雪穂「お姉ちゃん今いくつ？」

穂乃果「に、にじゅうなな…」

雪穂「27にもなってお姉ちゃんは定職もつかずにさ…日本の未来を悩んでどうするの？」

穂乃果「ええー…私ちゃんと働いてるよ？」

雪穂「お姉ちゃんのあれは働いてると言わないの！ 世界を飛び回ってすごいと思うけどさ…」

穂乃果「日本に戻ったら店番してるもん…」

雪穂「それほとんど高校生の頃と変わらないじゃん」

雪穂「はあ…自分のことよりも誰かのこと優先するのはお姉ちゃんらしいけど…」

雪穂「お姉ちゃんは今何を悩んでるの？ 日本の未来とか漠然としすぎて分からないよ」

雪穂「お姉ちゃんは日本の未来をどうしたいと考えているの？ どんな日本にしたいの？」

穂乃果「私は>>10」

穂乃果「こんな日本にしたいんだ」

アイドルがいない厳粛な世界

雪穂「どうしちゃったの！？」

雪穂「お姉ちゃん高校生の時ずっと楽しそうにアイドルしてたじゃん！」

雪穂「仮にもスクールアイドルをやってたお姉ちゃんが言うのはおかしいよ…？」

雪穂「一体なにがあったの…？ どうしてアイドルがいない厳粛な世界にしたいと思ったの？」

穂乃果「>>13」

自分より若い人間が世間でチヤホヤされているのを見るとイライラするんだよね

ﾊﾉｹﾁｭﾝ…

雪穂「私が馬鹿だったよ！」

雪穂「なにそれ？そんな理由でお姉ちゃん悩んでいたの？ 日本の未来なんてこれっぽっちも関係ないじゃん！？」

雪穂「やっぱり最初のであってたじゃん、お姉ちゃんは自分の将来心配しなよ」

穂乃果「そこまで言わなくてもいいじゃん！」

雪穂「言わせてもらうよ！ 今まで真剣にお姉ちゃんの悩み聞こうとしてたのに、まさか悩んでいたのは女の醜い嫉妬とか思わないよ！」

雪穂「…まさかと思うけど、チヤホヤされたいからスクールアイドルやってたわけじゃないよね？」

雪穂「…お姉ちゃんがスクールアイドルをやりたいと思ったきっかけはなに？」

穂乃果「>>17」

まさかー海未ちゃんの可愛い姿を見たいためだよ

雪穂「うっわ…動機が不純すぎるよ…」

雪穂「よくそんなんでμ'sのメンバー集まったね…」

穂乃果「えへへー すごいでしょ」

雪穂「うん、本当にすごいと思う」

雪穂「…チクっちゃえ」

穂乃果「えっ…？」

プルルル

海未『はい、園田です』

雪穂「海未さん 今大丈夫？」

海未『大丈夫ですよ どうしましたか？』

穂乃果「だめだめだめ！ 雪穂 海未ちゃんに言ってだめ！」

雪穂「お姉ちゃんうるさい」

海未『この声は穂乃果ですか？ 日本に帰ってきていたのですね』

雪穂「うん、そうなんだー。…あのね、海未さん お姉ちゃんがスクールアイドルをやりたいと思ったきっかけって覚えてる？」

海未『はい、もちろんです。学校を…音ノ木坂学院を廃校から救うためですよね』

穂乃果「そうだよー 廃校から救うために決まってるよ！」

雪穂「お姉ちゃんは黙ってて」

雪穂「今ね 珍しくお姉ちゃんが悩み事をしていたの」

海未『ほう…あの穂乃果にも悩み事はあるのですね』

穂乃果「ひどくない！？」

雪穂「日本の未来について悩んでいたの」

海未『穂乃果が！？ …それは、なんと素晴らしい悩みなのでしょう。 見直しました』

雪穂「あー…全然見直さなくていいですよ。お姉ちゃんの悩みくだらないので」

海未『日本の未来を悩むことはくだらないことではありませんよ』

雪穂「自分より若い人間が世間でチヤホヤされているのを見るとイライラするから、アイドルがいない厳粛な世界にしたいらしいんだ」

雪穂「これがお姉ちゃんの日本の未来の悩みらしいですよ」

海未『はっ？』

雪穂「真剣にお姉ちゃんの悩みを聞いた私が馬鹿でした」

海未『…穂乃果は穂乃果でしたね』

雪穂「その後 お姉ちゃんがスクールアイドルをやろうときっかけはなに？と質問したの」

穂乃果「これ以上はだめー！」

海未『穂乃果静かにしてください』

雪穂「…お姉ちゃんがスクールアイドルをやろうとしたきっかけは海未さんです」

海未『私ですか？』

雪穂「はい…海未さんの可愛い姿を見たいためにスクールアイドルを始めたそうです」

海未『…穂乃果に電話を代わってください』

穂乃果「穂乃果はもう寝ましたー」

雪穂「はい、お姉ちゃん」

穂乃果「もしもし海未ちゃん…」

海未『>>24』

ことりもあなたと会いたそうにしてましたよ♡もちろん私もです
いつまでも寝言言ってないで早く出て来なさい　三者面談です

海未「それでは第252回 三者面談を始めます。穂乃果の教師役園田海未と 」

ことり「穂乃果ちゃんの保護者役の南ことりです♡」

穂乃果「そして生徒役の高坂穂乃果です！」

ことり「穂乃果ちゃん久しぶりだね♡ 会いたかった♡」

穂乃果「えへへ～ 穂乃果もことりちゃんに会いたかったよ～」

海未「こほん、もう面談は始まっていますよ？ まったく…日本に帰ってきたらまず三者面談すると伝えていましたのに…」

ことり「まあまあ海未ちゃん、うちの穂乃果ちゃんがごめんね？」

穂乃果「ごめんなさーい！ すっかり忘れてました」

海未「それではいつもの質問から始めますよ」

穂乃果「はーい」

海未「>>27」

>>27 最初の質問は？

いつまで雪穂に隠しているのですか？本当は世界の難民を助ける活動をしていることを

穂乃果「知っていたんだね…」

海未「当たり前です 雪穂からの電話でピーンときましたよ」

ことり「穂乃果ちゃんも雪穂ちゃんに隠す事情があるから… あまり責めないであげて」

海未「…ですが、あんなデタラメの嘘をいう必要もありませんよ」

海未「穂乃果の信用のなさのおかげ信用してくれたものです」

穂乃果「それはそれで悲しいけど…」

海未「いい加減雪穂に隠している理由を教えてください。 どうして世界の難民を助ける活動をしていると言えないのですか？」

穂乃果「それは…」

ことり「…無理して言わなくても大丈夫だよ。…ね？ 私たちは穂乃果ちゃんが言わない事情があると分かってるから」

海未「分かりました…。言えるときになりましたら、教えてください 」

穂乃果「…2人ともありがとう。 雪穂に隠している理由は2人にはそろそろ言わないとダメだよね」

ことり「穂乃果ちゃん…」

穂乃果「雪穂に隠している理由は>>33なんだ」

難民に無償でオカズを提供することは
AV女優が正当な報酬を受け取る機会を奪うものだと思われている

海未「……」

ことり「……」

海未「…はい、保護者役の南ことりさん。 穂乃果の理由を分かりやすく説明してください」

ことり「ぴぃぃ！ ぴぃ、ぴぃ！…ほわい、ことりにほんごわかりませーん」

海未「南ことりさん」

ことり「えーと…多分、穂乃果ちゃんが雪穂ちゃんに隠す理由は>>35という意味だと思うかな…？」

>>35 雪穂に隠す理由は？

家族にやんわりと反対されて喧嘩になった後そのままだから

海未「なるほど…そういう意味だったのですね」

穂乃果「そう言ったじゃん！」

海未「穂乃果の説明では分かりにくすぎます！」

ことり「えーと…私の聞き間違いかもしれないけど…え、えーぶい？とか言わなかった…？」

ことり「穂乃果ちゃん…歌を歌って難民を助ける活動をしてたと思うけど…？」

穂乃果「最初はね」

海未「…今はどのような活動をして 難民の方々を助けていらっしゃるのか聞いてもいいいですか？」

ことり「う、海未ちゃん…もうこれ以上は聞くのやめない…？ 何だか聞くのが怖いよぉ…」

海未「ここまできたら聞くしかありません。 答えてください穂乃果、あなたは世界を飛び回って一体何をしているのですか？」

穂乃果「>>39」

国境を無くしている

海未「あなたは一体何しているのですか！？ 国境を無くすというのはどういうことかわかっているのですか！？」

穂乃果「えっ？ 何か問題でもあるの？」

海未「あるに決まってます！ 国境がないと争い事が増えて、貧困の差だってどんどん広がって 穂乃果が思ってる以上にとんでもないことしているのですよ！？」

ことり「う、海未ちゃん…！ 落ち着いて！」

海未「すみません取り乱してしまいました…」

穂乃果「ほぇー国境が無くなるとそんなにも問題なんだね」

ことり「穂乃果ちゃん…えーと その…危ないことはしてないよね…？」

穂乃果「うん、もちろんだよ」

ことり「…穂乃果ちゃんはどうやって国境を無くしているか聞いていい？」

穂乃果「いいよー」

穂乃果「>>42」

>>42 国境を無くしている方法は？

歌！

穂乃果「世界を飛び回って分かったんだ、“歌”には国境は関係ないって」

穂乃果「歌を歌えばどこの世界でも どんな人達でも繋がれる、1つになれる！」

穂乃果「私は国境関係なしに 争いも貧困も関係ない 色んな人達が自由に楽しく生活できる そんな未来にしたいの！」

穂乃果「今の日本の未来心配なんだ… 少子化に税金問題とか色々と世界に遅れている…」

穂乃果「だからこそ私は“歌”で 世界中の人々を繋げて 未来を明るくしたいの！」

穂乃果「日本の未来のために！」

雪穂「お姉ちゃん！」

穂乃果「雪穂！？ どうしてここに…」

海未「私が呼んでいたのですよ、雪穂に隠している理由を聞かせるために」

雪穂「私あの時お姉ちゃんが歌で国境を無くしたいと本気で思ってないと思って…ごめんなさい。お姉ちゃん…」

穂乃果「雪穂は悪くないよ、ちゃんと言わなかった私が悪いの。 雪穂は私のこと心配してくれたんでしょ？ だから謝らないで」

雪穂「これからはお姉ちゃんのこと応援するね！ お姉ちゃんの“歌”が世界中の人達を幸せにできるように！」

穂乃果「うん！ ありがとう雪穂」

海未「やれやれ…相変わらず穂乃果は人騒がせですね」

ことり「でもやっぱり穂乃果ちゃんらしいね。 いつまでも私達の太陽だよ」


おしまい

サンリオのコラボが嬉しくて書きました