おしまい
箒「いやなに、お祝いにお礼を返していただけさ」
一夏「そうか、それじゃ、いこうか、ハネムーン」
箒「あぁ、行こう」
一夏「箒」
箒「一夏」
二人「いつまでもずっと、一緒だぞ」
ちゅっ
おしまい
798: 2011/09/08(木) 01:19:32.94 ID:zZ1U1W010
長くなってすいませんでした
保守、支援に感謝
あと、結婚式のくだりは>>622を見て思いつきました
保守、支援に感謝
あと、結婚式のくだりは>>622を見て思いつきました
コメントは節度を持った内容でお願いします、 荒らし行為や過度な暴言、NG避けを行った場合はBAN 悪質な場合はIPホストの開示、さらにプロバイダに通報する事もあります