632:◆TLyYpvBiuw   2014/12/03(水) 18:11:56.74 ID:S32JxKXdo



加賀「相談です」

初雪「なんで私たちなの?」

秋雲「赤城さんに聞いてもらいなよ」

加賀「赤城さんには言えない理由があるのです」

初雪「鳳翔さんとか司令官とかもいるじゃん」

加賀「いや、とにかく聞いてください」


鎮守府狂騒曲 第二十七回

“トモダチは大事”
Model Graphix ARCHIVES 艦隊これくしょん -艦これ-
633: 2014/12/03(水) 18:12:34.35 ID:S32JxKXdo

~~~~~

先月の話ですがデパートに行ったんです。一人で

加賀「クレープ美味しい」パクパク

するとなんと……

ワイワイ

赤城「アハハハ、全く龍驤ったら」

龍驤「ほんと参ったでアレは。鳳翔とかひっくり返ってたで!」

鳳翔「私ったらびっくりしちゃって、お恥ずかしい……」

アハハハハ

私は咄嗟に隠れた。そして絶望した……

~~~~~

634: 2014/12/03(水) 18:13:30.34 ID:S32JxKXdo

加賀「絶対みんな私を除け者にしてる」

初雪「まあ……気の毒に」

秋雲「うん……」

加賀「私を除け者にしてどこか遊びに行ったのよ」

初雪「残念だね」

加賀「まだある」

635: 2014/12/03(水) 18:14:27.04 ID:S32JxKXdo

~~~~~

ある休日の時、部屋で一日中ゴロゴロしていたんです。一人で

加賀「なんか面白いことないかな」ゴロゴロ

するとなんだかいい匂いがしたんです

ふと外を見ると

ワハハハハハ

提督「ほらみんな食え食え!」

長門「ビッグセブンの食い意地、甘く見るなよ!」

榛名「どんどん食べてくださいね!まだまだたくさんありますから!」

吹雪「よーっし!いっぱい食べちゃうんだから!」

隼鷹「おーい!酒が足りないよぉ~~~!」

伊58「今日は飲みまくるでち!」

ワイワイ

私は咄嗟に隠れた。そして泣いた、ガチで

~~~~~

636: 2014/12/03(水) 18:14:56.15 ID:S32JxKXdo

加賀「私だけ誘われなかった」

初雪「あの時のか……」

秋雲「大鳳さんの一発芸かなり笑ったよね」

加賀「あなたたちも参加したの……?」ビキビキ

初雪「ま、まっさかー」

秋雲「私たちも誘われなかったよ」

加賀「そう、そうよね。あなたたちなんかが誘われるわけないわ」

初雪(ムカつく)

637: 2014/12/03(水) 18:16:18.05 ID:S32JxKXdo

加賀「まだまだあるのよ。私が食堂に入ったら一瞬静かになるの」

秋雲(うわっ、加賀だ……って思ってんだよ)

加賀「何か私が悪いことしたのかしら」

初雪「はぁ……わかったから、相談に乗るよ」

秋雲「でもある種の覚悟はしておいてね」

加賀「そう」

初雪秋雲「……」

加賀「あら、どうしたの」

初雪「はっきり言うけど嫌われてるよあなた」

秋雲「逆に聞くけど、なんで嫌われてないと思ってるの?」

638: 2014/12/03(水) 18:17:18.89 ID:S32JxKXdo

加賀「え……?」

初雪「本当に自覚なかったんだね……」

加賀「そんな、一航戦なのに?」

秋雲「一航戦なのに」

初雪「この際だから全部ゲロるけどさ、そのBBQの他にも色々遊び行ってるよみんなで」

秋雲「あなた抜きでね」

加賀「なんで?」

初雪「なんでって……」

秋雲「そりゃあねえ……」

639: 2014/12/03(水) 18:18:21.71 ID:S32JxKXdo

~~~~~

大潮「あ!間宮さんそれ…」

加賀「アイスください」グイッ

間宮「はいはい~」

大潮「あ……」

間宮「はいアイス。お次は大潮ちゃん?」

大潮「あのう、アイス……」

間宮「あらぁ、ゴメンネ、今ので売り切れなの」

大潮「アイス……」シュン

加賀「これは譲れません」

大潮「」

間宮「ちょっと?何も言ってないでしょ?」

~~~~~

加賀「そういえばありましたねそんなこと」

初雪「ほらそんな認識だから」

秋雲「まだあるよ」

640: 2014/12/03(水) 18:19:09.68 ID:S32JxKXdo

~~~~~

金剛「お待ちかねのティータイムデース!」

暁「私もだいぶレディーが板についてきたかしら」

陸奥「あらあら、レディーはそういうものじゃないと思うけど」

熊野「そうですわ暁さん。レディーはまず上品な身のこなし、礼儀作法ですわ」

妙高「勉強も必要ですね」

暁「そ、そうかしら」シュン

金剛「まあ、今はとやかく言う人はいませんから!エンジョイしましょうヨ!」

加賀「いいわね、レディーは。暇そうで」ヌッ

暁「あっ……」

加賀「……」スタスタ

金剛「ウェイト!……行っちゃった」

陸奥「ひどいこと言うわね」

~~~~~

641: 2014/12/03(水) 18:19:53.24 ID:S32JxKXdo

初雪「最悪だよ」

加賀「あれか……」

秋雲「こんなんじゃ嫌われて当然だね」

加賀「どうすればいいのかしら」

初雪「まあその『良い』性格を直した方がいいね」

秋雲「そんじゃあね」

初雪「私たちも何か考えておくから、自分でも考えてね」

加賀「うん……」

642: 2014/12/03(水) 18:20:59.38 ID:S32JxKXdo

数日後……

初雪「加賀さん、これ」

加賀「もういいんです……私なんか……」

初雪(うわ、めんどくさ)

秋雲「明石さんに作ってもらった新しい装備」

加賀「どういう装備?」

初雪「なんか性格悪いこととか言ったらスタンガンがビリビリなるやつ」

加賀「随分とご都合主義な装備……でもありがとう。早速付けます」

初雪「頑張ってね」

加賀「ふ、頑張って人気者になってみせます」

643: 2014/12/03(水) 18:22:17.59 ID:S32JxKXdo

そして加賀の特訓が始まった!

加賀「五航戦の子なんかと一緒にうぎゃあああああああ!!!」ビリビリ

翔鶴「うひゃああああああ!?」


加賀「ここは譲れまうげげげげげげげげげげげげ!!!!!」ビリビリ

瑞鶴「ほげえええええ!?」


加賀「どきなさい、くちぐぎゃああああああああああああ!!」ビリビリ

潮「きゃあああああ!?」


提督「加賀、最近奇声を上げまくってどうしたんだ」

加賀「あなたには関係うごごごごごぎぎぎぃ!!」ビリビリ

提督「やっぱおかしいぞ!」


白雪「最近様子が変ですけど、大丈夫ですか?」

加賀「わ、私のそばに近寄るナ゛ァ゛ァ゛ーーーーーーーー!!!」ビリビリ

ドサッ

白雪「うわっ!……気絶した」

644: 2014/12/03(水) 18:23:27.93 ID:S32JxKXdo

入渠ドック

加賀「ハッ!」

初雪「目、覚めた?」

秋雲「気絶するなんてね……三日でビリビリ回数50回とはね」

初雪「でもだんだん少なくはなっていってるよ」

加賀「もう、いいんです。嫌われても、もうずっとひとりで生きていきます」

初雪「何言ってるの」

加賀「こんなに苦しい思いをするなんて、きっと今までの傲慢の罰なのね」

秋雲「珍しく弱気だね」

加賀「だってそうでしょ?もし許されるんなら、みんなに謝りたい……」

初雪「本当にそう思う?」

加賀「うん……」シクシク

645: 2014/12/03(水) 18:24:55.48 ID:S32JxKXdo

秋雲「だってさ!みんな!どうする!?」

ガララ

赤城「その言葉を待っていましたよ、加賀」

龍驤「全く、いつからか加賀はすっかり嫌なヤツになってもーたわ」

鳳翔「でも、こうやって帰って来れたみたいですよ」

加賀「赤城さん……龍驤さんに鳳翔さんも……」

初雪「みんな、あなたが変わってしまったことを心配してたんだと」

秋雲「ま、これに懲りたら地道に信頼を取り戻していくんだな」

加賀「二人共、ありがとうございます、本当に」ポロポロ

646: 2014/12/03(水) 18:25:42.04 ID:S32JxKXdo

加賀は艦隊のみんなに今まで迷惑をかけたことを謝罪した。

ある時加賀は大活躍したが、その時からすっかり天狗になってしまっていたのだった。

あと元からそんなに性格がいいわけでもなかった。

それでも、それからの加賀は変わってしまう前よりも少し丸くなったようだ。

加賀「五航戦の子……も中々やるわね」

瑞鶴「うえぇ!?」

加賀「何?」

瑞鶴「いえ、別に、なんでもないです」

647: 2014/12/03(水) 18:27:02.79 ID:S32JxKXdo

が、しかし……。

加賀「……あ!でも私を置いて遊びに行ったのは事実じゃない!」

赤城「そこに気がつくとは」

龍驤「やはり天才や」

加賀「ふざけないでっ!!」

鳳翔「ま、まあまあ」

加賀「鳳翔さんも行ったじゃないですか!!」

鳳翔「そ、それはぁ~」

赤城「み、みんなで今度行きましょう!ね!龍驤も鳳翔も!ね!」

龍驤「せやな!せやせや!」

加賀「誤魔化さないでください!」


初雪「三日で気がついたね、賭けは私の勝ち」

秋雲「ちぇっ。安いやつにしてよ」

初雪「『間宮&伊良湖プロデュースの超々ド級スーパーウルトラデラックスゴージャスパフェ』にしよ」

秋雲「やめてそれだけはッ!!」

648: 2014/12/03(水) 18:28:03.35 ID:S32JxKXdo



榛名「榛名も食べたいです!間宮&伊良湖プロデュースの超々ド級スーパーウルトラデラックスゴージャスパフェ!」

霧島「ですねぇ……いつの間に戻ってきたんです?」

榛名「さっきです。では鎮守府こぼれ話です!」


649: 2014/12/03(水) 18:28:37.08 ID:S32JxKXdo

時津風「無理な作戦は嫌だぁ……すごく嫌ぁ……」

翔鶴「いえ、あのぉ」

瑞鶴「お姉さんは時津風ちゃんにもうちょっと頑張って欲しかったって思うなぁ」

大和「そうですね」

武蔵「無理な動きしてるのはお前の方だぞ」

ビスマルク「どっちがどっちを護衛してるかわからないわね」

提督「ていうかお前ら何の作戦に行ったんだよ」

650: 2014/12/03(水) 18:29:22.99 ID:S32JxKXdo



榛名「はい!鎮守府こぼれ話でした!」

霧島「短いですね」

榛名「続いては鎮守府いやらし話です!」


651: 2014/12/03(水) 18:30:01.58 ID:S32JxKXdo

大井「オXXー見ぃせてやるわっ!」

北上「見たくない見たくない!」

大井「もっともっと!」クチュクチュ

北上「誰か助けてぇー!!」

652: 2014/12/03(水) 18:30:46.76 ID:S32JxKXdo

霧島「うわ!ひっどい話!」

榛名「……ふぅ。ええ、よかったですね」

霧島「姉さんはなんでもいいんですね。最近じゃもうむっつりですらないじゃないですか」

榛名「そうでしょうか?」

霧島「そうでしょう」

榛名「そうですか……」シュン

霧島「えっ」

榛名「私、このスレを面白くしようと頑張って演じていたんです」

霧島「ああ、でしょうねぇ、そうでなくては困ります」

榛名「でも、そんなこと言われたら、私…このスレに居たくなくなります…!」

653: 2014/12/03(水) 18:32:10.71 ID:S32JxKXdo

霧島「えっ?」

榛名「私、1回投稿したら50レスぐらい埋まる大人気なスレに行きたいです!」

霧島「え、えぇ~……」

榛名「こんなカオスの参考にもならない糞スレ出ていきます!」

霧島「よしなさい!」

榛名「こんな宣伝荒らしの標的になったスレなんて、未練も何もありません!」

霧島「それちょっと掘り起こさないで!」

榛名「こんなスレ、まとめでしか見てない勘違いした連中に罵詈雑言を浴びせられればいいんです!」

霧島「まともに読まれても低評価だと思います!それにもう手遅れですけど!?」

654: 2014/12/03(水) 18:33:05.54 ID:S32JxKXdo

~もう手遅れ委員会からのお知らせ~

イベントは終わりました。朝雲や野分が欲しいと思ってももう手遅れです。


雷「だって!司令官はちゃんと満足できた?ねえ聞いてる?」

提督「」

雷「し、氏んでた……」

ねのくまチャレンジのあらすじ!

提督は氏んでた。

655: 2014/12/03(水) 18:33:51.89 ID:S32JxKXdo

論破室

『全員揃ったようですねぇ!では早速学級裁判開廷でーっす!』

武蔵(なんかテンション高いなこいつ)

子日「証拠なんて全然ないよ」

天龍「もうゴーヤが犯人ってことにして終わらせようぜ。艦これxダンガンロンパのスレも誰かが立てたみたいだし」

『他所の話するの禁止!禁止です!』

熊野「そういうことにしてお茶を濁すのも無くはないと思いますけど」

伊58「ないだろ!」

初雪「帰りたい……」

656: 2014/12/03(水) 18:34:44.23 ID:S32JxKXdo

武蔵「しかし、動機があるのはオリョクルのゴーヤぐらいだからな」

伊58「何言ってるの!通商破壊は潜水艦の得意分野!どっかのバカみたいに艦隊決戦に使うものじゃないよ!」

天龍「じゃあ動機になり得ないってことか」

伊58「そーゆーこと!」

日向「どっかのバカ……知ってるぞ……うっ、頭が……」

榛名「赤城さんみたいですね」

武蔵「それじゃあやっぱゴーヤか」

伊58「えぇー!?どうしてそうなるの!」

子日「話がわけわかんなくなっちゃってるよー!」

657: 2014/12/03(水) 18:35:41.49 ID:S32JxKXdo

那珂「ここはアイドル那珂ちゃんが司会進行を務めまーす!」

天龍「お!じゃあ那珂、任せたぜ」

那珂「オッケー☆それじゃあ…」

若葉「じゃあまず、もう一度聞かせてくれ。昨日の夜何をしていたか、だ」

那珂「那珂ちゃん司会……」

榛名「私は雷ちゃんと愛宕さんと同じ部屋で話していました」

雷「そうよ。私が証明するわ」

愛宕「そうね」

658: 2014/12/03(水) 18:36:15.79 ID:S32JxKXdo

天龍「俺は日向さんと武蔵さんと初雪とで麻雀してたぜ」

日向「ああ、そうだな」

初雪「うん」

武蔵「全員が全員の証人だ」

那珂「私は熊野さんとお話してたの。部屋を代わってもらうつもりだったんだ」

熊野「ええ、その通りですわ」

若葉「そうか、私は子日と一緒にいた」

子日「そうだね」

伊58「ご、ゴーヤは……一人だった……」

若葉「そうらしいな」

659: 2014/12/03(水) 18:37:29.95 ID:S32JxKXdo

伊58「で、でも!本当に部屋からは出てないんでち!」

若葉「そうだな。だがそうなると誰かが気づかれずに外に出たということになる。あるいは嘘をついているか」

子日「嘘をついてかばってるとは考えられないよ、そんなことしたら自分も氏ぬんだから」

武蔵「まあ病的な愛情を持っているなら考えられなくもないが、そんな連中はここにはいない感じだ」

日向「そうなるな。じゃあ誰かが外に出たということか」

那珂「あ、那珂ちゃんは外に出たけど熊野さんのところに行っただけだからね」

熊野「そう言えば昨日気になることを言っていましたわね。ストーカーとか……」

那珂「そうそう!若葉ちゃんにも話したけどね!ちょっとお台所に……あ」

天龍「なんだ?」

那珂「こ、これ、オフレコでね?」

「「……」」

660: 2014/12/03(水) 18:38:27.96 ID:S32JxKXdo

熊野「続きをどうぞ」

那珂「お腹がちょっとだけ空いちゃったから、お台所に行こうと思って部屋を出たの」

初雪「那珂ちゃん……」

那珂「それで、なんとなくつけられてるなぁと思って急いでお台所に行って……」

日向「つけてる奴の顔は見たか?」

那珂「顔は見なかったけど、絶対にいたってことは確かだよ。それで何か武器になるものをって」

熊野「それで大根でしたのね」

那珂「そうそう!大根を持って明かりのついている熊野さんの部屋まで大急ぎで帰ったの!」

雷「どこまでつけられていたの?」

那珂「少なくとも、お台所まではついてきていたよ」

661: 2014/12/03(水) 18:39:35.36 ID:S32JxKXdo

熊野「ふーむ……つまり、誰か他に外に出た人がいたって事になりますわね」

愛宕「でも彼女の勘違いってことはないかしら」

那珂「それは絶対にないよ!確実に間違いなく見たんだもん!」

榛名「いつ頃の話なんですか?」

那珂「かなり遅かったよ。部屋の明かりも消えてたし」

熊野「私以外は寝てらしたのね」

武蔵「そのストーカーが怪しいな」

榛名「那珂さんを標的にしていたけど逃げられたから標的を提督に変えた、という事でしょうね」

天龍「ところで、提督はなんで氏んだんだ?」

愛宕「それは、胸に包丁を刺されて」

武蔵「そうなのか、それであんなに血が出てたんだな」

雷「司令官かわいそう……」

662: 2014/12/03(水) 18:41:29.00 ID:S32JxKXdo

天龍「結局ストーカーの正体は……」

熊野「ちょっと、お待ちください。どうしてご存知なんですか?」

愛宕「え?」

熊野「提督の氏因です」

榛名「調べたのではないのですか?」

熊野「いいえ、提督は血を多く流して氏んでいた。というだけで、どうして氏んだのかは解っておりませんわ」

愛宕「あ……それは、想像したのよ。結構口からでまかせを言うタイプだから、アハハ」

若葉「どういうことだ?」

子日「ちゃんと調べてもらわないと困るよ!みんなの命がかかってるんだけど!」

愛宕「だって、あんなに血が出る氏に方なんて刺頃しかないと思ったのよ」

天龍「まあ確かにそう思うだろうな」

663: 2014/12/03(水) 18:42:29.67 ID:S32JxKXdo

熊野「それで納得されては困りますわ。氏体に触るなと言ったのは愛宕さん、あなた自身ですよ?」

愛宕「だから!でまかせだったのよ!」

武蔵「そう熱くなるな、二人とも」

若葉「冷静になれ」

熊野「私は冷静ですわ」

愛宕「私を犯人だと言うつもり?」

熊野「あら、そんなことは一言も言ってませんわ。自意識過剰ではなくって?」

愛宕「いいわよ、私を疑ってるなら証拠を出してみなさい?」

熊野「決定的な証拠は出せませんわ。でもあなたが何かを知っているということはわかります」

664: 2014/12/03(水) 18:43:49.43 ID:S32JxKXdo

榛名「何かを知っている?」

熊野「ええ。確かに愛宕さん、刺殺であることは容易に想像がつくでしょう。でも凶器は?」

愛宕「はい?」

日向「凶器は包丁で……あ!」

天龍「なんで凶器が包丁だって思ったんだ?」

雷「提督は私室で殺されたのに、包丁は不自然だわ!」

愛宕「えっ?えっ?で、でも、榛名が台所にって」

榛名「榛名の憶測では台所に入ったとまでは言っていません」

那珂「私もお台所に入ったかどうかまではわからないよ」

665: 2014/12/03(水) 18:44:33.75 ID:S32JxKXdo

愛宕「じゃあ!ダイイングメッセージは!ダイイングメッセージはゴーヤの事を!」

熊野「あれは、私は見たのですが消された跡がございました。きっと『ゴ』は最後の文字ですわ」

子日「それじゃゴーヤちゃんのことを書くなら、『ゴ』が最後に来るのは考えられないね」

伊58「じゃ、じゃあ!『ゴ』が最後に来る人って……『アタゴ』さん?」

熊野「その通り。愛宕さん、あなたしかいませんわ」

愛宕「ぐ、ぐぐぎぎぎぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!」

武蔵「答えろ!愛宕っ!」

666: 2014/12/03(水) 18:45:18.66 ID:S32JxKXdo

愛宕「……そうよ。頃したのは私よ。熊野の言う通りだわ」

雷「愛宕さん……」

愛宕「最初は、那珂を殺そうと思ったの。でも感づかれてすぐに逃げられたわ」

那珂「ひっ……」

愛宕「それで台所の包丁を持ち出して、提督を狙ったの。誰かに見られることもないからね」

若葉「計画性ではない、突発的なものか」

愛宕「そうよ、ダイイングメッセージは朝早くに確認して、消したのよ。最後の一文字を除いてね」

伊58「信じられない!卑怯だ!」

愛宕「でも、ダメね。全部暴かれてしまったわ、こうなることは早くにわかってた気がする」

「「……」」

667: 2014/12/03(水) 18:45:48.07 ID:S32JxKXdo

『どうやら、決まりのようですねぇ!』

武蔵「あ、いたなそういえば」

『ちょっと!……ゴホン。では処刑に移らせていただきますねぇ』

愛宕「さようなら、皆さん。お元気で」

『くたばりなさい!』

愛宕「っ!」ビクッ

「「……」」

愛宕「……」

668: 2014/12/03(水) 18:46:43.01 ID:S32JxKXdo

……………

『あれ?あ、終わりだ。予算が足りないから終わり』

天龍「終わりだぁ?」

日向「終わり?」

伊58「終わりだって!」

熊野「……なんと言いますか、不完全燃焼ですわね」

若葉「……これは、チャレンジ成功でいいのか?」

子日「いーんじゃないの?」

熊野たちは番組オフィスから『長い』『予算がかかる』『よって打ち切り』と告げられ、帰路についた。

669: 2014/12/03(水) 18:47:27.66 ID:S32JxKXdo

ネノヒエェーンドクマノォ!ネノクマレィディオ!

子日「ただいま!ねのくまラヂオの時間だよ!」

熊野「子日と熊野、そして若葉がお送りいたしますわ」

子日「前回と前々回代わりを務めてくれた暁ちゃんとレーベちゃんありがとね!」

若葉「しかし、いいのかこんな終わり方。読者が納得するだろうか」

子日「仕方ないよ、いくつか話を練ってたみたいだけど、一個が長すぎたからね」

若葉「トリックその他が適当なのはそのせいか」

熊野「それは>>1の頭がその程度という事ですわね」

子日「じゃ!お便り読んでいこう!」

670: 2014/12/03(水) 18:48:04.58 ID:S32JxKXdo


おつ
腕が動かなくてもくじは引ける綾波さんマジ鬼神


子日「あー、多分あれだよ。髪を自在に動かして……」

若葉「意外ッ!それは髪の毛ッ!」

熊野「どうして髪の毛なのよぉぉぉぉ~~~~~~~ッ!!」

子日「ど、どうしたの二人して!?」


カオスさが復活してる……だと……

これを待っていた!乙


若葉「この瞬間を待っていた、そういうわけだな?」

子日「どういうわけなの!?」

熊野「パイソンズ様々ですわね」

671: 2014/12/03(水) 18:48:52.62 ID:S32JxKXdo


乙です
明石に引きずられた綾波の運命やいかに


子日「さ、さあ……どこ行っちゃったんだろ」

熊野「入渠なさっているのでしょうか」

若葉「心配だ」

子日「それじゃ!次回のねのくまチャレンジは『貨客船チャレンジ』!」

熊野「前回出た疑問ですが、船娘なのでしょうか、それともただの船?」

若葉「どっちがいいんだろうな」

子日「どうするかは行き当たりばったりで決める!それじゃあ次回までごきげんよう!」

672: 2014/12/03(水) 18:50:08.44 ID:S32JxKXdo

~ここはよくある普通のペットショップ~

夕立「最近、『世界名作劇場』にハマってるっぽい!」

卯月「……へー」

夕立「あ!興味なさそう!面白いんだってば!」

卯月「例えば?」

夕立「まあまあ一緒に見てみましょうよ!」ポチ

数十分後……。

卯月「う゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛、セ゛ー ラ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!」ダバー

夕立「う、うーちゃん……」

卯月「な゛ん゛で゛こ゛ん゛な゛目゛に゛遭゛わ゛な゛き゛ゃ゛な゛ん゛な゛い゛ぴ゛ょ゛お゛お゛お゛ん゛!!!」ビエー


おいしそう…ってその次回の鎮守府狂騒曲とは違います!

673: 2014/12/03(水) 18:56:52.43 ID:bOfkKVaSO
乙です
犯人って大抵の場合自分しか知らないことをペラペラ喋ってボロを出すんだよな(コナン等を見た感じだと)


674: 2014/12/04(木) 04:00:34.13 ID:+KVrAF7zO

卯月は藤原竜也だった?

次回:変な艦これ劇場 -鎮守府狂騒曲- 第二十八回


引用: 変な艦これ劇場 -鎮守府狂騒曲-