75:◆TLyYpvBiuw   2014/09/07(日) 21:50:00.14 ID:ZMS/47dlo


鎮守府狂騒曲 第三回

朝潮「鎮守府狂騒曲も早くも三回となりました」

日向「驚きだ。ところで君、航空兵装に興味はないか?」

ジリリリリリリ!!

日向「なっ!防犯ベルだとぉ!?」

Model Graphix ARCHIVES 艦隊これくしょん -艦これ-
76: 2014/09/07(日) 21:50:55.38 ID:ZMS/47dlo

どっかの海

ドォーン!

ニ級「うわああ!やられたーー!!」

大和「やった!敵艦撃沈!」

長門「ビッグセブンの力、侮るなよ!」

金剛「ワタシの腕は超一流デース!」

榛名「榛名の活躍見てくれました!?」

「……」

77: 2014/09/07(日) 21:53:04.65 ID:ZMS/47dlo

大和「いや、今のは私の戦果でしょう?」

長門「この長門の砲が当たったと思うが?」

金剛「ノンノン。ワタシの砲弾ネ」

榛名「榛名は、いえ、榛名の砲弾が当たりました!」

大和「証拠は?」

長門「そうだ榛名、当たったというなら証拠を出せ証拠を」

金剛「あんたたちだって証拠を出してくだサーイ!」

榛名「だって、榛名の砲弾が当たったんですもん!」

金剛「駄目ヨー榛名、それじゃあ証拠にならないネ」

78: 2014/09/07(日) 21:54:28.89 ID:ZMS/47dlo

大和「ほらね?で、あの大爆発はやっぱりこの46cm砲の爆発だと思うんですけど」

長門「そんな大爆発でもなかっただろ。41cm砲と大して変わらない」

榛名「それを言うなら35.6cm砲だって変わりません!」

金剛「そうデース!弾薬庫に引火すれば同じデース!」

長門「それじゃあ、お前たちの砲だという証拠にもならないな」

榛名「それはそっちも同じです!」

大和「とにかく!確かに私の砲弾が当たったと言いたいんです!」

長門「それはこっちだって同じだ!この長門の弾が当たったんだ!」

金剛「NO!ワタシの弾デース!わからず屋ですネー!!」

榛名「勝手な事言うのは!榛名が!許しません!」

79: 2014/09/07(日) 21:55:47.56 ID:ZMS/47dlo

ギャーギャー

ヲ級「いいから早く帰ってくれない?近所迷惑なんだけど」

大和「これが黙って帰れますか!」

長門「そうだ!」

ヲ級「えー、でももう暗くなり始めてるよ」

金剛「ノー!絶対に動きません!」

榛名「榛名も帰らなくて大丈夫です!」

ヲ級「えー」

リ級「どうかなさったのですか?」

ヲ級「いやこいつらがさ、帰らないって言ってね」

リ級「へぇ。どうしたものか……」

80: 2014/09/07(日) 21:57:07.66 ID:ZMS/47dlo

その時、リ級の頭をある艦娘の言葉が特に意味もなくよぎった!

キングジョージⅤ「なに?犬がおもちゃの鉄砲をくわえてはなさない?

           それは無理矢理引き離そうとするからだよ。

           逆に考えるんだ。『あげちゃってもいいさ』と……」

リ級(誰だコイツ……)

ヲ級「どしたん」

リ級「いえ、なんでも。こんな海上で喧嘩するのもなんですから、うちに寄ってったらどうです?」

長門「それもそうだな」

大和「お邪魔させてもらいます」

81: 2014/09/07(日) 21:59:36.64 ID:ZMS/47dlo

深海茶の間

ヲ級「……」

金剛「絶対ワタシの砲弾デース!」ガツガツ

長門「いーや!違うな!この長門だ!」ムシャムシャ

大和「それはありえませんね、私の砲弾に違いありません」パクパク

榛名「榛名の砲弾ですって!」モグモグ

ヌ級「何こいつら」

タ級「見ればわかる、ただのバカだ」

ヲ級「本部に食料の要請しなきゃ……」

タ級「本当、迷惑なやつらだな」

82: 2014/09/07(日) 22:02:22.62 ID:ZMS/47dlo

深海寝室

長門「だから!この長門の砲弾だ!完全に長門って感じだったろ!」

大和「いーや、あの気品がある爆風は私です」

金剛「気品ならワタシにだってありマース!」

榛名「あれは……はるにゃの……あう」ウツラウツラ

リ級「お前たちもう寝なさい」

タ級「明日には帰るんだろーな?」

大和「決着がつくまで絶対帰りません!」

タ級「か、勘弁してくれよぉ」

結局、四ヶ月ほど滞在したそうだ。


83: 2014/09/07(日) 22:04:27.07 ID:ZMS/47dlo

ところでここは某社

白雪「あなたがファ○リーマートの代表、中○勇氏ですね?」

「ええ、そうですが」

白雪「こちらの飛鷹と私は衛生課の者です」

「はぁ、衛生課」

白雪「御社が販売している艦隊これくしょんとの提携商品についてお尋ねしにまいりました」

「ええ、なんでしょう」

白雪「まずこの艦隊これくしょん蓄光ボクサーパンツですが、これはものすごくイカしてますね」

「どうも」

84: 2014/09/07(日) 22:05:39.25 ID:ZMS/47dlo

白雪「それにこのサクサクしたの。艦隊これくしょんペーパークラフト付きクラッツ」

「それですか」

白雪「どうして、隼鷹なのでしょうか?飛鷹ではダメなのでしょうか?」

飛鷹「カニみたいな頭なのに」

「いえ、それはもう製造会社にお問い合わせするしか。それにこの商品はお酒のお供ですし」

白雪「まぁいいでしょう。それからこれ、艦隊これくしょん立体パズル付きアーモンドグリコ」

「それがどうかしましたか?」

白雪「宣伝が目的であるのに滅多と出ないレア艦をパッケージにプリントするとはいかがなものか」

「そう言われましても、私は全艦コンプリートしてますし、全てとケッコン済みです」

白雪「なるほど、そこに誤解の元があったわけですか。わかりました。ではこれで失礼します」

85: 2014/09/07(日) 22:06:32.59 ID:ZMS/47dlo

はたまた某社

白雪「あなたがインなんとか・インかんとか株式会社の小澤○源代表ですね?」

「その通りです」

白雪「私どもは衛生課の者です」

「一体何の御用でしょう」

白雪「ではお尋ねします。艦娘冷却水」

「ああそれね」

白雪「この中には本物の冷却水が入っているのでしょうか?」

「そうです、特別に仕入れたものを入れてます」

白雪「どの艦娘ですか?」

「もちろん時雨、夕立の物です」

白雪「消毒してあるんですか?」

「いいえ」

86: 2014/09/07(日) 22:07:50.44 ID:ZMS/47dlo

白雪「生のをそのまま?」

「いえ、そういうことではありません。うちで使ってる冷却水は鎮守府から空輸した冷却水を

 新鮮なうちに特別に味付けされたお茶、スポーツドリンクと混ぜ合わせるんです」

白雪「でも冷却水に違いはありませんね?」

「もちろんです」

白雪「しかし、時雨のはともかく夕立の分はなんとかなりませんか?」

「そういうわけにはいきません、すでにお代は支払っているんですから」

飛鷹「うぷ……おえ……」

白雪「先ほど飛鷹が飲んだのですが」

飛鷹「ちょっと失礼……」タッタッタッ

「一体どうしたんですか、失礼ですな」

87: 2014/09/07(日) 22:09:18.28 ID:ZMS/47dlo

白雪「そこに誤解の元があるのです。消費者はまさか本物とは思わずニセの冷却水だと思うんです」

「何を言うんです、それでは表示詐称になるではありませんか」

白雪「この際はっきりと警告しておきますが、わかりやすい部分に内容成分表を書き、

   『本物の艦娘の分泌液を使用』とでも表記してください!」

「売上に響きます!」

白雪「あなたは売上の事しか頭にないのですか!?これは公衆衛生のためですよ!?」

「……」

飛鷹「戻りました……」

白雪「大体なんですか、そに子ブレンドに鷹宮ジンジャエール」

飛鷹「うおぉぇ……」タッタッタッ

88: 2014/09/07(日) 22:10:41.86 ID:ZMS/47dlo

白雪「もっとまともな商品を作ったらどうです!とにかく、署まで同行していただきましょう」

「ふん、嫌な奴らだよね」

白雪「読者に話しかけない!」

「ど、どうもすみません」

飛鷹「全く困りもんです、いくらSSとはいえこんな目に遭ったらたまんないわ。

   そに子ブレンドなんてもう思い出しただけでうぉぉぇ……!」


※注意※

このスケッチにファ○リーマート及びインなんとか・インかんとか株式会社を批難し、貶める意図はございません。

また、スケッチ中登場した商品の中に生物の体液などが混入してるというのは全くのデタラメであり、

そんなことは決してありません。本当です。ないよね?ないと思います。


89: 2014/09/07(日) 22:12:09.40 ID:ZMS/47dlo



霧島「臨時ニュースです。今日、航空戦艦を名乗る不審人物が憲兵隊に拘束されました。

   通報者に被害はありませんでした。それではねのくまラヂオです」


90: 2014/09/07(日) 22:13:35.02 ID:ZMS/47dlo

ネノヒエェーンドクマノォ!ネノクマレィディオ!

子日「来た!見た!勝った!ねのくまラヂオ!」

熊野「彼女子日と私熊野がお送りいたしますわ」

子日「前回は>>65さんに全部持ってかれたけど、今回はそんなこと無いといいな!」

熊野「おっちょこちょいな方でしたね」

子日「今日は……そうだねぇ、一通かな?」


相変わらずの鋼鉄精神で安心した


熊野「ありがとうございます」

子日「こんぐらいでないとこんなSS書けないよ!」

熊野「それぐらいしかいいところはございませんから」

子日「だね!」

熊野「それでは、今日はここまでです。一通だと短めですわ」

子日「最後はやっぱり?あの二人!」


91: 2014/09/07(日) 22:14:59.76 ID:ZMS/47dlo

~どこぞのペットショップ~

夕立「また逆戻りっぽい」

卯月「困ったぴょん」

店員「あ、戻ってきたんだ二人とも」

夕立「提督さんがアホだからこんなことになったっぽい」

店員「あーあ」

卯月「というか、なんでペットショップぴょん?」

店員「知らないの?今駆逐艦をペットとして飼うのが流行ってるんだよ!」

卯月「マジで!?」

夕立「語尾も月までぶっ飛ぶこの衝撃ッ!」


次回の鎮守府狂騒曲の名は、伊達じゃないのです!

92: 2014/09/08(月) 00:52:47.70 ID:oKinzk8EO
相変わらずクスッとくるなー

93: 2014/09/08(月) 02:26:13.60 ID:N5Iz0B7ZO

ペットショップとペットボトルって似てるよね

94: 2014/09/08(月) 03:45:13.23 ID:hkyMl/9bO

夏コミで時雨汁飲んだなー
普通に美味かった(ゴクゴク

引用: 変な艦これ劇場 -鎮守府狂騒曲-