1: 2012/09/01(土) 16:51:13 ID:3NzT0YmI
エイラ「なんだって!?」

サーニャ「どうしよう、エイラ」

エイラ「どうしようって、一旦基地に戻るか?」

サーニャ「ダメよ、夜間哨戒は大事な任務だもの。途中で投げ出す事なんて出来ないわ」

エイラ「だったら、私一人で哨戒大丈夫だから、行ってこいっテ!」

サーニャ「ダメ、エイラ一人じゃ危険だわ」

サーニャ「このまま、哨戒任務続行よ」

エイラ「……」

エイラ「結構冷静なんダナ」

サーニャ「……人が、おしOこを限界まで我慢するとどうなると思う?」

エイラ「ん?」

サーニャ「慌てふためく事すら出来なくて、最小限の動きに落ち着くのよ」

エイラ「やっぱトイレ行って来いっ!」

2: 2012/09/01(土) 16:57:41 ID:3NzT0YmI
サーニャ「大丈夫」

エイラ「ほ、本当か?」

サーニャ「それよりも、気をまぎらわすために、何かお話ししましょう」

エイラ「そ、そうか」

エイラ「えーと……」

エイラ(なんか、あらためて話してって言われると、余計に話し難いゾ……)

サーニャ「……」

3: 2012/09/01(土) 17:08:47 ID:3NzT0YmI
エイラ「……あ!」

エイラ「サルミア
サーニャ「まって、エイラ」

エイラ「な、なんダ?」

サーニャ「あなた、今の状況を分かってる?」

エイラ「あ、ああ、分かってるつもりダゾ」

サーニャ「ならどうして、アンモニア臭のする話題を出そうとするの?」

エイラ「だって、美味しいから……」

サーニャ「私にはまったく理解出来ないわ」

エイラ「サ、サルミアッキを馬鹿にスンナ!」

サーニャ「言っちゃった」

4: 2012/09/01(土) 17:23:08 ID:3NzT0YmI
エイラ「サルミアッキはなあ、美味しいんダゾ!」

エイラ「むにゃむにゃって食感で」

エイラ「ちょっとピリ辛味のがあったりして」

エイラ「一日でも食べない日があると体の調子が悪くなっちゃうし」

エイラ「素晴らしい食べ物なんダゾ!」

サーニャ「完璧に中毒症状じゃないの」

エイラ「そんなこと無いゾ」

サーニャ「私には到底理解出来ないわね」

エイラ「さ、サーニャも食べて見ればサルミアッキの素晴らしさが分かるッテ」

エイラ「あ、ほら、たまたまポケットにサルミアッキあったから、あげるよ」ゴソ

サーニャ「その物体を早く仕舞わないと、殴るわよ」

5: 2012/09/01(土) 17:31:08 ID:3NzT0YmI
エイラ「さ、サーニャにだったら、殴られたって……」

サーニャ「こんな時にドM心を出さないで」

エイラ「え、えむじゃないゾ……」

サーニャ「そんなことより、私はおしOこを我慢しているの」
サーニャ「そんなアンモニア臭のするものを食べたら、我慢出来るものも出来なくなるわ」

エイラ「そ、そうだな。ごめん……」

エイラ「……」

エイラ「基地に戻ったらサルミ
サーニャ「他の話をしましょう」

エイラ「そ、そうダナ!」

6: 2012/09/01(土) 17:37:58 ID:3NzT0YmI
エイラ「そ、それじゃあ……」
エイラ(私とサーニャはいつもどんな話をしていたっけ)

エイラ(なるべくおしOこを忘れるような話題は……)

エイラ「そ、そうだ!」

サーニャ「なあに?」

エイラ「シュールストレミングの話をしよう!」

サーニャ「え?臭いものシリーズなの?」

8: 2012/09/02(日) 12:32:19 ID:9NRbJX/g
エイラ「シュールストレミング知ってるカ?」

サーニャ「知ってるわ。食べた事は無いけど」

エイラ「ニシンを発酵させた、臭いが強力な食べ物なんだ」

サーニャ「ええ、エイラが好きそうな食べ物ね」

エイラ「そんな、冗談じゃないゾ。私だってあの臭いは勘弁なんダナ」

サーニャ「あの臭いフェチのエイラが?」

エイラ「私に間違ったイメージを持たないでくれ」

9: 2012/09/02(日) 12:46:55 ID:9NRbJX/g
サーニャ「え?エイラって臭いもの大好きなんじゃないの?」

エイラ「全然そんなんじゃないぞ」

サーニャ「そうだったの……意外だわ」

エイラ「私は至ってノーマルダゾ」

エイラ「むしろ何故そう思うのか不思議ダナ」

サーニャ「だって、いっつも臭いもの食べてるし……」

エイラ「サルミアッキを馬鹿にするんじゃ無いゾ」

サーニャ「私の脱いだ服に顔を埋めてクンカクンカしてるし」

エイラ「……」

エイラ「え、まっ、ちょ、……え?」

10: 2012/09/02(日) 13:00:16 ID:9NRbJX/g
サーニャ「どうしたの、エイラ?」

エイラ「な、なんで?」

サーニャ「うん?」

エイラ「し、知ってたのか?」

サーニャ「私が夜間哨戒から帰って、寝る時に」

サーニャ「いつも脱いだ服の臭い嗅いでるじゃない」

エイラ「え、ええと……」

サーニャ「好きなんでしょう?くさい匂い」

エイラ「そ、そ……」

エイラ「悪かっタ!つい出来心でっ!」

サーニャ「どうしたの?急に謝って」

エイラ「え?」

11: 2012/09/02(日) 13:07:06 ID:9NRbJX/g
サーニャ「私は怒って無いわよ」

エイラ「さ、サーニャ……」

サーニャ「だから……」ゴソゴソ
サーニャ「はい」

エイラ「ん?なんだこれ?」

サーニャ「シュールストレミング」

エイラ「」

12: 2012/09/02(日) 13:20:09 ID:9NRbJX/g
サーニャ「エイラ、臭いの好きでしょ?」

エイラ「ちょ、ちょ、ちょっとまつんダナ」

サーニャ「あれ?食べないの?」

エイラ「こ、これはさすがに……」

サーニャ「私の服の匂いを嗅いでたエイラなら大好物でしょ」

おしまい

13: 2012/09/04(火) 10:56:26 ID:C.x18GCg
ほう…

引用: サーニャ「おしっこ行きたい」