1: 2013/06/01(土) 23:12:37.15 ID:KTYWvP8R0
エレン「さっきから黙ってるけど、調子悪いのか?」
芋「……」
エレン「もしそうなら、救護室に連れてってやるけど」
芋「……」
エレン「……返事もできないほど辛いのか?」
サシャ「あの……エレン?」
エレン「なんだよ?」
サシャ「私が誰だか、わかりますか?」
エレン「馬鹿にしてんのか?お前はサシャだろ」
サシャ「なら、その右手に持っているのは?」
エレン「あ?右手?」
サシャ「よく見てみてください」
エレン「…………サシャが、二人!?」
サシャ「えぇっ!?」
芋「……」
エレン「もしそうなら、救護室に連れてってやるけど」
芋「……」
エレン「……返事もできないほど辛いのか?」
サシャ「あの……エレン?」
エレン「なんだよ?」
サシャ「私が誰だか、わかりますか?」
エレン「馬鹿にしてんのか?お前はサシャだろ」
サシャ「なら、その右手に持っているのは?」
エレン「あ?右手?」
サシャ「よく見てみてください」
エレン「…………サシャが、二人!?」
サシャ「えぇっ!?」
3: 2013/06/01(土) 23:13:51.85 ID:KTYWvP8R0
エレン「あー、これ芋か。えらい軽いなと思ったら」
サシャ「片手で持てた時点で気づいてください!」
エレン「怒るなよ」
サシャ「だって、芋と間違われたんですよ!?私、人間なのに!」
エレン「それは……悪かった。ちょっと度が過ぎてたな、すまん……」
サシャ「あ、いえ、別にそこまで……」
エレン「サシャをからかうためとはいえ、やっちゃいけない事だったよな……」
サシャ「やっぱり、からかってたんですね」
エレン「……本当にごめんな、芋」
サシャ「芋っ!?」
サシャ「片手で持てた時点で気づいてください!」
エレン「怒るなよ」
サシャ「だって、芋と間違われたんですよ!?私、人間なのに!」
エレン「それは……悪かった。ちょっと度が過ぎてたな、すまん……」
サシャ「あ、いえ、別にそこまで……」
エレン「サシャをからかうためとはいえ、やっちゃいけない事だったよな……」
サシャ「やっぱり、からかってたんですね」
エレン「……本当にごめんな、芋」
サシャ「芋っ!?」
7: 2013/06/01(土) 23:16:40.36 ID:KTYWvP8R0
サシャ「はぐっ!はぐはぐ!」
エレン「もっと静かに食えねぇのか」
サシャ「ふー、ごちそうさまでした。これでもう間違えられる心配はありませんね」
エレン「そんなに嫌だったのかよ?」
サシャ「当然です!はっきり言わせてもらいますけど、エレンはちょっと私の扱い方が酷いですよ!」
エレン「そ、そうか?」
サシャ「そうです!このままじゃ私たち、いつまでたってもバカ夫婦になれませんよ?」
エレン「お、おう、そうだな……」
エレン「……」
エレン「……は?」
エレン「もっと静かに食えねぇのか」
サシャ「ふー、ごちそうさまでした。これでもう間違えられる心配はありませんね」
エレン「そんなに嫌だったのかよ?」
サシャ「当然です!はっきり言わせてもらいますけど、エレンはちょっと私の扱い方が酷いですよ!」
エレン「そ、そうか?」
サシャ「そうです!このままじゃ私たち、いつまでたってもバカ夫婦になれませんよ?」
エレン「お、おう、そうだな……」
エレン「……」
エレン「……は?」
10: 2013/06/01(土) 23:19:38.44 ID:KTYWvP8R0
エレン「いやいやいや、なるつもりねぇから!!」
サシャ「はい?」
エレン「バカ夫婦だよ!なんで俺がサシャとそんな関係にならなきゃいけねぇんだ!!」
サシャ「そんなっ!?あの日の約束は嘘だったんですか!?」
エレン「あの日っていつだよ!?夢でもみてたんじゃないか?」
サシャ「えぇっ!?夢だったんですか!?」
エレン「はぁ!?夢じゃねぇよ!」
サシャ「えぇっ!?夢じゃないんですか!?」
エレン「知らねぇよ。眠ればわかるんじゃないか?」
サシャ「なるほど!では、ちょっと…………zzz…………」
エレン「……」
サシャ「夢じゃありませんでした!」
エレン「早いな!」
サシャ「はい?」
エレン「バカ夫婦だよ!なんで俺がサシャとそんな関係にならなきゃいけねぇんだ!!」
サシャ「そんなっ!?あの日の約束は嘘だったんですか!?」
エレン「あの日っていつだよ!?夢でもみてたんじゃないか?」
サシャ「えぇっ!?夢だったんですか!?」
エレン「はぁ!?夢じゃねぇよ!」
サシャ「えぇっ!?夢じゃないんですか!?」
エレン「知らねぇよ。眠ればわかるんじゃないか?」
サシャ「なるほど!では、ちょっと…………zzz…………」
エレン「……」
サシャ「夢じゃありませんでした!」
エレン「早いな!」
14: 2013/06/01(土) 23:22:37.50 ID:KTYWvP8R0
ライナー「食事中も平常運転だな、お前らは」
サシャ「ライナー。お一人ですか?」
ライナー「悲しいことにな。隣、いいか?」
エレン「ああ、座れよ」
サシャ「あ、ちょっと待ってください!私がエレンの隣に座ってもいいですか?」
エレン「は?席なんてどこも一緒だろ」
ライナー「悪いな、二人の時間を邪魔しちまって」
サシャ「いえいえ」
エレン「聞けよ」
サシャ「ライナー。お一人ですか?」
ライナー「悲しいことにな。隣、いいか?」
エレン「ああ、座れよ」
サシャ「あ、ちょっと待ってください!私がエレンの隣に座ってもいいですか?」
エレン「は?席なんてどこも一緒だろ」
ライナー「悪いな、二人の時間を邪魔しちまって」
サシャ「いえいえ」
エレン「聞けよ」
15: 2013/06/01(土) 23:26:06.57 ID:KTYWvP8R0
サシャ「……」
ライナー「どうした、座らねぇのか?」
サシャ「その、どこに座ったらいいのか分からなくて」
エレン「……は?頭でも打ったか?」
サシャ「エレンのすぐ横がいいんでしょうか?それとも、クリスタやユミルと一緒に食べてるときと同じように座ったほうが?」
エレン「好きにしろよ」
サシャ「そういわれても……」
ライナー「膝の上とかどうだ?」
サシャ「仕方ありませんね……気は進みませんが、あの本に頼ることにしましょう」
エレン「まさか、この前ハンナに譲ってもらったあれか?」
サシャ「そのまさかです!」
ライナー「ほう、サシャも読書したりするのか。なんて本だ?」
エレン「『芋でもわかるバカ夫婦 初級編』だったか」
サシャ「はい。ちなみに、著者はフランツですよ」
ライナー「楽しそうでなによりだ」
ライナー「どうした、座らねぇのか?」
サシャ「その、どこに座ったらいいのか分からなくて」
エレン「……は?頭でも打ったか?」
サシャ「エレンのすぐ横がいいんでしょうか?それとも、クリスタやユミルと一緒に食べてるときと同じように座ったほうが?」
エレン「好きにしろよ」
サシャ「そういわれても……」
ライナー「膝の上とかどうだ?」
サシャ「仕方ありませんね……気は進みませんが、あの本に頼ることにしましょう」
エレン「まさか、この前ハンナに譲ってもらったあれか?」
サシャ「そのまさかです!」
ライナー「ほう、サシャも読書したりするのか。なんて本だ?」
エレン「『芋でもわかるバカ夫婦 初級編』だったか」
サシャ「はい。ちなみに、著者はフランツですよ」
ライナー「楽しそうでなによりだ」
16: 2013/06/01(土) 23:28:51.05 ID:KTYWvP8R0
サシャ「えっと……」
エレン「書いてあるか?」
サシャ「うーん……わかりません!」
エレン「誇らしげにいうな」
ライナー「どれ、俺がさがしてやろう」
エレン「さすがライナー」
サシャ「頼りになりますね」
ライナー「……なんだ、目次があるじゃねぇか。これならすぐだ」
エレン「このドジ」
サシャ「すいません……」
ライナー「お、それっぽい項目があったぞ。『バカ夫婦の正しいポジショニング』だと」
エレン「多分それじゃねぇか?」
サシャ「ですね。ありがとうございます、ライナー」
ライナー「おう」
エレン「書いてあるか?」
サシャ「うーん……わかりません!」
エレン「誇らしげにいうな」
ライナー「どれ、俺がさがしてやろう」
エレン「さすがライナー」
サシャ「頼りになりますね」
ライナー「……なんだ、目次があるじゃねぇか。これならすぐだ」
エレン「このドジ」
サシャ「すいません……」
ライナー「お、それっぽい項目があったぞ。『バカ夫婦の正しいポジショニング』だと」
エレン「多分それじゃねぇか?」
サシャ「ですね。ありがとうございます、ライナー」
ライナー「おう」
18: 2013/06/01(土) 23:31:39.93 ID:KTYWvP8R0
サシャ「ふむふむ、この本によると、人差し指一本分程度の間隔を空けるのが適当だそうです」
エレン「本当かよ!?近すぎやしねぇか?」
サシャ「ちゃんと書いてありますよ。ほら」
エレン「……確かに書いてあるな。しかも絵付きでわかりやすい」
ライナー「読者に親切だな。描いたのはフランツか?」
サシャ「いえ、絵は私が描きました」
エレン「お前かよ!!ハンナはどうした!?」
サシャ「ハンナとフランツが実演して、それを私が絵にしてたんです」
ライナー「あいつらも相変わらず仲が良いな」
エレン「しかし、人前でそんなことして恥ずかしくねぇのか?あのバカ夫婦は」
ライナー「お前らも似たようなもんだと思うがな」
エレン「つーか、サシャも協力してたなら、せめて目次があることくらいは把握しとけよな」
サシャ「すいません……」
エレン「本当かよ!?近すぎやしねぇか?」
サシャ「ちゃんと書いてありますよ。ほら」
エレン「……確かに書いてあるな。しかも絵付きでわかりやすい」
ライナー「読者に親切だな。描いたのはフランツか?」
サシャ「いえ、絵は私が描きました」
エレン「お前かよ!!ハンナはどうした!?」
サシャ「ハンナとフランツが実演して、それを私が絵にしてたんです」
ライナー「あいつらも相変わらず仲が良いな」
エレン「しかし、人前でそんなことして恥ずかしくねぇのか?あのバカ夫婦は」
ライナー「お前らも似たようなもんだと思うがな」
エレン「つーか、サシャも協力してたなら、せめて目次があることくらいは把握しとけよな」
サシャ「すいません……」
19: 2013/06/01(土) 23:33:51.32 ID:KTYWvP8R0
サシャ「人差し指一本分ということは……これくらいですね」
エレン「……測る意味あるのか?」
サシャ「いいんです!よっこらせっと」
エレン「お前は婆さんかよ……」
サシャ「まだ十代ですよ!」
エレン「それは分かってるけどよ……ちょっとくっつきすぎじゃねぇか?すげぇ食べづらいんだが」
サシャ「食べづらい?」
エレン「肘がサシャに当たっちまうだろ」
ライナー「エレンは右利きだからな」
サシャ「なら左側に座ります!エレン、右に詰めてください」
エレン「やだよ」
サシャ「でも、それじゃ私が座れないじゃないですか」
エレン「空気イスでいいだろ」
サシャ「えぇっ!?」
エレン「……測る意味あるのか?」
サシャ「いいんです!よっこらせっと」
エレン「お前は婆さんかよ……」
サシャ「まだ十代ですよ!」
エレン「それは分かってるけどよ……ちょっとくっつきすぎじゃねぇか?すげぇ食べづらいんだが」
サシャ「食べづらい?」
エレン「肘がサシャに当たっちまうだろ」
ライナー「エレンは右利きだからな」
サシャ「なら左側に座ります!エレン、右に詰めてください」
エレン「やだよ」
サシャ「でも、それじゃ私が座れないじゃないですか」
エレン「空気イスでいいだろ」
サシャ「えぇっ!?」
20: 2013/06/01(土) 23:35:59.83 ID:KTYWvP8R0
サシャ「……」プルプル
エレン「大丈夫か?震えてんぞ?」
サシャ「……」プルプル
エレン「やっぱしんどいか?」
サシャ「しんどいですよ 人間だもの 348」
エレン「くだらない冗談がいえるなら平気だな」
サシャ「凄くつらいです!もう限界ですよ!!」
エレン「仕方ねぇな、ちょうど飯も食べ終えたことだし……」
サシャ「エレン……!」
エレン「俺もやるぜ、空気イス」
サシャ「エレンッ!?」
エレン「大丈夫か?震えてんぞ?」
サシャ「……」プルプル
エレン「やっぱしんどいか?」
サシャ「しんどいですよ 人間だもの 348」
エレン「くだらない冗談がいえるなら平気だな」
サシャ「凄くつらいです!もう限界ですよ!!」
エレン「仕方ねぇな、ちょうど飯も食べ終えたことだし……」
サシャ「エレン……!」
エレン「俺もやるぜ、空気イス」
サシャ「エレンッ!?」
22: 2013/06/01(土) 23:39:29.87 ID:KTYWvP8R0
エレン「……」プルプル
サシャ「……」プルプル
ライナー「……」モグモグ
アニ「……なにやってんの?」
エレン「よ、よぉ、アニ……いまから飯か?」プルプル
サシャ「今日も金髪ですね……!」プルプル
アニ「いつもそうだけど」
サシャ「そ、そうでした……」プルプル
サシャ「……」プルプル
ライナー「……」モグモグ
アニ「……なにやってんの?」
エレン「よ、よぉ、アニ……いまから飯か?」プルプル
サシャ「今日も金髪ですね……!」プルプル
アニ「いつもそうだけど」
サシャ「そ、そうでした……」プルプル
23: 2013/06/01(土) 23:40:58.81 ID:KTYWvP8R0
アニ「……なんなの?」
ライナー「俺に聞かれてもわからん」
アニ「まぁ、どうでもいいけど」スタスタ
ライナー「お、おい、アニ!ちょっと待てよ」
アニ「……なに?」
ライナー「……いや、なんでもねぇ」
アニ「……?」スタスタ
ライナー「……」
ライナー「俺に聞かれてもわからん」
アニ「まぁ、どうでもいいけど」スタスタ
ライナー「お、おい、アニ!ちょっと待てよ」
アニ「……なに?」
ライナー「……いや、なんでもねぇ」
アニ「……?」スタスタ
ライナー「……」
25: 2013/06/01(土) 23:44:47.00 ID:KTYWvP8R0
ライナー「なんであそこで躊躇っちまうんだろうな……」
エレン「……」プルプル
ライナー「図体ばっかでかいチキン野郎だな、俺は……」
サシャ「……」プルプル
ライナー「自分が情けねぇ……」
エレン「……」プルプル
ライナー「はぁ……」
サシャ「……」プルプル
ライナー「…………っ」
ライナー「お前らいつまでやってんだオラァ!!!」
エレン「うおっ!?」
サシャ「ひっ!?」
エレン「……」プルプル
ライナー「図体ばっかでかいチキン野郎だな、俺は……」
サシャ「……」プルプル
ライナー「自分が情けねぇ……」
エレン「……」プルプル
ライナー「はぁ……」
サシャ「……」プルプル
ライナー「…………っ」
ライナー「お前らいつまでやってんだオラァ!!!」
エレン「うおっ!?」
サシャ「ひっ!?」
27: 2013/06/01(土) 23:48:25.46 ID:KTYWvP8R0
ライナー「どうみても相談に乗ってほしがってる雰囲気だっただろ!!!」
ライナー「困ってる仲間を見捨てるのか!?お前らは一体ここで何を学んできたんだ!?ああ!?」
エレン「お、おい、急にどうしたってんだ!?」
サシャ「ライナー、おちぇついて!」
エレン「お前も落ち着け!」
サシャ「あ、お茶っ葉あります?」
エレン「お茶つげとはいってねぇよ!落ち着け!」
サシャ「すみません、手元にはお水しか……」
エレン「別に喉が渇いたわけじゃねぇよ!お茶つげ!」
サシャ「そ、そうですね。深呼吸、深呼吸……」スーハー
エレン「……もうお前がわきゃんねぇよ!!」
ライナー「困ってる仲間を見捨てるのか!?お前らは一体ここで何を学んできたんだ!?ああ!?」
エレン「お、おい、急にどうしたってんだ!?」
サシャ「ライナー、おちぇついて!」
エレン「お前も落ち着け!」
サシャ「あ、お茶っ葉あります?」
エレン「お茶つげとはいってねぇよ!落ち着け!」
サシャ「すみません、手元にはお水しか……」
エレン「別に喉が渇いたわけじゃねぇよ!お茶つげ!」
サシャ「そ、そうですね。深呼吸、深呼吸……」スーハー
エレン「……もうお前がわきゃんねぇよ!!」
28: 2013/06/01(土) 23:51:50.92 ID:KTYWvP8R0
サシャ「……え?」
エレン「い、いまのは無しな……」
サシャ「……ぷっ!あはははははは!!」
エレン「お、お前だって噛んでただろうが!!」
ライナー「…………があああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」
エレン「ライナー!?」
サシャ「ライナー!?」
エレン「い、いまのは無しな……」
サシャ「……ぷっ!あはははははは!!」
エレン「お、お前だって噛んでただろうが!!」
ライナー「…………があああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」
エレン「ライナー!?」
サシャ「ライナー!?」
32: 2013/06/01(土) 23:55:50.09 ID:KTYWvP8R0
ライナー「すまねぇ、つい我を忘れちまった……」
エレン「気にすんなって。で、相談ってなんだ?」
ライナー「聞いてくれるのか?」
エレン「は?聞くに決まってるだろ」
サシャ「仲間ですから!」
エレン「まぁ、どんな相談かは見当もつかねぇが、とりあえず話してみろよ」
ライナー「……実はな」
ライナー「片想いしてるやつがいるんだ」
エレン「気にすんなって。で、相談ってなんだ?」
ライナー「聞いてくれるのか?」
エレン「は?聞くに決まってるだろ」
サシャ「仲間ですから!」
エレン「まぁ、どんな相談かは見当もつかねぇが、とりあえず話してみろよ」
ライナー「……実はな」
ライナー「片想いしてるやつがいるんだ」
33: 2013/06/01(土) 23:58:36.79 ID:KTYWvP8R0
エレン「ライナーにか?」
ライナー「いや、俺が片想いしてる」
エレン「まさか……ベルトルトか?」
サシャ「エレンはダメですよ?」
ライナー「……冗談をいったつもりはなかったんだがな」
エレン「俺は本気だぞ」
サシャ「私もです」
ライナー「それはそれで堪えるな……」
ライナー「いや、俺が片想いしてる」
エレン「まさか……ベルトルトか?」
サシャ「エレンはダメですよ?」
ライナー「……冗談をいったつもりはなかったんだがな」
エレン「俺は本気だぞ」
サシャ「私もです」
ライナー「それはそれで堪えるな……」
35: 2013/06/02(日) 00:01:19.60 ID:IcnohzJy0
エレン「ベルトルトじゃないとすると、誰だ?」
サシャ「アルミンでしょうか?」
ライナー「俺にそっちの趣味はねぇ!」
エレン「じゃあ、クリスタか?」
サシャ「可愛いですよね、クリスタ」
ライナー「確かにクリスタは可愛い。天使だ」
サシャ「ということは……!」
サシャ「アルミンでしょうか?」
ライナー「俺にそっちの趣味はねぇ!」
エレン「じゃあ、クリスタか?」
サシャ「可愛いですよね、クリスタ」
ライナー「確かにクリスタは可愛い。天使だ」
サシャ「ということは……!」
37: 2013/06/02(日) 00:03:33.15 ID:IcnohzJy0
ライナー「不正解だ。クリスタでもねぇ」
エレン「めんどくせぇ奴だな……4択にしてくれ」
ライナー「ジャン、コニー、クリスタ、アニの内の誰かだ」
エレン「なんでクリスタが選択肢に入ってんだよ?」
サシャ「実質3択ですね」
ライナー「1択だろ!」
エレン「ジャン?」
サシャ「コニー?」
ライナー「お前らぁ!!」
エレン「めんどくせぇ奴だな……4択にしてくれ」
ライナー「ジャン、コニー、クリスタ、アニの内の誰かだ」
エレン「なんでクリスタが選択肢に入ってんだよ?」
サシャ「実質3択ですね」
ライナー「1択だろ!」
エレン「ジャン?」
サシャ「コニー?」
ライナー「お前らぁ!!」
39: 2013/06/02(日) 00:07:26.21 ID:IcnohzJy0
エレン「へぇ、ライナーはアニのことが好きなのか」
ライナー「意外だったか?」
エレン「まぁな。アニっておっかないとこあるし」
ライナー「わかってねぇな、あれは一種の照れ隠しみたいなもんだ。あいつにも女らしいところはあるんだぜ?」
エレン「想像できねぇ」
サシャ「アニは優しいですよ。私も恋の相談に乗ってもらいました」
エレン「……本当かよ?」
ライナー「だからいったろ」
ライナー「意外だったか?」
エレン「まぁな。アニっておっかないとこあるし」
ライナー「わかってねぇな、あれは一種の照れ隠しみたいなもんだ。あいつにも女らしいところはあるんだぜ?」
エレン「想像できねぇ」
サシャ「アニは優しいですよ。私も恋の相談に乗ってもらいました」
エレン「……本当かよ?」
ライナー「だからいったろ」
41: 2013/06/02(日) 00:10:27.21 ID:IcnohzJy0
サシャ「相談したのは夜中だったのに、疲れた顔もせず、黙って話しを聞いていてくれたんです」
エレン「……」
ライナー「……」
エレン「……なぁサシャ、そのときアニの目は開いてたか?」
サシャ「完全に閉じてましたよ?」
エレン「それ絶対寝てるだろ!お前、寝てるやつ相手に恋の相談してたのか!?」
サシャ「えぇっ!?そんな馬鹿な!?」
エレン「馬鹿はお前だ!!」
エレン「……」
ライナー「……」
エレン「……なぁサシャ、そのときアニの目は開いてたか?」
サシャ「完全に閉じてましたよ?」
エレン「それ絶対寝てるだろ!お前、寝てるやつ相手に恋の相談してたのか!?」
サシャ「えぇっ!?そんな馬鹿な!?」
エレン「馬鹿はお前だ!!」
44: 2013/06/02(日) 00:14:08.67 ID:IcnohzJy0
サシャ「はぁ……あの時アニは眠っていたんですね……」
エレン「気づかないお前が悪い」
ライナー「そういうところもサシャらしくていいじゃねぇか」
エレン「そうかぁ?」
サシャ「そうですよ!」
エレン「自分で言うな」
サシャ「じゃあ、エレンがいってくれますか?私のいいところ」
エレン「ライナーはアニのどこに惚れたんだ?」
サシャ「無視ですか!?」
エレン「気づかないお前が悪い」
ライナー「そういうところもサシャらしくていいじゃねぇか」
エレン「そうかぁ?」
サシャ「そうですよ!」
エレン「自分で言うな」
サシャ「じゃあ、エレンがいってくれますか?私のいいところ」
エレン「ライナーはアニのどこに惚れたんだ?」
サシャ「無視ですか!?」
46: 2013/06/02(日) 00:17:54.45 ID:IcnohzJy0
ライナー「正直にいうと、顔に惚れた」
エレン「潔いな」
ライナー「アニって結構な美人だと思わねぇか?」
エレン「整った顔立ちしてるよな。俺も美人だと思う」
サシャ「……」
ライナー「それだけじゃねぇぞ。さっきもいったが、意外に女らしいところも好きだ」
エレン「普段のアニからは想像できねぇけどな。対人格闘とか、かなり強いし」
ライナー「ああ。俺やお前を難なく蹴り飛ばす強さは間違いなく本物だ。ミカサがいなければ首席も狙えただろう」
エレン「アニって座学の成績もいいんだよな」
サシャ「美人で賢くて強くて女らしい……アニが羨ましいです……」
ライナー「そんなアニにも、一つだけ気にしてることがある」
エレン「なんだよ?」
ライナー「小柄な体格だ。だがそこが堪らなく愛おしい!!」
エレン「その気持ち、わかるぞライナー!」
サシャ「……」
エレン「潔いな」
ライナー「アニって結構な美人だと思わねぇか?」
エレン「整った顔立ちしてるよな。俺も美人だと思う」
サシャ「……」
ライナー「それだけじゃねぇぞ。さっきもいったが、意外に女らしいところも好きだ」
エレン「普段のアニからは想像できねぇけどな。対人格闘とか、かなり強いし」
ライナー「ああ。俺やお前を難なく蹴り飛ばす強さは間違いなく本物だ。ミカサがいなければ首席も狙えただろう」
エレン「アニって座学の成績もいいんだよな」
サシャ「美人で賢くて強くて女らしい……アニが羨ましいです……」
ライナー「そんなアニにも、一つだけ気にしてることがある」
エレン「なんだよ?」
ライナー「小柄な体格だ。だがそこが堪らなく愛おしい!!」
エレン「その気持ち、わかるぞライナー!」
サシャ「……」
47: 2013/06/02(日) 00:22:01.89 ID:IcnohzJy0
サシャ「一応私もエレンより小さいんですけどね…………たった2cmですけど…………」
エレン「どうすんだよライナー、サシャが拗ねちまったじゃねぇか」
ライナー「俺のせいなのか!?」
エレン「いや、確実に俺のせいだ」
ライナー「お、おう、そうだよな」
サシャ「アニは美人って言ってもらえていいですね…………私なんて芋ですよ、芋…………」
エレン「…………どうすりゃいいんだ?」
ライナー「俺は知らん。お前がなんとかしろ」
エレン「どうすんだよライナー、サシャが拗ねちまったじゃねぇか」
ライナー「俺のせいなのか!?」
エレン「いや、確実に俺のせいだ」
ライナー「お、おう、そうだよな」
サシャ「アニは美人って言ってもらえていいですね…………私なんて芋ですよ、芋…………」
エレン「…………どうすりゃいいんだ?」
ライナー「俺は知らん。お前がなんとかしろ」
50: 2013/06/02(日) 00:24:41.58 ID:IcnohzJy0
エレン「そういわれてもな……」
サシャ「…………59ページ」
エレン「あ?」
サシャ「…………あの本の59ページに書いてあるので……」
ライナー「あの本って、フランツの本のことか?」
サシャ「はい……」
エレン「一体何が書いてあるってんだ?」
ライナー「読んでみればわかるだろ」
サシャ「…………59ページ」
エレン「あ?」
サシャ「…………あの本の59ページに書いてあるので……」
ライナー「あの本って、フランツの本のことか?」
サシャ「はい……」
エレン「一体何が書いてあるってんだ?」
ライナー「読んでみればわかるだろ」
53: 2013/06/02(日) 00:28:20.96 ID:IcnohzJy0
エレン「59ページ……ここか」
ライナー「お、あるじゃねぇか、『サシャが拗ねたときの対処法』」
エレン「本当だな…………って、サシャ限定かよ!?これバカ夫婦の本じゃなかったか!?フランツは何やってんだ!」
ライナー「対処法も複数あるみてぇだぞ」
1 とにかく褒める(赤面したら頭を撫でてトドメをさしましょう)
2 真摯に謝罪する(謝罪後は優しく抱きしめてあげましょう)
3 食べ物をあたえる(なんでも食べます)
ライナー「お、あるじゃねぇか、『サシャが拗ねたときの対処法』」
エレン「本当だな…………って、サシャ限定かよ!?これバカ夫婦の本じゃなかったか!?フランツは何やってんだ!」
ライナー「対処法も複数あるみてぇだぞ」
1 とにかく褒める(赤面したら頭を撫でてトドメをさしましょう)
2 真摯に謝罪する(謝罪後は優しく抱きしめてあげましょう)
3 食べ物をあたえる(なんでも食べます)
54: 2013/06/02(日) 00:31:35.21 ID:IcnohzJy0
エレン「……なんだこれ」
ライナー「俺は2を見てみたい」
エレン「ライナーは関係ねぇだろ」
サシャ「おすすめは1か2です……」
ライナー「だってよ」
エレン「……仕方ねぇな、ほら」スッ
サシャ「パァン!」モグモグ
ライナー「お前それ3……って、俺のパン!!」
ライナー「俺は2を見てみたい」
エレン「ライナーは関係ねぇだろ」
サシャ「おすすめは1か2です……」
ライナー「だってよ」
エレン「……仕方ねぇな、ほら」スッ
サシャ「パァン!」モグモグ
ライナー「お前それ3……って、俺のパン!!」
58: 2013/06/02(日) 00:34:27.82 ID:IcnohzJy0
エレン「……」プルプル
サシャ「……」プルプル
ライナー「俺がいいっていうまで続けてもらうからな」
エレン「どこぞの鬼教官かよ……!」プルプル
サシャ「あ、足が……」プルプル
ライナー「食べ物の恨みは恐ろしいんだ。よく覚えとけ」
サシャ「エレンが1か2を選択しなかったせいですよ……!」プルプル
エレン「パンを食べたのはサシャだろ……!」プルプル
ライナー「無駄口たたいてると、余計疲れるぞ」
サシャ「……」プルプル
ライナー「俺がいいっていうまで続けてもらうからな」
エレン「どこぞの鬼教官かよ……!」プルプル
サシャ「あ、足が……」プルプル
ライナー「食べ物の恨みは恐ろしいんだ。よく覚えとけ」
サシャ「エレンが1か2を選択しなかったせいですよ……!」プルプル
エレン「パンを食べたのはサシャだろ……!」プルプル
ライナー「無駄口たたいてると、余計疲れるぞ」
59: 2013/06/02(日) 00:37:24.97 ID:IcnohzJy0
エレン「……くそ、このままいいようにやられ続けてたまるか」
サシャ「エレン、何か策が?」
エレン「ああ。空気イスは終わらないかもしれねぇが、ライナーは確実に動揺するだろうな」
サシャ「そんなことができるんですか?」
エレン「この場でライナーがアニに片想いしてるって全力で叫ぶ」
サシャ「おお!それは効果がありそうですね!私も協力します!」
エレン「よし、腹から声出せよ!!」
ライナー「終了!!空気イス終了だっ!!!」
サシャ「エレン、何か策が?」
エレン「ああ。空気イスは終わらないかもしれねぇが、ライナーは確実に動揺するだろうな」
サシャ「そんなことができるんですか?」
エレン「この場でライナーがアニに片想いしてるって全力で叫ぶ」
サシャ「おお!それは効果がありそうですね!私も協力します!」
エレン「よし、腹から声出せよ!!」
ライナー「終了!!空気イス終了だっ!!!」
62: 2013/06/02(日) 00:40:47.19 ID:IcnohzJy0
ライナー「全く、お前の考えることはえげつないな、エレン」
エレン「馬鹿、本気でやるわけないだろ?冗談だって」
サシャ「え!?冗談だったんですか?」
エレン「…………空気イスをやめさせたのはいい判断だったな、ライナー」
ライナー「…………ああ。意外と指揮官の素質があるのかもしれんな」
サシャ「え?え?」
ライナー「……おっと、もうこんな時間か。長居しすぎたな」
サシャ「どこか行くんですか?」
ライナー「ベルトルトたちとちょっと外にな。わかってるとは思うが、アニのこと、他言無用だぞ?」
エレン「わかってる。サシャも、いいな?」
サシャ「はい。三人だけの秘密ですね」
ライナー「頼んだぞ。また相談にのってくれると助かる。じゃあな」
エレン「馬鹿、本気でやるわけないだろ?冗談だって」
サシャ「え!?冗談だったんですか?」
エレン「…………空気イスをやめさせたのはいい判断だったな、ライナー」
ライナー「…………ああ。意外と指揮官の素質があるのかもしれんな」
サシャ「え?え?」
ライナー「……おっと、もうこんな時間か。長居しすぎたな」
サシャ「どこか行くんですか?」
ライナー「ベルトルトたちとちょっと外にな。わかってるとは思うが、アニのこと、他言無用だぞ?」
エレン「わかってる。サシャも、いいな?」
サシャ「はい。三人だけの秘密ですね」
ライナー「頼んだぞ。また相談にのってくれると助かる。じゃあな」
64: 2013/06/02(日) 00:43:49.04 ID:IcnohzJy0
サシャ「ライナーはこれから外出するんですね」
エレン「みたいだな。多分ジャンとかコニーも一緒だろ」
サシャ「男友達みんなで行くんですかね?エレンは誘われなかったんですか?」
エレン「あぁ、今回は誘われてねぇな」
サシャ「あ、その……すいません……」
エレン「そんな悲しそうな顔するなよ。別にあいつらに嫌われてるわけじゃねぇんだから」
サシャ「…………」
エレン「いや、本当に嫌われてないからな!?誘われてないの俺だけじゃねぇし!!……多分」
サシャ「エレン…………」
エレン「その顔やめろ!!…………やめてくれ…………普段は普通に喋ってくれるんだ……」
エレン「みたいだな。多分ジャンとかコニーも一緒だろ」
サシャ「男友達みんなで行くんですかね?エレンは誘われなかったんですか?」
エレン「あぁ、今回は誘われてねぇな」
サシャ「あ、その……すいません……」
エレン「そんな悲しそうな顔するなよ。別にあいつらに嫌われてるわけじゃねぇんだから」
サシャ「…………」
エレン「いや、本当に嫌われてないからな!?誘われてないの俺だけじゃねぇし!!……多分」
サシャ「エレン…………」
エレン「その顔やめろ!!…………やめてくれ…………普段は普通に喋ってくれるんだ……」
65: 2013/06/02(日) 00:47:34.38 ID:IcnohzJy0
サシャ「私、涙が出そうです」
エレン「……つーか、サシャはどうなんだよ?」
サシャ「え?」
エレン「お前は女友達に誘われたりしてんのか?いっつも俺と一緒にいるけどよ」
サシャ「わ、私は休暇のたびに誘われてますよ!意外と人気者です!」
エレン「誰に誘われるんだ?」
サシャ「クリスタと、ミーナと、あとは……クリスタとか、クリスタとか、クリスタとか!!」
エレン「ほとんどクリスタじゃねぇか!!」
エレン「……つーか、サシャはどうなんだよ?」
サシャ「え?」
エレン「お前は女友達に誘われたりしてんのか?いっつも俺と一緒にいるけどよ」
サシャ「わ、私は休暇のたびに誘われてますよ!意外と人気者です!」
エレン「誰に誘われるんだ?」
サシャ「クリスタと、ミーナと、あとは……クリスタとか、クリスタとか、クリスタとか!!」
エレン「ほとんどクリスタじゃねぇか!!」
67: 2013/06/02(日) 00:50:00.34 ID:IcnohzJy0
サシャ「最近はそのクリスタも誘ってくれません……」
エレン「クリスタに見切られるって相当だぞ……具体的にいつ頃から誘われなくなったんだ?」
サシャ「えっと、エレンと付き合い始めたあたりからですかね」
エレン「そうなのか?実は俺もサシャと付き合いだしてから……」
エレン「……ああ、そういうことか」
サシャ「え!?どういうことですか!?」
エレン「皆に気を使ってもらってたってことだ」
サシャ「???」
エレン「クリスタに見切られるって相当だぞ……具体的にいつ頃から誘われなくなったんだ?」
サシャ「えっと、エレンと付き合い始めたあたりからですかね」
エレン「そうなのか?実は俺もサシャと付き合いだしてから……」
エレン「……ああ、そういうことか」
サシャ「え!?どういうことですか!?」
エレン「皆に気を使ってもらってたってことだ」
サシャ「???」
68: 2013/06/02(日) 00:53:12.35 ID:IcnohzJy0
サシャ「なるほど……」
エレン「理解したか?」
サシャ「はい!というわけで、私たちも外出しましょう!もちろん二人きりで!」
エレン「はぁ!?なんでそうなるんだよ?」
サシャ「だって、ここで何もせずにだらけているのは気を使ってくれてる皆に悪いじゃないですか。少しでも愛を育むべきかと!」
エレン「なに言ってんだか……そんなことする必要ないだろ」
サシャ「どうしてですか?」
エレン「どうしてって、別にあいつらもサシャが思ってるほど俺らの仲に興味もってねぇからに決まって……」
ミカサ「……」ジーッ
アルミン「……」ジーッ
エレン「……悪い、サシャが思ってる以上に興味津々なやつらがいるのを忘れてた……」
エレン「理解したか?」
サシャ「はい!というわけで、私たちも外出しましょう!もちろん二人きりで!」
エレン「はぁ!?なんでそうなるんだよ?」
サシャ「だって、ここで何もせずにだらけているのは気を使ってくれてる皆に悪いじゃないですか。少しでも愛を育むべきかと!」
エレン「なに言ってんだか……そんなことする必要ないだろ」
サシャ「どうしてですか?」
エレン「どうしてって、別にあいつらもサシャが思ってるほど俺らの仲に興味もってねぇからに決まって……」
ミカサ「……」ジーッ
アルミン「……」ジーッ
エレン「……悪い、サシャが思ってる以上に興味津々なやつらがいるのを忘れてた……」
71: 2013/06/02(日) 00:56:49.22 ID:IcnohzJy0
アルミン「どうしてエレンは男の甲斐性ってものが皆無なの?サシャの頑張りが水の泡じゃないか!!」
エレン「す、すまん……」
ミカサ「サシャにも非はある。行動が突飛すぎ。あれではエレンもどうしていいかわからない」
サシャ「すいません……」
ミカサ「そうやってすぐ謝るのもよくない」
サシャ「す、すいません!あっ……」
ミカサ「まったく……」
エレン「……で、お前らいつからみてたんだ?」
アルミン「僕らはいつもエレンとサシャを見てるよ」ニコッ
ミカサ「大切な幼馴染と、その彼女だから」
エレン(なんか怖い……)
エレン「す、すまん……」
ミカサ「サシャにも非はある。行動が突飛すぎ。あれではエレンもどうしていいかわからない」
サシャ「すいません……」
ミカサ「そうやってすぐ謝るのもよくない」
サシャ「す、すいません!あっ……」
ミカサ「まったく……」
エレン「……で、お前らいつからみてたんだ?」
アルミン「僕らはいつもエレンとサシャを見てるよ」ニコッ
ミカサ「大切な幼馴染と、その彼女だから」
エレン(なんか怖い……)
72: 2013/06/02(日) 00:59:45.83 ID:IcnohzJy0
アルミン「それで今日はどうするの?まさかこのまま何もせずに貴重な休暇を無駄にするつもりじゃないよね?」
サシャ「私はエレンと外出したいんですけど……」
エレン「やだよ、めんどくせぇ」
アルミン「エレン・イェーガー訓練兵!!!!」
エレン「は、はっ!!!!」
アルミン「さっき言ったことをもう忘れたのか!?」
エレン「……なんだっけ?」
アルミン「……心底失望したよ。彼女を大切にできない男は、罰として営庭を氏ぬ寸前になるまで走ってろ!!」
エレン「本気でいってんのか?」
アルミン「返事はどうした!!」
エレン「はっ!!!了解です!!!」タタタッ
サシャ「私はエレンと外出したいんですけど……」
エレン「やだよ、めんどくせぇ」
アルミン「エレン・イェーガー訓練兵!!!!」
エレン「は、はっ!!!!」
アルミン「さっき言ったことをもう忘れたのか!?」
エレン「……なんだっけ?」
アルミン「……心底失望したよ。彼女を大切にできない男は、罰として営庭を氏ぬ寸前になるまで走ってろ!!」
エレン「本気でいってんのか?」
アルミン「返事はどうした!!」
エレン「はっ!!!了解です!!!」タタタッ
74: 2013/06/02(日) 01:02:45.83 ID:IcnohzJy0
サシャ「あ、エレン!本当にいっちゃうんですか!?」
ミカサ「サシャ」
サシャ「は、はいっ!」ビクッ
ミカサ「あなたも少し押しが足りない。外出ではなく、はっきりとデートしたいというべき」
サシャ「そ、それはちょっと恥ずかしいといいますか……」
ミカサ「……あなたという人がわからない。エレンに密着して座ることは普通にできて、ただ外出をデートと言い換えることはできないっていうの?」
サシャ「すいません……」
ミカサ「また謝った……サシャはまずその脆弱な精神を鍛えなおす必要があるみたい。エレンと一緒に走ったほうがいい」
サシャ「えぇっ!?」
ミカサ「……返事」
サシャ「は、はっ!!!!」タタタッ
ミカサ「サシャ」
サシャ「は、はいっ!」ビクッ
ミカサ「あなたも少し押しが足りない。外出ではなく、はっきりとデートしたいというべき」
サシャ「そ、それはちょっと恥ずかしいといいますか……」
ミカサ「……あなたという人がわからない。エレンに密着して座ることは普通にできて、ただ外出をデートと言い換えることはできないっていうの?」
サシャ「すいません……」
ミカサ「また謝った……サシャはまずその脆弱な精神を鍛えなおす必要があるみたい。エレンと一緒に走ったほうがいい」
サシャ「えぇっ!?」
ミカサ「……返事」
サシャ「は、はっ!!!!」タタタッ
76: 2013/06/02(日) 01:06:18.93 ID:IcnohzJy0
営庭
エレン「……なぁ、サシャ」
サシャ「なんです?」
エレン「なにやってんだろうな、俺たち……」
サシャ「私にも分かりません……」
エレン「こんなことなら素直にお前とデートしとくんだったぜ……」
サシャ「……え?」
エレン「なんだよ、俺変なこといったか?」
サシャ「いいえ!ふふ!」
エレン「変なやつ」
サシャ「今度の休暇は絶対デートしましょうね!」
エレン「ああ、約束だ」
エレン「……なぁ、サシャ」
サシャ「なんです?」
エレン「なにやってんだろうな、俺たち……」
サシャ「私にも分かりません……」
エレン「こんなことなら素直にお前とデートしとくんだったぜ……」
サシャ「……え?」
エレン「なんだよ、俺変なこといったか?」
サシャ「いいえ!ふふ!」
エレン「変なやつ」
サシャ「今度の休暇は絶対デートしましょうね!」
エレン「ああ、約束だ」
77: 2013/06/02(日) 01:09:25.19 ID:IcnohzJy0
同刻
ライナー「これなんか似合いそうだな……」
アニ「誰に?」
ライナー「うおっ!?……なんだ、アニか。脅かすんじゃねぇよ」
アニ「あんたが無防備だっただけ。……それ、買うの?」
ライナー「ん?ああ」
アニ「女物にしかみえないけど、まさか?」
ライナー「俺に女装趣味はねぇよ!」
アニ「じゃあ、誰かへのプレゼント?」
ライナー「そんなとこだ。気が強くて暴力的な幼馴染にちょっとな」
アニ「……心当たりがありすぎて困るね」
ライナー「はは、だろうな」
アニ「でも、どうせ貰うならそっちにあるやつのほうがいいかも」
ライナー「……我が侭も追加しておくか」
終わり
ライナー「これなんか似合いそうだな……」
アニ「誰に?」
ライナー「うおっ!?……なんだ、アニか。脅かすんじゃねぇよ」
アニ「あんたが無防備だっただけ。……それ、買うの?」
ライナー「ん?ああ」
アニ「女物にしかみえないけど、まさか?」
ライナー「俺に女装趣味はねぇよ!」
アニ「じゃあ、誰かへのプレゼント?」
ライナー「そんなとこだ。気が強くて暴力的な幼馴染にちょっとな」
アニ「……心当たりがありすぎて困るね」
ライナー「はは、だろうな」
アニ「でも、どうせ貰うならそっちにあるやつのほうがいいかも」
ライナー「……我が侭も追加しておくか」
終わり
79: 2013/06/02(日) 01:12:19.00 ID:8ntzoIir0
乙です
引用: エレン「なぁ、サシャ」芋「……」
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