653: 2011/09/07(水) 21:05:13.22 ID:33onRjeq0
 - 朝 一夏寮室 -

 コンコン コンコン コンコンコン コンコンコンコンガチャ!

箒「何をしている一夏、朝練をするぞ!」

一夏「ぐー」スピー

箒「む、まだ寝ているか」

箒「まったく、たるんでいるな・・・」トコトコ

箒「起きろ、一夏」ユサユサ

一夏「ぐー」スピー

箒「・・・」

箒「起きない・・・」

一夏「ぐー」スピー

箒「・・・」

箒(だ、誰も居ないな?)キョロキョロ
IS<インフィニット・ストラトス>(8) (サンデーGXコミックス)
656: 2011/09/07(水) 21:07:31.67 ID:33onRjeq0
箒「ちょ、ちょっとだけ・・・、一緒に寝ても」

箒「・・・」モゾモゾ

箒「ふうっ」

一夏「・・・」スピー

箒(こんなに近くで、一夏の顔を見たのは・・・いつ振りだろう)ジー

箒(まつ毛長いな・・・。 ヒゲも生えてない)サスサス

一夏「んがー」タラリ

箒「あ、よだれ・・・」

箒「ふふふ、子供みたいだな」フキフキ

658: 2011/09/07(水) 21:09:32.61 ID:33onRjeq0
一夏「・・・ん」パチリ

箒「起きたか? 一夏」

一夏「んー・・・」ポケー

一夏「・・・箒?」

箒「おはよう、一夏」

一夏「おは・・・よう?」

一夏「・・・」ポケー

一夏「な、なんで箒が俺の布団に入ってるの!?」

箒「あっ」

660: 2011/09/07(水) 21:12:36.81 ID:33onRjeq0
箒(し、しししまった! 布団に入ってること忘れてた!)

一夏「あ、わわわ」

箒(ど、どど、どうしたら)

一夏「うわわわ」

箒(どうしたら・・・はっ!)

箒「ええいっ」ガバァ!!

一夏「な、何を・・・   ・・・ん・・・」

箒「・・・ん・・・」

箒(一夏の唇・・・、柔らかくて、暖かくて、・・・気持ちいい・・・)

一夏「・・・ん・・・」

箒「・・・ん・・・」

663: 2011/09/07(水) 21:14:56.57 ID:33onRjeq0
一夏「ほ、箒、何を・・・」

箒「つ、つい、なんか、頭が真っ白になって」

一夏「そ、それで、キスを・・・?」

箒「・・・(///」

一夏「・・・(///」

一夏「あ、あの」

箒「ま、待て、今何か言われたら心臓が止まる」

一夏「え、あ、おう?」

箒「すーはーすーはー ひっひふーひっひふー ふうぅぅ・・・」

箒「こほん」キリッ

箒「す、すまない、じ、事故と思ってもらえたら・・・、助かる」

一夏「じ、事故か、なら仕方ないな」

箒「そう、そうだ、仕方ないのだ」コクコク

一夏「な、なら忘れよう・・・か?」

箒「あ、ああ、そうだな」

664: 2011/09/07(水) 21:17:50.48 ID:33onRjeq0
箒(・・・でも)

箒(私は・・・忘れない・・・。
  一夏とのキスを忘れられるわけが・・・)

箒(そ、それに)

箒(は、初めてだった、し)

箒「う・・・」

箒「うひゃーー!(///」ジタバタ

一夏「な、なんだ!?」

箒「なんでもない! なんでもない!(///」モガモガ

666: 2011/09/07(水) 21:20:33.53 ID:33onRjeq0
一夏「で、箒・・・さん」

箒「な、なんだ?」

一夏「その、抱きつかれてると・・・起きられないんだが」

箒「・・・」

一夏「・・・箒?」

箒「も、もう少し、このままで」

箒「今日は休日だし、た、たまには、のんびりするのもいいと思うのだ」

一夏「・・・」

箒「だ、だめ・・・か?」ジー

一夏「いや、いいんじゃないか? たまには、な」

箒「そ、そうか」コクコク

671: 2011/09/07(水) 21:25:24.47 ID:33onRjeq0
一夏「で、抱きついたままでいいのか?」

箒「な、なんとなく、離れがたくて・・・」ギュ

一夏「・・・そうか」ナデナデ

箒「んー」モフモフ

箒「一夏の身体・・・その、暖かいぞ・・・(ボソ」

一夏「箒も暖かいよ・・・。 それに、いい匂い」クンクン

箒「・・・そ、そうか(///」マッカー

一夏「箒って、鍛えてるのに柔らかいな~・・・」モミモミ

箒「こ、こら、色々触るな、くすぐったい・・・!」モジモジ

 ココラヘンハー コラ、テガイヤラシイゾ!! イイジャナイカー キャッキャウフフ

673: 2011/09/07(水) 21:28:25.98 ID:33onRjeq0
箒「まったく、この手がいけないのか」ペチペチ

一夏「はっはっは」

一夏「・・・ふぁ~」アクビー

一夏「なんだか、また眠くなってきたよ・・・」

箒「こら、起きたばかりだぞ」クスクス

一夏「なんか気持ちよくってさ・・・」ウトウト

箒「仕方ないな、少しなら眠っていいぞ」

一夏「ありがとう・・・おやすみ・・・」スヤー

箒「ふふ・・・ねぼすけめ」

675: 2011/09/07(水) 21:31:03.92 ID:33onRjeq0
一夏「ん~・・・」ゴロン

箒(わ、こっちに寝返りを)

一夏「ん~・・・」ギュ

箒(だ、抱き締められて・・・!)

箒「わ、私は抱き枕じゃないぞ・・・!」

一夏「ん~・・・」ギュー

箒「こ、こら、一夏・・・(///」

箒「・・・」

箒「・・・これはこれで(///」ニヤニヤ

676: 2011/09/07(水) 21:34:47.43 ID:33onRjeq0
一夏「・・・」モゾモゾ

箒(一夏の顔が私の胸に・・・?)

一夏「くんくん」モフモフ

箒「こら一夏、くすぐったいぞ」クスクス

一夏「あ~・・・」

箒「え」

一夏「はむ」

箒「ひゃあ(///」

箒(い、一夏が私の胸を口に・・・!?)

679: 2011/09/07(水) 21:37:22.49 ID:33onRjeq0
一夏「あむあむ」

箒「こ、こら、噛むな」

一夏「・・・すぅー」

箒「す、吸うな・・・!」

箒「い、一夏? 起きているのか!?」

一夏「・・・」スピー

箒「・・・眠ってる・・・」

箒「・・・」

箒「・・・ふふ」

箒「まるで、赤ちゃんだな」ナデナデ

681: 2011/09/07(水) 21:39:05.61 ID:33onRjeq0
一夏「・・・」スピー

一夏「・・・おねぇちゃぁん」ムニャムニャ

箒「・・・」ピキィ

箒「・・・なんだと」

一夏「・・・」モミモミ

箒(そういえば、一夏は昔、千冬さんと一緒に寝ていた・・・な)

箒「・・・私の胸でそれを思い出すとは、失礼な奴だ」プクー

箒(とは言え、昔の二人の繋がりを否定することは出来ない・・・)

箒「・・・ふたりきりの家族、だったものな」ナデナデ

箒「でも、これから、私達はこれからなんだ。
  ・・・そうだろう? 一夏」

684: 2011/09/07(水) 21:42:44.02 ID:33onRjeq0
  ドドドドドド

箒「・・・殺気が近づいてきている・・・?」

赤椿『警告。 災害レベル竜相当のエネルギーを感知』

箒「ち、千冬さんかっ!?」ガバァ!!

箒「に、逃げないと」

箒(・・・いや? 逃げる必要はあるのか?)

箒「そ、そうだ、私は一夏を朝練に誘いに来ただけだ」

箒「わ、私は戦う!
  い、い、一夏、私は負けないぞ・・・!」ブルブル

一夏「ぐー」スピー

赤椿『警告。警告。 災害レベル竜相当のエネルギーが接近。 離脱不可』

687: 2011/09/07(水) 21:44:54.69 ID:33onRjeq0
 ガチャ

箒「・・・」ゴクリ

 ざっ ざっ ざっ

千冬「・・・一夏に呼ばれた気がした」

箒「やはり・・・千冬さん・・・」

千冬「・・・篠ノ之? お前はここで何をしている?」

箒「わ、わ、私は私は一夏を朝練に・・・」

千冬「・・・一夏のベッドからお前のにおいがする」

箒「」

千冬「 私 の 弟 の 部 屋 で 何 を し て い た ? 」

箒「」ガクガクブルブル

箒(に、逃げ・・・! ・・・う、動けない)

千冬「・・・」

 ざっ ざっ ざっ

箒(し、氏ぬ・・・! 氏んでしまう・・・)

691: 2011/09/07(水) 21:49:50.65 ID:33onRjeq0
 ガシャーン!!

束「箒ちゃん! こっち!」

箒「ね、姉さん!?」

束「早く! 行くよ!」グイッ

箒「わ、わわ」

束「あ~ばよ~、ち~ちゃ~~~~ん!」ルッパーン

 キーン・・・

千冬「ちっ、逃がしたか」

693: 2011/09/07(水) 21:55:41.90 ID:33onRjeq0
千冬「む」

束「お土産にスタングレネードを山盛りでどうぞ!」

 ドカドカドカドカドカドカン!

 シュゥゥゥゥ・・・

千冬「ふん、まったく騒がしいな」ケロッ

一夏「ぐー」スピー

695: 2011/09/07(水) 21:59:53.47 ID:33onRjeq0
千冬「・・・」チラッ

一夏「ぐー」スピー

千冬「ふむ、何故か眠くなってきたな」(棒

千冬「なんと、こんなところにベッドがある」(棒

千冬「これは丁度いい。 少し眠るとしよう」(棒

千冬「よいしょ、よいしょ」モゾモゾ

一夏「ぐー」スピー

一夏「・・・おねぇちゃぁん」ムニャムニャ

千冬「よしよし、姉はここに居るぞ」ナデナデ

一夏「・・・ん~」スリスリ

千冬「・・・ふふふ」

699: 2011/09/07(水) 22:07:04.64 ID:33onRjeq0
 - 束さんの秘密のラボ -

箒「あ、あの」

束「大丈夫だった? 箒ちゃん」

箒「は、はい、・・・ありがとうございました」ペコリ

束「もー、そんな他人行儀しなくていいのにー!」ギュウー

箒「むぎゅ」

束「えへへ、いい雰囲気だったのに惜しかったね、箒ちゃん」

箒「な、なぜそれを」ギクッ

束「箒ちゃんのことなら何でも知ってるよ! ほらこれ、今日の録画!」

  『そ、それで、キスを・・・?』

  『す、すまない、じ、事故と思ってもらえたら・・・、助かる』

束「あまずっぱーーい!」(*゚∀゚)=3

箒「いやああああーー!!」Σ(゚Д゚;)

700: 2011/09/07(水) 22:11:30.32 ID:33onRjeq0
箒「そのデータをよこしてください!」

束「えー」ブー

箒「お、お願いします・・・!」

束「うーん、じゃあ・・・。
  「おねえちゃん、だーいすき!」って言ってくれたら、いいよ!」

箒「なっ!?」

束「ねっ?」ニコニコ

箒「ぐ、ぐぐ・・・」

箒「・・・」

箒(たったひと時の恥だ・・・! 氏ぬわけではない・・・!)

箒「・・・」

箒「お、おねえちゃん・・・、 だ、だーーいすき!」キラッ☆

束「キャー! もう箒ちゃん可愛い! 最高!」ギュウー

箒「は、放してください」ジタバタ

705: 2011/09/07(水) 22:16:58.31 ID:33onRjeq0
束「じゃあはい、データ」

箒「・・・どうも」

束(もうすでにバックアップは万単位で録ってるけどね! ないしょないしょ♪)

束「箒ちゃん、もっと頑張らないとね!」

箒「お、応援してくれ・・・るのですか」

束「もっちろん!」

束「可愛い箒ちゃんの恋路だし」

箒「こ、恋路だなんて」

束「いっくんが義弟って、いいよねー」

箒「・・・そ、そんな(///」マッカッカー

 ヤッチャウ? シ、シマセン! ユー、ヤッチャイナヨー シマセン!

707: 2011/09/07(水) 22:20:14.35 ID:33onRjeq0
 - 夜 食堂 -

一夏「あ、箒。 どこ行ってたんだ?」

箒「姉と一緒に逃げたら、地球の裏側まで行っていた。 帰るのが大変だった・・・」

一夏「そ、そうか」

箒「それはそうと」キリッ

箒「明日からまた朝練をするぞ。 今日みたいにだらしないのは許さんからな!」ビシィ!

一夏「お、おう」コクリ

箒「し、しかし、お前さえよかったら、起こしてやっても・・・いい、ぞ?」チラッ

一夏「ははは、そこまで世話になるわけにもいかないよ」

箒「・・・」プクー

一夏「ほ、箒さん? 何かご機嫌に障ることでも・・・?」

箒「なんでもない!」プイッ

箒「一夏の鈍感 唐変木 朴念仁 おたんちん どてかぼちゃ」ブツブツ

708: 2011/09/07(水) 22:22:53.77 ID:33onRjeq0



箒「・・・でも、大好き」



おわり



一夏「起きたら部屋が黒焦げだったんだけど、何か知らないか?」

箒「お、お前ずっと寝てたのか!?」

709: 2011/09/07(水) 22:24:12.70 ID:L7xOKRJf0

712: 2011/09/07(水) 22:26:09.72 ID:33onRjeq0
乙でした
箒が一夏の嫁なら、
その身内は最強と最高のおねえちゃん!

つぎの方 おまたせしました ドゾー

725: 2011/09/07(水) 22:52:39.66 ID:33onRjeq0
上げて落としたw

引用: 一夏「箒と思いっきりイチャラブしてみたい」