1: 2016/11/19(土) 22:28:56.64 ID:QXN30TiG.net
にこ「いいわよ花陽!熱が入ってきた!」

花陽「ありがとうございます部長!」

真姫「なにやってるのよ…」

にこ「真姫ちゃんかわいい部」

花陽「だよ」

真姫「ほんとになにやってるのよ!!」

おわり

11: 2016/11/19(土) 22:51:42.41 ID:QXN30TiG.net
真姫「わけわかんない遊びやめてよね」

にこ「は?」

花陽「真姫ちゃん、言って良いことと悪いことがあるよ」

真姫「え?」

にこ「アンタ、私たちの活動が遊びだって言ったわよね?」

真姫「そ、そうよ。わかったらふざけるのは」

バァン!

真姫「ひっ」

にこ「真姫ちゃんかわいい部はねぇ!アイドルとしての真姫ちゃんの魅力を本気で語り合う体育系の部活なのよ!?」

にこ「花陽だって本気なの!それを遊びの一言で!しかも本人から足蹴にされる気持ちがわかる!?」

13: 2016/11/19(土) 22:58:23.14 ID:QXN30TiG.net
真姫「いや、私は、ただ…」

にこ「言葉ってのはねぇ、心なの。真姫ちゃんにとっては遊びに見えるやりとりも、私らにとっては魂のぶつかりあいなのよ!!」

花陽「…真姫ちゃん、にこちゃんは本気だよ。もちろん私も、だから…」

真姫「…ごめんなさい」

にこ「……ふう」

花陽「うん。私たちの真姫ちゃんなら素直に謝ってくれるって信じてたよ、ありがとう」

にこ「怒鳴って悪かったわよ、ごめんなさいね」

真姫「…ううん」

にこ「さ、本人に活動がバレちゃったわけだけど…」

花陽「うーん、どうしよっか」

にこ「活動はここでおしまい…」

真姫「…」

にこ「というわけにはいかないわよねー!」

真姫「!?」

花陽「さすがにこちゃん!」

にこ「当然でしょ!真姫ちゃんがかわいいことにはなんの変わりもないんだから!」

15: 2016/11/19(土) 23:00:52.64 ID:QXN30TiG.net
にこ「声出しの続きやっていくわよ!今度はわたしね!」

花陽「いくよー!真姫ちゃんかわいいー?」

にこ「くぁきくくぇくぉぁーーーーっ!!!!」

真姫「やっぱやめてえええ」

おわり

18: 2016/11/19(土) 23:05:40.70 ID:QXN30TiG.net
1時間後

にこ「はぁ…はぁ…今日はこのあたりでお開きかしらね…」

花陽「そうだね…はぁ…今日も、有意義な活動、だったね…!」

真姫「あきれたわよほんと…」

にこ「ぬぁによ。いいでしょー楽しいんだから、ほらさっさと帰るわよー」

真姫「こんな活動してるならもっと私を敬うとかないわけ?」

にこ「なーに言ってんのよ。私たちのアイドル真姫ちゃんと普段の真姫ちゃんを一緒にしないでくれる?」

花陽「いい意味でそこは譲れないラインだよねえ」

真姫「はぁ…イミワカンナイ…」

おわり

37: 2016/11/20(日) 01:20:55.59 ID:4YEBQKso.net
花陽「かきくけこー!」

にこ「一旦休憩!」

真姫「まーたやってる…」

花陽「あ、真姫ちゃんおはよう!」

真姫「朝から精が出るわねほんと」

にこ「私たちには皮肉にならないわよそれ」

真姫「む、そうだったわね…」

花陽「真姫ちゃんも一緒に朝練する?」

真姫「いや、花陽も普通に誘わないでいいから」

にこ「でもそうね…一応真姫ちゃんは真姫ちゃんだし、本人に呼び掛けやってほしいわ」

花陽「ナイスアイテアにこちゃん!どうかな真姫ちゃん!?」

真姫「ちょっ、近い…んー…にこちゃんの一応っていうのは鼻につくけどそれくらいならまあ…(メンドクサイ)」

真姫「それじゃあ…」

真姫「真姫ちゃんかわいいー?」

38: 2016/11/20(日) 01:22:15.15 ID:4YEBQKso.net
にこ「くぅわくぃくくぇくぉー!!!!!」
花陽「かぁきくぅけぇくおぉー!!!!!」

真姫「うるさい!!」

おわり

51: 2016/11/22(火) 02:01:13.18 ID:sPDAyywb.net
真姫「今日もやってるかしら…」ガラガラ

にこ「……」

花陽「……」

真姫「…?」

花陽「あ、真姫ちゃんおはよう」

真姫「お、おはよう。今日はいやに静かなのね。もう部活は飽きたのかしら?」

花陽「ううんそれはないよ」ソクトウ

真姫「そうであってほしかったわ」

にこ「今日は座学よ。アイドルファンは気合いだけじゃダメ」

花陽「週に一度はお互いの意見を出しあって、新たな可能性を研究してるの。録画してもらったライブは普段から見てるし」

にこ「たった一週間でも気付くところは多くてね。真姫ちゃんのダンスの癖とか研究するうちに、自分のダンスにも生かせたり」

花陽「アイドルとファン、両方の視点で観察して取り入れられる、とっても有意義な活動だよね」

真姫「なにかしら、だんだん私が勝手にひねくれてるだけな気がしてきたわ…すごく納得いかない…」

花陽「いいんだよ真姫ちゃん」

にこ「素直になりなさい」

真姫「ぬぁーっ!!」

おわり

60: 2016/11/23(水) 02:15:46.64 ID:td/kgwGv.net
真姫「アイドルとしての私ねぇ…」

にこ「なに?普段の真姫ちゃんも好きにこ!とか言ってほしかった?」

真姫「べっ、べべべつに!?変なこと言わないでよね!」

にこ「あれ、私は普段の真姫ちゃんもきらいじゃないんだけど」

真姫「へ」

にこ「ふっ」ニヤニヤ

真姫「あああにこちゃん嫌い!花陽ぉー!」

花陽「わ、わたしはちゃあんと普段の真姫ちゃん好きだよ!」

真姫「私も好きよ花陽ー」

にこ「にこだけ悪者っておかしくなぁい!?」

おわり

62: 2016/11/23(水) 03:57:40.05 ID:td/kgwGv.net
真姫「休日で練習も休みだけど、学校の方が作曲も捗るかしら」ガラガラ

にこ「やっぱ真姫ちゃんのステップは独特の優雅さが…」

花陽「たしかに…あ、真姫ちゃん」

真姫「」

にこ「あら、休日にも来るなんて。部員としての自覚が芽生えてきたようね」

真姫「私いつ入部したの?ねえ?」

花陽「まあまあ…。ちょっと早いけど真姫ちゃんもお昼のおにぎり食べよ?」

真姫「私は作曲しに…」

花陽「食べないの…?」

真姫「……」

にこ「いただきまーす。うん、今日も花陽のおにぎりは最高ね」

花陽「真姫ちゃん…」

真姫「ヴェ…た、食べるわよ!いーたーだーきーまーすー!」

花陽「よかったぁ!」パァ

真姫(なんなのよこの休日…おいしいし)モクモク

にこ(かわいい)

おわり

72: 2016/11/23(水) 22:28:23.88 ID:td/kgwGv.net
にこ「今日の活動はここまで!帰るわよー」

花陽「はい部長!」

真姫(なんだかんだこの部に通ってしまっている…部員でもないのに)

にこ「今日は冷えるわね」

花陽「夜に雪が降るかも、って天気予報で言ってたような」

にこ「そりゃ冷えるわけね、コンビニであったかいものでも買う?」

真姫(あ…)

花陽「ナイスアイディアにこちゃん!私は塩と鮭と…」

真姫(なんだろ…ちょっといま二人と私の間に距離感じて…)

にこ「なんでおにぎり前提なのよ…ほら、行くわよ真姫ちゃん」

真姫「!…はいはい」

にこ「なんでめんどくさそーなのよー」

真姫「べつに!」

真姫(全く…ほっとするのも、おかしいのにね)フフ

花陽「なんだかうれしそう?」

真姫「かもね」

おわり

79: 2016/11/25(金) 04:21:24.22 ID:5zbkzagn.net
にこ「真姫ちゃんってかわいいわよね」

花陽「ねー」

真姫「またアイドルの私の話?」

にこ「普段の真姫ちゃんよ」

真姫「はいはい」

にこ「ほんとだってば!アイドル真姫ちゃんを研究し続けた結果、普段の真姫ちゃんにギャップ萌えを感じたのよね」

真姫「萌えって…」

花陽「真姫ちゃんってμ'sの中でも特に普段とのギャップがあるのかもしれないよね」

にこ「さすが、わかってるわね花陽」

真姫「ちょっ」

花陽「ファンを笑顔にするための努力は妥協しないストイックな姿勢。そんなアイドル然とした姿に真姫ちゃんの根っこの優しさを感じるよね」

にこ「ああもう、いい、素晴らしいわ花陽。こんな部員と活動できている私は幸せ者ね!」

真姫「私のいないところでやってよそんな話…」

花陽「かわいい!」

にこ「かわいい!」

花陽「真姫ちゃんかわいい?」

にこ「くぅぉぁあくぅぃぃくぅぉぅくぇこぉぉぉーっ!!!ああああーっ!!!!!」

真姫「もうやだ…」ハァ

おわり

85: 2016/11/26(土) 02:13:08.42 ID:SPOaXVps.net
真姫「寒っ…」ブルッ

にこ「あら?ちゃんと暖房は効かせてるわよ」

花陽「私もにこちゃんもブレザー脱いでるし…ブレザー着るほど寒いかなぁ?」

真姫「なんか寒いというか…寒気というか…」

にこ「風邪引いたんじゃないの?」

花陽「急に冷え込んだもんね、体調崩しやすくなってるんだよきっと」

にこ「じゃ、今日はここまでにして真姫ちゃん家行くわよ」

花陽「ん、そうだね」

真姫「え?べつに私は…くちゅん!」

にこ「拒否権ないわよ、はやく行きましょう」

花陽「真姫ちゃん、ホッカイロあるから使ってね。外は寒いけどおうちまでがんばろ!」

真姫「…ありがと」

にこ「私たちの真姫ちゃんはいつも元気で笑顔じゃなきゃいけないの。それはもちろん、アイドルとしてではなくいま目の前にいる真姫ちゃんも同じ」

真姫「にこちゃん…」

花陽「いこ!くっついて歩いたらあったかいよ!」ギュ

にこ「ナイスアイディア花陽!」ギュ

真姫「ちょ、歩きにくいわよ」

花陽「真姫ちゃんはあったかくしないと、めっ!だよ?」

にこ「ぬくぬくにこー」

真姫「もう…ありがと」

おわり

90: 2016/11/27(日) 04:11:50.50 ID:cIMF3d7/.net
花陽「真姫ちゃんこんにちは」

にこ「体調どう?」

真姫「二人とも…お見舞いまで、いいのに」

花陽「心配だよ、昨日は寝かせつけてから苦しそうだったし」

にこ「顔色は良くなってるわね」

真姫「おかげさまで熱もだいぶ下がったわ」

花陽「ごはん食べた?」

真姫「ううんまだ…水分はちゃんと摂ってるし」

花陽「だめだよ!台所借りるね」タタッ

にこ「ごはんは頼んだわよ花陽。にこにーは真姫ちゃんについててあげるにこ」

真姫「うん…ありがとう」

にこ「あら、風邪で素直になってるのかしらね」

真姫「私はいつも素直よ…行動にしないだけ」

にこ「それじゃ意味ないのよ」

真姫「う…」

にこ「ま、今日もしっかり休んで週明けに備えるのね。ごはん食べたら私たちは…」

真姫「にこちゃん」

にこ「?」

真姫「人がいると気が休まらないから帰るとか…言わないでよね?」

にこ「でも」

真姫「二人がいてくれた方が落ち着くの。さ、寂しいわけじゃないけど!」

にこ「真姫ちゃん…」

真姫「ほら、行動にちゃんと出せるでしょ…」

にこ「…仕方ないわねえ」

おわり

100: 2016/11/28(月) 20:24:08.38 ID:4G546kGq.net
にこ「ネタがない…」

真姫「え?」

にこ「真姫ちゃんを研究しすぎてこれ以上アイドルファンという立場から知り得るものがないのよ…」

花陽「真姫ちゃんについてお話しすることは尽きないけど、未知の部分はほとんど議論しちゃったもんね…」

真姫「あなたたちどれだけ熱心なのよ…」

にこ「ただ話してるだけじゃ部活として成立してるのかあやしいもんなのよねぇ」

花陽「ただでさえ絵里ちゃんの助力で二人だけでも部活として認めてもらってるしね」

真姫「エリー…あなたはそれでいいのかしら…」

にこ「いっそ同好会にしてしまうというのも…うーーーん」

花陽「でもせっかく頑張ってきた部活だし…うーーーん」

真姫「私が入ったら何か変わる?」

にこ「!?」

花陽「私たちはあくまでもファンとして真姫ちゃんの可愛さを研究している部活!真姫ちゃんに色々聞くのは御法度…だけど!」

にこ「少なくとも新しい風がこの部に吹くことは間違いないわね!」

花陽「真姫ちゃん!」

にこ「真姫ちゃん!」

真姫「しょうがないわね…真姫ちゃんかわいいー?」

おわり

101: 2016/11/28(月) 20:25:07.89 ID:4G546kGq.net
ありがとうございました
にこまきぱなは神

102: 2016/11/28(月) 20:49:39.09 ID:vGmVqpnK.net

引用: にこ「真姫ちゃんかわいいー?」花陽「かきくけこおおぉぉぉーっ!!!!!」