784:◆TLyYpvBiuw   2015/01/05(月) 19:20:41.36 ID:3P8d7eWMo



提督「なんだこれ」

初雪「学園恋愛ゲーム」

提督「ふうん、それで私にやれと」

初雪「そう。面白いから」

提督「新年早々恋愛ゲームやる提督ってのはどうなんだ……まあいいや、やってやろうじゃないか」

鎮守府狂騒曲 第三十二回
Model Graphix ARCHIVES 艦隊これくしょん -艦これ-
785: 2015/01/05(月) 19:21:10.42 ID:3P8d7eWMo

☆恋な艦これ劇場☆

デロデロデロデロデェ~~ン

提督「なんだこの不快な音は」

初雪「いいからスタート押して」

『名前を次から選んでね!!!!!!』

・提督

・ウィリアム・ハルゼー

・カーチス・ルメイ

・サミュエル・D・ディーレイ


提督「選択肢にロクなのが無いんだが」

初雪「おすすめはディーレイ。二人は突き放されてるからわかりやすいけど、彼は受け入れられるか微妙なラインだから」

提督「いや、普通に提督にするよ」ポチ

786: 2015/01/05(月) 19:21:55.05 ID:3P8d7eWMo


提督『僕は艦これ学園に転入してきた提督。これからどんな学園生活が待っているのだろうか、楽しみだ』

吹雪『いっけなーい!遅刻遅刻!』


提督「お、ありがちなパターンか」


吹雪『きゃっ!』ドン

提督『がっ……ぐはっ……うぐっ……!』


提督「めちゃめちゃ痛そうじゃないか!!」

初雪「リアルさも追求してる」

提督「そんなとこは追及せんでいい」

787: 2015/01/05(月) 19:22:42.27 ID:3P8d7eWMo


吹雪『ごめんなさい、大丈夫?』

提督『』

・大丈夫だよ

・君こそ怪我は無いかい?

・消えろ、ぶっ飛ばされんうちにな


提督「ヤムチャがいるじゃねーか!」

初雪「こういうルートにも進める」

提督「どこを目指して進むんだよ、天下一武闘会か!?」

初雪「いいツッコミ……」グッ

提督「ぐっ……まあいい、二番目の選択肢にしよう」

788: 2015/01/05(月) 19:23:41.76 ID:3P8d7eWMo


提督『君こそ怪我は無いかい?』

吹雪『素敵!抱いて!』

☆Happy End☆


提督「はっ?もう終わったぞ?」

初雪「プレイヤーのニーズに応えた結果。これが時代の出した結論……」

提督「そうか……悲しい時代だな……」

初雪「世知辛い、世知辛いよ……」

789: 2015/01/05(月) 19:24:32.28 ID:3P8d7eWMo


提督「さて、結構進めたんだが、ヒロインは……」

深雪 朧 由良 祥鳳 雲龍

提督「なんでこう、メンツがしょっぱいのかな。冒頭の吹雪はどこに行ったんだ」

初雪「それはメンバーに失礼」

提督「いやいや、どこぞじゃあまり見かけないぞこいつら」

初雪「由良はスタンダードなルートだから、初心者向け」

提督「それじゃあ、まずは由良のエンディングを目指そう」

790: 2015/01/05(月) 19:25:17.75 ID:3P8d7eWMo


由良『なに、提督くん。何か用かな?』

提督『』

・特に用事はない

・失せろ

・DAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!


提督「何だこの選択肢は」

初雪「注意だけ引いてみる、あえて突き放す、積極攻勢に出る、この三つ」

提督「極端過ぎるし、まだそこまで関係進んでないだろ!」

初雪「ここは積極攻勢がオススメ」

提督「やだよ、もっと恋愛を楽しもうよ」ポチ

791: 2015/01/05(月) 19:25:49.66 ID:3P8d7eWMo


提督『いや、呼んだだけだよ』

由良『じゃあ話しかけんなカスが』

どうやら、気分を悪くしてしまったようだ。。。


提督「ひっどい!口悪い!」

初雪「ほらね」

提督「由良みたいな子に実際にこんなこと言われたら立ち直れんわ」

初雪「オートセーブ機能があるからやり直して」

提督「じゃあ試しに二番目を選んでみるぞ」

792: 2015/01/05(月) 19:26:52.60 ID:3P8d7eWMo


提督『失せろ』

由良『はあ!?喧嘩売ってるんですか!?』バシッ

提督は氏んでしまった!


提督「氏んじゃったよ、なんで一歩足踏み外しただけで取り返しのつかないことになるんだ」

初雪「現実はもっとシビアな世界だよ」

提督「現実よりシビアだろこれ」

793: 2015/01/05(月) 19:27:19.27 ID:3P8d7eWMo


提督『DAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!』ガバッ

由良『えぇっ!?ちょ、ちょっと!』

提督『あなたのことが好きなんです!』

由良『待って!』グイッ

提督『ご、ごめん、由良さんの顔見てたらつい……』

由良『ついって……そういう積極的な感じは、嫌いでは……ないです///』

好感度が上がった!


提督「選択肢はともかく、意外とグッとくるものがあるな。滅茶苦茶だけど」

初雪「リアルさの中にもハチャメチャさがある」

提督「お前も言ってること大概滅茶苦茶だな……」

794: 2015/01/05(月) 19:28:07.20 ID:3P8d7eWMo


由良『提督くん、Hな事って興味あるかな?』


提督「だからさあ!展開早すぎるだろ!」

初雪「これがユーザーのニーズ。SS読者もビXチを求めている。過程なんか必要ない」

提督「マフィアのボスか何かなのかなそいつらは。黄金体験でもしてろ!」


提督『』

・あるよ

・無いよ

・どちらでもない


提督「どちらでもないって何だ。YESかNOかだろ」

初雪「優柔不断な日本人向けの選択肢」

提督「その日本人って人たちもここまで優柔不断ではないと思うんだけどなぁ」

795: 2015/01/05(月) 19:28:39.62 ID:3P8d7eWMo


提督『どちらでもない』

由良『じゃあ氏ね』ザクッ

提督は氏んでしまった!


提督「また氏んだ!怖すぎ!なんだこの学園」

初雪「驚くのはまだ早い」

提督「ま、まだあるのかぁ~~」



提督『いや、無いよ』

由良『そっか、じゃあ教えてあげる、気持ちいいこと……』

☆Happy End☆


提督「味気ないな……」

初雪「出会って即。それこそがニーズ、時代の流れ」

提督「お前それを強調してるけど風刺じゃないんだから……」

796: 2015/01/05(月) 19:29:18.25 ID:3P8d7eWMo


提督『あるよ』

由良『そう……HはHでもHellのほうだがなぁぁぁーっ!』

そして、どこからともなくOTO 1934年型 50口径38.1cm三連装砲を取り出した!

由良『蜂の巣にしてやるぜぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇーっ!』

提督『』

・軽巡洋艦なのに戦艦の砲を使うなんてすごいと思った

・なぜ日本は優秀な砲を持っていたのに負けたのかについて考えた

・軽巡洋艦が戦艦の大口径主砲なんて使ってはダメだ!


提督「パクリじゃねーか!」

初雪「オマージュ」

提督「いやいやいや!」

初雪「いつも平気でやってることだろ!今更御託を並べないでよ!」

提督「はい、すいません」

797: 2015/01/05(月) 19:30:32.31 ID:3P8d7eWMo


提督『軽巡洋艦が戦艦の大口径主砲なんて使ってはダメだ!重量だけで沈んじゃうでしょぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!?』

由良『知るかボケェェェェェーッ!』ズドン

提督は胸を撃ち抜かれて氏んでしまった!


提督「また氏んだよも~~」

初雪「下手だなぁ~提督くん、選択肢選びが下手」

霧島「えーそれでは、お次は知的なジョークと洒落込みましょう」

提督「うわっ!いたのかお前!」

霧島「いましたよ、最初から」

798: 2015/01/05(月) 19:31:10.03 ID:3P8d7eWMo


榛名「メェ!未年だメェ!メェメェメェメェ榛名がメェ!」

雪風「メェメェメェメェ雪風もメェ!」

雲龍「メェメェふわふわ雲龍もメェ」

榛名「メェ!メェ!メェ!メェ!」ピョンピョン

雪風「メェ~~!」

雲龍「メェメェ」

榛名「メェ!」

雪風「メェ!」

雲龍「メェ」

799: 2015/01/05(月) 19:31:47.36 ID:3P8d7eWMo


霧島「失礼いたしました。今度こそ、知的なジョークです」

800: 2015/01/05(月) 19:32:14.80 ID:3P8d7eWMo

明石「メェメェメェ新型艦載機の発表です!」

あきつ丸「陸海協同開発の新型艦載機、『ヒ-2G 翔羊』でありますメェ!」

明石「でも見た目は丸っきりただの羊、どうやって飛ぶのでしょうか!」

あきつ丸「旧来の艦載機と違いブルルルいらずのメェメェ発動機!」

明石「それでは頭部のご説明!」

あきつ丸「はいどうぞ!」

明石「頭部を開けばコックピット!世にも奇妙な摩訶不思議!」

あきつ丸「いえそれほどでも!」

明石「どうして羊が空を飛ぶのか!その秘密はここ!そーれ!」

あきつ丸「はい実は前足が車輪へと早変わり!どうして車輪があると空を飛べるのか!」

明石「メェメェメェメェウッウッウッメェー!羊のお尻はジェットエンジン!」

あきつ丸「それ以上言っちゃおしまいであります!台本通りにやるでありますメェ!」

801: 2015/01/05(月) 19:32:48.98 ID:3P8d7eWMo

明石「でも、言っちゃおうかな?」

あきつ丸「言っちゃう?」

明石「やっぱ、やめとこうかな?」

あきつ丸「やめとけば?」

明石「では交代」

あきつ丸「メェ!」

明石「ブッ!クク……」プルプル

あきつ丸「では搭載物はどこに!?燃料タンクは!?開け~腹!」

明石「サービス充実ボリューム満点!メェメェメェメェでは実演!」

あきつ丸「いちにのさん!」

メェメェメェメェメェメェメェメェ!!!

802: 2015/01/05(月) 19:34:19.69 ID:3P8d7eWMo

霧島「失礼しました、今度こそ必ず、知的なジョークです。多分」

803: 2015/01/05(月) 19:34:52.68 ID:3P8d7eWMo

むっちゃん&みゆきちは南の島にいた。
夜中の砂浜に、二人は並んで寝転ぶ。

深雪「ちょっと聞きたいんだけどさ、この満天の星からさ、何がわかると思う?」

陸奥「そうねぇ、綺麗な星。宇宙には何億何兆もの星が輝いているのよ」

深雪「それじゃあこの美しい海を見れば何がわかる?」

陸奥「月明かりに照らされた海、母なる海、この巨大な水溜りには何万という生命が暮らしているの」

深雪「じゃあ、この砂浜は?」

陸奥「白い砂浜に心を躍らせる、好きな人と訪れたいわ」

深雪「そこに生えたココナッツの木はどう?」

陸奥「ココナッツミルクってどんな味なのかしら」

深雪「ふぅ~ん……」

陸奥「あなたはどう思うの?」

深雪「艤装が盗まれて夜になっても帰れない」

陸奥「ハァー、思い出させないでくれるかしら……」

804: 2015/01/05(月) 19:35:18.98 ID:3P8d7eWMo

ネノヒウントクマノォ!ネノクマラーディオゥ!

熊野「ねのくまラヂオのお時間ですわ」

子日「くまのんと子日!そして若葉ちゃんがお送りするよー!」

若葉「今日もやっていくぞ」

熊野「さて、正直リタイアしたいねのくまチャレンジ貨客船編!」

子日「一体どんな結末を迎える、いやどう落とし込むのか!」

若葉「……」

子日「何か言わないの?」

805: 2015/01/05(月) 19:35:55.94 ID:3P8d7eWMo

~前回までのねのくまチャレンジ~

どうオチをつけるのかわけがわからなくなってきたぞ!

※語りっぽいものの振り分けっぽい!
“”=子日
【】=熊野
〈〉=若葉


“さて、セヴォル号は大混乱でした。酔っ払いが満載されているのです。”

隼鷹「レディースあーんどジェントルシップス!アッハッハッハッハ!いや参った参った!
   アッハッハッハッハ!今までこんなに参ったことはなかったね!アッハッハッハッハ!
   何が参ったって?アッハッハッハッハッハ!決まってるじゃない!アッハッハッハッハ!
   わかんねえから参ってんだよ……」

皐月「隼鷹がやばいよ!」

加賀「頭にきます」

806: 2015/01/05(月) 19:36:36.73 ID:3P8d7eWMo

陸奥「うっ……第三砲塔が……」

子日「いけない!無理やり爆発オチに持っていこうとしてる!」

瑞鶴「止めなきゃ!」

陸奥「もうこれしかないのよ!グダグダになってしまったもの!」

子日「待ってむっちゃん!それだけは!それだけはいけない!仮にも読者リクエストなんだよぉ~~!」

皐月「このやりとりどっかで見たことあるな、やっぱなんかおかしい」

明石「おかしくない」

陸奥「あ、もう無理」

ドォーン

807: 2015/01/05(月) 19:37:23.73 ID:3P8d7eWMo

熊野「おや、爆発音がしましたよ」

乗客K「隣の客船みたいだねー」

熊野「まあどうでもいいですわ、とにかくこの混乱を収めないと。陸の事情は知りませんが、20cm砲で何が倒せます?」

乗客N「いえ、倒せない戦車探すほうが難しいです、はい」

熊野「あらそう、ではひと捻りで叩きのめして差し上げますわ」ドン!

【その時不思議なことが起こりました。なんと厨房では揚げ物をしていたそうなのですが、引火したのです。あと船の機関に砲弾が命中しました。】

乗客N「不思議でもなんでもありませんよ!!」

ドォーン

808: 2015/01/05(月) 19:38:03.63 ID:3P8d7eWMo

〈若葉だ。海水って冷たいな。〉

乗客Y「どんどん水位が上がっていくんだが」

若葉「嫌になっちまうな」

乗客M「言ってる場合じゃないですよ!」

若葉「心配するな、救援信号はすでに送ってある」

乗客Y「当たり前だ!」

若葉「救助ボートは老朽化で使えないみたいだ……」

乗客M「そのネタはセヴォル号のほうでやりましょうよ……」

〈かくして、三隻は沈没した。まるで、強引に落とされたかのように。
 我々はこれを教訓としなければならない。三つの教訓であった。
 船で爆発物を使用しない。船上で戦車を動かさない。船長が飲酒をしない。
 多くの船舶関係者はハッとさせられたかもしれない……。〉

「させられるかー!」

「船乗り馬鹿にしてんのかコノヤロー!」

〈ごめんなさい。〉

809: 2015/01/05(月) 19:39:17.48 ID:3P8d7eWMo

熊野「……今回のねのくまチャレンジについては綺麗さっぱり忘れましょう」

子日「そうだね!それがいいよ!」

若葉「じゃ、お便り読んでいこうか」


吹雪ちゃんはココアがやたら似合うなぁ!俺にも一つください!


子日「修復剤入ってるけどいいのかな?」

若葉「この人は艦娘なんだよきっと」

熊野「ご購入はしばふ興業にお問い合わせ下さいませ」

子日「さて、もうみんな普段の生活に戻る頃かな!」

熊野「わたくし正月太りが心配ですわ」

若葉「お前、かなりだらけてたからな」

熊野「ち、違いますわ!久々の長期休暇だから羽を伸ばしていたの!」

子日「でも一歩も鎮守府出てなかったよね」

熊野「も、もぉ~~!また次回!次回ですわ!」

若葉「あ、強引に終わらせたぞ」

子日「しょうがないなぁ。お次はフリートディベートです!どうぞ!」

810: 2015/01/05(月) 19:39:48.66 ID:3P8d7eWMo

朝潮「朝潮のフリートディベートへようこそ。ここでは艦これに関する様々な議論を行っていきます。
   本日の議題は『熊野を巨Oに描写する奴はにわかである』というものです。
   今回議論していただくお二方を紹介します。熊野貧O派の鬼怒さん」

鬼怒「どうもよろしく!」

朝潮「熊野巨O派の能代さん」

能代「よろしくお願いします」

朝潮「それでは討論のルールですが61分3R戦で決まります。ではお願いいたしましょう」

鬼怒「はい!」スクッ

能代「負けません」スクッ

朝潮「今夜のレフェリーは叢雲です」

811: 2015/01/05(月) 19:40:21.40 ID:3P8d7eWMo

叢雲「大変長く待たせたわね!フリートディベート61分3R戦タイトルマッチ!
   青コーナーはちっぱいなくまのんが好き、長良型軽巡洋艦第二グループ、鬼怒!」

鬼怒「うおーー!!」

パチパチパチパチ

叢雲「対する赤コーナー!巨Oじゃない熊野は熊野じゃない!最新鋭軽巡、阿賀野型軽巡洋艦、能代!」

能代「よしっ!」

パチパチパチパチ

叢雲「それでは始めるわ!第一R!」

カーン!

朝潮「まず、鬼怒の首投げが決まりました。続いてボディスラム。序盤からガンガン攻めていきます。
   さて一方能代はやられながらも隙を狙っております……あ、どうやら時間のようですね。さようなら」

812: 2015/01/05(月) 19:40:52.30 ID:3P8d7eWMo

~ここはよくある普通のペットショップ~

夕立「ジャンガリアンハムスターがね!いるんだよ、ジャンガリアンハムスター!」

卯月「へぇ~!見てみたいっぴょん!」

夕立「小動物コーナーなんだけど、ほらあそこ!」

卯月「うわ~!かわ……横のでっかい檻にいるの雪風ちゃんぴょん?」

夕立「えっ?……うわホントだ雪風ちゃんっぽい」

雪風「しれぇ!」

卯月「喋っ、いや鳴いたぴょん!」

夕立「何してるの?」

雪風「バイトです!」

卯月「あ~バイトかぁ~」


さ、さぼってるわけじゃないってばぁ!次回の鎮守府狂騒曲書いてるんだってばぁ!

813: 2015/01/05(月) 19:49:33.41 ID:mDEMyNPlo
おつです
安心のクオリティですな

次回:変な艦これ劇場 -鎮守府狂騒曲- 第三十三回


引用: 変な艦これ劇場 -鎮守府狂騒曲-